JP2747071B2 - 昇降機遠隔監視装置 - Google Patents

昇降機遠隔監視装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベータ等の昇降機を遠隔監視し、これ
に異常が生じたときに適切に対応するための昇降機遠隔
監視装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、各種建造物にはエレベータ、エスカレータ、リ
フト等の昇降機が設置され、居住者や来客等の便に供さ
れ、人々にとつて不可欠のものとなつている。したがつ
て、この昇降機に故障が発生すると、その建造物の居住
者や出入の人々はその生活や業務に多大の迷惑を蒙るば
かりでなく、人身事故につながる虞も生じる。このた
め、昇降機に対しては常時その異常の有無を監視する監
視システムが採用されている。このような監視システム
を図により説明する。
第8図は従来の昇降機遠隔監視装置のブロツク図であ
る。図で、1は建造物に設置されている昇降機、2は昇
降機1の動作を制御する昇降機制御装置である。昇降機
制御装置2は昇降機1の駆動制御を実行する制御部2aお
よび昇降機1の異常の有無を診断する診断部2bで構成さ
れている。3は監視端末装置、4は監視センタであり、
監視端末装置3と監視センタ4とは電話回線5を介して
接続されている。監視端末装置3は予め定められた台数
の昇降機(図では1台のみ示されている)を管轄し、異
常が発生したとき電話回線5を介してこれを監視センタ
4に発報するとともに監視センタ4からの指令を受信す
る機能を備えている。又、監視センタ4は多数の監視端
末装置をそれぞれ電話回線を介して監視する。6は昇降
機1の点検、修理等の管理を行なう営業所であり、多数
台の昇降機を管理している。7は監視センタ4と営業所
6とを接続する電話回線である。
昇降機制御装置2の制御部2aは昇降機1からの指示、
例えばエレベータのかご内の押釦の押圧等に応じて昇降
機1の運行を制御し、一方、診断部2bは昇降機1からの
信号や制御部2aの制御の実施態様に基づいて昇降機1に
異常が発生しているか否かを常時診断している。診断部
2bにおいて重大な異常が診断されると、監視端末装置3
は電話回線5を介して監視センタ4にこれを発報する。
監視センタ4はこの発報を受けた後、昇降機1を管理す
る営業所6に電話回線7を介して、どの建造物のどの昇
降機に異常が発生しているかを報知する。営業所6で
は、直ちに巡回中の保守員にこれを報らせ、保守員は当
該昇降機1に急行して適切な処置を施して人身事故を未
然に防止するとともに昇降機1の復旧をはかる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来の昇降機遠隔監視装置では、監視
端末装置3は常時昇降機制御装置2の診断部2bを監視
し、異常が生じた場合、その異常に基づいて、昇降機1
に生じる状態を判断する。この判断は重大状態、例えば
「乗客がエレベータ内に閉込められた状態」、「起動不
能状態」、「安全装置が動作した状態」等についてなさ
れる。なお、これら重大な状態が発生する場合は、診断
部2bにおいて、複数個所での異常が診断されるのが通常
であり、監視端末装置3はこれら複数の異常に基づいて
重大状態発生の有無を判断することになる。重大状態発
生が判断されたとき、監視端末装置3は監視センタ4に
重大状態そのものをデータとして発報し、即ち重大状態
が発生したということだけを発報し、監視センタ4はこ
れをそのまま営業所6に連絡する。したがつて、営業所
6および異常発生の昇降機1へ急行する保守員は、連絡
された重大状態についてその原因を知ることなく行動を
開始することになり、保守員が昇降機1に到着し、診断
部2bに記憶されているデータを読出すことにより、はじ
めて異常原因を知り、その対応処理を採ることになる。
この結果、重大状態に対する対応が遅れ、この遅れは、
処理に要する機器を保守員が持参しておらず営業所6に
連絡してこれを取寄せる必要が生じた場合、さらに大き
くなる。又、保守員が昇降機1に到着したときには、既
に何等かの原因で異常が復旧し、重大状態が解消されて
いる場合、診断部2bは現在時点での各個所の異常の有無
を記憶するものであるため、保守員が診断部2bのデータ
を読出しても、どこに異常が発生したのか不明となり、
以後の重大状態発生の防止に備えることができない。
本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決
し、異常の内容および状態を異常の発生時点で知ること
ができ、異常が自然復旧した場合でも異常発生時の異常
の内容および状態を後で知ることができる昇降機遠隔監
視装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は、昇降機制御装置は
昇降機の異常の有無を判定して、異常有りと判定した時
は該異常の重要度の情報と異常の内容および状態を記憶
部に記憶し、監視端末装置は昇降機制御装置が昇降機の
異常を検出した時、異常の重要度と異常の内容および状
態を記憶手段に記憶すると共に、該異常の重要度の信号
のみを監視センタに発報し、該監視センタは該異常の重
要度の信号を受信すると、該異常の重要度を判定して、
それが異常の内容および状態の送信を必要とするものか
否かを判断し、最も高い重要度のものであつた時は無条
件で、異常の内容および状態の送信に関して監視センタ
の監視員の判断を必要とするものであつた時は該監視員
の判断に従つて、監視端末装置に異常の内容および状態
の送信を指令するようにしたものである。
〔作用〕
このように構成したから、昇降機制御装置は昇降機の
異常の有無を判定して、異常有りと判定した時は該昇降
機の異常の重要度の情報と異常の内容および状態を記憶
部に記憶する。そして、監視端末装置は昇降機制御装置
が昇降機の異常を検出した時、異常の重要度と異常の内
容および状態を記憶手段に記憶すると共に、該異常の重
要度の信号のみを監視センタに発報する。監視センタは
該異常の重要度の信号を受信すると、該異常の重要度を
判定して、それが異常の内容および状態の送信を必要と
するものか否かを判断し、最も高い重要度のものであつ
た時は無条件で、異常の内容および状態の送信に関して
監視センタの監視員の判断を必要とするものであつた時
は、該監視員の判断に従つて、監視端末装置に異常の内
容および状態の送信を指令する。なお、異常が解消する
と記憶部に記憶された異常の内容および状態の情報は削
除されるが、監視端末装置の記憶手段には記憶されてい
る。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る昇降機遠隔監視装置の
ブロツク図である。図で、第8図に示す部分と同一部分
には同一符号を付して説明を省略する。20は第8図に示
す昇降機制御装置2に相当する昇降機制御装置、30は第
8図に示す監視端末装置3に相当する監視端末装置、40
は第8図に示す監視センタ4に相当する監視センタであ
る。昇降機制御装置20は、所要の演算、制御を行なうMP
U20a、このMPU20aの処理手順を記憶するROM20b、所要の
データを記憶するRAM20c、およびデータの入出力を行な
うI/O20dより成るマイクロコンピユータで構成されてい
る。監視端末装置30は、所要の演算、制御を行なうMPU3
0a、このMPU30aの処理手順を記憶するROM30b、所要のデ
ータを記憶するRAM30c、およびデータの入出力を行なう
I/O30dより成るマイクロコンピユータ、監視センタ40の
電話番号を自動的にダイヤルする自動ダイヤル装置30
e、および電話回線5を介して情報の授受を行なう送受
信回路30fで構成されている。
監視センタ40は、前記監視端末装置30から送信された
情報を受信し一時保持記憶する受信記憶装置40a、監視
員が必要に応じて操作するためのキーボード40e、端末
装置30の電話番号を自動的にダイアルするための自動ダ
イアル装置40f、監視端末装置30の仕様や監視している
昇降機1に関する情報を格納している機器データ記憶装
置40c、受信記憶装置40aに保持している情報と機器記憶
装置40cに格納している設備機器情報を対応させ故障表
示情報を作成すると共に、故障ランクを判定して自動ダ
イヤル装置40fを制御する処理装置40d、電話回線5を介
して情報の授受を行う送信回路40g、前記故障信号を前
記処理装置40dより受けて順次故障ランクや内容、状態
等を表示する表示装置40b、および監視員が営業所6と
連絡をとる電話機40hで構成されている。
第2図は第1図に示すRAM20cの一部の内容説明図であ
る。RAM20cには図示されているように、一部に、Aラン
ク故障記憶部20c1,Bランク故障記憶部20c2,Cランク故障
記憶部20c3、Dランク故障記憶部20c4、および状態記憶
部20c5を備えており、昇降機1の異常をその異常に対し
て予め定められているランク付けに従つて該当するラン
クの故障記憶部に記憶する。状態記憶部20c5は、昇降機
1に異常が生じたとき、その時点における昇降機1の状
態を記憶する記憶部である。上記ランク付けおよび状態
については、エレベータを例にとつて第3図および第4
図により説明する。
第3図はエレベータの異常項目(自己診断内容)のラ
ンクの一例を説明する説明図、第4図はエレベータの異
常発生時の状態記憶項目を説明する説明図である。第3
図で、Aランクに区分される異常項目は、エレベータの
乗客に憂慮すべき影響を及ぼすおそれがあり、エレベー
タを非常停止すべき重大な異常である。又、Bランクに
区分される異常項目は、エレベータの乗客に直ちに憂慮
すべき影響を及ぼすおそれはないが、エレベータを低速
運転で最寄階まで運転しそこで停止させて乗客を降ろす
処置をすべき異常である。さらに、Cランクに区分され
る異常項目は、エレベータの乗客に危険を生じるおそれ
はないが、放置するとBランク、Aランクの異常に発展
するおそれがあり、エレベータを高速運転で最寄階まで
運転しそこで停止させて乗客を降ろす処置をすべき異常
である。最後にDランクに区分される異常項目は、放置
しておいてもエレベータの運転に支障はなく、次のエレ
ベータ点検整備時にチエツクすればよい軽度の異常であ
る。これら各ランクに区分される異常項目はすべて、昇
降機制御装置20が有する診断機能により自己診断され、
各異常毎に該当するランクの故障記憶部に記憶される。
具体的には、各異常項目は個別に、RAM20cの定められた
アドレスに対応せしめられ、これら各アドレス毎にラン
クが定められることになる。そして、ある異常項目に異
常が生じると、この異常項目に対応するアドレスの値が
例えば「0」から「1」に変化するようになつている。
なお、第3図に示す異常項目について補足説明する
と、「救出運転多発」とは、例えばCランクの異常が所
定の回数連続して発生した状態、「位置検出異常」と
は、昇降機制御装置において何等かの原因でエレベータ
の位置が中間階において把握できなくなる異常、「着床
運転異常」とは、エレベータ停止時の速度が早過ぎる、
又は遅過ぎる異常、「負荷補償エラー」とは、乗客が多
数乗つたときのエレベータのレベル補償の誤り、「郡管
理通信エラー」とは、複数台数のエレベータのグループ
運転の誤り、「運転回数過多」とは、規定の運転回数よ
り多くの回転運転されている状態、「再起動後正常運
転」とは、一旦異常が発生したが再起動を試みたら正常
運転に戻つた状態、をそれぞれ意味する。
次に第4図は、エレベータに異常が発生し、昇降機制
御装置によりこれが自己診断された時点において、第2
図に示す状態記憶部20c5に記憶すべきエレベータの状態
を説明する図であり、各状態記憶項目が列挙されてい
る。具体的には、これら各状態記憶項目は個々にRAM20c
の定められたアドレスに対応せしめられ、これら各アド
レスが第2図に示す状態記憶部を構成する。
なお、第4図に示す状態記憶項目について補足説明す
ると、「呼発生状態、かご呼有無」とは、いずれかの階
床やかご内で呼の押釦が乗客により押されたか否かを示
す項目、「自動、手動、低速運転種別」とは、エレベー
タがどの運転モードで運転されているかを示す項目(低
速運転とは保守のための運転)である。
次に、本実施例の動作を第5図、第6図および第7図
に示すフローチヤートを参照しながら説明する。第5図
は昇降機制御装置20の自己診断動作を示すフローチヤー
トである。昇降機制御装置20は、昇降機1の検出信号や
昇降機制御装置20における制御の態様を監視し(この監
視はミリ秒単位でくり返し実行されている)、これに基
づいて各異常項目について異常が発生しているか否かの
判定を常時行なつている(第5図に示す手順S21)。例
えば、第3図に示す「主回路異常」は次のようにして判
定される。即ち、昇降機制御装置20のマイクロコンピユ
ータが起動指令を出力しているにもかかわらず主回路の
接触器がON動作しない場合、又は、当該マイクロコンピ
ユータが停止指令を出力しているにもかかわらず主回路
の接触器がOFF動作しない場合、昇降機制御装置20はこ
れを「主回路異常」と判定する。このようにして判定が
なされると、昇降機制御装置20はこの判定に応じて所要
の処理(制御)を行なう。例えば上記「主回路異常」の
場合には、昇降機1に対して非常停止の指令が出力され
る。
昇降機制御装置20は、上記のように異常を判定する
と、予め定められた当該異常のランクに従つてその異常
をRAM20cの故障記憶部の該当する異常項目に格納する
(手順S22)。具体的には、その異常は該当する異常項
目のアドレスに例えば値「1」(正常の場合は「0」)
として格納され、当該アドレスがランク付けされている
ことにより、当該異常もランク付けされたことになる。
次いで、当該異常発生時の昇降機1の各状態が状態記憶
部20c5の所定のアドレスに格納される(手順S23)。次
いで、昇降機制御装置20の自己診断機能を停止する指令
が出力されているか否かを判断し(手順S24)、否であ
れば再び手順S21〜S24の処理を繰返す。
次に、監視端末制御装置30の動作を説明する。第6図
は監視端末装置30の動作を説明するフローチヤートであ
る。監視端末装置30はI/O20d,30dを介して昇降機制御装
置20のRAM20cの故障記憶部20c1〜20c4の各アドレスの記
憶の状態を、例えばミリ秒単位で繰返して確認し(第6
図に示す手順S31)、異常が発生したか否かを判断する
(手順S32)。もし、RAM20cの故障記憶部20c1〜20c4
各アドレスの記憶状態が「0」から「1」に変化し、手
順S32で異常が発生したと判断されると、その異常が属
するランクを確認する(手順S33)とともに、そのラン
クのすべての異常項目の内容、およびそのとき状態記憶
部20c5に記憶されている内容を直ちにRAM30cに格納す
る。次いで、自動ダイヤル装置30eの監視センタ40への
ダイヤルを指令し、電話回線5を介して監視センタ40と
の電話回線を接続する(手順S34)。そして、監視セン
タ40に、発生した異常のランクのみを発報する(手順S
35)。異常のランクが複数ある場合は緊急度が上位のラ
ンクのみを発報する。
次に、監視センタ40の動作を説明する。第7図は、監
視センタ40の動作を説明するフローチヤートである。監
視センタ40は監視端末装置30からの電話回線接続要求に
応じて電話回線接続を行ない(第7図に示す手順
S41)、監視端末装置30から発報された異常のランクを
受信し、かつ、これを記憶装置に記憶する(手順
S42)。そして、受信したランクを表示装置に表示し
(手順S43)、このランクがAランクか否かを自動的に
判断する(手順S44)。ランクがAランクでない場合に
は、さらにそのランクが監視センタ40の監視員により確
認される必要があるランクか、又は監視員により確認さ
れる必要のない軽度のランクであるかが判断される(手
順S45)。前者のランクの場合には監視員がそのランク
を確認した後、キーボード40eにより処理装置40dに指令
を発し、これにより、処理装置40dは自動ダイヤル装置4
0eを制御し、送受信回路40f、電話回線5を介して監視
端末装置30に対し、そのRAM30cに記憶されている異常の
内容および状態を間合せ、これらを監視センタ40に発信
するように指令するとともに、この指令により送信され
てきたデータを受信し、受信記憶装置40aに記憶する
(手順S46)。そして、受信された異常の内容および状
態を表示装置40bに表示する。
一方、手順S44でランクがAランクである。即ち異常
が重要な異常であると判断された場合には、手順S45
おける監視員確認の処理をすることなく、直ちに、か
つ、自動的に処理装置40dによる手順S46の処理がなされ
る。これにより、監視員の手数を煩わすことなく、か
つ、迅速に異常に対応することができる。さらに、手順
S45において、異常が監視員による監視を必要としない
軽度の異常であると判断されたときには、何等の処理も
実施することなく処理が終了する。
表示装置40bに表示がなされたとき、監視センタ40の
係員は、電話回線7を介して、異常が生じている昇降機
1を管理する営業所6に、まず、異常発生およびその異
常のランクを連絡するとともに、その後、上記手順S46
の処理が行なわれた場合には、読出されたデータに基づ
き、手順S47により表示された表示事項をみて異常の内
容および昇降機1の状態を営業所6に報知する。営業所
6ではこのような監視センタ40からの異常の報知に基づ
いて、直ちに巡回中の保守員に昇降機1に異常が発生し
ていることおよびその異常のランクを連絡し、もしその
とき異常項目およびそのときの昇降機1の状態が判明し
ているときにはこれらの内容も連絡し、昇降機1に保守
員を急行させる。保守員は、この連絡により昇降機1の
異常原因がどの部分にあるか、又、昇降機1がどのよう
な状態にあるかを予め知ることができるので、昇降機1
に到着したとき、迅速に適切な処置を採ることができ
る。又、最初保守員に異常のランクのみが連絡された状
態で保守員が昇降機1に急行したときには、その後営業
所6に間合せを行なうことにより、保守員は異常項目と
昇降機1の状態を知ることができ、同じく迅速、適切な
処理を採ることができる。
一方、営業所6では、異常の内容に基づいて、昇降機
1の異常の修復に必要な機器であつて保守員が携行して
いないものがある場合には、係員を派遣してこれを直ち
に昇降機1へ運搬させることができ、これにより、確実
かつ迅速な異常の修復を保証することができる。又、最
初に異常のランクが報知されるので、これに対応する人
員の手当てを迅速に行なうことができる(通常Aランク
の場合、2名の保守員を要することが多い)。さらに、
同時に複数の昇降機に異常が発生したときでも、ランク
が報知されることにより直ちに上記ランクの異常に対し
て優先処置をとることができる。
一方、監視センタ40への異常発報がDランクである場
合には、監視センタ40は営業所6に対して昇降機1にD
ランクの異常があつたことを報知し、営業所6では適宜
の手段でこれを記憶しておき、昇降機1の点検時に異常
の内容を確認して所要の処置をとる。なお、この場合、
異常の内容の読出しは、余裕があれば監視センタ40で行
なうこともできるし、又、保守員が監視端末装置30から
専用の器具を用いて直接読出すこともできる。
〔発明の効果〕
以上述べた通り本発明においては、昇降機の異常を検
出した時、監視端末装置は異常の重要度の信号のみを監
視センタに発報し、監視センタは受信した異常の重要度
の信号が異常の内容および状態の送信を必要とするもの
か否かを判断し、最も高い重要度のものであつた時は無
条件で、異常の内容および状態の送信に関して監視セン
タの監視員の判断を必要とするものであつた時は、該監
視員の判断に従つて、監視端末装置に異常の内容および
状態の送信を指令するようにしたので、発生した異常に
対して迅速かつ適切な対応、即ち、営業所に対して適切
な人数の保守員の手配や異常原因の通報を行うことがで
き、また、複数の昇降機に異常が同時発生した場合で
も、異常の重要度に応じた優先順位に従つた復旧作業を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る昇降機遠隔監視装置のブ
ロツク図、第2図は第1図に示す監視端末装置のRAMの
記憶内容説明図、第3図はエレベータの異常項目のラン
クの説明図、第4図はエレベータの異常発生時の状態記
憶項目の説明図、第5図、第6図および第7図は第1図
に示す装置の動作を説明するフローチヤート、第8図は
従来の昇降機遠隔監視装置のブロツク図である。 1……昇降機、6……営業所、20……昇降機制御装置、
20c……RAM、30……監視端末装置、30c……RAM、40……
監視センタ、40d……処理装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建造物に備えられた昇降機を制御すると共
    にこの昇降機の異常を診断する機能を有する昇降機制御
    装置と、該昇降機制御装置により前記昇降機の異常が検
    出された時に異常を発報する監視端末装置と、複数の該
    監視端末装置を電話回線を介して管理する監視センタと
    で構成される昇降機遠隔監視装置において、前記昇降機
    制御装置は前記昇降機の異常の有無を判定して、異常有
    りと判定した時は該異常の重要度の情報と異常の内容お
    よび状態を記憶部に記憶し、前記監視端末装置は前記昇
    降機制御装置が前記昇降機の異常を検出した時、異常の
    重要度と異常の内容および状態を記憶手段に記憶すると
    共に、該異常の重要度の信号のみを前記監視センタに発
    報し、該監視センタは該異常の重要度の信号を受信する
    と、該異常の重要度を判定して、それが異常の内容およ
    び状態の送信を必要とするものか否かを判断し、最も高
    い重要度のものであつた時は無条件で、異常の内容およ
    び状態の送信に関して前記監視センタの監視員の判断を
    必要とするものであつた時は該監視員の判断に従つて、
    前記監視端末装置に異常の内容および状態の送信を指令
    するようにしたことを特徴とする昇降機遠隔監視装置。
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