JP3236147B2 - 導電塗料組成物 - Google Patents

導電塗料組成物

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JP3236147B2
JP3236147B2 JP24780893A JP24780893A JP3236147B2 JP 3236147 B2 JP3236147 B2 JP 3236147B2 JP 24780893 A JP24780893 A JP 24780893A JP 24780893 A JP24780893 A JP 24780893A JP 3236147 B2 JP3236147 B2 JP 3236147B2
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耕司 丸山
穣 末崎
徳重 七里
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線や可視光線等の
活性光線等で硬化する導電塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】導電性高分子は、半導体としての性質を
生かした電子デバイスや、酸化還元時の吸収波長の変化
を利用したエレクトロクロミック材料、電池の電極材料
や電気化学的活物質、帯電防止や電磁波シールド材料等
の導電フィラーとして実用化されつつある。特に、ポリ
チオフェン、ポリピロール、ポリアニリン等の導電性高
分子は空気中で安定であり、導電性が100S/cm以
上のものは、実用に適した導電性高分子である。
【0003】これらの導電性高分子に金属的な導電性を
付与するために、ドーパントと導電性高分子の醋体を形
成させるドーピング処理を施すが、導電性高分子がポリ
ピロール、ポリチオフェン等の場合、ドーパントとして
ヨウ素、五弗化砒素等の気体をドーピングする方法が比
較的容易である。しかしながら、この方法では時間とと
もにドーパントが導電性高分子から離脱し、導電性が低
下するという欠点がある。
【0004】上記以外に導電性高分子に金属的な導電性
を付与する方法としては、電気化学的手法によりアニオ
ンのドーピングを施す方法が行われている。この方法で
は導電性の比較的安定なものが得られるが、処理工程が
複雑であるため大量合成に向かないという欠点がある。
【0005】導電性高分子がポリアニリンの場合、ドー
パントとして無機・有機のプロトン酸を用いると安定的
な導電性を示すが、溶液に不溶であるため加工性に問題
がある。この欠点を解決するために、高分子有機酸をド
ーパントにもち、加工性の改良されたアニリン誘導体重
合物が、特開平3−59004号公報に開示されてい
る。しかしながら、この方法では、ビニル基の重合後、
該重合物中でアニリン誘導体等を重合するため、アニリ
ン重合体の重合度が上がらず、導電性が低く、工程が複
雑である等の欠点がある。
【0006】一方、合成樹脂等に導電性を付与する導電
材料として、例えば、カーボン粉末や金属粉末、カーボ
ン繊維や金属繊維等が広く使用されている。これらの導
電材料を、例えば、バインダー中に分散させてコーティ
ング材料を調製し、このコーティング材料を塗布した
り、該導電材料を成形時に混練することにより、合成樹
脂成形体に導電性を付与している。
【0007】このようにして導電性が付与された合成樹
脂成形体は、例えば、帯電防止性能が要求される半導体
ウェハー保存容器、電子・電気部材、半導体の製造工場
の床材、壁材等の用途に使用されている。しかしなが
ら、上記導電材料を用いた成形体は、一般に不透明とな
り、内容物を外部から透視することができないという問
題点がある。
【0008】透明性のよい塗料を得るために、例えば、
特開昭57−85866号公報には、酸化錫を主成分と
する導電性微粉末をバインダー中に含有した塗料が開示
されている。この塗料は、透明でかつ帯電防止性を有す
る塗膜を形成しうるが、バインダーが熱可塑性樹脂であ
るため、得られる塗膜は、一般に、硬度が低く、耐溶剤
性の十分なものが得られないという問題点がある。
【0009】さらに、特開昭60−60166号公報に
は、硬度及び耐溶剤性を向上させるために、紫外線又は
可視光線等で硬化させる塗料が提案されている。この塗
料は、導電性、透明性に優れているが、酸化錫の微粉末
を含有するため、硬度及び耐擦過傷性の十分な塗膜が得
られず、バインダー中に微粉末を分散させるのに長時間
を要し、分散後も再凝集のために塗料の保存性が悪いと
いう問題点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためになされたものであり、その目的は、紫
外線や可視光線等で容易に硬化し、導電性、透明性及び
硬度に優れた塗膜を形成可能な導電塗料組成物を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
【0012】以下に、本発明を詳細に説明する。本発明
で使用されるアニリン系重合体は、一般式(I)で示さ
れる構成単位を主体とする。
【0013】
【化9】 一般式(I)中、Rは水素原子、炭素数1〜15のアル
キル基、アルコキシ基又はフェニル基、R1 は一般式
(II)又は(III)で表される基、R2 は水酸基、一般式
(II)又は(III)で表される基をそれぞれ示し、R1
2 の両者は同じであっても異なっていてもよい。
【0014】
【化10】 一般式(II)中、R3 、R4 、R5 は、水素原子、メチ
ル基又はハロゲン化メチル基を示し、kは0又は1〜8
の整数を示す。
【0015】
【化11】 一般式(III)中、R6 は、水素原子、メチル基又はハロ
ゲン化メチル基を示し、p、q、rは0又は1〜8の整
数を示す。上記ハロゲン化メチル基としては、例えば、
クロロメチル、ブロモメチル等が挙げられる。
【0016】上記アニリン系重合体には、一般式(I)
で示される構成単位以外に、一般式(V) 及び(VI)で
示される構成単位が含有されていてもよい。
【0017】
【化12】 一般式(V) 中、R''は水素原子、炭素数1〜15のア
ルキル基、アルコキシ基又はフェニル基を示す。
【0018】
【化13】 一般式(VI)中、R''' は水素原子、炭素数1〜15の
アルキル基、アルコキシ基又はフェニル基を示す。
【0019】本発明で使用されるアニリン系重合体中に
含有される一般式(I)に相当する構成単位の量は、少
なくなっても多くなっても導電性が低下するので、全構
成単位数中10〜90%に限定される。
【0020】上記アニリン系重合体を調製する方法とし
ては、例えば、アニリン系モノマーと、リン酸エステル
〔(R1 )(R2 )P(=O)OH、R1 及びR2 は上
記と同じ〕とを、水、ジメチルホルムアミド(DMF)
等の溶媒に溶解させ、この溶液に酸化剤溶液を滴下し、
攪拌することにより酸化重合させる方法が挙げられる。
【0021】上記リン酸エステルの量は、少なくなると
反応速度が遅くなり、且つドーピングが不十分となり導
電性が低下し、多くなるとリン酸エステルの過剰分が導
電性を低下させるので、アニリン誘導体モノマー1mo
lに対して、0.1〜0.9molが好ましい。
【0022】上記リン酸エステルとしては、例えば、ア
シッドホスホオキシポリエチレングリコ−ルモノ(メ
タ)アクリレ−ト、アシッドホスホオキシエチル(メ
タ)アクリレ−ト、3−クロロ−2−アシッドホスホオ
キシプロピル(メタ)アクリレ−ト、アシッドホスホオ
キシプロピル(メタ)アクリレ−ト、アシッドホスホオ
キシポリオキシエチレングリコ−ルモノ(メタ)アクリ
レ−ト、アシッドホスホオキシポリオキシプロピレング
リコ−ルモノ(メタ)アクリレ−ト等が挙げられる。
【0023】上記重合反応は、高温になるほど重合体の
導電性が下がる傾向にあるので、重合温度5〜30℃
で、反応時間1〜5時間が好ましく、この温度を保つた
めに水浴又は氷浴で行うのが好ましい。
【0024】上記アニリン系重合体を調製する他の方法
としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸等の無機プロトン
酸とアニリン系モノマーを酸化剤で重合させ、その後、
この重合体をアンモニア、水酸化ナトリウム等のアルカ
リで洗浄して酸を除去し、一般式(V) 又は(VI)を構
成単位とする未ド−プのアニリン系重合体を調製した
後、リン酸エステル〔(R1 )(R2 )P(=O)O
H、R1 及びR2 は上記と同じ〕を加えることにより調
製してもよい。この場合、リン酸エステルの量は、上記
と同様な理由により、アニリン誘導体モノマー1mol
に対して、0.1〜0.9molが好ましい。
【0025】上記アニリン系モノマーとしては、例え
ば、アニリン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリ
ン、ジフェニルアニリン、o−トルイジン、m−トルイ
ジン、2−エチルアニリン、3−エチルアニリン、2,
4−ジメチルアニリン、2,5−ジメチルアニリン、
2,6−ジメチルアニリン、2,6−ジエチルアニリ
ン、2−メトキシアニリン、4−メトキシアニリン、
2,4−ジメトキシアニリン、o−フェニレンジアミ
ン、m−フェニレンジアミン、2−アミノビフェニル、
N,N−ジフェニル−p−フェニレンジアミン等が挙げ
られる。
【0026】上記酸化剤としては、例えば過硫酸塩、過
酸化水素、過マンガン酸塩、二酸化鉛、重クロム酸塩、
二酸化マンガン等が挙げられる。
【0027】本発明で用いられる光重合開始剤は、紫外
線や可視光線などの活性光線により活性化するものが挙
げられる。
【0028】上記光重合開始剤のうち、紫外線で活性化
するものとしては、例えば、ソジウムメチルジチオカー
バメイトサルファイド、ジフェニルモノサルファイド、
ジベンゾチアゾイルモノサルファイド及びジサルファイ
ド等のサルファイド類;チオキサントン、2−エチルチ
オキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジ
エチルチオキサントン等のチオキサントン誘導体;ヒド
ラゾン、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゼンジアゾ
ニウム等の(ジ)アゾ化合物;ベンゾイン、ベンゾイン
メチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾフ
ェノン、ジメチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーケト
ン、ベンジルアントラキノン、t−ブチルアントラキノ
ン、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキ
ノン、2−アミノアントラキノン、2−クロロアントラ
キノン、ベンジルジメチルケタール、メチルフェニルグ
リオキシレート等の芳香族カルボニル化合物;p−ジメ
チルアミノ安息香酸メチル、p−ジメチルアミノ安息香
酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸ブチル、p−ジ
エチルアミノ安息香酸イソプロピル等のジアルキルアミ
ノ安息香酸エステル類;ベンゾイルパーオキサイド、ジ
−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイ
ド、キュメンハイドロパーオキサイド等の過酸化物;9
−フェニルアクリジン、9−p−メトキシフェニルアク
リジン、9−アセチルアミノアクリジン、ベンズアクリ
ジン等のアクリジン誘導体;9,10−ジメチルベンズ
フェナジン、9−メチルベンズフェナジン、10−メト
キシベンズフェナジン等のフェナジン誘導体;6,
4’,4”−トリメトキシ−2,3−ジフェニルキノキ
サリン等のキノキサリン誘導体;2,4,5−トリフェ
ニルイミダゾイル二量体;ハロゲン化ケトン;アシルホ
スフィノキシド、アシルホスフォナート等のアシル化リ
ン化合物等が挙げられる。
【0029】また、可視光線で活性化するものとして
は、例えば、2−ニトロフルオレン、2,4,6−トリ
フェニルピリリウム四弗化ホウ素塩、2,4,6−トリ
ス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
3,3’−カルボニルビスクマリン、チオミヒラーケト
ン等があげられる。
【0030】本発明の導電塗料組成物中、光重合開始剤
の量は、少なくなると活性光線に対する感度が低下して
硬化が不十分となり、一定量以上添加しても増感効果の
向上は認められないので、上記アニリン系重合体100
重量部に対して、0.1〜20重量部に限定される。ま
た、光重合開始剤は、アニリン誘導体の重合を行った後
で加えるのが好ましい。
【0031】本発明の導電塗料組成物には、必要に応じ
て、紫外線吸収剤、酸化防止剤、熱重合禁止剤等が添加
されてもよい。導電塗料組成物の調製は、アニリン系重
合体、光重合開始剤、その他の添加剤を加え混合するこ
とにより行われる。
【0032】上記の方法によって調製された導電塗料組
成物は、例えば、スプレー法、バーコート法、ドクター
ブレード法、ディッピング法等の一般的な方法によって
塗布される。上記導電塗料組成物を塗布対象物に塗布
し、溶剤を含む場合は乾燥させた後、紫外線、可視光線
等の活性光線を照射することにより硬化させて、導電塗
料の塗膜を得る。
【0033】導電塗料組成物の塗布対象物としては、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリレート、ABS樹
脂等の板もしくはシート、ガラス板等が挙げられる。
【0034】活性光線の照射には、例えば、高圧水銀ラ
ンプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ、窒素レーザ
ー、He−Cdレーザー、Arレーザー等が使用され、
照射時間は、導電性塗料組成物の濃度、光源の種類・出
力等により異なるが、通常1〜60分が好ましい。
【0035】次に、本発明2について詳細に説明する。
本発明2で使用される(メタ)アクリレート化合物は、
分子内に少なくとも2個以上のアクリロイル基もしくは
メタアクリロイル基を有するものであって、例えば、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ノナエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、テトラプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ノナプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスルトールペント(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスルトールヘキサ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)クリレート、グリセロールトリ(メタ)アクリレー
ト、トリス−(2−ヒドロキシルエチル)−イソシアヌ
ル酸エステル(メタ)アクリレート、2,2−(ヒドロ
キシエチル)イソシアヌル酸エステル(メタ)アクリレ
ート、 2,2−ビス〔4−((メタ)アクリロキシ
ジエトキシ)フェニル〕プロパン、3−フェノキシ−2
−プロパノイルアクリレート、1,6−ビス(3−アク
リロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−ヘキシルエーテ
ル等が挙げられる。
【0036】上記以外の(メタ)アクリレート化合物と
しては、分子内にウレタン結合を有するアクリル系ウレ
タンオリゴマーが挙げられ、該オリゴマーを用いると塗
膜の硬度と耐擦過傷性が一層向上する。
【0037】上記ウレタンオリゴマーは、ポリオールと
1分子内に2個以上のイソシアネート基を有する化合物
を重合させ、その分子末端のイソシアネート基に、活性
水素を有するアクリレート又はメタクリレートを作用さ
せることによって調製される。
【0038】上記ポリオールとしては、例えば、エチレ
ングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プ
ロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,3−ブ
タンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタ
ンジオール、1,5−ヘプタンジオール、1,5−ヘキ
サンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコール、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
【0039】上記以外のポリオールとしては、アジピン
酸とプロパンジオール、アジピン酸とネオペンチルアル
コール、アジピン酸とブタンジオール等の縮合反応物で
あるポリエステルグリコール、ε−カプロラクトン開環
重合体等が挙げられる。
【0040】上記1分子内に2個以上のイソシアネート
を有する化合物としては、例えば、m−フェニレンジイ
ソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、トル
エン−2,4−ジイソシアネート、トルエン−2,5−
ジイソシアネート、トルエン−3,5−ジイソシアネー
ト、m−キシリレンジイソシアネート、p−キシリレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、4,4’−ジイソシアネート−3,3’
−ジメチルビフェニル、4,4’−ジイソシアネート−
3,3’−ジメチルビフェニルメタン等が挙げられる。
【0041】上記活性水素を有するアクリレート又はメ
タクリレートとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、アクリル酸等が挙げられる。
【0042】上記アクリレート又はメタクリレートは単
独で用いられてもよいし、併用されてもよい。
【0043】本発明2で使用されるアニリン系重合体と
しては、例えば、本発明で使用されるものと同一の重合
体が挙げられる。
【0044】本発明2の導電性塗料組成物中、アニリン
系重合体の量は少なくなると導電性が不十分となり、多
くなると透明性が失われるので、上記(メタ)アクリレ
ート化合物100重量部に対して、1〜100重量部に
限定される。
【0045】本発明2で使用される光重合開始剤として
は、例えば、本発明で使用されるものと同一のものが挙
げられる。
【0046】本発明2の導電塗料組成物中、光重合開始
剤の量は少なくなると活性光線に対する感度が低下して
硬化が不十分となり、一定量以上多くしても増感効果の
向上は殆ど認められないので、上記(メタ)アクリレー
ト化合物100重量部に対して、0.1〜20重量部に
限定される。
【0047】本発明2の導電塗料組成物は、アニリン誘
導体とリン酸エステルをディゾルバー、アトライター、
3本ロール等で攪拌、溶解させた後、(メタ)アクリレ
ートモノマーと光重合開始剤を加え、さらに攪拌するこ
とにより得られる。
【0048】上記導電塗料組成物を、本発明と同様にし
て基材に塗工した後、活性光源より光を照射して該組成
物を硬化させることにより塗膜が得られる。
【0049】次に、本発明3について詳細に説明する。
本発明3で使用されるアニリン系重合体は、一般式(I
V)で示される構成単位を主体とする。
【0050】
【化14】 一般式 (IV)中、R' は水素原子、炭素数1〜15のア
ルキル基、アルコキシ基又はフェニル基を示し、R7
構造中にビニル基を有する基を示す。
【0051】このようなR7 としては、例えば、下記の
ものが挙げられる。 −R8 −CH=CH2 −C6 4 −R8 −CH=CH2 −R8 −OCO−CH=CH2 −R8 −NHCO−CH=CH2 ここで、R8 は、− (CH2)s −、− (CH2 O)
s −、−(CH2 CH2 O)s −、−C(CH3
2 −、−C(CH3 2 CH2 −を示し、sは0又は1
〜15の整数を示す。
【0052】本発明3で使用されるアニリン系重合体中
に含有される一般式(IV)に相当する構成単位の量は、
少なくなっても、多くなっても導電性が低下するので、
全構成単位数中10〜90%に限定される。
【0053】上記アニリン系重合体には、一般式(IV)
で示される構成単位以外に、前記一般式(V) 及び(V
I)で示される構成単位が含有されてもよい。
【0054】上記アニリン系重合体を調製する方法とし
ては、例えば、アニリン系モノマーと、スルホン酸(R
7 SO2 OH、R7 は上記と同じ)ないしはその塩と
を、水、ジメチルホルアミド(DMF)等の溶媒に溶解
させ、この溶液に酸化剤溶液を滴下し、攪拌することに
より酸化重合させる方法が挙げられる。
【0055】上記スルホン酸ないしはその塩の量は、少
なくなると反応速度が遅くなり、且つドーピングが不十
分となるので導電性が低下し、多くなるとスルホン酸な
いしはその塩の過剰分が導電性を低下させるので、アニ
リン系モノマー1molに対して、0.1〜0.9mo
lが好ましい。
【0056】上記スルホン酸としては、例えば、2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、p−ス
チレンスルホン酸等があげられる。
【0057】上記重合反応は、高温になるほど重合体の
導電性が下がる傾向にあるので、重合温度5〜30℃
で、反応時間1〜5時間が好ましく、この温度を保つた
めに水浴又は氷浴で行うのが好ましい。
【0058】上記アニリン系重合体を調製する他の方法
としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸等の無機プロトン
酸とアニリン系モノマーを酸化剤で重合させ、その後、
この重合体をアンモニア、水酸化ナトリウム等のアルカ
リで洗浄して酸を除去し、未ドープのアニリン系重合体
を調製し、一般式(V) 又は(VI)を構成単位とする未
ド−プのアニリン系重合体を調製した後、スルホン酸
(R7 SO2 OH、R7は上記と同じ)ないしはその塩
を加えることにより調製してもよい。この場合、スルホ
ン酸ないしはその塩の量は、上記と同様な理由により、
アニリン系モノマー1molに対して、0.1〜0.9
molが好ましい。
【0059】本発明3で使用されるアニリン系モノマー
としては、例えば、本発明で用いられるものと同一のも
のが挙げられる。
【0060】本発明3で使用される光重合開始剤として
は、例えば、本発明で用いられるものと同一のものが挙
げられる。
【0061】本発明3の導電塗料組成物中、光重合開始
剤の量は少なくなると活性光線に対する感度が低下して
硬化が不十分となり、一定量以上多くなっても増感効果
の向上は殆ど認められないので、アニリン系重合体10
0重量部に対して、0.1〜20重量部に限定される。
【0062】本発明3の導電塗料組成物は、本発明と同
様にして調製し塗布対象物に塗工した後、活性光源より
光を照射して該組成物を硬化させることにより塗膜が得
られる。
【0063】次に、本発明4について詳細に説明する。
本発明4で使用される(メタ)アクリレート化合物とし
ては、例えば、本発明2で用いられるものと同一のもの
が挙げられる。
【0064】本発明4で使用されるアニリン系重合体と
しては、例えば、本発明3で用いられるものと同一のも
のが挙げられる。
【0065】本発明4の導電性塗料組成物中、アニリン
系重合体の量は少なくなると導電性が不十分となり、多
くなると透明性が失われるので、上記(メタ)アクリレ
ート化合物100重量部に対して、1〜100重量部に
限定される。
【0066】本発明4で使用される光重合開始剤として
は、例えば、本発明で用いられるものと同一のものが挙
げられる。
【0067】本発明4の導電塗料組成物中、光重合開始
剤の量は少なくなると活性光線に対する感度が低下して
硬化が不十分となり、一定量以上多くなっても増感効果
の向上は殆ど認められないので、上記(メタ)アクリレ
ート化合物100重量部に対して、0.1〜20重量部
に限定される。
【0068】本発明4の導電塗料組成物は、本発明2と
同様にして、調製し塗布対象物に塗工した後、活性光源
より光を照射して該組成物を硬化させることにより塗膜
が得られる。
【0069】
【実施例】以下、本発明の実施例につき説明する。 (実施例1) 〔アニリン系重合体の調製〕冷却器、攪拌機及び滴下ロ
ートを備えたセパラブルフラスコ反応容器に、脱イオン
化水500ミリリットル、2−アクリロイルオキシエチ
ルアシッドホスフェート(共栄社油脂化学工業社製、商
品名「ライトエステルPA」、式(II)において、k=
1、R3 =R4 =R5 =H)160g(0.84mol
当量)及びアニリン36.5ミリリットル(0.4mo
l当量)を仕込み、水浴で昇温をおさえながら、ペルオ
キソ二硫酸アンモニウム91gを溶解させた濃塩酸50
0ミリリットルを30分かけて滴下し、3時間攪拌を続
けた後、沈澱を濾取し緑色のアニリン系重合体の塩酸塩
粉末を得た。上記粉末を10%水酸化ナトリウム水溶液
で洗浄後、さらに水洗、メタノ−ル洗浄することにより
アニリン系重合体を得た。この粉末の元素分析を行った
結果、式(I)に相当するアニリン系重合体の割合は4
0重量%であった。このようにして合成したアニリン系
重合体150g、ベンゾフェノン10g及びミヒラーケ
トン2gを、メチルエチルケトン(以下MEKという)
200gに分散することによって、アニリン系重合体分
散液を得た。
【0070】〔導電性塗膜の作製〕上記アニリン系重合
体分散液を、アクリル板上に乾燥後の厚さが3μmとな
るようにスピンコートした後、高圧水銀ランプ(300
W)を10分間照射して硬化させ導電性塗膜を形成し
た。
【0071】〔導電性塗膜の性能試験〕上記導電性塗膜
につき、次の項目の性能試験を行った。 (1)表面固有抵抗値 ASTM D257に準拠して測定し、その結果を表1
に示した。 (2)曇価 ASTM D1003に準拠して測定し、その結果を表
1に示した。
【0072】(実施例2)2−アクリロイルオキシエチ
ルアシッドホスフェートに代えて、アシッドホスホオキ
シポリオキシエチレングリコールモノメタクリレート
〔ユニケミカル社製、商品名「ホスマーPE」、式(I
I)において、k=4.5、R3 =R4 =H、R5 =C
3 〕を使用したこと以外は、実施例1と同様にして、
アニリン系重合体粉末〔式(I)の割合30重量%〕を
得た以外は、実施例1と同様にして、アニリン系分散液
を調製し導電性塗膜を作製した。上記導電性塗膜につ
き、実施例1と同様の性能試験を行い、その結果を表1
に示した。
【0073】(実施例3)冷却器、攪拌機及び滴下ロー
トを備えたセパラブルフラスコ反応容器に、1規定の塩
酸500ミリリットルとアニリン36.5ミリリットル
(0.4mol当量)を仕込み、水浴で昇温をおさえな
がら、ペルオキソ二硫酸アンモニウム91gを溶解させ
た1規定塩酸500ミリリットルを30分かけて滴下
し、3時間攪拌を続けた後、沈澱を濾取し緑色のアニリ
ン系重合体粉末を得た。この粉末を1規定アンモニヤ水
500ミリリットル中に入れ、攪拌して酸を除去した
後、粉末を濾取して十分なメタノールで洗浄し脱ドープ
した。次いで、この粉末40gと2−アクリロイルオキ
シエチルアシッドホスフェート40g(0.21mol
当量)をMEK200gに溶解しドーピングを行った
後、ベンゾフェノン10g、ミヒラーケトン2g及びM
EK400gを仕込み2時間攪拌することにより、アニ
リン系重合体分散液を得た。上記アニリン系重合体分散
液より、実施例1と同様にして、導電性塗膜を作製した
後、実施例1と同様の性能試験を行い、その結果を表1
に示した。
【0074】(実施例4)実施例1で合成したアニリン
系重合体粉末150g、ベンゾフェノン22g及びミヒ
ラーケトン5gをMEK200gに分散することによっ
て、アニリン系重合体分散液を得た。上記アニリン系重
合体分散液より、実施例1と同様にして、導電性塗膜を
作製した後、実施例1と同様の性能試験を行い、その結
果を表1に示した。
【0075】(実施例5)実施例4において、ベンゾフ
ェノン3g及びミヒラーケトン1gを使用したこと以外
は、実施例4と同様にしてアニリン系重合体分散液を得
た。上記アニリン系重合体分散液より、実施例1と同様
にして、導電性塗膜を作製した後、実施例1と同様の性
能試験を行い、その結果を表1に示した。
【0076】(比較例1)2−アクリロイルオキシエチ
ルアシッドホスフェート160g、ベンゾフェノン10
g、ミヒラーケトン2g及びMEK200gを仕込んだ
溶液に、高圧水銀ランプ(300W)を30分間照射し
てビニル基を重合させた後、この溶液にアニリン36.
5ミリリットルとペルオキソ二硫酸アンモニウム91g
を加え、3時間攪拌しながらアニリン系重合体溶液を得
た。上記アニリン系重合体溶液より、実施例1と同様に
して、導電性塗膜を作製した後、実施例1と同様の性能
試験を行い、その結果を表1に示した。
【0077】(比較例2)冷却器、攪拌機及び滴下ロー
トを備えたセパラブルフラスコ反応容器に、1規定の塩
酸500ミリリットルとアニリン36.5ミリリットル
(0.4mol当量)を仕込み、水浴で昇温をおさえな
がら、ペルオキソ二硫酸アンモニウム91gを溶解させ
た1規定の塩酸500ミリリットルを30分かけて滴下
し、3時間攪拌を続けた後、沈澱を濾取し緑色のアニリ
ン系重合体粉末を得た。上記アニリン重合体粉末をME
K200gに溶解した後、ベンゾフェノン10g、ミヒ
ラーケトン2g及びMEK400gを仕込み、5時間攪
拌することによってアニリン系重合体分散溶液を得た。
上記重合体分散溶液より、実施例1と同様にして、導電
性塗膜を作製した後、実施例1と同様の性能試験を行
い、その結果を表1に示した。
【0078】(比較例3)比較例1において、ベンゾフ
ェノン22g及びミヒラーケトン5gを使用したこと以
外は、比較例1と同様にしてアニリン系重合体分散液を
得た。上記アニリン系重合体溶液より、実施例1と同様
にして、導電性塗膜を作製した後、実施例1と同様の性
能試験を行い、その結果を表1に示した。
【0079】(比較例4)比較例2で得られたアニリン
系重合体粉末をMEK200gに溶解した後、ベンゾフ
ェノン22g、ミヒラーケトン5g及びMEK400g
を仕込み5時間攪拌することにより、アニリン系重合体
分散液を得た。上記アニリン系重合体分散液より、実施
例1と同様にして、導電性塗膜を作製した後、実施例1
と同様の性能試験を行い、その結果を表1に示した。
【0080】
【表1】
【0081】(実施例6)冷却器、攪拌機及び滴下ロー
トを備えたセパラブルフラスコ反応容器に、濃塩酸50
0ミリリットルとアニリン36.5ミリリットル(0.
4mol当量)を仕込み、水浴で昇温をおさえながら、
ペルオキソ二硫酸アンモニウム91gを溶解させた濃塩
酸500ミリリットルを30分かけて滴下し、3時間攪
拌を続けた後、沈澱を濾取し緑色のアニリン系重合体の
塩酸塩粉末を得た。上記塩酸塩粉末を10%水酸化ナト
リウム水溶液で洗浄後、さらに水洗、メタノール洗浄す
ることによりアニリン系重合体粉末を得た。このアニリ
ン系重合体粉末80g、2−アクリロイルオキシエチル
アシッドホスフェート80g、ベンゾフェノン10g及
びMEK400gを仕込み、ディゾルバーで2時間攪拌
することによってアニリン系重合体分散溶液を得た。
【0082】上記で調製したアニリン系重合体分散溶液
350g(固形分100g)に、ペンタエリスリトール
トリアクリレート200g、1,6−ビス(3−アクリ
ロキシ−2−ヒドロキシプロピル)ヘキシルエーテル2
00g、ベンゾフェノン30g及びミヒラーケトン10
gを加え、さらに1時間攪拌することにより導電塗料組
成物を得た。この導電塗料組成物を、透明なアクリル板
上に3μm(乾燥後の厚さ)となるように塗布した後、
超高圧水銀ランプで1000mJ/cm2 の露光量を照
射して導電性塗膜を形成した。
【0083】上記導電性塗膜につき、次の項目の性能試
験を行った。 (1)表面固有抵抗値 ASTM D257に準拠して測定し、その結果を表2
に示した。 (2)曇価 ASTM D1003に準拠して測定し、その結果を表
2に示した。 (3)鉛筆硬度 JIS K5400に準拠して測定し、その結果を表2
に示した。
【0084】(実施例7)実施例6で得られたアニリン
系重合体分散溶液210g(固形分60g)を使用した
こと以外は、実施例6と同様にして、導電塗料組成物よ
り導電性塗膜を形成し、その塗膜につき実施例6と同様
の性能試験を行い、その結果を表2に示した。
【0085】(実施例8)実施例6で得られたアニリン
系重合体分散溶液70g(固形分20g)を使用したこ
と以外は、実施例6と同様にして、導電塗料組成物より
導電性塗膜を形成し、その塗膜につき実施例6と同様の
性能試験を行い、その結果を表2に示した。
【0086】(実施例9)実施例6で、2−アクリロイ
ルオキシエチルアシッドホスフェートの代わりに、アシ
ッドホスホオキシポリオキシエチレングリコールモノメ
タクリレートを用いて、アニリン系重合体を調製した。
このアニリン系重合体を30gに、アクリルオリゴマー
(東亜合成化学社製「アロニックスM−9050」)1
00g、1,6−ビス(3−アクリロキシ−2−ヒドロ
キシプロピル)ヘキシルエーテル100g、ベンゾフェ
ノン30g及びミヒラーケトン10gを加えて、2時間
攪拌することにより導電塗料組成物を得た。上記導電塗
料組成物より実施例6と同様にして導電性塗膜を形成
し、その塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、
その結果を表2に示した。
【0087】(実施例10)実施例2で得られたアニリ
ン系重合体60gに、ペンタエリスリトールトリアクリ
レート100g、1,6−ビス(3−アクリロキシ−2
−ヒドロキシプロピル)ヘキシルエーテル100g、ベ
ンゾフェノン20g及びミヒラーケトン8gを加え、2
時間攪拌することにより導電塗料組成物を得た。上記導
電塗料組成物より実施例6と同様にして、塗膜を形成
し、その塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、
その結果を表2に示した。
【0088】(実施例11)実施例6で得られたアニリ
ン系重合体分散溶液350g(固形分100g)に、ペ
ンタエリスリトールトリアクリレート200g、1,6
−ビス(3−アクリロキシ−2−ヒドロキシプロピル)
ヘキシルエーテル200g、ベンゾフェノン3g及びミ
ヒラーケトン1gを加え、さらに1時間攪拌することに
より導電塗料組成物を得た。上記導電塗料組成物より、
実施例6と同様にして導電性塗膜を形成した後、この塗
膜より、実施例6と同様の性能試験を行い、その結果を
表2に示した。
【0089】(実施例12)実施例6で得られたアニリ
ン系重合体分散液210g(固形分60g)を使用した
こと以外は、実施例11と同様にして、導電塗料組成物
を得た後導電性塗膜を形成し、その塗膜につき実施例6
と同様の性能試験を行い、その結果を表2に示した。
【0090】(実施例13)実施例6で得られたアニリ
ン系重合体分散液70g(固形分20g)を使用したこ
と以外は、実施例11と同様にして、導電塗料組成物を
得た後導電性塗膜を形成し、その塗膜につき実施例6と
同様の性能試験を行い、その結果を表2に示した。
【0091】(比較例5)実施例6で調製したアニリン
系重合体を全く使用しなかったこと以外は、実施例6と
同様にして、導電塗料組成物を得た。上記導電塗料組成
物より実施例6と同様にして導電性塗膜を形成した後、
その塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、その
結果を表2に示した。
【0092】(比較例6)実施例6で調製したアニリン
系重合体4gを使用したこと以外は、実施例6と同様に
して、導電塗料組成物を得た。上記導電塗料組成物より
実施例6と同様にして導電性塗膜を形成した後、その塗
膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、その結果を
表2に示した。
【0093】(比較例7)実施例6で調製したアニリン
系重合体800gを使用したこと以外は、実施例6と同
様にして、導電塗料組成物を得た。上記導電塗料組成物
より実施例6と同様にして導電性塗膜を形成した後、そ
の塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、その結
果を表2に示した。
【0094】(比較例8)実施例6において、2−アク
リロイルオキシエチルアシッドホスフェ−トの代わり
に、リン酸85gを用いたこと以外は、実施例6と同様
にして、導電塗料組成物を得た。上記導電塗料組成物よ
り実施例6と同様にして導電性塗膜を形成した後、その
塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、その結果
を表2に示した。
【0095】(比較例9)メタクリル酸メチル/β−ヒ
ドロキシエチルメタクリレ−ト共重合体(重量平均分子
量:45000)30g、トルエン200g及び粒径
0.1μmのアンチモン含有酸化錫粉末63.2gをボ
−ルミルに仕込み、48時間分散させて、導電塗料組成
物を得た。上記導電塗料組成物より実施例6と同様にし
て導電性塗膜を形成した後、その塗膜につき実施例6と
同様の性能試験を行い、その結果を表2に示した。
【0096】(比較例10)実施例11で調製したアニ
リン系重合体を全く使用しなかったこと以外は、実施例
6と同様にして、導電塗料組成物を得た。上記導電塗料
組成物より実施例6と同様にして導電性塗膜を形成した
後、その塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、
その結果を表2に示した。
【0097】(比較例11)実施例11で調製したアニ
リン系重合体4gを使用したこと以外は、実施例6と同
様にして、導電塗料組成物を得た。上記導電塗料組成物
より実施例6と同様にして導電性塗膜を形成した後、そ
の塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、その結
果を表2に示した。
【0098】(比較例12)実施例11で調製したアニ
リン系重合体800gを使用したこと以外は、実施例6
と同様にして、導電塗料組成物を得た。上記導電塗料組
成物より実施例6と同様にして導電性塗膜を形成した
後、その塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、
その結果を表2に示した。
【0099】
【表2】
【0100】(実施例14)2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸160g(0.8mol当
量)を脱イオン化水1000ミリリットルに溶解させ、
水溶液を調製した。冷却器、攪拌機及び滴下ロートを備
えたセパラブルフラスコ反応容器に、上記水溶液を50
0ミリリットル及びアニリン36.5ミリリットル
(0.4mol当量)を仕込み、水浴で昇温をおさえな
がら、ペルオキソ二硫酸アンモニウム91gを溶解させ
た上記水溶液500ミリリットルを30分かけて滴下
し、3時間攪拌を続けた後、沈澱を濾取し緑色のアニリ
ン系重合体粉末を得た。上記重合体粉末を10%水酸化
ナトリウム水溶液で洗浄後、さらに水洗、メタノール洗
浄することによりアニリン系重合体粉末を得た。上記ア
ニリン系重合体粉末の元素分析を行ったところ、式(I
V)に相当するアニリン系重合体の割合は43重量%で
あった。
【0101】このアニリン系重合体粉末150g、ベン
ゾフェノン10g、ミヒラーケトン2g及びエチルセル
ソルブ200gを仕込み2時間攪拌することにより、導
電塗料組成物を得た。上記導電塗料組成物より実施例1
と同様にして、導電性塗膜を形成し、その塗膜につき実
施例1と同様の性能試験を行い、その結果を表3に示し
た。
【0102】(実施例15)冷却器、攪拌機及び滴下ロ
ートを備えたセパラブルフラスコ反応容器に、1規定の
塩酸500ミリリットル及びアニリン36.5ミリリッ
トル(0.4mol当量)を仕込み、水浴で昇温をおさ
えながら、ペルオキソ二硫酸アンモニウム91gを溶解
させた上記水溶液500ミリリットルを30分かけて滴
下し、3時間攪拌を続けた後、沈澱を濾取し緑色のアニ
リン系重合体粉末を得た。上記アニリン系重合体粉末を
1規定アンモニヤ水500ミリットルに入れ、攪拌して
酸を除去し、さらに粉末を濾取して十分な水で洗浄し脱
ドープした後、この粉末を2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸100gを溶解した水溶液10
00ミリリットルに入れドーピングを行い、アニリン系
重合体粉末を得た。上記アニリン系重合体粉末の元素分
析を行ったところ、式(IV)に相当するアニリン系重合
体の割合は47重量%であった。
【0103】上記アニリン系重合体粉末150gを用い
た以外は、実施例14と同様にして導電塗料組成物を調
製し、この組成物から実施例1と同様にして、導電性塗
膜を形成し、その塗膜につき実施例1と同様の性能試験
を行い、その結果を表3に示した。
【0104】(実施例16)p−スチレンスルホン酸ナ
トリウム塩164g(0.8mol当量)を脱イオン化
水1000ミリリットルに溶解させた水溶液を、陽イオ
ン交換樹脂を充填したカラムに通すことにより、p−ス
チレンスルホン酸水溶液を調製した。冷却器、攪拌機及
び滴下ロートを備えたセパラブルフラスコ反応容器に、
上記水溶液500ミリリットル及びアニリン36.5ミ
リリットル(0.4mol当量)を仕込み、水浴で昇温
をおさえながら、ペルオキソ二硫酸アンモニウム91g
を溶解させた上記水溶液500ミリリットルを30分か
けて滴下し、3時間攪拌を続けた後、沈澱を濾取し緑色
のアニリン系重合体粉末を得た。上記アニリン系重合体
粉末の元素分析を行ったところ、式(VI)に相当するア
ニリン系重合体の割合は32重量%であった。上記アニ
リン系重合体粉末を用いた以外は、実施例14と同様に
して導電塗料組成物を調製し、この組成物から実施例1
と同様にして、導電性塗膜を形成し、その塗膜につき実
施例1と同様の性能試験を行い、その結果を表3に示し
た。
【0105】(実施例17)実施例14で得られたアニ
リン系重合体粉末150g、ベンゾフェノン22g、ミ
ヒラーケトン5g及びエチルセルソルブ200gを仕込
み2時間攪拌することにより、導電塗料組成物を得た。
上記導電塗料組成物より実施例1と同様にして導電性塗
膜を形成した後、その塗膜につき実施例1と同様の性能
試験を行い、その結果を表3に示した。
【0106】(実施例18)実施例14において、ベン
ゾフェノンを3g及びミヒラーケトン1gを使用したこ
と以外は、実施例14と同様にして、導電塗料組成物を
得た後導電性塗膜を形成し、その塗膜につき実施例1と
同様の性能試験を行い、その結果を表3に示した。
【0107】(比較例13)2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸128gを、ベンゾフェノン
10g、ミヒラーケトン2g及び水200gを仕込んだ
溶液に、高圧水銀ランプ(300w)を30分間照射し
てビニル基を重合した。上記重合液に、アニリン36.
5ミリリットル及びペルオキソ二硫酸アンモニウム91
gを加え、3時間攪拌しながらアニリンを重合し、沈殿
を濾取して緑色のアニリン系重合体粉末を得た。上記ア
ニリン系重合体粉末より、実施例14と同様にして導電
塗料組成物を調製し、この組成物から実施例1と同様に
して、導電性塗膜を形成し、その塗膜につき実施例1と
同様の性能試験を行い、その結果を表3に示した。
【0108】(比較例14)実施例3で得られたアニリ
ン系重合体粉末(ドープ処理なし)より、実施例14と
同様にして導電塗料組成物を調製し、この組成物から実
施例1と同様にして導電性塗膜を形成し、その塗膜につ
き実施例1と同様の性能試験を行い、その結果を表3に
示した。
【0109】
【表3】
【0110】(実施例19)実施例15で得られたアニ
リン系重合体粉末200gに、ペンタエリスリトールト
リアクリレート200g、1,6−ビス(3−アクリロ
キシ−2−ヒドロキシプロピル)ヘキシルエーテル20
0g、ベンゾフェノン30g及びミヒラーケトン10g
を加えて、さらに1時間攪拌することにより導電塗料組
成物を調製した。この導電塗料組成物を、透明アクリル
板上に厚さ3μmとなるように塗布した後、超高圧水銀
ランプで1000mJ/cm2 の露光量で照射し、導電
性塗膜を形成し、この塗膜につき実施例6と同様の性能
試験を行い、その結果を表4に示した。
【0111】(実施例20)実施例15で得られたアニ
リン系重合体粉末を100g使用したこと以外は、実施
例19と同様にして導電塗料組成物を調製し、この導電
塗料組成物より、実施例19と同様にして導電性塗膜を
形成し、その塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行
い、その結果を表4に示した。
【0112】(実施例21)実施例15で得られたアニ
リン系重合体粉末を50g使用したこと以外は、実施例
19と同様にして導電塗料組成物を調製し、この導電塗
料組成物より、実施例19と同様にして塗膜を形成し、
その塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、その
結果を表4に示した。
【0113】(実施例22)実施例16で得られたアニ
リン系重合体粉末100gに、ペンタエリスリトールト
リアクリレート100g、1,6−ビス(3−アクリロ
キシ−2−ヒドロキシプロピル)ヘキシルエーテル10
0g、ベンゾフェノン20g及びミヒラーケトン8gを
加えて、さらに1時間攪拌することにより導電塗料組成
物を調製した。この導電塗料組成物より、実施例19と
同様にして導電性塗膜を形成し、その塗膜につき実施例
6と同様の性能試験を行い、その結果を表4に示した。
【0114】(実施例23)実施例14で得られたアニ
リン系重合体粉末200gに、ペンタエリスリトールト
リアクリレート200g、1,6−ビス(3−アクリロ
キシ−2−ヒドロキシプロピル)ヘキシルエーテル20
0g、ベンゾフェノン3g及びミヒラーケトン1gを加
えて、さらに1時間攪拌することにより導電塗料組成物
を調製した。この導電塗料組成物を、透明アクリル板上
に超高圧水銀ランプで1,000mJ/cm2 の露光量
を照射し導電性塗膜を形成し、その塗膜につき実施例6
と同様の性能試験を行い、その結果を表4に示した。
【0115】(実施例24)実施例14で得られたアニ
リン系重合体粉末を100g使用したこと以外は,実施
例23と同様にして導電塗料組成物を調製した。この導
電塗料組成物を、実施例23と同様にして導電性塗膜を
形成し、その塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行
い、その結果を表4に示した。
【0116】(実施例25)実施例14で得られたアニ
リン系重合体粉末を50g使用したこと以外は,実施例
23と同様にして導電塗料組成物を調製した。この導電
塗料組成物を、実施例23と同様にして導電性塗膜を形
成し、その塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行
い、その結果を表4に示した。
【0117】(比較例15)実施例15で得られたアニ
リン系重合体粉末を使用しなかったこと以外は、実施例
12と同様にして導電塗料組成物を調製し、この導電塗
料組成物より、実施例12と同様にして導電性塗膜を形
成し、この塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行
い、その結果を表4に示した。
【0118】(比較例16)実施例15で得られたアニ
リン系重合体粉末4gを使用したこと以外は、実施例1
9と同様にして導電塗料組成物を調製し、この導電塗料
組成物より、実施例19と同様にして導電性塗膜を形成
し、この塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、
その結果を表4に示した。
【0119】(比較例17)実施例15で得られたアニ
リン系重合体粉末800gを使用したこと以外は、実施
例19と同様にして導電塗料組成物を調製し、この導電
塗料組成物より、実施例19と同様にして導電性塗膜を
形成し、この塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行
い、その結果を表4に示した。
【0120】(比較例18)実施例15において2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の代わり
に、硫酸85gを使用したこと以外は、実施例19と同
様にして、導電塗料組成物を調製した後導電性塗膜を形
成し、この塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行
い、その結果を表4に示した。 (比較例19)実施例14で得られたアニリン系重合体
粉末を全く使用しなかったこと以外は、実施例23と同
様にして導電塗料組成物を調製した。この導電塗料組成
物より、実施例23と同様にして塗膜を形成し、その塗
膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、その結果を
表4に示した。
【0121】(比較例20)実施例14で得られたアニ
リン系重合体粉末4gを使用したこと以外は、実施例2
3と同様にして導電塗料組成物を調製した。この導電塗
料組成物より、実施例23と同様にして塗膜を形成し、
その塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、その
結果を表4に示した。
【0122】(比較例21)実施例14で得られたアニ
リン系重合体粉末800gを使用したこと以外は、実施
例23と同様にして導電塗料組成物を調製した。この導
電塗料組成物より、実施例23と同様にして塗膜を形成
し、その塗膜につき実施例6と同様の性能試験を行い、
その結果を表4に示した。
【0123】
【表4】
【0124】
【発明の効果】第1発明及び第3発明の導電塗料組成物
は、上記の構成となされているので、紫外線又は可視光
線で容易に硬化し、導電性及び透明性が優れた塗膜を形
成する。第2発明及び第4発明の導電塗料組成物は、上
記の構成となされているので、紫外線又は可視光線で容
易に硬化し、導電性、透明性及び硬度に優れた塗膜を形
成する。本発明の導電塗料組成物は、半導体関連製品等
の帯電防止材料として好適に使用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−240180(JP,A) 特開 平2−240163(JP,A) 特開 昭60−60166(JP,A) 特表 平6−506723(JP,A) 特表 平3−501264(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 5/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I)で示される構成単位を全構成
    単位数中10〜90%含有するアニリン系重合体100
    重量部及び活性光線により増感する光重合開始剤0.1
    〜20重量部からなることを特徴とする導電塗料組成
    物。 【化1】 〔一般式(I)中、Rは水素原子、炭素数1〜15のア
    ルキル基、アルコキシ基又はフェニル基、R1 は一般式
    (II)又は(III)で表される基、R2 は水酸基、一般式
    (II)又は(III)で表される基をそれぞれ示し、R1
    2 の両者は同じであっても異なっていてもよい。〕 【化2】 〔一般式(II)中、R3 、R4 、R5 は、水素原子、メ
    チル基又はハロゲン化メチル基を示し、kは0又は1〜
    8の整数を示す。〕 【化3】 〔一般式(III)中、R6 は、水素原子、メチル基又はハ
    ロゲン化メチル基を示し、p、q、rは0又は1〜8の
    整数を示す。〕
  2. 【請求項2】分子内に少なくとも2個以上の(メタ)ア
    クリロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物10
    0重量部、一般式(I)で示される構成単位を全構成単
    位中10〜90%含有するアニリン系重合体1〜100
    重量部及び活性光線により増感する光重合開始剤0.1
    〜20重量部からなることを特徴とする導電塗料組成
    物。 【化4】 〔一般式(I)中、Rは水素原子、炭素数1〜15のア
    ルキル基、アルコキシ基又はフェニル基、R1 は一般式
    (II)又は(III)で表される基、R2 は水酸基、一般式
    (II)又は(III)で表される基をそれぞれ示し、R1
    2 の両者は同じであっても異なっていてもよい。〕 【化5】 〔一般式(II)中、R3 、R4 、R5 は、水素原子、メ
    チル基又はハロゲン化メチル基を示し、kは0又は1〜
    8の整数を示す。〕 【化6】 〔一般式(III)中、R6 は、水素原子、メチル基又はハ
    ロゲン化メチル基を示し、p、q、rは0又は1〜8の
    整数を示す。〕
  3. 【請求項3】一般式(IV)で示される構成単位を全構成
    単位数中10〜90%含有するアニリン系重合体100
    重量部及び活性光線により増感する光重合開始剤0.1
    〜20重量部を含有することを特徴とする導電塗料組成
    物。 【化7】 〔一般式 (IV)中、R' は水素原子、炭素数1〜15の
    アルキル基、アルコキシ基又はフェニル基を示し、R7
    は構造中にビニル基を有する基を示す。〕
  4. 【請求項4】分子内に少なくとも2個以上の(メタ)ア
    クリロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物10
    0重量部、一般式(IV)で示される構成単位を全構成単
    位数中10〜90%含有するアニリン系重合体1〜10
    0重量部及び活性光線により増感する光重合開始剤0.
    1〜20重量部からなることを特徴とする導電塗料組成
    物。 【化8】 〔一般式 (IV)中、R' は水素原子、炭素数1〜15の
    アルキル基、アルコキシ基又はフェニル基を示し、R7
    は構造中にビニル基を有する基を示す。〕
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