JP3232575B2 - 半導体処理装置 - Google Patents

半導体処理装置

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JP3232575B2
JP3232575B2 JP5893091A JP5893091A JP3232575B2 JP 3232575 B2 JP3232575 B2 JP 3232575B2 JP 5893091 A JP5893091 A JP 5893091A JP 5893091 A JP5893091 A JP 5893091A JP 3232575 B2 JP3232575 B2 JP 3232575B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着テープに保持した
ウェハを処理するための半導体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プロセス(素子形成)工程を備
えた半導体ウェハは、次の工程で例えば数mm角のチッ
プにダイシングするダイシング処理と、ダイシング処理
された半導体ウェハを洗浄する洗浄処理と、半導体ウェ
ハ上の水分を除去する乾燥処理等が行なわれる。特に、
半導体ウェハを粘着テープ(UVテープ)に保持させた
場合においては、ダイシング処理後、紫外線を照射して
上記粘着テープの粘着力を低下させ、ダイシング後のア
センブリ工程での歩留り低下を抑制するようにしている
(特開平2−10852号公報参照)。
【0003】ところで、上記工程のうち、乾燥処理は、
従来において例えば図5〜図7に示すような乾燥処理装
置を用いて行なうようにしている。即ち、図5で示す乾
燥処理装置(スピンドライ装置)Dは粘着テープ42の
中央に半導体ウェハ43を保持し、粘着テープ42の外
周にフレーム44を貼着してなるワーク45を回転台4
1上に載置し、モータ46により回転台41を回転させ
ながら、エアノズル47からエアをワーク45に吹き付
けて半導体ウェハ43の乾燥を行なうものである。
【0004】また、図6で示す乾燥処理装置Eは、上記
ワーク45を複数縦型に配列し、これらワーク45を回
転軸48を介してモータ49により回転させながら、エ
アノズル50からエアをワーク45に吹き付けて半導体
ウェハ43の乾燥を行なうものである。また、図7で示
す乾燥処理装置Fは、ヒータ51が配された炉52内に
ワーク45を複数積重ねて配し、ヒータ51からの加熱
によって半導体ウェハ43の乾燥(オーブン乾燥)を行
なうものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5で
示す乾燥処理装置Dは、半導体ウェハ43の表面に付着
した比較的大きな水滴を除去することはできるが、ダイ
シング処理により形成されたダイシング溝に付着した水
分やパターン凹凸部の影になるような部分に付着した水
分を除去することができず、しかも、パッシベーション
膜として水分浸透性を有する膜質のもの(例えばPIQ
など)を用いた場合、その水分を除去することができな
いという不都合があり、半導体ウェハ43上に形成され
たチップの歩留りを向上させることができない。
【0006】また、図6及び図7で示す乾燥処理装置E
及びFは、バッチ処理方式のため、半導体ウェハ43の
処理工程における自動化が達成できず、しかも、各半導
体ウェハ43間の乾燥状態にばらつきが生じ、時間もか
かるという不都合がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑み成されたも
ので、その目的とすることろは、前工程で行なわれるダ
イシング処理等により水分残査の確実なる除去と粘着テ
ープに対する粘着力の低下処理が同時に行なえ、半導体
ウェハ上に形成されたチップの歩留りの向上並びに半導
体ウェハに対する処理工程の合理化を図ることができる
半導体処理装置を提供することにある。
【0008】また、本発明は、半導体ウェハに対するダ
イシング処理、洗浄処理及び乾燥処理を枚葉処理方式で
行なえ、半導体ウェハに対する処理工程の合理化(FA
化)並びに高精度で再現性のある処理を実現させること
ができる半導体処理装置を提供することある。
【0009】また、本発明は、半導体ウェハを粘着テー
プに保持するウェハマウント処理、ダイシング処理、洗
浄処理、乾燥処理及び紫外線照射処理を同一装置内で行
い、半導体ウェハに対する処理工程の合理化と共に、装
置全体の小型化を実現させることができる半導体処理装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体処理装置
Aは、処理室3内を石英ガラス11が嵌め込まれた仕切
り板4で2分し、仕切られた一方に真空乾燥処理手段5
を設けると共に、他方に紫外線照射手段6を設けてな
り、真空乾燥処理手段5側に粘着テープ21に保持され
たウェハ22を仕切り板4から浮かせた状態で収容し、
真空乾燥処理手段5側を排気しながら、紫外線照射手段
6からの紫外線を粘着テープ21に照射するように構成
する。
【0011】また、本発明の半導体処理装置Bは、粘着
テープ21に保持されたウェハ22を処理するためのダ
イシング処理部31と、洗浄処理部32と、紫外線照射
手段6を有する真空乾燥処理部33とを併設し、真空乾
燥処理部33としては、処理室3内を石英ガラス11が
嵌め込まれた仕切り板4で2分し、仕切られた一方に真
空乾燥処理手段5を設けると共に、他方に紫外線照射手
段6を設けてなり、真空乾燥処理手段5側にウェハ22
を仕切り板4から浮かせた状態で収容し、真空乾燥処理
手段5側を排気しながら、紫外線照射手段6からの紫外
線を粘着テープ21に照射するように構成する。
【0012】また、本発明の半導体処理装置Cは、ウェ
ハ22を粘着テープ21に保持するウェハマウント処理
部61、ダイシング処理部31、洗浄処理部32及び紫
外線照射手段6を有する真空乾燥処理部33を一体に備
え、真空乾燥処理部33としては、処理室3内を石英ガ
ラス11が嵌め込まれた仕切り板4で2分し、仕切られ
た一方に真空乾燥処理手段5を設けると共に、他方に紫
外線照射手段6を設けてなり、真空乾燥処理手段5側に
ウェハ22を仕切り板4から浮かせた状態で収容し、真
空乾燥処理手段5側を排気しながら、紫外線照射手段6
からの紫外線を粘着テープ21に照射するように構成す
る。
【0013】
【作用】上述の第1の本発明の構成によれば、処理室3
内を石英ガラス11が嵌め込まれた仕切り板4で2分
し、仕切られた一方に真空乾燥処理手段5を設け、他方
に紫外線照射手段6を設けてなり、真空乾燥処理手段5
側に粘着テープ21に保持されたウェハ22を収容し
て、真空乾燥処理手段5側を排気しながら、紫外線照射
手段6からの紫外線を粘着テープ21に照射するように
構成することにより、1つの半導体処理装置内で、粘着
テープに保持されたウェハの真空乾燥処理と、粘着テー
プ21の粘着力低下を促す紫外線照射処理とを同時に行
うことが可能になる。仕切り板4に石英ガラス11が嵌
め込まれているので、石英ガラス11を通して紫外線照
射手段6からの紫外線を粘着テープ21に照射すること
が可能になる。乾燥処理では、真空乾燥処理手段5側の
真空脱水効果により、ウェハ22表面の水分のほか、ダ
イシング処理による水分(ダイシング溝やパターン凹凸
部に水分)の残り並びに水分浸透性を有するパッシベー
ション膜の水分を確実に除去することが可能となり、ウ
ェハ22上のチップの歩留りを向上させることができ
る。この真空乾燥処理と、粘着テープ21への紫外線照
射処理とを同時に行われるので、ウェハ22に対する処
理工程の合理化を実現させることができる。粘着テープ
21に保持されたウェハ22を仕切り板4から浮かせた
状態で収容し、真空乾燥を行い、更に紫外線照射を併せ
て行うので、より安定で効率的にウェハ22及び粘着テ
ープ21の乾燥と、粘着テープの粘着力低下が可能にな
る。また、排気処理しながら紫外線を照射するため、紫
外線照射工程中において粘着テープ21に酸素が吸着す
ることがなく、粘着テープ21に対して確実にその粘着
力低下を実現できる。
【0014】また、上述の第2の本発明の構成によれ
ば、ダイシング処理部31と、洗浄処理部32と、上記
第1の発明と同じ構成を採る紫外線照射手段6を設けて
なる真空乾燥処理部33とを1つの半導体処理装置Bに
併設するようにしたので、ダイシング処理、洗浄処理、
乾燥処理(及び粘着テープ21への粘着力低下処理)の
一連の工程に関し、その合理化(FA化)を実現させる
ことができる。また、上記一連の工程を枚葉処理方式に
より処理することができるため、高精度で再現性のある
ウェハ処理が達成できる。
【0015】また、上述の第3の本発明の構成によれ
ば、ウェハ22を粘着テープ21に保持するウェハマウ
ント処理部61と、ダイシング処理部31と、洗浄処理
部32と、上記第1の発明と同じ構成を採る紫外線照射
手段6を設けてなる真空乾燥処理部33を1つの半導体
処理装置Cに備えるようにしたので、ウェハマウント処
理からダイシング処理、洗浄処理、乾燥処理を経て粘着
テープ21への粘着力を低下させるための紫外線照射処
理までの一連の工程を合理化させることができると同時
に、装置全体の小型化を図ることができる。また、上記
一連の工程を枚葉処理方式により処理することができる
ため第2の発明と同様に高精度で再現性のあるウェハ処
理が達成できる。
【0016】
【実施例】以下、図1〜図4を参照しながら本発明の実
施例を説明する。
【0017】図1は、本実施例に係る真空乾燥処理装置
Aを示す構成図である。この真空乾燥処理装置Aは、有
底箱体1に蓋2を取り付けて構成された真空乾燥処理室
3内に仕切板4を境として上部に真空乾燥処理手段5、
下部に紫外線照射手段6を有してなる。真空乾燥処理手
段5は、外部に設置された真空ポンプ7からの配管8が
導入されて、その内部が真空状態に保持されるようにな
されている。紫外線照射手段6は、紫外線照射源(UV
ランプ)9と、該UVランプ9を横方向に摺動させるス
ライドユニット10からなり、仕切板4の中央に嵌込ま
れた石英ガラス11を通してUVランプ9からの紫外線
が上部の真空乾燥処理手段5側に照射されるように構成
されている。尚、蓋体2は、外部に取り付けられたシリ
ンダ12等による開閉機構13によって、真空乾燥処理
室3に対し開閉自在とされている。
【0018】次に、上記真空乾燥処理装置Aの使用例
(動作)を図1及び図2のシーケンスブロック図を参照
しながら説明する。まず、蓋2を開閉機構13により開
けたのち、粘着テープ21に保持されたダイシング処理
及び洗浄処理済の半導体ウェハ22を真空乾燥処理室3
内に収容する。このとき、粘着テープ21の外周に取り
付けられたダイシングフレーム23を仕切板4上に設け
られた支持体14上に載せることにより、半導体ウェハ
22を浮かせた状態にして収容する。
【0019】次に、蓋2を開閉機構13により閉じて真
空乾燥処理室3内を気密状態にしたのち、真空ポンプ7
を作動させて真空乾燥処理室3内に対し、排気処理を行
なう。この排気処理時間は約1〜2分程度である。この
とき、真空乾燥処理室3内が排気されることにより、該
室3内において所謂真空脱水が生じ、半導体ウェハ22
上の水分が蒸発する。この場合、半導体ウェハ22上の
水分はグラム単位以下であることから、約1分程度の排
気処理でほとんど蒸発する。従って、半導体ウェハ22
表面の水分のほか、前工程のダイシング処理による水分
(ダイシング溝やパターン凹凸部の水分)の残り並びに
水分浸透性を有するパッシベーション膜の水分が確実に
除去される。
【0020】一方、上記排気処理を行なっている間に、
半導体ウェハ22、特に粘着テープ21に対し、下部の
紫外線照射手段6から紫外線を1〜2秒間ほど照射して
粘着テープ21の粘着力を低下させる。このとき、UV
ランプ9をスライドユニット10により横方向に摺動さ
せながら行なうため、粘着テープ21中、半導体ウェハ
22を保持している部分全体に照射線を均一に照射させ
ることができる。また、フレーム23が粘着している部
分は、石英ガラス11の開口幅nにより紫外線の入射が
規制されているため、上記部分の粘着力が低下するとい
うことはない。従って、その後の工程において、フレー
ム23を保持しながら半導体ウェハ22を搬送する際
に、該ウェハ22が粘着テープ21ごと落下するという
不慮の事故を防止することができる。
【0021】一般に、半導体ウェハ22を保持する粘着
テープ21は、例えばダイシング処理時などにおいて、
半導体ウェハ22がずれたり、ダイシング直後、チップ
が冷却水等によって流失したり、その配列が乱れたりす
ることのないように、その粘着力は大であることが好ま
しい。しかし、ダイシング処理後のアセンブリ工程にお
いて、粘着テープ21からチップを取り出すことが困難
になるため、粘着テープ21の粘着力は反対に弱いこと
が好ましい。たのような相反する要求に最適とされるも
のにUVテープがあり、通常は、その粘着力は大きく、
紫外線を当てることによって、その粘着力が低下すると
いうものである。ところが、このUVテープに酸素が吸
着した場合、紫外線照射による粘着力の低下が抑制(阻
止)されて、次のアセンブリ工程において、チップをう
まく取り出すことができないという不都合が生じる。し
かし、本例では、真空乾燥処理室3内を排気処理しなが
ら紫外線を照射するようにしているため、粘着テープ2
1に酸素が吸着するということがなくなり、粘着テープ
21に対し、確実にその粘着力を低下させることができ
る。
【0022】ところで、真空乾燥処理室3内を排気処理
する際、外部との温度差により、該室3の内壁に結露が
発生し、真空乾燥処理手段5の排気処理による水分除去
が充分でなくなる場合が生じる。そこで、本例では、蓋
2の内壁にヒータ24を設け、このヒータ24による加
熱によって、真空乾燥処理室3内外の温度差を極力なく
すようにする。このようにすれば、上記結露の発生が防
止され、半導体ウェハ22上の水分の除去が確実にな
る。また、このヒータ24による加熱によって、水分の
蒸発を促進させることができるため、排気処理にかかる
時間を短縮させることができると共に、チップサイズの
細かいワーク(ウェハ)に対する乾燥処理も有利にな
る。
【0023】そして、上記排気処理終了後、真空乾燥処
理室3内を大気圧に戻したのち、蓋2を開閉機構13に
より開け、その後、フレーム23ごと半導体ウェハ22
を取り出したのち、該半導体ウェハ22を次のアセンブ
リ工程に投入して、本例に係る真空乾燥処理装置Aの動
作が終了する。
【0024】上述の如く、本例によれば、真空乾燥処理
室3内を石英ガラス11が嵌め込まれた仕切り板4で2
分し、仕切られた一方に真空乾燥処理手段5を設け、他
方に紫外線照射手段6を設け、真空乾燥処理手段5側に
粘着テープ21に保持されたウェハ22を収容するの
で、真空乾燥処理手段5による真空脱水効果により、半
導体ウェハ22上の水分を確実に除去することが可能に
なり、半導体ウェハ22上のチップの歩留りを向上させ
ることができる。真空乾燥処理手段5側を排気しなが
ら、紫外線照射手段6からの紫外線を粘着テープ21に
照射するので、上記水分除去と、粘着テープ21への粘
着力低下処理とを同時に行うことができ、半導体ウェハ
22に対する処理工程の簡略化、工数の削減化を図るこ
とができる。粘着テープ21に保持されたウェハ22を
仕切り板4から浮かせた状態で真空乾燥を行い、さらに
紫外線照射を併せて行うので、より安定で効率的に半導
体ウェハ22および粘着テープ21の乾燥と、粘着テー
プ21の粘着力低下を実現できる。また、排気処理しな
がら紫外線を照射するため、紫外線照射工程中において
粘着テープ21に酸素が吸着することがなく、粘着テー
プ21に対して確実にその粘着力を低下させることがで
きる。仕切り板4に石英ガラス11が嵌め込まれている
ので、石英ガラス11を通して紫外線照射手段6からの
紫外線を粘着テープ21に照射することが可能になる。
【0025】次に、上記真空乾燥処理装置Aを設置した
半導体処理装置Bについて図3に基いて説明する。この
半導体処理装置Bは、粘着テープ21に保持された半導
体ウェハ22をダイシング処理するダイシング処理部3
1と、ダイシング処理された半導体ウェハ22を洗浄す
る洗浄処理部32と、上記真空乾燥処理装置Aで構成さ
れた真空乾燥処理部33とが併設されてなる。
【0026】ダイシング処理部31は、粘着テープ21
により保持された半導体ウェハ22が載置されるテーブ
ル34を有し、このテーブル34は、横方向に摺動自在
とされている。そして、このテーブル34に半導体ウェ
ハ22が載置されると、該テーブル34が、横方向に摺
動して、上記半導体ウェハ22をスピンドル部35の先
端に取り付けられたダイシング装置(図示せず)下に搬
送して、半導体ウェハ22に対し、ダイシング処理を行
なう。このダイシング処理が終了すると、上記テーブル
34は、元の位置に摺動・復帰する。
【0027】洗浄処理部32は、図示しない回転駆動系
に取付けられたテーブル36が、上記回転駆動系による
回転運動によって高速回転するようになされており、こ
のテーブル36に半導体ウェハ22を載置させることに
よって、該半導体ウェハ22に対し、スピンナー洗浄を
行なうようになされている。
【0028】真空乾燥処理部33は、上記真空乾燥処理
装置Aと同様の構成を有するため、その説明は省略す
る。尚、37は、半導体ウェハ22を保持した粘着テー
プ21の外周に貼着されたフレーム23をクランプし、
同時に軸37aを中心にして搬送するフレーム搬送アー
ムである。図示の例では軸37aの部分のみを示し、ク
ランプ部分は省略して示す。
【0029】次に、この半導体処理装置Bの動作を説明
すると、まず前工程で粘着テープ21の外周にフレーム
23がマウントされ、次いで粘着テープ21の中央部上
に半導体ウェハ22がマウントされて未処理のワークW
が組立てられ、この未処理のワークWを待機テーブル3
8に投入する。次にフレーム搬送アーム37を動作させ
て待機テーブル38に載置されているワークWをダイシ
ング処理部31のテーブル34に搬送する。そして、こ
のダイシング処理部31において、ダイシング処理され
たワークWを再びフレーム搬送アーム37を用いて洗浄
処理部32のテーブル36に載置し、この洗浄処理部3
2において、ワークW上の半導体ウェハ22に対し、ス
ピンナー洗浄を行なう。このスピンナー洗浄後、再びフ
レーム搬送アーム37を用いてワークWを真空乾燥処理
部33の仕切板4上に載置し、この真空乾燥処理部33
において、真空乾燥処理と粘着テープ21に対する粘着
力の低下処理を行なう。その後、再びフレーム搬送アー
ム37を用いて乾燥処理済のワークWを待機テーブル3
8に載置する。処理済のワークWが待機テーブル38に
載置されると、該待機テーブル38が手前(図面上では
下方)に摺動し、ワークWを処理済マガジン39側に搬
送する。そして、待機テーブル38上のワークWを処理
済マガジン39に投入して本例に係る半導体処理装置B
の一連の動作が終了する。
【0030】上述の如く、本例によれば、上記真空乾燥
処理装置Aを真空乾燥処理部33として、ダイシング処
理部31と洗浄処理部32と共に、1つの半導体処理装
置Bに併設するようにしたので、ダイシング処理、洗浄
処理、乾燥処理及び粘着テープ21への粘着力低下処理
の一連の工程を簡略化できると共に、その合理化(FA
化)を実現させることができる。また、上記一連の工程
を枚葉処理方式により処理することができるため、ワー
クWに対し、高精度で再現性のある処理を行なうことが
できる。
【0031】次に、図4を用いて上記真空乾燥処理装置
Aを有し、粘着テープへのウェハマウントからダイシン
グ,洗浄,乾燥及び紫外線照射の一連の工程を一括して
処理する半導体処理装置Cについて説明する。
【0032】この半導体処理装置Cは、粘着テープ21
に半導体ウェハ22を保持するウェハマウント処理部6
1と、この粘着テープ21に保持された半導体ウェハ2
2をダイシング処理する前記ダイシング処理部31と、
ダイシング処理された半導体ウェハ32を洗浄する前記
洗浄処理部32と、前記真空乾燥処理装置Aで構成され
た紫外線照射処理を兼ねる真空乾燥処理部33とを備え
て成る。
【0033】ウェハマウント処理部61は、外周にリン
ク状のフレーム23が粘着された粘着テープ21を載置
する載置部62を有し、この載置部62上にフレーム2
3を有する粘着テープ21を載置し、更に粘着テープ2
1の中央部に半導体ウェハ22を載置したのち、粘着テ
ープ21の裏面よりローラ66を圧接して粘着テープ2
1に半導体ウェハ22を粘着させるようになされてい
る。
【0034】このウェハマウント処理部61の近傍位置
には、フレーム23を粘着テープ21にマウントするた
めのフレームマウント処理部63が設けられる。このフ
レームマウント処理部63では、フレーム23の輪郭形
状に対応した粘着テープ21が所定ピッチをもって剥離
紙64上に貼着されたシート状体65を連続して自動的
に供給し、このシート状体65の粘着テープ21上にフ
レーム23を載置し、シート状体65の裏面よりローラ
67を圧接して粘着テープ21とフレーム23とを粘着
するようになされている。シート状体65はロール状に
巻かれており、順次フレームマウント処理部63に自動
的に供給されるようになされている。尚、68はフレー
ムをクランプし、軸68aを中心にして搬送するフレー
ム搬送アームである。このフレーム搬送アーム68によ
って、フレームマウント処理部63からフレーム25を
有する粘着テープ21をウェハマウント処理部61に搬
送し、さらに粘着テープ21にマウントされた半導体ウ
ェハ22を待機テーブル38に搬送するようになされ
る。
【0035】ダイシング処理部31、洗浄処理部32及
び紫外線照射処理を兼ねる真空乾燥処理部33は図3と
同様の構成をとるので詳細説明は省略する。但し、ダイ
シング処理部31では、切削水を使用するため、その切
削水及び霧状体等がウェハマウント処理部61、真空乾
燥処理部33へ侵入しないように自動開閉式シャッタ6
9(カバー体)が設けられている。またダイシング処理
部31全体の雰囲気をダクトを通して排出し、霧状体の
外部への漏れを防止するようになされる。さらに、シャ
ッタ開時に霧状体の巻き込みを防ぐためにダイシング処
理部の両側にエアを流し、負圧を形成するようになすを
可とする。
【0036】ウェハマウント処理部61の近傍及び待機
テーブル38の近傍には例えば各フレーム23の一部の
面上に付されたバーコードを認識するためのバーコート
認識部70及び71が配される。また、ダイシング処理
部31のテーブル34の近傍にウェハ22のダイシング
ラインをチェックするためのウェハアライメント部73
が設けられている。
【0037】次に、この半導体処理装置Cの動作を説明
する。まず、ウェハ供給部74に複数の半導体ウェハ2
2を収納したマガジン75が自動的に供給される。この
マガジン75より1枚づつ半導体ウェハ22がウェハア
ライメント部76に搬送されて、ここにおいて半導体ウ
ェハ22の位置決がなされる。一方、フレーム供給部7
7ではフレーム23が連続的に自動供給され、このフレ
ーム供給部77よりのフレーム23をフレームマウント
部63の粘着テープ21上に搬送し、ローラ67によっ
てフレーム23を粘着テープ21の外周に粘着する。
【0038】次に、フレーム搬送アーム68によりフレ
ーム23を粘着した粘着テープ21を剥離紙64より剥
離してウェハマウント部61の載置部62上に載置す
る。そして、この粘着テープ21の中央部上にウェハア
ライメント部76からの半導体ウェハ22を搬送し、ロ
ーラ66を介して粘着テープ21に半導体ウェハ22を
マウントする。
【0039】次いで、粘着テープ21の中央部上に半導
体ウェハ22をマウントした未処理のワークWをフレー
ム搬送アーム68を介して待機テーブル38に搬送す
る。
【0040】次に、図3で説明したと同様に、フレーム
搬送アーム38を介してダイシング処理部31のテーブ
ル34に搬送し、半導体ウェハ22に対してダイシング
処理する。ワークWの搬送ではシャッタ69を開き、ダ
イシング処理部内でエアを流してダイシング処理部側を
負圧にして霧状体の外部への漏れを防止しながらワーク
Wの搬送が行われる。シャッタ69を閉めたのちダイシ
ング処理が行われるが、このとき、ダイシング処理部全
体の雰囲気がダクトを介して排出されることにより、霧
状体の外部への漏れが防止される。
【0041】ダイシング後、ワークWを再びフレーム搬
送アーム38を介して洗浄処理部32のテーブル36に
載置し、ワークWの半導体ウェハ22に対し、スピンナ
ー洗浄を行なう。スピンナー洗浄後、再びフレーム搬送
アーム38を用いてワークWを真空乾燥処理部33の仕
切板上に載置し、真空乾燥処理と、紫外線照射を行い、
乾燥と共に粘着テープの粘着力を低下させる。その後、
再びフレーム搬送アーム38を用いて処理済みのワーク
Wを待機テーブル38に載置する。そして、待機テーブ
ル38上のワークWを処理済みマガジン39に投入して
本例に係る半導体処理装置の一連の動作が終了する。
【0042】本例の半導体処理装置Cによれば、粘着テ
ープ21への半導体ウェハ22のマウント処理、ダイシ
ング処理、洗浄処理、乾燥処理及び紫外線照射処理の各
機能を一つの装置に組込むことにより、ウェハマウント
処理からダイシング処理、洗浄処理、乾燥処理を経て粘
着テープの粘着力を低下させる紫外線照射処理までの一
連の工程を合理化させることができる。同時にこの一連
の工程を枚葉処理方式により処理することができるた
め、図3で説明したと同時に高精度で再現性のあるウェ
ハ処理が達成できる。しかも、この一連の工程を行う半
導体処理装置の小型化を図ることができ、クリーンルー
ム内のスペースの有効利用が増大する。また、従来のウ
ェハマウント装置、ダイシング装置、紫外線照射装置等
を別個に設備した場合に比べて低価格で必要機能を備え
た半導体処理装置を実現できる。さらに、ウェハ供給部
74即ちローダ部と、ワーク処理済マガジン39が配さ
れるアンローダ部が各1つであるので、マガジン物流回
数を削減することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る半導体処理装置によれば、
前工程で行われるダイシング処理等による水分残査の確
実なる除去と、粘着テープに対する粘着力の低下処理を
同時に行なうことができ、ウェハ上に形成されたチップ
の歩留りの向上並びにウェハに対する処理工程の合理化
を図ることができる。
【0044】また、本発明に係る半導体処理装置によれ
ば、ウェハに対するダイシング処理、洗浄処理、乾燥処
理(及び粘着テープに対する粘着力の低下処理)を枚葉
処理方式で行なうことができく、ウェハに対する処理工
程の合理化(FA化)並びに高精度で再現性のある処理
を実現させることができる。
【0045】また、本発明に係る半導体処理装置によれ
は、粘着テープに対するウェハのマウント処理、ウェハ
に対するダイシング処理、洗浄処理、乾燥処理及び紫外
線照射して粘着テープに対する粘着力の低下処理の一連
の工程の合理化を図ることができ、且つこの一連の工程
を行う半導体処理装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空乾燥処理装置を示す構成図で
ある。
【図2】その動作を示すシーケンスブロック図である。
【図3】本発明に係る半導体処理装置の一例を示す構成
図である。
【図4】本発明に係る半導体処理装置の他の例を示す構
成図である。
【図5】従来例に係る乾燥処理装置を示す構成図であ
る。
【図6】他の従来例に係る乾燥処理装置を示す構成図で
ある。
【図7】さらに他の従来例に係る乾燥処理装置を示す構
成図である。
【符号の説明】
A 真空乾燥処理装置 B,C 半導体処理装置 3 真空乾燥処理室 4 仕切板 5 真空乾燥処理手段 6 紫外線照射手段 7 真空ポンプ 8 配管 9 UVランプ 21 粘着テープ 22 半導体ウェハ 23 フレーム 31 ダイシング処理部 32 洗浄処理部 33 真空乾燥処理部 61 ウェハマウント処理部 63 フレームマウント処理部 W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂内 敏 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−10852(JP,A) 特開 昭63−288642(JP,A) 実開 昭63−44439(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 651 H01L 21/301

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内が石英ガラスを嵌め込んだ仕切
    り板で2分され、仕切られた一方に真空乾燥処理手段が
    設けられると共に、他方に紫外線照射手段が設けられて
    なり、 前記真空乾燥処理手段側に粘着テープに保持されたウェ
    ハを前記仕切り板から浮かせた状態で収容し、 前記真空乾燥処理手段側を排気しながら、前記紫外線照
    射手段からの紫外線を前記粘着テープに照射するように
    して成ることを特徴とする半導体処理装置。
  2. 【請求項2】 粘着テープに保持されたウェハを処理す
    るためのダイシング処理部と、洗浄処理部と、紫外線照
    射手段を有する真空乾燥処理部とが併設され、前記真空
    乾燥処理部は、処理室内が石英ガラスを嵌め込んだ仕切
    り板で2分され、仕切られた一方に真空乾燥処理手段が
    設けられると共に、他方に紫外線照射手段が設けられて
    なり、 前記真空乾燥処理手段側に前記ウェハを前記仕切り板か
    ら浮かせた状態で収容し、前記真空乾燥処理手段側を排
    気しながら、前記紫外線照射手段からの紫外線を前記粘
    着テープに照射するようにして成ることを特徴とする半
    導体処理装置。
  3. 【請求項3】 ウェハを粘着テープに保持するウェハマ
    ウント処理部、ダイシング処理部、洗浄処理部及び紫外
    線照射手段を有する真空乾燥処理部を一体に備え、 前記真空乾燥処理部は、処理室内が石英ガラスを嵌め込
    んだ仕切り板で2分され、仕切られた一方に真空乾燥処
    理手段が設けられると共に、他方に紫外線照射手段が設
    けられてなり、 前記真空乾燥処理手段側に前記ウェハを前記仕切り板か
    ら浮かせた状態で収容し、前記真空乾燥処理手段側を排
    気しながら、前記紫外線照射手段からの紫外線を前記粘
    着テープに照射するようにして成ることを特徴とする半
    導体処理装置。
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