JP2876398B2 - 船外機における4サイクルエンジンのオイルポンプ装置 - Google Patents

船外機における4サイクルエンジンのオイルポンプ装置

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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンを収容し
たエンジンケースと、そのエンジンケースの下方に隣接
するエクステンションケースとを互いに一体に結合する
と共に、それらエンジンケース内とエクステンションケ
ース内とを、エンジン下方に配した壁部材により仕切
り、その壁部材の下側にオイルパンを配設してなる船外
機における4サイクルエンジンのオイルポンプ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置はたとえば実公昭51
−12599号公報等により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来公知のもので
は、動弁カム軸の下端にオイルポンプを同軸に連結する
ことにより、同ポンプを回転駆動するようにしている。
ところが、動弁カム軸は、クランク軸により1/2に減
速して駆動されるので、クランク軸の回転速度に比べオ
イルポンプの回転駆動速度が比較的遅くなり、従って必
要なポンプ吐出量を得るためにはオイルポンプの容量を
比較的大きく設定する必要があり、ポンプの小型化やコ
スト節減を図る上で不利であった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、オイルポンプを特別に大型化しなくても必要
なポンプ吐出量を確保し得るようにした、船外機におけ
4サイクルエンジンのオイルポンプ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、エンジ
ンを収容したエンジンケースと、そのエンジンケースの
下方に隣接するエクステンションケースとを互いに一体
に結合すると共に、それらエンジンケース内とエクステ
ンションケース内とを、エンジン下方に配した壁部材に
より仕切り、その壁部材の下側にオイルパンを配設して
なる船外機において、前記壁部材と、該壁部材に固着さ
れる部材との間に画成した空間に、前記 オイルパン内の
潤滑油を汲み上げてエンジンに圧送するオイルポンプを
配設すると共に、このオイルポンプをエンジンのクラン
ク軸によって、動弁カム軸よりも高速で回転駆動するこ
とを第1の特徴とし、また前記空間を画成すべく、前記
壁部材に固着される部材で覆われる凹部を前記壁部材の
上面に形成したことを第2の特徴とし、更に前記壁部材
には、前記オイルポンプの吸入口に通じる吸入路が形成
され、この吸入路には、オイルパン内に連通する吸上げ
管が接続されることを第3の特徴とし、更にまた前記壁
部材には、前記オイルポンプの吐出圧が所定値以上とな
ったときにその油の一部をオイルパン内に戻すリリーフ
弁が取付けられることを第4の特徴とする。
【0006】
【作 用】上記第1の特徴によれば、オイルポンプがエ
ンジンのクランク軸によって、動弁カム軸よりも高速で
回転駆動されるから、オイルポンプを特別に大型化しな
くても必要なポンプ吐出量を確保できるようになる。
かもエンジンケースとエクステンションケースとを分離
すれば、壁部材を外部に露出させることができるため、
エンジン(例えばシリンダブロックとクランクケース)
を分解しなくても、該壁部材に設けたオイルポンプのメ
ンテナンス作業が可能となり、作業能率の向上が図られ
る。またその壁部材下側にオイルパンを配設したこと
で、その潤滑油面にオイルポンプを極力近づけることが
できるから、該オイルパンから潤滑油を汲み上げるため
の配管経路を単純且つ短縮化することができる。
【0007】また上記第2の特徴によれば、前記壁部材
を利用して前記空間、即ちオイルポンプ室を容易に形成
できる。
【0008】更に上記第3の特徴によれば、吸上げ管か
ら壁部材内の吸入路を経由してオイルポンプ側に潤滑油
が吸引されるから、オイルパン内とオイルポンプ間のオ
イル通路が、エンジン側を経由することなく簡単に形成
可能である。
【0009】更にまた上記第4の特徴によれば、リリー
フ弁をオイルポンプに近接配置することができるから、
リリーフ回路の配管構成が簡単化され、またリリーフ弁
の組立やメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0011】添付図面において、図1は、本発明を適用
した船外機の一実施例を示す全体側面図、図2は図1の
要部拡大縦断側面図、図3は図2の3−3線断面図、図
4は図2の4−4線断面図、図5は図2の5−5線断面
図、図6は図4の要部拡大横断平面図、図7は図2の7
−7線拡大断面図である。
【0012】先ず図1において、この竪型エンジンEは
クランク軸1をほぼ鉛直方向にした3気筒4サイクルエ
ンジンであり、たとえば船外機に用いられる。
【0013】この船外機のケースは、上方のエンジンケ
ースC1と、下方のエクステンションケースC2とが一
体に結合されて成り、竪型エンジンEはエンジンケース
C1内に収容される。またエクステンションケースC2
はスイベルケース44に操舵自在に連結され、スイベル
ケース44は図示しない船体の船尾に取付けられたスタ
ーンブラケット45に、チルトアップ可能にして連結さ
れる。
【0014】エンジンEのクランク軸1は、エクステン
ションケースC2内を上下に延びる駆動軸2に連動、連
結され、エクステンションケースC2の下部に回転自在
に支承された推進器Pに駆動軸2が連動、連結される。
これによりクランク軸1の駆動力が推進器Pに伝達され
ることになる。
【0015】図2において、竪型エンジンEのエンジン
本体は、クランク軸1を回転自在に支承するクランクケ
ース3を一側部に連設したシリンダブロック6と、該シ
リンダブロック6の他側部に結合されるシリンダヘッド
8とを備え、シリンダブロック6には、クランク軸1と
直交する方向の軸線を有して上下方向に並ぶとともにピ
ストン4をそれぞれ摺動可能に嵌合した3つのシリンダ
5が設けられ、シリンダヘッド8およびシリンダブロッ
ク6と、各ピストン4との間には燃焼室7がそれぞれ形
成される。またシリンダヘッド8には、各シリンダ5に
おける吸、排気弁(図示せず)を作動せしめるための動
弁カム軸9がクランク軸1と平行にして回転自在に支承
される。
【0016】クランク軸1に近接した位置で平行に配置
される駆動軸2の上部には、歯車11がスプライン結合
されており、該歯車11の上部はシリンダブロック6の
下部に軸受10を介して回転自在に支承される。またク
ランクケース3の下部から突出したクランク軸1の下端
には駆動歯車12が固定され、この駆動歯車12が該歯
車11に噛合される。これによりクランク軸1の回転動
力が駆動歯車12および歯車11を介して駆動軸2に伝
達されることになる。
【0017】動弁カム軸9の下端には被動歯車13が固
設されており、この被動歯車13および前記駆動歯車1
2は歯車列14を介して連結され、これによりクランク
軸1の回転動力が動弁カム軸9に伝達される。
【0018】図3を併せて参照して、歯車列14は、前
記歯車11に同軸に固設される第1中間歯車15と、第
1中間歯車15および被動歯車13に噛合する第2中間
歯車16とを備え、第2中間歯車16は、クランク軸1
と平行な軸17によりシリンダブロック6に回転自在に
支承される。しかも第2中間歯車16の下部には、第1
中間歯車15の歯を共働して挟んでバックラッシを小さ
くするための歯車18が相対回転自在に装着され、第2
中間歯車16の上部には、被動歯車13の歯を共働して
挟んでバックラッシを小さくするための歯車19が相対
回転自在に装着され、両歯車18,19および第2中間
歯車16間には周方向に沿う弾発力を発揮するばね2
0,21がそれぞれ縮設される。
【0019】図4、図5および図6を併せて参照して、
シリンダブロック6の下部には、エンジンケースC1内
とエクステンションケースC2内とを仕切る、壁部材と
しての隔壁22が固着され、前記駆動軸2は該隔壁22
を貫通して下方に延び、歯車11の下部は軸受23を介
して隔壁22で回転自在に支承される。この隔壁22に
は、第1中間歯車15と同軸に連結されるオイルポンプ
OPが設けられる。
【0020】オイルポンプOPは、たとえばトロコイド
ポンプであり、第1中間歯車15と実質的に一体の歯車
11に固設されるインナロータ24と、該インナロータ
24と偏心したアウタロータ25とを備え、両ロータ2
4,25は、隔壁22の上面に設けられた凹部26と、
該凹部26の開口面を上方より覆うべく該隔壁22に固
着される部材としての蓋27とにより画成される空間内
に配置され、この空間がポンプ室となる。而して蓋27
を隔壁22より取り外せば、前記空間内(即ちポンプ室
内)を広く開放することができるから、両ロータ24,
25のメンテナンスを行い易い
【0021】隔壁22におけるオイルポンプOPの周囲
には、竪型エンジンEから落下してくる潤滑油を受ける
ための受け皿部28が設けられる。この受け皿部28の
シリンダヘッド8寄りの部分は最も深く形成されてお
り、この最深部の底には潤滑油を落下せしめる戻り孔2
9が穿設される。
【0022】図7において、シリンダブロック6の下部
には、シリンダヘッド8内の下部に落下してきた潤滑油
を前記受け皿部28内に落下させるための開口部41
が、第2中間歯車16における軸17の周囲に設けられ
る。
【0023】隔壁22の下部には、前記戻り孔29から
落下してくる潤滑油を受けるオイルパン30が固設され
る。また隔壁22には、オイルポンプOPの吸入口に通
じる吸入路31が穿設されており、この吸入路31に吸
上げ管32の上端が接続される。また該吸上げ管32は
オイルパン30内の下部まで下方に延び、吸上げ管32
の下端にはストレーナ33が設けられる。さらに吸上げ
管32の途中は、オイルパン30の側部から延設された
支持腕34により支持される。
【0024】隔壁22にはオイルポンプOPの吐出口に
通じる吐出路35が設けられ、この吐出路35は、図示
しない油路を介して各潤滑部に接続される。また蓋27
には、吐出口の油圧が一定値以上となったときに該吐出
口の油を前記戻り孔29からオイルパン30内に戻すた
めのリリーフ弁Vが設けられる。
【0025】図6において、リリーフ弁Vは、一端を前
記吐出口に連通して蓋27に一体に設けられる円筒状の
シリンダ部36と、吐出口の油圧を一端面に受けて該シ
リンダ部36内に摺動可能に嵌合されるピストン弁37
と、前記油圧による開弁方向の力に抗してピストン弁3
7を閉弁方向に付勢するばね38と、油圧力がばね力を
上回ってピストン弁37が軸方向に一定両以上移動した
ときに前記吐出口を外部に連通させるべくシリンダ部3
6に設けられるリリーフ孔39とを備える。
【0026】かかるリリーフ弁Vにおいて、リリーフ孔
39は、シリンダヘッド8からの潤滑油を受け皿部28
に戻すためにシリンダブロック6に設けられた開口部4
1からの潤滑油の戻り方向40とはずれた方向に向けて
開口される。すなわちリリーフ孔39は、戻り孔29に
向けてのシリンダヘッド8側からの潤滑油の流れに影響
を与えるのを避けるべく該戻り方向40とはほぼ直交す
る方向に開口するようにしてシリンダ部36に設けられ
る。
【0027】次にこの実施例の作用について説明する
と、エンジンEの運転状態においてオイルポンプOPは
クランク軸1に連動回転してオイルパン30内の潤滑油
を上方に汲み上げエンジンEの各潤滑部に圧送する。こ
の場合、オイルポンプOPのポンプ軸となる第1中間歯
車15は、動弁カム軸9よりも小径に形成されていて、
その動弁カム軸9に対して該軸9よりも高速で連動回転
するから、オイルポンプOPを動弁カム軸9よりも高速
で回転駆動することができ、そのため、オイルポンプO
Pを特別に大型化しなくても必要なポンプ吐出量が確保
される。またオイルポンプOPは、オイルパン30のほ
ぼ直上に配置されているので、オイルパン30から油を
汲上げるための配管経路を単純にすることができ、合理
的な配置とすることが可能である。
【0028】また竪型エンジンEの暖機後で油温が上昇
している状態のアイドリング時にエンジン回転数を増大
すると、リリーフ弁Vは暫くの間開放したままとなる。
かかる状態でシリンダヘッド8側から開口部41を経て
戻り孔29に戻って来る潤滑油の戻り方向40とはずれ
た方向に向けて開口するようにして、リリーフ孔39が
リリーフ弁Vに設けられるので、前記戻り油がリリーフ
孔39からリリーフされる油により影響を受けることが
極力回避され、したがってオイルパン30への潤滑油の
円滑な戻りが阻害されることはない。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、エンジンケース内とエクステンションケース内と
を、エンジン下方に配した壁部材により仕切り、その壁
部材の下側にオイルパンを配設した船外機において、前
記壁部材と、該壁部材に固着される部材との間に画成し
た空間に、前記オイルパン内の潤滑油を汲み上げてエン
ジンに圧送するオイルポンプを配設し、このオイルポン
プをエンジンのクランク軸によって、動弁カム軸よりも
高速で回転駆動するので、オイルポンプを特別に大型化
しなくても必要なポンプ吐出量を確保することができ、
従って、オイルポンプを動弁カム軸で直接駆動するよう
にしていた前記従来装置に比べてポンプの小型化やコス
ト節減を図ることができる。しかもエンジンケースとエ
クステンションケースとを分離すれば、壁部材を外部に
露出させることができるため、エンジン(例えばシリン
ダブロックとクランクケース)を分解しなくても、該壁
部材に設けたオイルポンプのメンテナンス作業が可能と
なり、作業能率の向上が図られる。またその壁部材下側
にオイルパンを配設したことで、その潤滑油面にオイル
ポンプを極力近づけることができるから、該オイルパン
から潤滑油を汲み上げるための配管経路を単純且つ短縮
化することができ、始動時のオイル立ち上がりも良好と
なる。
【0030】また特に第2の特徴によれば、前記壁部材
を利用して前記空間、即ちオイルポンプ室を容易に形成
することができる。
【0031】更に第3の特徴によれば、吸上げ管から壁
部材内の吸入路を経由してオイルポンプ側に潤滑油が吸
引されるので、オイルパン内とオイルポンプ間のオイル
通路を、エンジン側を経由せずに簡単に形成することが
できる。
【0032】更にまた第4の特徴によれば、リリーフ弁
をオイルポンプに近接配置することができるので、リリ
ーフ回路の配管構成を簡単化することができ、またリリ
ーフ弁の組立やメンテナンス作業性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した船外機の一実施例を示す全体
側面図
【図2】図1の要部拡大縦断側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】図4の要部拡大横断平面図
【図7】図2の7−7線拡大断面図
【符号の説明】
9……………動弁カム軸 22…………壁部材としての隔壁 26…………凹部 27…………部材としての蓋 30…………オイルパン 31…………吸入路 32…………吸上げ管C1…………エンジンケース C2…………エクステンションケース E……………エンジン OP…………オイルポンプ V……………リリーフ弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01M 1/02 F01L 1/04 F02B 67/00 F02B 67/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)を収容したエンジンケー
    ス(C1)と、そのエンジンケース(C1)の下方に隣
    接するエクステンションケース(C2)とを互いに一体
    に結合すると共に、それらエンジンケース(C1)内と
    エクステンションケース(C2)内とを、エンジン
    (E)下方に配した壁部材(22)により仕切り、その
    壁部材(22)の下側にオイルパン(30)を配設して
    なる船外機において、 前記 壁部材(22)と、該壁部材(22)に固着される
    部材(27)との間に画成した空間に、前記オイルパン
    (30)内の潤滑油を汲み上げてエンジン(E)に圧送
    するオイルポンプ(OP)を配設すると共に、このオイ
    ルポンプ(OP)をエンジン(E)のクランク軸(1)
    によって、動弁カム軸(9)よりも高速で回転駆動する
    ことを特徴とする、船外機における4サイクルエンジン
    のオイルポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記空間を画成すべく、前記壁部材(2
    2)に固着される部材(27)で覆われる凹部(26)
    を前記壁部材(22)の上面に形成したことを特徴とす
    る、請求項1に記載の船外機における4サイクルエンジ
    ンのオイルポンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記壁部材(22)には、前記オイルポ
    ンプ(OP)の吸入口に通じる吸入路(31)が形成さ
    れ、この吸入路(31)には、オイルパン(30)内に
    連通する吸上げ管(32)が接続されることを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載の船外機における4サイクル
    エンジンのオイルポンプ装置。
  4. 【請求項4】 前記壁部材(22)には、前記オイルポ
    ンプ(OP)の吐出圧が所定値以上となったときにその
    油の一部をオイルパン(30)内に戻すリリーフ弁
    (V)が取付けられることを特徴とする、請求項1,2
    又は3に記載の船外機における4サイクルエンジンのオ
    イルポンプ装置。
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