JP3198975B2 - 自動車のエンジンルーム内に搭載する電気接続箱 - Google Patents
自動車のエンジンルーム内に搭載する電気接続箱Info
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Description
近傍に搭載されるヒューズボックス等の電気接続箱に関
し、部品点数を削減しつつヒューズおよびヒュージブル
リンクを収納したナイロン材からなるケース本体をバッ
テリ液から保護するものである。
ューズボックスは、図3に示すように複数のヒューズを
収納するヒューズブロック30と、複数のヒュージブル
リンクを収納するヒュージブルリンクブロック31と、
これらブロック30および31を収容するフレーム(カ
バーケース)32と、フレーム32の下面を覆うロアカ
バー33および上面を覆うアッパーカバー34とから構
成されている。
リンクブロック31には、装着するヒューズおよびヒュ
ージブルリンクによる発熱が大きいため、耐熱性に優れ
たナイロン材で成形されている。該ナイロン材は、バッ
テリ液である希硫酸に対する耐久性が低く、付着すると
変色して溶けやすくなる問題がある。
ージブルリンクブロック31の周囲を覆うフレーム32
を設け、該フレーム32および、上記ロアカバー33、
アッパーカバー34には、上記希硫酸に対して耐久性の
あるポリプロピレン材が用いられている。
ュージブルリンクブロック31の周囲をフレーム32,
ロアカバー33およびアッパーカバー34で覆うこと
で、バッテリ液の補充時に、上方から滴下されるバッテ
リ液である希硫酸が、万一こぼれてヒューズボックスの
アッパーカバー34に付着しロアカバー33側に滴れて
も、フレーム32によりカバーされたヒューズブロック
30およびヒュージブルリンクブロック31に付着しな
いようにし、よって、希硫酸によるヒューズブロック3
0およびヒュージブルリンクブロック31の変色等を防
止している。
ら滴下されるバッテリ液の付着を防止するため、ヒュー
ズブロック30およびヒュージブルリンクブロック31
の周囲を別部材のフレーム32で覆うことが必要であっ
たために、部品点数が多くなりコスト高となるととも
に、組付工数も増加する問題があった。
で、ヒューズおよびヒュージブルリンク等の発熱性部品
を収容したナイロン材からなるブロック(ケース本体)
をバッテリ液から保護するために用いていたフレームを
なくして、部品点数の削減を図ることを課題としてい
る。
め、本発明は、自動車のエンジンルーム内においてバッ
テリの近傍に搭載される電気接続箱であって、発熱性の
電気部品を収容したケース本体を耐熱性を有するナイロ
ン材で成形していると共に、該ケース本体の上下にバッ
テリ液である希硫酸に対して耐久性のあるポリプロピレ
ンより成形したロアカバーとアッパーカバーとを取り付
け、該アッパーカバーの外周壁の少なくともバッテリ側
より下向き外方へ傾斜したひさし部を突設し、該ひさし
部の突出端を上記ケース本体の周壁外面より突出させて
上記バッテリ液がケース本体に付着するのを防止する構
成としていることを特徴とする自動車のエンジンルーム
内に搭載する電気接続箱を提供している。
りひさし部を突出させたことにより、バッテリ液の補充
時に、上方から滴下されるバッテリ液である希硫酸が、
万一こぼれてアッパーカバーに付着しても、上記ひさし
部の突出端から、ケース本体の外周面に伝って付着する
ことなく、落下させることができる。したがって、従来
のように、ナイロン材からなるヒューズボックスよびヒ
ュージブルリンクボックスを保護収容するためのフレー
ムを不要とすることができる。
斜面状とし、上記アッパーカバーのバッテリー側の周壁
のみ、或いは全周壁に設けている。
と、アッパーカバーに付着したバッテリ液は迅速に突出
部の突出端に達し、落下することとなる。また、該ひさ
し部は、バッテリー液が落下する恐れがある側にのみ設
けても良いが、全周に設けても良いことは言うまでもな
い。
ズ、ヒュージブルリンクを収容し、ヒューズボックスに
として用いている場合に、好適に用いられる。
参照して説明する。図1に示す電気接続箱はヒューズボ
ックスからなり、アッパーカバー1、ケース本体5、ロ
アカバー6より組み立てている。図1(A)には、ヒュ
ーズを収容したヒューズブロックからなる上記ケース本
体5のみを図示しているが、ヒュージブルリンクを収容
したヒュージブルリンクブロックとからなるケース本体
が上記ヒューズブロックのケース本体5と並列に設けら
れ、これらケース本体の上面にアッパーカバー1、下面
にロアカバー6を取り付けている。
部品であるヒューズ、ヒュージブルリンクを収容するた
め、耐熱性に優れたナイロン材より成形しており、ロア
カバー6およびアッパーカバー1も従来と同様にバッテ
リ液である希硫酸に対して耐久性のあるポリプロピレン
材より成形している。
の一部にひさし部3を突設している。該ひさし部3は、
下向き外方にむけて斜面状とし、図1(A)に示すよう
に、自動車のエンジンルームに搭載した時に、バッテリ
4の側に位置する外周壁2の部分に設けている。
カバー1の下方に組み付けるケース本体5の外周壁5a
よりも外方に突出させている。
は、近傍に搭載されたバッテリ4のバッテリ液の補充時
に、上方から滴下されるバッテリ液である希硫酸が万一
こぼれてアッパーカバー1に付着した場合、該希硫酸は
ひさし部3の斜面部を迅速に伝わり突出端3aに到達し
た後に下方に落下する。その際、ケース本体5の外周壁
5aは、アッパーカバー1のひさし部3の突出端3aよ
りも内側に位置するため、上記希硫酸は付着しない。
をポリプロピレン材よりなるフレームでカバーする必要
がなくなり、従来必要とされたフレームは不要となり、
コストを低減できる。
1のひさし部3に斜面部を設けたが、図2に示すように
斜面部を設けなくても、アッパーカバー1に付着したバ
ッテリ液はひさし部3の側面3cを伝わり、ナイロン材
からなるケース本体5の外周壁に付着せずに落下させる
ことができる。
1のバッテリ側の一側部のみからひさし部を突出させて
いるが、これに限らず、アッパーカバー1の周壁の全周
から突出させても良い。この場合、バッテリ液補充時に
いずれの方向からバッテリ補充液が滴下しても、ナイロ
ン材からなるケース本体を保護することができる。
に適用しているが、ナイロン材から成形したケース本体
を備えた他の電気接続箱に対しても適用できることは言
うまでもない。
のヒューズボックス等からなる電気接続箱によれば、バ
ッテリ液の補充時に、上方から滴下されるバッテリ液に
含まれる希硫酸が、万一こぼれてアッパーカバーに付着
しても、アッパーカバーのひさし部の突出端から、ナイ
ロン材からなるケース本体の外周壁を伝うことなく落下
させることができる。したがって、従来必要とされたナ
イロン材からなるケース本体の周壁を覆うフレームを不
要とすることができ、部品点数を削減しコストを低減す
ることができる。
続箱の小型化が図れ、設置スペースを減少できる。
ボックスの要部断面図、(B)はアッパーカバーの斜視
図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 自動車のエンジンルーム内においてバッ
テリの近傍に搭載される電気接続箱であって、発熱性の
電気部品を収容したケース本体を耐熱性を有するナイロ
ン材で成形していると共に、該ケース本体の上下にバッ
テリ液である希硫酸に対して耐久性のあるポリプロピレ
ンより成形したロアカバーとアッパーカバーとを取り付
け、該アッパーカバーの外周壁の少なくともバッテリ側
より下向き外方へ傾斜したひさし部を突設し、該ひさし
部の突出端を上記ケース本体の周壁外面より突出させて
上記バッテリ液がケース本体に付着するのを防止する構
成としていることを特徴とする自動車のエンジンルーム
内に搭載する電気接続箱。 - 【請求項2】 上記ケース本体に、ヒューズ、ヒュージ
ブルリンクを収容し、ヒューズボックスとして用いてい
る請求項1に記載の自動車のエンジンルーム内に搭載す
る電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12823697A JP3198975B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 自動車のエンジンルーム内に搭載する電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12823697A JP3198975B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 自動車のエンジンルーム内に搭載する電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10322848A JPH10322848A (ja) | 1998-12-04 |
JP3198975B2 true JP3198975B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=14979868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12823697A Expired - Fee Related JP3198975B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 自動車のエンジンルーム内に搭載する電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3198975B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9263225B2 (en) | 2008-07-15 | 2016-02-16 | Rapiscan Systems, Inc. | X-ray tube anode comprising a coolant tube |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3428909B2 (ja) * | 1998-09-10 | 2003-07-22 | 古河電気工業株式会社 | バッテリー隣接設置型電気接続箱 |
US6425956B1 (en) * | 2001-01-05 | 2002-07-30 | International Business Machines Corporation | Process for removing chemical mechanical polishing residual slurry |
JP2005117887A (ja) | 2003-09-19 | 2005-04-28 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車載用回路ユニットの取付構造及び車載用回路ユニット |
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JP6475689B2 (ja) * | 2016-12-27 | 2019-02-27 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱の配置構造、電気接続箱、ワイヤハーネス、及び、車両 |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP12823697A patent/JP3198975B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9263225B2 (en) | 2008-07-15 | 2016-02-16 | Rapiscan Systems, Inc. | X-ray tube anode comprising a coolant tube |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10322848A (ja) | 1998-12-04 |
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