JP3121183U - 粉粒体のブリッジを解消する装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイロ型の粉粒体貯槽において発生するブリッジを解消する装置であって、構造が簡単で、したがって容易に、かつ低コストで提供でき、確実にブリッジを解消することができ、かつ、保守が容易であるものを提供する。
【解決手段】サイロ型の粉粒体貯槽の底部の傾斜した壁にソケット(4)を設け、ソケットを貫いて貯槽内部に対して前進後退可能なエア吹き込み用のパイプ(5)を気密に配置する。パイプの先端にはパイプの軸に対して横方向に開口するエア噴出口(51)を設け、パイプの基部はバルブ(6)を介して圧縮空気源に接続し、かつ、パイプをその軸に沿って出入させるとともに、軸を中心に回転可能にするハンドル(52)を設ける。
【選択図】 図2

Description

本考案は、粉粒体を貯蔵する容器または供給するための通路におけるブリッジやラットホールの発生に備え、それらが引き起こす排出不良トラブルを、容易に解消することができるようにした機構に関する。本考案の装置は、サイロ型の粉粒体貯槽に適用したときに、もっともよくその効果を発揮するので、以下、そのような場合を代表例として説明する。
種々の無機質の粉粒体たとえば消石灰やセメント、あるいは有機質の粉粒体たとえば小麦粉などを貯蔵する貯槽は、蓋を有する円筒状の本体の下方から逆円錐形の底部が延び、その下にロータリーバルブやスクリューコンベアを備えた排出口をもつ構造が一般的である。この種のサイロ型粉粒体貯槽は、しばしばブリッジやラットホールの発生により排出不良トラブルが生じるから、その対策もまた、種々考案され、開示されている。
ひとつのタイプは、多孔性の部品を使用するものであって、たとえば、貯槽下部の内壁面に多孔質素材を柔軟性にとりつけ、この多孔質素材と内壁面との間の空気を加圧したり減圧したりして、多孔質素材を振動させることで粉粒体の流動性を高めるという手法である(特許文献1)。それと同様のことを、通気性可撓布を用いて行なう試みもある(特許文献2)。気体噴出用の多孔体をノズルの先端に取り付けたものを、逆円錐形部分に分散配置した粉粒体タンクも提案されている(特許文献3)。
いまひとつのタイプは、空気を吹き出すスリットを設けるものであって、代表的な例は、逆円錐形の底部に、下方に向かって開口する多数のスリットを切った空気吹出し板を設け、下向きに空気を吹き出させることにより、ブリッジを防止するという機構である(特許文献4)。
さらに別のタイプは、ノズルから気体を噴出させて粉粒体のブリッジを破壊し、または防止するというものであって、この考えの最も基本的な態様は、排出口の真上から気体を吹き付けるというものである(特許文献5)。一方、気体噴出立体ノズルから気体を噴出させてノズルを自転させ、それによってブリッジを破壊するという装置も提案されている(特許文献6,7)。さらに、水平方向に気体を噴出するノズルを、排出口の真上で、水平に回転させたり、上下動させたりして、気体が噴出する範囲を広くする構造のものも開示されている(特許文献8)。
特開平08−002629 特開2000−255680 特開平08−207987 特開平10−167380 特開2000−142989 特開平10−310256 特開平11−268792 特開平11−165792
上述したさまざまなブリッジ対策は、構造が複雑であったり、その割には効果がいまひとつ確実に得られなかったり、あるいは保守が面倒であったりして、決定的なものがない。もっと簡単な構造であって、したがって容易に、かつ低コストで提供でき、確実にブリッジを解消することができ、かつ、保守がまったく容易にできるような、サイロ型粉粒体貯槽のブリッジを解消する機構に対する要望は、このようなわけで、依然として強い。本考案の目的は、このような要望に対する一つの解決策を提供することにある。
本考案の、粉粒体を貯蔵する容器または供給するための通路におけるブリッジを解消する装置は、サイロ型の粉粒体貯槽を例にとれば、図1に全体を示し、図2に主要部の詳細を示すように、蓋を有する円筒状の本体(1)と、それから下方に延び、底部に粉体の排出口(3)を有する逆円錐形の底部(2)とからなるサイロ型の粉粒体貯槽に対し、底部の傾斜した壁にソケット(4)を設け、ソケットを貫いて貯槽内部に対して前進後退可能なエア吹き込み用のパイプ(5)を気密に配置し、パイプの先端にはパイプの軸に対して横方向に開口するエア噴出口(51)を設け、パイプの基部はバルブ(6)を介して圧縮空気源(図示してない)に接続し、かつ、パイプをその軸に沿って出入させるとともに、軸を中心に回転可能にするハンドル(52)を設けてなる装置である。
粉粒体貯槽の内部でブリッジが発生したときは、上記のパイプ(5)の基部にあるバルブ(6)を開いて圧縮空気を供給し、パイプ先端のエア噴出口(51)から空気を噴出させると、噴出した空気の衝撃により粉粒体のブリッジが破壊され、解消するから、排出トラブルはなくなる。この操作に当たって、ハンドル(52)をもってパイプを貯槽の内部に向けて前進させ、または後退させ、さらに軸を中心に回転させることにより、ひとつのエア噴出口から、貯槽の底部において広い範囲の空間領域にわたり、かつ、360度の方向に向けて空気を噴出することができるから、どこにどのようなブリッジが形成されても、それを容易に破壊することができる。
本考案の装置は、使用しないときは、エア噴出口が開口する方向を下に向けておくことにより、パイプ内に粉粒体が侵入してパイプを閉塞するおそれをなくすことができる。それでも閉塞などのトラブルが生じることもあるし、パイプ内部を清掃したいこともあるので、その場合はパイプを抜き出して、貯槽の外部でメンテナンス作業を行なうことができる。この装置は、構造が簡単であって粉粒体貯槽の内部に加工をしなくても構成できるから、既存の粉粒体貯槽にあとから取り付けることも可能である。
粉粒体貯槽の底部の壁面に対してパイプ(5)を気密に配置するには、図2に示したように、ソケット(4)にネジを切っておき、これと噛み合うネジを切ったニップル(7)の組で適宜のパッキン(8)を締め付け、その状態でソケットに固定し、そこへパイプ(5)を通すという構成を採用するとよい。
本考案の装置で配置するパイプの数は任意であり、粉粒体貯槽のサイズ、底部の逆円錐形部分の形状、収容する粉粒体の種類によるブリッジの発生しやすさなどの因子を考慮して本数を決定すればよい。比較的小型の貯槽に対しては、パイプを配置するソケットを、底部壁面の一箇所だけに設けたもので足りる。この場合は、パイプの長さを、パイプが最も前進したときに、その先端が粉粒体貯槽の反対側の壁の近くまで達することができる程度にして、1本のパイプで底部の全領域をカバーする。
大型の貯槽に対しては、パイプを配置するソケットを、底部壁面の対称の位置に複数箇所、たとえば120度の間隔で3箇所、または90度の間隔で4箇所設ける。この場合のパイプの長さは、パイプが最も前進したときに、その先端が粉粒体貯槽のほぼ中央に達する長さとすれば、貯槽内のすべての領域をカバーすることができる。
ソケットを設ける位置は、前記のように、排出口から上方に向かって、排出口の口径のほぼ3倍以上の位置にすることが推奨される。その程度の距離を置くことが、ブリッジが発生しやすい位置に近く、かつ、形成されたブリッジの破壊に効果的な空気の噴出を行なうことができることが、経験的に知られている。必要であれば、パイプを上下方向に2段または3段に配置する。
パイプが貯槽内部に対して前進後退する方向は、図示した例ではほぼ水平方向であって、これが代表的な態様であるが、これに限られない。たとえば、貯槽底部の傾斜した壁に対して垂直にすれば、パイプの前進後退が貯槽内部で斜め上方に向かう方向となるが、それでもよい。この態様は、貯槽底部へのソケットの取り付けが容易であるという利点を有する。
本考案の装置は、上の説明から明らかなように、手動で操作するように設置することが得策である。もちろん自動的に作動するように設置することもできるが、粉粒体のブリッジが形成されやすいのは排出開始時など、おおよそ決まっているから、そのときだけ操作すればよい。手動にするいまひとつの意味は、ブリッジの破壊を意図して空気の噴出を行なったとき、噴出の方向が空洞部分であると「手応え」がないが、ブリッジに当たると、その反動でパイプに振動が感じられる。このようにして、噴出口の位置と方向とをさまざまに手動で変化させることにより、効果的なブリッジの解消が実現する。
以上、本考案のブリッジを解消する装置を、その代表的な適用例であるサイロ型の粉粒体貯槽を例にとって説明したが、この装置は、それに限らず、粉粒体を供給するための通路であって、ほぼ垂直に配置され、その内部を粉粒体が自重により通過して行く構造の通路に対しても適用可能である。
本考案のブリッジを解消する装置を備えた粉粒体貯槽の、全体構造を示す縦断面図。 図1の装置の主要部について、詳細を示す縦断面図。
符号の説明
1 円筒状の本体 2 逆円錐形の底部
3 排出口 4 ソケット
5 エア吹き込み用のパイプ
51 エア噴出口 52 ハンドル
6 バルブ 7 ニップル
8 パッキン

Claims (6)

  1. 粉粒体を貯蔵する容器または供給するための通路に対し、外部からその壁にソケットを設け、ソケットを貫いて容器または通路の内部に対し前進後退可能なエア吹き込み用のパイプを気密に配置し、パイプの先端にはパイプの軸に対して横方向に開口するエア噴出口を設け、パイプの基部はバルブを介して圧縮空気源に接続し、かつ、パイプをその軸に沿って出入させるとともに、軸を中心に回転可能にするハンドルを設けてなる、粉粒体のブリッジを解消するための装置。
  2. 粉粒体を貯蔵する容器が、蓋を有する円筒状の本体(1)と、それから下方に延び、底部に粉体の排出口(3)を有する逆円錐形の底部(2)とからなるサイロ型の貯槽であって、底部の傾斜した壁にソケット(4)を設け、ソケットを貫いて貯槽内部に対し前進後退可能なエア吹き込み用のパイプ(5)を気密に配置し、パイプの先端にはパイプの軸に対して横方向に開口するエア噴出口(51)を設け、パイプの基部はバルブ(6)を介して圧縮空気源に接続し、かつ、パイプをその軸に沿って出入させるとともに、軸を中心に回転可能にするハンドル(52)を設けてなる、粉粒体貯槽における粉粒体のブリッジを解消する装置。
  3. ソケット(4)を設ける位置を、排出口から上方に向かって、排出口の口径のほぼ3倍以上の位置にした請求項2の装置。
  4. ソケット(4)に切ったネジと噛み合うニップル(7)でパッキン(8)を締め付けることによってパイプ(5)を気密に配置した請求項1または2の装置。
  5. パイプが、パイプが最も前進したときに、その先端が粉粒体を貯蔵する容器または供給するための通路の、反対側の壁の近くまで達することができる長さであり、パイプを配置するソケットを、外部の一箇所に設けた請求項1または2の装置。
  6. パイプが、パイプが最も前進したときに、その先端が粉粒体を貯蔵する容器または供給するための通路のほぼ中央に達する長さであり、パイプを配置するソケットを、外部の対称の位置に複数箇所設けた請求項1または2の装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2970185A1 (fr) * 2011-01-07 2012-07-13 Walter Lejeune Procede de fluidification ou decolmatage, en vue de la vidange d'une cuve de reacteur
CN108726024A (zh) * 2018-07-12 2018-11-02 安徽固维特材料科技有限公司 一种基于喷气扰动的固化剂生产***

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