JPH08173840A - 分離装置 - Google Patents

分離装置

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JPH08173840A
JPH08173840A JP6322433A JP32243394A JPH08173840A JP H08173840 A JPH08173840 A JP H08173840A JP 6322433 A JP6322433 A JP 6322433A JP 32243394 A JP32243394 A JP 32243394A JP H08173840 A JPH08173840 A JP H08173840A
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mesh
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JP6322433A
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Hironobu Saitou
斎藤裕伸
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下側磁力発生手段からメッシュを介して上側
磁力発生手段へ磁性現像剤を搬送分離する装置におい
て、磁力発生手段等の停止時に分離部へ搬送された現像
剤が放置され、凝集したりすることを防止する。 【構成】 振動を付与されるメッシュ(20)を介して
配置された一方の磁力発生手段(18)に補給された磁
性粉体を他方の磁力発生手段(19)へ吸引して、磁性
粉体から異物を除去する分離装置において、振動付与手
段の駆動源(32)及び他方の磁力発生手段の分離部磁
極(N19)を対向位置に移動する駆動源は、分離装置駆
動源とは独立した駆動源とし、装置本体の駆動、分離装
置の駆動、振動付与手段の駆動、及び磁極設定動作の駆
動のOFFタイミングは、装置本体駆動、分離装置の駆
動を停止した後、振動付与手段の駆動を一定時間動作さ
せ、その後に磁極設定動作の駆動及び振動付与手段の駆
動を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成後の像担持体
から除去された現像剤を再利用すべく、現像剤に混入し
た不純物を除去する分離装置に関し、より具体的にはそ
の駆動ON−OFFシーケンスに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置、静電記録装置等に於い
て、感光体、絶縁体等の像担持体から画像形成後にクリ
ーナにより除去された現像剤を再利用するに当たって
は、その回収現像剤につき一旦再生処理をする必要があ
る。
【0003】それは、一旦画像形成に供されてクリーナ
に回収された現像剤中には転写紙の紙粉、空気中のゴミ
等の異物、現像剤の凝集体、凝固体が含まれており、そ
のまま現像装置側に戻して再使用すると、それらの夾雑
物の為に現像画像に欠け部やその他の画像欠陥を生じて
画質の低下を招いたり、或いは像担持体に傷を生じさせ
たりする不具合が発生するからである。
【0004】従来、現像剤再生手段としては、網目フィ
ルター(メッシュ)によるものが提案されているが、網
目フィルターに目詰まりを生じさせたり、小さな夾雑物
はそのまま通過したりして回収現像剤を使用する上で実
用上問題があった。特に、小さな夾雑物をも除去するよ
うにフィルターの目を細かくするとフィルターへの回収
現像剤の目詰まりが顕著になり二律背反を生じてしま
う。また、特公平2−11913号に於いては、更に分
離性能を向上させる為に、網目フィルターに沿って磁界
を発生させ磁性現像剤を強制的に吸引搬送し、網目フィ
ルターを通過しなかった夾雑物を回収する回収部を設け
る提案がなされているが、特に回収現像剤の場合は一度
使用されており現像剤が劣化している為、凝集し易くな
っているにも拘らず、夾雑物を強制的にフィルターから
除去する手段を設けていない為、現像剤同士が凝集する
とそこで目詰まりが発生してしまい、現像剤と夾雑物を
完全に分離することができなかった。
【0005】更にその問題点に鑑み、メッシュを介して
上下に磁力発生手段を配置し、下側より回収現像剤を補
給して下側磁力発生手段に付着した磁性現像剤をメッシ
ュを介して上側磁力発生手段へと強制的に搬送して分離
する装置において、メッシュを上下から挟み込んでいる
可撓性シートへ強制的に振動を付与させそれによってメ
ッシュに振動を付与し現像剤の凝集を破壊し、目詰まり
を解消させる装置が提案されている。そして磁力発生手
段の駆動OFFタイミングに比して振動付与手段の駆動
OFFタイミングを遅らせるように制御を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、下側より回収現像剤を補給して下側磁力発生手
段に付着した磁性現像剤を振動付与されたメッシュを介
して上側磁力発生手段へと強制的に搬送して分離する訳
であるが、磁力発生手段の駆動を停止させその時丁度対
向する分離部へ搬送された磁性現像剤は、上下の磁力発
生手段の集中磁界により捕捉されている。
【0007】更に振動付与手段が一定時間作用すると、
分離されるべき磁性現像剤は分離され上側磁力発生手段
へ引きつけられるが、依然として集中磁界が形成されて
いるので磁性現像剤は対向分離部付近に引きつけられた
ままであり、メッシュに接触したままになつているもの
もある。もしこの状態で長時間放置されると回収現像剤
はそのまま凝集してしまいメッシュを目詰まらせてしま
う。一度凝集してしまった回収現像剤は再度振動を付与
されても凝集を破壊する事ができずメッシュの目詰まり
を解消できないという欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
みてなされたものであり、分離装置の駆動源は分離装置
が取り付けられている装置本体より入力するか、もしく
は独立駆動源を持ち、振動付与手段及び磁極位置設定動
作の駆動源は分離装置駆動源とは独立した駆動源を持つ
と共に、駆動ONは全て同時に行い、駆動OFFタイミ
ングは、装置本体駆動、分離装置の駆動が停止した後、
ある一定時間動作させた後で振動付与手段の駆動停止、
及び一方の磁力発生手段の磁極をある設定角度回転退避
を行う事により、分離されるべき磁性現像剤を分離した
後で対向分離部の集中磁界を解消して、メッシュ近傍に
磁性現像剤が存在しないよう構成したものである。
【0009】
【実施例】図1は本発明を適用した画像形成装置を示す
概略本体断面図、図2は分離装置の構成を示す断面図、
図3は分離状態を説明するメッシュ近傍拡大図、図4は
分離装置の側面図、図5及び図6はそれぞれ分離駆動状
態、停止状態の磁極位置を制御する為の駆動系説明図、
図7及び図8はそれぞれ分離部集中磁界解消時の分離装
置断面図、メッシュ近傍拡大図、図9は駆動系の制御タ
イミングを説明する図、図10は制御系を説明する図で
ある。
【0010】1は画像形成部において潜像を形成する像
担持体、2は像担持体1の潜像を現像する現像器、3は
現像器2に新しい現像剤(現像剤は磁性現像剤)を送り
込むホッパー部、4は転写分離帯電器、5は像担持体1
上に残留している現像剤を回収するクリーナー、6は前
露光、7は像担持体1を帯電させる一次帯電器、8は原
稿画像を読みとる光学系で、8aは像担持体1上に潜像
を書き込む露光部、9は原稿を読み取り部へ導く原稿処
理装置、10は画像形成部にシートを給送するシート給
送部、11は搬送台、12は画像形成部で形成されたシ
ートの画像を定着する定着部、13は画像形成を完了し
たシートを排出するシート排出部、15は一度画像形成
されて再度画像形成部に給送されるシートを一旦収納す
る中間トレイ、14は再給紙するシートを中間トレイ1
5に誘導する再給紙シート誘導部、16は中間トレイ1
5に収納されたシートを再度画像形成部に給送するシー
ト再給紙部である。
【0011】次に分離装置について説明する。17は装
置枠体であり、非磁性材(例えば非磁性ステンレス線、
非磁性黄銅線やナイロン繊維など)から成るメッシュ2
0は略水平に配置されており、上下から可撓性シート2
1(例えば薄層ステンレス板など)により挟み込まれて
いる。更に、メッシュ20の上下にはそれぞれ磁力発生
手段を内蔵し回転可能な円筒状スリーブを有する磁力ス
リーブ18、19が配置されている。磁力発生手段とし
ては電磁石やマグネットなどがあるが、構成の簡易性及
びコストの観点からマグネットが優れている。
【0012】また、円筒状スリーブに関しては、樹脂や
ステンレス、アルミ材などがあるが、コスト、耐久性の
観点からアルミ材が優れている。前記磁力スリーブ1
8、19は矢印の方向に図示されていない駆動手段によ
り回転駆動されている。スリーブ同士が対向する分離部
の磁力N19、S18は、N19>S18となるように設定され
ている。
【0013】メッシュ20を保持する支持部材22に取
り付けられた駆動モーター23に連結されたカム24に
よって振動が可撓性シート21に付与され、可撓性シー
ト21を介してメッシュ20に振動が伝えられる。25
はマグネットでメッシュを挟んで対向側には磁性板26
が配置されており、メッシュ20を挟んで集中磁界が形
成されている。
【0014】27、30は搬送スクリューで、搬送スク
リュー27はクリーナーより回収された現像剤を奥側よ
り手前側に搬送し、搬送スクリュー30は現像剤を手前
側から奥側に搬送して装置外へ排出し、その後現像剤は
現像装置(含ホッパー)へ再供給される。28はスリー
ブ18表面の現像剤層厚を規制するドクターブレード、
29はスリーブ19表面から現像剤を掻き取る掻き取り
ブレードである。
【0015】31はスリーブ18上に残留現像剤と共に
残留して付着している非磁性物を回収部32へ掻き落と
す非磁性ブラシで、図示していない駆動系によりスリー
ブ18とカウンター方向に低速で回転駆動されている。
【0016】また磁力スリーブ18の軸端部18aに磁
極固定部材33が連結されており、枠体17に固定され
ている。これに対して磁力スリーブ19の対向部磁極設
定機構としては、磁力スリーブ19の軸端部19aに磁
極固定部材34が連結されており、更に軸35aを中心
に回動するレバー35及びソレノイド38によってソレ
ノイド38がON時に磁極N19が磁極S18に対向する位
置に来る(図2の状態)構成となっている。そしてソレ
ノイド38がOFF時には、コイルバネ36及びソレノ
イド38を枠体17に固定している支板37の位置決め
部37aによって磁力スリーブ19の磁極は回転退避し
た位置(図7の状態)に固定されている。
【0017】次に画像形成装置の動作について説明す
る。図示しないコピー動作ボタンを押すと原稿処理装置
9内の原稿は読み取り部へと導かれ、ついで光学系8に
よって原稿の画像が読みとられ、前露光6によって除電
された像担持体1は一次帯電器7によって所定の電位に
帯電され、ついで露光部8aに於いて潜像が書き込まれ
る。次に像担持体1上の潜像は、現像器2によって現像
される。この時現像器2内に現像剤が足りなくなるとホ
ッパー部3より適宜現像剤が補充される。
【0018】シートpがシート給送部10より画像形成
部に送り込まれると、転写分離帯電器4によって像担持
体1上の現像画像はシートp上に転写され搬送台11に
より定着部12へ送られシート上の画像は定着される。
片面コピーの場合はそのままシート排出部13へと排出
され、両面モード、或いは多重モードの場合は、そのま
ま排出されず、再給紙シート誘導部14によって中間ト
レイ15上に積載・収納され、所定枚数収納されたとこ
ろで、シート再給紙部16によってシートは一枚ずつ分
離、給紙され画像形成部へと再度給送される。そして次
の原稿が原稿交換装置9によりプラテン上に配置される
と二度目の画像が形成され、定着部12で画像が定着さ
れ、次いでシート排出部13へと排出される。
【0019】そして、転写分離帯電器4によってシート
p上に転写されなかった像担持体1上の現像剤はクリー
ナー5によって掻き落とされクリーニングされる。ここ
でクリーニングされた現像剤は前述の分離装置へと、図
示しない搬送機構により搬送される。クリーナー5によ
って掻き落とされた現像剤は、スクリュー27により分
離装置内部へ搬送されてスリーブ18側へ補給される。
ここで現像剤はスリーブ18上に磁力によって付着して
スリーブの回転にともない上方へ搬送され、ドクターブ
レード28によって所定の層厚に規制される。
【0020】次いでスリーブ19と対向する分離部へ送
られた現像剤は、ソレノイド38のON動作によってN
19はS18と対向する位置に設定され、S18からN19へと
伸びる集中磁界により効率的に引きつけられ、分離部の
磁力N19、S18は、N19>S18となるように設定されて
いるので、現像剤はN19により強く引きつけられメッシ
ュ20を介して上方へ引き上げられる。
【0021】しかし、メッシュ20の目は現像剤の粒径
の数倍の隙間を有しているに過ぎず、初期のクリーンな
状態ではスムーズに現像剤はメッシュを通過する事がで
きるが、耐久が進むに従い部分的に凝集した現像剤がメ
ッシュ20の隙間に付着したり、更に、環境湿度が高い
場合などは現像剤の凝集度が一層高くなりメッシュを通
過しなくなるいわゆる目詰まり現象を呈するようにな
る。
【0022】しかしながら本発明においては、駆動モー
ター23に連結されたカム24によって、先ず薄層可撓
性シート21(好適には、厚さ0.05〜0.2mm)
に振動が与えられ、更に可撓性シート21を介してメッ
シュ20に振動が与えられている為、メッシュ20に付
着した現像剤はその振動力によりその凝集を破壊されメ
ッシュ20の目詰まりは解消され、現像剤は容易に分離
される(図3)。
【0023】またメッシュ20を上下から可撓性シート
21により挟み込んでいるので、可撓性シート21は大
変薄層であるにもかかわらず振動による撓みに対しても
充分に復元することができる。よって可撓性シート21
は微動振動してメッシュ20へ振動を伝達することがで
き、メッシュ20を変形させること無く効率的に振動さ
せることができる。また、可撓性シート21は、0.0
5〜0.2mm程度の薄層であるので振動してもその振
動音は大変小さいものであり、外部に騒音を発散するよ
うなことはない。
【0024】またこの時、分離部において磁性現像剤は
磁力によって下方側から上方側へ分離搬送される訳であ
るが、搬送途中で磁力から離れてしまった現像剤は容器
空間内を浮遊してしまうが、上下スリーブ18、19が
配置されている収容室内は閉塞されているので外部に現
像剤が漏れることはない。
【0025】メッシュ20は振動付与部分へ伸びている
ので分離部と振動付与部分との間は空間的に連通してい
る。しかしながら現像剤がこの空間を浮遊して振動付与
部分側へ動いてきたとしても、図2に示したように途中
に配置されているマグネット25と磁性板26とで形成
される集中磁界によって現像剤は捕捉され振動付与部分
へ現像剤が到達することはない。
【0026】また、耐久が進むにつれてこのマグネット
25と磁性板26には現像剤が更に付着していくが、こ
こで付着している現像剤はそれぞれが粒径10μ程度の
粒子であるので、それぞれの粒子の連結状態には柔軟性
がある。よって付着している粒子がメッシュ20に接触
してもメッシュ20の振動を減衰させることはなく、振
動付与手段により付与された振動は効率的に分離部へと
伝達される。
【0027】そして更に分離された現像剤はそれ自体の
重力は小さく、磁力による搬送力の方が充分に大きくな
るような磁力に設定することにより、上方へ容易に運ば
れスリーブ19に付着する。また本実施例では、現像剤
を重力方向下側から上側へ搬送して分離するように設定
しているため、現像剤と分離された非磁性物(異物)は
メッシュの下側に付着しており、メッシュへ付与される
振動によってメッシュへの付着力を失いその重力により
下方にたたき落とされる。それ故効率的に現像剤と異物
を分離でき、また継続的にメッシュの目詰まりを防止で
きる。
【0028】また、分離された現像剤は、更に下流側へ
と搬送され掻き取りブレード29によりスリーブ19か
ら掻き落とされ、スクリュー30によって分離装置外へ
と搬送される。そして分離された現像剤は、図示しない
搬送装置によって現像系へと搬送されて、再度現像に供
される。
【0029】分離部で分離されたたき落とされた異物
は、スリーブ18上に落ちて残留現像剤と共に更に搬送
され、分離部下流側に設定された非磁性ブラシ31によ
って一旦スリーブ表面から剥離される。この非磁性ブラ
シ31は小さい当接圧によりスリーブ18に接触してい
るため、スリーブ18上に弱い力で付着している異物な
どは掻き取ることができるが、分離部で分離しきれず残
留してしまった現像剤は磁力によりスリーブ上に吸着さ
れているため、非磁性ブラシ31によっては掻き落とす
ことができず、更に下流側に搬送されて再度分離の機会
を得ることとなる。よって回収部32には現像剤はほと
んど回収されず、回収部32に貯留されるのは非磁性物
から成る異物が大部分である。
【0030】以上のように、現像剤の凝集を破壊し、メ
ッシュに付着した異物を重力方向にたたき落とすことに
より、常時メッシュ部分の目詰まりを抑制して継続的に
効率的に分離する事ができる。
【0031】ここで上記実施例では、分離装置(スリー
ブ18、19、スクリュー27、30、ブラシ31)、
及びクリーナー5から分離装置へ回収現像剤を搬送する
搬送機構(図示していない)の駆動は同じメインモータ
ー(図示していない)から入力している。
【0032】ここで、各駆動源は図9に示すタイミング
により制御される。よって画像形成装置の動作ボタンが
ONされると制御部によりメインモーターが駆動され、
像担持体1より回収した現像剤は、搬送機構により分離
装置に搬送され分離に供される。この時は、メッシュ2
0の振動駆動モーター23と磁極位置設定用のソレノイ
ドも、制御部によりメインモーターと同期して駆動され
るので、分離部へ供された回収現像剤はすぐに分離され
てスクリュー30により現像系へと搬送される。
【0033】そしてコピー動作が終了すると、制御部か
らの信号によりメインモーターは停止する。そして、そ
の時ちょうど分離部へ搬送された回収現像剤は、スリー
ブの集中磁界により上方側へ引き付けられたままになっ
ている。しかしながら、制御部からの信号によりメッシ
ュ20の振動駆動モーター23は、メインモーター停止
後ある一定時間(α)後に停止するように制御されてい
るので、分離部で上方へ引き付けられた回収現像剤は、
メッシュ20が振動しているので、その凝集を破壊され
メッシュ20の目詰まりは解消され、現像剤は容易に分
離されスリーブ19側へ引き付けられる。
【0034】しかしスリーブ対向部の集中磁界は設定さ
れたままなので、磁性現像剤はメッシュ近傍に引きつけ
られたまま存在している。そこで振動付与モーター23
による分離動作が終了する一定時間(β)経過後ソレノ
イド38をOFFすると、コイルバネ36及びソレノイ
ド38を枠体17に固定している支板37の位置決め部
37aによって、磁力スリーブ19の磁極は回転退避し
た位置(図7の状態)に固定される。
【0035】この状態では図8に示したように、スリー
ブ対向部の集中磁界は解消されており、スリーブ19に
引きつけられた磁性現像剤は、磁極の回転動作によって
スリーブ19上を滑って移動し、メッシュ下方側の磁性
現像剤はスリーブ18の磁力によって下方側へと引きつ
けられる。またこの時、メッシュ20は依然として振動
しているのでこの動作はより効率的に行われる。
【0036】よって本体が停止しても、メッシュ20の
分離部分には回収現像剤が存在しない為、長時間装置を
放置していても現像剤の凝集によってメッシュ20が目
詰まりを呈する事はない。
【0037】本実施例では、磁極設定用ソレノイド及び
振動付与手段モーターの駆動OFFタイミングをα>β
としているが、本発明の主旨はこの関係に限定されるも
のではなく、ある一定時間振動付与手段が動作して、分
離対向部に搬送された磁性現像剤が分離された後に磁極
設定用ソレノイドがOFFされ、分離対向部の集中磁界
が解消される事にある。よって上記条件を満たしていれ
ばα<βとなっても同様の効果を得られるものである。
【0038】また上記実施例では、本体メインモーター
から分離装置の駆動を入力していたが、本発明の主旨は
上記実施例に限定されるものではなく、例えば各駆動源
を制御し、分離装置駆動用モーター、振動付与モータ
ー、ソレノイドの駆動ONタイミングを本体駆動メイン
モーターと同期させ、像担持体から回収した現像剤は搬
送されると共に分離する(メッシュに現像剤が滞留する
事を抑制する)。
【0039】そして画像形成終了後は、分離装置の駆動
はメインモーターと同時に停止させ、その後ある一定時
間(α)メッシュに振動を付与し分離部にある現像剤を
分離し、一定時間(β)経過後ソレノイドをOFFさせ
る事によりスリーブ対向部の集中磁界を解消してメッシ
ュ近傍に磁性現像剤が滞留する事をなくし、たとえ長時
間装置を停止していても現像剤の凝集によりメッシュが
目詰まりする事を抑制する事にある。
【0040】また上記実施例では、駆動ONを同時に行
っているが必ずしもその必要はなく、好適には、振動付
与手段駆動、磁極位置設定駆動、分離装置及び本体駆動
をONするのが望ましいが、多少それぞれ駆動ONタイ
ミングにずれが生じたとしても、全てが動作すればすぐ
に磁性現像剤は分離されるので大きな問題とはならな
い。長期間放置する間に分離メッシュ近傍に磁性現像剤
が滞留して付着するのを抑制する事が重要なのである。
【0041】また、上記実施例では特に画像形成装置に
ついて説明してきたが、本発明の主旨は画像形成装置に
限定されるものではなく、磁性粉体から異物を除去する
装置等へも適用されるものである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分離装置の駆動源は分離装置が取り付けられている装置
本体より入力するか、もしくは独立駆動源を持ち、振動
付与手段及び分離部磁極対向設定動作の駆動源は、分離
装置駆動源とは独立した駆動源を持つと共に、駆動ON
は全て同時に行う。それにより分離に供される磁性粉体
は、搬送されると共にすぐに分離される。そして駆動O
FFタイミングは、装置本体駆動、分離装置の駆動を停
止し、その後ある一定時間振動付与手段の駆動を動作さ
せ磁性現像剤を分離した後に、分離部磁極対向設定動作
の駆動、及び振動付与手段の駆動をOFFさせ対向部の
集中磁界を解消する事によって、メッシュ近傍に磁性現
像剤が滞留する事がない。よってたとえ装置を長時間放
置しても、現像剤の凝集によりメッシュが目詰まりする
事はなく、分離性能を維持させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の一実施例を示
す概略本体断面図、
【図2】本発明による一実施例の分離装置の構成を示す
断面図、
【図3】分離状態を説明するメッシュ近傍拡大図、
【図4】本発明による一実施例の分離装置の側面図、
【図5】本発明による分離装置の分離駆動状態にある、
磁極位置を制御する為の駆動系説明図、
【図6】本発明による分離装置の停止状態にある、磁極
位置を制御する為の駆動系説明図、
【図7】本発明による分離装置の集中磁界解消時の全体
断面図、
【図8】本発明による分離装置の集中磁界解消時のメッ
シュ近傍拡大図、
【図9】本発明による分離装置の駆動系の制御タイミン
グを説明する図、
【図10】制御系を説明する図。
【符号の説明】
2…現像器 5…クリーナー 18、19…内部にマグネットを内蔵したスリーブ 20…メッシュ 21…可撓性シー
ト 23…振動付与モーター 24…振動カム 33、34…磁極固定部材 35…回動レバー 36…コイルバネ 37a…位置決め
部 38…ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動付与手段により振動を付与された網
    目フィルター(メッシュ)を介して対向的に磁力発生手
    段を配置し、一方の磁力発生手段に補給された磁性粉体
    をもう一方の磁力発生手段へと吸引して磁性粉体から異
    物を除去する分離装置において、振動付与手段の駆動源
    及び一方の磁力発生手段の分離部磁極を対向位置に設定
    する動作の駆動源は分離装置駆動源とは独立した駆動源
    とすると共に、分離装置が取り付けられている装置本体
    の駆動、分離装置の駆動、振動付与手段の駆動、及び磁
    極設定動作の駆動のOFFタイミングは、装置本体駆
    動、分離装置の駆動を停止した後、振動付与手段の駆動
    を一定時間動作させその後に磁極設定動作の駆動及び振
    動付与手段の駆動を停止させるよう構成した事を特徴と
    した分離装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000601A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Ricoh Co Ltd 磁選機及び該磁選機により磁選された電子写真用キャリア
CN111014013A (zh) * 2019-12-16 2020-04-17 安徽海豚生物科技有限公司 一种复合肥防结块剂生产用颗粒筛选装置

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