JP3217921B2 - エレベータの異常状況判断装置 - Google Patents

エレベータの異常状況判断装置

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JP3217921B2 JP00082494A JP82494A JP3217921B2 JP 3217921 B2 JP3217921 B2 JP 3217921B2 JP 00082494 A JP00082494 A JP 00082494A JP 82494 A JP82494 A JP 82494A JP 3217921 B2 JP3217921 B2 JP 3217921B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異常発生時にエレベー
タを診断し、エレベータの状況を判断するエレベータの
異常状況判断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベータの動作状況を監視する
端末装置をビル側に設け、この端末装置と通常エレベー
タの保守会社内にある監視センタとを電話回線で互いに
接続して、エレベータを遠隔から監視するエレベータの
遠隔監視装置が普及していた。
【0003】この種の遠隔監視装置では、エレベータの
乗かごが所定着床位置に停止しなかったり、所定時間経
過してもドアが閉じなかったりするなどの異常事態が発
生すると、前記の端末装置がこの異常を検知し、電話回
線を介して監視センタに異常通報データを送信する。こ
の異常通報データを受信した監視センタのオペレータ
は、前記データをもとに当該エレベータの所轄営業所の
保守員に対して異常復旧の為に出動する旨の指示を行
う。指示を受けた保守員は当該エレベータが設置された
ビルに向かい、エレベータの復旧作業を行う。このよう
に、エレベータに異常が発生した場合、電話回線を介し
た通報により迅速な処理が取られるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの遠
隔監視装置にあっては、エレベータ自体の異常ではな
く、利用者の使い方に起因して異常と判断されるもの、
例えば引っ越し時に乗かご内の開釦を長時間押し続ける
ことによりドアが所定時間閉まらないもの、また、エレ
ベータ自体の異常であっても自然復旧してしまう異常、
例えばリレー接点の一時的な接触不良により乗かごが所
定着床位置に停止しない異常などにより異常通報データ
を監視センタに通報することがある。このような異常に
対しても保守員はエレベータの復旧作業を行うために出
動するが、当該ビルに到着したときにはエレベータが正
常に復旧していることになる。このような場合におい
て、前者のような異常は、異常通報があっても保守員は
ビルに向かう必要がなく。また、後者の異常にあって
も、その復旧作業の緊急度は高くない。しかし、現状は
異常発生後の状況を外部から的確に確認することができ
ないため、異常通報データの受信があった場合、すべて
保守員が迅速に出動していた。
【0005】本発明は上述した問題に鑑みてなされたも
ので、その目的は、エレベータに発生した異常が保守員
の出動を要するものであるかどうかを外部から確認する
ことのできるエレベータの異常状況判断装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、制御指令を出力し、機器全体を制御する制
御装置を備えたエレベータに備えられ、異常発生時にエ
レベータを診断し、エレベータの状況を判断するエレベ
ータの異常状況判断装置において、異常検知した際当
該異常は診断運転により復旧が確認できるか否かを判定
するとともに、復旧が確認できると判定されたとき、所
定時間経過後、前記制御装置へ診断運転指令を出力する
診断指令部と、前記診断運転の結果を記憶するメモリ部
と、外部と電話回線を介して接続され通信を行う通信部
とを備えた構成にしてある。
【0007】
【作用】本発明は前記のように構成したので、エレベー
タに異常が発生すると、診断指令部は復旧が確認できる
か否かを判定するとともに、復旧が確認できると判定さ
れたとき、所定時間経過後、エレベータ機器全体を制御
する制御装置へ診断運転指令を出力する。これに伴い制
御装置は診断運転を行い、次いで、この診断運転の結果
がメモリ部に記憶される。一方、異常通報を受けた外
部、例えば監視センタは電話回線を介して前記のメモリ
部から診断運転の結果を読み出し、エレベータに発生し
た当該異常の状況を確認するようになっている。これに
よって、エレベータに発生した異常が保守員の出動を要
するものであるかどうかを外部から確認することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明のエレベータの異常状況判断装
置の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明のエ
レベータの異常状況判断装置の一実施例を示すブロック
図、図2は図1の異常状況判断装置の処理順を示すフロ
ーチャート、図3は図1の異常状況判断装置のメモリ部
のフォーマットを示す説明図である。
【0009】一般にエレベータは図1に示すように、昇
降路2a内を昇降する乗かご2bおよびつり合いおもり
2cと、乗かご2bおよびつり合いおもり2cのそれぞ
れに接続されるロープ2dと、このロープ2dが巻きか
けられる巻上機2eと、演算装置3aおよび入出力装置
3bとを有し、前記の巻上機2eに運転指令を出力する
制御装置3とを備えている。また、このように構成され
るエレベータが設置される建物と電話回線4を介して接
続される監視センタ5および営業所6のそれぞれには、
内部に通信装置とコンピュータ等により構成される図示
しない監視装置が設けられている。
【0010】そして、前記のような構成のエレベータに
設置される本実施例のエレベータの異常状況判断装置1
は、異常の検知に応じて診断運転ができるかどうかを判
定するとともに、前記診断運転ができると判定されたと
きに制御装置3へ診断運転指令を出力する診断指令部1
aと、前記診断運転の結果を記憶するメモリ部1bと、
外部、例えば監視センタ5および営業所6と電話回線4
を介して接続され通信を行う通信部1cとを備えてい
る。
【0011】この実施例にあっては、手順S1として異
常状況判断装置1は制御装置3を介してエレベータの異
常を検知すると、手順S2として通信部1cおよび電話
回線4を介して監視センタ5へ異常通報データを送信す
るとともに、手順S3として通報時刻と通報内容とを図
3に示すフォーマットでメモリ部1bへ記憶する。この
後、診断指令部1aは手順S4に示すように通報した異
常が診断運転により復旧の確認ができるものかどうかを
判定し、確認できない内容のものであれば処理を終了す
るが、確認できるものであれば手順S5へと進む。
【0012】ここで、診断運転により復旧が確認できる
異常とは、例えば引っ越し時に乗かご内の開釦を長時間
押していることによってドアが所定時間以上閉じないと
いったような一過性のものであって、逆に、診断運転に
より復旧が確認できない異常とは、エレベータの安全装
置の動作などのようにエレベータそのものが稼働不可能
となる異常のことである。
【0013】異常が発生してから所定時間後に復旧を確
認するため、手順S5に示すように前記送信から所定時
間経過するのを待ち、次いで、診断指令部1aは手順S
6として制御装置3へ診断運転指令を出力する。これに
伴い制御装置3は診断運転を行うが、具体的な診断運転
の内容として、例えば最下階から最上階へのストレート
運転を行い走行状態やドアの開閉状態を確認することが
できる。そして、診断指令部1aは手順S7として診断
運転の終了を待ち、終了時に手順S8として診断運転終
了時刻と診断結果を図3に示すフォーマットでメモリ部
1bに記憶する。
【0014】一方、前記異常通報データの送信を受けた
監視センタ5のオペレータは、前記の異常通報データに
基づき当該エレベータの所轄の営業所6の保守員に対し
て異常復旧の為に出動する旨の指示を行う。この指示を
受けた保守員は、営業所6内の図示しない監視装置を用
いて電話回線4を介して異常状況判断装置1内のメモリ
部1bから当該異常に関するデータを読み出す。これに
より、通報時刻の後に診断運転が実施されており、診断
結果が正常終了であれば、当該エレベータは一時的に異
常が発生したものの、その後、正常に運転していること
がわかるので、復旧作業のために当該ビルへ出動する必
要がないことを判断することができる。
【0015】このように構成した実施例では、エレベー
タに発生した異常が保守員の出動を要するものであるか
どうかを外部から、すなわち、保守員を出動させる営業
所6にて確認することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、エ
レベータに発生した異常が保守員の出動を要するもので
あるかどうかを外部から確認することができる。これに
より、一過性の異常に対して保守員が復旧作業に向かう
ことを防止することができ、したがって、効率的な監視
業務を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの異常状況判断装置の一実
施例を示すブロック図である。
【図2】図1の異常状況判断装置の処理順を示すフロー
チャートである。
【図3】図1の異常状況判断装置のメモリ部のフォーマ
ットを示す説明図である。
【符号の説明】
1 異常状況判断装置 1a 診断指令部 1b メモリ部 1c 通信部 3 制御装置 4 電話回線 5 監視センタ 6 営業所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−358679(JP,A) 特開 平5−162934(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 3/00 - 5/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御指令を出力し、機器全体を制御する
    制御装置を備えたエレベータに備えられ、異常発生時に
    エレベータを診断し、エレベータの状況を判断するエレ
    ベータの異常状況判断装置において、異常検知した際
    当該異常は診断運転により復旧が確認できるか否かを判
    定するとともに、復旧が確認できると判定されたとき
    所定時間経過後、前記制御装置へ診断運転指令を出力す
    る診断指令部と、前記診断運転の結果を記憶するメモリ
    部と、外部と電話回線を介して接続され通信を行う通信
    部とを備えたエレベータの異常状況判断装置。
JP00082494A 1994-01-10 1994-01-10 エレベータの異常状況判断装置 Expired - Fee Related JP3217921B2 (ja)

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