JPS5839735B2 - クウアツサドウノホツパ− - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は原材料を供給するためのホッパー、特に空気
圧を利用して作動されるタイプのホッパーに関する。

実質的に完全なりローズドシステムにおいて経済的に見
合う方法で種々な原材料を搬送することが可能であるた
め、および電気的な制御システムが使用されたときにし
はしはおこる静電帯荷もしくは電気的な放電を機械的に
誘引することによる爆発もしくは火災の危険を最小にす
る必要のある場所においても搬送が可能であるため、種
々な原材料のための空圧的搬送手段が原材料を取扱う分
野において広範囲に応用されてきている。

このような空圧作動のシステムの必須部材としてホッパ
ーおよび／もしくはフィーダが通常指摘できる。

この種のホッパーおよび／もしくはフィーダは、中央供
給源もしくは個々のエアーコンプレッサからの高圧空気
によって作動される空圧作動の真空発生装置に生じた真
空を利用して送られる原材料の消費地点もしくは供給地
点に、離間された保存源から当該ホッパーおよび／もし
くはフィダーを介して原材料を搬送するように形成され
ており、特に有効な真空発生装置としてはベンチュリー
管を介する高圧空気の流れによって実質的な真空圧を発
生するベンチューり型パワーユニットを利用することが
できる。

広範囲の原材料の搬送および供給のために利用されてい
る従来のホッパーは直立した円筒状の本体を通常具備し
、この本体は、そこから下方にのびて種々な放出弁機構
によって作動される非常に小さな放出部分で終っている
反転円錐形の下方部分を備えて作られている。

そしてこのようなホッパーは空圧作動のシステムを含め
て多くのタイプのシステムに使用されている。

従来の形状のホッパーでも多くの原材料の搬送・供給の
ためには十分に満足できるものではあるが、放出弁に通
じるホッパーの円錐部分にブリッジを形成しやすいある
種の原材料においてはしばしば重大な問題に遭遇するこ
とがある。

例えばびんのふた、コルク、湿ったもしくは湿り易い原
材料その他のこれに類するもののように扱いにくい原材
料は公知の円錐形ホッパーにおいてブリッジを形成する
という問題をほぼいつも生じ、これによってかなりのロ
スタイムを発生させかつ搬送される原材料の少な（とも
一部がロスする可能性があるという欠点がある。

外部の振動機構を使用すれば、このブリッジに関する問
題をある程度まで緩和することができるがこのような振
動機構を配設したとしても、搬送される原材料の種類に
応じて制限される円錐状ホバーの形態によって生じるブ
リッジ問題を完全に解決することにはならない。

ホッパー内蔵物の機械的なか（乱機構をも利用すること
ができるが機構的に複雑かつ高価なものとなる欠点を有
している。

ブリッジに関する同様な問題は、乾燥した埃の多い原材
料の処理時において発生し、特に、正確に配分される必
要のある、乾燥した埃の多い原材料の処理、及び密もし
くはかさばり且つ非常に埃の多い原材料の処理に際して
発生する。

このような原材料が空圧的に搬送される場合、従来の広
口の円錐ホッパーは、放出部における円錐形状に基づく
固有の制限を有しているので、この制限を防止するため
に更に構造の複雑さを増すという欠点を有している。

尚、まっすぐな壁部を備えた管形ホッパーを用いたとし
ても、真空システムから塵埃を効果的に遮蔽するための
、適切な容量を導入するに足りる十分な面積を提供する
ことはできていない。

この発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、こ
の発明の目的は、上述した欠点を排除した空圧作動のホ
ッパーを提供することである。

当該分野の上記のような欠点は、注入口から放出弁まで
本質的にのびている実質的にまっすぐな壁部を備えた管
形本体を持つ空圧作動のホッパーおよび／もしくはフィ
ーダを設け、放出弁を管形本体の下方端の全直径を実質
的に横切ってのびるようになすことによって克服するこ
とができる。

従ってこの発明によるホッパーは従来のホッパー内でブ
リッジを形成し易いホッパーを介する原材料の流れに伺
んらの抵抗をも生じさせない。

そのため空圧的手段によって搬送可能な取扱いにくい原
材料および他の原材料はホッパー内に導入されてそこに
保持され、ホッパー内部にブリッジを形成する心配もな
く供給位置まで輸送されうる。

ホッパーの適切な大きさ、即ち特にその深さに関するメ
インの円筒状本体の直径はその本体に連結されている真
空発生装置の容量、原材料の送り速度および単位時間当
りのホッパーの定期的な原材料放出量を含む多数の要因
によって決定される。

これらの要因は円筒状本体の深さおよびそこに送り込ま
れる原材料のための注入口の直径とともに円筒状本体の
適切な直径に影響を及ぼしている。

また放出口は管形本体の少なくとも実質的に全内径を占
めて形成されるが、管形本体と斜めに接して終るように
することにより楕円状にして放出面積を大きくすれば好
ましい。

当該産業分野での応用の実際において円筒状ホッパ一本
体の大きさが制限されている場所では、搬送手段によっ
て搬送されている原材料が乾燥した埃の多いものならば
更に多くの問題に遭遇する。

例えば真空圧もしくは空圧作動のホッパーは真空源およ
びホッパーへの原材料供給材の間に配設されて真空圧お
よび／もしくは空圧のシステム内への塵芥の混入を防止
するフィルタ一手段を通常具備している。

そのため非常に埃の多い原材料を取扱っている場合には
、比較的小さな管形ホッパーの小さなフィルター容積は
完全なフィルター効果を生じえないという欠点を有して
いる。

従ってこのような場合に対応できるように、この発明に
よればホッパーの頂部は塵芥を除去するための非常に大
きなフィルター領域をホッパーの上部内方に設定するの
に役立つ張出土部（実質的に反転円錐台形状をした上部
）を備えている。

このようにすれば、この発明は広範囲に利用されている
公知のホッパーのもつ欠点を除去しながらそのホッパー
の大きなフィルター容積に比較的小さなまっすぐの壁部
を備えた管形ホッパーの持つ相対的な利点を結合させる
ことができる。

以下図面を参照しながらこの発明の一実施例について詳
細に説明する。

第１図に示すように、符号１はホッパーの上方領域から
底部にのびているほぼ円筒状のまっすぐな壁部を備えた
管形本体を示している。

管形本体１の適切な直径として約３０．５ｃｒ／Ｌ（約
１２インチ）であることが好ましく、その有効深さはそ
こに内蔵される原材料の値に応じて１５２．４ｃｒｒＬ
（５フイート）もしくはそれ以上とすることができる。

管形本体１の頂には反転円錐台形状つまり上方かつ外方
にフレアーした張出土部８が配設されており、この張出
土部８は原材料供給管３を介してホッパーの上方部分に
搬入される原材料から塵芥を除去するように付加的な容
積を設けている。

この供給管３は直径約１０．１６ｃｒ／Ｌ（４インチ）
位であることが好ましい。

管形本体１および張出土部８の適切な直径は所望のフィ
ルター容積に応じて変えることができるが張出土部８の
頂の直径は本体１の直径の２倍位であることが好ましい
。

張出土部８の頂の直径が６１ｃｒｒＬ（２４インチ）位
であるとき管形本体の直径が１２インチ位であれば特に
好ましい結果が得られる。

張出土部８の深さは後述するようなフィルタ一手段をこ
の部分が収容しうるような太きさとされる。

更に加えて張出上部８の張出角度は最もよい結果を得る
ために水平線に対して４５°から６０°の間で変えるこ
とができる。

供給管３はホッパーの環形本体１に直接取付けることが
できるが、第１図に示すようにフレーム７によってしっ
かりと固定されかつ弾性管５によってホッパー１より離
間して配設することができる。

この弾性管５は、ホッパーに内蔵された原材料の重量に
応じて原材料を放出するための自動操作の放出制御手段
をホッパーが具備している場合に、ホッパーが浮遊状態
になりうるように複弦ビニール材より形成されることが
好ましい。

弾性屈曲管５を使用した場合には、別の短い供給管（図
示しない）をホッパーおよび弾性管５に取付けてホッパ
ー内にのばしてそらせ材９に連結して構成することがで
き、このそらせ材９はホッパーの頂部から底部にむけて
原材料をそらせるように底部が切断された管材の形状を
とることが好ましい。

そらせ材９は供給管３の延出部から構成してその内方部
を図示のように切断してもよい。

そらせ材９は適当なりランプ材（図示しない）によって
供給管３もしくはその延出部に取付けられた底部の開放
されたＵ形そらせ材のような第１図に示す如く下方に傾
斜しているエルボ管もしくは部分的なエルボ材の形状を
とることもできる。

供給管３およびそらせ材９は第１図および第２図に示す
ようにホッパーの張出土部８内に配設してもよいしまた
張出土部８より僅か下方の管形本線１内に取付けてもよ
い。

ホッパーへの原材料は真空パイプ１１を介してホッパー
の頂部に導入される真空によってその頂部内に吸引され
、この真空パイプ１１は、高圧空気によって作動されか
つ中継パイプ１５を介して真空パイプ１１に連結されて
いる真空発生用ベンチュリー型パワーユニット１３に連
結することが好ましい。

勿論他の真空発生源を利用してもよい。

そらせ材９の上方かつ真空パイプ１１より離間した場所
には、原材料供給管３を介してホッパー内に送りこまれ
る塵芥および他の物質が入り込むのを妨げるようにフィ
ルターバック１７が配設されている。

フィルターバンク１７は管形本体１の頂部から吊された
フレーム１９によって保持されており、管形本体１の頂
部には第２図および第３図に示すようにクランプ２３
、２３’によってカバーを効果的に封止している。

定期的にフィルターバック１７から塵芥を除去するため
に、空圧作動のシェーカーモーター２５が設けられてお
り、このモータ２５はフィルターバンク１７に取付けら
れたタブ材２９に偏心材２７を介して連結され、モータ
２５が定期的に作動すればフィルターバッグ１７にかく
はん作用を生じさせている。

ホッパーの管形本体１の底は繰綿のダンプ弁３３と協動
するように符号３１に示すように斜めに、好ましくは４
５度に、切断されており、このダンプ弁３３はリンク機
構３７を介して自動操作の空圧ダンプ弁シリンダ３５に
よって作動されてホッパより原材料を放出している。

空圧作動のこのシリンダ３５は、所望するなら、ホッパ
ー内の原材料の重量に応じて作動する放出制御機構３９
に連動的に連結して、所定の重量の原材料を受領したと
きにダンプ弁３３を開放してホッパー内の原材料を放出
するように配設されている。

ダンプ弁シリンダ３５はこのシリンダの取付領域を設定
するように管形本体１に偏心して取付けられているフラ
ンジ４１上に保持されることが好ましい。

フランジ４１はダストスリーブ用ホースクランプ４５に
よってこのフランジ４１にクランプされているダストス
リーブ４３をも保持しており、ダストスリーブ４３は塵
芥が周囲の大気中にもれるのを防止するようにダンプ弁
３３とホッパーの少なくとも放出位置とを囲んで配設さ
れている。

ホッパーは、例えば取付はブラケット４７および懸架ロ
ッド４９，４９’（第２図および第３図に示す）のよう
な種々な方法によって懸架することができる。

あまり必要ではないがこの発明によるホッパーに特有な
構造として極めて取扱いの困難な原材料を取扱う場合に
はホッパーを介した原材料の流れを円滑にするため振動
機５１を設けることができる。

真空システムは制御用多岐材５３によって制御されるこ
とが好ましく、この多岐材５３は制御機構および真空発
生装置の作動のために少なくとも４２１３ｇ／ｆｆ１（
６０ポンド／平方インチ）の高圧空気を真空システムに
送りこんでいる。

なお、原材料は以下の様に搬送される。

原材料は供給管３から張出土部８の下方に放出され、真
空発生源であるパワーユニット１３に生じた（負圧）に
より上部８内に吸込まれる。

上部８内に吸込まれた原材料は自重で管形本体１の下方
に落下する。

このとき原材料とともに上部８内に吸込まれた塵芥は真
空圧により原材料から分離されてフィルターバッグ１７
に捕獲される。

管形本体１の下方に落下した原材料はダンプ弁３３上に
蓄積し、ダンプ弁３３が開いたときホッパーから放出さ
れる。

この発明は実施例に限定されることなくこの発明の技術
的思想内で変形、置換等の施されたものをも包含するこ
とはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるホッパーを部分的に破断して示
す正面図、第２図および第３図は第１図に示すホッパー
の右側図面および平面図である。 １・・・・・・ホッパーの管形本体、３・・・・・・供
給管、８・・・・・・張出上部、９・・・・・・そらせ
材、１７・・・・・・フィルターバック、１９・・・・
・・フレーム、３３・・・・・・ダンプ弁、３５・・・
・・・ダンプ弁シリンダ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 外方に張出した反転円錐台形状の上部が接続され実
   質的にまっすぐな壁部を備えた垂直な円筒状管形本体と
   、 真空発生源に連通可能な注入口の形成された頂部カバー
   材と、 前記カバー材の注入口の下方に設けられ、前記管形本体
   の前記上部の内部形状に適合した形状を有して前記上部
   内に配設され、保持材によって上部から離間して保持さ
   れたフィルター材と、前記フィルター材の下方に配設さ
   れ、前記管形本体と前記上部との接続場所付込において
   当該ホッパー内に導通している原材料供給部材と、当該
   ホッパーの内部で前記頂部カバー材の注入日付辺からの
   びて前記原材料供給部材からの原材料を前記管形本体の
   下方に指向させる指向材と、前記管形本体の下部に形成
   された放出端の全直径を横切ってのび、当該ホッパーに
   内蔵されている原材料を放出するために管形本体の放出
   端の全てを要求に応じて開放し露出するように作動可能
   な閉塞弁材と、を具備する空圧作動のホッパー。