JP3153880B2 - 樹脂製多岐管及びその製造方法並びにその製造用金型 - Google Patents

樹脂製多岐管及びその製造方法並びにその製造用金型

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JP3153880B2 JP17336096A JP17336096A JP3153880B2 JP 3153880 B2 JP3153880 B2 JP 3153880B2 JP 17336096 A JP17336096 A JP 17336096A JP 17336096 A JP17336096 A JP 17336096A JP 3153880 B2 JP3153880 B2 JP 3153880B2
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龍治 高科
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂製の半割り
体どうしを衝合させるとともに、この衝合部の周縁に沿
って形成された内部通路内に溶融樹脂を充填することに
より、上記半割り体どうしを接合して得られる樹脂製多
岐管及びその製造方法並びにその製造用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製のパイプ等の管状体を
成形する方法として、合成樹脂製の半割り体どうしを衝
合させるとともに、この衝合部の周縁に沿って形成され
た内部通路内に溶融樹脂を充填することにより、上記半
割り体どうしを接合して中空成形品を得る方法は公知で
ある。また、半割り体どうしを接合する際に、上記内部
通路への溶融樹脂の充填を、半割り体を成形する成形型
内で行えるようにした方法が知られている。
【0003】例えば、特公平2−38377号公報に
は、基本的に、一方の金型に一組の半割り体を成形する
雄型成形部と雌型成形部とが設けられ、他方の金型にこ
れらの成形部に対向する雌型成形部と雄型成形部とが設
けられた一対の金型構造が開示されており、そして、か
かる金型を用いることによって、各半割り体を同時に成
形(射出成形)した後、一方の金型を他方に対してスラ
イドさせることにより、各雌型成形部に残された半割り
体どうしを衝合させ、この衝合部の周縁に溶融樹脂を射
出して両者を接合するようにした方法(所謂、ダイスラ
イド・インジェクション(DSI)法)が開示されてい
る。
【0004】また、例えば特公平7−4830号公報に
は、基本的に、互いに開閉可能に組み合わされる成形型
であって、一方の成形型が他方に対して所定角度回転可
能とされ、各成形型に、上記所定角度毎の回転方向に雄
/雌/雌の繰り返し順序で、少なくとも1つの雄型成形
部と2つの雌型成形部からなる成形部を設けた回転式射
出成形用の型構造が開示されており、かかる成形型を用
いることによって、回転(例えば正逆反転)動作毎に、
各半割り体の成形と、衝合された一対の半割り体どうし
の接合を行い、各回転動作毎に完成品が得られるように
した方法(所謂、ダイロータリ・インジェクション(D
RI)法)が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半割り体ど
うしを接合させる溶融樹脂が充填される内部通路は、良
好な接合状態を得る上で、あるいは成形品(完成品)の
外観性を向上させる上で、基本的には上記衝合部の外表
面に露出しないようにすることが望ましい。つまり、内
部通路を衝合部内で閉断面状に形成することが望まし
い。しかしながら、内部通路をこのような閉断面状に形
成した場合には、成形品を金型から取り出した後、実際
に内部通路内に樹脂が十分に充填されているか否か(つ
まり、充填不良が無いかどうか)を確かめることが非常
に難しい。
【0006】このような充填不良は、一般的に、内部通
路内への溶融樹脂の供給口であるゲート部から、溶融樹
脂の流れに沿って遠くなる程、生じ易い。特に、例えば
開口した管端部を複数有する多岐管では、管端部の成形
性あるいは成形品精度の確保等の理由により、上記内部
通路が管端面を回避した閉ループ状に形成されることが
考えられるが、かかる場合には、内部通路の形状がより
複雑化して、一般に溶融樹脂の流動性の確保が難しくな
り、上述のような充填不良がより発生し易くなる。この
ように、上記内部通路を衝合部内で閉断面状に形成した
場合には、充填不良による不具合の有無をチェックする
ことが必要であり、このための実用的な方法を確立する
ことが望まれている。
【0007】そこで、この発明は、一対の半割り体どう
しの衝合部の内部通路内に溶融樹脂を充填して両者を接
合するに際して、溶融樹脂の充填不良の有無をできるだ
け簡単な方法で判定することができる樹脂製多岐管及び
その製造方法並びにその製造用金型を提供することを目
的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、一対の樹脂
製の半割り体どうしを衝合させるとともに、この衝合部
の周縁に沿って形成された内部通路内に溶融樹脂を充填
することにより、上記半割り体どうしを接合して得られ
る樹脂製多岐管を対象とし、上記内部通路は各半割り体
の壁部で閉断面状に形成されており、該内部通路には、
該通路のゲート部から溶融樹脂の流れ方向において所定
以上離れた部位に、該部位まで溶融樹脂が到達したか否
かを判定する判定部が設けられているようにしたもので
ある。該判定部は、通路のゲート部から溶融樹脂の流れ
方向において、できるだけ離れていることが好ましく、
また、最も離れていることが更に好ましい。
【0009】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
判定部は、上記内部通路の一部を上記衝合部の表面まで
連通させて設けられていることを特徴としたものであ
る。
【0010】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記第1の発明において、上記
判定部は、上記内部通路の一部から上記衝合部の表面側
へ至る連通部分から溢れた溶融樹脂が衝合部の外方へ流
出して形成された余肉部分として形成されており、溶融
樹脂の到達判定後に除去されることを特徴としたもので
ある。
【0011】また、更に、本願の請求項4に係る発明
(以下、第4の発明という)は、上記第1〜第3の発明の
いずれか一において、上記内部通路が多岐管の管端面を
回避した閉ループ状に形成されており、上記ゲート部お
よび上記判定部がそれぞれ複数設けられていることを特
徴としたものである。
【0012】また、本願の請求項5に係る発明(以下、
第5の発明という)は、一対の樹脂製の半割り体どうし
を衝合させるとともに、この衝合部の周縁に沿って形成
された内部通路内に溶融樹脂を充填することにより、上
記半割り体どうしを接合するようにした樹脂製多岐管の
製造方法を対象とし、上記内部通路を各半割り体の壁部
で閉断面状に形成するとともに、該内部通路には、該通
路のゲート部から溶融樹脂の流れ方向において所定以上
離れた部位に、該部位まで溶融樹脂が到達したか否かを
判定する判定部が設けられており、上記内部通路内に溶
融樹脂を充填して上記半割り体どうしを接合した後、上
記部位まで溶融樹脂が到達したか否かを判定することに
より、上記衝合部の接合の良否を判断するようにしたも
のである。上記判定部は、通路のゲート部から溶融樹脂
の流れ方向において、できるだけ離れていることが好ま
しく、また、最も離れていることが更に好ましい。
【0013】更に、本願の請求項6に係る発明(以下、
第6の発明という)は、一対の樹脂製の半割り体どうし
を衝合させるとともに、この衝合部の周縁に沿って形成
された内部通路内に溶融樹脂を充填することにより、上
記半割り体どうしを接合して得られる樹脂製多岐管の製
造用金型を対象とし、上記内部通路は各半割り体の壁部
で閉断面状に形成されており、上記衝合部に対応する金
型部分には、内部通路のゲート部から溶融樹脂の流れ方
向において所定以上離れた部位に、該部位まで溶融樹脂
が到達したか否かを判定する判定部に対応する成形部が
設けられているようにしたものである。上記判定部は、
通路のゲート部から溶融樹脂の流れ方向において、でき
るだけ離れていることが好ましく、また、最も離れてい
ることが更に好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、例
えば、エンジン吸気系のインテーク・マニホールドの製
造に適用した場合を例にとって、添付図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図10〜図16に、本実施の形態に
係る成形品であるインテーク・マニホールドWが示され
ている。該インテーク・マニホールドWは、例えば、一
つの入口部Wiと複数(本実施の形態では三つ)の出口
部Woとを備え、入口部Wiと各出口部Woとが所定の
角度(本実施の形態では略直角)をなすように設定され
ている。本成形品Wは、後で詳しく説明するように、例
えば所謂ダイロータリ・インジェクション(DRI)法
により、一つの成形型にて上下の半割り体WU及びWL
それぞれ成形するとともに、その成形型内で両者WU
びWLを衝合させて接合することにより、中空の管状体
として得られるものである。
【0015】本実施の形態では、図12から良く分かる
ように、上記成形品Wの型割線Lpは、管端部(入口部
Wiおよび各出口部Wo)を回避するように、つまり型
割線Lpが管端面に現れることがないように、かつ、成
形品Wの周囲に沿った閉ループを構成するように設定さ
れている。尚、半割り体WU,WLどうしの衝合面は、上
記型割線Lpに沿って形成されることになる。この型割
線Lpを管端部を回避した閉ループ状に形成することに
より、管端円筒部の真円度を高めることができる。これ
により、相手部品との組付状態におけるシール性を良好
に保つことができる。また、本実施の形態では、好まし
くは、上記入口部Wiおよび出口部Woの各管端部分
は、いずれも、例えば上側半割り体(アッパハーフ)W
U側に一体的に成形されるようになっている。
【0016】そして、図14〜図16から良く分かるよ
うに、この閉ループに沿って(つまり衝合面の外周に沿
って)、好ましくは各半割り体WU,WLの壁部で形成さ
れた閉断面の溝状の内部通路WPが設けられており、こ
の内部通路WP内に、上下の半割り体WU,WLどうしを互
いに衝合させた後に両者を相互に接合するための樹脂
(二次樹脂)が充填されるようになっている。
【0017】本実施の形態では、上記内部通路WP内に
溶融樹脂(二次樹脂)を充填して両半割り体WU,WL
うしを接合するに際して、溶融樹脂の充填不良の有無を
できるだけ簡単な方法で判定することができるように、
内部通路WPの所定の部位に、該部位まで溶融樹脂が到
達したか否かを判定する判定部が設けられている。以
下、この判定部について説明する。該判定部は、上記内
部通路WPのゲート部から溶融樹脂の流れ方向において
所定以上離れた部位、好ましくは、できるだけ離れた部
位に設けられる。本実施の形態の場合、上記成形品Wの
型割線Lpが(従って、内部通路WPが)、管端部(入
口部Wiおよび各出口部Wo)を回避して成形品Wの周
囲に沿った閉ループを構成するように設定されている。
【0018】そして、図18に示すように、かかる複雑
な形状の内部通路WP内に二次樹脂を十分に供給・充填
することができるように、上記内部通路WPに対するゲ
ート部GPが複数箇所(本実施の形態では2箇所)に設
けられており、また、判定部も複数箇所(本実施の形態
では2箇所)に設けられている。すなわち、第1の判定
部J1が成形品Wの管端の出口部Wo側に設けられる一
方、第2の判定部J2が成形品Wの入口部Wi側に設け
られている。
【0019】上記第1の判定部J1は、3つの出口部W
o側管端のうちの中央のものに、つまり、出口部Wo側
としては、左右のゲート部GPから溶融樹脂の流れ方向
において最も離れた部位に設けられている。この第1の
判定部J1は、図16から良く分かるように、上記内部
通路WPの一部を半割り体WU,WLどうしの衝合部の表面
まで連通させて設けられている。換言すれば、内部通路
Pの中央の出口部Woに対応する部分は、図17に示
すように、その最下部がごく限られた幅および長さ(本
実施の形態では、例えば、最大でも幅2mm,長さ10
mm程度)にわたって矩形状に開口している。
【0020】そして、成形工程終了後、成形品Wを成形
型から取り出して、上記開口部分(第1の判定部J1)
での樹脂(二次樹脂)の充填度合いを見ることにより、
出口部Wo側の内部通路WP内における二次樹脂の充填
度合いを、目視にて確かめることができるようになって
いる。尚、本実施の形態の場合、上記第1の判定部J1
は、好ましくは、型割線Lpに沿って例えば下側半割り
体(ロアハーフ)WL側に設けられている。
【0021】一方、上記第2の判定部J2は、図18お
よび図19から良く分かるように、成形品Wの入口部W
iの平面視における最外側部分に、つまり、入口部Wi
側としては、左右のゲート部GPから溶融樹脂の流れ方
向において最も離れた部位に設けられている。本実施の
形態では、この第2の判定部J2は、好ましくは、型割
線Lpを起点として例えばアッパハーフWU側に設けら
れ、入口部Wi管端の側面から外方に突出する平行な2
本の余肉部分として構成されている。そして、成形工程
終了後、成形品Wを成形型から取り出して、上記余肉部
分(第2の判定部J2)の成形状態を見ることにより、
入口部Wi側の内部通路WP内における二次樹脂の充填
度合いを、目視にて確かめることができるようになって
いる。
【0022】以上、説明したように、本実施の形態によ
れば、上記内部通路WPには、該通路WPのゲート部GP
から溶融樹脂の流れ方向において所定以上離れた部位
に、該部位まで溶融樹脂が到達したか否かを判定する判
定部J1,J2が設けられているので、上記半割り体
U,WLどうしを接合するために内部通路WP内に溶融樹
脂を充填した際、もし充填が不十分なものであれば、上
記判定部J1,J2が設けられた部位には溶融樹脂が十
分に到達せず、判定部J1,J2が少なくとも十分には
成形されない結果、この部分に欠肉などが生じることと
なる。従って、この場合、成形品Wを成形型から取り出
した時点で、目視により、内部通路WP内の充填不良を
見つけることができる。一方、溶融樹脂の充填が十分な
ものであれば、上記判定部J1,J2にも十分な溶融樹
脂が供給され、判定部J1,J2が欠肉などを生じるこ
となく成形されることになる。
【0023】すなわち、上記半割り体WU,WLどうしを
接合した後、成形品Wを成形型から取り出した時点で、
成形品Wに形成された判定部J1,J2を目視観察する
ことにより、簡単かつ確実に、内部通路WP内における
溶融樹脂の充填不良の有無をチェックすることができ
る。本実施の形態の場合、上記判定部J1,J2を設け
る部位は、成形品Wの出口部Wo側および入口部Wi側
のそれぞれについて、内部通路WPのゲート部GPから溶
融樹脂の流れ方向において最も離れた部位(つまり、内
部通路WP中で充填不良が最も生じ易い部位)に設定さ
れているので、内部通路WP内の全ての部位での充填不
良をチェックすることができるのである。
【0024】また、本実施の形態では、特に、上記第1
の判定部J1については、内部通路WPの一部を上記半
割り体WU,WLどうしの衝合部の表面まで連通させて設
けられているので、内部通路WP内への溶融樹脂の充填
が十分なものである場合には、内部通路WPを満たした
溶融樹脂は上記衝合部の表面に至るまで溢れることにな
る。したがって、上記半割り体WU,WLどうしを接合し
た後、成形品Wを成形型から取り出した時点で、第1の
判定部J1、つまり、衝合部の内部通路WPの一部との
連通部分を目視観察することにより、簡単かつ確実に、
内部通路WP内における溶融樹脂の充填不良の有無をチ
ェックすることができる。また、この場合には、上記第
1の判定部J1は、衝合部の表面より突出しないように
設定されているので、成形後、この第1判定部J1を除
去するために手間が掛かることはない。
【0025】更に、本実施の形態では、特に、上記第2
の判定部J2については、上記内部通路WPの一部から
上記衝合部の表面側へ至る連通部分から溢れた溶融樹脂
が衝合部の外方へ流出して形成された余肉部分として形
成されているので、上記半割り体WU,WLどうしを接合
した後、成形品Wを成形型から取り出した時点で、上記
余肉部分(第2の判定部J2)の成形状態(つまり、欠
肉の有無など)を目視観察することにより、簡単かつ確
実に、内部通路WP内における溶融樹脂の充填不良の有
無をチェックすることができる。尚、この場合、上記第
2の判定部J2は、成形品Wにとっては余肉部分である
ので、溶融樹脂の到達判定後に除去される。
【0026】また、更に、本実施の形態では、特に、上
記内部通路WPが多岐管の管端面を回避した閉ループ状
に形成されており、上記ゲート部GPおよび上記判定部
J1,J2がそれぞれ複数設けられているので、多岐管
の管端面を回避して閉ループ状に形成された複雑な内部
通路WPについて、その充填不良を有効にチェックする
ことができるのである。
【0027】次に、本実施の形態に係るインテーク・マ
ニホールドWの製造(成形)に用いられる成形型の構成
について説明する。尚、本実施の形態では、上記インテ
ークマニホールドWは、好ましくは、所謂ダイロータリ
・インジェクション(DRI)法により成形される。図
1〜図5は、上記インテーク・マニホールド成形用の成
形型の縦断面説明図である。図1,図2および図5から
良く分かるように、上記成形型は、成形機(例えば射出
成形機:不図示)に連結される固定型1と、該固定型1
に対して開閉動作を行う可動型2とで構成され、上記固
定型1には、以下に詳しく説明するように、その成形部
を含む所定部分を回動させる回動機構が設けられてい
る。尚、図1〜図5では、上記固定型1と可動型2は上
下に配置された状態で描かれているが、実際に成形機
(不図示)に取り付けられた状態での両型1,2の配置
構造としては、上下に限定されるものではなく、例えば
水平(左右)方向に対向配置して使用されても良い。
【0028】上記固定型1は、本体部10に固定された
ベース盤11と、該ベース盤11および本体部10の中
央部に固定されたスプールブッシュ12と、このスプー
ルブッシュ12と同軸に配置されたロータ13とを備え
ており、上記スプールブッシュ12に成形機の射出ヘッ
ド(不図示)が固定される。上記ロータ13は基本的に
は円盤状に形成され、その中央部分が円柱状に突出して
おり、上記スプールブッシュ12のスプール12aは、
この中央突出部13aの表面に開口している。
【0029】図5から良く分かるように、ロータ13の
外周部には、その近傍に配置された駆動ギヤ14と噛み
合う歯部13gが形成されている。上記駆動ギヤ14
は、例えば油圧モータ等の駆動源15に連結されてお
り、この駆動源15によって駆動ギヤ14が回転させら
れることにより、この回転方向および回転回数に応じ
て、ロータ13が所定の向きに所定角度(本実施の形態
では120度)だけ回動するようになっている。
【0030】一方、上記可動型2は、本体部30と平行
に配設されたベース盤31と、本体部30に固定された
型盤40とを備え、該型盤40に後述する成形部が設け
られている。尚、上記型盤40は、実際には、中央の円
柱部40dと該円柱部40dを取り囲む三つのブロック
体とで構成されている。上記本体部30及びベース盤3
1は、例えば油圧式の駆動手段(不図示)に連結されて
おり、所定のタイミングで固定型1に対して開閉動作を
行えるようになっている。尚、上記本体部30とベース
盤31の間には、スペーサブロック32a,32b(図
5参照)が介設されている。また、上記可動型2には、
型盤40に沿って可動型2の開閉方向と直交する方向に
スライドするスライド型33と、可動型2の開閉動作に
連動してスライド型33を駆動する棒状のスライドガイ
ド34とが設けられている。
【0031】上記スライド型33は、成形品Wの出口部
Woに対応するもので、そのコア部33a(図2〜図4
参照)が成形品出口部Woの管端部分における内周部に
対応している。また、成形品Wの入口部Wiについて
は、可動型2の本体支持板35に固定されたコア部材3
6a,36bの先端部分がそれぞれ対応している。尚、
上記スライド型33およびスライドガイド34は、後述
するように、可動型2内において、上半割り体(アッパ
ハーフ)WUを成形する箇所および衝合された上下の半
割り体WU,WLどうしを二次樹脂で接合する箇所の2箇
所について設けられている。
【0032】上記スライドガイド34の一端側にはテー
パ部34cが形成されており、このテーパ部34cが、
スライド型33のテーパ穴33cに係合している。一
方、スライドガイド34の他端側には、ガイド駆動板3
7を係合させる凹部34dが形成されており、上記ガイ
ド駆動板37は、いずれか一方のスライドガイド34に
係合するようになっている。上記ガイド駆動板37は、
その背面側がバックプレート38で支持されており、該
バックプレート38には、図5に示すように、ガイド駆
動板37のバックプレート38に沿ったスライド動作を
案内する一対のガイドレール38aが固定されている。
【0033】そして、ガイド駆動板37は、例えば油圧
シリンダ等の駆動手段49(図5参照)によってバック
プレート38に沿った方向に駆動されることにより、上
記ガイドレール38aに沿って移動し、スライドガイド
34との係合状態(つまり、左右いずれのスライドガイ
ド34と係合するか)が切り換えられる。このガイド駆
動板37とスライドガイド34との係合状態の切り換え
は、成形装置のコントローラ(不図示)からの制御信号
により、上記ロータ13の回動動作に対応して行われる
ようになっている。
【0034】上記バックプレート38の背面には、可動
型2の作動方向(開閉方向)と同一の方向に伸縮作動す
る、例えば油圧式の駆動シリンダ(不図示)のピストン
ロッド39が、ベース盤31を貫通して連結されてお
り、該ピストンロッド39の伸縮動作により、バックプ
レート38及びガイド駆動板37を介して、スライドガ
イド34を駆動(進退動)することができるようになっ
ている。また、可動型2の本体部30の内部には、エジ
ェクタプレート46a,46b,46cにそれぞれ取り付
けられたエジェクタピン47a,47b,47c及びエジ
ェクタリング48a,48bが設けられている。尚、エ
ジェクタリング48a,48bは、成形品Wあるいはア
ッパハーフWUの入口部Wiの管端部をエジェクトする
(突き上げる)もので、それぞれコア部材36a,36
bの外周を取り囲むようにして配置されている。
【0035】上記3枚のエジェクタプレート46(46
a,46b,46c)は、ガイド駆動板37が可動型2の
本体部30側に駆動(前進動)させられた際、該駆動板
37に突設された2本の突設ピン37aが、本体支持板
35の各穴部35hを貫通してエジェクタプレート46
(46a,46b,46c)の背面側を押圧することによ
り、3枚のうちの2枚が突き上げられるようになってい
る。3枚のうちのどの2枚のエジェクタプレート46
(46a,46b,46c)が突き上げられるかは、ガイ
ド駆動板37とスライドガイド34との係合状態によっ
て切り換えられることになる。
【0036】上記スライドガイド34は、可動型2が固
定型1に対して閉じられている状態(図1参照)では初
期位置にあり、スライド型33に対して駆動力を及ぼし
ておらず、該スライド型33は、成形ポシション(成形
品出口部Woの管端部分における内周部に対応した位
置)に位置している。また、成形工程終了後、型開きの
時点(図2参照)でも、スライドガイド34は初期位置
で静止しており、スライド型33は成形ポシションに維
持される。
【0037】その後、図3に示すように、スライドガイ
ド34が可動型2の本体部30側に駆動(前進動)され
る。これにより、スライド型33のテーパ穴33cがス
ライドガイド34のテーパ部34cに沿うようにして、
スライド型33が外側にスライドさせられ、そのコア部
33aが、成形品Wの出口部Woにおける管端部から抜
脱される。つまり、可動型2の開閉方向と異なる(直交
する)方向にスライドするスライド型33のコア部33
aが完成品Wの管端部(出口部Wo)から抜脱される。
【0038】そして、スライドガイド34が更に前進さ
せられると、図4に示すように、ガイド駆動板37の2
本の突設ピン37aが、本体支持板35の三つの穴部3
5hのうちの二つ(図4の例では、右側の二つ)をそれ
ぞれ貫通して、エジェクタプレート46a,46bを突
き上げることにより、エジェクタピン47a,47b及
びエジェクタリング48a,48bが作動させられるよ
うになっている。尚、固定型1側には、例えば油圧駆動
式のエジェクタピン27a,27b(図1,図2および図
5参照)が設けられており、図1〜図4に示した一連の
作動例では、成形工程終了後、型開きの時(図2参照)
にエジェクタピン27aが突き出されるようになってい
る。
【0039】図6は、上記固定型1のロータ13の型合
わせ面側を示す正面説明図である。この図に示すよう
に、該ロータ13には、三つの型盤ブロック20が、円
周等配状(つまり、互いに120度の角度をなして)中
央突出部13aの周囲に固定されており、これら型盤ブ
ロック20のそれぞれに成形部20A,20B又は20
Cが設けられている。上記成形部20Cは凸状に形成さ
れた雄型部であり、また、成形部20A,20BC共に
凹状に形成された雌型部である。すなわち、固定型1の
ロータ13は、1個の雄型成形部20Cと2個の雌型成
形部20A,20Bとを備えている。
【0040】尚、この固定型1のロータ13に設けられ
た各成形部20A,20B,20Cに繋がる樹脂通路は設
けられていない。しかしながら、ロータ13の中央突出
部13aの表面には、後述するように、可動型2側の成
形部に繋がる樹脂通路とスプールブッシュ12のスプー
ル12aとの接続状態を切り換えるために、長溝状の一
群(本実施の形態では、計5本)の切換スロット21
(21A,21B,21C)が設けられている。これら切
換スロット21は、1本の切換スロット21Cは成形部
20Cを、2本の平行な切換スロット21Bは成形部2
0Bを、また、2本の平行な切換スロット20Aは成形
部20Aを、それぞれ指向するように設けられている。
【0041】上記ロータ13の外周部には、前述のよう
に、駆動ギヤ14と噛み合う歯部13gが、少なくとも
120度の角度に対応する円弧長さ分だけ設けられてお
り、駆動ギヤ14の回転に伴って(つまり、この回転方
向および回転回数に応じて)、ロータ13が所定の向き
に120度だけ回動するようになっている。該駆動ギヤ
14の回転の制御(つまりロータ13の回転制御)は、
油圧モータ等の駆動源15(図5参照)を制御すること
によって行われる。本実施の形態では、上記ロータ13
は、所定のタイミングで120度ずつ正方向と逆方向と
に交互に回動させられるように設定されている。例え
ば、図6の状態で駆動ギヤ14が回転すると、ロータ1
3は図6における反時計回り方向へ回動することにな
る。
【0042】一方、図7は、上記可動型2の型盤40の
型合わせ面側を示す正面説明図である。この図に示すよ
うに、該型盤40には、三つの成形部40A,40B,4
0Cが円周等配状(つまり、互いに120度の角度をな
して)に設けられている。上記成形部40Bは凸状に形
成された雄型部であり、また、成形部40A,40Cは
共に凹状に形成された雌型部である。すなわち、可動型
2は、1個の雄型成形部40Bと2個の雌型成形部40
A,40Cとを備えている。尚、上記図1〜図4は、こ
の図7におけるA−C線に沿った縦断面説明図、また、
図5は、図7におけるB−B線に沿った縦断面説明図で
ある。
【0043】この可動型2の型盤40には、各成形部4
0A,40B,40Cにそれぞれ直接に繋がる一次および
二次の樹脂通路41(41A,41B,41C),42
(42A,42C)と、型盤40の中央円柱部40dに
形成された枝分かれ状の分岐樹脂通路43の2種類の樹
脂通路が形成されている。上記雌型の成形部40A,4
0Cには、半割り体(WU,WL)成形用の一次樹脂を供
給する一次樹脂通路41A,41Cと、衝合された半割
り体WU,WLどうしを接合する接合用の二次樹脂を供給
する二次樹脂通路42A,42Cが接続されている。一
方、雄型の成形部40Bには、一次樹脂通路41Bのみ
が接続されている。上記各一次樹脂通路41(41A,
41B,41C)は、各成形部40(40A,40B,4
0C)における成形品入口部Wiに対応する部分の側面
に接続されている。また、各二次樹脂通路42(42
A,42C)は、各成形部40A,40Cの両側に対をな
して設けられ、各成形部40A,40Cにおける成形品
出口部Woに対応する部分の側面にゲート部42gを設
けて接続されている。
【0044】上記分岐樹脂通路43は、可動型2が固定
型1に対して閉じられた際に、スプールブッシュ12の
スプール12aに対応するセンタ部分43dを基点とし
て分岐しており、雌型の成形部40A,40Cに接続さ
れた一次および二次の各樹脂通路41(41A,41
C),42(42A,42C)に対応して6本の分岐部が
設けられている。各分岐部は、その先端が、対応する樹
脂通路の一端に対して、その延長線上で所定距離を隔て
るように位置設定されている。
【0045】そして、可動型2が固定型1に対して閉じ
られた際には、固定型1のロータ13に設けられた切換
スロット21により、所定の樹脂通路が分岐部樹脂通路
43と(つまり、スプール12aと)接続され、この接
続状態はロータ13の回動によって切り換えられるよう
になっている。尚、雄型の成形部40Bに接続された一
次樹脂通路41Bは、分岐部樹脂通路43に(そのセン
タ部分43dに)直接に接続されている。したがって、
上記成形部40Bには、ロータ13の回動位置とは無関
係に、常時、一次樹脂が供給されることになる。
【0046】本実施の形態では、二次樹脂通路42(4
2A,42C)が設けられた可動型2の成形部40A,4
0Cに、前述の第2の判定部J2に対応する凹状の第2
判定部成形部45Jがそれぞれ設けられている。これら
第2判定部成形部45Jは、成形品Wの入口部分につい
て、二次樹脂通路42(42A,42C)のゲート部4
2gから溶融樹脂の流れ方向において最も離れた部位に
位置している。この第2判定部成形部45Jは、後述す
るように、成形された半割り体(アッパハーフWU及び
ロアハーフWL)どうしを型内で衝合させた際に、この
衝合部を介して上記内部通路WPの一部と連通し、該内
部通路WPから溢れ出た溶融樹脂を流入させるオーバフ
ローキャビティ部として形成されている。
【0047】また、可動型2の成形部40B(雄型)に
は、前述の第1の判定部J1に対応する凸状の第1判定
部成形部44Jが設けられている。この第1判定部成形
部44Jは、成形された半割り体(アッパハーフWU
びロアハーフWL)どうしを型内で衝合させた際に、内
部通路WPの一部を上記衝合部の表面まで連通させるも
のである。尚、上記成形部40B(雄型)は、後述する
ように、ロータ13の回動状態に拘わらず、常に、ロア
ハーフWLを成形するようになっている。更に、具体的
には図示しなかったが、固定型1の成形部20C(雄
型)には、成形された半割り体(アッパハーフWU及び
ロアハーフWL)どうしを型内で衝合させた際に、内部
通路WPのアッパハーフWU側部分の一部を上記オーバフ
ローキャビティ部45Jと連通させる開口部を形成する
成形部が設けられている。
【0048】以上のように構成された成形型を用いて行
われるインテークマニホールドWの成形工程について説
明する。まず、初期状態として、固定型1が図6に示さ
れた状態で可動型2と組み合わされている場合、これら
両型1,2の成形部どうしの組み合わせは、以下のよう
になる。 ・ 可動型2の成形部40A(雌型)/固定型1の成形
部20A(雌型) ・ 可動型2の成形部40B(雄型)/固定型1の成形
部20B(雌型) ・ 可動型2の成形部40C(雌型)/固定型1の成形
部20C(雄型)
【0049】このとき、固定型1のロータ13の切換ス
ロット21は、図8において破線で示す回転位置にあ
る。すなわち、一対の切換スロット21Aが、可動型2
の成形部40Aに対する各2次樹脂通路42Aと分岐樹
脂通路43とを連通させる一方、切換スロット21C
が、可動型2の成形部40Cに対する1次樹脂通路41
Cと分岐樹脂通路43とを連通させる。また、可動型2
の成形部40Bに対する1次樹脂通路41Bは、上記分
岐樹脂通路43と常時連通している。
【0050】したがって、この状態で可動型2を固定型
1に対して閉じ合わせ(図1および図5参照)、型締め
を行って成形機(不図示)から溶融樹脂を射出すると、
溶融樹脂は、スプール12aを介して、分岐樹脂通路4
3に連通した上記各樹脂通路42A,41C,41Bに供
給される。尚、本実施例では、材料樹脂として、例え
ば、ガラス強化繊維が配合されたナイロン樹脂を用い
た。その結果、固定型1と可動型2の各成形部が組み合
わされた成形キャビティでは、以下の成形体が成形され
ることになる。 ・ 成形部40A(雌型)/成形部20A(雌型):完
成品W ・ 成形部40B(雄型)/成形部20B(雌型):ロ
アハーフWL ・ 成形部40C(雌型)/成形部20C(雄型):ア
ッパハーフWU
【0051】尚、最初の射出工程の場合には、成形部4
0A(雌型)/成形部20A(雌型)で形成される成形
キャビティには、成形された半割り体(アッパハーフW
U及びロアハーフWL)は存在しないので、アッパハーフ
UとロアハーフWLとを衝合させたものと同一の外形形
状を有するダミーをセットした上で、溶融樹脂の射出が
行われる。また、ガイド駆動板37は、常に、完成品W
に対するスライド型33と係合するスライドガイド34
(図1〜図4の例では右側のスライドガイド34)の凹
部34dと係合するように設定されている。
【0052】この射出工程時、可動型2の成形部40A
に対する各2次樹脂通路42Aに2次樹脂が充填される
が、本実施の形態では、上述のように、上記半割り体W
U,WLの衝合部の内部通路WPには溶融樹脂(2次樹脂)
が到達したか否かを判定する判定部J1,J2が設けら
れており、各2次樹脂通路42Aに充填された2次樹脂
は、その充填圧力および充填量が一定以上であれば、上
記判定部J1,J2に対応する成形部44J,45Jに流
入する。そして、これにより成形された判定部J1,J
2を、成形品Wの取り出し後、目視観察することによ
り、簡単かつ確実に、内部通路WP内における溶融樹脂
の充填不良の有無をチェックすることができるようにな
っている。尚、この場合、上記成形部40Aに接続され
ている一次樹脂通路41Aは、半割り体WU,WLどうし
が型内で衝合された際には、その内部通路WPとは遮断
されている。
【0053】上記射出工程を終えると、可動型2を固定
型1から後退させて型開きを行う(図2参照)。このと
き、固定型1側のエジェクタピン27aが突き出され、
完成品Wは、固定型1側に残ることはない。
【0054】次に、ピストンロッド39を前進させるこ
とにより、完成品Wに対するスライド型33と係合する
スライドガイド34を前進させ(図3参照)、完成品W
に対するスライド型33のコア部33aを完成品Wの出
口部Woから抜脱する。このようにして、成形型(可動
型2)の開閉方向と異なる(直交する)方向にスライド
するスライド型33のコア部33aを完成品Wから抜脱
することができる。
【0055】そして、スライドガイド34を更に前進さ
せることにより、ガイド駆動板37の各突設ピン37a
で対応するエジェクタプレート46a,46bを突き上
げ、各エジェクタピン47a,47b及びエジェクタリ
ング48aを作動(突き上げ作動)させる。これによ
り、コア部材36aが完成品Wの入口部Wiから抜脱さ
れるとともに、該完成品Wが可動型2から離型されて型
外に取り出すことができるようになっている(図4参
照)。このようにして、完成品Wの角度をなす二つの管
端部(入口部Wiおよび出口部Wo)について、その内
周部に対応するコア材(コア部材36aおよびスライド
型コア部33a)を支障なく抜脱し、完成品Wを取り出
すことができるのである。
【0056】一方、成形部40B(雄型)と成形部20
B(雌型)で形成されたキャビティで成形されたロアハ
ーフWLは固定型1の成形部20Bに残され、また、 成
形部40C(雌型)/成形部20C(雄型)で形成され
たキャビティで成形されたアッパハーフWUは可動型2
の成形部40Cに残されている。そして、固定型1のロ
ータ13が、図6における矢印で示された方向に120
度だけ回動させられた後、可動型2が前進させられて固
定型1に対して閉じ合わされ、型締めが行われる。尚、
このとき、ガイド駆動板37は、バックプレート37の
ガイドレール37aに沿ってスライドさせられ、図1〜
図4における右側のスライドガイド34との係合が解除
されて、今度は左側のスライドガイド34の凹部34d
に係合するようになっている。
【0057】上記の回動状態の固定型1が可動型2と組
み合わされることにより、これら両型1,2の成形部ど
うしの組み合わせは、以下のようになる。 ・ 可動型2の成形部40A(雌型)/固定型1の成形
部20C(雄型) ・ 可動型2の成形部40B(雄型)/固定型1の成形
部20A(雌型) ・ 可動型2の成形部40C(雌型)/固定型1の成形
部20B(雌型) このとき、上述のように、固定型1の成形部20Bには
ロアハーフWLが、可動型2の成形部40Cにはアッパ
ハーフWUが、それぞれ残されているので、上記ロータ
13の回動により、アッパハーフWUとロアハーフWL
が、成形部40C(雌型)と成形部20B(雌型)とで
形成されるキャビティ内で衝合されることになる。
【0058】また、このとき、固定型1のロータ13の
切換スロット21は、図9において破線で示す回転位置
にある。すなわち、切換スロット21Cが、可動型2の
成形部40Aに対する1次樹脂通路41Aと分岐樹脂通
路43とを連通させる一方、一対の切換スロット21B
が、可動型2の成形部40Cに対する各2次樹脂通路4
2Cと分岐樹脂通路43とを連通させるる。尚、可動型
2の成形部40Bに対する1次樹脂通路41Bは、上記
分岐樹脂通路43と常時連通している。
【0059】したがって、この状態で可動型2を固定型
1に対して閉じ合わせ(図1および図5参照)、型締め
を行って成形機(不図示)から溶融樹脂を射出すると、
溶融樹脂は、スプール12aを介して、分岐樹脂通路4
3に連通した上記各樹脂通路41A,42C,41Bに供
給される。その結果、固定型1と可動型2の各成形部が
組み合わされた成形キャビティでは、以下の成形体が成
形されることになる。 ・ 成形部40A(雌型)/成形部20C(雄型):ア
ッパハーフWU ・ 成形部40B(雄型)/成形部20A(雌型):ロ
アハーフWL ・ 成形部40C(雌型)/成形部20B(雌型):完
成品W 尚、可動型2の成形部40B(雄型)では、ロータ13
の回動状態に拘わらず、常に、ロアハーフWLが成形さ
れることになる。
【0060】この後、型開きを行って完成品Wが取り出
される。尚、このロータ回動状態では、図1〜図4にお
ける左側のスライドガイド34が駆動され、また、エジ
ェクタプレート46a,46b,46cは、左側の2枚
(46b,46c)が駆動される。尚、このとき、固定
型1の成形部20AにはロアハーフWLが、可動型2の
成形部40AにはアッパハーフWUが、それぞれ残され
ることになる。
【0061】そして、この状態でロータ13を120度
逆方向に回動させて型締めを行うことにより、初期状態
(図4参照)に戻り、同様の工程を繰り返すことによ
り、1個の完成品Wが得られる。すなわち、固定型1の
ロータ13の120度ごとの正転と反転とを繰り返しな
がら、その都度、型締め,射出および型開きを行うこと
により、上記ロータ13の1回動動作ごとに1個の成形
品Wを得ることができるのである。
【0062】このようにして得られた成形品Wについて
は、各成形品Wに形成された上述の判定部J1,J2を
目視観察することにより、内部通路WP内における溶融
樹脂の充填不良の有無が、簡単かつ確実にチェックされ
るようになっている。そして、このチェックの後、上記
第2の判定部J2は、成形品Wにとっては余肉部分であ
るので、切断して除去される。
【0063】尚、上記実施の態様は、所謂DRI法で成
形されるインテークマニホールドについてのものであっ
たが、本発明は、かかる場合に限定されるものではな
く、例えば、所謂DSI法あるいは他の一般的な成形法
で成形される場合においても、更には、インテークマニ
ホールド以外の他の種類の樹脂製多岐管に対しても、有
効に適用することができる。また、本発明は、以上の実
施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更が可
能であることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】本願の第1の発明に係る樹脂製多岐管に
よれば、上記内部通路には、該通路のゲート部から溶融
樹脂の流れ方向において所定以上離れた部位に、該部位
まで溶融樹脂が到達したか否かを判定する判定部が設け
られているので、上記半割り体どうしを接合するために
内部通路内に溶融樹脂を充填した際、もし充填が不十分
なものであれば、上記判定部が設けられた部位には溶融
樹脂が十分に到達せず、判定部が少なくとも十分には成
形されない結果、この部分に欠肉などが生じることとな
る。従って、この場合、成形品を金型から取り出した時
点で、目視により、内部通路内の充填不良を見つけるこ
とができる。一方、溶融樹脂の充填が十分なものであれ
ば、上記判定部にも十分な溶融樹脂が供給され、判定部
が欠肉などを生じることなく成形されることになる。す
なわち、上記半割り体どうしを接合した後、成形品を金
型から取り出した時点で、成形品に形成された判定部を
目視観察することにより、簡単かつ確実に、内部通路内
における溶融樹脂の充填不良の有無をチェックすること
ができる。この場合において、上記判定部を設ける部位
を、内部通路のゲート部から溶融樹脂の流れ方向におい
て最も離れた部位(つまり、内部通路中で充填不良が最
も生じ易い部位)に設定することにより、内部通路内の
全ての部位での充填不良をチェックすることが可能にな
る。
【0065】また、本願の第2の発明に係る樹脂製多岐
管によれば、基本的には、上記第1の発明と同様の効果
を奏することができる。特に、上記判定部は上記内部通
路の一部を上記衝合部の表面まで連通させて設けられて
いるので、内部通路内への溶融樹脂の充填が十分なもの
である場合には、内部通路を満たした溶融樹脂は上記衝
合部の表面に至るまで溢れることになる。したがって、
上記半割り体どうしを接合した後、成形品を金型から取
り出した時点で、上記判定部、つまり、衝合部の内部通
路の一部との連通部分を目視観察することにより、簡単
かつ確実に、内部通路内における溶融樹脂の充填不良の
有無をチェックすることができる。また、この場合に
は、上記判定部が衝合部の表面より突出しないように設
定することができるので、成形後、判定部を除去する手
間を省くことが可能である。
【0066】更に、本願の第3の発明に係る樹脂製多岐
管によれば、基本的には、上記第1の発明と同様の効果
を奏することができる。特に、上記判定部は、上記内部
通路の一部から上記衝合部の表面側へ至る連通部分から
溢れた溶融樹脂が衝合部の外方へ流出して形成された余
肉部分として形成されているので、上記半割り体どうし
を接合した後、成形品を金型から取り出した時点で、上
記余肉部分(判定部)の成形状態(つまり、欠肉の有無
など)を目視観察することにより、簡単かつ確実に、内
部通路内における溶融樹脂の充填不良の有無をチェック
することができる。尚、この場合、上記判定部は、成形
品にとっては余肉部分であるので、溶融樹脂の到達判定
後に除去される。
【0067】また、更に、本願の第4の発明に係る樹脂
製多岐管によれば、基本的には、上記第1〜第3の発明
のいずれか一と同様の効果を奏することができる。特
に、上記内部通路が多岐管の管端面を回避した閉ループ
状に形成されており、上記ゲート部および上記判定部が
それぞれ複数設けられているので、多岐管の管端面を回
避して閉ループ状に形成された複雑な内部通路につい
て、その充填不良を有効にチェックすることができる。
【0068】また、本願の第5の発明に係る樹脂製多岐
管の製造方法によれば、上記内部通路には、該通路のゲ
ート部から溶融樹脂の流れ方向において所定以上離れた
部位に、該部位まで溶融樹脂が到達したか否かを判定す
る判定部が設けられているので、上記半割り体どうしを
接合するために内部通路内に溶融樹脂を充填した際、も
し充填が不十分なものであれば、上記判定部が設けられ
た部位には溶融樹脂が十分に到達せず、判定部が少なく
とも十分には成形されない結果、この部分に欠肉などが
生じることとなる。従って、この場合、成形品を金型か
ら取り出した時点で、目視により、内部通路内の充填不
良を見つけることができる。一方、溶融樹脂の充填が十
分なものであれば、上記判定部にも十分な溶融樹脂が供
給され、判定部が欠肉などを生じることなく成形される
ことになる。すなわち、上記半割り体どうしを接合した
後、成形品を金型から取り出した時点で、成形品に形成
された判定部を目視観察することにより、簡単かつ確実
に、内部通路内における溶融樹脂の充填不良の有無をチ
ェックすることができる。この場合において、上記判定
部を設ける部位を、内部通路のゲート部から溶融樹脂の
流れ方向において最も離れた部位(つまり、内部通路中
で充填不良が最も生じ易い部位)に設定することによ
り、内部通路内の全ての部位での充填不良をチェックす
ることが可能になる。
【0069】更に、本願の第6の発明に係る樹脂製多岐
管の製造用金型によれば、上記樹脂製半割り体どうしの
衝合部に対応する金型部分には、内部通路のゲート部か
ら溶融樹脂の流れ方向において所定以上離れた部位に、
上記判定部に対応する成形部が設けられているので、上
記半割り体どうしを接合するために内部通路内に溶融樹
脂を充填した際、もし充填が不十分なものであれば、上
記成形部が設けられた部位には溶融樹脂が十分に到達せ
ず、該成形部に溶融樹脂があまり流入することはない。
従って、この場合、判定部が少なくとも十分には成形さ
れず、この部分に欠肉などが生じることとなる。この結
果、成形品を金型から取り出した時点で、目視により、
内部通路内の充填不良を見つけることができる。一方、
溶融樹脂の充填が十分なものであれば、上記成形部にも
十分な溶融樹脂が流入して充填され、判定部が欠肉など
を生じることなく成形されることになる。すなわち、上
記半割り体どうしを接合した後、成形品を金型から取り
出した時点で、成形品に形成された判定部を目視観察す
ることにより、簡単かつ確実に、内部通路内における溶
融樹脂の充填不良の有無をチェックすることができる。
この場合において、上記判定部に対応する成形部を設け
る部位を、内部通路のゲート部から溶融樹脂の流れ方向
において最も離れた部位(つまり、内部通路中で充填不
良が最も生じ易い部位)に設定することにより、内部通
路内の全ての部位での充填不良をチェックすることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る成形型の型締め状
態を示す、図7におけるA−C線に沿った縦断面説明図
である。
【図2】 上記成形型の型開き状態を示す、図1と同様
の縦断面説明図である。
【図3】 上記成形型のスライド型駆動状態を示す、図
1と同様の縦断面説明図である。
【図4】 上記成形型のエジェクタ機構駆動状態を示
す、図1と同様の縦断面説明図である。
【図5】 上記成形型の型締め状態を示す、図7におけ
るB−B線に沿った縦断面説明図である。
【図6】 上記成形型の固定型のロータの正面説明図で
ある。
【図7】 上記成形型の可動型の正面説明図である。
【図8】 上記可動型の樹脂通路の切換状態を説明する
ための正面説明図である。
【図9】 上記可動型の樹脂通路の切換状態を説明する
ための正面説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態に係る成形品の平面説
明図である。
【図11】 上記成形品の正面説明図である。
【図12】 上記成形品の側面説明図である。
【図13】 上記成形品の図11におけるD−D線に沿
った縦断面説明図である。
【図14】 上記成形品の図10におけるE−E線に沿
った縦断面説明図である。
【図15】 上記成形品の図13におけるF部拡大説明
図である。
【図16】 上記成形品の図13におけるG部拡大説明
図である。
【図17】 上記成形品の第1の判定部を説明するため
の拡大図である。
【図18】 上記成形品の判定部を説明するための成形
品全体の平面説明図である。
【図19】 上記成形品の判定部を説明するための成形
品全体の側面説明図である。
【符号の説明】
1…固定型 2…可動型 13…ロータ 20C…固定型側の成形部 40A,40B,40C…可動型側の成形部 42…二次樹脂通路 42g…二次樹脂通路のゲート部 44J…第1判定部成形部 45J…第2判定部成形部 GP…内部通路のゲート部 J1…第1の判定部 J2…第2の判定部 W…インテークマニホールド WL…下側半割り体 WP…内部通路 WU…上側半割り体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29L 23:00 (56)参考文献 特開 平7−314489(JP,A) 特開 昭62−87315(JP,A) 特開 昭59−165632(JP,A) 特開 平8−34032(JP,A) 特開 平6−182806(JP,A) 特開 平6−23789(JP,A) 特開 平8−11155(JP,A) 特開 平6−297501(JP,A) 特開 平10−16065(JP,A) 特開 平10−15991(JP,A) 特開 平6−246781(JP,A) 特公 平7−4830(JP,B2) 特公 平2−38377(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/00 - 33/76 B29C 45/26 - 45/44 B29C 65/70

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の樹脂製の半割り体どうしを衝合さ
    せるとともに、この衝合部の周縁に沿って形成された内
    部通路内に溶融樹脂を充填することにより、上記半割り
    体どうしを接合して得られる樹脂製多岐管であって、 上記内部通路は各半割り体の壁部で閉断面状に形成され
    ており、該内部通路には、該通路のゲート部から溶融樹
    脂の流れ方向において所定以上離れた部位に、該部位ま
    で溶融樹脂が到達したか否かを判定する判定部が設けら
    れていることを特徴とする樹脂製多岐管。
  2. 【請求項2】 上記判定部は、上記内部通路の一部を上
    記衝合部の表面まで連通させて設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の樹脂製多岐管。
  3. 【請求項3】 上記判定部は、上記内部通路の一部から
    上記衝合部の表面側へ至る連通部分から溢れた溶融樹脂
    が衝合部の外方へ流出して形成された余肉部分として形
    成されており、溶融樹脂の到達判定後に除去されること
    を特徴とする請求項1記載の樹脂製多岐管。
  4. 【請求項4】 上記内部通路が多岐管の管端面を回避し
    た閉ループ状に形成されており、上記ゲート部および上
    記判定部がそれぞれ複数設けられていることを特徴とす
    る請求項1〜請求項3のいずれか一に記載の樹脂製多岐
    管。
  5. 【請求項5】 一対の樹脂製の半割り体どうしを衝合さ
    せるとともに、この衝合部の周縁に沿って形成された内
    部通路内に溶融樹脂を充填することにより、上記半割り
    体どうしを接合するようにした樹脂製多岐管の製造方法
    であって、 上記内部通路を各半割り体の壁部で閉断面状に形成する
    とともに、該内部通路には、該通路のゲート部から溶融
    樹脂の流れ方向において所定以上離れた部位に、該部位
    まで溶融樹脂が到達したか否かを判定する判定部が設け
    られており、 上記内部通路内に溶融樹脂を充填して上記半割り体どう
    しを接合した後、上記部位まで溶融樹脂が到達したか否
    かを判定することにより、上記衝合部の接合の良否を判
    断することを特徴とする樹脂製多岐管の製造方法。
  6. 【請求項6】 一対の樹脂製の半割り体どうしを衝合さ
    せるとともに、この衝合部の周縁に沿って形成された内
    部通路内に溶融樹脂を充填することにより、上記半割り
    体どうしを接合して得られる樹脂製多岐管の製造用金型
    であって、 上記内部通路は各半割り体の壁部で閉断面状に形成され
    ており、上記衝合部に対応する金型部分には、内部通路
    のゲート部から溶融樹脂の流れ方向において所定以上離
    れた部位に、該部位まで溶融樹脂が到達したか否かを判
    定する判定部に対応する成形部が設けられていることを
    特徴とする樹脂製多岐管の製造用金型。
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