JP5626805B2 - サイレントチェーン - Google Patents

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Description

本発明は、複数のガイド列および複数の非ガイド列が、それぞれチェーン長手方向に交互に、第1ロッカピンおよび第2ロッカピンにより屈曲可能に連結されているサイレントチェーンに関し、詳細には、ガイド列と非ガイド列とに設けられて第1ロッカピンおよび第2ロッカピンが一緒に挿入されるピン孔の形状に関するものであって、例えば、自動車用のエンジンに使用される。
複数のスプロケットに掛け渡されるチェーンとしてのサイレントチェーンが、複数の第1リンクプレートから構成される複数のガイド列と、複数の第2リンクプレートから構成される複数の非ガイド列と、各第1リンクプレートの第1ピン孔および各第2リンクプレートの第2ピン孔に一緒に挿入される第1ロッカピンおよび第2ロッカピンから構成される複数の連結ピンとを備え、各ガイド列および各非ガイド列が、チェーン長手方向に交互に、各連結ピンにより屈曲可能に連結されているものは知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
このようなチェーンでは、チェーン長手方向で隣接するガイド列および非ガイド列が連結ピンを中心に屈曲可能であるため、スプロケットとの噛合い時および噛外れ時における屈曲に起因して周期的な多角形運動が生じる。この多角形運動は、チェーンのフリースパン部に、チェーン長手方向とチェーン幅方向とに直交する方向(以下、「屈曲方向」という。)での振動である弦振動を発生させることがあり、その場合には、該弦振動により、騒音が発生し、さらに互いに接触するロッカピンとリンクプレートにおいてピン孔を形成している孔形成面との間での摩耗が発生する。
特に、多角形運動の周波数が、フリースパン部の固有振動数に等しい共振周波数に一致、または近づくと、弦振動は一層大きくなって、その騒音や摩耗が増加する。
そこで、この弦振動を抑制するために、フリースパン部において、ガイド列および非ガイド列が、直線状に連なる直線状態から、スプロケットと噛合するときの屈曲方向(以下、「順屈曲方向」という。)とは逆の屈曲方向(以下、「逆屈曲方向」という。)に相対的に屈曲して連なる逆屈曲状態(いわゆる、バックベンド状態)になることを抑制する技術も知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2004−28154号公報(段落0035〜段落0040、図1〜図6) 特開2001−173732号公報(段落0015〜段落0020、図2〜図5) 実開昭62−196950号公報(実用新案登録請求の範囲、図3,図5,図6)
弦振動を抑制するために、ロッカピンと、ピン孔の孔形成面が有する屈曲阻止面とが接触することにより、ガイド列および非ガイド列が逆屈曲状態になることが抑制される場合、直線状態において、ロッカピンと屈曲阻止面との間に隙間が形成されていると、屈曲阻止面が設けられていない場合に比べて弦振動が抑制されるとはいえ、該隙間の分、弦振動の振幅が大きくなるため、弦振動の抑制効果が低下し、したがって弦振動による騒音や摩耗の低減効果が低下するという問題があった。
さらに、ガイド列および非ガイド列が直線状態にあるときの前記隙間の分、弦振動の振幅が大きくなることで、弦振動が発生した際に、ロッカピンと屈曲阻止面とが、弦振動により接触することで発生する接触音による騒音が大きくなるという問題があった。
また、ガイド列および非ガイド列が相対的に逆屈曲方向に屈曲することを防止するために、屈曲阻止面が、逆屈曲方向への屈曲をロッカピンとの接触により阻止する突部を有する場合、ロッカピンが突部に加える荷重により、屈曲阻止面には該突部に起因する集中応力が発生して、リンクプレートの耐久性が低下し、ひいてはサイレントチェーンの耐久性がするという問題があった。
本発明は、前述の課題を解決するものであって、本発明の目的は、リンクプレートに設けられるピン孔の孔形成面の形状を工夫することで、直線状態におけるリンクプレートとロッカピンとの面圧を低下させて摩耗を抑制してロッカピンおよびリンクプレートの耐久性、ひいてはサイレントチェーンの耐久性を向上させながら、フリースパン部に発生する弦振動の抑制効果が高められることで、弦振動による騒音および摩耗の低減効果が一層向上すると共に、弦振動によるロッカピンとピン孔の孔形成面との接触音による騒音が低減するサイレントチェーンを提供することである。
まず、請求項1に係る発明は、第1リンクプレートから構成される複数のガイド列と、第2リンクプレートから構成される複数の非ガイド列と、前記第1リンクプレートの第1ピン孔および前記第2リンクプレートの第2ピン孔に転動可能に一緒に挿入される第1ロッカピンおよび第2ロッカピンとを備え、前記ガイド列と非ガイド列とをチェーン長手方向に交互に前記第1ロッカピンおよび第2ロッカピンにより屈曲可能に連結し、複数のスプロケットに掛け渡されて走行している状態で、チェーン長手方向で隣接する前記ガイド列および非ガイド列が、フリースパン部において直線状に連なる直線状態から、前記スプロケットと噛合するときに相対的に屈曲する方向である順屈曲方向に屈曲して連なる順屈曲状態へ移行し、前記順屈曲状態から前記順屈曲方向とは逆方向の逆屈曲方向に相対的に屈曲して前記直線状態へ移行するサイレントチェーンにおいて、前記第1リンクプレートには、チェーン長手方向に離隔してスプロケット歯と噛合可能な1対の歯部が設けられ、
前記第2リンクプレートには、チェーン長手方向に離隔してスプロケット歯と噛合可能な1対の歯部が設けられ、前記第1ピン孔を形成している第1孔形成面が、前記第1ロッカピンを着座させる第1シート面と前記歯部側のみに設けられた第1屈曲阻止平面と該第1屈曲阻止平面の順屈曲側から逆屈曲側に亘って延びる第1屈曲許容面とを有し、前記第2ピン孔を形成している第2孔形成面が、前記第1ロッカピンを着座させる第2シート面と前記歯部側のみに設けられた第2屈曲阻止平面と該第2屈曲阻止平面の順屈曲側から逆屈曲側に亘って延びる第2屈曲許容面とを有し、前記第1屈曲阻止平面および前記第2屈曲阻止平面が、前記直線状態でのピッチ平面に平行な平面であり、前記第1リンクプレートに保持されている前記第1ロッカピンが、前記第2屈曲阻止平面接触可能な第1接触平面からなる第1接触部を有し、前記第2リンクプレートに保持されている前記第2ロッカピンが、前記第1屈曲阻止平面接触可能な第2接触平面からなる第2接触部を有し、前記順屈曲状態から前記直線状態への移行直後に、前記第1接触平面および前記第2屈曲阻止平面が面接触状態にあると共に、前記第2接触平面および前記第1屈曲阻止平面が面接触状態にあことにより、前記ガイド列および非ガイド列が前記直線状態から前記逆屈曲方向に相対的に屈曲して連なる逆屈曲状態へ移行することが阻止されることにより、前述の課題を解決したものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の構成に加えて、前記第1孔形成面が、前記第1屈曲阻止平面を含んでいる1つの第1平面を有し、前記第2孔形成面が、前記第2屈曲阻止平面を含んでいる1つの第2平面を有し、前記直線状態で、前記第1平面および前記第2平面が1つの仮想平面上にほぼ位置していると共に、前記第1ロッカピンが前記第1平面と接触し、前記第2ロッカピンが前記第2平面と接触していることにより、前述の課題を解決したものである。
そこで、本発明のサイレントチェーンは、第1リンクプレートから構成される複数のガイド列と、第2リンクプレートから構成される複数の非ガイド列と、第1リンクプレートの第1ピン孔および第2リンクプレートの第2ピン孔に転動可能に一緒に挿入される第1ロッカピンおよび第2ロッカピンとを備え、ガイド列と非ガイド列とをチェーン長手方向に交互に第1ロッカピンおよび第2ロッカピンにより屈曲可能に連結し、複数のスプロケットに掛け渡されて走行している状態で、チェーン長手方向で隣接するガイド列および非ガイド列が、フリースパン部において直線状に連なる直線状態から、スプロケットと噛合するときに相対的に屈曲する方向である順屈曲方向に屈曲して連なる順屈曲状態へ移行し、順屈曲状態から順屈曲方向とは逆方向の逆屈曲方向に相対的に屈曲して直線状態へ移行することによりスプロケットと噛み合うときに、ガイド列および非ガイド列が直線状態から順屈曲状態になり、各スプロケットから噛み外れるときに、ガイド列および非ガイド列が順屈曲状態から直線状態になるように、掛け渡された複数のスプロケットに亘って走行することができるばかりでなく、以下のような本発明に特有の効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る本発明のサイレントチェーンによれば、第1リンクプレートには、チェーン長手方向に離隔してスプロケット歯と噛合可能な1対の歯部が設けられ、第2リンクプレートには、チェーン長手方向に離隔してスプロケット歯と噛合可能な1対の歯部が設けられ、第1ピン孔を形成している第1孔形成面が、第1ロッカピンを着座させる第1シート面と歯部側のみに設けられた第1屈曲阻止平面とこの第1屈曲阻止平面の順屈曲側から逆屈曲側に亘って延びる第1屈曲許容面とを有し、第2ピン孔を形成している第2孔形成面が、第1ロッカピンを着座させる第2シート面と歯部側のみに設けられた第2屈曲阻止平面とこの第2屈曲阻止平面の順屈曲側から逆屈曲側に亘って延びる第2屈曲許容面とを有し、第1屈曲阻止平面および第2屈曲阻止平面が、直線状態でのピッチ平面に平行な平面であり、第1リンクプレートに保持されている第1ロッカピンが、第2屈曲阻止平面接触可能な第1接触平面からなる第1接触部を有し、第2リンクプレートに保持されている第2ロッカピンが、第1屈曲阻止平面接触可能な第2接触平面からなる第2接触部を有し、順屈曲状態から直線状態への移行直後に、第1接触部および第2屈曲阻止平面が接触状態にあると共に、第2接触部および第1屈曲阻止平面が接触状態にあることにより、ガイド列および非ガイド列が直線状態から逆屈曲方向に相対的に屈曲して連なる逆屈曲状態へ移行することが阻止されることで、歯部側のみに設けた第1屈曲阻止平面第2屈曲阻止平面が平面であるので、従来のような屈曲阻止がロッカピンの接触部と当接可能な突部を有する場合とは異なり、第1接触部,第2接触部が第2屈曲阻止平面第1屈曲阻止平面にそれぞれ加える荷重による第1屈曲阻止平面第2屈曲阻止平面での応力集中の発生が防止されるため、第1リンクプレート,第リンクプレートの耐久性を向上させることができ、ひいてはサイレントチェーンの耐久性を向上させることができる。
しかも、ガイド列および非ガイド列が直線状態になった直後における第1接触部と第2屈曲阻止平面との接触および第2接触部と第1屈曲阻止平面との接触により、ガイド列および非ガイド列が逆屈曲状態になることが防止されるため、フリースパン部に発生する弦振動が抑制されて、弦振動による騒音と、第1接触部,第2接触部および第1孔形成面,第2孔形成面での弦振動による摩耗とを低減することができる。
そのうえ、直線状態では、第1接触部と第2屈曲阻止平面との間、および、第2接触部と第1屈曲阻止平面との間に隙間が形成されていないので、弦振動によるフリースパン部の振幅が、直線状態でロッカピンの接触部とピン孔の屈曲阻止面との間に隙間が形成される場合に比べて小さくなるため、歯部側のみに設けた第1屈曲阻止平面第2屈曲阻止平面による弦振動の抑制効果が高められて、弦振動による騒音および摩耗の低減効果を一層向上させることができ、さらに、第1接触部と第2屈曲阻止平面とが弦振動により接触する際および第2接触部と第1屈曲阻止平面とが弦振動により接触する際の接触音による騒音を低減することができる。
また、請求項1に係る本発明のサイレントチェーンによれば、歯部側のみに設けた第1屈曲阻止平面および第2屈曲阻止平面が、直線状態でのピッチ平面に平行な平面であることにより、第1接触部と第2屈曲阻止平面と接触状態、および、第2接触部と第1屈曲阻止平面との接触状態において、第1ロッカピン,第2ロッカピンに作用するチェーン張力の方向と第1屈曲阻止平面第2屈曲阻止平面とがほぼ平行になるので、直線状態におけるチェーン張力の、第1屈曲阻止平面第2屈曲阻止平面に直交する方向での分力は、従来のような屈曲阻止面がピッチ平面に対して傾斜している場合に比べて著しく小さくなり、したがって前記分力が第1ロッカピン,第2ロッカピンに与える影響が殆ど排除されて、弦振動の発生時に前記分力に起因して発生する難点(例えば、第1接触部を第2屈曲阻止平面に、および第2接触部を第1屈曲阻止平面に押し付ける方向の前記分力に起因する第1接触部,第2接触部および第1屈曲阻止平面第2屈曲阻止平面での摩耗の増加、または、第1接触部を第2屈曲阻止平面から、および第2接触部を第1屈曲阻止平面から離隔させる方向の前記分力により、第1接触部と第2屈曲阻止平面とが、および、第2接触部と第1屈曲阻止平面とが離接しやすくなることよる接触音の増加。)が解消されて、第1ロッカピン,第2ロッカピンおよび第1リンクプレート,第2リンクプレートの耐久性の向上、ひいてはサイレントチェーンの耐久性の向上、または、弦振動による第1接触部2接触部と歯部側のみに設けた第2屈曲阻止平面第1屈曲阻止平面との接触による接騒音の低減に寄与することができる。
さらに、請求項1に係る本発明のサイレントチェーンによれば、第1接触部が、第2屈曲阻止平面と面接触可能な第1接触平面を有し、第2接触部が、第1屈曲阻止平面と面接触可能な第2接触平面を有し、前記接触状態において、第1接触平面および第2屈曲阻止平面が面接触していると共に、第2接触平面および第1屈曲阻止平面が面接触していることにより、直線状態において、面接触状態にある第1接触部および第2屈曲阻止平面での面圧、および、面接触状態にある第2接触部および第1屈曲阻止平面での面圧が低下するので、第1接触部,第2接触部および第1屈曲阻止平面第2屈曲阻止平面の摩耗が抑制されて、第1ロッカピン,第2ロッカピンおよび第1リンクプレート,第2リンクプレートの耐久性を向上させることができる。
そして、請求項2に係る本発明のサイレントチェーンによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、第1孔形成面が、第1屈曲阻止平面を含んでいる1つの第1平面を有し、第2孔形成面が、第2屈曲阻止平面を含んでいる1つの第2平面を有し、直線状態で、第1平面および第2平面が1つの仮想平面上にほぼ位置していると共に、第1ロッカピンが第1平面と接触し、第2ロッカピンが第2平面と接触していることにより、第1リンクプレート,第2リンクプレートを第1平面および第2平面が1つの仮想平面上にほぼ位置するように整列させた状態で、第1ロッカピン,第2ロッカピンを挿入することで、第1ピン孔,第2ピン孔への第1ロッカピン,第2ロッカピンの挿入が容易になり、第1リンクプレート,第2リンクプレートへの第1ロッカピン,第2ロッカピンの組付性を向上させることができる。
しかも、直線状態において、第1ロッカピン,第2ロッカピンには、第1ロッカピン,第2ロッカピンが貫通しているすべての第1ピン孔,第2ピン孔の第1平面,第2平面が接触するので、弦振動時に第1ロッカピン,第2ロッカピンと第1平面,第2平面との間で作用する荷重が分散されて、第1ロッカピン,第2ロッカピンおよび第1平面,第2平面での最大応力が低下するため、第1ロッカピン,第2ロッカピンおよび第1リンクプレート,第2リンクプレートの耐久性を向上させることができる。
本発明をより良く理解するための参考例を示し、サイレントチェーンを備えるチェーン伝動装置の全体模式図および要部拡大図。 図1のII矢視での要部拡大図。 図2のIII−III線での、一部の部材が省略されている要部断面図および要部拡大図。 本発明の実施例を示す図。
本発明のサイレントチェーンは、第1リンクプレートから構成される複数のガイド列と、第2リンクプレートから構成される複数の非ガイド列と、第1リンクプレートの第1ピン孔および第2リンクプレートの第2ピン孔に転動可能に一緒に挿入される第1ロッカピンおよび第2ロッカピンとを備え、ガイド列と非ガイド列とをチェーン長手方向に交互に第1ロッカピンおよび第2ロッカピンにより屈曲可能に連結し、複数のスプロケットに掛け渡されて走行している状態で、チェーン長手方向で隣接するガイド列および非ガイド列が、フリースパン部において直線状に連なる直線状態から、スプロケットと噛合するときに相対的に屈曲する方向である順屈曲方向に屈曲して連なる順屈曲状態へ移行し、順屈曲状態から前記順屈曲方向とは逆方向の逆屈曲方向に相対的に屈曲して前記直線状態へ移行するサイレントチェーンにおいて、第1リンクプレートには、チェーン長手方向に離隔してスプロケット歯と噛合可能な1対の歯部が設けられ、第2リンクプレートには、チェーン長手方向に離隔してスプロケット歯と噛合可能な1対の歯部が設けられ、第1ピン孔を形成している第1孔形成面が歯部側に設けられた第1屈曲阻止平面を有し、第2ピン孔を形成している第2孔形成面が歯部側に設けられた第2屈曲阻止平面を有し、第1屈曲阻止平面および第2屈曲阻止平面が直線状態でのピッチ平面に平行な平面であり、第1リンクプレートに保持されている第1ロッカピンが第2屈曲阻止平面接触可能な第1接触平面からなる第1接触部を有し、第2リンクプレートに保持されている第2ロッカピンが第1屈曲阻止平面接触可能な第2接触平面からなる第2接触部を有し、順屈曲状態から直線状態への移行直後に、第1接触平面および第2屈曲阻止平面が面接触状態にあると共に、第2接触平面および第1屈曲阻止平面が面接触状態にあことにより、ガイド列および非ガイド列が直線状態から逆屈曲方向に相対的に屈曲して連なる逆屈曲状態へ移行することが阻止されることにより、直線状態におけるリンクプレートとロッカピンとの面圧を低下させて摩耗を抑制してロッカピンおよびリンクプレートの耐久性、ひいてはサイレントチェーンの耐久性を向上させながら、フリースパン部に発生する弦振動の抑制効果が高められることで、弦振動による騒音および摩耗の低減効果が一層向上すると共に、弦振動によるロッカピンとピン孔の孔形成面との接触音による騒音が低減するものであれば、その具体的な態様はいかなるものであっても構わない。
以下、本発明の実施例を図1〜図4を参照して説明する。
図1〜図3は、本発明をより良く理解するための参考例を説明する図である。
図1を参照すると、本発明をより良く理解するための参考例のサイレントチェーン100(以下、「チェーン100」という。)は、無端のサイレントチェーンであり、チェーン伝動装置1に備えられている
そして、このチェーン伝動装置1は、自動車に搭載されるエンジンに使用される。
チェーン伝動装置1は、チェーン100のほかに、該チェーン100が掛け渡される複数のスプロケットから構成されるスプロケット群2を備えている
前記複数のスプロケットは、1つの駆動スプロケット3および1つの被動スプロケット4を少なくとも含み、本実施例では、駆動スプロケット3および被動スプロケット4から構成されている
各スプロケット3,4は、チェーン100と噛合可能な複数のスプロケット歯3a,4aを有し、チェーン100は、駆動スプロケット3により駆動されてチェーン長手方向に走行する。
図1,図2を参照すると、チェーン100は、複数のガイド列101と、複数の非ガイド列102と、それぞれがチェーン長手方向で互いに隣接するガイド列101および非ガイド列102連結する複数の連結ピン103とを備え、各ガイド列101および各非ガイド列102がチェーン長手方向に交互に各連結ピン103により屈曲可能に連結されている。
各ガイド列101は、1対のピン保持部材としてのガイドプレートGと、チェーン幅方向に配置された所定数としての1以上の、ここでは複数としての7つの第1リンクプレート110(以下、「第1プレート110」という。)とから構成されている。
各非ガイド列102は、チェーン幅方向に配置されると共に前記所定数よりも1つ大きい複数としての8つの第2リンクプレート120(以下、「第2プレート120」から構成されている。
各連結ピン103は、第1ロッカピン130(以下、「第1ピン130」という。)と、第1ピン130よりも短い第2ロッカピン140(以下、「第2ピン140」という。
)とから構成されている。
本参考例では、第1ピン130,第2ピン140は、長さが異なる点を除いて同一形状のピンであるが、別の例として、チェーン幅方向に直交する平面での断面形状が互いに異なるピンであってもよい。
第1ピン130,第2ピン140は、第1プレート110の第1ピン孔150および第2プレート120の第2ピン孔160(図2参照)に一緒に挿入されて、第1ピン孔150,第2ピン孔160をチェーン幅方向に貫通している。
各ガイドプレートGには、チェーン長手方向で離隔した位置に、1対の第1ピン130を1つずつ保持する1対のピン保持孔Gaが設けられている。
第1ピン130は、ピン保持孔Gaに挿入された状態で、その両方のピン端部において、抜止め手段(例えば、カシメまたは抜止めピンである。)およびピン保持孔Gaとの協働により、ガイドプレートGに回動不能に固定されている。
各ガイド列101において、各第1プレート110は、チェーン幅方向で1対のガイドプレートGの間に配列されている。
各非ガイド列102において、各第2プレート120は、チェーン長手方向での両側で隣接する1対のガイド列101のそれぞれに亘って、かつチェーン幅方向で1対のガイドプレートGの間に配列されている。
チェーン幅方向で、交互に積層状態で配列される第1プレート110,第2プレート120は、本実施例では同一形状のプレートであるが、別の例として異なる形状のプレートであってもよい。
第1プレート110には、チェーン長手方向に離隔していて、いずれも第1ピン孔150である1対の第1貫通孔111,第2貫通孔112(図3参照)と、各スプロケット歯3a,4aと噛合可能な噛合い部である1対の歯部113とが設けられている
また、第2プレート120には、チェーン長手方向に離隔していて、いずれも第2ピン孔160である1対の第1貫通孔121,第2貫通孔122(図3参照)と、スプロケット歯3a,4aと噛合可能な噛合い部である1対の歯部123とが設けられている
第1貫通孔111,第2貫通孔112および第1貫通孔121,第2貫通孔122は、第1プレート110,第2プレート120のそれぞれにおいて、後述するピッチ平面Pに直交すると共にチェーン幅方向に平行な平面を対称面として面対称な形状である。
参考例では、第1ピン孔150,第2ピン孔160は、その形成位置を除いて、同一形状のピン孔であるが、異なる形状のピン孔であってもよい。
図1を参照すると、スプロケット群2に掛け渡されたチェーン100は、いずれのスプロケット3,4とも噛み合っていないフリースパン部104と、各スプロケット3,4に巻き掛けられている巻掛け部105,106とを有する。
なお、チェーン伝動装置1が、走行するチェーン100を案内するチェーンガイドやアイドルスプロケットを備える場合、フリースパン部104は、それらチェーンガイドやアイドルスプロケットと接触していない部分である。
チェーン100の弛み部107および張り部108において、フリースパン部104には、チェーン100の走行状態に依存して、ガイド列101および非ガイド列102が、チェーン長手方向で隣接するガイド列101および非ガイド列102の間で直線状に連なる直線状態になる直線部109が形成されている
図1,図3を参照すると、直線部109において、直線状態にあるガイド列101および非ガイド列102を連結している第1ピン130,第2ピン140が互いに接触している部位であるピン接触点Cは、1つの平面であるピッチ平面P上に(または、チェーン幅方向から見て、1つの直線であるピッチライン上に)、ほぼ位置する。
なお、「ほぼ」との表現は、「ほぼ」との修飾語がない場合を含むと共に、「ほぼ」との修飾語がない場合とは厳密には一致しないものの、「ほぼ」との修飾語がない場合と比べて作用効果に関して有意の差異がない範囲を意味する。
チェーン100が走行している状態で、ガイド列101および非ガイド列102は、フリースパン部104での直線状態から、各スプロケット3,4との噛合い時に相対的に屈曲する方向である順屈曲方向に屈曲して連なる順屈曲状態へ移行し、また、該順屈曲状態から、順屈曲方向とは逆方向の逆屈曲方向に相対的に屈曲して直線状態へ移行する。
図3を参照すると、第1ピン孔150を形成する第1孔形成面151は、第1ピン130が着座する第1シート面152と、第1シート面152に滑らかに連続すると共にピッチ平面Pに対して順屈曲側に位置する第1平面153と、第1平面153に滑らかに連続すると共に順屈曲側からピッチ平面Pに対して順屈曲側とは反対側の逆屈曲側に亘って延びていて第1シート面152に滑らかに連続する第1屈曲許容面156とを有している
第1平面153は、その一部として、歯部113側のみに設けた第1屈曲阻止面154および第1支持面155を含むと共に、直線状態において、ピッチ平面Pに平行な1つの連続した平面である。
同様に、第2ピン孔160を形成する第2孔形成面161は、第2ピン140が着座する第2シート面162と、第2シート面162に滑らかに連続すると共にピッチ平面Pに対して順屈曲側に位置する第2平面163と、第2平面163に滑らかに連続すると共に順屈曲側から逆屈曲側に亘って延びていて第2シート面162に滑らかに連続する第2屈曲許容面166とを有している
第2平面163は、その一部として、歯部側123のみに設けた第2屈曲阻止面164および第2支持面165を含むと共に、直線状態において、ピッチ平面Pに平行な1つの連続した平面である。
そして、第1平面153および第2平面163は、直線部109で(すなわち、直線状態において)、1つの仮想平面上にほぼ位置している。
一方、第1ピン130は、第1シート面152に着座する第1背面132と、凸状でほぼ円弧状の第1転動面133と、順屈曲側で第1背面132および第1転動面133に滑らかに連続すると共に第2屈曲阻止面164と接触可能な第1接触部134とを有している。
同様に、第2ピン140は、第2シート面162に着座する第2背面142と、凸状でほぼ円弧状の第2転動面143と、順屈曲側で第2背面142および第2転動面143に滑らかに連続すると共に第1屈曲阻止面154と接触可能な第2接触部144とを有する。第1,第2転動面133,143は、ピン接触点Cにおいて互いに接触している。
第1接触部134,第2接触部144は、ほぼ円弧状の面により構成されている
なお、以下では、説明を簡潔化するために、必要に応じて、第1ピン孔150および第1ピン130に関する説明が主とされ、第2ピン孔160および第2ピン140に関して、対応する部材および部分などが括弧内に記されている。
第1ピン130(第2ピン140)は、第1背面132(第2背面142)が第1シート面152(第2シート面162)に着座した状態で、第1プレート110(第2プレート120)に相対回動不能に保持されて、直線状態からの屈曲時には第1プレート110(第2プレート120)と一体に移動する。
第1背面132(第2背面142)は、第1ピン130(第2ピン140)が第2転動面143(第1転動面133)に沿って転動するときに、第2屈曲許容面166(第1屈曲許容面156)に摺接するほぼ円弧状の1対の第1摺接部132a,132b(第2摺接部142a,142b)を有する。
第1屈曲許容面156(第2屈曲許容面166)は、ほぼ円弧状の面であり、その全体で、各第1摺接部132a,132b(各第2摺接部142a,142b)の曲率半径以上の曲率半径を有する。
第1ピン130(第2ピン140)がその第1接触部134(第2接触部144)において接触可能な第2屈曲阻止面164(第1屈曲阻止面154)は、ガイド列101および非ガイド列102が順屈曲状態から逆屈曲方向に屈曲して直線状態へ移行した直後に(すなわち、順屈曲状態から直線状態への移行と同時に)、第1接触部134(第2接触部144)との接触状態にあることにより、ガイド列101および非ガイド列102が直線状態から逆屈曲方向に相対的に屈曲して連なる逆屈曲状態になることを阻止する。
また、第1支持面155(第2支持面165)には、第1接触部134(第2接触部144)が常時当接している。
したがって、直線状態において、第1接触部134(第2接触部144)は、第1支持面155(第2支持面165)および第2屈曲阻止面164(第1屈曲阻止面154)と接触している。
図1,図3を参照すると、チェーン100において、直線部109が各スプロケット3,4と噛み合うときなどに、ガイド列101および非ガイド列102が順屈曲方向に屈曲して順屈曲状態になるときには、第1ピン孔150(第2ピン孔160)において、第2ピン140(第1ピン130)は、第2接触部144(第1接触部134)が第1屈曲阻止面154(第2屈曲阻止面164)から離れて該第1屈曲阻止面154(第2屈曲阻止面164)と非接触状態になると共に、逆屈曲側の第2摺接部142b(第1摺接部132b)が第1屈曲許容面156(第2屈曲許容面166)に摺接しつつ、第1転動面133上(第2転動面143上)を相対的に転動する。
また、各巻掛け部105,106が各スプロケット3,4から噛み外れるときなどに、順屈曲状態のガイド列101および非ガイド列102が逆屈曲方向に屈曲して直線状態になるときには、第1ピン孔150(第2ピン孔160)において、第2ピン140(第1ピン130)は、第2接触部144(第1接触部134)が第1屈曲阻止面154(第2屈曲阻止面164)と非接触状態で、順屈曲側の第2摺接部142a(第1摺接部132a)が第1屈曲許容面156(第2屈曲許容面166)に摺接しつつ、第1転動面133上(第2転動面143上)を相対的に逆屈曲方向に転動する。
そして、第2ピン140(第1ピン130)が第1転動面133上(第2転動面143上)を逆屈曲方向にさらに転動すると、第2接触部144(第1接触部134)は、ガイド列101および非ガイド列102が順屈曲状態から直線状態へ移行した直後に第1屈曲阻止面154(第2屈曲阻止面164)との接触を開始して、直線状態のガイド列101および非ガイド列102が逆屈曲方向に屈曲することを阻止する。
さらに、各スプロケット3,4における噛合い時および噛外れ時のチェーン100の多角形運動などに起因して、フリースパン部104に弦振動が発生する場合には、直線状態で、第1ピン孔150(第2ピン孔160)において、第2ピン140(第1ピン130)は、第2接触部144(第1接触部134)が第1屈曲阻止面154(第2屈曲阻止面164)との接触状態にあるために、非ガイド列102(ガイド列101)が、ガイド列101(非ガイド列102)に対して、直線状態から逆屈曲方向に屈曲することが阻止されて、ガイド列101および非ガイド列102が逆屈曲状態になること、したがって、直線部109が逆屈曲状態になることが防止されるので、フリースパン部104での弦振動が抑制される。
次に、前述のように構成された本発明をより良く理解するための参考例の作用および効果について説明する。
各ガイド列101および各非ガイド列102が、チェーン長手方向に交互に、各連結ピン103により屈曲可能に連結されているチェーン100が、複数のスプロケット3,4に掛け渡されて走行している状態で、チェーン長手方向で隣接するガイド列101および非ガイド列102が、直線状態から順屈曲方向に屈曲して連なる順屈曲状態へ移行し、順屈曲状態から順屈曲方向とは逆方向の逆屈曲方向に相対的に屈曲して直線状態へ移行することにより、チェーン100は、スプロケット3,4と噛み合うときに、ガイド列101および非ガイド列102が直線状態から順屈曲状態になり、各スプロケット3,4から噛み外れるときに、ガイド列101および非ガイド列102が順屈曲状態から直線状態になるように、掛け渡されたスプロケット群2に亘って走行する。
そして、第1ピン孔150(第2ピン孔160)の第1孔形成面151(第2孔形成面161)は、平面である第1屈曲阻止面154(第2屈曲阻止面164)を有し、第1プレート110(第2プレート120)に保持されている第1ピン130(第2ピン140)は、第2屈曲阻止面164(第1屈曲阻止面154)と接触可能な第1接触部134(第2接触部144)を有し、ガイド列101および非ガイド列102の順屈曲状態から直線状態への移行直後に、第1接触部134および第2屈曲阻止面164が接触状態にあると共に、第2接触部144および第1屈曲阻止面154が接触状態にあることにより、ガイド列101および非ガイド列102が直線状態から逆屈曲状態へ移行することが阻止される。
この構成により、第1屈曲阻止面154第2屈曲阻止面164が平面であるので、第1屈曲阻止面154第2屈曲阻止面164に相当する屈曲阻止面がロッカピンの接触部と当接可能な突部を有する場合とは異なり、第1接触部134,第2接触部144が第2屈曲阻止面164第1屈曲阻止面154にそれぞれ加える荷重による第1屈曲阻止面154第2屈曲阻止面164での応力集中の発生が防止されるため、第1プレート110,第2プレート120の耐久性を向上させることができ、ひいてはチェーン100の耐久性を向上させることができる。
しかも、ガイド列101および非ガイド列102が直線状態になった直後における第1接触部134と第2屈曲阻止面164との接触および第2接触部144と第1屈曲阻止面154との接触により、ガイド列101および非ガイド列102が逆屈曲状態になることが防止されるため、フリースパン部104に発生する弦振動が抑制されて、弦振動による騒音と、第1接触部134,第2接触部144および第1孔形成面151,第2孔形成面161での弦振動による摩耗とを低減することができる。
そのうえ、直線状態では、第1接触部134(第2接触部144)と第2屈曲阻止面164(第1屈曲阻止面154)との間に隙間が形成されていないので、弦振動によるフリースパン部104の振幅が、直線状態でロッカピンの接触部とピン孔の屈曲阻止面との間に隙間が形成される場合に比べて小さくなるため、第1屈曲阻止面154第2屈曲阻止面164による弦振動の抑制効果が高められて、弦振動による騒音および摩耗の低減効果を一層向上させることができ、さらに、第1接触部134(第2接触部144)と第2屈曲阻止面164(第1屈曲阻止面154)とが弦振動により接触する際の接触音による騒音を低減することができる。
第1屈曲阻止面154第2屈曲阻止面164が、直線状態でのピッチ平面Pに平行な平面であることにより、第1接触部134(第2接触部144)と第2屈曲阻止面164(第1屈曲阻止面154)と接触状態において、第1ピン130,第2ピン140に作用するチェーン張力の方向と第1屈曲阻止面154第2屈曲阻止面164とがほぼ平行になるので、直線状態におけるチェーン張力の、第1屈曲阻止面154第2屈曲阻止面164に直交する方向での分力は、第1屈曲阻止面154第2屈曲阻止面164に相当する屈曲阻止面がピッチ平面Pに対して傾斜している場合に比べて著しく小さくなり、したがって前記分力が第1ピン130,第2ピン140に与える影響が殆ど排除されて、弦振動の発生時に前記分力に起因して発生する難点(例えば、第1接触部134(第2接触部144)を第2屈曲阻止面164(第1屈曲阻止面154)に押し付ける方向の前記分力に起因する第1接触部134,第2接触部144および第1屈曲阻止面154第2屈曲阻止面164での摩耗の増加、または、第1接触部134(第2接触部144)を第2屈曲阻止面164(第1屈曲阻止面154)から離隔させる方向の前記分力により、第1接触部134(第2接触部144)と第2屈曲阻止面164(第1屈曲阻止面154)とが離接しやすくなることよる接触音の増加。)が解消されて、第1,第2ピン130,140および第1,第2プレート120の耐久性の向上、ひいてはチェーン100の耐久性の向上、または、弦振動による第1接触部134(第2接触部144)と第2屈曲阻止面164(第1屈曲阻止面154)との接触による接騒音の低減に寄与することができる。
第1孔形成面151(第2孔形成面161)が、第1屈曲阻止面154(第2屈曲阻止面164)を含んでいる1つの第1平面153(第2平面163)を有し、直線状態で、第1平面153,第2平面163が1つの仮想平面上にほぼ位置していると共に、第1ピン130が第1平面153の第1支持面155と接触し、第2ピン140が第2平面163の第2支持面165と接触している。
この構成により、第1プレート110,第2プレート120を第1平面153,第2平面163が1つの仮想平面上にほぼ位置するように整列させた状態で、第1ピン130,第2ピン140を第1ピン孔150,第2ピン孔160に挿入することで、各第1ピン孔150,第2ピン孔160への第1ピン130,第2ピン140の挿入が容易になり、第1プレート110,第2プレート120への第1ピン130,第2ピン140の組付性を向上させることができる。
しかも、直線状態において、第1ピン130,第2ピン140には、第1ピン130,第2ピン140が貫通しているすべての第1ピン孔150,第2ピン孔160の第1平面153,第2平面163が接触するので、弦振動時に第1ピン130,第2ピン140と第1平面153,第2平面163との間で作用する荷重が分散されて、第1ピン130,第2ピン140および第1平面153,第2平面163での最大応力が低下するため、
第1ピン130,第2ピン140および第1プレート110,第2プレート120の耐久性を向上させることができる。
次に、本発明の実施例を、図4を参照して説明する。
本実施例は、本発明をより良く理解するための参考例に対して、部分的に共通の構造を有することから、同一の部分または対応する部分についての説明は省略または簡略にし、異なる点を中心に説明する。
なお、前記参考例の部材等と同一の部材等または対応する部材等については、必要に応じて同一の符号を使用することにより、その詳細な説明を省略する。
第1ピン孔250(第2ピン孔260)を形成する第1孔形成面251(第2孔形成面261)は、第1ピン230(第2ピン240)が着座する第1シート面252(第2シート面262)と、第1シート面252(第2シート面262)に滑らかに連続すると共にピッチ平面Pに対して順屈曲側に位置する第1平面253(第2平面263)と、第1平面253(第2平面263)に滑らかに連続すると共に順屈曲側から逆屈曲側に亘って延びていて第1シート面252(第2シート面262)に滑らかに連続する第1屈曲許容面256(第2屈曲許容面266)とを有する。
第1平面253(第2平面263)は、その一部として、第1屈曲阻止平面254(第2屈曲阻止平面264)および第1支持面255(第2支持面265)を含むと共に、直線状態でピッチ平面Pに平行な1つの連続した平面である。
そして、第1平面253および第2平面263は、直線状態において、1つの仮想平面上にほぼ位置している。
また、第1ピン230(第2ピン240)は、第1シート面252(第2シート面262)に着座する第1背面232(第2背面242)と、第1転動面233(第2転動面243)と、順屈曲側で第1背面232(第2背面242)および第1転動面233(第2転動面243)に滑らかに連続すると共に第2屈曲阻止平面264(第1屈曲阻止平面254)と接触可能な第1接触部234(第2接触部244)とを有している
第1接触部234(第2接触部244)は、第2屈曲阻止平面264(第1屈曲阻止平面254)と面接触可能であると共に直線状態において第2屈曲阻止平面264(第1屈曲阻止平面254)に平行な第1接触平面234a(第2接触平面244a)と、第1接触平面234a(第2接触平面244a)および第1転動面233(第2転動面243)に滑らかに連続するほぼ円弧状の第1湾曲面234b(第2湾曲面244b)とを有している。
そして、本実施例において、第1接触平面234a(第2接触平面244a)は、直線状態においてピッチ平面Pに平行な平面でもある。
第1屈曲許容面256(第2屈曲許容面266)は、第1平面253(第2平面263)に滑らかに連続するほぼ円弧状の湾曲面である第1順屈曲側屈曲許容面256a(第2順屈曲側屈曲許容面266a)と、第1順屈曲側屈曲許容面256a(第2順屈曲側屈曲許容面266a)に滑らかに連続するほぼ円弧状の湾曲面である第1逆屈曲側屈曲許容面256b(第2逆屈曲側屈曲許容面266b)とを有する。
第1背面232(第2背面242)は、第2屈曲許容面266に摺接可能なほぼ円弧状の1対の第1摺接部232a,232b(第2摺接部242a,242b)を有する。
第1ピン230(第2ピン240)が第2転動面243(第1転動面233)に沿って転動するときに、順屈曲側の第1摺接部232a(第2摺接部242a)は、順屈曲側において第2順屈曲側屈曲許容面266a(第1順屈曲側屈曲許容面256a)に摺接し、逆屈曲側の第2摺接部232b(第2摺接部242b)は、逆屈曲側において第2逆屈曲側屈曲許容面266b(第1逆屈曲側屈曲許容面256b)に摺接する。
第1ピン230(第2ピン240)がその第1接触部234(第2接触部244)において接触可能な第2屈曲阻止平面264(第1屈曲阻止平面254)は、ガイド列および非ガイド列が順屈曲状態から逆屈曲方向に屈曲して直線状態へ移行した直後に、第1接触平面234a(第2接触平面244a)との面接触での接触状態にあることにより、ガイド列および非ガイド列が直線状態から逆屈曲方向に相対的に屈曲して連なる逆屈曲状態になることを阻止する。
第1支持面255(第2支持面265)には第1接触平面234a(第2接触平面244a)が常時当接している。
したがって、直線部109では、第1接触平面234a(第2接触平面244a)が第1支持面255(第2支持面265)および第2屈曲阻止平面264(第1屈曲阻止平面254)と面接触している。
そして、チェーン100において、直線部109がガイド列および非ガイド列が順屈曲方向に屈曲して順屈曲状態になるときには、第1ピン孔250(第2ピン孔260)において、第2ピン240(第1ピン230)は、第2接触平面244a(第1接触平面234a)および第2湾曲面244b(第1湾曲面234b)が第1屈曲阻止平面254(第2屈曲阻止平面264)から離れて該第1屈曲阻止平面254(第2屈曲阻止平面264)と非接触状態になると共に、逆屈曲側の第2摺接部242b(第1摺接部232b)が第1逆屈曲側屈曲許容面256b(第2逆屈曲側屈曲許容面266b)に摺接しつつ、第1転動面233上(第2転動面243上)を相対的に転動する。
また、順屈曲状態のガイド列および非ガイド列が逆屈曲方向に屈曲して直線状態になるときには、第1ピン孔250(第2ピン孔260)において、第2ピン240(第1ピン230)は、第2接触平面244a(第1接触平面234a)および第2湾曲面244b(第1湾曲面234b)が第1屈曲阻止平面254(第2屈曲阻止平面264)と非接触状態で、順屈曲側の第2摺接部242a(第1摺接部232a)が第1屈曲許容面256(第2屈曲許容面266)に摺接しつつ、第1転動面233上(第2転動面243上)を相対的に逆屈曲方向に転動する。
そして、第2ピン240(第1ピン230)が第1転動面233上(第2転動面243上)を逆屈曲方向にさらに転動すると、第2接触平面244a(第1接触平面234a)は、ガイド列および非ガイド列が順屈曲状態から直線状態へ移行した直後に第1屈曲阻止平面254(第2屈曲阻止平面264)との面接触を開始して、直線状態のガイド列および非ガイド列が逆屈曲方向に屈曲することを阻止する。
図1を併せて参照すると、フリースパン部104に弦振動が発生する場合には、直線状態で、第1ピン孔250(第2ピン孔260)において、第2ピン240(第1ピン230)は、第2接触平面244a(第1接触平面234a)が第1屈曲阻止平面254(第2屈曲阻止平面264)との面接触での接触状態にあるために、非ガイド列102(ガイド列101)(図1参照)が、ガイド列101(非ガイド列102)に対して、直線状態から逆屈曲方向に屈曲することが阻止されて、ガイド列および非ガイド列が逆屈曲状態になることが防止されるので、フリースパン部104での弦振動が抑制される。
本実施例によれば、本発明の参考例と同様の作用および効果が奏されるほか、次の作用、および効果が奏される。
第1接触部234(第2接触部244)が、第2屈曲阻止平面264(第1屈曲阻止平面254)と面接触可能な第1接触平面234a(第2接触平面244a)を有し、第1接触部234(第2接触部244)と第2屈曲阻止平面264(第1屈曲阻止平面254)との接触状態において、第1接触平面234aおよび第2屈曲阻止平面264が面接触していると共に、第2接触平面244aおよび第1屈曲阻止平面254が面接触している。
この構成により、直線状態において、面接触状態にある第1接触部234および第2曲阻止面264での面圧、および、面接触状態にある第2接触部244および第1屈曲阻止平面254での面圧が低下するので、第1接触部234,第2接触部244および第1屈曲阻止平面254,第2屈曲阻止平面264の摩耗が抑制され、第1ピン230,第2ピン240および第1プレート110,第2プレート120の耐久性を向上させることができる。
以下、前述した実施例の一部の構成を変更した実施例について、変更した構成に関して説明する。
ピッチ平面Pに平行な第1屈曲阻止面154,254(第2屈曲阻止面164,264)および第1支持面155,255(第2支持面165,265)は、同一平面に含まれる平面である代わりに、異なる平面の含まれる平面であってもよい。
第1屈曲阻止面154,254(第2屈曲阻止面164,264)は、ピッチ平面Pに平行でなくてもよい。
チェーン伝動装置は、自動車以外のエンジンに使用されてもよく、またエンジン以外の機械に使用されてもよい。
また、チェーン100は、自動車および自動車以外の無段変速機に備えられてもよい。
100・・・チェーン
101・・・ガイド列
102・・・非ガイド列
104・・・フリースパン部
110・・・第1リンクプレート
120・・・第2リンクプレート
130,230・・・第1ロッカピン
140,240・・・第2ロッカピン
134,234・・・第1接触部
144,244・・・第2接触部
150,250・・・第1ピン孔
151,251・・・第1孔形成面
153,253・・・第1平面
154・・・第1屈曲阻止面
160,260・・・第2ピン孔
161,261・・・第2孔形成面
163,263・・・第2平面
164・・・第2屈曲阻止面
254・・・第1屈曲阻止平面
264・・・第2屈曲阻止平面
P ・・・ピッチ平面

Claims (2)

  1. 第1リンクプレートから構成される複数のガイド列と、第2リンクプレートから構成される複数の非ガイド列と、前記第1リンクプレートの第1ピン孔および前記第2リンクプレートの第2ピン孔に転動可能に一緒に挿入される第1ロッカピンおよび第2ロッカピンとを備え、前記ガイド列と非ガイド列とをチェーン長手方向に交互に前記第1ロッカピンおよび第2ロッカピンにより屈曲可能に連結し、複数のスプロケットに掛け渡されて走行している状態で、チェーン長手方向で隣接する前記ガイド列および非ガイド列が、フリースパン部において直線状に連なる直線状態から、前記スプロケットと噛合するときに相対的に屈曲する方向である順屈曲方向に屈曲して連なる順屈曲状態へ移行し、前記順屈曲状態から前記順屈曲方向とは逆方向の逆屈曲方向に相対的に屈曲して前記直線状態へ移行するサイレントチェーンにおいて、
    前記第1リンクプレートには、チェーン長手方向に離隔してスプロケット歯と噛合可能な1対の歯部が設けられ、
    前記第2リンクプレートには、チェーン長手方向に離隔してスプロケット歯と噛合可能な1対の歯部が設けられ、
    前記第1ピン孔を形成している第1孔形成面が、前記第1ロッカピンを着座させる第1シート面と前記歯部側のみに設けられた第1屈曲阻止平面と該第1屈曲阻止平面の順屈曲側から逆屈曲側に亘って延びる第1屈曲許容面とを有し、
    前記第2ピン孔を形成している第2孔形成面が、前記第1ロッカピンを着座させる第2シート面と前記歯部側のみに設けられた第2屈曲阻止平面と該第2屈曲阻止平面の順屈曲側から逆屈曲側に亘って延びる第2屈曲許容面とを有し、
    前記第1屈曲阻止平面および前記第2屈曲阻止平面が、前記直線状態でのピッチ平面に平行な平面であり、
    前記第1リンクプレートに保持されている前記第1ロッカピンが、前記第2屈曲阻止平面接触可能な第1接触平面からなる第1接触部を有し、
    前記第2リンクプレートに保持されている前記第2ロッカピンが、前記第1屈曲阻止平面接触可能な第2接触平面からなる第2接触部を有し、
    前記順屈曲状態から前記直線状態への移行直後に、前記第1接触平面および前記第2屈曲阻止平面が面接触状態にあると共に、前記第2接触平面および前記第1屈曲阻止平面が面接触状態にあことにより、前記ガイド列および非ガイド列が前記直線状態から前記逆屈曲方向に相対的に屈曲して連なる逆屈曲状態へ移行することが阻止されることを特徴とするサイレントチェーン。
  2. 前記第1孔形成面が、前記第1屈曲阻止平面を含んでいる1つの第1平面を有し、
    前記第2孔形成面が、前記第2屈曲阻止平面を含んでいる1つの第2平面を有し、前記直線状態で、前記第1平面および前記第2平面が1つの仮想平面上にほぼ位置していると共に、前記第1ロッカピンが前記第1平面と接触し、前記第2ロッカピンが前記第2平面と接触していることを特徴とする請求項1に記載のサイレントチェーン。
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