JP3112692B2 - スローアウェイ式ボールエンドミル - Google Patents
スローアウェイ式ボールエンドミルInfo
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- JP3112692B2 JP3112692B2 JP03056202A JP5620291A JP3112692B2 JP 3112692 B2 JP3112692 B2 JP 3112692B2 JP 03056202 A JP03056202 A JP 03056202A JP 5620291 A JP5620291 A JP 5620291A JP 3112692 B2 JP3112692 B2 JP 3112692B2
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- Japan
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- tip
- blade tip
- end mill
- arcuate
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
- B23C5/1009—Ball nose end mills
- B23C5/1027—Ball nose end mills with one or more removable cutting inserts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Description
ルエンドミルに関し、特に先端刃チップの切刃構成およ
び取付け構成が改善されるようにしたものである。
エンドミルとしては、実開昭54−21895号、実開
昭54−26195号、実開昭63−140315号公
報等で開示されたものが知られている。前二者は、回転
中心部分におけるすくい面に凸曲面を形成することによ
り、いわゆる渦巻き刃が構成されるようにしたものであ
る。これに対し、最後者は、チップの外郭形状が、一対
の長円弧状の側面および短平面状の側面からなり、この
短平面状の側面には、中央側から上下面間の厚みが減少
するように凸曲面が形成されるようにしたものである。
またチップの外郭形状が、三つの弧状側面からなり、そ
のコ−ナ部分に同じく凸曲面を形成したものである。
た公報にみられるボ−ルエンドミルは、先端刃チップが
二面拘束であるため取付け剛性が弱く、また深い溝削り
などの切削は予定されていないものである。これに対
し、この種のエンドミルの荒加工では、突込み横送りの
切削が要求され、これに適合するエンドミルの開発が要
望されるようになってきている。このようなことから、
本発明では、先端刃チップにおける切刃構成および取付
け剛性を改善するとともに、弧状刃チップおよび直刃チ
ップの配列を有効なものとして、前述した突込み横送り
の切削が可能となるようにしたものである。
みなされたもので、棒状をなす工具本体には、少なくと
も先端刃チップおよび弧状刃チップが取付けられるよう
にしたスローアウェイ式ボールエンドミルを前提にして
これを改善したものである。すなわち、前記先端刃チッ
プ1は、略平行関係にある長側面3および短側面4間に
は、傾斜を伴なった弧状側面が形成されることによって
4側面板状を呈するとともに、前記長側面および短側面
が、上面および下面に対して略直角の関係にあり、また
前記弧状側面がひっくり返して使用可能になるように上
面および下面に対して傾斜を逆にした対称形になってお
り、さらに長側面3側にあるコ−ナ部分ですくい面を構
成する上面および下面には、長側面の厚み中心に向って
凸曲面または複数の傾斜面からなる帯状面が形成され、
しかもこの帯状面の反対側には 、帯状面と交差する傾斜
面が前記弧状側面5に隣接して形成されるようになって
いるものである。また、前記工具本体は、チップ座内に
前記先端刃チップを配置したときには、前記長側面が工
具本体の軸中心線方向にあって、そのコ−ナ部分を回転
中心付近に位置させるとともに、先端刃チップの上面ま
たは下面によって構成されるすくい面が芯高構成になっ
ているものである。さらに、弧状刃チップの後方に直刃
チップを備えているスローアウェイ式ボールエンドミル
については、直刃チップの刃先外径を弧状刃チップの刃
先外径よりも小にして軸方向の突込み時の衝撃を減少さ
せるように構成したものである。
は、その先端刃チップが、ひっくり返して使用可能な2
コーナ形式のものであり、チップ座に対する拘束面が3
側面からなることから、切刃チップの取付け剛性が高め
られているものである。この場合、コーナ部分には、帯
状面の形成による渦巻き刃の刃先構成が得られることか
ら切削性能良好となるものである。また、この先端刃チ
ップおよび弧状刃チップを組込んだスローアウェイ式ボ
ールエンドミルは、直刃チップを備えることによって突
込み横送りが可能な切削作用をなすものである。
ミルにおける一実施例について、図を参照しながら説明
する。図1および図2において、1は、中央取付け穴2
を穿設したボールエンドミル用の先端刃チップであり、
この先端刃チップ1は、4側面板状からなるものであ
る。すなわち、この先端刃チップ1は、略平行関係にあ
る長側面3および短側面4間には、傾斜を伴なった弧状
側面5,5が形成されるもので、切削時ではひっくり返
して使用できるように上面6および下面7基準で対称形
になっているものである。そして、前記長側面3および
弧状側面5、5によって構成されるコーナ部分は、その
上面6および下面7側には、帯状面8が形成され、この
帯状面8の反対側には、帯状面8に交差する傾斜面9が
前記弧状面5に隣接して形成されている。この場合、帯
状面8は、長側面3の厚み中心に向って、図示のような
凸曲面または、複数の傾斜面(図示せず)からなるもの
である。これは、弧状側面5、5に形成される先端逃げ
面との交差によっていわゆる渦巻き刃が構成されるよう
にしたものである。これに対し、図3乃至図6は、先端
チップlが工具本体11の先端に形成されたチップ座1
2内に組込まれるようにした本発明スローアウェイ式ボ
ールエンドミルを示したものである。すなわち、棒状を
なす工具本体11には、先端刃チップ1、弧状刃チップ
13および直刃チップ14がそれぞれ中央取付け穴2お
よび止めねじ15の利用により取付けられている。この
場合、前記先端刃チップ1は、工具本体11のチップ座
12内に配置されたときには、長側面3および弧状側面
5、5によって構成されるコーナ部分の一方が工具本体
11の回転中心付近に位置して、上面6または下面7に
よって構成されるすくい面が芯高状態で切削に関与す
る。そして、前記長側面3は、チップ座12内では、工
具本体11の軸中心線方向にあって、側壁に当接され
る。なお、本実施例で図示されたスロ−アウェイ式ボ−
ルエンドミルは、先端刃チップ1、弧状刃チップ13お
よび直刃チップ14が、軸方向に延びる2つのフルート
溝16にそれぞれ形成されたチッブ座12内でねじ止め
されるようになっている。また、弧状刃チップ13は、
3っの円弧側面からなるポジチップが適用され、直刃チ
ップ14は、4つの傾斜側面からなるポジチップが適用
されている。さらに、直刃チップ14の配置について
は、図6で示されるように、弧状刃チップ13の刃先外
径よりも小さくなる刃先外径を構成するようになってい
るものである。例えば、弧状刃チップ13の刃先外径が
φ40mmであれば、直刃チップ14の刃先外径は、φ
39mmとなっているものである。換言すれば、図6で
示されているようにδ=0.5mmで小径側に位置す
る。これは、横送りをかけて軸方向の突込み切削を行な
ったときに有効となるよう配慮したものである。
ウェイ式ボ−ルエンドミルは、先端刃1の帯状面8の形
成による刃先構成およびチップ座12内での3面拘束に
よる取付け構成を採用したものであるから、ボールエン
ドミルの荒加工において切削性能の向上が期待できるも
のである。
用された先端刃チップを示す正面図、
ける一実施例を示す要部の正面図、
ける関係を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 棒状をなす工具本体11には、少なくと
も先端刃チップ1および弧状刃チップ13が取付けられ
るようにしたスローアウェイ式ボールエンドミルにおい
て、前記先端刃チップ1は、略平行関係にある長側面3およ
び短側面4間には、傾斜を伴なった弧状側面5,5が形
成されることによって4側面板状を呈するとともに、前
記長側面3および短側面4が、上面6および下面7に対
して略直角の関係にあり、また前記弧状側面5,5がひ
っくり返して使用可能になるように上面6および下面7
に対して傾斜を逆にした対称形になっており、さらに長
側面3側にあるコ−ナ部分ですくい面を構成する上面6
および下面7には、長側面3の厚み中心に向って凸曲面
または複数の傾斜面からなる帯状面8が形成され、しか
もこの帯状面8の反対側には、帯状面8と交差する傾斜
面9が前記弧状側面5に隣接して形成されるようになっ
ており、 前記工具本体11は、チップ座12内に前記先端刃チッ
プを配置し たときには、前記長側面3が工具本体11の
軸中心線方向にあって、そのコ−ナ部分を回転中心付近
に位置させるとともに、先端刃チップ1の上面6または
下面7によって構成されるすくい面が芯高になっている
ことを特徴とするスロ−アウェイ式ボ−ルエンドミル。 - 【請求項2】 請求項1記載の工具本体には、弧状刃1
3に続く軸方向後方に、直刃チップ14が配置され、し
かもこの直刃チップ14による刃先外径が弧状刃チップ
13による刃先外径よりも小になっているこことを特徴
とするスローアウェイ式ボールエンドミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03056202A JP3112692B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | スローアウェイ式ボールエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03056202A JP3112692B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | スローアウェイ式ボールエンドミル |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34971999A Division JP3179770B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | ボールエンドミル用の先端刃チップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04240015A JPH04240015A (ja) | 1992-08-27 |
JP3112692B2 true JP3112692B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=13020533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP03056202A Expired - Fee Related JP3112692B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | スローアウェイ式ボールエンドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3112692B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100718307B1 (ko) * | 2005-12-22 | 2007-05-16 | 한국야금 주식회사 | 다양한 가공이 가능한 밀링 절삭공구 |
JP2008006567A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Mitsubishi Materials Corp | 球面カッタ用インサート及びインサート着脱式球面カッタ |
-
1991
- 1991-01-10 JP JP03056202A patent/JP3112692B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04240015A (ja) | 1992-08-27 |
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