JP3126473B2 - コンピュータシステムの立ち上げ方法 - Google Patents

コンピュータシステムの立ち上げ方法

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JP3126473B2 JP04065666A JP6566692A JP3126473B2 JP 3126473 B2 JP3126473 B2 JP 3126473B2 JP 04065666 A JP04065666 A JP 04065666A JP 6566692 A JP6566692 A JP 6566692A JP 3126473 B2 JP3126473 B2 JP 3126473B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンピュータシステム
の立ち上げ方法に関し、特に立ち上げ時の診断処理の高
速化を実現するための立ち上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、汎用コンピュータシステムにお
いては、サービスプロセッサ(SVP;Service Pro
cessor)と称されるコンピュータサブシステムが設けら
れている。このサービスプロセッサは、内蔵されたマイ
クロプログラムによって、高信頼性(RAS)に関する
各種機能や、電源投入、リセット、イニシャルプログラ
ムロードなどのシステム運用のための機能を提供する。
【0003】このサービスプロセッサを用いた従来のコ
ンピュータシステムの構成を図7に示す。図示のよう
に、このコンピュータシステムは、各種命令の実行・演
算を行いデータ処理系装置を成すCPU11と、システ
ムの診断・障害を司るサービスプロセッサ(SVP)1
2と、外部記憶装置13とから構成されている。
【0004】このコンピュータシステムの立ち上げ時に
は、次のような動作が実行される。まず、SVP12
は、SVP12を動作させるためのIPLルーチンの実
行によって、そのSVP12本来の処理ルーチンが含ま
れるマイクロムプログラム等(以下、SVP−FWと称
する)を外部記憶装置13からロード後、SVP12内
の自己診断を実行する。
【0005】正常終了の場合には、SVP12は、SV
P−FWの実行によって、CPU11の命令を動作させ
るためのマイクロコード群(以下、CPU−FWと称す
る)を外部記憶装置13からCPU11にロードする。
ロード終了後、SVP12は、CPU11が正しく動作
しているか否かを調べるためにCPU11の自己診断を
起動して、正常終了した場合にはCPU11の命令の実
行が可能になる。
【0006】このように、従来では、立ち上げ処理時の
シーケンスは、SVP−FWのロード、SVP12の自
己診断、CPU−FWのロード、CPU11の自己診断
といったシリアルな手順で行われていた。
【0007】自己診断において、処理時間の大半はCP
U11等によって行われる主メモリの自己診断である。
主メモリの自己診断の処理時間は、メモリの搭載容量に
比例して処理時間がかかる。現在のコンピュータシステ
ムのメモリ構成は、日々増大傾向にある。
【0008】このため、CPU11とSVP12の自己
診断がシリアルに実行される従来の立ち上げ処理のシー
ケンスでは、自己診断に要する時間によって、システム
の起動までに非常に多くの時間が必要となる欠点があっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来では、コンピュー
タシステム内の複数装置の自己診断機能がシリアルに実
行されており、システムの起動に多くの時間を要する欠
点があった。
【0010】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、本体系装置の自己診断とサービスプロセッサの
自己診断を並列動作できるようにして、システム立ち上
げ処理の高速化を実現することができる立ち上げ方法
提供することを目的とする。
【0011】この発明は、サービスプロセッサとこのサ
ービスプロセッサによって監視および制御されるデータ
処理系装置とを有するコンピュータシステムの立ち上げ
方法において、前記サービスプロセッサは、イニシャル
プログラムロードのルーチンに含まれている前記データ
処理系装置の自己診断機能を起動し、この起動後、自プ
ロセッサの自己診断を実行し、自プロセッサの自己診断
終了時に前記データ処理系装置の自己診断機能の終了の
有無を判断し、終了時には前記データ処理系装置を再起
動してデータ処理のためのシステム運用を開始させるこ
とを特徴する。
【0012】このコンピュータシステムの立ち上げ方法
においては、サービスプロセッサのイニシャルプログラ
ムロードのルーチン内にデータ処理系装置の自己診断ル
ーチンが内包されており、このイニシャルプログラムロ
ードの実行開始によって、サービスプロセッサはデータ
処理系装置の自己診断を起動し、データ処理系装置は自
己診断を実行する。そして、サービスプロセッサは、デ
ータ処理系装置の自己診断を起動後、自身の自己診断を
行う。これにより、本体系装置の自己診断処理とサービ
スプロセッサの自己診断処理とが実質的に並行に実行さ
れるので、コンピュータシステムの自己診断処理に要す
る時間が短縮され、システム立ち上げ処理の高速化を実
現することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0014】図1にはこの発明の一実施例に係わるコン
ピュータシステムの構成が示されている。このコンピュ
ータシステムは、データ処理系装置を成すCPU21
と、CPU21の監視および制御を初めシステム診断・
障害を司るサービスプロセッサ(SVP)22と、外部
記憶装置13とから構成されている。
【0015】CPU21は、システムの命令の実行を行
うものであり、サービスプロセッサ(SVP)22を経
由してその自己診断やシステム運用に必要な各種マイク
ロコード群(CPU−FW)を受け取る。
【0016】サービスプロセッサ(SVP)22は、C
PU21に対してCPU−FWをロードしたり、障害を
検出する機能を持つ。このサービスプロセッサ(SV
P)22のイニシャルプログラムロード(IPL)ルー
チン221は、CPU21の自己診断ルーチンを内包し
ており、CPU21に対してCPU−FWを転送する機
能を持つ。
【0017】外部記憶装置23は、前述のCPU−FW
やサービスプロセッサ(SVP)22の自己診断に必要
なSVP−FW、OS、さらには各種アプリケーション
などを格納するものである。24はバスであり、このバ
ス24を通して各種FW等のロードが実行される。
【0018】図2には、サービスプロセッサ(SVP)
22の内部ROMに格納されているイニシャルプログラ
ムロード(IPL)ルーチン221の構成の一例が示さ
れている。
【0019】図示のように、イニシャルプログラムロー
ド(IPL)ルーチン221には、CPU21の自己診
断ルーチンが含まれている。このCPU21の自己診断
ルーチンは、CPU−FWを外部記憶装置23からロー
ドする機能(ステップS11)と、CPU21に対して
自己診断を起動指示する機能(ステップS12)とから
構成されている。
【0020】また、このイニシャルプログラムロード
(IPL)ルーチン221には、サービスプロセッサ
(SVP)22の自己診断を行うために必要なSVP−
FWを外部記憶装置23からロードする機能(ステップ
S13)が含まれている。次に、図3のフローチャート
を参照して、システム立ち上げ時の診断開始に関する動
作手順を説明する。
【0021】図3に示されているように、診断開始時に
おいては、まず、サービスプロセッサ(SVP)22
は、イニシャルプログラムロード(IPL)ルーチン2
21の実行によって、CPU21の自己診断に必要なC
PU−FWをCPU21の内部RAMにロードする(ス
テップS21)。ついで、サービスプロセッサ(SV
P)22は、CPU21に対して自己診断処理の起動指
示を行う(ステップS22)。このステップS21、S
22の処理は、図2で説明したCPU自己診断ルーチン
のステップS11、S12に対応するものであり、イニ
シャルプログラムロード(IPL)ルーチン221の実
行によって、行われるものである。
【0022】この後、CPU21は、サービスプロセッ
サ(SVP)22からの起動指示に応答して、自己診断
を開始する(ステップS22)。このCPU21の起動
指示後、サービスプロセッサ(SVP)22は自身の自
己診断に必要なSVP−FWを外部記憶装置23からロ
ード(ステップS24)し、自己診断を開始する(ステ
ップS25)。
【0023】これにより、CPU21とサービスプロセ
ッサ(SVP)22の自己診断は並列化され、従来の直
列化された自己診断よりも、大幅な診断時間の短縮が図
れる。
【0024】次に、各診断の終了手順を示すが、これ
は、各デバイス自己診断の終了時間がまちまちのため、
サービスプロセッサ(SVP)22による各デバイスの
終了監視が必要になるためである。この場合、CPU2
1の診断終了時の動作シーケンスは図4のフローチャー
トのようになる。
【0025】すなわち、CPU21は、SVP12によ
って起動された自身の自己診断ルーチンが終了したら
(ステップS31)、終了ステータスをサービスプロセ
ッサ(SVP)22に通知する(ステップS32)。こ
の後、CPU21は、ホールド状態を保ち割り込み起動
を待つようになる(ステップS33,S34)。
【0026】そして、サービスプロセッサ(SVP)2
2からの割り込みがあると、CPU21は再起動され、
サービスプロセッサ(SVP)22からロードされるデ
ータ処理用のマイクロプログラムに従って命令処理のた
めの運用が開始される(ステップS35)。また、サー
ビスプロセッサ(SVP)22の診断終了時の動作シー
ケンスは図4のフローチャートのようになる。
【0027】サービスプロセッサ(SVP)22は、自
身のSVP−FWのロード、自己診断を終了したら(ス
テップS41)、CPU21の終了ステータスを内部レ
ジスタ等から読み出し(ステップS42)、CPU21
の自己診断が終了しているか否かを判断する(ステップ
S43)。
【0028】CPU21の自己診断が終了していたら、
サービスプロセッサ(SVP)22は、命令用等の各種
運用のためのマイクロプログラムを外部記憶装置23か
らロードし、これによってCPU21に対して割り込み
を発生させて、CPU21を起動する。もし、CPU2
1の終了ステータスが終了していなかったら、CPU2
1の自己診断が終了するまで待つ。このようなシーケン
スに従って、CPU21とサービスプロセッサ(SV
P)22の自己診断の並列化、運用FWのロードが図ら
れ、立ち上げが行われる。
【0029】この自己診断の並列化の様子を図6に示
す。この図6から分かるように、このコンピュータシス
テムの立ち上げ処理においては、CPU−FWのロード
に要する時間を除くと、実質的にCPU21の自己診断
とサービスプロセッサ(SVP)22の自己診断が並列
に実行される。
【0030】以上のように、この実施例においては、サ
ービスプロセッサ(SVP)22のイニシャルプログラ
ムロード(IPL)のルーチン221内にCPU21の
自己診断ルーチンが内包されており、このイニシャルプ
ログラムロードルーチン221の実行開始によって、サ
ービスプロセッサ(SVP)22はCPU21の自己診
断を起動し、CPU21自信は自己診断を実行する。そ
して、サービスプロセッサ(SVP)22は、CPU2
1の自己診断を起動後、自身の自己診断を行う。これに
より、CPU21の自己診断処理とサービスプロセッサ
(SVP)22の自己診断処理とが実質的に並行に実行
されるので、コンピュータシステムの自己診断処理に要
する時間が短縮され、システム立ち上げ処理の高速化を
実現することが可能となる。
【0031】なお、ここでは、CPU21とSVP22
の組み合わせの例だけを説明したが、SVP22の監視
を複数にすれば、同様のシーケンスで、本体系装置を成
す複数のデバイスの自己診断とSVP22の自己診断と
の並列化を図ることも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、本体
系装置の自己診断とサービスプロセッサの自己診断を並
列動作できるようになり、システム立ち上げ処理の高速
化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わるシステム構成を示
すブロック図。
【図2】同実施例におけるIPLルーチンの構成の一例
を示す図。
【図3】同実施例におけるシステム立ち上げ時の診断開
始手順を説明するフローチャート。
【図4】同実施例におけるCPUの診断終了手順を説明
するフローチャート。
【図5】同実施例におけるサービスプロセッサの診断終
了手順を説明するフローチャート。
【図6】同実施例におけるCPUとサービスプロセッサ
の自己診断処理の並列動作の様子を示す図。
【図7】従来のシステム構成を示すブロック図。
【図8】図7の従来のシステムにおけるCPUとサービ
スプロセッサの自己診断処理の動作の様子を示す図。
【符号の説明】
21…CPU、22…サービスプロセッサ、23…外部
記憶装置、24…バス、221…IPLルーチン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスプロセッサとこのサービスプロ
    セッサによって監視および制御されるデータ処理系装置
    とを有するコンピュータシステムの立ち上げ方法におい
    て、 前記サービスプロセッサは、イニシャルプログラムロー
    ドのルーチンに含まれている前記データ処理系装置の
    己診断機能を起動し、 この起動後、 自プロセッサの自己診断を実行し、 自プロセッサの自己診断終了時に前記データ処理系装置
    の自己診断機能の終了の有無を判断し、 終了時には前記データ処理系装置を再起動してデータ処
    理のためのシステム運用を開始させることを特徴する
    ンピュータシステムの立ち上げ方法。
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