JP3126551B2 - 分離装置及び画像形成装置 - Google Patents

分離装置及び画像形成装置

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JP3126551B2
JP3126551B2 JP16101793A JP16101793A JP3126551B2 JP 3126551 B2 JP3126551 B2 JP 3126551B2 JP 16101793 A JP16101793 A JP 16101793A JP 16101793 A JP16101793 A JP 16101793A JP 3126551 B2 JP3126551 B2 JP 3126551B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成後の像担持体
から除去された現像剤を再利用すべく、現像剤に混入し
た不純物を除去する分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】資源の有効利用及び環境保護の観点か
ら、像担持体表面から除去した残留物を現像剤とその他
の異物に分離する装置や、分離後の現像剤を再利用する
装置が種々提案されている。
【0003】分離装置としては、特にメッシュ状フィル
タを用いるものが構造が簡単であるので数多く提案され
ている。
【0004】このメッシュ状フィルタ(網目フィルタ
ー)は通常、鉄、シンチュウ等の金属材料等が使われる
が装置のコストダウンのために樹脂性の網目フィルター
が使われることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】通常の画像形成装
置では、現像剤は正(ポジトナー)または負(ネガトナ
ー)に帯電しておりこの電荷により現像に寄与するが、
金属性又は樹脂性の網目フィルターを使用した際に、網
目フィルターが現像剤との摩擦により現像剤の帯電極性
と逆極性に帯電し、静電的に現像剤を吸着することによ
り、網目フィルターに目詰りを生じさせ分離装置の性能
を著しく悪化させていた。
【0006】また、網目フィルター部へ現像剤を搬送す
る搬送手段として例えば、内部に固定されたマグネット
を配し、外周部が回転可能に支持された非磁性材料の円
筒状スリーブが使用され、このスリーブを回転させるこ
とにより網目フィルター部へ現像剤を供給し、その後ス
リーブに当接する回転ブラシ等の清掃部材を設けスリー
ブ上に残った残留物を掻き落とし回収容器に回収するも
のが提案されている。
【0007】しかしながら回転ブラシ等の清掃部材も搬
送手段、特にスリーブに当接し摩擦帯電する為、網目フ
ィルター部で分離しきれなかった現像剤を静電吸着し異
物と一緒に回収容器に回収してしまうので分離装置の現
像剤回収効率を著しく劣化させていた。
【0008】更に、搬送部を構成するスリーブも同様に
摺擦され摩擦帯電する為に、現像剤を強く吸着、或いは
反発させ分離装置の性能に影響を与えていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記課題
を解決することができる。本発明は、帯電した粉体を網
目フィルターに通すことにより該粉体に混入している異
物を除去する分離装置において、該網目フィルターを、
該粉体との摩擦によって該粉体の帯電極性と同極性に摩
擦帯電する材料で構成することを特徴とする。
【0010】更に本発明は、帯電した粉体を網目フィル
ターに通すことにより該粉体に混入している異物を除去
する分離装置において、該網目フィルターを導電性の材
料で構成し、該網目フィルターに該粉体の帯電極性と同
極性の電圧を印加することを特徴とする
【0011】更に本発明は、網目フィルターと、該網目
フィルターに粉体を供給するために粉体を搬送する搬送
手段と、を有し、帯電した該粉体を該網目フィルターに
通すことにより該粉体に混入している異物を除去する分
離装置において、該網目フィルター及び該搬送手段を導
電性の材料で構成し、該網目フィルター及び該搬送手段
を電気的に接地することを特徴とする。
【0012】更に本発明は、網目フィルターと、該網目
フィルターに粉体を供給するために該粉体を搬送する搬
送手段と、を有し、帯電した該粉体を該網目フィルター
に通すことによって該粉体に混入している異物を除去す
る分離装置において、該網目フィルターに該粉体を供給
した後、該搬送手段に残留する異物を除去する除去手段
を有し、該除去手段は、導電性の材料で構成され、該粉
体の帯電極性と同極性の電圧が印加されることを特徴と
する。
【0013】更に本発明は、網目フィルターと、該網目
フィルターに粉体を供給するために該粉体を搬送する搬
送手段と、を有し、帯電した該粉体を該網目フィルター
に通すことによって該粉体に混入している異物を除去す
る分離装置において、該網目フィルターに該粉体を供給
した後、該搬送手段に残留する異物を除去する除去手段
を有し、該除去手段は、導電性の材料で構成され、該粉
体の帯電極性と同極性の電圧が印加されることを特徴と
する。更に本発明は、像担持体と、該像担持体上に形成
された潜像を紛体で現像する現像手段と、該現像手段に
より形成された該像担持体上の紛体像がシートに転写さ
れた後、該像担持体上に残留する該紛体を回収する回収
手段と、請求項1乃至11のいずれかの分離装置と、を
有することを特徴とする。
【0014】
【実施例】図1は本発明を適用した画像形成装置を示す
概略本体断面図、図2は本実施例による分離装置の構成
を示す断面図である。
【0015】図を用いて本実施例の画像形成装置、分離
装置について説明する。本実施例の画像形成装置の現像
剤はネガ性の現像剤であり、マイナスに帯電して現像に
寄与するものである。1は画像形成部において潜像を形
成する像担持体、2は像担持体1の潜像を現像する現像
器、3は現像器2に新しい現像剤(現像剤は磁性現像
剤)を送り込むホッパー部、4は転写分離帯電器、5は
像担持体1上に残留している現像剤を回収するクーリナ
ー、6は前露光、7は像担持体1を帯電させる一次帯電
器、8は原稿画像を読みとる光学系で、8aは像担持体
1上に潜像を書き込む露光部、9は原稿を読み取り部へ
導く原稿処理装置、10は画像形成部にシートを給送す
るシート給送部、11は搬送台、12は画像形成部で形
成されたシートの画像を定着する定着部、13は画像形
成を完了したシートを排出するシート排出部、15は一
度画像形成されて再度画像形成部に給送されるシートを
一旦収納する中間トレイ、14は再給紙するシートを中
間トレイ15に誘導する再給紙シート誘導部、16は中
間トレイ15に収納されたシートを再度画像形成部に給
送するシート再給紙部である。
【0016】次に分離装置について説明する。17は装
置枠体、メッシュ20は略水平に配置されており、その
材質は非磁性であり且つ現像剤との摩擦帯電によりマイ
ナスに帯電する摩擦帯電系列を有する樹脂材料である。
本実施例ではポリエステル樹脂で構成している。この
他、この現像剤に対して同様の帯電特性を示すテフロン
樹脂、ポリエチレン樹脂を使用しても良い。メッシュ2
0は上下から可撓性シート21(例えば薄層ステンレス
板など)により挟み込まれている。更に、メッシュ20
の上下にはそれぞれマグネット18′19′を内蔵した
アルミニウム製のスリーブ18、19が配置され、スリ
ーブ18、19は矢印の方向に図示されていない駆動手
段により回転駆動されている。スリーブ同士が対向する
分離部の磁力N19、S18はN19>S18となるように設定
されている。メッシュ20を保持する支持部材22に取
り付けられた駆動モーター23に連結されたカム24に
よって振動が可撓性シート21に付与され、可撓性シー
ト21を介してメッシュ20に振動が伝えられる。25
はマグネットでメッシュを挟んで対向側には磁性板26
が配置されており、メッシュ20を挟んで集中磁界が形
成されている。27、30は搬送スクリューで、27は
クリーナーより回収された現像剤を奥側より手前側に搬
送し、30は現像剤を手前側から奥側に搬送して装置外
へ排出し、その後現像剤は現像装置(含ホッパー)へ再
供給される。28はスリーブ18表面の現像剤層厚を規
制するドクターブレードで、29はスリーブ19表面か
ら現像剤を掻き取る掻き取りブレードである。31はス
リーブ18上に残留現像剤と共に残留して付着している
非磁性物を回収部32へ掻き落とす非磁性ブラシでスリ
ーブ18とカウンター方向に低速で回転駆動されてい
る。非磁性ブラシ31の材質はアルミニウム製のスリー
ブ18との摩擦帯電によりマイナスに帯電する摩擦帯電
系列を有する樹脂材料である。本実施例ではポリエチレ
ン樹脂で構成している。スリーブ18に対して同様の帯
電特性を示すテフロン樹脂、ポリエステル樹脂を使用し
ても良い。
【0017】次に画像形成装置の動作について説明す
る。図示しないコピー動作ボタンを押すと原稿処理装置
9内の原稿は読み取り部へと導かれ、ついで光学系8に
よって原稿の画像が読みとれら、前露光6によって除電
された像担持体1は一次帯電器7によって所定のプラス
の電位に帯電され、ついで露光部8aに於いて潜像が書
き込まれる。次に像担持体1上の潜像は、ネガ性でマイ
ナスに帯電している現像剤を有する現像器2によって現
像される。この時現像器2内に現像剤が足りなくなると
ホッパー部3より適宜現像剤が補充される。シートpが
シート給送部10より画像形成部に送り込まれると転写
分離帯電器4によって像担持体1上の現像画像はシート
p上に転写され搬送台11により定着部12へ送られシ
ート上の画像は定着される。片面コピーの場合はそのま
まシート排出部13へと排出され、両面モード、或いは
多重モードの場合は、そのまま排出されず、再給紙シー
ト誘導部14によって中間トレイ15上に積載・収納さ
れ、所定枚数収納されたところで、シート再給紙部16
によってシートは一枚ずつ分離、給紙され画像形成部へ
と再度給送される。そしてつぎの原稿が原稿交換装置9
によりプラテン上に配置されると二度目の画像が形成さ
れ、定着部12で画像が定着されついてシート排出部1
3へと排出される。そして、転写分離帯電器4によって
シートp上に転写されなかった像担持体1上の現像剤は
クリーナー5によって掻き落とされクリーニングされ
る。ここでクリーニングされた現像剤は前述の分離装置
へと図示しない搬送機構により搬送される。クリーナー
5によって掻き落とされた現像剤は、スクリュー27に
より分離装置内部へ搬送されてスリーブ18側へ補給さ
れる。ここで現像剤はスリーブ18上に磁力によって付
着してスリーブの回転にともない上方へ搬送され、ドク
ターブレード28によって所定の層厚に規制される。つ
いでスリーブ19と対向する分離部へ送られた現像剤
は、S18からN19へと伸びる集中磁力線により効率的に
引きつけられ、分離部の磁力N19とS18とはN19>S18
となるように設定されているので現像剤はN19により強
く引きつけられメッシュ20を介して上方へ引き上げら
れる。メッシュ20の目は現像剤の粒径の数倍の隙間を
有しているので、現像剤はメッシュ20を通過する。現
像剤が通過する際に、メッシュ20はポリエステル樹脂
であり、現像剤によって摺擦されマイナス極性に帯電す
る。本実施例では現像剤はネガトナーでありマイナスに
帯電しているからマイナス極性に帯電しているメッシュ
20との間には静電的な反発力が働く為にメッシュ20
に対して吸着することが少なく、メッシュ20の目詰ま
りが少ない。駆動モーター23に連結されたカム24
が、薄層可撓性シート21(好適には、厚さ0.05〜
0.2mm)に振動を与え、更に可撓性シート21を介
してメッシュ20に振動が与えられる。従って、メッシ
ュ20に付着した凝集した現像剤はその振動力により凝
集を破壊されメッシュを通過し分離される。振動付与部
側へ浮遊した現像剤は、マグネット25と磁性板26と
で形成される集中磁界によって捕捉される。メッシュを
通過し紙粉等の不純物を分離された現像剤はスリーブ1
9に付着し、スリーブ19が図中矢印方向へ回転するこ
とにより掻き取りブレード29によりスリーブ19から
掻き落とされ、スクリュー30によって分離装置外へと
搬送され、図示しない搬送装置によって現像系へと搬送
され再度現像に供与される。メッシュを通過せず現像剤
と分離された非磁性物(異物)はメッシュの下側に付着
しており、メッシュへ付与される振動によってメッシュ
への付着力を失いその重力により下方にたたき落とされ
る。分離部で分離されたたき落とされた異物は、スリー
ブ18上に落ちて残留現像剤と共に更に搬送され、分離
部下流側に設定された非磁性ブラシ31によってスリー
ブ表面から剥離される。非磁性ブラシ31はポリエチレ
ン樹脂から成り、アルミ製のスリーブ18に摺擦されマ
イナス極性に帯電する。分離部で分離しきれず残留して
しまった現像剤は、ネガトナーでマイナスに帯電してい
るからマイナス極性に帯電している非磁性ブラシ31と
の間には静電的な反発力が働く。従って、現像剤が非磁
性ブラシ31に対して吸着することが少いためスリーブ
18の回転により再びメッシュ部に搬送され分離され、
不純物を分離回収する回収部32に現像剤が回収される
ことはなくなる。
【0018】本実施例では現像剤としてネガトナーを使
用しているが、これとは逆に正に帯電して現像に寄与す
るポジトナーを使用する画像形成装置にも実施できる。
この場合には、図2の分離装置においてメッシュ20の
材質は非磁性で且つ現像剤との摩擦帯電によりプラスに
帯電する帯電系列を有する樹脂材料を使用する。この樹
脂材料としては、ナイロン樹脂等を使用すれば良い。プ
ラスに帯電しているポジ性トナーによりナイロン樹脂か
ら成るメッシュ20は摺擦されプラスに帯電する。した
がって現像剤とメッシュ20との間には静電的な反発力
が働く為にメッシュ20に対してに現像剤が目詰まりす
ることはなくなる。また、非磁性ブラシ31の材質はア
ルミニウム製のスリーブ18との摩擦帯電によりプラス
に帯電する帯電系列を有する樹脂材料を使用すれば良
い。具体的にはナイロン樹脂等を使用すれば良い。従っ
て、非磁性ブラシ31はスリーブとの摺擦によりプラス
に帯電する。分離部で分離しきれず残留してしまった現
像剤はポジトナーでプラスに帯電しているからプラス極
性に帯電している非磁性ブラシ31との間には静電的な
反発力が働く。従って、現像剤が非磁性ブラシ31に対
して吸着することがないためスリーブ18の回転により
再びメッシュ部に搬送され分離され、不純物を分離回収
する回収部32に現像剤が回収されることは無くなる。
【0019】図3に本実施例の分離装置の第2実施例を
示す。本実施例では、第1の実施例による分離装置のア
ルミ製のスリーブ18をグランド52に電気的に接続し
たもので、他は第1の実施例と同じである。本実施例で
は、非磁性ブラシ31との摺擦によりスリーブ18上に
発生した電荷をグランドへ逃がすことにより、スリーブ
18が高圧に帯電しないようにし、メッシュ20部付近
の現像剤を強く静電吸着すること等を防ぎ、より良い分
離性能が得られる。
【0020】図4に本発明の第3の実施例の分離装置の
断面図を示す。尚、本実施例による画像形成装置の構成
及び動作は第1の実施例によるものと同一であるのでこ
こでは省略する。以下に図4に基づき本実施例の分離装
置について説明する。尚、第3実施例ではマイナス極性
に帯電する現像剤を用いている。
【0021】17は装置枠体、メッシュ20bは略水平
に配置されており、その材質は非磁性であり且つ導電性
を有する材料である。本実施例ではシンチュウを用いて
いるが、その他ステンレス線等、導電材料であれば目的
にかなっている。メッシュ20bは上下から可撓性シー
ト21(例えば薄層ステンレス板など)により挟み込ま
れている。導電性のメッシュ20bには、第1の電圧印
加手段50が接続されている。更に、メッシュ20bの
上下にはそれぞれマグネットを内蔵したアルミニウム製
のスリーブ18b、19が配置され、矢印の方向に図示
されていない駆動手段により回転駆動されている。スリ
ーブ同士が対向する分離部の磁力N19とS18とはN19
18となるように設定されている。メッシュ20bを保
持する支持部材22に取り付けられた駆動モーター23
に連結されたカム24によって振動が可撓性シート21
に付与され、可撓性シート21を介してメッシュ20b
に振動が伝えられる。支持部材22は絶縁性材料で構成
されているのが望ましい。25はマグネットでメッシュ
を挟んで対向側には磁性板26が配置されており、メッ
シュ20bを挟んで集中磁界が形成されている。27、
30は搬送スクリューで、27はクリーナーより回収さ
れた現像剤を奥側より手前側に搬送し、30は現像剤を
手前側から奥側に搬送して装置外へ排出し、その後現像
剤は現像装置(含ホッパー)へ再供給される。28はス
リーブ18b表面の現像剤層厚を規制するドクターブレ
ードで、29はスリーブ19表面から現像剤を掻き取る
掻き取りブレードである。31bはスリーブ18b上に
残留現像剤と共に残留して付着している非磁性物を回収
部32へ掻き落とす導電性ブラシでスリーブ18bとカ
ウンター方向に低速で回転駆動されている。導電性ブラ
シ31bは導電性繊維(例えば真ちゅう、ステンレス)
によるブラシであり、導電性ブラシ31bには第2の電
圧印加手段51が接続されている。
【0022】以下に、本第3実施例による分離装置の動
作について説明する。
【0023】クリーナー5によって像担持体1上よりク
リーニングされた現像剤は前述の分離装置へと図示しな
い搬送機構により搬送される。クリーナー5によって掻
き落とされた現像剤は、スクリュー27により分離装置
内部へ搬送されてスリーブ18b側へ補給される。ここ
で現像剤はスリーブ18b上に磁力によって付着してス
リーブの回転にともない上方へ搬送され、ドクターブレ
ード28によって所定の層厚に規制される。ついでスリ
ーブ19と対向する分離部へ送られた現像剤は、S18
らN19へと伸びる集中磁力線により効率的に引きつけら
れ、分離部の磁力N19、S18はN19>S18となるように
設定されているので現像剤はN19により強く引きつけら
れメッシュ20bを介して上方へ引き上げられる。メッ
シュ20bの目は現像剤の粒径の数倍の隙間を有してい
るので、現像剤はメッシュ20bを通過する。現像剤が
通過する際に、メッシュ20bは導電性であり電圧印加
手段50によりマイナスに電圧を印加されている。本第
3実施例では現像剤はネガトナーでありマイナスに帯電
しているからマイナス極性に電圧印加されているメッシ
ュ20bとの間には静電的な反発力が働く為にメッシュ
20bに対して吸着することがない為、メッシュ20b
の目詰まりが発生しない。駆動モーター23に連結され
たカム24が、薄層可撓性シート21(好適には、厚さ
0.05〜0.2mm)に振動を与え、更に可撓性シー
ト21を介してメッシュに振動が与えられる。従って、
メッシュ20bに付着した凝集した現像剤はその振動力
により凝集を破壊されメッシュを通過し分離される。振
動付与部側へ浮遊した現像剤は、マグネット25と磁性
板26とで形成される集中磁界によって捕捉される。メ
ッシュを通過し紙粉等の不純物を分離された現像剤はス
リーブ19に付着し、スリーブ19が図中矢印方向へ回
転することにより掻き取りブレード29によりスリーブ
19から掻き落とされ、スクリュー30によって分離装
置外へと搬送され、図示しない搬送装置によって現像系
へと搬送され再度現像に供与される。メッシュを通過せ
ず現像剤と分離された非磁性物(異物)はメッシュの下
側に付着しており、メッシュへ付与される振動によって
メッシュへの付着力を失いその重力により下方にたたき
落とされる。分離部で分離されたたき落とされた異物
は、スリーブ18b上に落ちて残留現像剤と共に更に搬
送され、分離部下流側に設定された導電性ブラシ31b
によってスリーブ表面から剥離される。導電性ブラシ3
1bは第2の電圧印加手段51によりマイナスに電圧を
印加されている。分離部で分離しきれず残留してしまっ
た現像剤は、ネガトナーでマイナスに帯電しているから
マイナス極性に電圧を印加されている導電性ブラシ31
bとの間には静電的な反発力が働く。従って、現像剤が
導電性ブラシ31bに対して吸着することが無いためス
リーブ18bの回転により再びメッシュ部に搬送され分
離され、不純物を分離回収する回収部32に現像剤が回
収されることはなくなる。
【0024】本実施例では現像剤としてネガトナーを使
用しているが、これとは逆に正に帯電して現像に寄与す
るポジトナーを使用する画像形成装置にも実施できる。
【0025】この場合には、図4の分離装置において第
1の電圧印加手段50によりメッシュ20bに対してプ
ラスの電圧を印加する。現像剤はポジトナーでありプラ
スに帯電しているからプラス極性に電圧印加されている
メッシュ20bとの間には静電的な反発力が働く為にメ
ッシュ20bに対して吸着することがない為、メッシュ
20bの目詰まりが発生しない。また、同様に第2の電
圧印加手段51により導電性ブラシ31bに対してプラ
スの電圧を印加する。分離部で分離しきれず残留してし
まった現像剤は、ポジトナーでプラスに帯電しているか
らプラス極性に電圧を印加されている導電性ブラシ31
bとの間には静電的な反発力が働く。従って、現像剤が
導電性ブラシ31bに対して吸着することが無いためス
リーブ18bの回転により再びメッシュ部に搬送され分
離され、不純物を分離回収する回収部32に現像剤が回
収されることはなくなる。
【0026】本発明の実施例としては、以上2つ(及び
1つの変形例)で示しているが、本発明によれば以下に
整理して示す実施形態に実施できる。
【0027】a)網目フィルターを、網目フィルターが
該現像剤との摩擦帯電により該現像剤が有する帯電極性
と同極に帯電させる材料で構成すると共に、除去手段が
該搬送手段との摩擦帯電により該現像剤が有する帯電極
性と同極に帯電させる材料で構成するもの。
【0028】b)網目フィルターを、網目フィルターが
該現像剤との摩擦帯電により該現像剤が有する帯電極性
と同極に帯電させる材料で構成すると共に、除去手段を
導電性の材料で構成し除去手段に現像剤の帯電と同極の
電圧を印加するもの。
【0029】c)網目フィルターを、網目フィルターが
該現像剤との摩擦帯電により該現像剤が有する帯電極性
と同極に帯電させる材料で構成すると共に、除去手段を
導電性の材料で構成しグランドに接続するもの。
【0030】d)網目フィルターを導電性の材料で構成
し網目フィルターに現像剤の帯電と同極の電圧を印加す
ると共に、除去手段が該搬送手段との摩擦帯電により該
現像剤が有する帯電極性と同極に帯電させる材料で構成
するもの。
【0031】e)網目フィルターを導電性の材料で構成
し網目フィルターに現像剤の帯電と同極の電圧を印加す
ると共に、除去手段を導電性の材料で構成し除去手段に
現像剤の帯電と同極の電圧を印加するもの。
【0032】f)網目フィルターを導電性の材料で構成
し網目フィルターに現像剤の帯電と同極の電圧を印加す
ると共に、除去手段を導電性の材料で構成しグランドに
接続するもの。
【0033】g)網目フィルターを導電性の材料で構成
し網目フィルターをグランドに接続すると共に、除去手
段が該搬送手段との摩擦帯電により該現像剤が有する帯
電極性と同極に帯電させる材料で構成するもの。
【0034】h)網目フィルターを導電性の材料で構成
し網目フィルターをグランドに接続すると共に、除去手
段を導電性の材料で構成し除去手段に現像剤の帯電と同
極の電圧を印加するもの。
【0035】i)網目フィルターを導電性の材料で構成
し網目フィルターをグランドに接続すると共に、除去手
段を導電性の材料で構成しグランドに接続するもの。
【0036】何れも、長期にわたって高い分離性能を維
持できるものであるが、特に、a)、c)、g)、i)
の実施形態においては、簡単な構成で低コストな分離装
置を提供できる。また、f)の実施形態においては、網
目フィルターと除去手段とに接続する電圧印加手段(具
体的には定電圧電源等)を共通化して1つの電圧印加手
段により網目フィルターと除去手段とに電圧を印加する
ことによりコストを抑えることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、網
目フィルターに対して紛体(現像剤)の固着が無くな
り、目詰まりが著しく低減されるため、長期にわたって
高い分離性能を維持することができる。更に、除去手段
に紛体(現像剤)が吸着し異物と共に回収部に回収され
るといった不具合を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置を示す概略本体断面
図。
【図2】第1の実施例による分離装置の断面図。
【図3】第1の実施例による分離装置の変形例の断面
図。
【図4】第2の実施例による分離装置の断面図。
【符号の説明】
20、20b メッシュ 31 非磁性ブラシ 31b 導電性ブラシ 18、19、18b スリーブ 50 第1の電圧印加手段 51 第2の電圧印加手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−73862(JP,A) 特開 昭57−118287(JP,A) 特開 平4−60576(JP,A) 特開 平2−217881(JP,A) 特開 昭62−144191(JP,A) 特開 平4−90573(JP,A) 特開 平5−127529(JP,A) 特開 平3−48877(JP,A) 特開 平4−221979(JP,A) 特開 昭59−116668(JP,A) 実開 昭55−128060(JP,U) 実開 昭63−194367(JP,U) 実開 昭61−46572(JP,U) 実開 昭59−89369(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12 B07B 1/00 - 15/00 B03C 3/00 - 7/12 B01D 46/00 - 46/54 G03G 15/08 - 15/08 507

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電した粉体を網目フィルターに通すこ
    とにより該粉体に混入している異物を除去する分離装置
    において、 該網目フィルターを、該粉体との摩擦によって該粉体の
    帯電極性と同極性に摩擦帯電する材料で構成することを
    特徴とする分離装置。
  2. 【請求項2】 帯電した粉体を網目フィルターに通すこ
    とにより該粉体に混入している異物を除去する分離装置
    において、 該網目フィルターを導電性の材料で構成し、該網目フィ
    ルターに該粉体の帯電極性と同極性の電圧を印加するこ
    とを特徴とする分離装置。
  3. 【請求項3】 該網目フィルターに該粉体を搬送する搬
    送手段を更に有し、該搬送手段を導電性材料で構成する
    と共に電気的に接地することを特徴とする請求項1又は
    2の分離装置。
  4. 【請求項4】 該搬送手段により搬送された該紛体を磁
    力により該網目フィルターに通すことを特徴とする請求
    項3の分離装置。
  5. 【請求項5】 網目フィルターと、該網目フィルターに
    粉体を供給するために粉体を搬送する搬送手段と、を有
    し、帯電した該粉体を該網目フィルターに通すことによ
    り該粉体に混入している異物を除去する分離装置におい
    て、 該網目フィルター及び該搬送手段を導電性の材料で構成
    し、該網目フィルター及び該搬送手段を電気的に接地す
    ることを特徴とする分離装置。
  6. 【請求項6】 該搬送手段により搬送された該紛体を磁
    力により該網目フィルターに通すことを特徴とする請求
    項5の分離装置。
  7. 【請求項7】 網目フィルターと、該網目フィルターに
    粉体を供給するために粉体を搬送する搬送手段と、を有
    し、帯電した該粉体を該網目フィルターに通すことによ
    って該粉体に混入している異物を除去する分離装置にお
    いて、 該網目フィルターに該粉体を供給した後、該搬送手段に
    残留する異物を除去する除去手段を有し、該除去手段を
    該搬送手段との摩擦によって該粉体の帯電極性と同極性
    に摩擦帯電する材料で構成することを特徴とする分離装
    置。
  8. 【請求項8】 該搬送手段を導電性の材料で構成し、該
    搬送手段を電気的に接地することを特徴とする請求項7
    の分離装置。
  9. 【請求項9】 該搬送手段により搬送された該紛体を磁
    力により該網目フィルターに通すことを特徴とする請求
    項7又は8の分離装置。
  10. 【請求項10】 網目フィルターと、該網目フィルター
    に粉体を供給するために該粉体を搬送する搬送手段と、
    を有し、帯電した該粉体を該網目フィルターに通すこと
    によって該粉体に混入している異物を除去する分離装置
    において、 該網目フィルターに該粉体を供給した後、該搬送手段に
    残留する異物を除去する除去手段を有し、該除去手段
    は、導電性の材料で構成され、該粉体の帯電極性と同極
    性の電圧が印加されることを特徴とする分離装置。
  11. 【請求項11】 該搬送手段により搬送された該紛体を
    磁力により該網目フィルターに通すことを特徴とする請
    求項10の分離装置。
  12. 【請求項12】 像担持体と、該像担持体上に形成され
    た潜像を紛体で現像する現像手段と、該現像手段により
    形成された該像担持体上の紛体像がシートに転写された
    後、該像担持体上に残留する該紛体を回収する回収手段
    と、請求項1乃至11のいずれかの分離装置と、を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 該回収手段により回収された該紛体は
    該分離装置へ搬送されることを特徴とする請求項12の
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】 該分離装置により分離された該紛体は
    該現像手段に搬送されることを特徴とする請求項12又
    は13の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 該現像手段に搬送された該紛体は該像
    担持体上に紛体像を形成するために再度利用されること
    を特徴とする請求項14の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 該紛体は磁性現像剤であることを特徴
    とする請求項12乃至15のいずれかの画像形成装置。
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