JP2808207B2

JP2808207B2 - 食器洗浄機

Info

Publication number: JP2808207B2
Application number: JP4062348A
Authority: JP
Inventors: 道治石原
Original assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Current assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date: 1992-03-18
Filing date: 1992-03-18
Publication date: 1998-10-08
Anticipated expiration: 2013-10-08
Also published as: JPH05261056A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、食器洗浄機に係り、特
にタンク内の洗浄水の温度を適正温度にするための制御
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の食器洗浄機は、例えば特
開平３ー１３１２２１号公報に示されているように、給
水装置によるタンク内への洗浄水の供給が終了した後
に、タンク内に貯えられた洗浄水の温度を温度センサに
より検出させ、その検出温度が所定温度未満のときに排
水ポンプによりこれを全て機外に排出させ、その後再び
タンク内に洗浄水を供給させることにより洗浄水の温度
が所定温度以上になるように制御している。

【０００３】また、この食器洗浄機は、上記した他に、
温度センサにより洗浄水の温度を検出しつつ給水を行
い、同時に、洗浄水が所定温度以上になるまで排水ポン
プにより洗浄水を機外に排出させて、洗浄水の温度が所
定温度以上になるように制御している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した前者
の場合、給水開始時に給水装置から供給される洗浄水の
温度が低いために、一供給途中から洗浄水が所定温度以
上になった場合においても、給水終了時の洗浄水の温度
が所定温度末満のときにはタンク内に供給された洗浄水
の全てを排出してしまうので、大量の洗浄水が無駄にな
るという問題がある。

【０００５】また、上記した後者の場合、洗浄水の供給
と同時に排出を行うのでタンク内に洗浄水がほとんど貯
められることがなく、このためタンクの外壁に取り付け
られた温度センサにより洗浄水の温度を正確に検出する
ことが難しいという問題がある。さらに、後者の場合の
ように、洗浄水を供給しながら同時に排出を行うと、給
水装置からの供給量に比べて排水ポンプの排出量の方が
多いため、排水ポンプを空運転させることになり、排水
ポンプに損傷を与えるという問題もある。本発明は、上
記した問題を解決しようとするもので、洗浄水の浪費等
をすることなくタンク内に適正温度の洗浄水を供給する
食器洗浄機を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために上記請求項１に係る発明の構成上の特徴は、洗浄
槽に設けたタンク内に外部給水源から給湯器を介した洗
浄水を供給する給水装置と、前記タンク内の洗浄水を前
記洗浄槽内に循環供給させ同洗浄槽内に収容された食器
類の洗浄あるいはすすぎ洗いを行う洗浄装置と、前記タ
ンクに貯えられた洗浄水を排出する排水装置と、前記給
水装置、洗浄装置及び排水装置の作動を制御して給水行
程、洗浄又はすすぎ行程、及び排水行程からなる１サイ
クルの行程を繰り返し行わせる電気制御装置とを備えた
食器洗浄機において、前記電気制御装置内に、前記タン
ク内に供給された洗浄水の温度を検出する温度センサ
と、前記タンク内の洗浄水の水位が洗浄に必要な高さで
ある基準水位より高くなったことを検出する水位検出手
段と、前記給水行程にて、前記給水装置を制御して給水
を開始させ、同給水の開始から洗浄水の水位が前記基準
水位に達しないように予め定められた所定時間の経過時
に前記温度センサからの温度検出結果を入力して、同温
度検出結果が所定温度未満であるか以上であるかを判定
し、同判定により前記温度検出結果が所定温度未満であ
ると判定されたとき前記排水装置を制御して前記タンク
内の洗浄水を一定時間排出させ、同洗浄水の排出後に前
記水位検出手段により洗浄水の水位が前記基準水位より
高くなったことが検出された時点で前記給水装置を制御
して給水を停止させ、また前記判定により前記温度検出
結果が所定温度以上であると判定されたとき、前記洗浄
水の排出を行うことなく、前記水位検出手段により洗浄
水の水位が前記基準水位より高くなったことが検出され
た時点で前記給水装置を制御して給水を停止させる給水
制御手段とを設けたことにある。

【０００７】また、上記請求項２に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項１に記載の食器洗浄機において、前
記タンクを前記洗浄槽の底壁の一部分を下側に向けて突
出させて設け、その突出部分に前記温度センサを配置さ
せたことにある。

【０００８】

【発明の作用・効果】上記のように請求項１に記載の発
明を構成したことにより、給水行程において、給水制御
手段は、給水装置による給水の開始から所定時間の経過
時に温度センサによって検出されたタンク内に貯えられ
た洗浄水の温度検出結果を入力して、同温度検出結果が
所定温度未満であるか以上であるかを判定する。この判
定により温度検出結果が所定温度未満であると判定され
たときには、排水装置を作動させてタンク内の洗浄水を
機外に一定時間排出させ、その後、洗浄水の水立が洗浄
に必要な高さである基準水位より高くなっことが水位検
出手段により検出された時点で、給水装置を制御して給
水を停止させる。一方、前記判定により温度検出結果が
所定温度以上であると判定されたとき、前記洗浄水の排
出を行うことなく、洗浄水の水位が前記基準水位より高
くなったことが水位検出手段により検出された時点で、
給水装置を制御して給水を停止させる。前記所定時間
は、給水の開始から洗浄水の水位が前記基準水位に達し
ない時間に予め定められているので、前記所定時間内に
タンク内に貯められる洗浄水量は、供給終了によりタン
ク内に一杯に貯められる貯水量に比べて少ない。また、
前記一定時間も適当に定めれば、同一定時間に排出され
る水量も前記貯水量に比べて少なくできる。

【０００９】その結果、洗浄水の無駄な排出を少なくし
て、所定温度以上の洗浄水をタンク内に貯えることが出
来る。また、これに伴い、洗浄水を加熱するためのエネ
ルギ効率も良好に出来る。さらに、排水装置による所定
温度未満の洗浄水の排出は、所定量の洗浄水がタンクに
貯った後に行われるので排水装置が空運転することはな
く、このため排水装置が損傷を受けることはない。

【００１０】また、上記のように請求項２に記載の発明
を構成したことにより、前記洗浄槽の底壁の一部分を下
側に向けて突出させて設けたタンク内に洗浄水が貯めら
れた状態において、突出部分に配置された温度センサに
より洗浄水の温度を検出することが出来るので、正確な
温度検出結果が得られる。その結果、排水制御装置によ
る排水すべきか否かの判定が正確に行われる。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図１は食器洗浄機の全体を概略的に示している。
この食器洗浄機は、箱状のハウジング１０を有するとと
もに、このハウジング１０内部に一体的に取り付けられ
た箱状の洗浄槽２０を備えている。この洗浄槽２０は、
内部が洗浄室Ｒとして構成されるとともに、底壁２０ａ
の一部を下方に突出させて形成し、突出部分２１ａの水
平面積を底壁２０ａの水平面積より小さくさせて突出部
分２１ａに水が貯るようにしたタンク２１を設けてい
る。また、洗浄槽２０は、前面がドア２２により開閉さ
れるようになっていて、このドア２２の開閉によりラッ
ク２３に載置された食器２４の洗浄室Ｒ内への出し入れ
が可能になっている。洗浄槽２０の背壁２０ｂには給水
弁２７の介装された供給管Ｑ₆ が取り付けられており、
さらに給水弁２７の上流側の供給管Ｑ₇ にはガス瞬間湯
沸器のような給湯器２８が介装されている。給水弁２７
は、電磁ソレノイド２７ａの励磁により開放されて、給
水源（図示しない）から供給され給湯器２８により加熱
された高温洗浄水を洗浄室Ｒを通してタンク２１に供給
する。

【００１２】タンク２１の外側壁には、タンク内に供給
された洗浄水の温度を検出する温度センサ２１ｂが取り
付けられている。この温度センサ２１ｂは、洗浄水の温
度が６０℃以上のときオン状態になり、かつ６０℃未満
のときオフ状態になるものである。

【００１３】また、タンク２１の底部には、供給管Ｑ₁
が接続されており、この供給管Ｑ₁は途中にて分岐し、
洗浄ポンプ３１の吸引側に接続されるとともに排水ポン
プ３２の吸引側に接続されている。また、供給管Ｑ₁ は
洗浄ポンプ３１と排水ポンプ３２の中間部分にて供給管
Ｑ₂を介してサブタンク３３に接続されている。

【００１４】洗浄ポンプ３１は、吐出側に接続された供
給管Ｑ₃ を介して洗浄槽２０の底壁２０ａに取り付けら
れた下側洗浄ノズル２５に接続されると共に、供給管Ｑ
₃ から分岐し洗浄槽２０の上方に延出された供給管Ｑ₄
を介して洗浄槽２０の上壁２０ｃに取り付けられた上側
洗浄ノズル２６に接続されている。そして、洗浄ポンプ
３１は図２に示す電動モータ３１ａの駆動により作動を
開始し、タンク２１内の洗浄水を吸引して下側洗浄ノズ
ル２５及び上側洗浄ノズル２６に圧送する。排水ポンプ
３２は、吐出側が機外の適所に延出される供給管Ｑ₅ に
接続されており、図２に示す電動モータ３２ａの駆動に
より作動を開始し、タンク２１内の洗浄水を吸引して機
外の適所に排出する。

【００１５】サブタンク３３は、その底部にてタンク２
１に連通しており、内部に基準水位スイッチ３３ａを収
容している。基準水位スイッチ３３ａは、給水弁２７の
開放によりタンク２１内に供給される洗浄水の水面が洗
浄等に必要な高さである基準水位ｘ_o に達したことを検
出するもので、同水面の高さが基準水位ｘ_oより高けれ
ばオン状態になり、かつ同水面の高さが基準水位ｘ_oよ
り低ければオフ状態になるものである。

【００１６】次に、上記のように構成した食器洗浄機を
電気的に制御するための電気制御装置について図面を用
いて説明すると、図２は同装置の概略回路構成を示して
いる。この電気制御装置４０は、マイクロコンピュータ
４１を備えており、マイクロコンピュータ４１は、ＣＰ
Ｕ，ＲＯＭ，ＲＡＭ，給水タイマ，洗浄すすぎタイマ，
排水タイマ，Ｉ／Ｏなどにより構成されており、電源ス
イッチ（図示しない）のオン状態に応じて電源回路（図
示しない）から直流電圧が供給されることにより、図３
及び図４のフローチャートに対応したコンピュータプロ
グラム（以下、プログラムと記す）の実行を開始する。

【００１７】マイクロコンピュータ４１の入力側には、
上記した温度センサ２１ｂがＡ／Ｄ変換器４２を介して
接続されるとともに基準水位スイッチ３３ａが接続され
ている。Ａ／Ｄ変換器４２は、温度センサ２１ｂからの
検出アナログ信号をディジタル変換してマイクロコンピ
ュータ４１のＩ／Ｏに供給するものである。

【００１８】マイクロコンピュータ４１の出力側には、
駆動回路４３〜４５を介して上記した給水弁２７の電磁
ソレノイド２７ａと、洗浄ポンプ３１の電動モータ３１
ａおよび排水ポンプ３２の電動モータ３２ａが接続され
ている。各駆動回路４３〜４５は、マイクロコンピュー
タ４１からの出力信号を受けて、電磁ソレノイド２７
ａ、電動モータ３１ａおよび電動モータ３２ａをそれぞ
れ駆動させる。

【００１９】次に、上記のように構成した実施例の動作
について説明する。洗浄室Ｒ内に被洗浄食器２４を載置
したラック２３が収容された後、電源スイッチが投入さ
れると、マイクロコンピュータ４１は図３のステップ１
００にてプログラムの実行を開始する。このプログラム
の実行開始後、マイクロコンピュータ４１はステップ１
０１にて各種変数を初期値に設定する初期設定処理を実
行する。初期設定処理後、マイクロコンピュータ４１は
ステップ１０２にて給水ルーチンの処理を行う。

【００２０】マイクロコンピュータ４１は、図４に示す
給水ルーチンをステップ１２０にて開始し、ステップ１
２１にて給水弁２７の電磁ソレノイド２７ａに通電させ
て給水弁２７を開放させ、外部の給水源から給湯器２８
を介して高温の清浄な洗浄水を洗浄室Ｒ内を通してタン
ク２１に供給させると同時に、ステップ１２２にて１５
秒に設定された給水タイマをスタートさせる。この１５
秒の設定時間は、タンク２１内への給水によって洗浄水
の水位が基準水位ｘ₀ に達しないように予め定められた
時間である。所定量の洗浄水がタンク２１内に供給され
給水タイマが１５秒をカウントアップすると、マイクロ
コンピュータはステップ１２３にて「ＹＥＳ」との判定
の基に、プログラムをステップ１２４に移行させて温度
センサ２１ｂにより検出されたタンク内の洗浄水の温度
Ｔを表す温度検出信号を入力し、さらにステップ１２５
にて検出温度Ｔが設定温度６０℃以上であるか否かを判
定する。このとき、温度センサ２１ｂは、洗浄槽２０の
底壁２０ａの一部を下方に突出させて形成したタンク２
１の突出部分２１ａの外壁に取り付けられており、突出
部分２１ａに洗浄水が貯った状態で温度検出を行うの
で、正確な温度検出結果が得られる。その結果、後述す
る１０秒間の排水を行うべきか否かの判断が適正に行わ
れる。

【００２１】検出温度Ｔが設定温度６０℃未満のとき
は、マイクロコンピュータ４１はステップ１２５にて
「ＮＯ」との判定の基に、ステップ１２６にて排水ルー
チンを実行し１０秒間設定温度以下の洗浄水を機外に排
出させる。この排水作動中も給水弁２７を介して洗浄水
の供給は続けられ、１０秒間の排水によりタンク２１内
には設定温度６０℃以上の洗浄水が貯えられる。そし
て、洗浄水が洗浄等に必要な所定の基準水位ｘ₀ に達す
ると、基準水位スイッチ３３ａからオン信号が発せら
れ、マイクロコンピュータ４１はこれを受けてステップ
１２７にて「ＹＥＳ」との判定の基にステップ１２８に
て電磁ソレノイド２７ａへの通電を停止して給水弁２７
を閉止させ、ステップ１２９にて給水ルーチンの実行を
終了する。一方、ステップ１２４における温度センサ２
１ｂによる洗浄水の検出温度Ｔが設定温度６０℃以上と
きは、マイクロコンピュータ４１はステップ１２５にて
「ＹＥＳ」との判定の基に、排水ルーチンを実行するこ
となくプログラムをステップ１２７に移行させ、上記し
たように以下のステップを実行する。

【００２２】以上説明したように、上記給水ルーチンに
おいては、給水開始後洗浄水の水位が基準水位ｘ₀ に達
する前に洗浄水の温度Ｔを検出し、６０℃未満のときに
洗浄水を１０秒間排水させるようにしたので、洗浄水の
排出量を低く抑えることができ洗浄水の浪費を防ぐこと
が出来る。また、洗浄水の排出を少なくしたことによ
り、給湯器２８において洗浄水を加熱するためのエネル
ギを効率良く利用することが出来ると共に、６０℃以上
でかつ不必要に高すぎない温度の洗浄水をタンク２１内
に貯めることが出来る。そして、上記給水ルーチンにお
いては、排水ポンプ３２はタンク２１内に貯められた洗
浄水を排水するので、排水ポンプ３２が空運転すること
はなく従ってポンプが損傷を受けることもない。

【００２３】かくして、タンク２１内に設定温度６０℃
以上の洗浄水が基準水位ｘ₀ まで貯えられると、マイク
ロコンピュータ４１はステップ１０３にて洗浄ルーチン
の処理を行う。マイクロコンピュータ４１は、２分に設
定された洗浄すすぎタイマの計時を開始させると共に電
動モータ３１ａへの通電を開始する。電動モータ３１ａ
の回転開始により、洗浄ポンプ３１がタンク２１内の洗
剤を含んだ洗浄水を供給管Ｑ₁を介して吸引し、供給管
Ｑ₃，Ｑ₄を介して上下の洗浄ノズル２５，２６に圧送
し、各洗浄ノズル２５，２６から噴射される洗浄水によ
り食器類の洗浄を開始する。このとき、洗浄水の温度は
６０℃以上の適正温度であるので、食器類の洗浄が効果
的に行われる。２分経過の後、洗浄すすぎタイマがカウ
ントアップするとマイクロコンピュータ４１は電動モー
タ３１ａへの通電を停止させて洗浄ルーチンを終了す
る。

【００２４】つぎに、マイクロコンピュータ４１はステ
ップ１０４にて排水ルーチンの処理を行う。マイクロコ
ンピュータ４１は、３０秒に設定された排水タイマの計
時を開始させると共に電動モータ３２ａへの通電を開始
する。電動モータ３２ａの回転開始により、排水ポンプ
３２がタンク２１内の汚れた洗浄水を供給管Ｑ₁，Ｑ₅を
通して機外の適所に排出させる。３０秒経過の後、排水
タイマがカウントアップするとマイクロコンピュータ４
１は電動モータ３２ａへの通電を停止させて排水ルーチ
ンを終了する。

【００２５】つぎに、マイクロコンピュータ４１はステ
ップ１０５にて上記したように図４に示す給水ルーチン
を実行して、タンク２１内に設定温度以上の清浄な洗浄
水を供給した後、ステップ１０６にて、洗浄ルーチンと
同様にすすぎ洗いルーチンを３０秒間実行する。このと
き、洗浄水の温度は６０℃以上の適正温度であるので、
食器類のすすぎ洗いが効果的に行われる。すすぎ洗いル
ーチンの終了後、マイクロコンピュータ４１はステップ
１０７にてステップ１０４と同様に排水ルーチンを実行
して洗浄水を機外の適所に排出させる。

【００２６】さらに、マイクロコンピュータ４１はステ
ップ１０８〜１１０においてステップ１０５〜１０７に
おいて実行した給水，すすぎ洗い，排水ルーチンを繰り
返し実行し、食器類のすすぎ洗いを十分に行わせる。そ
して、ステップ１１０にて排水ルーチンが終了した後
は、マイクロコンピュータ４１はステップ１１１にてプ
ログラムの実行を終了する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る食器洗浄機の概略の縦
断側面図である。

【図２】同食器洗浄機の電気制御装置の回路図である。

【図３】図２の制御回路により実行される「コンピュー
タプログラム」のフローチャートである。

【図４】図３の給水ルーチンを詳細に示すフローチャー
トである。

【符号の説明】

２０…洗浄槽、２１…タンク、２１ａ…突出部分、２１
ｂ…温度センサ、２４…食器類、２７…給水弁、２７ａ
…電磁ソレノイド、２８…給湯器、３１…洗浄ポンプ、
３１ａ…電動モータ、３２…排水ポンプ、３２ａ…電動
モータ、４１…マイクロコンピュータ、Ｒ…洗浄室、Ｑ
₁〜Ｑ₇…供給管。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】洗浄槽に設けたタンク内に外部給水源か
ら給湯器を介した洗浄水を供給する給水装置と、前記タ
ンク内の洗浄水を前記洗浄槽内に循環供給させ同洗浄槽
内に収容された食器類の洗浄またはすすぎ洗いを行う洗
浄装置と、前記タンクに貯えられた洗浄水を排出する排
水装置と、前記給水装置、洗浄装置及び排水装置の作動
を制御して給水行程、洗浄又はすすぎ行程、及び排水行
程からなる１サイクルの行程を繰り返し行わせる電気制
御装置とを備えた食器洗浄機において、前記電気制御装
置内に、前記タンク内に供給された洗浄水の温度を検出する温度
センサと、前記タンク内の洗浄水の水位が洗浄に必要な高さである
基準水位より高くなったことを検出する水位検出手段
と、前記給水行程にて、前記給水装置を制御して給水を開始
させ、同給水の開始から洗浄水の水位が前記基準水位に
達しないように予め定められた所定時間の経過時に前記
温度センサからの温度検出結果を入力して、同温度検出
結果が所定温度未満であるか以上であるかを判定し、同
判定により前記温度検出結果が所定温度未満であると判
定されたとき前記排水装置を制御して前記タンク内の洗
浄水を一定時間排出させ、同洗浄水の排出後に前記水位
検出手段により洗浄水の水位が前記基準水位より高くな
ったことが検出された時点で前記給水装置を制御して給
水を停止させ、また前記判定により前記温度検出結果が
所定温度以上であると判定されたとき、前記洗浄水の排
出を行うことなく、前記水位検出手段により洗浄水の水
位が前記基準水位より高くなったことが検出された時点
で前記給水装置を制御して給水を停止させる給水制御手
段とを設けたことを特徴とする食器洗浄機。
【請求項２】前記請求項１に記載の食器洗浄機におい
て、前記タンクを前記洗浄槽の底壁の一部分を下側に向
けて突出させて設け、その突出部分に前記温度センサを
配置させたことを特徴とする食器洗浄機。