JP3191455B2 - リヤアンダボデー構造 - Google Patents

リヤアンダボデー構造

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JP3191455B2 JP31048692A JP31048692A JP3191455B2 JP 3191455 B2 JP3191455 B2 JP 3191455B2 JP 31048692 A JP31048692 A JP 31048692A JP 31048692 A JP31048692 A JP 31048692A JP 3191455 B2 JP3191455 B2 JP 3191455B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車車体のリヤアンダ
ボデー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に路面からのタイヤへの入力は、サ
スペンションを経由してボデーに伝達される。特に、車
両が粗面路を走行している場合には、タイヤへの入力が
大きくなり、これによってボデーの振動が大きくなって
ロードノイズを発生させる。
【0003】一方、ロードノイズを低減させるために
は、路面からの入力を遮断すれば良いが、この場合には
操縦安定性が悪化する。また、ボデーの発音する部位に
制遮音材を設定したり、或いはサスペンションのボデー
入力部位の剛性を上げることも考えられるが、これらの
場合には、ボデーの重量増加、コストアップ等の問題が
ある。
【0004】これらの問題を改善するリヤアンダボデー
構造が実開平2−108672号に開示されている。
【0005】図4に示される如く、このリヤアンダボデ
ー構造70では、リヤフロアパン72のクロスメンバ7
4とロアアーム76との連結部近傍部分を上方へ向けて
膨出させて、リヤフロアパン72とクロスメンバ74と
の間に緩衝空間78を形成しており、後輪80からロア
アーム76を介して入力される衝撃荷重を、この緩衝空
間78で吸収し、リヤフロアパン72の振動を抑制して
ロードノイズを低減させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このリ
ヤアンダボデー構造70では、クロスメンバ74の車幅
方向両端部近傍74Aが上方へ向けて屈曲され、その先
端がリヤフロアサイドメンバ82に結合されている。従
って、入力荷重によるクロスメンバ74の車幅方向両端
部74Bの断面変形が大きくなり、この断面変形にとも
なって、クロスメンバ74の車幅方向両端部74Bが結
合されたリヤサイドメンバ80の振動が大きくなる。こ
のため、リヤフロアパン72の振動を充分に抑制でき
ず、ロードノイズを充分に低減させることができないと
いう不具合があった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、リヤフロアパ
ンの振動を充分に抑制でき、ロードノイズを充分に低減
させることができるリヤアンダボデー構造を得ることが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
リヤアンダボデー構造は、車体後下部の車幅方向両端部
近傍に車体前後方向に沿って配置された一対のリヤフロ
アサイドメンバと、これらの一対のリヤフロアサイドメ
ンバの対向する両側面に車幅方向両端部がそれぞれ結合
されるとともにリヤフロアパンと離間して略直線に車
幅方向へ延び、且つ車幅方向から見た断面形状が、車体
前後方向に長く車体上下方向に短い縦横比とされたクロ
スメンバと、このクロスメンバに結合されリヤロアアー
ムを支持するロアアームブラケットと、を備えたことを
特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明のリヤアンダボデー構造
では、クロスメンバが略直線に延びる形状とされてい
るため、リヤロアアームからロアアームブラケットを介
してクロスメンバに荷重が入力された場合に、クロスメ
ンバの車幅方向両端部の断面変形が、クロスメンバの車
幅方向両端部近傍が湾曲した従来構造に比べ小さくな
る。このため、クロスメンバの車幅方向両端部が結合さ
れたリヤフロアサイドメンバの振動を充分に抑制でき、
ロードノイズを充分に低減させることができる。
【0010】また、一対のリヤフロアサイドメンバが互
いに接近する方向へ振動する場合には、略直線に延び
るクロスメンバが梁の役目をして、一対のリヤフロアサ
イドメンバの振動を充分に抑制する。
【0011】また、リヤフロアパンがクロスメンバと離
間しているため、クロスメンバの振動が直接リヤフロア
パンに伝わることなく、リヤフロアパンの振動を充分に
抑制でき、ロードノイズを充分に低減させることができ
る。また、粗面路走行により振動したタイヤからの入力
は、リヤロアアーム及びロアアームブラケットを介して
クロスメンバへ入力されるが、クロスメンバが前後に充
分に大きい縦横比とされているため、クロスメンバ本体
の上下振動は生じるものの前後方向振動は小さく、リヤ
フロアサイドメンバの前後方向振動が小さくなる。この
ため、リヤフロアパンの振動を抑制することができると
ともに、前後のロアアームの走行時の同相及び逆相の変
位も極めて小さく、この結果、操安性にも大変良い結果
をもたらす。
【0012】
【実施例】本発明に係るリヤアンダボデー構造の一実施
例を図1〜図3に従って説明する。
【0013】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印INは車幅内側方向を、矢印UPは車体上方方向を示
す。
【0014】図3に示される如く、自動車車体10の後
下部を構成するリヤアンダボデー10Aには、車幅方向
両端部近傍に車体前後方向に沿って一対のリヤフロアサ
イドメンバ12が配置されている。これらのリヤフロア
サイドメンバ12の前端部は、フロアサイドインナメン
バ13に結合されており、後端部はロアバックパネル1
7に結合されている。
【0015】図1に示される如く、リヤフロアサイドメ
ンバ12の車体前後方向から見た断面形状は、開口部を
上方へ向けた断面コ字とされており、車幅方向内側壁部
12Aの上端部は、車幅方向内側に向けて屈曲されフラ
ンジ12Bとされている。このフランジ12Bはリヤフ
ロアパン14の下面14Aに溶着されている。一方、リ
ヤフロアパン14の車幅方向端部は、上方へ向けて屈曲
されフランジ14Bとされており、このフランジ14B
は、リヤフロアサイドメンバ12の車幅方向外側壁部1
2Cの上端部の車幅方向内側面に溶着されている。
【0016】従って、リヤフロアサイドメンバ12はリ
ヤフロアパン14とで車体前後方向へ延びる閉断面構造
16を形成している。
【0017】また、リヤフロアサイドメンバ12の車幅
方向外側壁部12Cの上端部の車幅方向外側には、リヤ
ホイールハウスインナ15の下端縁部15Aが溶着され
ている。
【0018】図2に示される如く、一対のリヤフロアサ
イドメンバ12のリヤホイールハウスインナ15の略中
心部となる部位の間には、略直線に車幅方向へ延びる
クロスメンバ18がリヤフロアパン14から下方へ離間
して配置されている。このクロスメンバ18の車幅方向
から見た断面形状は、車体前後方向に充分長く車体上下
方向に短い縦横比とされた矩形状とされており、クロス
メンバ18の車幅方向両端部18Aは、リヤフロアサイ
ドメンバ12の車幅方向内側壁部12Aの車幅方向内側
面に溶着されている。
【0019】図1に示される如く、クロスメンバ18の
下面の車幅方向中央部には、リヤロアアーム20を支持
するロアアームブラケット22が設けられている。この
ロアアームブラケット22は充分な剛性を有しており、
クロスメンバ18に溶着又はボルトナットによって結合
されている。リヤロアアーム20は、ロアアームブラケ
ット22の前後面に軸支され計4本あり、これらのリヤ
ロアアーム20は、図示を省略したホイールキャリヤを
介してタイヤを支持しており、所謂ダブルリンクサスペ
ンションを構成している。
【0020】次に、本実施例の作用に付いて説明する。
本実施例のリヤアンダボデー構造では、クロスメンバ1
8が略直線に延びる形状とされているため、リヤロア
アーム20からロアアームブラケット22を介してクロ
スメンバ18に荷重が入力された場合に、クロスメンバ
18の車幅方向両端部18Aの断面変形が、クロスメン
バの車幅方向両端部近傍が湾曲した従来構造に比べ小さ
くなる。
【0021】このため、クロスメンバ18の車幅方向両
端部18Aが、結合されたリヤフロアサイドメンバ12
の振動を充分に抑制でき、ロードノイズを充分に低減さ
せることができる。
【0022】また、一対のリヤフロアサイドメンバ12
が互いに接近する方向へ振動する場合には、略直線
延びるクロスメンバ18が梁の役目をして、一対のリヤ
フロアサイドメンバ12の振動を充分に抑制する。
【0023】さらには、リヤフロアパン14がクロスメ
ンバ18と離間しているため、クロスメンバ18の振動
が直接リヤフロアパン14に伝わることなく、リヤフロ
アパン14の振動を充分に抑制でき、ロードノイズを充
分に低減させることができる。
【0024】また、本実施例では、粗面路走行により振
動したタイヤからの入力は、リヤロアアーム20及びロ
アアームブラケット22を介してクロスメンバ18へ入
力されるが、クロスメンバ18が前後に充分に大きい縦
横比とされているため、クロスメンバ18本体の上下振
動は生じるものの前後方向振動は小さく、リヤフロアサ
イドメンバ12の前後方向振動が小さくなる。このた
め、リヤフロアパン14の振動を抑制することができる
とともに、ダブルリンクサスペンションを構成する前後
のロアアーム20の走行時の同相及び逆相の変位も極め
て小さく、この結果、操安性にも大変良い結果をもたら
す。
【0025】
【発明の効果】本発明は、車体後下部の車幅方向両端部
近傍に車体前後方向に沿って配置された一対のリヤフロ
アサイドメンバと、これらの一対のリヤフロアサイドメ
ンバの対向する両側面に車幅方向両端部がそれぞれ結合
されるとともにリヤフロアパンと離間して略直線に車
幅方向へ延び、且つ車幅方向から見た断面形状が、車体
前後方向に長く車体上下方向に短い縦横比とされたクロ
スメンバと、このクロスメンバに結合されリヤロアアー
ムを支持するロアアームブラケットと、を備えた構成と
したため、リヤフロアパンの振動を充分に抑制でき、ロ
ードノイズを充分に低減させることができると共に操安
性にも大変良い結果をもたらすという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のリヤアンダボデー構造を示
す車体前方から見た断面図である。
【図2】本発明の一実施例のリヤアンダボデー構造の一
部を示す車体内側斜め前方から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施例のリヤアンダボデー構造が適
用された車体下部を示す車体斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図4】従来例のリヤアンダボデー構造を示す車体前方
から見た断面図である。
【符号の説明】
10 自動車車体 10A リヤアンダボデー 12 リヤフロアサイドメンバ 12A 車幅方向内側壁部 14 リヤフロアパン 18 クロスメンバ 18A 車幅方向両端部 20 リヤロアアーム 22 ロアアームブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−108672(JP,U) 実開 昭60−170207(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後下部の車幅方向両端部近傍に車体
    前後方向に沿って配置された一対のリヤフロアサイドメ
    ンバと、これらの一対のリヤフロアサイドメンバの対向
    する両側面に車幅方向両端部がそれぞれ結合されるとと
    もにリヤフロアパンと離間して略直線に車幅方向へ延
    、且つ車幅方向から見た断面形状が、車体前後方向に
    長く車体上下方向に短い縦横比とされたクロスメンバ
    と、このクロスメンバに結合されリヤロアアームを支持
    するロアアームブラケットと、を備えたことを特徴とす
    るリヤアンダボデー構造。
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US08/138,020 US5472259A (en) 1992-10-20 1993-10-19 Rear underbody structure
US08/415,504 US5549350A (en) 1992-10-20 1995-04-03 Rear underbody structure

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