JP3189302B2 - 船外機のオイルポンプ - Google Patents

船外機のオイルポンプ

Info

Publication number
JP3189302B2
JP3189302B2 JP17547391A JP17547391A JP3189302B2 JP 3189302 B2 JP3189302 B2 JP 3189302B2 JP 17547391 A JP17547391 A JP 17547391A JP 17547391 A JP17547391 A JP 17547391A JP 3189302 B2 JP3189302 B2 JP 3189302B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inlet
engine
oil
outlet
suction port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17547391A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0526175A (ja
Inventor
光彦 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP17547391A priority Critical patent/JP3189302B2/ja
Publication of JPH0526175A publication Critical patent/JPH0526175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3189302B2 publication Critical patent/JP3189302B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船外機のオイルポンプ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に船外機のエンジンは、クランクシ
ャフトが直立する姿勢でケーシング上に搭載され、エン
ジンの出力は上記ケーシング内に鉛直に軸支されたドラ
イブシャフトによって下方のプロペラに伝達される。
【0003】上記エンジンが4ストロークエンジンであ
る場合、エンジンの下方にはオイルパンが設けられ、潤
滑オイルが溜められる。そしてエンジンの下面にはクラ
ンクシャフトあるいはカムシャフト等の垂直回転軸によ
り駆動されるオイルポンプが設置され、上記オイルパン
内の潤滑オイルを汲み上げてエンジン内部の各潤滑部分
に圧送するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記オイル
ポンプはオイルパンの上方に位置するため、エンジンが
停止すると、オイルポンプ内の潤滑オイルは全てオイル
パンへ流下してしまう。
【0005】このため、エンジン再始動時においてオイ
ルポンプ内は空であり、オイルポンプが下方のオイルパ
ンから潤滑オイルを吸い上げて吐出を始めるまでの間、
エンジン内の各潤滑部分は無潤滑に近い状態で作動する
ことになるので、エンジンに負荷を掛けることができ
ず、エンジン始動の後しばらく待機する必要があるとい
う問題点があった。
【0006】なお、オイルポンプに繋がるインレット
(吸入通路)をオイルポンプから一旦上方に立ち上げる
ようにレイアウトすれば、エンジンの停止後も上記イン
レット内およびアウトレット(吐出通路)内に潤滑オイ
ルが残留するため、上記問題点を回避することができる
が、こうするとオイルポンプの全高(厚み)が著しく増
大するため、船外機のように上下方向に充分なスペース
を取れない場合には実施が困難である。
【0007】本発明は、この問題を考慮してなされたも
のであり、オイルポンプの全高を増大させることなく、
エンジンの始動と同時に潤滑オイルを吐出可能にし、エ
ンジン始動直後の初期潤滑を良好に行なうことが可能な
船外機のオイルポンプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る船外機のオイルポンプは、クランクシ
ャフトが直立する姿勢で船外機に搭載される4ストロー
クエンジンと、このエンジンの下方に設けられるオイル
パンとの間に位置し、下側のケース本体と上側の蓋部と
が合わせられてなるポンプケース内に、垂直回転軸によ
り回転駆動されるローター部分が設置されるとともに、
このローター部分の下側に重なる吸入ポートおよび吐出
ポートと、上記オイルパンに連通する吸入孔と、この吸
入孔を上記吸入ポートに接続するインレットと、上記エ
ンジンに連通する吐出孔と、この吐出孔を上記吐出ポー
トに接続するアウトレットとが形成され、上記ローター
部分の回転によりオイルパン内の潤滑オイルを吸入孔お
よび吸入ポートを経て汲み上げ、吐出孔およびアウトレ
ットを経てエンジン内部の各潤滑部分に圧送するトロコ
イド式の船外機のオイルポンプにおいて、上記ローター
部分と吸入ポートと吐出ポートとインレットとアウトレ
ットを上記ポンプケースのケース本体側に形成し、側面
視でインレットとアウトレットの深さを少なくともロー
ター部分の厚みと吸入ポートおよび吐出ポートの厚みと
を加えた深さとし、かつ平面視でインレットをローター
部分の周囲を少なくとも半周迂回して吸入孔と吸入ポー
トとの間を接続するように延長形成するとともにアウト
レットを非直線状に形成することにより、インレットと
アウトレットにエンジン始動時の初期潤滑に必要な潤滑
オイル量を確保可能な容積を持たせるとともに、インレ
ットの最上流部と吸入孔との間を隔てる堰をポンプケー
スのケース本体側に形成し、ポンプケースの蓋部側には
上記堰を跨いで吸入孔とインレットの最上流部とを連通
させる溝を形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成とすれば、インレットとアウトレット
が充分な容積を持ち、エンジン停止時にはインレットと
アウトレットの内部のオイルが堰により塞き止められて
残留し、オイルパンへの流下を阻止されるため、エンジ
ンの再始動時にオイルポンプが直ちに潤滑オイルの吐出
を開始することができ、エンジンの初期潤滑が良好にな
され、エンジン始動後の待機が不要になる。
【0010】また、インレットとアウトレットがロータ
ー部分よりも上方に立ち上がることがないため、オイル
ポンプの全高が増大することがなく、上下方向にスペー
スの少ない船外機にも容易に設置することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0012】図1は、本発明に係る船外機のオイルポン
プを備えた船外機1の右側面図である。
【0013】この船外機1は、ケーシング2の最上部に
載置された略平板状のエンジンホルダ3の上に、クラン
クシャフト4を直立させる姿勢でエンジン5を載置し、
このエンジン5の出力をケーシング2内に垂設されたド
ライブシャフト6と、前後進切換装置7を介してプロペ
ラシャフト8に伝達し、プロペラ9を正転、もしくは逆
転駆動させる一般的なレイアウトを持つものである。
【0014】エンジンカバー11に被装された上記エン
ジン5は4ストロークエンジンであり、エンジンホルダ
3の下部にはエンジン5に連通するオイルパン12が設
置されている。
【0015】そして上記ケーシング2とエンジンホルダ
3に枢着されたクランプブラケット13によって船外機
1は船体14に対して左右回動自在に取り付けられ、船
体14を推進させ、操舵を行なう。
【0016】図2はエンジン5の縦断面図である。この
エンジン5は、例えば直列4シリンダ配置のSOHC型
式で、シリンダヘッド15、シリンダブロック16、ク
ランクケース17、およびヘッドカバー18によって形
作られ、上記シリンダヘッド15とシリンダブロック1
6とが前記エンジンホルダ3に固定されている。
【0017】シリンダブロック16とクランクケース1
7は、クランク室19を画成し、両部材16,17の合
面部に形成されたクランク軸受21にはクランクシャフ
ト4が回転自在に軸支される。またシリンダブロック1
6に形成された4本のシリンダ22内を摺動自在である
ピストン23の往復運動は、コンロッド24を介してク
ランクシャフト4の回転運動に変換され、エンジン5の
出力となる。
【0018】一方、シリンダヘッド15とヘッドカバー
18はカム室25を画成しており、内部のカム軸受26
にはカムシャフト27が回転自在に軸支されている。カ
ムシャフト27は、タイミングベルト28等を介してク
ランクシャフト4に駆動され、カムシャフト27のカム
31,32は動弁装置33を作動させてバルブ34,3
5を前記シリンダ22内に所定のタイミングで開弁し、
シリンダ22内のガス交換を行なわせる。
【0019】エンジン5の潤滑を担うオイルポンプ36
は、垂直回転軸であるクランクシャフト4がエンジン5
の下面から下方に突出する部分に設置され、クランクシ
ャフト4により直接回転駆動される。
【0020】このオイルポンプ36の吸入孔37はオイ
ルパン12側に連通し、オイルパン12内に溜められた
潤滑オイルO中に没するように固定されたオイルストレ
ーナ38がオイルパイプ39によって接続される。また
吐出孔41は上方に向って開口している。
【0021】図3は上記オイルポンプ36の拡大断面を
示し、図4は図3のIV−IV線に沿う断面で、本発明
の一実施例を示している。
【0022】オイルポンプ36はトロコイドポンプであ
り、下側のケース本体42aと上側の蓋部42bとが液
密に合わせられてなるポンプケース42を備えている。
ケース本体42aに設置されるローター部分43は、ク
ランクシャフト4と一体回転する外歯車状のインナロー
タ44と、このインナロータ44に噛み合い、インナロ
ータ44と同一方向に回転する内歯車状のアウタロータ
45とからなる。各ロータ44,45の歯数は、インナ
ロータ44の方がアウタロータ45より1枚少なくされ
ており、例えばインナロータ44は4枚、アウタロータ
45は5枚となっている。このためインナロータ44と
アウタロータ45との間には搬油室46となる空隙が形
成される。
【0023】ポンプケース42のケース本体42a側に
は、前記吸入孔37が下方に開口するように形成される
とともに、ローター部分43の下側に重なってそれぞれ
クランクシャフト4の周囲をおよそ半周ずつ囲む扇形状
の吸入ポート49と吐出ポート50とが形成されてい
る。また、前記吐出孔41は蓋部42b側に形成されて
いる。
【0024】さらに、ケース本体42a側には、吸入孔
37を吸入ポート49に接続するインレット47と、吐
出孔41を吐出ポート50に接続するアウトレット48
とが形成されている。
【0025】上記インレット47とアウトレット48は
溝状に形成され、図3から明らかなように、側面視でイ
ンレット47とアウトレット48の深さは少なくともロ
ーター部分43の厚みと吸入ポート49および吐出ポー
ト50の厚みとを加えた深さとされている。
【0026】また、インレット47とアウトレット48
は、吸入孔37と吸入ポート49との間や、吐出孔41
と吐出ポート50との間を最短距離で結ぶものではな
く、ポンプケース42内に延長形成されている。即ち図
4に示すように、平面視でインレット47はローター部
分43の周囲を少なくとも半周迂回して吸入孔37と吸
入ポート49との間を接続するように形成される一方、
アウトレット48は途中で鈍角に屈折した非直線状に形
成されている。
【0027】このようにインレット47とアウトレット
48の深さおよび平面形状を設定することにより、イン
レット47とアウトレット48はエンジン始動時の初期
潤滑に必要な潤滑オイル量を確保可能な容積を持ってい
る。そして、インレット47とアウトレット48と吸入
ポート49と吐出ポート50には潤滑オイルが満たされ
る。
【0028】さらに、インレット47の最上流部には、
図5に示すような逆流防止構造51が設けられている。
この逆流防止構造51は、ポンプケース42のケース本
体42a側に設けられてインレット47の最上流部と吸
入孔37との間を隔てる堰52と、ポンプケース42の
蓋部42b側に形成されて下方に開口し、上記堰52の
上方を跨いで吸入孔37とインレット47との間を連通
させる溝53とから構成されている。
【0029】そして、クランクシャフト4の回転によっ
てローター部分43が駆動され、インナロータ44およ
びアウタロータ48が回転(図4中で右回転)すると、
搬油室46の容積が上記吸入ポート49の位置において
順次拡大し、吐出ポート50の位置において縮小する。
このため吸入ポート49の潤滑オイルは搬油室46に吸
い込まれて搬送され、吐出ポート50に吐出される。こ
れが繰り返されることによりオイルポンプ36は連続的
に吸入孔37から潤滑オイルを吸入し、吐出孔41から
吐出する。
【0030】図6にエンジン5の潤滑オイル供給経路を
示す。
【0031】シリンダブロック16には、オイルポンプ
36の吐出孔41に合致する位置にオイル供給路55が
形成され、このオイル供給路55はクランクシャフト4
に平行するメインギャラリ56に接続している。上記メ
インギャラリ56からは、クランク軸受21に連通する
クランク潤滑オイル流路57とカム軸受26や動弁装置
33に連通するカム潤滑オイル流路58とが分岐してい
る。
【0032】そしてオイルポンプ36の吐出孔41より
吐出された潤滑オイルは、上記オイル供給路55を通っ
てメインギャラリ56に圧送され、クランク潤滑オイル
流路57およびカム潤滑オイル流路58に分流してクラ
ンクシャフト4やシリンダ22、ピストン23、コンロ
ッド24等と、カムシャフト27や動弁装置33等を潤
滑する。
【0033】またエンジン5が停止した際には、エンジ
ン5のオイル供給路55と、オイルポンプ36のインレ
ット47とアウトレット48の内部の潤滑オイルが、イ
ンレット47の最上流部に設けられた逆流防止構造51
の堰52に塞き止められてオイルパン12への流下を阻
止される。
【0034】インレット47およびアウトレット48
は、前述したようにエンジン始動時の初期潤滑に必要な
潤滑オイル量を確保可能な容積を持っているため、エン
ジン5の再始動時にはインレット47とアウトレット4
8内に残留した潤滑オイルが直ちにオイルポンプ36か
ら吐出され、オイル供給路55内に残る潤滑オイルと共
にエンジン5の各潤滑部分へ供給される。このため、エ
ンジン5の始動直後における初期潤滑が良好に行なわ
れ、負荷を掛けた運転をすぐに開始することができ、エ
ンジン始動後に待機する必要がない。
【0035】また、上述のようにインレット47とアウ
トレット48が大きな容積を持っているにも拘らず、イ
ンレット47とアウトレット48は共にローター部分4
3と同じ高さに形成されており、ローター部分43より
も上方に立ち上がることがないため、オイルポンプ36
の全高が増大することがなく、オイルポンプ36を高さ
方向にコンパクト化することができる。したがって、本
実施例のように上下方向にスペースの少ない船外機用の
エンジン5にも容易に設置することができる。
【0036】なお、インレット47上流に設けられる逆
流防止構造51は、逆止弁などにしても良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機のオイルポンプは、ローター部分と吸入ポートと吐出
ポートとインレットとアウトレットをポンプケースのケ
ース本体側に形成し、側面視でインレットとアウトレッ
トの深さを少なくともローター部分の厚みと吸入ポート
および吐出ポートの厚みとを加えた深さとし、かつ平面
視でインレットをローター部分の周囲を少なくとも半周
迂回して吸入孔と吸入ポートとの間を接続するように延
長形成するとともにアウトレットを非直線状に形成する
ことにより、インレットとアウトレットにエンジン始動
時の初期潤滑に必要な潤滑オイル量を確保可能な容積を
持たせるとともに、インレットの最上流部と吸入孔との
間を隔てる堰をポンプケースのケース本体側に形成し、
ポンプケースの蓋部側には上記堰を跨いで吸入孔とイン
レットの最上流部とを連通させる溝を形成したことを特
徴とするものである。
【0038】この構成により、エンジン停止時において
もオイルポンプ内部に充分な量の潤滑オイルを残留さ
せ、エンジン再始動の際、上記残留潤滑オイルを直ちに
吐出させてエンジン内部の各潤滑部分に供給することが
できる。このため、エンジンの始動直後における初期潤
滑を良好に行わせ、エンジン始動の直後に負荷を掛けた
運転を開始することができる。
【0039】また、インレットとアウトレットがロータ
ー部分よりも上方に立ち上がることがないため、オイル
ポンプの全高が増大することがなく、これにより上下方
向にスペースの少ない船外機のエンジンにも容易にオイ
ルポンプを設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機のオイルポンプを備えた船
外機の右側面図。
【図2】エンジンの縦断面図。
【図3】オイルポンプの拡大断面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図で、本発明の
一実施例を示す図。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図。
【図6】エンジンの潤滑オイル供給経路図。
【符号の説明】
1 船外機 4 垂直回転軸であるクランクシャフト 5 エンジン 12 オイルパン 36 オイルポンプ 37 吸入孔 41 吐出孔 42 ポンプケース 42a ケース本体 42b 蓋部 43 ローター部分 44 インナロータ 45 アウタロータ 46 搬油室 47 インレット 48 アウトレット 49 吸入ポート 50 吐出ポート 51 逆流防止構造 52 堰 53 溝 O 潤滑オイル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトが直立する姿勢で船外
    機に搭載される4ストロークエンジンと、このエンジン
    の下方に設けられるオイルパンとの間に位置し、下側の
    ケース本体と上側の蓋部とが合わせられてなるポンプケ
    ース内に、垂直回転軸により回転駆動されるローター部
    分が設置されるとともに、このローター部分の下側に重
    なる吸入ポートおよび吐出ポートと、上記オイルパンに
    連通する吸入孔と、この吸入孔を上記吸入ポートに接続
    するインレットと、上記エンジンに連通する吐出孔と、
    この吐出孔を上記吐出ポートに接続するアウトレットと
    が形成され、上記ローター部分の回転によりオイルパン
    内の潤滑オイルを吸入孔および吸入ポートを経て汲み上
    げ、吐出孔およびアウトレットを経てエンジン内部の各
    潤滑部分に圧送するトロコイド式の船外機のオイルポン
    プにおいて、上記ローター部分と吸入ポートと吐出ポー
    トとインレットとアウトレットを上記ポンプケースのケ
    ース本体側に形成し、側面視でインレットとアウトレッ
    トの深さを少なくともローター部分の厚みと吸入ポート
    および吐出ポートの厚みとを加えた深さとし、かつ平面
    視でインレットをローター部分の周囲を少なくとも半周
    迂回して吸入孔と吸入ポートとの間を接続するように延
    長形成するとともにアウトレットを非直線状に形成する
    ことにより、インレットとアウトレットにエンジン始動
    時の初期潤滑に必要な潤滑オイル量を確保可能な容積を
    持たせるとともに、インレットの最上流部と吸入孔との
    間を隔てる堰をポンプケースのケース本体側に形成し、
    ポンプケースの蓋部側には上記堰を跨いで吸入孔とイン
    レットの最上流部とを連通させる溝を形成したことを特
    徴とする船外機のオイルポンプ。
JP17547391A 1991-07-16 1991-07-16 船外機のオイルポンプ Expired - Fee Related JP3189302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17547391A JP3189302B2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 船外機のオイルポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17547391A JP3189302B2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 船外機のオイルポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0526175A JPH0526175A (ja) 1993-02-02
JP3189302B2 true JP3189302B2 (ja) 2001-07-16

Family

ID=15996674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17547391A Expired - Fee Related JP3189302B2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 船外機のオイルポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3189302B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3368785B2 (ja) * 1997-02-04 2003-01-20 スズキ株式会社 船外機のオイルポンプ
JP3705033B2 (ja) 1999-08-31 2005-10-12 スズキ株式会社 4サイクル船外機のエンジンホルダ構造
JP3849365B2 (ja) 1999-08-31 2006-11-22 スズキ株式会社 4サイクル船外機
JP3815138B2 (ja) 1999-08-31 2006-08-30 スズキ株式会社 4サイクル船外機
WO2013143476A1 (en) * 2012-03-29 2013-10-03 Shenzhen Byd Auto R&D Company Limited Oil pump, engine cover and engine comprising the same
EP2831487B1 (en) 2012-03-29 2017-06-21 Shenzhen BYD Auto R&D Company Limited Oil pump, engine cover and engine comprising the same
WO2013143479A1 (en) 2012-03-29 2013-10-03 Shenzhen Byd Auto R&D Company Limited Oil pump, engine cover and engine comprising the same
CN103363277B (zh) * 2012-03-29 2015-12-02 比亚迪股份有限公司 一种机油泵、发动机前罩盖以及发动机
US10895257B2 (en) * 2018-02-13 2021-01-19 GM Global Technology Operations LLC Lubrication strategy for dry run pump system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0526175A (ja) 1993-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6116205A (en) Motorcycle lubrication system
JP3189302B2 (ja) 船外機のオイルポンプ
JP2698153B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JP3891756B2 (ja) 内燃機関の潤滑構造
US7188601B1 (en) Oil pump for engine using gerotors having fully filtered oil flow
JP3136666B2 (ja) 船外機のオイルポンプ
US5870991A (en) Lubricating device for outboard motor
JPH03107516A (ja) オイルポンプ
JP3143962B2 (ja) 船外機のオイルパンバッフル構造
JP3113623B2 (ja) ドライサンプ式4サイクルエンジン
JP3216087B2 (ja) 船外機のブリーザ構造
JP4066677B2 (ja) エンジンの潤滑装置
JP3870737B2 (ja) 船外機のオイル戻し構造
JP2004143952A (ja) 多気筒内燃機関
JPH11241611A (ja) エンジンのオイル供給構造
JP2810902B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JP2007085194A (ja) トロコイド型のオイルポンプ
JPH04342811A (ja) 船外機のエンジン潤滑構造
JPS6018562Y2 (ja) 内燃機関のオイル供給装置
JP2002339874A (ja) オイルポンプ及び潤滑装置
JP2876398B2 (ja) 船外機における4サイクルエンジンのオイルポンプ装置
JP2850119B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JP4007875B2 (ja) 内燃機関の潤滑装置
JP2810984B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JP3695607B2 (ja) 船外機

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees