JP3084325B2 - 縦目地構造 - Google Patents

縦目地構造

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JP3084325B2 JP04278174A JP27817492A JP3084325B2 JP 3084325 B2 JP3084325 B2 JP 3084325B2 JP 04278174 A JP04278174 A JP 04278174A JP 27817492 A JP27817492 A JP 27817492A JP 3084325 B2 JP3084325 B2 JP 3084325B2
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浩之 梅津
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築、構築物に用いる乾
式壁材(以下、単に壁材という)の長手方向における突
き合わせ、すなわち縦目地部の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に金属板を表面材とし、合成樹脂発
泡体を芯材とし、シート状物を裏面材としてサンドイッ
チ構造に形成した壁材、あるいは無機系の材料からなる
壁材を用いて横張り状に壁体を形成した際には、壁材の
長手方向の突き合わせによる継目、所謂縦目地が形成さ
れ、この目地をカバーする方法として特開昭64−8
0661号公報、実開昭64−14833号公報、
実開昭64−41542号公報、実開平1−1547
26号公報、実開昭63−140429号公報、実
開平1−102325号公報、等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
〜は化粧キャップと壁材の隙間より浸入した雨水が、
敷目板の立ち上がり片と壁材の端部間より浸入し、躯体
内に結露が発生したり、躯体内部を腐食させる欠点があ
った。また、前記〜の敷目板はすべて建築物の表面
側から躯体に固定するもので、外足場が必要となり、特
に高層での施工の際は作業性が悪い欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、水平面状の釘打設片と嵌合部とから断
面略逆T字状に形成した敷目板と、化粧面部と係合部と
から断面略T字状に形成した化粧キャップの2部材から
構成し、化粧キャップと敷目板を組み合わせることによ
り断面をエ字状に形成した縦目地用ジョイナにおいて、
敷目板の釘打設片の両端を屈曲した補助片を躯体に固定
することにより、敷目板を建築物の室内側から取り付
け、施工することができ、さらに、化粧キャップの化粧
面部の裏面に装着した定形シーリング剤と、不定形シー
リング剤が2重の止水材となると共に、お互いの長所を
活かし、短所を打ち消し、長期にわたって防水性、耐候
性を発揮する縦目地構造を提供するものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る代表的な縦
目地構造について詳細に説明する。図1は上記縦目地構
造を示す断面図であり、Aは縦目地用ジョイナ(以下、
単にジョイナという)、B、CはジョイナAを構成する
ための敷目板と化粧キャップ、Dは壁材である。
【0006】ジョイナAは図2、図3に示すように、長
尺状の金属板(カラー鋼板、アルミニウム板、塩ビ鋼
板、ステンレス板、銅板、チタン板、サンドイッチ鋼
板、クラッド鋼板等)、あるいは合成樹脂材(プラスチ
ック材)をロール成形、プレス成形、押出成形等によっ
て形成したものである。
【0007】敷目板Bは図2に示すように、略断面を水
平面状の釘打設片1と、釘打設片1の両端を下方に屈曲
した補助片2と、釘打設片1の略中央を上方に2本突出
した垂直片4と垂直片4間の嵌合溝5と嵌合溝5内に突
出した複数段の嵌合片6とから嵌合部3を形成した長尺
体としたものである。
【0008】釘打設片1は外足場がある状況では、敷目
板Bを躯体α上に釘等の固定具βを介して固定する部分
であり、外足場が無い場合には図1に示すように、柱状
の躯体αに補助片2をセルフドリリングスクリュウビス
等の固定具βを介して固定するものである。また嵌合部
3は後記する化粧キャップCを収納すると共に、嵌合溝
5から離脱しないようにするためのものである。また、
垂直片4は嵌合溝5形成用、および防水面として機能す
るものである。
【0009】さらに、嵌合溝5内部に複数段に形成され
た嵌合片6は、後記する化粧キャップCの係合爪12を
係止し、嵌合溝5より離脱しないようにするためのもの
であると共に、複数段に形成することにより係合深さ
(許容対応壁材厚)を調整できるようにしたものであ
る。
【0010】化粧キャップCは、図3に示すように、例
えば長さが909〜7272mm位の長尺状、あるいは
壁材Dの幅に対応した長さで、略断面を水平な化粧面部
7と化粧面部7の略中央部を下方に突出させた係合部8
とから、ほぼT字状に形成したものである。この化粧面
部7は水平な水平面9と、水平面9の両側に設けた傾斜
化粧面10とからなり、水平面9は図1に示すように壁
体の縦目地部において壁材Eの端部を被覆し、意匠性を
向上する部分であり、傾斜化粧面10は壁材Dと線接触
で密着することにより防水性を向上するものである。
【0011】係合部8は化粧面部7のほぼ中央から下方
に突出した係合片11と、係合片11の先端、あるいは
途中に、外方に向かって突出した係合爪12とからな
り、敷目板Bの嵌合溝5に係合片11を嵌挿すると、係
合爪12が嵌合片6と組み合わさり、係合力を強化する
ものである。
【0012】また、化粧面部7の裏面側の両端には固形
状の定形シーリング剤13が、中央部にはペースト状の
不定形シーリング剤14が自己接着性を利用して、もし
くは熱融着等により、それぞれ工場出荷段階で装着され
ているものである。
【0013】定形シーリング剤13は、例えばポリ塩化
ビニル系、クロロプレン系、クロロスルホン化ポリエチ
レン系、エチレンプロピレン系、アスファルト含浸ポリ
ウレタン系等の弾性を有するもの、もしくはポリブデン
系、ポリプロピレン系、ブチル系、ゴムアスファルト系
等の非弾性型の1種を用いるものである。
【0014】不定形シーリング剤14は、例えば弾性型
1成分系としてはシリコーン系、変成シリコーン系、ポ
リサルファイド系、ポリウレタン系の湿気硬化型、アク
リル系、SBR系のエマルジョン乾燥硬化型、弾性型2
成分系としてはシリコーン系、変成シリコーン系、ポリ
サルファイド系、ポリウレタン系、アクリルウレタン系
の反応硬化型、非弾性型としては油性コーキング、シリ
コーン系等の1種を用いるものである。
【0015】この定形シーリング剤13、不定形シーリ
ング剤14は壁材Dの表面、および木口面に密着し、2
重の防水材、気密材として機能するものである。また、
壁材Dの表面化粧面に密着する定形シーリング剤13
は、固形状であるので、自己が太陽光線等の熱により融
解して流れ出すことがなく、壁材Dの表面を汚すことが
ないものである。さらに、ペースト状の不定形シーリン
グ剤14は化粧キャップCの最奥部に装着したので、熱
の影響を受けることがなく、安定して耐ムーブメント性
(壁材Dの歪や収縮、振動等)に強く、経時的変化もな
く長期間にわたって防水性を発揮するものである。
【0016】ここで各部の寸法関係について簡単に説明
する。そこで、図1に示すように躯体αの幅をW1 、図
2において敷目板Bの補助片2間の幅をW2 、垂直片4
の高さをh1 、図3において化粧キャップCの係合片1
1の高さをh2 とすると、W1 ≒W2 、h1 <h2 の関
係にある。
【0017】次に、図1を用いて施工方法について簡単
に説明する。まず鉄骨下地等よりなる躯体α、あるいは
間柱、主柱、胴縁よりなる躯体α上に必要に応じて防水
シート(図示せず)を敷設した壁下地上のジョイナAを
用いる部分に、外足場がある環境では敷目板Bの釘打設
片1を固定具β(図示せず)で打設し、固定する。ま
た、外足場が無い環境では建築物の室内側より、敷目板
Bの補助片2を図示するように固定具βで打設し、固定
する。
【0018】次に壁材Dを順々に敷目板Bの左右の釘打
設片1上に敷設し、壁下地上に固定具β(図示せず)を
介して固定して土台から桁まで壁材Dを施工する。次に
化粧キャップCの係合部8を敷目板Bの嵌合溝5に押し
込み、係合爪12と嵌合片6を係合して図示するような
縦目地を形成するものである。
【0019】以上説明したのは本発明に係る縦目地構造
の一実施例にすぎず、図4(a)〜(e)、図5(a)
〜(e)に示すような敷目板B、図6(a)〜(e)、
図7(a)〜(e)、図8(a)〜(e)、図9
(a)、(b)に示すような化粧キャップCを用いたジ
ョイナAを構成し、縦目地構造を形成することもでき
る。
【0020】すなわち、図4(b)は嵌合溝5内にも不
定形シーリング剤14を装着した例、図4(c)は釘打
設片1の途中に弾性を有する防水ヒレ1aを形成した
例、図5(a)は釘打設片1と垂直片4の交差部にも不
定形シーリング剤14を装着した例、図5(b)は嵌合
溝5の素材を樹脂、その他をアルミニウム合金とした
例、図5(c)は垂直片4の先端にも防水ヒレ4aを形
成した例、図5(d)は補助片2の一方をフック状と
し、C型鋼材のリップに引っかけるようにした例であ
る。
【0021】また、図6は樹脂、アルミニウム合金を押
出成形して形成した化粧キャップCの例であり、図6〜
図9は金属板をロール成形して形成した例である。な
お、図6〜図9に示す化粧キャップCの係合爪12は、
ハーフピアス加工、ボタンパンチ加工、ルーバー加工し
て形成したものである。勿論、これらの敷目板Bと化粧
キャップCを各々組み合わせたジョイナAとし、縦目地
構造を形成することができる。
【0022】
【発明の効果】上述したように本発明に係る縦目地構造
によれば、敷目板の釘打設片の両端を内方に屈曲した
補助片を躯体に固定することにより、敷目板を建築物の
室内側から取り付け、施工することができる。化粧キ
ャップの化粧面部の裏面に装着した定形シーリング剤
と、不定形シーリング剤が2重の止水材となると共に、
お互いの特性の長所を活かし、短所を打ち消し、長期に
わたって防水性、耐候性を発揮することができる。敷
目板の嵌合部には多数段の嵌合片を形成したため、壁材
厚さに対応して、その係合深さにより調整できる。等の
特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦目地構造の一実施例を示す断面
図である。
【図2】縦目地用ジョイナの構成部材である敷目板の一
例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図3】縦目地用ジョイナの構成部材である化粧キャッ
プの一例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図4】敷目板のその他の実施例を示す断面図である。
【図5】敷目板のその他の実施例を示す断面図である。
【図6】金属製の化粧キャップのその他の例を示す断面
図である。
【図7】金属製の化粧キャップのその他の例を示す一部
切り欠き斜視図である。
【図8】金属製の化粧キャップのその他の例を示す一部
切り欠き斜視図である。
【図9】金属製の化粧キャップのその他の例を示す一部
切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
A 縦目地用ジョイナ B 敷目板 C 化粧キャップ D 乾式壁材 α 躯体 β 固定具 1 釘打設片 2 補助片 3 嵌合部 4 垂直片 5 嵌合溝 6 嵌合片 7 化粧面部 8 係合部 9 水平面 10 傾斜化粧面 11 係合片 12 係合爪 13 定形シーリング剤 14 不定形シーリング剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−51566(JP,A) 実開 平1−109527(JP,U) 実開 平1−102325(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 - 13/18 E04F 19/02 E04B 1/62 - 1/72

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横張り用の乾式壁材を長手方向に突き合
    わせて形成する縦目地の構造において、略断面を水平面
    状の釘打設片と、該釘打設片の両端を下方に屈曲した補
    助片と、前記該釘打設片の中央部を上方に2本突出して
    垂直片を形成し、該垂直片によって形成される断面略U
    字状の嵌合溝と、該嵌合溝内側面に突出した複数段の嵌
    合片とから嵌合部を形成した長尺状の敷目板と、略断面
    を水平面状の化粧面部と該化粧面部の裏面中央を下方に
    突設して形成した係合部とから、断面略T字状に形成
    し、該係合部の両側、もしくは一方に、外方に突出した
    係合爪を形成すると共に、前記化粧面部の裏面中央にペ
    ースト状の不定形シーリング剤を、さらに化粧面部裏面
    の両端縁には固形状の定形シーリング剤を装着した長尺
    状の化粧キャップとからなり、前記敷目板の釘打設片の
    裏面を躯体に当接して固定具により固定し、該躯体上に
    横張り用の乾式壁材を左右に配設、固定し、次に前記化
    粧キャップの係合部を敷目板の嵌合溝に係合し、係合爪
    と嵌合片により係止すると共に、化粧キャップに装着し
    た定形シーリング剤と不定形シーリング剤が乾式壁材に
    押圧されて密着した状態で一体化し、乾式壁材の端部を
    被覆したことを特徴とする縦目地構造。
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KR101311075B1 (ko) * 2013-03-06 2013-09-25 서은순 인테리어용 몰딩재와 그 세트 및 이를 이용한 인테리어용 판형 마감재 설치 방법
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