JPH068357Y2 - サイレントチェーン - Google Patents
サイレントチェーンInfo
- Publication number
- JPH068357Y2 JPH068357Y2 JP1990095536U JP9553690U JPH068357Y2 JP H068357 Y2 JPH068357 Y2 JP H068357Y2 JP 1990095536 U JP1990095536 U JP 1990095536U JP 9553690 U JP9553690 U JP 9553690U JP H068357 Y2 JPH068357 Y2 JP H068357Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- connecting pin
- meshing
- plate
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21L—MAKING METAL CHAINS
- B21L15/00—Finishing or dressing chains or chain links, e.g. removing burr material, calibrating
- B21L15/005—Pre-stretching chains
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G13/00—Chains
- F16G13/02—Driving-chains
- F16G13/04—Toothed chains
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、動力伝達用のサイレントチェーンに関する。
従来の技術 サイレントチェーンの連結ピンは、断面円形の丸ピン形
式、または、ロッカージョイントピン形式とがあり、本
考案はロッカージョイントピン形式の連結ピンを有する
サイレントチェーンであって、ロッカージョイントピン
は第１図の如く転動面で互いに接触する長短一対の連結
ピンＰ１，Ｐ２で構成され、長い連結ピンＰ１の端部に
は、第４図に示すガイドリンクＧが長い連結ピン端部の
装着固定孔Ｈ，Ｈによって固定され、短い連結ピンＰ２
上には、一対の噛合い歯を有する多数の噛合いリンクプ
レートＬ１，Ｌ２が屈曲自在に連結されている。
式、または、ロッカージョイントピン形式とがあり、本
考案はロッカージョイントピン形式の連結ピンを有する
サイレントチェーンであって、ロッカージョイントピン
は第１図の如く転動面で互いに接触する長短一対の連結
ピンＰ１，Ｐ２で構成され、長い連結ピンＰ１の端部に
は、第４図に示すガイドリンクＧが長い連結ピン端部の
装着固定孔Ｈ，Ｈによって固定され、短い連結ピンＰ２
上には、一対の噛合い歯を有する多数の噛合いリンクプ
レートＬ１，Ｌ２が屈曲自在に連結されている。
したがって、サイレントチェーンに張力が作用すると、
リンクプレートが交互に逆方向に引張られるため、連結
ピンに剪断力が作用して有効断面積の最も小さい長い連
結ピンＰ１のガイドリンクへの付根部分で破断する事故
が発生するので、特開昭62-101940号公報に開示された
技術内容の如く、前記破断事故の発生を防止するため、
ガイドリンクに噛合いリンクプレートと同形の補助プレ
ートを重ねて配置して剪断強度を増大せしめていた。
リンクプレートが交互に逆方向に引張られるため、連結
ピンに剪断力が作用して有効断面積の最も小さい長い連
結ピンＰ１のガイドリンクへの付根部分で破断する事故
が発生するので、特開昭62-101940号公報に開示された
技術内容の如く、前記破断事故の発生を防止するため、
ガイドリンクに噛合いリンクプレートと同形の補助プレ
ートを重ねて配置して剪断強度を増大せしめていた。
考案が解決しようとする課題 上述した特開昭62-101940号公報に開示された従来技術
は、補助プレートの積層によりチェーンの幅が拡大する
とともにチェーン重量が増大して、チェーンの高速運転
に支障をもたらすという欠点を有していた。
は、補助プレートの積層によりチェーンの幅が拡大する
とともにチェーン重量が増大して、チェーンの高速運転
に支障をもたらすという欠点を有していた。
課題を解決するための手段 本考案は、長い連結ピンのガイドリンクの付根部分の剪
断強度を増大させるのではなく、ガイドリンクの剛性を
噛合いリンクプレートの剛性の１／２にすることによ
り、前記付根部分の剪断応力を半減させてガイドリンク
と噛合いリンクとの引張り荷重を均等に分担させ、長い
連結ピンの前記付根部分の破断を防止したものである。
断強度を増大させるのではなく、ガイドリンクの剛性を
噛合いリンクプレートの剛性の１／２にすることによ
り、前記付根部分の剪断応力を半減させてガイドリンク
と噛合いリンクとの引張り荷重を均等に分担させ、長い
連結ピンの前記付根部分の破断を防止したものである。
作用 サイレントチェーンの噛合いリンクプレートは、第１図
に示す如く１つの連結ピンに対して外リンクプレートＬ
１と内リンクプレートＬ２とが交互に逆方向の張力を負
荷して剪断力を作用させるが、外リンクプレートＬ１は
ｎ枚の噛合いリンクプレートが連結され、内リンクプレ
ートＬ２は（ｎ−１）枚の噛合いリンクプレートと長い
連結ピンの両端に夫々一枚のガイドリンクとが連結され
ている。そして、外リンクプレートＬ１の夫々の噛合い
リンクプレートには矢印方向の張力Ｆに対して−ｆの張
力荷重が負荷されているから、連結ピンには−ｆ×ｎの
荷重が作用し、一方、内リンクプレートＬ２の夫々の噛
合いリンクプレートには＋ｆの張力荷重が負荷されるか
ら、連結ピンには＋ｆ×（ｎ−１）に両端の２枚のガイ
ドリンクの張力荷重＋１／２ｆ×２が加算されて＋ｆ×
（ｎ−１）＋１／２ｆ×２＝＋ｎｆの荷重が作用する。
に示す如く１つの連結ピンに対して外リンクプレートＬ
１と内リンクプレートＬ２とが交互に逆方向の張力を負
荷して剪断力を作用させるが、外リンクプレートＬ１は
ｎ枚の噛合いリンクプレートが連結され、内リンクプレ
ートＬ２は（ｎ−１）枚の噛合いリンクプレートと長い
連結ピンの両端に夫々一枚のガイドリンクとが連結され
ている。そして、外リンクプレートＬ１の夫々の噛合い
リンクプレートには矢印方向の張力Ｆに対して−ｆの張
力荷重が負荷されているから、連結ピンには−ｆ×ｎの
荷重が作用し、一方、内リンクプレートＬ２の夫々の噛
合いリンクプレートには＋ｆの張力荷重が負荷されるか
ら、連結ピンには＋ｆ×（ｎ−１）に両端の２枚のガイ
ドリンクの張力荷重＋１／２ｆ×２が加算されて＋ｆ×
（ｎ−１）＋１／２ｆ×２＝＋ｎｆの荷重が作用する。
その結果、外リンクプレーＬ１には−ｎｆの荷重が、そ
して内リンクプレートＬ２には＋ｎｆの荷重が、夫々作
用するいことになるので、外リンクプレートＬ１の噛合
いリンクプレートと、内リンクプレートＬ２の噛合いリ
ンクプレート及びガイドリンクとの荷重分担が均等化す
ることになり、チェーンの張力荷重に対して噛合いリン
クプレートもガイドリンクも均等な伸び率を有するか
ら、長い連結ピンの既述した付根部分に破断応力が集中
発生することがない。
して内リンクプレートＬ２には＋ｎｆの荷重が、夫々作
用するいことになるので、外リンクプレートＬ１の噛合
いリンクプレートと、内リンクプレートＬ２の噛合いリ
ンクプレート及びガイドリンクとの荷重分担が均等化す
ることになり、チェーンの張力荷重に対して噛合いリン
クプレートもガイドリンクも均等な伸び率を有するか
ら、長い連結ピンの既述した付根部分に破断応力が集中
発生することがない。
実施例 第２図は、一枚の噛合いリンクプレートの１／２の剛性
を有する一枚のガイドリンク１であって、長い連結ピン
Ｐ１の端部を装着固定する一対の孔２，２を有し、中央
部位に窓孔３が設けられており、該窓孔３とガイドリン
ク１の上辺との幅Ｗａ、及び窓孔とガイドリンクの下辺
との幅Ｗｂとの和（Ｗａ＋Ｗｂ）である最小断面長は、
第３図に示す噛合いリンクプレート４の上辺と歯底との
幅である最小断面長とＷｃに等しくされており、ガイド
リンク１の板厚は噛合いリンクプレートの板厚の１／２
としたから、ガイドリンク１は張力に対し噛合いリンク
プレート４の１／２の剛性を有することになる。
を有する一枚のガイドリンク１であって、長い連結ピン
Ｐ１の端部を装着固定する一対の孔２，２を有し、中央
部位に窓孔３が設けられており、該窓孔３とガイドリン
ク１の上辺との幅Ｗａ、及び窓孔とガイドリンクの下辺
との幅Ｗｂとの和（Ｗａ＋Ｗｂ）である最小断面長は、
第３図に示す噛合いリンクプレート４の上辺と歯底との
幅である最小断面長とＷｃに等しくされており、ガイド
リンク１の板厚は噛合いリンクプレートの板厚の１／２
としたから、ガイドリンク１は張力に対し噛合いリンク
プレート４の１／２の剛性を有することになる。
また、ガイドリンクを噛合いリンクプレートの１／２の
剛性にする他の実施例として材質を変更することもあ
る。
剛性にする他の実施例として材質を変更することもあ
る。
すなわち、鋼製噛合いリンクプレートのヤング率（Ｅkg
／mm2）が2.1×104に対しジュラルミンのガイドリンク
のヤング率は7.5×103であって、ジュラルミンが鋼の約
１／３のヤング率を有しているので、ジュラルミン製ガ
イドリンクの板厚を増加させることで、ジュラルミン製
ガイドリンクの引張り剛性を鋼製噛合いリンクプレート
の剛性の１／２にすることができる。
／mm2）が2.1×104に対しジュラルミンのガイドリンク
のヤング率は7.5×103であって、ジュラルミンが鋼の約
１／３のヤング率を有しているので、ジュラルミン製ガ
イドリンクの板厚を増加させることで、ジュラルミン製
ガイドリンクの引張り剛性を鋼製噛合いリンクプレート
の剛性の１／２にすることができる。
考案の効果 本考案は、ガイドリンクの張力に対する剛性を形状の改
変又は材質の変換により噛合いリクプレートの１／２に
したから、引張り荷重に対する噛合いリンクプレートと
ガイドリンクとの伸びが同等となり、噛合いリンクプレ
ート及びガイドリンクの夫々の荷重分担を均一化できる
ので、長い連結ピンのガイドリンクへの付根部分が屈撓
変形或は破断することなく、しかも、チェーンの幅が拡
大されないばかりでなく、チェーンの重量も増大しない
ので、耐用寿命の大なる高速用チェーンを得ることがで
きるものであり、その実用的効果は大である。
変又は材質の変換により噛合いリクプレートの１／２に
したから、引張り荷重に対する噛合いリンクプレートと
ガイドリンクとの伸びが同等となり、噛合いリンクプレ
ート及びガイドリンクの夫々の荷重分担を均一化できる
ので、長い連結ピンのガイドリンクへの付根部分が屈撓
変形或は破断することなく、しかも、チェーンの幅が拡
大されないばかりでなく、チェーンの重量も増大しない
ので、耐用寿命の大なる高速用チェーンを得ることがで
きるものであり、その実用的効果は大である。
第１図はサイレントチェーンの要部を示す平面断面図、
第２図は本考案のチェーンのガイドプレートの一実施例
を示す正面図、第３図は本考案のチェーンの噛合いリン
クプレートの正面図であり、第４図は従来のサイレント
チェーンのガイドプレートの拡大斜視図である。 １，Ｇ……ガイドプレート ３……窓孔 ４……噛合いリンクプレート Ｐ１……長い連結ピン Ｐ２……短い連結ピン Ｌ１……外リンクプレート Ｌ２……内リンクプレート
第２図は本考案のチェーンのガイドプレートの一実施例
を示す正面図、第３図は本考案のチェーンの噛合いリン
クプレートの正面図であり、第４図は従来のサイレント
チェーンのガイドプレートの拡大斜視図である。 １，Ｇ……ガイドプレート ３……窓孔 ４……噛合いリンクプレート Ｐ１……長い連結ピン Ｐ２……短い連結ピン Ｌ１……外リンクプレート Ｌ２……内リンクプレート
Claims (1)
- 【請求項１】スプロケット歯に噛合する一対の噛合い歯
及び一対の連結ピン挿通孔を有するリンクプレートを積
層し、連結ピン挿通孔に挿入する長短一対の連結ピンに
より連結し、長い連結ピンの端部をスプロケット歯との
噛みはずれを防止するガイドリンクの孔内に固定してな
るサイレントチェーンにおいて、ガイドリンクの伝動張
力に対する剛性を噛合いリンクプレートの剛性の１／２
としたサイレントチェーン。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990095536U JPH068357Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | サイレントチェーン |
| US07/758,805 US5176586A (en) | 1990-09-13 | 1991-09-12 | Silent chain |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990095536U JPH068357Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | サイレントチェーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0452641U JPH0452641U (ja) | 1992-05-06 |
| JPH068357Y2 true JPH068357Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=14140286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990095536U Expired - Lifetime JPH068357Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | サイレントチェーン |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5176586A (ja) |
| JP (1) | JPH068357Y2 (ja) |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2652466B2 (ja) * | 1990-12-07 | 1997-09-10 | ボーグ・ワーナー・オートモーティブ株式会社 | サイレントチェーン |
| US5345753A (en) * | 1993-07-28 | 1994-09-13 | Borg-Warner Automotive, K.K. | Silent chain |
| US5445570A (en) * | 1994-02-15 | 1995-08-29 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Chain guide link |
| US5464374A (en) * | 1994-08-03 | 1995-11-07 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Chain having improved load distribution |
| JP3075989B2 (ja) * | 1996-07-16 | 2000-08-14 | 株式会社椿本チエイン | サイレントチェーン |
| US5758484A (en) * | 1996-09-30 | 1998-06-02 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Silent chain with raised link backs |
| GB9704040D0 (en) * | 1997-02-27 | 1997-04-16 | Renold Plc | A chain |
| JP3839578B2 (ja) | 1998-02-23 | 2006-11-01 | ボルグワーナー・モールステック・ジャパン株式会社 | 背面駆動型サイレントチェーン |
| WO2000001610A2 (en) | 1998-07-04 | 2000-01-13 | Renold Plc | A chain |
| JP3276625B2 (ja) * | 2000-08-24 | 2002-04-22 | 株式会社椿本チエイン | ロッカージョイントピン型サイレントチェーン |
| JP2006002811A (ja) | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Tsubakimoto Chain Co | 両面噛合い型サイレントチェーン |
| DE102009042832A1 (de) | 2008-10-25 | 2010-04-29 | Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg | Zahnkette für insbesondere einen Fahrzeugantrieb |
| JP5094806B2 (ja) * | 2009-09-17 | 2012-12-12 | 株式会社椿本チエイン | サイレントチェーン |
| JP6743811B2 (ja) | 2015-04-30 | 2020-08-19 | ソニー株式会社 | 投射型表示装置 |
| GB2621420A (en) * | 2022-08-10 | 2024-02-14 | Pennine Industrial Equipment Ltd | Link for a multi-link conveyor chain |
| GB2621418A (en) * | 2022-08-10 | 2024-02-14 | Pennine Industrial Equipment Ltd | Link for a Multi-Link Conveyor Chain |
| GB2621365A (en) * | 2022-08-10 | 2024-02-14 | Pennine Industrial Equipment Ltd | Link for a Multi-Link Conveyor Chain |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1835406A (en) * | 1922-05-16 | 1931-12-08 | Kirsten Boeing Engineering Co | Power transmitting mechanism |
| US2036216A (en) * | 1933-06-24 | 1936-04-07 | Johnson John Iver | Power transmission chain |
| US3359815A (en) * | 1963-09-26 | 1967-12-26 | Morse Chain Co | Power transmission chain link plate |
| US4911682A (en) * | 1987-10-28 | 1990-03-27 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Cambered pin CVT chain belt |
| US4915675B1 (en) * | 1989-02-28 | 1998-12-29 | Borg Warner Automotive | Pitch equalized chain with frequency modulated engagement |
-
1990
- 1990-09-13 JP JP1990095536U patent/JPH068357Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-09-12 US US07/758,805 patent/US5176586A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5176586A (en) | 1993-01-05 |
| JPH0452641U (ja) | 1992-05-06 |
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