JP3269006B2 - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

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JP3269006B2
JP3269006B2 JP15242397A JP15242397A JP3269006B2 JP 3269006 B2 JP3269006 B2 JP 3269006B2 JP 15242397 A JP15242397 A JP 15242397A JP 15242397 A JP15242397 A JP 15242397A JP 3269006 B2 JP3269006 B2 JP 3269006B2
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勝司 大西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部に設けられ
た給湯機などから供給される温水を用いて食器の洗いお
よびすすぎを自動的に行う食器洗い機に関する。
【0002】
【従来の技術】食器の洗いおよびすすぎを自動的に行う
食器洗い機の中には、外部に設置された給湯機に接続さ
れて、給湯機から供給される温水を用いて食器を洗浄す
る食器洗い機が知られている。このような給湯タイプの
食器洗い機では、給湯機で予め洗浄に適した温度に温め
られた温水が供給されるので、洗浄開始直後から温水に
よって食器を洗浄することができる。したがって、給湯
タイプの食器洗い機は、水道水(冷水)が供給されるタ
イプの食器洗い機に比べて、洗浄に要する時間を大幅に
短縮できるといった利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、食器洗い機
が長時間使用されていなかった場合には、食器洗い機と
給湯機とを接続する給湯配管内の残水が冷えて冷水にな
っている。このような状態で給湯が開始されると、給湯
配管内の冷水が食器洗い機に供給されてしまい、洗浄に
使用される温水の温度が適温よりも低くなってしまう。
すると、短時間では食器の汚れを良好に落とすことがで
きず、食器に汚れが付着したままになるといった不具合
を生じる。
【0004】このような不具合が生じるのを回避するに
は、給湯配管内の冷水が供給される場合を想定した上
で、食器の洗浄時間を十分な時間に設定しておけばよい
が、それでは、洗浄時間を短縮できるといった給湯タイ
プの利点を十分に生かすことができない。そこで、この
発明の目的は、洗浄に要する時間を確実に短縮すること
のできる食器洗い機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、洗浄室内に溜められた温水
を汲み上げて、汲み上げた温水を洗浄室内にセットされ
た食器に噴射して食器を洗浄する食器洗い機であって、
洗浄室内に温水を供給する給湯手段と、洗浄室内に溜め
られた温水を排水する排水手段と、洗浄に使用される温
水を洗浄室内に溜めるための給湯工程に先立って、給湯
手段を駆動させるとともに排水手段を間欠駆動させるこ
とと、その後に給湯手段を停止させるとともに排水手段
を連続駆動させることからなる準備工程を実行する給排
水制御手段とを含むことを特徴とする食器洗い機であ
る。
【0006】また、請求項2記載の発明は、上記給排水
制御手段は、最初の予め定める第1時間は給湯手段のみ
を駆動させ、第1時間に続く予め定める第2時間は給湯
手段および排水手段を駆動させ、第2時間に続く予め定
める第3時間は排水手段を停止させて給湯手段を駆動さ
せ、さらに第3時間に続く予め定める第4時間は給湯手
段を停止させて排水手段を駆動させる手段であることを
特徴とする請求項1記載の食器洗い機である。
【0007】上記の構成によれば、給排水制御手段によ
る制御の下、洗浄に使用される温水を洗浄室内に溜める
ための給湯工程に先立って、給湯手段が駆動されるとと
もに排水手段が間欠的に駆動され、その後、給湯手段が
停止された状態で排水手段が連続駆動される。具体的に
は、請求項2に記載された態様で、給湯手段および排水
手段が駆動される。
【0008】これにより、給湯工程に先立って、給湯手
段内に残留している水がすべて排水されるから、食器洗
い機が長時間使用されずに放置されて、給湯手段内に残
留している水が冷えている場合であっても、給湯工程開
始直後から洗浄に適した温度の温水を洗浄室に供給する
ことができる。よって、洗浄開始直後から適温の温水で
食器の洗浄を行うことができるので、洗浄室に水道水が
供給されるタイプの食器洗い機に比べて、洗浄に要する
時間を確実に短縮することができる。
【0009】また、給湯手段が駆動されている間(第1
〜第3時間)、排水手段が間欠駆動されるので、給湯手
段内の残水を洗浄室に流入させると同時に、洗浄室に流
入した水の一部を機外に排水することができる。ゆえ
に、給湯手段内の残水を排水するのに長い時間を要する
ことはない。さらに、排水手段が間欠駆動されていれ
ば、給湯能力の低い給湯手段が用いられた場合であって
も、排水手段が停止されている間に、洗浄室内に水が溜
められるので、排水手段が間欠駆動されている間に洗浄
室内の水がなくなってしまうことがない。ゆえに、排水
手段にエアが流入することに起因して、排水手段の排水
能力が低下することがないので、給湯手段内の残水を予
め設定された時間内で確実に排水することができる。
【0010】請求項3記載の発明は、洗浄室内の水位が
所定水位に到達したことを検出する水位検出手段と、上
記給排水制御手段によって給湯手段および排水手段の駆
動が制御されている間に、洗浄室内の水位が所定水位に
到達したことが水位検出手段によって検出された場合に
は、給湯手段を停止させた状態で排水手段を予め定める
時間連続駆動させるトリップ制御手段とをさらに含むこ
とを特徴とする請求項1または2記載の食器洗い機であ
る。
【0011】請求項3記載の構成によれば、給排水制御
手段によって給湯手段および排水手段の駆動が制御され
ている間に、洗浄室の水位が所定水位に達した場合に
は、給湯手段が停止されるとともに排水手段が連続駆動
されて、洗浄室内に溜まっている水が排水される。これ
により、給湯手段内の残水を排水する工程中に、洗浄室
から水がオーバフローするおそれをなくすことができ
る。
【0012】請求項4記載の発明は、上記給排水制御手
段による制御が開始されてから洗浄室内の水位が所定水
位に到達した時点までの時間に基づいて、上記トリップ
制御手段による制御の終了後に上記給排水制御手段によ
る制御を再開するか否かを選択する選択手段をさらに含
むことを特徴とする請求項3記載の食器洗い機である。
【0013】請求項4記載の構成によれば、たとえば、
給排水制御手段による制御が開始された直後に洗浄室の
水位が所定水位に達した場合には、給湯手段内の残水は
まだ完全に排水されていないので、給排水制御手段によ
る給湯手段および排水手段の駆動が再開される。これに
より、トリップ制御手段による制御が行われた場合であ
っても、給湯手段内に残水を残すことなく確実に排水す
ることができる。
【0014】一方、給排水制御手段による制御が開始さ
れてからある程度の時間が経過して、給湯手段内の残水
がほとんど排水された時点で洗浄室の水位が所定水位に
達した場合には、給排水制御手段による給湯手段および
排水手段の駆動は再開されない。これにより、トリップ
制御手段による制御が行われた場合であっても、給湯手
段内の残水を排水するのに要する時間が必要以上に長く
なるといったことはない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態にかかる食器洗い機の内部構成を簡略
化して示す側面断面図である。なお、Tは、被洗浄物と
しての食器(皿)を表す。この食器洗い機1は、給湯配
管2を介して外部に設けられた給湯機3に接続されて、
給湯機3から供給される温水を利用して食器の洗浄を行
う、いわゆる給湯タイプの食器洗い機である。
【0016】食器洗い機1は、前面に開口を有した箱状
のハウジング4と、ハウジング4の前面開口を塞ぐこと
のできる開閉可能な開閉扉5とを備えている。また、ハ
ウジング4の前面であって、開閉扉5の下方には、複数
の操作キーが配列された操作パネル6が設けられてい
る。ハウジング4内には、洗浄に使用する温水を底部に
溜めることのできる洗浄室7が区画されている。洗浄室
7の後面には、給湯口8が形成されており、この給湯口
8には、給湯機から延びた給湯配管2が接続されてい
る。給湯配管2の途中部には、たとえば電磁弁で構成さ
れた給湯弁9が配設されており、給湯弁9が開成される
と、給湯機3で作成された温水が、給湯配管2および給
湯口8を介して洗浄室7内に供給され、洗浄室7の底部
に溜められる。
【0017】洗浄室7には、ハウジング4の前面開口を
介して、被洗浄物としての食器Tを収容して保持するた
めの食器かご10を出し入れすることができる。洗浄室
7の底部略中央には、食器かご10内の食器Tに対して
下方から温水を噴射するアーム11が配置されている。
洗浄室7の底部にはまた、アーム11を避けた位置にヒ
ータ12が配設されている。ヒータ12は、洗浄室7内
に溜められた温水の温度を検出するための温度センサ1
3の出力に基づいて、洗浄室7の底部に溜められた温水
が洗浄に適した温度に保たれるように発熱制御される。
【0018】洗浄室7の底部にはさらに、周囲よりも一
段低い集水部14が形成されており、この集水部14に
洗浄室7内の温水を集めることができるようになってい
る。集水部14は、洗浄室7の下方に設けられた洗浄ポ
ンプ15の吸込口に、接続管16を介して接続されてい
る。洗浄ポンプ15の吐出口は、洗浄室7内に設けられ
たアーム11に送水管17を介して接続されており、洗
浄ポンプ15が駆動されると、集水部14に集められた
温水がアーム11に送られる。
【0019】洗浄ポンプ15によって集水部14からア
ーム11に送られた温水は、アーム11の上面に形成さ
れた複数のノズル18から、食器かご10内に収容され
た食器Tに向けて噴射される。このとき、アーム11
は、ノズル18から噴射される噴水流の反力によって一
方向に回転される。これにより、ノズル18から噴射さ
れる温水が食器かご10内の食器Tにまんべんなく吹き
付けられて、食器Tがむらなく洗浄される。
【0020】また、集水部14は、洗浄室7の下方に設
けられた排水手段としての排水ポンプ19に、接続管2
0を介して連通されている。排水ポンプ19が駆動され
ると、集水部14に集められた水は、排水ポンプ19か
ら機外に延びた排水管21を通って排水される。なお、
食器Tから落とされた残菜などは、洗浄室7内の水が集
水部14に集められる際に、集水部14の上部に設けら
れたフィルタ22によって捕獲される。
【0021】また、この食器洗い機1は、洗浄後の食器
Tを乾燥させる機能を有しており、ハウジング4の後部
には、洗浄室7内に空気を送り込むための送風ファン2
3が備えられている。送風ファン23が駆動されてハウ
ジング4の後面に形成された吸気口24から吸い込まれ
た空気は、洗浄室7の後面に形成された通気口25から
洗浄室7内に送り込まれる。送り込まれた空気は、ヒー
タ12によって加熱されて温風となり、食器Tを乾燥さ
せる。
【0022】さらに、食器洗い機1には、洗浄室7内の
温水が所定水位(図1に二点鎖線で示す水位)に達した
ことを検出するための水位スイッチ26が備えられてい
る。水位スイッチ26は、洗浄室7の後方に設けられて
集水部14に連通するフロート室27内に収容されてお
り、洗浄室7内の温水が上記所定水位以上のときにオン
信号を出力し、所定水位以下のときにオフ信号を出力す
る。
【0023】図2は、ハウジング4の前面に配置された
操作パネル6の構成を示す平面図である。操作パネル6
には、食器洗い機1に対して、ユーザが種々の指令信号
を入力するための複数のキーが配置されている。具体的
には、食器洗い機1に電源を投入するための電源スイッ
チ28と、食器洗い機1の動作を開始させ、また一時停
止させるためのスタート/一時停止キー29と、予め設
定された複数の運転コースから食器の汚れ具合や食器の
量に応じた運転コースを選択するためのコース選択キー
30とが備えられている。
【0024】操作パネル6にはまた、コース選択キー3
0によるコース選択に伴い、どの運転コースが選択され
たかを表示するための表示ランプ31が配置されてい
る。図3は、食器洗い機1の電気的構成を示すブロック
図である。この食器洗い機1には、制御中枢としてのマ
イクロコンピュータ32が備えられている。このマイク
ロコンピュータ32には、図1を参照して説明した水位
スイッチ26や温度センサ13からの検出信号が与えら
れる。また、図2を参照して説明した操作パネル6から
の指令信号が与えられる。
【0025】マイクロコンピュータ32は、与えられた
検出信号および指令信号に基づき、負荷駆動回路33を
介して、洗浄ポンプ15、排水ポンプ19、給湯弁9お
よび送風ファン23の駆動を制御する。また、温度セン
サ13からの検出信号に基づいて、ヒータ12の発熱を
制御する。さらに、操作パネル6からの指令信号に基づ
いて、操作パネル6に配置された表示ランプ31の点灯
を制御する。
【0026】図4ないし図6は、準備工程時における処
理の流れを示すフローチャートである。また、図7は、
準備工程時における給湯弁9および排水ポンプ19のオ
ン/オフ状態を示すタイミングチャートである。この食
器洗い機1では、洗浄室7内に冷えた残水が存在した
り、給湯配管2内の冷えた残水が洗浄室7に供給された
りすることによって、洗浄室7内に溜められる温水の温
度が低くなるのを防止するために、洗浄室7内に洗浄に
必要な温水を供給するための給湯工程に先立って、洗浄
室7および給湯配管2内の残水を排水するための準備工
程が行われる。
【0027】準備工程時の制御においては、キャンセル
フラグCF、トリップフラグTFおよびプロセスフラグ
PFの3つのフラグが使用される。キャンセルフラグC
Fは、準備工程を実行するか否かを表すフラグであり、
電源投入時にフラグCF=0にリセットされる。準備工
程を行う場合には、フラグCF=0のままであり、準備
工程を行わない場合には、後述するキャンセルチェック
処理においてフラグCF=1にセットされる。
【0028】トリップフラグTFは、水位スイッチ26
がオン状態であるかオフ状態であるかを表すフラグであ
り、電源投入時にフラグTF=0にリセットされる。水
位スイッチ26がオフ状態であればフラグTF=0であ
り、オン状態であればフラグTF=1である。また、プ
ロセスフラグPFは、食器洗い機1の動作状態を表すた
めのフラグである。フラグPF=0は、食器洗い機1
が、給湯弁9が開成される前の状態Aにあることを表
す。フラグPF=1は、食器洗い機1が給湯弁9の開成
後30秒間が経過するまでの状態Bであることを表す。
フラグPF=2は、食器洗い機1が状態Bの終了後さら
に30秒間が経過するまでの状態Cであることを表す。
また、フラグPF=3は、準備工程が終了されることを
表す。
【0029】以下では、洗浄室7内の水位が準備工程中
に図1に二点鎖線で示す所定水位を越えない場合を想定
して、まず、準備工程時における処理の全体の流れにつ
いて説明する。図4および図7を参照して、ユーザによ
って操作パネル6に配置された電源スイッチ28がオン
にされて、食器洗い機1に電源が投入されると、まずキ
ャンセルフラグCFの状態が調べられる(ステップS
1)。この実施形態に係る食器洗い機1では、準備工程
をキャンセルできるようになっており、後述するキャン
セルチェック処理においてキャンセルフラグCFが1に
書き換えられている場合には(ステップS1でYE
S)、直ちに準備工程が終了されて、給湯工程が開始さ
れる。
【0030】キャンセルフラグが0のままであれば、次
にトリップフラグTFの状態が調べられる(ステップS
2)。トリップフラグTFは、電源投入時に0にされて
いるから、電源投入直後には、トリップフラグTFが1
か否かの判断は否定されて(ステップS2でNO)、ス
テップS3で水位スイッチ26の状態が調べられる。上
述の想定下では、水位スイッチ26は常にオフ状態であ
るから、ステップS3で水位スイッチ26がオン状態で
あるか否かの判断は否定されて、ステップS4でプロセ
スフラグPFが0か否かが判断される。このとき、給湯
弁9は開成されておらず、プロセスフラグPFは0であ
るから、ステップS4の判断は肯定されて、ステップS
5でプロセスフラグPFが1にされる。これにより、食
器洗い機1の動作状態が状態Aから状態Bに移る。
【0031】次いで、ステップS6に移り、プロセスフ
ラグPFが1であるか否かが判断される。ステップS5
でプロセスフラグPFは1にされているから、ステップ
S6の判断は肯定されて、図5に示すサブルーチンSB
1に移る。図5および図7を参照して、食器洗い機1の
動作状態が状態Bに移り、図4に示すステップS6の判
断が肯定されると、マイクロコンピュータ32に内蔵さ
れた時間カウンタがたとえば1秒経過ごとにカウントア
ップされて、食器洗い機1の動作状態が状態Bになって
からの経過時間が計測される(ステップT1)。ステッ
プT1に引き続いてステップT2では、時間カウンタの
カウント値が、たとえば15秒未満であるか否かが調べ
られる。カウント開始直後には、ステップT2の判断は
当然に肯定されて、ステップT3に移り、給湯弁9が開
成される。これにより、給湯機3からの送水が開始され
て、まず給湯配管2内の冷えた残水が洗浄室7に流入す
る。したがって、洗浄室7の底部には、給湯配管2内の
冷えた残水が溜まることになる。
【0032】ステップT3で給湯弁9が開成されると、
図4のステップS2に戻り、トリップフラグTFの状態
が再び調べられる。このとき、トリップフラグTFは0
のままであるから、制御はステップS2からステップS
3に移り、水位スイッチ26がオン状態であるか否かが
判断される。上述の想定下では、水位スイッチ26はオ
ン状態にならないので、ステップS3の判断は否定され
て、ステップS4でプロセスフラグPFの状態が調べら
れる。このとき、プロセスフラグPFは1に書き換えら
れているから、ステップS4の判断が否定された後、ス
テップS6の判断が肯定されて、再び図5のステップT
1に移り、時間カウンタによる経過時間の計測が続行さ
れる。
【0033】このようにして、図4のステップS2〜S
4,S6および図5のステップT1〜T3が繰り返され
ている間に、食器洗い機1の動作状態が状態Aから状態
Bに移されてから15秒間(第1時間に相当)が経過す
ると、ステップT2の判断が否定されて、制御はステッ
プT4に移る。ステップT4では、時間カウンタのカウ
ント値が、たとえば30秒未満であるか否かが調べられ
る。このとき、カウント値は30秒未満であるから、ス
テップT5に移り、給湯弁9が開成された状態で排水ポ
ンプ19が駆動開始される。これにより、給湯配管2内
の残水が洗浄室7に供給されつつ、洗浄室7の底部に溜
まっている水が機外に排水される。
【0034】ステップT5で排水ポンプ19が駆動され
ると、図4のステップT2に戻った後、図4のステップ
S2〜S4,S6および図5のステップT1〜T4が繰
り返される。そして、食器洗い機1の動作状態が状態B
に移されてから30秒間、すなわち、ステップT2の判
断が初めて否定されてから15秒間(第2時間に相当)
が経過すると、ステップT4の判断が否定されて、時間
カウンタのカウント値ががクリアされる(ステップT
6)。そして、プロセスフラグPFが1から2に書き換
えられて(ステップT7)、食器洗い機1の動作状態が
状態Bから状態Cに移る。その後、制御は図4のステッ
プS2に戻る。
【0035】上述の想定下では、水位スイッチ26がオ
フ状態のままであり、トリップフラグTFが0から1に
書き換えられることはないから、ステップS2およびス
テップS3の判断はいずれも否定されて、ステップS4
に進み、プロセスフラグPFの状態が調べられる。プロ
セスフラグPFは2に書き換えられているから、ステッ
プS4でプロセスフラグPFが0か否かの判断は否定さ
れ、さらにステップS6でプロセスフラグPFが1か否
かの判断も否定されて、ステップS7の判断に移る。ス
テップS7では、プロセスフラグPFが2であるか否か
が判断されて、この判断が肯定されると、制御は図6に
示すサブルーチンSB2に移る。
【0036】図6および図7を参照して、ステップE1
では、マイクロコンピュータ32に内蔵された時間カウ
ンタによって、食器洗い機1の動作状態が状態Bから状
態Cに移されてからの経過時間が計測される。そして、
ステップE1に引き続いてステップE2では、時間カウ
ンタのカウント値が、たとえば15秒未満であるか否か
が調べられる。カウント開始直後には、カウント値は1
5秒未満であるから、ステップE3に移り、ステップE
3で排水ポンプ19が停止される。このとき、給湯弁9
は開成されたままであり、洗浄室7には給湯配管2内の
残水が流入し続ける。
【0037】ステップE3で排水ポンプ19が停止され
ると、図4のステップS2に戻り、トリップフラグTF
の状態が調べられる。トリップフラグTFが0であれ
ば、ステップS3で水位スイッチ26がオフ状態である
か否かが判断される。上述の想定下においては、水位ス
イッチ26はオフ状態のままであるから、ステップS3
の判断は否定されて、ステップS4でプロセスフラグP
Fの状態が調べられる。プロセスフラグPFは2に書き
換えられているから、ステップS4およびステップS6
の判断が否定された後、ステップS7の判断が肯定され
て、図6のステップE1に移り、時間カウンタによる時
間の計測が続行される。
【0038】このようにして、図4のステップS2〜S
4,S6,S7および図6のステップE1〜E3が繰り
返されている間に、食器洗い機1の動作状態が状態Bか
ら状態Cに移されてから15秒間(第3時間に相当)が
経過すると、ステップE2の判断が否定されて、ステッ
プE4に移り、時間カウンタのカウント値が30秒未満
であるか否かが調べられる。カウント値が30秒未満で
あれば、給湯弁9が閉成されて、排水ポンプ19が駆動
開始される(ステップE5)。このとき、給湯配管2内
には、冷えた残水はなく、給湯機3で作成された温水が
存在している。洗浄室7の底部に溜まっている水は、排
水ポンプ19の作用により機外に排水される。
【0039】ステップE5で排水ポンプ19が駆動され
ると、図4のステップS2に戻った後、図4のステップ
S2〜S4,S6,S7および図6のステップE1〜E
4が繰り返される。そして、食器洗い機1の動作状態が
状態Cに移されてから30秒間、すなわち、ステップE
2の判断が初めて否定されてから15秒間(第4時間に
相当)が経過すると、ステップE4の判断が否定され
て、時間カウンタのカウント値ががクリアされる(ステ
ップE6)。そして、プロセスフラグPFが2から3に
書き換えられた後(ステップE7)、図4のステップS
2に戻る。
【0040】このとき、洗浄室7内に溜まっていた冷水
はすべて機外に排水されているから、水位スイッチ26
はオフ状態になっている。したがって、ステップS2で
トリップフラグTFが1であるか否かの判断が否定され
た後、ステップS3で水位スイッチ26がオン状態であ
るか否かの判断が否定される。また、図6のステップE
7でプロセスフラグPFは3にされているから、ステッ
プS4、ステップS6およびステップS7の判断はいず
れも否定されて、ステップS8で排水ポンプ19の駆動
が停止されて、この準備工程は終了する。
【0041】以上のようにこの実施形態では、食器洗い
機1の動作状態が状態Aから状態Bに移ると、まず給湯
弁9が開成されて、給湯配管2内の残水が洗浄室7に流
入する。そして、給湯弁9が開成されてから15秒間が
経過した時点で、排水ポンプ19が駆動開始されること
により、給湯配管2内の残水が洗浄室7に供給されつ
つ、洗浄室7の底部に溜まっている水が機外に排水され
る。排水ポンプ19の駆動が開始されてから15秒間が
経過すると、食器洗い機1の動作状態が状態Aから状態
Bに移り、排水ポンプ19の駆動が停止される。このと
き、給湯弁9は開成されたままであるから、洗浄室7の
底部には、給湯配管2から流入する水が溜められる。そ
の後、排水ポンプ19が停止されてから15秒間が経過
すると、給湯弁9が閉成されるとともに、排水ポンプ1
9が15秒間駆動される。これにより、洗浄室7内に溜
まっている水が、機外にすべて排水される。
【0042】したがって、食器洗い機1が長時間使用さ
れずに放置されて、食器洗い機1と給湯機3とを接続す
る給湯配管2内の残水が冷えている場合であっても、洗
浄室7内に洗浄に必要な温水を供給するための給湯工程
に先立って、給湯配管2内の残水はすべて機外に排水さ
れるので、給湯工程開始直後から給湯機3で洗浄に適し
た温度に温められた温水を洗浄室7に供給することがで
きる。よって、洗浄開始直後から適温の温水で食器の洗
浄を行うことができるので、洗浄室7に水道水が供給さ
れるタイプの食器洗い機に比べて、洗浄に要する時間を
確実に短縮することができる。
【0043】また、準備工程において給湯弁9が開成さ
れている間(45秒間)、排水ポンプ19が15秒間隔
で間欠駆動されるので、給湯配管2内の残水を洗浄室7
内に流入させると同時に、洗浄室7内に流入した水の一
部を機外に排水することができる。ゆえに、準備工程に
長い時間を要しない。さらに、排水ポンプ19が間欠駆
動されていれば、給湯能力の低い給湯機3が用いられた
場合であっても、排水ポンプ19が停止されている間
に、洗浄室7内には給湯配管2から流入する水が溜めら
れるので、準備工程の途中で洗浄室7内の水がなくなっ
てしまうことがない。ゆえに、排水ポンプ19にエアが
流入することに起因して、排水ポンプ19の排水能力が
低下することがないので、給湯配管2内の残水を予め設
定された時間内で確実に排水することができる。
【0044】また、準備工程中に洗浄室7内に水が溜め
られることにより、給湯口8から集水部14に至る水の
通り道以外の部分に付着している汚物を洗い流すことが
できる。ところで、給湯機3の給湯能力が非常に高い場
合や、準備工程開始時に洗浄室7内に多くの残水が存在
している場合などには、準備工程中に、洗浄室7内の水
位が図1に二点鎖線で示す所定水位に達してしまうおそ
れがある。そこで、この実施形態に係る準備工程では、
図4のステップS3で水位スイッチ26の状態が監視さ
れており、準備工程中に水位スイッチ26がオン状態に
なった場合には、直ちに給湯弁9が閉成されて、排水ポ
ンプ19がたとえば30秒間連続駆動される。
【0045】具体的には、準備工程中に水位スイッチ2
6がオン状態になると、図4のステップS3の判断が肯
定され、ステップS9でトリップフラグTFが1に書き
換えられた後、ステップS2に戻る。そして、ステップ
S2でトリップフラグTFが1であるか否かの判断が肯
定されて、ステップS10に移り、給湯弁9が閉成され
ると同時に、排水ポンプ19が駆動開始される。また、
時間カウンタによって、排水ポンプ19が駆動開始され
てからの経過時間が計測される(ステップS11)。時
間カウンタのカウント値は、ステップS12で監視され
ており、時間カウンタのカウント値が30秒に達するま
で排水ポンプ19の駆動が続けられる。
【0046】時間カウンタのカウント値が30秒に達す
ると、ステップS12で時間カウンタのカウント値が3
0秒以上であるか否かの判断が肯定されて、ステップS
13で水位スイッチ26がオン状態であるか否かが調べ
られる。水位スイッチ26がオン状態のままであれば、
たとえば排水管21の詰まりや排水ポンプ19の故障な
どが原因で排水が上手くされていないと判断して、排水
ポンプ19が停止されるとともに(ステップS14)、
排水系に異常がある旨の報知がされる(ステップS1
5)。
【0047】一方、排水系に異常がない場合には、排水
ポンプ19を30秒間連続駆動することにより、洗浄室
7内に溜まっていた水はすべて機外に排水されているか
ら、水位スイッチ26はオフ状態になっている。したが
って、ステップS13では、水位スイッチ26がオフ状
態であると判断されて、ステップS16で時間カウンタ
のカウント値がクリアされる。また、トリップフラグT
Fが0に戻される(ステップS17)。さらに、プロセ
スフラグPFが1つ大きな値に書き換えられる(ステッ
プS18)。そして、排水ポンプ19が停止された後
(ステップS19)、ステップS4に戻る。
【0048】これにより、たとえば、準備工程開始時に
所定水位(図1に二点鎖線で示す水位)以上の残水が洗
浄室7内に存在している場合など、食器洗い機1の動作
状態が状態Aの時に水位スイッチ26がオン状態になっ
ている場合には、排水ポンプ19が30秒間駆動された
後、ステップS18でプロセスフラグPFが0から1に
書き換えられる。したがって、この場合には、30秒間
の排水後、食器洗い機1の動作状態が状態Aから状態B
に移されて、状態B以降の制御が行われることになる。
【0049】また、たとえば給湯機3の給湯能力が高い
場合などに、食器洗い機1の動作状態が状態Aから状態
Bになって給湯弁9が開成された後に、水位スイッチ2
6がオン状態になった場合には、排水ポンプ19が30
秒間駆動された後、ステップS18でプロセスフラグP
Fが1から2に書き換えられる。したがって、この場合
には、30秒間の排水後、食器洗い機1の動作状態が状
態Bから状態Cに移されて、状態C以降の制御が行われ
る。
【0050】さらに、食器洗い機1の動作状態が状態C
まで進んだ時点で、水位スイッチ26がオン状態になっ
た場合には、排水ポンプ19が30秒間駆動された後、
ステップS18でプロセスフラグPFが2から3に書き
換えられる。したがって、この場合には、ステップS4
に戻った後、ステップS6〜S8の処理を経て、準備工
程が終了される。このように、食器洗い機1の動作状態
が状態Cまで進んだ時点で、水位スイッチ26がオン状
態になった場合には、給湯配管2内の残水はほとんど排
水されているから、30秒間の排水後すぐに準備工程が
終了されても、給湯工程において洗浄室7に給湯される
温水の温度が下がることはない。
【0051】このように本実施形態では、準備工程中に
洗浄室7の水位が所定水位に達した場合に、給湯弁9を
閉成するとともに、排水ポンプ19を30秒間連続駆動
することにより、洗浄室7内に溜まっている水を機外に
排水するようにしている。これにより、準備工程中に洗
浄室7から水がオーバフローするおそれをなくすことが
できる。
【0052】また、食器洗い機1の動作状態が状態Aま
たは状態Bの時に、水位スイッチ26がオン状態になっ
て30秒間の排水が行われた場合には、食器洗い機1の
動作状態が次の状態に移されて準備工程が再開されるか
ら、準備工程に要する時間を必要以上に長びかせること
なく、給湯配管2内の残水を確実に排水することができ
る。さらに、食器洗い機1の動作状態が状態Cまで進ん
だ時点で30秒間の排水が行われた場合には、準備工程
が終了されて給湯工程に移されるから、準備工程に要す
る時間が必要以上に長くなることがない。
【0053】図8は、キャンセルチェック処理の流れを
示すフローチャートである。このキャンセルチェック処
理は、たとえば、この食器洗い機1が工場から出荷され
る際の製品検査や、この給湯タイプの食器洗い機1が水
道などに接続されて冷水が供給される場合に、上述の準
備工程を強制的にキャンセルするために実行される処理
である。なお、このキャンセルチェック処理では、キー
初期フラグKFが使用される。キー初期フラグKFは、
電源投入時には0にリセットされている。
【0054】図8を参照して、食器洗い機1に電源が投
入されると、キー初期フラグKFの状態が調べられる
(ステップP1)。電源投入直後の状態では、キー初期
フラグKFは0のままであるから、ステップP1でキー
初期フラグKFが1であるか否かの判断は否定されて、
ステップP2に移る。ステップP2では、スタート/一
時停止キー29が押されているか否かが判断される。
【0055】スタート/一時停止キー29が押されてい
ない場合には、ステップP2の判断が否定されてステッ
プP3に移り、キー初期フラグKFが1に書き換えられ
る。そして、ステップP1に戻り、キー初期フラグKF
が1であるか否かの判断が肯定されてステップP9に移
り、マイクロコンピュータ32に内蔵された時間カウン
タがクリアされた後、このキャンセルチェック処理が終
了される。したがって、上述の準備工程をキャンセルす
る場合には、スタート/一時停止キー29を押しなが
ら、電源スイッチ28を押して電源を投入しなければな
らない。
【0056】スタート/一時停止キー29を押しなが
ら、電源スイッチ28が押された場合には、ステップP
2の判断が肯定されてステップP4に移る。ステップP
4では、マイクロコンピュータ32に内蔵された時間カ
ウンタにより、スタート/一時停止キー29が押されて
いる時間が計測される。そして、ステップP5で、時間
カウンタのカウント値が1秒未満であるか否かが判断さ
れる。1秒未満の場合には、ステップP1に戻って、上
述のステップP1,P2,P4,P5が繰り返される。
ステップP1,P2,P4,P5の繰り返しの間に、ス
タート/一時停止キー29がオフされた場合には、ステ
ップP2からステップP3に移り、キー初期フラグKF
が1に書き換えられた後、ステップP9で時間カウンタ
のカウント値がクリアされて、この処理が終了される。
【0057】一方、スタート/一時停止キー29が、1
秒間以上連続して押されている場合には、ステップP5
で時間カウンタのカウント値が1秒未満であるか否かの
判断が否定されて、ステップP6で水位スイッチ26が
オン状態であるか否かが判断される。水位スイッチ26
がオフ状態になっている場合には、ステップP6の判断
が否定されて、ステップP3に移る。そして、ステップ
P3でキー初期フラグKFが1に書き換えられた後、ス
テップP9で時間カウンタのカウント値がクリアされた
後、このキャンセルチェック処理が終了される。
【0058】ゆえに、上述の準備工程をキャンセルする
場合には、たとえば、電源を投入する前に、ハウジング
4の前面に形成された開口から洗浄室7内に水を供給し
なければならない。すなわち、電源投入時にスタート/
一時停止キー29が誤って押されていても、洗浄室7内
に水が供給されていない場合には、上述の準備工程がキ
ャンセルされないようになっている。
【0059】洗浄室7内に水が供給されて、水位スイッ
チ26がオン状態になっている場合には、ステップP6
で水位スイッチ26がオン状態であるか否かの判断が肯
定されて、ステップP7でキャンセルフラグCFが0か
ら1に書き換えられる。そして、準備工程がキャンセル
された旨の報知するために、たとえばブザーが鳴らされ
(ステップP8)、時間カウンタがクリアされて(ステ
ップP9)、このキャンセルチェック処理が終了され
る。なお、このキャンセルチェック処理は必ずしも必要
な処理ではなく、キャンセルチェック処理が省略され
て、上述の準備工程が常に行われるように構成されてい
ても構わない。
【0060】以上では、準備工程時における制御の流れ
について具体的な時間を例に挙げて説明したが、この発
明は上述の具体例に限定されるものではない。この発明
の特徴の1つは、洗浄室内に冷えた残水が存在したり、
給湯配管内の冷えた残水が洗浄室に供給されたりするこ
とによって、洗浄室内に溜められる温水の温度が低くな
るのを防止するために、洗浄室内に洗浄に必要な温水を
供給するための給湯工程に先立って、洗浄室および給湯
配管内の残水を排水するための準備工程が行われる点に
ある。また、この発明の他の特徴の1つは、準備工程に
おいて給湯弁が開成されている間、排水ポンプが間欠的
に駆動されることにより、準備工程中に処理室内から水
がなくなり、排水ポンプがエアかみを起こすのを防止し
ている点にある。したがって、上述の具体例のように排
水ポンプが必ずしも15秒間隔でオン/オフされる必要
はなく、給湯機の給湯能力がさらに低い場合には、排水
ポンプのオン時間が短く、オフ時間が長くなるように変
更されるとよい。
【0061】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
給湯工程に先立って給湯手段内に残留している水がすべ
て排水されるから、給湯手段内の残水が冷えている場合
であっても、洗浄開始直後から適温の温水で食器の洗浄
を行うことができる。ゆえに、洗浄室に水道水が供給さ
れるタイプの食器洗い機に比べて、洗浄に要する時間を
確実に短縮することができる。
【0062】また、給湯手段内の残水が排水される際に
は、排水手段が間欠駆動されるので、給湯能力の低い給
湯手段が用いられた場合であっても、排水手段が停止さ
れている間に洗浄室内に水が溜められる。よって、排水
手段が間欠駆動されている間に洗浄室内の水がなくなっ
てしまうことがなく、排水手段にエアが流入することに
起因する排水能力の低下を招くおそれがない。ゆえに、
給湯手段内の残水を予め設定された時間内で確実に排水
することができる。
【0063】請求項3記載の発明によれば、給湯手段内
の残水を排水する工程中に、洗浄室から水がオーバフロ
ーするおそれがない。請求項4記載の発明によれば、ト
リップ制御手段による制御が行われた場合であっても、
給湯手段内に残水が残ったり、給湯手段内の残水を排水
するのに要する時間が必要以上に長くなるといったこと
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる食器洗い機の内
部構成を簡略化して示す側面断面図である。
【図2】操作パネルの構成を示す平面図である。
【図3】食器洗い機の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図4】準備工程時における処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図5】準備工程時における処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】準備工程時における処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図7】準備工程時における給湯弁および排水ポンプの
オン/オフ状態を示すタイミングチャートである。
【図8】キャンセルチェック処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 食器洗い機 2 給湯配管(給湯手段) 3 給湯機 7 洗浄室 9 給湯弁(給湯手段) 19 排水ポンプ 26 水位スイッチ 32 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−140919(JP,A) 特開 平3−131221(JP,A) 特開 昭60−168428(JP,A) 特開 平7−88068(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/00 - 15/46

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄室内に溜められた温水を汲み上げて、
    汲み上げた温水を洗浄室内にセットされた食器に噴射し
    て食器を洗浄する食器洗い機であって、 洗浄室内に温水を供給する給湯手段と、 洗浄室内に溜められた温水を排水する排水手段と、 洗浄に使用される温水を洗浄室内に溜めるための給湯工
    程に先立って、給湯手段を駆動させるとともに排水手段
    を間欠駆動させることと、その後に給湯手段を停止させ
    るとともに排水手段を連続駆動させることからなる準備
    工程を実行する給排水制御手段とを含むことを特徴とす
    る食器洗い機。
  2. 【請求項2】上記準備工程を実行する上記給排水制御手
    段は、最初の予め定める第1時間は給湯手段のみを駆動
    させ、第1時間に続く予め定める第2時間は給湯手段お
    よび排水手段を駆動させ、第2時間に続く予め定める第
    3時間は排水手段を停止させて給湯手段を駆動させ、さ
    らに第3時間に続く予め定める第4時間は給湯手段を停
    止させて排水手段を駆動させる手段であることを特徴と
    する請求項1記載の食器洗い機。
  3. 【請求項3】洗浄室内の水位が所定水位に到達したこと
    を検出する水位検出手段と、 上記給排水制御手段によって給湯手段および排水手段の
    駆動が制御されている間に、洗浄室内の水位が所定水位
    に到達したことが水位検出手段によって検出された場合
    には、給湯手段を停止させた状態で排水手段を予め定め
    る時間連続駆動させるトリップ制御手段とをさらに含む
    ことを特徴とする請求項1または2記載の食器洗い機。
  4. 【請求項4】上記給排水制御手段による制御が開始され
    てから洗浄室内の水位が所定水位に到達した時点までの
    時間に基づいて、上記トリップ制御手段による制御の終
    了後に上記給排水制御手段による制御を再開するか否か
    を選択する選択手段をさらに含むことを特徴とする請求
    項3記載の食器洗い機。
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