JP3236528U - 搬送が安定する高速リニアフィーダ - Google Patents

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文人 森田
英明 野中
光輝 李
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Abstract

本考案は、ベースと、トッププレートと、一対の防振板バネと、一対の圧電素子と、二対の増幅板バネと、バランスを維持するウェイトと、一対のZ形固定ブロックとを含む搬送が安定する高速リニアフィーダを開示し、一対の防振板バネは、それぞれ搬送方向の前後位置に設けられており、且つ搬送方向に向く板面を備える板バネで構成されており、増幅板バネは、それぞれ搬送方向の前後位置に前記ウェイトと前記下側の圧電素子が配置されている振動板バネとを接続し、且つ搬送方向に向く振動板バネ構造を含み、トッププレートは、搬送方向の前後位置に一対の前記増幅板バネによって支持して固定されており、ベースは、その両端がそれぞれ防振板バネを固定している。本考案は、振動機の全高を低くして防振効果を高め、高速でも安定した搬送ができ、振動幅を確保するとともに装置全体の高さを低くする。【選択図】 図2

Description

本考案は、搬送が安定する高速リニアフィーダに関し、特に搬送が安定する高速リニアフィーダに関する。
自動化生産、組立プロセスにおいて、材料の自動供給を実現するために振動式フィーダ又は搬送装置を頻繁に使用する必要があり、従来の振動式フィーダの多くは、ボウル状搬送部分(ボウルフィーダ)と直線搬送部分(リニアフィーダ)とを含み、ボウル状搬送装置は、材料をその内部に設けられている螺旋状のトラックから送り出し、且つ直線搬送部分に移動し、最終的に直線搬送部分を介して所望のステーションに移動することができる。
図1に示すように、それは、従来の技術における搬送が安定する高速リニアフィーダの構造概略図である。それは、トッププレート10と、それぞれトッププレート10の前後両端に固定されている二つの増幅板バネ60と、増幅板バネ60の下端にそれぞれ固定されている圧電素子が配置されている振動板バネ50と、圧電素子が配置されている振動板バネ50の下端にそれぞれ固定されている防振板バネ40と、ウェイト20であって、防振板バネ40の前後両端がウェイト20の前後両側にそれぞれ固定されているウェイト20と、ベース30であって、防振板バネ40の底部がベース30上にそれぞれ固定されているベース30とを含む。
上記構造には、以下の欠点が存在している。
上記高重心の場合、高速になる程に振動板バネと振動が同期しなくなる為、搬送状態が安定しない。
本考案の目的は、板バネZ形固定ブロックを使用して高速でも安定した搬送ができる搬送が安定する高速リニアフィーダを提供することである。
本考案は、以下の技術案を採用する。
搬送が安定する高速リニアフィーダであって、ベースと、トッププレートと、一対の防振板バネと、一対の圧電素子と、二対の増幅板バネと、バランスを維持するウェイトと、一対のZ形固定ブロックとを含み、
トッププレートは、搬送方向の前後位置に一対の前記増幅板バネによって支持して固定されており、
二対の増幅板バネは、それぞれ搬送方向の前後位置に、下側にある圧電素子が配置されている振動板バネに接続されており、且つ搬送方向に向く板面を備える振動板バネによって構成されており、
一対の防振板バネは、それぞれ搬送方向の前後位置にベースの前後位置に固定されており、且つ搬送方向に向く板面を備える板バネによって構成されており、
ウェイトは、その前後両側が圧電素子が配置されている振動板バネ上にそれぞれ接続して固定されており、
一対のZ形固定ブロックは、それぞれ搬送方向の前後位置に防振板バネの最上部と圧電素子が配置されている振動板バネの底部とに固定されており、
ベースは、搬送方向の前後位置に一対の前記防振板バネをそれぞれ固定している。
圧電素子が配置されている振動板バネは、その最上部が増幅板バネ上に固定されており、且つその底部が防振板バネとウェイト上に固定されており、圧電素子が配置されている振動板バネは、上側増幅板バネと下側の防振板バネに同相振動の方式で加振力を印加させることができる同相加振機構である。
増幅板バネは、それぞれ輸送方向の前後位置に前記トッププレートと圧電素子が配置されている振動板バネとを接続し、それが前記ウェイトとトッププレートに加振力を印加することにより、輸送方向上に同相振動を生成する。
前記Z形固定ブロックは、固定ブロック本体と固定ブロック本体の上下両側に固定されている固定部とを含み、且つ前記固定部が固定ブロック本体の前後両側にそれぞれ固定されている。
前記Z形固定ブロックは、それぞれ固定部によって前記防振板バネと圧電素子が配置されている振動板バネとに一体的に固定されている。
本考案は、振動機の全高を低くして防振効果を高め、高速でも安定したワークの搬送ができ、振動幅を確保するとともに装置全体の高さを低くする。
以下では、実施例及び添付図面を参照しながら本考案を詳しく説明し、そのうち、
従来の技術の構造概略図である。 本考案の構造概略図である。 本考案のZ形固定ブロックの構造概略図である。
以下では、本考案の具体的な実施形態についてさらに説明する。
本考案における搬送方向の前後位置とは、搬送方向に沿って相互に分離する二つの位置であり、すなわち、前方位置とは、搬送向き側(搬送方向の一側)の位置であり、後方位置とは、搬送反対側(搬送方向の別の側)の位置である。なお、本明細書において、いわゆる「搬送方向」とは、搬送体上に形成されている搬送路において電子デバイス等の搬送物を搬送する方向であり、いわゆる「搬送向き」とは、上記搬送方向における上記搬送物の前進方向である。
図2に示すように、搬送が安定する高速リニアフィーダであって、トッププレート1と、二対の増幅板バネ2と、圧電素子が配置されている一対の振動板バネ3と、一対のZ形固定ブロック4と、一対の防振板バネ5と、ベース6と、バランスを維持する作用を果たすウェイト7とを含み、
トッププレート1は、搬送方向の前後位置にそれぞれ一対の増幅板バネ2によって支持して固定されており、
二対の増幅板バネ2は、それぞれ搬送方向の前後位置に、下側にある圧電素子が配置されている振動板バネ3に接続されており、且つ搬送方向に向く板面を備える振動板バネによって構成されており、
一対の防振板バネ5は、それぞれ搬送方向の前後位置にベース6の前後位置に固定されており、且つ搬送方向に向く板面を備える板バネによって構成されており、
ウェイト7は、その前後両側が圧電素子が配置されている振動板バネ3上にそれぞれ接続して固定されており、
一対のZ形固定ブロック4は、それぞれ搬送方向の前後位置に防振板バネ5の最上部と圧電素子が配置されている振動板バネ3の底部とに固定されており、
ベース6は、搬送方向の前後位置に一対の防振板バネ5をそれぞれ固定している。
圧電素子が配置されている振動板バネ3は、その最上部が増幅板バネ2上に固定されており、且つその底部が防振板バネ5とウェイト7上に固定されており、圧電素子が配置されている振動板バネ3は、上側増幅板バネ2と下側の防振板バネ5に同相振動の方式で加振力を印加させることができる同相加振機構である。
増幅板バネ2は、それぞれ輸送方向の前後位置にトッププレート1と圧電素子が配置されている振動板バネ3とを接続し、それがウェイト5とトッププレート1に加振力を印加することにより、輸送方向上に同相振動を生成する。
図3に示すように、Z形固定ブロック4は、固定ブロック本体41と固定ブロック本体の上下両側に固定されている固定部42、43とを含み、且つ固定部42、43が固定ブロック本体41の前後両側にそれぞれ固定されている。前記Z形固定ブロック4がそれぞれ固定部42によって防振板バネ5に一体的に固定されており、固定部43によって圧電素子が配置されている振動板バネ3に一体的に固定されている。
本考案は、増幅板バネが二対で四つであり、圧電素子が配置されている振動板バネ、Z形固定ブロック、防振板バネが二つであり、二対の増幅板バネの上端がトッププレートの前後両側にそれぞれ固定されており、且つ増幅板バネの下端に圧電素子が配置されている振動板バネがそれぞれ固定されており、圧電素子が配置されている振動板バネの下端にZ形固定ブロックがそれぞれ固定されており、且つZ形固定ブロックの上端が防振板バネの最上部にそれぞれ固定されており、二つの防振板バネの底部がベースの前後両側上にそれぞれ固定されており、且つウェイトがトッププレートと、増幅板バネと、圧電素子が配置されている振動板バネと、Z形固定ブロックと、防振板バネと、ベースとによって囲まれた空間内に設けられており、バランスを維持するウェイトが圧電素子が配置されている振動板バネとZ形固ブロックとに一体的に固定されており、ウェイトが最上部と底部にいずれも接触しない。
本考案は、Z形固定ブロックを増加させることによって圧電素子が配置されている振動板バネと防振板バネとにそれぞれ接続して固定されていることにより、防振板バネの高さが変化しない場合、装置全体の高さを低くする事により、空間を節約するとともに、防振の効果を増加させ、高速でも安定したワークの搬送ができる。
本考案は、空間を節約することができ、構造全体の高さが比較的に低く、他のボウルフィーダの調節に合わせやすく、低重心設計によって高速運搬の安定化を実現し、すなわちこの構造の重心が高いほど、圧電素子が配置されている振動板バネと振動が同期しなくなる為、搬送状態が不安定となりやすくなる。
本考案は、防振効果を高めることができるとともに、周辺機器への振動干渉を軽減し、且つ周辺機器への騒音を軽減ことができる。
本考案は、防振板バネの縦方向の寸法を長くし、防振バネを長くする事によって得られる防振効果以外のメリットは、前後振動の振幅の増大によって搬送速度の向上を実現する。
本考案のZ形固定ブロックは、振動板バネの振幅を基礎として防振板バネの振幅を重ね合せて、振動機の全体的振動を形成し、防振板バネを長くし且つ全高を低くし、振幅を増大させるとともに騒音を軽減する。
上に記載は、考案のより良い実施例にすぎず、本考案を制限するものではなく、本考案の精神及び原則の範囲内で行われたいかなる修正、同等の置換及び改善等は、いずれも本考案の保護範囲内に含まれるものとする。

Claims (5)

  1. ベースと、トッププレートと、一対の防振板バネと、一対の圧電素子と、二対の増幅板バネと、バランスを維持するウェイトと、一対のZ形固定ブロックとを含む搬送が安定する高速リニアフィーダであって、
    トッププレートは、搬送方向の前後位置に一対の前記増幅板バネによって支持して固定されており、
    二対の増幅板バネは、それぞれ搬送方向の前後位置に、下側にある圧電素子に接続されており、且つ搬送方向に向く板面を備える振動板バネによって構成されており、
    一対の防振板バネは、それぞれ搬送方向の前後位置にベースの前後位置に固定されており、ウェイトは、その前後両側が圧電素子が配置されている振動板バネ上にそれぞれ接続して固定されており、
    一対のZ形固定ブロックは、それぞれ搬送方向の前後位置に防振板バネの最上部と圧電素子が配置されている振動板バネの底部とに固定されており、
    ベースは、搬送方向の前後位置に一対の前記防振板バネをそれぞれ固定している、ことを特徴とする搬送が安定する高速リニアフィーダ。
  2. 圧電素子が配置されている振動板バネは、その最上部が増幅板バネ上に固定されており、且つその底部が防振板バネとウェイト上に固定されており、
    圧電素子が配置されている振動板バネは、上側増幅板バネと下側の防振板バネに同相振動の方式で加振力を印加させることができる同相加振機構である、ことを特徴とする請求項1に記載の搬送が安定する高速リニアフィーダ。
  3. 増幅板バネは、それぞれ搬送方向の前後位置に前記トッププレートと圧電素子が配置されている振動板バネとを接続し、それが前記ウェイトとトッププレートに加振力を印加することにより、搬送方向上に同相振動を生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の搬送が安定する高速リニアフィーダ。
  4. 前記Z形固定ブロックは、固定ブロック本体と固定ブロック本体の上下両側に固定されている固定部とを含み、且つ前記固定部が固定ブロック本体の前後両側にそれぞれ固定されている、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の搬送が安定する高速リニアフィーダ。
  5. 前記Z形固定ブロックは、それぞれ固定部によって前記防振板バネと前記圧電素子が配置されている振動板バネとに一体的に固定されている、ことを特徴とする請求項4に記載の搬送が安定する高速リニアフィーダ。
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