JP3447880B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3447880B2
JP3447880B2 JP2475996A JP2475996A JP3447880B2 JP 3447880 B2 JP3447880 B2 JP 3447880B2 JP 2475996 A JP2475996 A JP 2475996A JP 2475996 A JP2475996 A JP 2475996A JP 3447880 B2 JP3447880 B2 JP 3447880B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、静電潜像を現像し
て可視化する複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置
などで使用される現像装置に関する。 【0002】 【従来の技術】電子写真法を利用した複写機、プリンタ
装置、ファクシミリ装置などで使用される作像装置で
は、半導体レーザ素子、LED素子などによって感光体
ドラム上に光画像を書き込んで静電潜像を形成した後、
現像装置によってこれを現像してトナー画像にして、記
録紙上に転写させるようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電子写真法を利用した複写機などでは、トナーと、キャ
リアとからなる2成分現像剤を使用することが多い。し
かしながら、このような2成分現像剤は、使用するにつ
れて現像剤が劣化し、印字品質の低下を生じるため、現
像装置内にある現像剤を定期的に交換しなければならな
ず、その手間が大変であるという問題があった。そこ
で、このような問題を解決する方法として、従来、特開
平6−230668号公報に示す「粉体現像剤の排出方
法」が提案されている。この粉体現像剤の排出方法は、
図7に示す如く、現像剤101を容器102から排出す
る際、現像剤排出口を開けた後、搬送用スクリュー10
4、105を逆転させて容器102の底部に溜っている
現像剤101を排出し、次に現像剤担持体106を正転
させて、現像剤担持体106上に付着している現像剤1
01を剥離部材107で容器102の底部に掻き落と
し、次いで搬送用スクリュー104、105を逆転させ
て掻き落とした現像剤101を排出する。この際、現像
剤担持体106の下側に設けられたスリーブ108内の
永久磁石109を回転させて、感光体ドラム110上に
付着したキャリアを回収して、現像剤担持体106に吸
着させ、これによって感光体ドラム110上に付着した
キャリアを回収する。このように、この現像装置100
では、上述した動作を随時に行なって、劣化したキャリ
アを現像剤排出口から外部に排出する。しかし、この現
像装置100では、劣化したキャリアを排出する際、搬
送用スクリュー104、105を逆転させたり、現像剤
担持体106を正転させて、剥離部材107で現像剤1
01を掻き落としたりしながら、現像剤排出口を開閉し
たりしなければならず、機構が複雑になってしまうとう
問題があった。 【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、請求項1では、現像剤を搬送するスリーブにス
クレーバを設けた簡単な機構で、現像剤を定期的に交換
することなく、現像装置内にある現像剤のうち、特性が
劣化したキャリアと、規定の特性を持つキャリアとを効
率良く分離して、特性が劣化したキャリアのみを自動的
に排出することができ、これによって現像装置内にある
現像剤の特性を規定の範囲に保つことができる現像装置
を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による現像装置は、請求項1では、バインダ
樹脂中に磁性剤を分散させたキャリアと、画像形成剤と
なるトナーとを混合した2成分現像剤が収納されるホッ
パ部と、このホッパ部内に収納されて、感光体上の静電
潜像を現像するとき、上記ホッパ部内に収納された2成
分現像剤を搬送して感光体上の静電潜像を現像してトナ
ー画像にするスリーブと、このスリーブに対して上下動
自在に配置され、所定のタイミングで上記スリーブに当
接して、上記スリーブ上にあるキャリア粒子のうち、指
定された径より大きい径のキャリア粒子を掻き落とす第
1のスクレーバと、この第1のスクレーバを通過した指
定された径より小さい径のキャリア粒子を転写ベルト上
に掻き落とす第2のスクレーバと、を備えたことを特徴
としている。 【0006】上記の構成により、請求項1の現像装置で
は、感光体上の静電潜像を現像するとき、バインダ樹脂
中に磁性剤を分散させたキャリアと画像形成剤となるト
ナーとを混合した2成分現像剤が収納されるホッパ部内
のスリーブを回転させて、上記2成分現像剤を搬送し、
感光体上の静電潜像を現像してトナー画像にし、劣化し
たキャリアを回収するとき、上記スリーブに対して上下
動自在に配置された第1のスクレーバを上記スリーブに
当接させて、第2のスクレーバにより、上記スリーブ上
にあるキャリア粒子のうち、指定された径より小さい径
のキャリア粒子を掻き落として、転写ベルト上に落とす
ことにより、簡単な機構で、現像剤を定期的に交換する
ことなく、現像装置内にある現像剤のうち、特性が劣化
したキャリアと、規定の特性を持つキャリアとを効率良
く分離して、特性が劣化したキャリアのみを自動的に排
出し、これによって現像装置内にある現像剤の特性を規
定の範囲に保つ。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例に基づいて詳細に説明する。 《第1参考例の説明》 図1は本発明による現像装置の第1参考例を用いた作像
装置の一例を示す概略構成図である。この図に示す作像
装置1aは、給紙装置から供給された記録紙(共に、図
示は省略する)を取り込んで、搬送する転写ベルト2
と、この転写ベルト2に沿って配置され、画像処理装置
(図示は省略する)などから出力された4つの画像信号
に応じて、4つのトナー画像を作成する4つの作像ユニ
ット3と、上記転写ベルト2を介在させた状態で、上記
各作像ユニット3と対向するように配置され、上記転写
ベルト2によって搬送されている記録紙上に各作像ユニ
ット3で作成されたトナー画像を転写させる4つの転写
ユニット4と、上記転写ベルト2上に残っているトナー
(残トナー)を掻き落とすベルトクリーニング装置5
と、上記転写ベルト2によって搬送されてきたトナー画
像転写済みの記録紙を取り込んで、定着させる定着装置
6とを備えている。作像指示が入力されたとき、各作像
ユニット3によって各色のトナー画像を作成しながら、
各転写ユニット4によって転写ベルト2で搬送されてい
る記録紙に順次、転写させて、多色のトナー画像を形成
させた後、定着装置6によって記録紙上に形成されてい
る多色のトナー画像を定着させて、機外に排紙する。 【0008】上記各作像ユニット3は、矢印A方向に回
転する感光体ドラム7と、この感光体ドラム7の周囲に
配置され、上記感光体ドラム7を均一に帯電させる帯電
部8と、この帯電部8によって均一に帯電された感光体
ドラム7上に光画像を書き込んで、静電潜像を形成する
露光部9と、感光体ドラム7の周囲に配置され、感光体
ドラム7上に残っているトナー(残トナー)を掻き落と
すクリーニング部10と、感光体ドラム7上に形成され
た静電潜像を指定された色のトナーで現像する現像装置
11とを備えており、帯電部8によって感光体ドラム7
を均一に帯電させた後、画像処理装置から供給された画
像信号に基づき、露光部9によって感光体ドラム7上に
光画像を書き込んで、静電潜像を形成するとともに、現
像装置11によって感光体ドラム7上の静電潜像を現像
して、指定された色のトナー画像を形成した後、これを
転写ベルト2上の記録紙に転写する。 【0009】上記各現像装置11は、図2に示す如く内
部が中空に形成されるホッパ部12と、このホッパ部1
2の後方に設けられた空間13内に溜められているトナ
ーを撹拌しながら、前方(図2において左方)に搬送し
て、前方の空間14に溜められているキャリアと混合さ
せて2成分現像剤にするアジテータ15と、この空間1
4内に配置され、正転方向(矢印B方向)に回転して、
内部に配置された複数の永久磁石16および表面に形成
された複数の溝によって上記空間14内に満たされてい
るキャリアおよび上記アジテータ15によって搬送され
てきたトナーによって構成される2成分現像剤を引き付
けながら、矢印C方向に搬送して感光体ドラム7に静電
吸着させるスリーブ17と、このスリーブ17によって
搬送されている2成分現像剤が予め設定されている規定
量以上、感光体ドラム7側に搬送されないように、これ
を規制するドクタ18と、感光体ドラム7内に矢印D方
向に移動自在に配置され、劣化したキャリアを回収する
とき、上記スリーブ17と対向する位置まで移動させら
れて固定される永久磁石19とを備えている。 【0010】感光体ドラム7上に形成された静電潜像を
現像するとき、アジテータ15を回転させて、ホッパ部
12の後方に形成された空間13内に満たされているト
ナーを前方の空間14内に搬送して、この空間14内に
満たしながら、スリーブ17を正転方向に回転させて、
空間14内に溜められているキャリアと、上記トナーと
を混合させながら、ドクタ18により均一量にして、2
成分現像剤のトナーを感光体ドラム7上に静電吸着させ
て、この感光体ドラム7上に形成されている静電潜像を
現像させる。スリーブ17が設けられている空間14内
に予め設定された量、例えば80gのキャリアが満たさ
れ、アジテータ15によって送られてきたトナーと混合
されて、2成分現像剤にされた後、正転方向に回転駆動
されているスリーブ17によって搬送されて、ドクタ1
7によって一定量に規制されることにより、矢印C方向
に還流して、空間14内に満たされたとき、パッキング
状態となり、それ以上トナーが入り込まないようにな
る。そして、現像動作によってトナーが感光体ドラム7
上に吸着されて、消費され、2成分現像剤の量が減少す
ると、その分だけアジテータ15によってトナーが補充
される。 【0011】ところで、この現像装置11では、キャリ
アとして、鉄粉キャリア、フェライトキャリア、フェラ
イトにシリコン樹脂をコートしたコートキャリア、樹脂
中にパウダー状の磁性体を分散させたバインダ型キャリ
ア(以下、これをレジンキャリアと称する)などが使用
可能であるが、本参考例では、主に飽和磁化が20〜5
0[emu/g]にされ、粒径が50[μm]にされ、
さらに抵抗を調整するために導電性材料が添加されて、
電気抵抗が約1011[Ω・cm]にされたレジンキャリ
アを使用し、現像ギャップ(Gp)を“0.5”に設定
し、ドクタギャップ(Gd)を“0.4”に設定してい
ることから、スリーブ17によって2成分現像剤を搬送
して、感光体ドラム7に静電吸着させる際、剤循環路中
や現像ギャップ(Gp)、ドクタギャップ(Gd)など
の微小隙間で、2成分現像剤にストレスが加わって、2
成分現像剤中のレジンキャリアが削れたり、欠けたりし
て、レジンキャリアが劣化する。 【0012】これにより、通常のコートキャリアを使用
した場合では、劣化のモードとして、トナーの微粉が付
着して未帯電トナーの摩擦帯電を抑制するスペント化が
発生して、トナー帯電量として、規定量が得られなくな
ったり、著しく帯電量が低くなる、逆帯電トナーが発生
したりするなどの異常事態が発生して、画像上で地汚れ
が顕著になり、画像品質が著しく低下してしまうが、本
参考例のように、レジンキャリアを使用したときも、長
い期間、レジンキャリアがトナー、その他の部材と接触
して摩耗して、小径化していく。レジンキャリアでは、
樹脂中に磁性体が均一に分散されているので、削り取ら
れるにしたがい、飽和磁化が減少する。これにより、レ
ジンキャリア1個当たりの飽和磁化が質量当たり50
[emu/g]であるとしても、その径が50[μm]
から30[μm]になったとすると、径に比例して、体
積が(3/5)3 =0.216倍になってしまい、これ
に伴ってスリーブ17による磁気的拘束力が弱くなり、
トナーの搬送能力が低下する。 【0013】さらに、径の変化により、表面積が減少す
るので、トナーとの接触確率が増加して、スペント化が
発生し、これによって画像上での地汚れが顕著になって
画像品質が著しく低下してしまう。またさらに、通常の
作像動作時には、レジンキャリアとスリーブ17内の永
久磁石16との間に形成される磁界によって、レジンキ
ャリアがスリーブ17上に吸着されて保持されるが、レ
ジンキャリアの飽和磁化が小さくなると、スリーブ17
に対するレジンキャリアの吸着力が低下して、レジンキ
ャリアが徐々にスリーブ17の外側に移動して保持され
ることになり、均一な画像を得ることができなくなる。
そこで、一般的な複写機、プリンタ装置、ファクシミリ
装置などでは、現像装置によって予め設定されている規
定枚数分だけ現像を行なう毎に、反射光量方式で、感光
体ドラム上に付着しているトナー量(トナー付着量)を
検出し、これが一定値以上の値になっていないとき、2
成分現像剤の交換時期と判定して、オペレータなどに2
成分現像剤の交換を促したり、他の劣化キャリア回収方
法、例えばホッパ部に2成分現像剤を戻して搬送スクリ
ューもしくは撹拌用スクリューを用いて特定の領域に排
出する方法などを使用したりすることで、劣化したレジ
ンキャリアを回収している。しかしながら、これらの各
方法では、劣化していないレジンキャリアも回収してし
まい、レジンキャリアの無駄が発生してしまうととも
に、回収容器が必要になってしまう。 【0014】そこで、本参考例では、次に述べるように
して、劣化したレジンキャリアを回収して、このような
問題が発生しないようにしている。まず、現像装置11
によって感光体ドラム7上に形成されている静電潜像を
現像する回数が予め設定されている回数以上となった
り、前回の点検時期から予め設定されている期間が経過
する毎に、現像装置11を駆動させて、感光体ドラム7
上に2成分現像剤中のトナーを静電吸着させるとき、以
下の条件を満たす強さを持つ永久磁石19を移動させ
て、感光体ドラム7の裏面に設けられた規定位置に固定
することにより、現像装置11のスリーブ17側から感
光体ドラム7側に劣化したレジンキャリアを電気的、磁
気的に吸着させて、クリーニング部10によってこれを
回収する。この条件として、スリーブ17内に配置され
る各永久磁石16の強さを0.08[T]にし、現像ギ
ャップ(Gp)を“0.5”にし、このときレジンキャ
リア1個当たりの飽和磁化が約50[emu/g]、真
比重が5.6[g/cm3 ]であれば、透磁率と、その
距離から計算したとき、感光体ドラム7表面近傍のレジ
ンキャリアにかかる力は、2.6×10-8[N]になる
ことから、感光体ドラム7の裏側にこれを引き剥すため
に、ほぼ同距離となるように、0.04[T]の強さを
持つ永久磁石19を、同極性が対向するように配置す
る。 【0015】そして、通常の現像動作では、スリーブ1
7上の2成分現像剤に対し、影響を与えないように、永
久磁石19をスリーブ17と対向しない位置に回動させ
て固定し、劣化したレジンキャリアの回収時期がきたと
き、駆動装置(図示は省略する)によって永久磁石19
をスリーブ17と対向する位置まで、回動させて、この
位置で固定させ、この永久磁石19によってスリーブ1
7内に配置された永久磁石16のキャリア束縛力を低下
させる。この状態で、感光体ドラム7上の表面電位を−
100[V]にしたり、あるいは通常の現像状態で、−
500[V]に設定される現像バイアスを0[V]にし
たりすることにより、スリーブ17と感光体ドラム7と
の間に電界を形成して、レジンキャリアを感光体ドラム
7に吸着させる。 【0016】このとき、劣化していないレジンキャリア
に対しては、電界によって発生した吸着力よりも、スリ
ーブ17内に設けられた永久磁石16による吸着力の方
が大きいことから、スリーブ17の表面に残留して、再
度使用されるが、劣化したレジンキャリアに対しては、
スリーブ17内に設けられた永久磁石16による吸着力
よりも、電界によって発生した吸着力の方が大きいこと
から、感光体ドラム7に吸着されて、トナーとともに、
クリーニング部10に設けられたポリウレタンなどの可
とう性を有する材料20によって掻き落としてこれを回
収したり、感光体ドラム7から転写ベルト2上に移動さ
せて、ベルトクリーニング装置5によって、これを回収
したりする。この際、可とう性を有する材料20は感光
体ドラム7に対して、カウンタ方向、もしくはトレーリ
ング方向に当接されて、感光体ドラム7上のレジンキャ
リアを効率良く掻き落とすことができるようにされる。 【0017】このように、この第1参考例においては、
現像装置11によって感光体ドラム7上に形成されてい
る静電潜像を現像する回数が予め設定されている回数以
上となったり、前回の点検時期から予め設定されている
期間が経過する毎に、感光体ドラム7の裏側に配置され
た永久磁石19をスリーブ17と対向する位置に移動さ
せるとともに、感光体ドラム7上の表面電位を−100
[V]にしたり、あるいは通常の現像状態で、−500
[V]に設定される現像バイアスを0[V]にしたりす
ることにより、劣化したレジンキャリアを感光体ドラム
7側に吸着させて、クリーニング部10やベルトクリー
ニング装置5によってこれを回収するようにしたので、
感光体ドラム7側に永久磁石19を配置するだけの簡単
な機構で、2成分現像剤を定期的に交換することなく、
現像装置11内にある2成分現像剤のうち、特性が劣化
したレジンキャリアと、規定の特性を持つレジンキャリ
アとを効率良く分離して、特性が劣化したレジンキャリ
アのみを自動的に排出することができ、これによって現
像装置11内にある2成分現像剤の特性を規定の範囲に
保つことができる。 【0018】《第1形態例の説明》 図3は本発明による現像装置の第1形態例を用いた作像
装置の一例を示す概略構成図である。この図に示す作像
装置1bが図1に示す作像装置1aと異なる点は、感光
体ドラム7の裏側から永久磁石19を削除するととも
に、図4に示す如く各現像装置11を構成するスリーブ
17の下面側に上下方向に移動自在な第1スクレーバ2
1と、第2スクレーバ22とを設けて、ホッパ部12の
開口部23に設けられたマイラなどを動かし、上記開口
部23を開状態にしながら、上記第1、第2スクレーバ
21、22によって劣化したレジンキャリアを掻き落と
して、転写ベルト2上に落とし、ベルトクリーニング装
置5で回収するようにしたことである。第1スクレーバ
21は、厚みが0.5[mm]に設定された部材によっ
て構成され、その固定点に対して、先端側がスリーブ1
7の回転方向の下流方向に向かう方向(トレーリング方
向)となる向きで、スリーブ17の表面に接触する程度
の圧力、例えば当接圧力が5〜10[g/cm]となる
ように、当接させられており、スリーブ17が回転して
レジンキャリアが搬送されてきたとき、その径が30
[μm]より大きい粒径を持つレジンキャリアだけを掻
き落として、ホッパ部12内に落とすとともに、30
[μm]以下のキャリアレジンキャリアだけを通過さ
せ、第2スクレーバ22側に導く。第2スクレーバ22
は、厚みが1[mm]に設定された部材によって構成さ
れ、その固定点に対して、先端側がスリーブ17の回転
方向の上流方向に向かう方向(カウンタ方向)となる向
きで、スリーブ17の表面に食い込む程度の圧力、例え
ば当接圧力が50〜100[g/cm]となるように、
当接させられており、スリーブ17が回転してレジンキ
ャリアが搬送されてきたとき、上記第1スクレーバ21
を通過した30[μm]以下の粒径を持つレジンキャリ
アを掻き落として、ホッパ部12の開口部23から転写
ベルト2上に落とし、ベルトクリーニング装置5で回収
させる。 【0019】このように、この第1形態例では、現像装
置11によって感光体ドラム7上に形成されている静電
潜像を現像する回数が予め設定されている回数以上とな
ったり、前回の点検時期から予め設定されている期間が
経過する毎に、第1、第2スクレーバ21、22を上方
に移動させて、所定の当接圧でスリーブ17に当接させ
て、劣化したレジンキャリアを掻き落として、転写ベル
ト2上に落とし、ベルトクリーニング装置5で回収させ
るようにしたので、2成分現像剤を搬送するスリーブ1
7の下側に第1、第2スクレーバ21、22を設けた簡
単な機構で、2成分現像剤を定期的に交換することな
く、現像装置11内にある2成分現像剤のうち、特性が
劣化したレジンキャリアと、規定の特性を持つレジンキ
ャリアとを効率良く分離して、特性が劣化したレジンキ
ャリアのみを自動的に排出することができ、これによっ
て現像装置11内にある2成分現像剤の特性を規定の範
囲に保つことができる。 【0020】《第2参考例の説明》 図5は本発明による現像装置の第2参考例を用いた作像
装置の一例を示す概略構成図である。この図に示す作像
装置1cが図1に示す作像装置1aと異なる点は、感光
体ドラム7上に劣化したレジンキャリアを含む2成分現
像剤を転移させた後、各転写ユニット4によって通常の
転写の逆電界を形成して、転写ベルト2上に転写させ、
ベルトクリーニング装置5によってこれを掻き落とし
て、回収するようにしたことである。このようにして
も、上述した第1参考例と同様に、感光体ドラム7側に
永久磁石19を配置するだけの簡単な機構で、2成分現
像剤を定期的に交換することなく、かつ感光体ドラム7
を傷つけることなく、現像装置11内にある2成分現像
剤のうち、特性が劣化したレジンキャリアと、規定の特
性を持つレジンキャリアとを効率良く分離して、特性が
劣化したレジンキャリアのみを自動的に排出することが
でき、これによって現像装置11内にある2成分現像剤
の特性を規定の範囲に保つことができる。 【0021】《他の形態例の説明》 上述した第1参考例においては、感光体ドラム7の裏側
に永久磁石19を回動自在に配置して、劣化したレジン
キャリアを回収するとき、この永久磁石19をスリーブ
17と対向する位置まで回動させて、スリーブ17上に
ある劣化したレジンキャリアを感光体ドラム7側に引き
付けるようにしているが、感光体ドラム7の裏側におい
て、上記スリーブ17と対向する位置に永久磁石19を
固定し、通常の現像動作を行なうとき、永久磁石19
と、感光体ドラム7の表面との間に、磁気シールド効果
を持つ材料、例えば鉛を含んだ金属などを挟み込み、劣
化したレジンキャリアを回収するとき、駆動装置によっ
て磁気シールド効果を持つ材料を下方などに移動させ
て、磁界を形成し、この磁界によってスリーブ17内に
設けられた複数の永久磁石16の束縛力を低下させるよ
うにしても良い。また、上述した第1形態例において
は、第1、第2スクレーバ21、22によってスリーブ
17上から掻き落とされた30[μm]以下のキャリア
レジンキャリアを転写ベルト2上に落として、ベルトク
リーニング装置5で回収させるようにしているが、図6
に示す如く第1、第2スクレーバ21、22によってス
リーブ17上から掻き落とした30[μm]以下のキャ
リアレジンキャリアをキャリア回収容器25内に落とし
て、これを回収するようにしても良い。このようにする
ことにより、ベルトクリーニング装置5の負担を軽くす
ることができる。 【0022】また、上述した各形態例においては、レジ
ンキャリアの導電性材料を添加して、その電気抵抗を約
1011[Ω・cm]にしているが、さらに低抵抗化し
て、通常の高抵抗キャリアを使用したとき、潜像のエッ
ジ近傍に発生するエッジ効果(エッジ部分のトナー付着
量が増加する現象)を無くすようにし、これによって画
像処理装置で行われる画像処理の負担を軽くするように
しても良い。また、上述した各形態例においては、現像
装置11によって感光体ドラム7上に形成されている静
電潜像を現像する回数が予め設定されている回数以上と
なったり、前回の点検時期から予め設定されている期間
が経過する毎に、劣化したレジンキャリアの回収を行な
うようにしているが、光反射光量に基づき、感光体ドラ
ム7のトナー付着量を検出して、現像特性の変化を検知
し、この検知結果に応じて劣化したレジンキャリアの回
収タイミングを決定するようにしても良い。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、現像剤を搬送するスリーブに第1及び第2
スクレーバを設けた簡単な機構で、現像剤を定期的に交
換することなく、現像装置内にある現像剤のうち、特性
が劣化したキャリアと、規定の特性を持つキャリアとを
効率良く分離して、特性が劣化したキャリアのみを自動
的に排出することができ、これによって現像装置内にあ
る現像剤の特性を規定の範囲に保つことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による現像装置の第1参考例を用いた作
像装置の一例を示す概略構成図である。 【図2】図1に示す感光体ドラムおよび現像装置の詳細
な構成例を示す詳細構成図である。 【図3】本発明による現像装置の第1形態例を用いた作
像装置の一例を示す概略構成図である。 【図4】図3に示す現像装置を構成するスリーブ付近の
詳細な構成例を示す詳細構成図である。 【図5】本発明による現像装置の第2参考例を用いた作
像装置の一例を示す概略構成図である。 【図6】本発明による現像装置の他の形態例を示す詳細
構成図である。 【図7】従来から知られている特開平6−230668
号公報に示す「粉体現像剤の排出方法」を説明するため
の概略構成図である。 【符号の説明】 1a、1b、1c…作像装置、2…転写ベルト、3…作
像ユニット、4…転写ユニット、5…ベルトクリーニン
グ装置、6…定着装置、7…感光体ドラム、8…帯電
部、9…露光部、10…クリーニング部、11…現像装
置、12…ホッパ部、13、14…空間、15…アジテ
ータ、16…永久磁石、17…スリーブ、18…ドク
タ、19…永久磁石(磁石)、20…可とう性を有する
材料、21…第1スクレーバ、22…第2スクレーバ、
23…開口部、25…キャリア回収容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/09 G03G 15/08 501

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 バインダ樹脂中に磁性剤を分散させたキ
    ャリアと、 画像形成剤となるトナーとを混合した2成分現像剤が収
    納されるホッパ部と、 このホッパ部内に収納されて、感光体上の静電潜像を現
    像するとき、上記ホッパ部内に収納された2成分現像剤
    を搬送して感光体上の静電潜像を現像してトナー画像に
    するスリーブと、 このスリーブに対して上下動自在に配置され、所定のタ
    イミングで上記スリーブに当接して、上記スリーブ上に
    あるキャリア粒子のうち、指定された径より大きい径
    キャリア粒子を掻き落とす第1のスクレーバと、 この第1のスクレーバを通過した指定された径より小さ
    い径のキャリア粒子を 転写ベルト上に掻き落とす第2の
    スクレーバと、を備えたことを特徴とする現像装置。
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