JP3127677B2 - バンパー構造 - Google Patents

バンパー構造

Info

Publication number
JP3127677B2
JP3127677B2 JP23512493A JP23512493A JP3127677B2 JP 3127677 B2 JP3127677 B2 JP 3127677B2 JP 23512493 A JP23512493 A JP 23512493A JP 23512493 A JP23512493 A JP 23512493A JP 3127677 B2 JP3127677 B2 JP 3127677B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
mounting seat
mounting
optical axis
finisher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23512493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0789401A (ja
Inventor
達朗 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP23512493A priority Critical patent/JP3127677B2/ja
Publication of JPH0789401A publication Critical patent/JPH0789401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3127677B2 publication Critical patent/JP3127677B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンパー構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のフロントバンパーのフ
ォグランプ取付部を例にとってみると、従来は、フォグ
ランプをバンパーレインフォース等車体部材に固定する
ものであった。しかし、この場合、車体側部材のランプ
支持部位置とこれに対応するバンパーフェイシャのラン
プ取付穴部位置との取付誤差により、ランプ外周とバン
パーフェイシャの穴とのすきまの確保が困難となる場合
があった。そこで、最近では、図6(a),(b)(図
6(b)は図6(a)のD−D断面図)に示すようにフ
ォグランプ3をバンパーフェイシャ1に組み込む方法を
取り始めている(昭和61年10月、日産自動車発行
「サービス周報」第567号、E−7頁参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成では、フォグランプ3を装備しない場合には、ラン
プ取付穴1aが開口したままとなるため、図6(c)の
ように、別体のフィニッシャ19でこの取付穴1aを塞
がねばならないという問題があった。従って、部品点数
が増加し、製造、部品管理が繁雑になる等コスト高とな
る恐れがある。
【0004】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであり、ランプを装備しない場合は開口を閉
塞できて部品点数の増加を抑制し、且つランプ装備を簡
単な作業により行うことができるバンパー構造の提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、バンパーフェイシャのラ
ンプ取付部位に、上下および左右の四周囲が深溝で囲繞
されたフィニッシャを設け、前記上下の深溝の溝底には
破断用の薄肉部を形成してフィニッシャを該上下の深溝
の溝底でバンパーフェイシャと一体成形してある一方、
左右の深溝の溝底にはスリットを設けると共に、左右何
れか一方の深溝の溝底の上側部に前記スリットにより区
画されたJナット装着用の取付座を設け、他方の深溝の
外周側の溝壁にはランプの一側部を支持する支持部を設
けて構成され、前記フィニッシャを薄肉部で破断してラ
ンプ取付部位に開口を形成した状態で、該開口に外方よ
りランプを挿入してその一側部を前記支持部に支持させ
ると共に他側部を前記取付座にJナットを介して締結固
定できるようにしてあり、かつ、該ランプの他側部には
その取付状態で前記取付座の下側に形成される空間部に
臨む位置に光軸調整用スクリューを設けたことを特徴と
する
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光軸調整用スクリューにより光軸調整を終えた後、前
記空間部を取付座を含めてカバーで閉塞できるようにし
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、ランプを装備
しない場合は、バンパーフェイシャのランプ取付部位に
フィニッシャが該バンパーフェイシャと一体に成形され
ているので、バンパーフェイシャはそのままでよい。
【0008】ランプを装備する場合は、フィニッシャを
薄肉部で切断して脱離するとランプ取付用の開口が形成
されるので、バンパーフェイシャの外側から取付座にJ
ナットを装着して支持部と取付座とにランプを取り付け
る。このランプの取付状態ではその他側部に設けた光軸
調整用スクリューが前記取付座の下側の空間部に位置す
るため、該光軸調整用スクリューにより光軸調整を行う
ことができ、従って、ランプの取付けから光軸調整を含
めて全てバンパーフェイシャの外側から作業を容易に行
うことができる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、前記空間
部は取付座を含めてカバーによって塞がれるため、外観
を些かも損なうことがない。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図5を用いて説明
する。
【0011】図1は、自動車のフロントバンパー前面左
端部を示し、この部にフォグランプが取り付けられる
が、この図はフォグランプを装備してない状態を示す。
【0012】バンパーフェイシャ1には、ランプとして
のフォグランプ3を取り付ける部位に略四角形のフィニ
ッシャ1aがフォグランプ3に対応する大きさで一体成
形されている。このフィニッシャ1a前面は、図1のよ
うに周辺部の水平基調の造形と調和のとれた造形とさ
れ、フォグランプ3を装備しない場合に違和感のない構
成とされている。
【0013】前記フィニッシャ1aの上下および左右の
四周囲は深溝1b,1cにより縁取りがなされ、上、下
の深溝1bは略水平に延び、図3(図1のA−A断面
図)に示すように、その溝底に幅狭に形成された破断用
の薄肉部1dが溝1bの長手方向に延びて形成されてい
る。フィニッシャ1aの左、右(車両中央側と外側)に
は、図4(図1のB−B断面図)に示すような深溝1c
が図2に示したフォグランプ3の端縁の傾斜に沿って上
下方向に傾斜して延びて設けられ、その溝底に幅狭のス
リット1eが形成されている。こうして、フィニッシャ
1aの周縁は、薄肉部1dにてバンパーフェイシャ1と
一体になっており、スリット1e部ではつながっていな
い。
【0014】さらに詳細には、図4の左方(車両中央
側)の深溝1cのスリット1eは上下に延びる途中、そ
の上側部で図1に示すようにZ字状に屈曲して設けら
れ、左上隅の溝底にはスリット1eによってフィニッシ
ャ1aとの連続を絶たれた取付座1gとなっている。こ
の取付座1gの形状は、図5の斜視図に示すように、下
端座部1hの前面1jが段部1kを境にして低い段付き
になっており、フォグランプ3装備時のフォグランプ締
付けに際して、この下端座部1hにJナット7の略三角
形状の折り返し部を下方から差し込んでその上縁を段部
1kに当接させ、該Jナット7のめねじを取付座1gに
設けた取付孔1fに照合させ位置決めを行えるようにし
てある。
【0015】また、フォグランプ3を装備する場合に、
取付座1gとその下方に生じる空間部C(図1参照)と
を塞ぐカバー9の取付用の穴1mが設けられている。
【0016】さらに、フィニッシャ1aの図4における
右側の深溝1cの外周側の溝壁にはフォグランプ3の一
側部を支持する支持部としての差込穴1pが上下方向に
間隔をおいて2か所設けられている。
【0017】フォグランプ3には、図2に示すように、
その右側壁には前記差込穴1pに対応する位置に突起3
pが設けられ、左側壁上部には前記取付座1gに対応す
る位置に締付用ブラケット3gが突出して設けられてい
る。また、ブラケット3gの下方に光軸方向調整用のス
クリュー3cが突出して設けられている。
【0018】カバー9は、フォグランプ3の装備時にの
み使用される部材であり、図2に示すように、その大き
さは前記取付座1gとその下方の空間部Cとを含む領域
を閉塞し得る大きさに形成してあり、該カバー9の上下
端には前記取付用の穴1mに差し込み係着するクリップ
9mを備えている。
【0019】このような構成により、フォグランプ3を
装備しない場合には、バンパーフェイシャ1はそのまま
で使用される。
【0020】つぎに、フォグランプ3を装備する場合の
フォグランプ3のバンパーフェイシャ1への取付けと作
用について説明する。
【0021】まず、バンパーフェイシャ1のフィニッシ
ャ1aをカットすると該フィニッシャ1aの大きさの開
口が形成される。すなわち、フィニッシャ1aの上、下
の深溝1bの薄肉部1dをカットすると、左、右両側の
深溝1cはスリット1eにより当初から切り離されてい
るので、フィニッシャ1aはバンパーフェイシャ1から
離脱しフィニッシャ1aの大きさで開口が形成される。
図2ではこの開口を便宜的にフィニッシャと同じ符号1
aで示している。そして、前記下端座部1hにJナット
7を下方から当接するまで差し込む。その後、フォグラ
ンプ3を略水平姿勢でその右側を先にして斜めに前記図
2に示した開口1aに挿入し、フォグランプ3の一側部
の突起3pをバンパーフェイシャ1の差込穴1pに差し
込む。ついで、フォグランプ3の他側部のブラケット3
gをバンパーフェイシャ1の取付座1gに合わせてボル
ト5にて取り付ける。このフォグランプ3の取付状態で
は、その他側部に設けた光軸調整用スクリュー3cが前
記取付座1gの下側の空間部Cに位置するから、バンパ
ーフェイシャ1の外側からこの光軸調整用スクリューに
より光軸調整を行い、そして、光軸方向調整終了後、空
間部Cを取付座1gを含めてカバー9にてバンパーフェ
イシャ1にクリップ止めして塞ぐ。
【0022】従って、本実施例によれば、フォグランプ
を装備しない場合はフィニッシャ1aはバンパーフェイ
シャ1と一体のままであるから、部品点数の増加を規制
でき、また、フォグランプを装備する場合には、バンパ
ーフェイシャ1のフィニッシャ1aの上、下の薄肉部1
dだけをカットすればよいのでフィニッシャ1aの脱離
作業は容易である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、ランプを装備しない場合はバ
ンパーフェイシャのランプ取付部位にフィニッシャが該
バンパーフェイシャと一体に成形されているのでバンパ
ーフェイシャはそのままでよく、特別に専用の艤装部品
を必要とすることなく見栄えを確保することができるか
ら部品点数の増加を抑制してコスト的に有利となる。
【0024】一方、ランプを装備する場合は、フィニッ
シャを薄肉部で切断して脱離するとランプ取付用の開口
が形成されるので、バンパーフェイシャの外側から取付
座にJナットを装着して支持部と取付座とにランプを容
易に取付けることができる。
【0025】このランプの取付状態ではその他側部に設
けた光軸調整用スクリューが前記取付座の下側の空間部
に位置するため、該光軸調整用スクリューにより光軸調
整を行うことができ、従って、ランプの取付けから光軸
調整を含めて全てバンパーフェイシャの外側から作業を
容易に行うことができる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、前記空間部は取付座を含めてカ
バーによって塞がれるため、外観を些かも損なうことが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のフォグランプ取付部を示す図であ
る。
【図2】一実施例の構成図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】一実施例の説明図である。
【図6】他の従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 バンパーフェイシャ 1a フィニッシャ、開口 1b,1c 深溝 1d 薄肉部 1e スリット 1g 取付座 1p 支持部 3 フォグランプ(ランプ) 3c 光軸調整用スクリュー 7 Jナット 9 カバー C 空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/50 B60Q 1/02 B60Q 1/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパーフェイシャのランプ取付部位
    に、上下および左右の四周囲が深溝で囲繞されたフィニ
    ッシャを設け、前記上下の深溝の溝底には破断用の薄肉
    部を形成してフィニッシャを該上下の深溝の溝底でバン
    パーフェイシャと一体成形してある一方、左右の深溝の
    溝底にはスリットを設けると共に、左右何れか一方の深
    溝の溝底の上側部に前記スリットにより区画されたJナ
    ット装着用の取付座を設け、他方の深溝の外周側の溝壁
    にはランプの一側部を支持する支持部を設けて構成さ
    れ、前記フィニッシャを薄肉部で破断してランプ取付部
    位に開口を形成した状態で、該開口に外方よりランプを
    挿入してその一側部を前記支持部に支持させると共に他
    側部を前記取付座にJナットを介して締結固定できるよ
    うにしてあり、かつ、該ランプの他側部にはその取付状
    態で前記取付座の下側に形成される空間部に臨む位置に
    光軸調整用スクリューを設けたことを特徴とするバンパ
    ー構造。
  2. 【請求項2】 光軸調整用スクリューにより光軸調整を
    終えた後、前記空間部を取付座を含めてカバーで閉塞で
    きるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のバン
    パー構造。
JP23512493A 1993-09-21 1993-09-21 バンパー構造 Expired - Fee Related JP3127677B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23512493A JP3127677B2 (ja) 1993-09-21 1993-09-21 バンパー構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23512493A JP3127677B2 (ja) 1993-09-21 1993-09-21 バンパー構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0789401A JPH0789401A (ja) 1995-04-04
JP3127677B2 true JP3127677B2 (ja) 2001-01-29

Family

ID=16981412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23512493A Expired - Fee Related JP3127677B2 (ja) 1993-09-21 1993-09-21 バンパー構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3127677B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4591095B2 (ja) * 2005-01-25 2010-12-01 トヨタ自動車株式会社 取付構造
JP4661773B2 (ja) * 2006-12-05 2011-03-30 日産自動車株式会社 自動車用ランプの取付構造
JP5848972B2 (ja) * 2012-01-06 2016-01-27 富士重工業株式会社 ヘッドランプ取付構造
JP6774601B2 (ja) * 2017-02-02 2020-10-28 トヨタ車体株式会社 車両のランプ取付け構造
FR3084306B1 (fr) * 2018-07-30 2022-09-09 Renault Sas Vehicule comprenant une piece d'eclairage a fixation simplifiee

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0789401A (ja) 1995-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20050036386A (ko) 자동차용 아웃사이드 리어 뷰 미러 고정구조
US5606623A (en) Overhead vehicular loud speaker cabinet
JP3127677B2 (ja) バンパー構造
MXPA99008085A (es) Placa portadora con estructura en forma de panal.
US5479693A (en) Automotive instrument panel installantion arrangement and method for mounting
JP3636906B2 (ja) 自動車のランプ取付構造
JPS6255239A (ja) 自動車のミラ−取付構造
JP2848323B2 (ja) ランプの取付構造
JP2559990Y2 (ja) フェンダープロテクターの取付構造
JP4055832B2 (ja) スペアタイヤホルダー
JP3783421B2 (ja) 自動二輪車のフロントカウリング
JP3154289B2 (ja) ステアリングコラム
JP2002347660A (ja) 車両用装飾部品の取付構造
JP3265943B2 (ja) ランプの取付構造
JP3698475B2 (ja) メータフード取付構造
JP2560396Y2 (ja) ドアミラーの取付構造
JP3199187B2 (ja) 自動車シート構造
JPH0116675Y2 (ja)
JPH0325432Y2 (ja)
JPH0537917Y2 (ja)
JPH081941Y2 (ja) リヤバイザー取付構造
JPH05278538A (ja) 自動車用バンパーの取付構造
JPH071322Y2 (ja) 車両のヘッドライニング取付構造
JPH0569784A (ja) ラジエータグリル
JP3312274B2 (ja) ドアミラーハウジングの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees