JP3150170B2 - 走行車輌搭載用エンジンの冷却装置 - Google Patents

走行車輌搭載用エンジンの冷却装置

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JP3150170B2
JP3150170B2 JP23049391A JP23049391A JP3150170B2 JP 3150170 B2 JP3150170 B2 JP 3150170B2 JP 23049391 A JP23049391 A JP 23049391A JP 23049391 A JP23049391 A JP 23049391A JP 3150170 B2 JP3150170 B2 JP 3150170B2
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air
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intake duct
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仁 石井
勘三 木村
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Yanmar Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行車輌搭載用エンジ
、特に、空冷エンジンの冷却構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から走行車両搭載用のエンジンにお
いて、出力の小さいエンジンでは空冷式とすることが多
く、このような空冷式のエンジンにおいてはエンジンが
焼けないようにファンを設けてシリンダーブロックを冷
却し、また、燃焼効率を上げるに冷えた空気をキャブレ
ターに送るようにしている。例えば、特公昭59−50
534号や特開昭62−227815号公報の技術であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の技術に
おいては、エンジンルーム内にエアクリーナー、マフラ
ーも一緒に配置していたのである。従って、マフラーか
ら発生する熱はカバー(ボンネット)内に滞留すること
になり熱気が抜け難くなり、マフラーからエアクリーナ
ー側へ熱気が伝わって温かい空気が吸入されて燃焼効率
が悪くなるという問題がある。そして、吸気ダクトと排
気ダクト及びエアクリーナー、マフラーが別構成である
ため、それぞれを収納するためのスペースを確保してお
く必要があり、体積が大きくなってその占める割合が大
きくなっていたのである。
【0004】また、後者の技術においては、マフラーは
隔壁によりエンジンより分離されているのであるが、一
つのカバー内にエンジンとエアクリーナーが配設されて
いるので、エアクリーナーに熱気が入り易くなり燃焼効
率を低下させることになり、走行中でないと熱気がうま
く排出できなかったのである。一方、マフラーは隔離さ
れているのであるが、その隔離した室に滞留する熱気を
排気するために排出管を設けているのであるが、進行方
向と垂直方向であるので、排気が十分行われなかったの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような不
具合を解消する為に、次の如く構成したものである。
体フレーム1の上にエンジンEを載置し、該エンジンE
の上部をボンネットを構成する樹脂製の後部カバー9に
より被覆し、該後部カバー9上に座席10を設けた走行
車輌搭載用エンジンにおいて、該エンジンEを空冷エン
ジンとし、該エンジンEの冷却風の入口部及び出口部
に、それぞれ吸気ダクト23及び排気ダクト22を設
け、該吸気ダクト及び排気ダクトの下方を開放し、かつ
エンジンEのエアクリーナー16を、吸気ダクト23の
外側に配置し、該エアクリーナー16と吸気ダクト23
の間を、連通パイプ26により連通させたものである。
【0006】
【作用】エンジンが始動すると、クランク軸14の回転
と共に冷却ファン24が回転されて、吸気ダクト23下
方より外気を吸引し、その吸い込まれた外気の一部は連
通パイプ26よりエアクリーナーに導かれる。そして、
その冷却風はシリンダーブロック12の側面を通過して
冷却し、マフラー20を覆う排気ダクト22に至りマフ
ラー20を冷却して排気ダクト22下方へ熱気を排出す
るのである。また、エンジンから騒音が発生するが、吸
気ダクト23と排気ダクト22は下方に開放されている
ので、騒音は下方へでることになり、また、吸気ダクト
23と排気ダクト22及びエンジンEは後部カバー9に
覆われているので、座席側への熱気及び騒音は極小さく
なるのである。
【0007】
【実施例】本発明の解決しようとする課題及び解決する
ための手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示し
た実施例の構成を説明する。図1はカート全体側面図、
図2はエンジン後面図、図3は同じく側面図、図4は同
じく平面図である。図1において、全体構成から説明す
る。機体フレーム1の前端にバンパー4、その後部に前
輪2を配置し、機体フレーム1の後端にバンパー5その
前部に後輪3を配置している。前記前輪2は操向リンク
を介してハンドル6と連結され、該ハンドル6は樹脂製
の前部カバー7より後方へ突出されている。前記機体フ
レーム1の中央後部上にエンジンEが載置され、該エン
ジンEは樹脂製の後部カバー(ボンネット)9に覆わ
れ、該後部カバー9上に座席10が設けられている。
【0008】該エンジンEは、図2、図3、図4に示す
ように、クランクケース13の中央にクランク軸14が
横架され、該クランク軸14の一側は始動用のプーリー
25と冷却ファン24が固設され、他側は出力プーリー
15が固設されている。前記クランクケース13上部に
はピストンを内装したシリンダーブロック12が配設さ
れ、該シリンダーブロック12の一側に吸気マニホール
ドからキャブレターを介してエアクリーナー16と連通
され、また、シリンダーブロック12の他側には排気マ
ニホールドから排気パイプ19を介してマフラー20上
部と連通されている。
【0009】前記始動用のプーリー25と冷却ファン2
4は吸気ダクト23により下方を開放されて覆われてお
り、下方より吸気して騒音は下方へでるようにしてい
る。そして、該吸気ダクト23の上部側面とエアクリー
ナー16の間は連通パイプ26にて連通され、冷却ファ
ン24の回転により吸気ダクト23下方より外気を吸い
込み、シリンダーブロック12側へ空気を送り冷却し、
その冷却風の一部を連通パイプ26からエアクリーナー
16へ送っている。
【0010】前記マフラー20は下部に排出口を設けて
出口パイプ21が連通され、該出口パイプ21は細長い
パイプでできており、該マフラー20の後面で「の」字
状に曲げて先端は下後方へ突出して排気ガスが機体下方
へ排出するようにし、該出口パイプ21とマフラー20
はシリンダーブロック12側面で排気ダクト22により
下方を開放して覆われており、防音を行うと共に、前記
冷却ファン24からの冷却風を排気ダクト22へ導いて
マフラー20及び出口パイプ21を冷却して下方へ排出
する構成としているのである。
【0011】
【発明の効果】以上のような構成により本発明は次のよ
うな効果が得られるのである。即ち、冷却風の入口部と
出口部にそれぞれダクトを設け、その下方を開放したの
で、エンジンから漏れる騒音が下方へ出ることになり、
他部品を振動させることなく騒音が減少し、オペレータ
ー側から遠くへ発っせられることになって体感騒音が減
少されるのである。そして、該吸気ダクト内に冷却ファ
ン、排気ダクト内にマフラーが収納される構成となるの
で、スペースを有効に利用できるようになり、コンパク
ト化が図れるのである。また、エアクリーナーの吸気口
が吸気ダクト内と連通されているので、カバー内に収納
されたエンジンにより暖められた空気を吸うことがなく
冷気を吸うことになり、エアクリーナーへの吸気管を短
くできてコンパクト化が図れ、出力低下も防止できたの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カート全体側面図である。
【図2】エンジン後面図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】同じく平面図である。
【符号の説明】
9 後部カバー 16 エアクリーナー 20 マフラー 22 排気ダクト 23 吸気ダクト 24 冷却ファン 26 連通パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01P 5/06 502 F01P 5/06 504 F02B 77/13 F02M 35/024 501

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレーム1の上にエンジンEを載置
    し、該エンジンEの上部をボンネットを構成する樹脂製
    の後部カバー9により被覆し、該後部カバー9上に座席
    10を設けた走行車輌搭載用エンジンにおいて、該エン
    ジンEを空冷エンジンとし、該エンジンEの冷却風の入
    口部及び出口部に、それぞれ吸気ダクト23及び排気ダ
    クト22を設け、該吸気ダクト及び排気ダクトの下方を
    開放し、かつエンジンEのエアクリーナー16を、吸気
    ダクト23の外側に配置し、該エアクリーナー16と吸
    気ダクト23の間を、連通パイプ26により連通させた
    ことを特徴とする走行車輌搭載用エンジンの冷却装置。
JP23049391A 1991-09-10 1991-09-10 走行車輌搭載用エンジンの冷却装置 Expired - Fee Related JP3150170B2 (ja)

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