JP3108747B2 - 電子部品のフレキシブル基板への取付構造及び取付方法 - Google Patents

電子部品のフレキシブル基板への取付構造及び取付方法

Info

Publication number
JP3108747B2
JP3108747B2 JP09369027A JP36902797A JP3108747B2 JP 3108747 B2 JP3108747 B2 JP 3108747B2 JP 09369027 A JP09369027 A JP 09369027A JP 36902797 A JP36902797 A JP 36902797A JP 3108747 B2 JP3108747 B2 JP 3108747B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
flexible substrate
flexible
holding member
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09369027A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11195861A (ja
Inventor
修 野村
充 細川
郁夫 長友
Original Assignee
帝国通信工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 帝国通信工業株式会社 filed Critical 帝国通信工業株式会社
Priority to JP09369027A priority Critical patent/JP3108747B2/ja
Priority to EP98305617A priority patent/EP0892592B1/en
Priority to DE69833242T priority patent/DE69833242T2/de
Priority to US09/115,647 priority patent/US6142791A/en
Priority to KR10-1998-0028604A priority patent/KR100379817B1/ko
Priority to TW087111597A priority patent/TW486928B/zh
Publication of JPH11195861A publication Critical patent/JPH11195861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3108747B2 publication Critical patent/JP3108747B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品のフレキシ
ブル基板への取付構造及び取付方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、フレキシブル基板に設けた銅箔の
エッチングによって形成された回路パターンにチップ型
の電子部品の電極部を接続するには、半田や低温半田が
用いられてきた。即ちフレキシブル基板に半田クリーム
を印刷し、その上に自動装着機にてチップ型の電子部品
を載せる。そしてこのフレキシブル基板を加熱炉に通し
て電子部品を半田付けする。
【0003】なおフレキシブル基板は容易に撓むので半
田による接続固定のみではその接続強度が弱く、従って
さらに電子部品の上にこれを封止するようにUV硬化型
の接着剤を塗布し、これをUV炉に通して硬化させて補
強することが行なわれる。
【0004】一方フレキシブル基板上に銀ペーストを印
刷形成してなる回路パターンの場合、銅箔のエッチング
によって形成される回路パターンと相違して、半田との
接着性に問題があるので、通常は半田の代わりにホット
メルトタイプの導電性接着剤が用いられる。またフレキ
シブル基板として耐熱温度の低いフイルム(ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)フイルム等)を用いた場合
も、導電性接着剤を用いる必要がある。
【0005】そしてこの場合は、フレキシブル基板上に
導電性接着剤を印刷乾燥し、その上に自動装着機にて電
子部品を載せた上で、このフレキシブル基板と電子部品
間を加熱・加圧することで導電性接着剤を溶かして両者
間の接続を行なう。
【0006】この場合もフレキシブル基板と電子部品間
の接続強度がそれほど強くないので、電子部品の上をU
V硬化型の接着剤で封止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記何れの接続方法に
おいても、フレキシブル基板上に取り付ける電子部品の
数が多い場合は、電子部品を載置したフレキシブル基板
を加熱炉やUV照射炉に通すことで多数個の電子部品の
接続が同時に完了するので効率的である。
【0008】しかしながらフレキシブル基板に取り付け
る電子部品の数が少ない場合は、逆に製造効率が悪くな
ってしまう。即ち搭載する電子部品の数が少ない場合で
も、フレキシブル基板に電子部品を載置して加熱炉を通
してこれを接続固定し、さらにUV硬化型の接着剤を塗
布してUV照射炉に通す必要があるからである。
【0009】また加熱炉やUV照射炉を設置する必要が
あるので設備コストの増大をも招いてしまう。
【0010】上記問題点を解決するためには、個々の電
子部品を機械的に1個ずつフレキシブル基板に取り付け
ることができれば良い。
【0011】そこで本願出願人は先の出願で図13に示
すように、フレキシブルシート111上に設けた電極パ
ターン113,113の周囲を切り欠くことで折り曲げ
可能な電極パターン形成部117,117を形成してな
るフレキシブル基板110と、金属板製の電極部13
3,133を設けてなるチップ型の電子部品130と、
電子部品130を挟持する挟持片141,141を設け
た挟持部材140とを具備し、フレキシブル基板110
上に電子部品130を載置してその下面側から挟持部材
140を矢印a方向に押し上げることで挟持片141,
141によって電極パターン形成部117,117を撓
ませながら、図14に示すように電子部品130を挟持
せしめて電子部品130の側面に電極パターン形成部1
17,117を巻き付けて電極パターン113,113
を電極部133,133に圧接せしめるようにした電子
部品のフレキシブル基板への取付構造を提案した。
【0012】このように構成すれば、取り付けが容易
で、電子部品130の取り付けに加熱炉やUV炉を使用
する必要がないので、フレキシブル基板110に取り付
ける電子部品130の数が少なくても、製造効率を良く
できる。
【0013】またフレキシブル基板110への電子部品
130の固定が確実に行なえ、別途接着剤で補強するな
どの必要がなくなる。
【0014】しかしながらこの取付構造においては、挟
持部材140を矢印a方向に押し上げて電子部品130
の両側面に取り付ける際に、電子部品130の金属板製
の電極部133,133によって挟持部材140の両挟
持片141,141が一旦強い力で開かれるが、このと
き逆に該電極部133,133の先端部分に強い負荷が
加わってしまい、電極部133,133が変形したり破
壊されたりする恐れがあるという問題点があった。
【0015】また挟持部材140を電子部品130に取
り付ける際は、挟持部材140を矢印a方向に押し上げ
ると同時に電子部品130の頭部135を図示しない治
具によって押し付けておく必要があるが、該押し付け力
が強いと電子部品130によっては内部の素子自体を破
損してしまう恐れもあった。
【0016】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、たとえ電極部として金属板製の端子を
用いた電子部品を用いたとしても、フレキシブル基板へ
の取り付けの際に電極部に過度の負担や変形、損傷を生
じさせる恐れがなく、且つ電気的接続が容易且つ確実に
行なえる電子部品のフレキシブル基板への取付構造及び
取付方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、フレキシブルシートに電極パターンを形成
してなるフレキシブル基板と、ケースから突出する金属
板をケースの外側面に沿わせながらケースの下面方向に
向けて折り曲げた構造の電極部を設けてなる電子部品
と、前記電子部品を挟持する挟持片を設けた挟持部材と
を具備し、前記電子部品は、その下面を上向きにした状
態でフレキシブル基板上に載置され、前記電子部品を載
置したフレキシブル基板の裏面に配設した挟持部材の押
上げにより、挟持部材の挟持片をフレキシブル基板を越
えさせることでフレキシブル基板の電子部品の電極部の
両側部分の折り曲げ可能な部分を撓ませて、該撓ませた
部分を電子部品の電極部に圧接した状態でその上から挟
持片が電子部品を挟持することとした。前記挟持部材に
はさらに挟持片を開かせる方向に押圧する押圧部を設け
ることとした。また本発明は、フレキシブルシートに電
極パターンを形成してなるフレキシブル基板と、ケース
から突出する金属板をケースの外側面に沿わせながらケ
ースの下面方向に向けて折り曲げた構造の電極部を設け
てなる電子部品と、前記電子部品を挟持する挟持片を有
する挟持部材とを用意し、前記フレキシブル基板の上面
側にその下面を上向きにした状態の電子部品を、下面側
に挟持部材を配置し、前記挟持部材の挟持片を治具によ
って開かせた状態でフレキシブル基板の下面に挟持部材
を押し付けることで挟持部材の挟持片をフレキシブル基
板を越えさせてこの挟持片によってフレキシブル基板の
電子部品の電極部の両側に位置する折り曲げ可能な部分
を撓ませ、次に前記挟持片を開かせた状態を解除するこ
とによって撓ませたフレキシブル基板を電子部品の電極
部に圧接するようにその上から挟持片で電子部品を挟持
せしめることとした。また前記フレキシブル基板上に
は、前記挟持部材によって挟持されない方向への前記電
子部品のスライドを防止する厚みの絶縁層を設けること
とした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 〔第一実施形態〕図1は本発明の第一実施形態にかかる
電子部品のフレキシブル基板への取付構造の要部分解斜
視図である。同図に示すようにこの実施形態において
は、フレキシブル基板10と電子部品30間を挟持部材
40によって機械的且つ電気的に接続固定することとし
ている。以下各構成部品について説明する。
【0019】フレキシブル基板10は合成樹脂フイル
ム、例えばPET製のフレキシブルシート11の表面
に、3つの電極パターン13を形成し、3つの電極パタ
ーン13の周囲を囲む部分に一対のコ字状の切欠き1
5,15を形成することで舌片状の電極パターン形成部
17,17を設けて構成されている。
【0020】なお各電極パターン13は、各電極パター
ン13から引き出される回路パターン14とともに、銀
ペーストをスクリーン印刷することによって形成されて
いる。
【0021】また切欠き15,15の根元の連結部1
9,19上には、絶縁層21,21が絶縁塗料を複数回
スクリーン印刷することによって形成されている。この
絶縁層21,21の厚みは例えば100μm程度とされ
ている。
【0022】次に電子部品30はこの実施形態ではダイ
オードであり、同図には裏返した逆様の状態を示してい
る。即ちこの電子部品30は略直方体形状のケース31
の両外側面35,35から金属板製の電極部33をそれ
ぞれ1本と2本突出して構成されている。さらに具体的
に言えば各電極部33は、ケース31の外側面35から
突出する金属板をケース31の外側面35に沿わせなが
らケース31の下面37方向に向けて折り曲げ、さらに
その先端をケース31の下面37と略同一面となるよう
に外方に突出するように略直角に折り曲げて構成されて
いる。
【0023】次に挟持部材40は、弾性金属板の対向す
る両側辺を略コ字状に折り曲げることで基部42の両側
に2つの挟持片41,41を形成し、また両挟持片4
1,41の上辺両端に舌片状に突出する押圧部47を設
けて構成されている。
【0024】ここでこの押圧部47の部分は、「く」字
状に折り曲げられることで、その先端が外方に広がるよ
うに形成されている。なお基部42の中央には位置決め
孔49が設けられている。
【0025】そしてフレキシブル基板10に電子部品3
0を取り付けるには、まず図2に示すようにフレキシブ
ル基板10上に電子部品30を裏返して、即ちその下面
37を上向きにした状態で載置し、同時にフレキシブル
基板10の電子部品30を載置した部分の真下に、押し
上げ部材50上に載置した挟持部材40を配置せしめ
る。このとき押し上げ部材50中央の円形突起53を挟
持部材40の位置決め孔49に挿入しておく。
【0026】ここで押し上げ部材50の上面51は、所
定の曲率で円弧状に湾曲形成されている。
【0027】そして次に図3に示すように、フレキシブ
ル基板10の上側から切欠き15(図1参照)を通して
4本の棒状の押圧突起55(図3では奥側の2本のみ示
す)を貫通させてそれぞれ挟持部材40の4つの押圧部
47(図1参照)を押圧し、両挟持片41,41を外側
に開く。このとき挟持部材40の基部42は押し上げ部
材50の上面51と同一の形状に撓む。
【0028】そして図4に示すようにこの状態のまま、
押し上げ部材50を押し上げて行き、その際裏返した電
子部品30の下面37を治具60によって押し付けてお
くと、両挟持片41,41は電極パターン形成部17,
17を押し上げて撓ませながら電子部品30の両電極部
33,33の外側に入り込む。
【0029】その際両挟持片41,41は開いているの
で、電極部33,33に強い力はかからず、破損される
恐れは全くない。また電子部品30の下面37が治具6
0によって強く押し付けられることもないので、電子部
品30内の素子が破壊される恐れも全くない。特に本実
施形態の場合は、電子部品30を裏返して取り付けるの
で、電極部33,33の突出している先端部を挟持片4
1,41が乗り越える必要がなく、挟持片41,41を
それほど大きく押し広げる必要がないので、その取り付
けが容易である。
【0030】そして押圧突起55を引き上げて押し上げ
部材50と治具60とを取り去れば、図5,図6に示す
ように、電子部品30は挟持部材40の挟持片41,4
1によって強固に弾発・挟持され、これによって電子部
品30の電極部33,33とフレキシブル基板10の電
極パターン形成部17,17とは強固に圧接接続され、
電子部品30の取り付けが完了する。このとき3つの電
極パターン13(図1参照)はそれぞれ電極部33の外
側面に面接触で圧接されており、フレキシブル基板10
と電子部品30間は電気的・機械的にその固定が強固且
つ確実に行なわれている。
【0031】なおこの取付構造の場合その構造上、電子
部品30に対して図6に示す矢印A方向(横方向)にあ
まりにも強い力が加わったような場合は電子部品30が
該方向にスライドしてしまう恐れがないとは言えない。
しかしながらこの実施形態の場合は、電子部品30がス
ライドしようとする位置に所定の厚みを有する絶縁層2
1,21が印刷されているので、挟持部材40によって
フレキシブル基板10に強く押し付けられている電子部
品30はこの厚みを乗り越えられず、従って電子部品3
0の横方向のスライドは確実に防止されている。
【0032】〔第二実施形態〕図7乃至図9は本発明の
第二実施形態にかかる挟持部材40−2を用いて電子部
品30をフレキシブル基板10に取り付ける組立方法を
示す図である。なお前記第一実施形態と同一部分には同
一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0033】この実施形態にかかる挟持部材40−2に
おいて前記第一実施形態における挟持部材40と相違す
る点は、図7に示すように、予め基部42−2がその両
端が上方向に持ち上がるように湾曲されている点のみで
ある。従って両挟持片41−2,41−2は第一実施形
態に比べて相互により内側に傾斜している。
【0034】そしてこの挟持部材40−2を用いてフレ
キシブル基板10に電子部品30を取り付けるには、ま
ず逆様にした電子部品30を載置したフレキシブル基板
10の真下に、押し上げ部材50−2上に載置した挟持
部材40−2を配置する。この押し上げ部材50−2の
上面51−2は平面状に形成されている。
【0035】そして第一実施形態の場合と同様に、図8
に示すように4本の押圧突起55(図では奥側の2本の
み示す)によって挟持部材40−2の4つの押圧部47
−2を押圧して両挟持片41−2,41−2を外側に開
いて挟持部材40−2の基部42−2を押し上げ部材5
0−2の上面51−2に押し付けて平面状とし、治具6
0で電子部品30を位置決めした状態で押し上げ部材5
0−2を押し上げていって開いた状態の両挟持片41−
2,41−2を電子部品30の両電極部33,33の外
側に入れて、その後押し上げ部材50−2と押圧突起5
5と治具60とを取り去れば、図9に示すように両挟持
片41−2,41−2によって電子部品30はフレキシ
ブル基板10に強固且つ確実に固定される。
【0036】〔第三実施形態〕図10,図11は本発明
の第三実施形態を示す図であり、図10は要部分解斜視
図、図11は組み立てた状態を示す側断面図である。
【0037】この実施形態においては、電子部品30−
3を裏返えさずに、正規の姿勢のままフレキシブル基板
10−3に取り付ける構造となっている。そのため挟持
部材40−3の両挟持片41−3,41−3の形状は、
フレキシブル基板10−3の電極パターン形成部17−
3,17−3とともに電子部品30−3の3つの金属板
製の電極部33−3(図では2つのみ示す)の先端を挟
持できる寸法形状に構成されている。
【0038】またこの実施形態においても両挟持片41
−3,41−3の上辺両端にそれぞれ舌片状に突出する
押圧部47−3,47−3が設けられている。
【0039】そしてこの挟持部材40−3を用いてフレ
キシブル基板10−3に電子部品30−3を取り付ける
には、まず電子部品30−3を載置したフレキシブル基
板10−3の真下に、図示しない押し上げ部材上に載置
した挟持部材40−3を配置し、図示しない4本の押圧
突起によって押圧部47−3を押圧して両挟持片41−
3,41−3を外側に開いた状態のまま、該両挟持片4
1−3,41−3によって電極パターン形成部17−
3,17−3を撓ませながら電極部33−3,33−3
の両外側に入り込ませ、その後押し上げ部材等を取り去
れば、図11に示すように両挟持片41−3,41−3
によって電子部品30−3はフレキシブル基板10−3
に強固且つ確実に固定され、同時に電極パターン13−
3と電極部33−3が電気的に接続される。
【0040】〔その他の実施形態〕なお挟持部材に設け
る押圧部の位置は、上記各実施形態の位置に限定され
ず、他の場所でも良く、要は、挟持片を開かせる方向に
押圧することができる位置であればどの場所でも良い。
即ち例えば図12に示す挟持部材40−4のように、両
挟持片41−4,41−4に押圧部を設ける代わりに、
基部42−4の四隅に押圧部47−4を設け、ここを押
圧することで両挟持片41−4,41−4を開かせるよ
うに構成しても良い。
【0041】また例えば電子部品は上記実施形態で示し
た機能以外の機能を有する電子部品であっても良く、ま
た電子部品の形状、電極部の数や形状、挟持部材の形
状、フレキシブル基板に形成した電極パターンや電極パ
ターン形成部の形状について種々の変形が可能であるこ
とも言うまでもない。
【0042】また上記実施形態では電極パターンとして
銀ペーストを印刷形成したものを用いているが、本発明
はこれに限定されず、銅箔をエッチングして形成したも
のや、それ以外の方法によって形成したものであっても
良い。
【0043】またさらなる補強のために半田や接着剤を
併用しても良い。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、電子部品の取り付けに加熱炉やUV炉を使用する必
要がないので、フレキシブル基板に取り付ける電子部品
の数が少なくても、製造効率を良くできる。またフレキ
シブル基板への電子部品の固定が確実に行なえ、別途接
着剤で補強するなどの必要がなくなる。
【0045】また押圧部を設けたので、電子部品をフレ
キシブル基板に取り付ける際に、電子部品に過度の負担
や損傷を生じさせる恐れが全くなくなるという優れた効
果を有する。
【0046】また電子部品を裏返して取り付けたので、
電極部の突出している先端部を挟持片が乗り越える必要
がなく、挟持片をそれほど大きく押し広げなくても容易
且つ確実に電子部品をフレキシブル基板に取り付けるこ
とができる。
【0047】また本発明によれば、フレキシブル基板上
に電子部品のスライドを防止する厚みの絶縁層を設けた
ので、電子部品が挟持部材によって挟持されない方向に
スライドして位置ずれをおこす恐れは確実に防止される
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかる電子部品のフレ
キシブル基板への取付構造の要部分解斜視図である。
【図2】電子部品30のフレキシブル基板10への組立
方法を示す側断面図である。
【図3】電子部品30のフレキシブル基板10への組立
方法を示す側断面図である。
【図4】電子部品30のフレキシブル基板10への組立
方法を示す側断面図である。
【図5】電子部品30のフレキシブル基板10への組立
方法を示す側断面図である。
【図6】電子部品30をフレキシブル基板10に取り付
けた状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第二実施形態にかかる挟持部材40−
2を用いて電子部品30をフレキシブル基板10に取り
付ける組立方法を示す側断面図である。
【図8】電子部品30のフレキシブル基板10への組立
方法を示す側断面図である。
【図9】電子部品30のフレキシブル基板10への組立
方法を示す側断面図である。
【図10】本発明の第三実施形態を示す要部分解斜視図
である。
【図11】本発明の第三実施形態を示す側断面図であ
る。
【図12】他の実施形態にかかる挟持部材40−4を示
す斜視図である。
【図13】本願出願人の先の出願にかかる電子部品のフ
レキシブル基板への取付構造を示す分解斜視図である。
【図14】本願出願人の先の出願にかかる電子部品のフ
レキシブル基板への取付構造を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 フレキシブル基板 11 シート 13 電極パターン 17 電極パターン形成部 21 絶縁層 30 電子部品 31 ケース 33 電極部 35 外側面 40 挟持部材 41 挟持片 47 押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−40917(JP,A) 特開 平11−154800(JP,A) 特開 平4−65073(JP,A) 特開 平2−134890(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 1/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルシートに電極パターンを形
    成してなるフレキシブル基板と、ケースから突出する金属板をケースの外側面に沿わせな
    がらケースの下面方向に向けて折り曲げた構造の電極部
    を設けてなる 電子部品と、 前記電子部品を挟持する挟持片を設けた挟持部材とを具
    備し、前記電子部品は、その下面を上向きにした状態でフレキ
    シブル基板上に載置され、 前記 電子部品を載置したフレキシブル基板の裏面に配設
    した挟持部材の押上げにより、挟持部材の挟持片をフレ
    キシブル基板を越えさせることでフレキシブル基板の電
    子部品の電極部の両側部分の折り曲げ可能な部分を撓ま
    せて、該撓ませた部分を電子部品の電極部に圧接した状
    態でその上から挟持片が電子部品を挟持することを特徴
    とする電子部品のフレキシブル基板への取付構造。
  2. 【請求項2】 前記挟持部材にはさらに挟持片を開かせ
    る方向に押圧する押圧部を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の電子部品のフレキシブル基板への取付構造。
  3. 【請求項3】 フレキシブルシートに電極パターンを形
    成してなるフレキシブル基板と、ケースから突出する金属板をケースの外側面に沿わせな
    がらケースの下面方向に向けて折り曲げた構造の電極部
    を設けてなる 電子部品と、 前記電子部品を挟持する挟持片を有する挟持部材とを用
    意し、 前記フレキシブル基板の上面側にその下面を上向きにし
    た状態の電子部品を、下面側に挟持部材を配置し、前記
    挟持部材の挟持片を治具によって開かせた状態でフレキ
    シブル基板の下面に挟持部材を押し付けることで挟持部
    材の挟持片をフレキシブル基板を越えさせてこの挟持片
    によってフレキシブル基板の電子部品の電極部の両側に
    位置する折り曲げ可能な部分を撓ませ、次に前記挟持片
    を開かせた状態を解除することによって撓ませたフレキ
    シブル基板を電子部品の電極部に圧接するようにその上
    から挟持片で電子部品を挟持せしめることを特徴とする
    電子部品のフレキシブル基板への取付方法。
  4. 【請求項4】 前記フレキシブル基板上には、前記挟持
    部材によって挟持されない方向への前記電子部品のスラ
    イドを防止する厚みの絶縁層が設けられていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の電子部品のフレキシブル
    基板への取付構造。
JP09369027A 1997-07-16 1997-12-26 電子部品のフレキシブル基板への取付構造及び取付方法 Expired - Fee Related JP3108747B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09369027A JP3108747B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 電子部品のフレキシブル基板への取付構造及び取付方法
EP98305617A EP0892592B1 (en) 1997-07-16 1998-07-15 Construction for mounting an electronic component on a flexible substrate
DE69833242T DE69833242T2 (de) 1997-07-16 1998-07-15 Konstruktion zur Montage eines elektronischen Bauelementes auf einem flexiblen Substrat
US09/115,647 US6142791A (en) 1997-07-16 1998-07-15 Construction for mounting electronic component on flexible substrate
KR10-1998-0028604A KR100379817B1 (ko) 1997-07-16 1998-07-15 가요성기판상에전자부품을장착하기위한구조
TW087111597A TW486928B (en) 1997-07-16 1998-07-16 Construction for mounting electronic component on flexible substrate

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09369027A JP3108747B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 電子部品のフレキシブル基板への取付構造及び取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11195861A JPH11195861A (ja) 1999-07-21
JP3108747B2 true JP3108747B2 (ja) 2000-11-13

Family

ID=18493374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09369027A Expired - Fee Related JP3108747B2 (ja) 1997-07-16 1997-12-26 電子部品のフレキシブル基板への取付構造及び取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3108747B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11195861A (ja) 1999-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0272707B1 (en) Flexible printed circuit board terminal structure
US4894022A (en) Solderless surface mount card edge connector
JP2004146400A (ja) プリント基板とフレキシブル基板との接続構造
JP3220841B2 (ja) リード線付き電子部品の基板取付構造
JP3108747B2 (ja) 電子部品のフレキシブル基板への取付構造及び取付方法
JPH11288751A (ja) プリント配線基板への端子の取付構造
JP2913151B2 (ja) 電子部品の端子部接続構造
JP3108746B2 (ja) 電子部品のフレキシブル基板への取付構造及び取付方法
JP3052077B2 (ja) 電子部品の基板への取付方法及び取付用挟持部材
US6265674B1 (en) Terminal connecting structure of flexible board and printed circuit board
JP3647801B2 (ja) 電子部品のフレキシブル基板への取付構造
JP3465451B2 (ja) 電子回路装置
JP3533073B2 (ja) 電子部品の基板取付構造
JP3052071B2 (ja) 電子部品のフレキシブル基板取付構造
JPH0644125Y2 (ja) プリント基板の端子接続構造
JP4136240B2 (ja) 電子部品の基板への取付構造
JP3717396B2 (ja) 電子部品の基板への取付構造
JPH0447905Y2 (ja)
JPS5926619Y2 (ja) 電子部品の接続構造
JP2598611Y2 (ja) プッシュスイッチ
JPH0523367U (ja) プツシユスイツチ
JP2580333Y2 (ja) 電池ホルダの基板取付構造
JP4229222B2 (ja) テーピング接続端子
JPH0786700A (ja) 電気的接続治具及びこの治具を用いた電気的接続方法
JPH0745342A (ja) フレキシブルフラットケーブル構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees