JP3107088B1 - 縦列駐車時の操舵支援装置 - Google Patents

縦列駐車時の操舵支援装置

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JP3107088B1
JP3107088B1 JP11254191A JP25419199A JP3107088B1 JP 3107088 B1 JP3107088 B1 JP 3107088B1 JP 11254191 A JP11254191 A JP 11254191A JP 25419199 A JP25419199 A JP 25419199A JP 3107088 B1 JP3107088 B1 JP 3107088B1
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Abstract

【要約】 【課題】 この発明は、運転者が縦列駐車する際の操舵
のタイミングと操舵量とを容易に把握することができる
縦列駐車時の操舵支援装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 画面19上で目標点S1が操舵開始ガイ
ドライン24に重なったところで車両1を停止させ、ハ
ンドル7を切って操舵量ガイドマーク31を目標点S1
に重ね、ハンドル7の操舵角を保持しつつ車両1を後退
させる。目標点S1がアイマーク23に重なったところ
で車両1を停止させ、据え切りでハンドル7の操舵角を
反対方向へ最大にして車両1を後退させ、車幅ガイドラ
イン20が路側ライン32と平行になったところで、車
両1を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、縦列駐車時の操
舵支援装置に係り、特に車両の後方を撮像したモニタ画
面上に縦列駐車時のハンドル操作を支援するための表示
を重畳させて表示する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の後進時に運転者が車両の死
角により目標とする場所が見えなくなった場合に、モニ
タに車両の後方視界を写し出すようにした装置が提案さ
れている。例えば、特公平2−36417号公報には、
車両後方を撮影するテレビカメラと、このテレビカメラ
のとらえた映像を写し出すモニタテレビと、タイヤ操舵
角に係る情報信号を出力するセンサと、このセンサから
の情報信号に応じてマーカー信号を発生し、テレビ画面
上にマーカーを重畳表示させる回路とからなる車両の後
方監視モニタ装置が開示されている。この装置では、タ
イヤの操舵角データとその操舵角に対応する車両の後進
方向に沿ったマーカー位置データがROMに蓄積されて
おり、そのときの操舵角に応じた車両の予想後進軌跡が
マーカーの列としてテレビ画面上にテレビカメラで撮影
された映像に重畳して表示される。
【0003】このような装置によれば、車両の後進時に
後方の道路の状況等の視界と共に操舵角に応じた車両の
予想後進軌跡がモニタテレビの画面上に表示されるた
め、運転者は、後方を振り向くことなくテレビ画面を見
たままでハンドルを操作して車両を後退させることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】縦列駐車する場合に
は、例えば道路と平行に車両を後退させ、適当な位置で
ハンドルを切って駐車スペースへ進入し、さらにハンド
ルを逆方向へ切り返して目標とする駐車位置へ車両を誘
導する必要がある。しかしながら、従来の後方監視モニ
タ装置では、運転者はテレビ画面上で後方の視界と車両
の予想後進軌跡とを見ただけでは、どこでハンドルを切
り始めたり、切り返せばよいのか、また操舵量をどの程
度にすればよいのか判断し難く、縦列駐車の十分な支援
を行うことができないという問題点があった。この発明
はこのような問題点を解消するためになされたもので、
運転者が縦列駐車する際の操舵のタイミングと操舵量と
を容易に把握することができる縦列駐車時の操舵支援装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の縦列駐車時の操舵支援装置は、車両の後方を撮影す
るカメラと、車両の運転席に配置されたモニタと、ハン
ドルの操舵角を検出する操舵角センサと、車両の後退時
にカメラによる映像をモニタに表示すると共に縦列駐車
時の車両の運転を支援するためのガイド表示をモニタの
画面上に重畳表示する表示制御手段とを備え、ガイド表
示は、それぞれモニタの画面の所定位置に固定表示され
且つ縦列駐車のための操舵開始地点をガイドする操舵開
始ガイドラインとハンドルの切り返し地点をガイドする
アイマークと、操舵角センサで検出されたハンドルの操
舵角に応じてモニタの画面の操舵開始ガイドライン上に
沿って移動表示される操舵量ガイドマークとを含むもの
である。
【0006】請求項2に記載の縦列駐車時の操舵支援装
置は、請求項1の装置において、車両を道路と平行に直
進後退させ、カメラによる映像内の駐車スペースに関す
る目標点が操舵開始ガイドラインと重なったところで車
両を停止し、ハンドルを切って操舵量ガイドマークを目
標点に重ね、その位置でハンドルを保持しつつ車両を後
退させてアイマークが目標点に重なったところで車両を
停止し、据え切りでハンドルの操舵角を反対方向へ最大
にして車両を後退させることにより車両が駐車スペース
に適正に縦列駐車されるものである。
【0007】請求項3に記載の縦列駐車時の操舵支援装
置は、請求項1または2の装置において、ガイド表示
が、モニタの画面の所定位置に固定表示され且つ直進後
退したときの車両両側部の予想位置を示す車幅ガイドラ
インをさらに含むものである。請求項4に記載の縦列駐
車時の操舵支援装置は、請求項1〜3のいずれか一項の
装置において、ガイド表示が、左後方への駐車を行うた
めの左後方駐車用の操舵開始ガイドライン及びアイマー
クと、右後方への駐車を行うための右後方駐車用の操舵
開始ガイドライン及びアイマークとを含むものである。
請求項5に記載の縦列駐車時の操舵支援装置は、請求項
4の装置において、ハンドル操作に応じて、左後方への
駐車を行うときには左側駐車用のアイマークと操舵量ガ
イドマークとを互いに同じ色彩とし、右後方への駐車を
行うときには右側駐車用のアイマークと操舵量ガイドマ
ークとを互いに同じ色彩とするものである。
【0008】請求項1に記載の縦列駐車時の操舵支援装
置では、車両の後退時にカメラにより撮影された車両の
後方の映像がモニタに表示されると共に縦列駐車時のガ
イド表示がモニタの画面上に重畳表示される。運転者は
ガイド表示に含まれる操舵開始ガイドライン、アイマー
ク及び操舵量ガイドマークと車両後方の映像とに基づい
て縦列駐車のための操舵開始地点と操舵量及びハンドル
の切り返し地点を把握しつつ車両の操舵を行う。
【0009】請求項2に記載の縦列駐車時の操舵支援装
置では、請求項1の装置において、運転者は車両を道路
と平行に直進後退させ、カメラによる映像内の駐車スペ
ースに関する目標点が操舵開始ガイドラインと重なる
と、操舵開始地点であると認識して車両を一旦停止す
る。ここで操舵量ガイドマークが目標点に重なるまでハ
ンドルを切り、その状態でハンドルを保持しつつ車両を
後退させ、アイマークが目標点に重なると、今度はハン
ドルの切り返し地点であると認識して車両を停止する。
据え切りでハンドルの操舵角を反対方向へ最大にして車
両を後退させると、車両は駐車スペースに適正に縦列駐
車される。
【0010】請求項3に記載の縦列駐車時の操舵支援装
置では、請求項1または2の装置において、運転者はハ
ンドルを切り返して車両を後退させる際に車幅ガイドラ
インが路側と平行になったところで車両を停止させるこ
とにより、車両は駐車スペース内の適正位置に縦列駐車
される。請求項4に記載の縦列駐車時の操舵支援装置で
は、請求項1〜3のいずれか一項の装置において、左後
方への駐車を行う際には左後方駐車用の操舵開始ガイド
ライン及びアイマークを用い、右後方への駐車を行う際
には右後方駐車用の操舵開始ガイドライン及びアイマー
クを用いて同様の操作で縦列駐車を行う。請求項5に記
載の縦列駐車時の操舵支援装置では、請求項4の装置に
おいて、左後方への駐車及び右後方への駐車のそれぞれ
の際に、運転者は同じ色彩となったアイマークと操舵量
ガイドマークとを使用して縦列駐車を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1に示されるように、車
両1の後部に車両1の後方の視界を撮影するカメラ2が
取り付けられている。カメラ2の視界範囲の近接側端部
に車両1の後部バンパー3が入っている。車両1の運転
席にはカラータイプの液晶ディスプレイからなるモニタ
4が配置されており、通常はナビゲーション装置の表示
装置として使用され、運転席に設けられたシフトレバー
5が後進位置に操作されるとカメラ2による映像が表示
されるようになっている。操舵輪としての前輪6はハン
ドル7の操作により操舵される。前輪6の操舵角αはハ
ンドル7の操舵角θに所定の係数Kを乗じた値Kθとし
て表わされる。ここで、係数Kは定数に限ったものでは
なく、実際の車両の状態に合わせて設定することが望ま
しい。
【0012】図2にこの発明の実施の形態に係る縦列駐
車時の操舵支援装置の構成を示す。カメラ2に画像処理
装置8が接続され、この画像処理装置8にモニタ用コン
トローラ9を介してモニタ4が接続されている。また、
車両1にはシフトレバー5が後進位置に切り換えられた
か否かを検知するリヤ位置スイッチ10が設けられ、こ
のリヤ位置スイッチ10が画像処理装置8に接続されて
いる。さらに、ハンドル7の操舵軸にはハンドル7の操
舵角θを検出する操舵角センサ11が取り付けられてお
り、この操舵角センサ11が操舵角演算部12を介して
画像処理装置8に接続されている。
【0013】モニタ用コントローラ9は、通常は図示し
ないナビゲーション装置からの表示信号を入力してモニ
タ4に表示させるが、画像処理装置8から表示信号を入
力すると、この画像処理装置8からの表示信号に基づい
てモニタ4に表示を行う。また、操舵角演算部12は、
操舵角センサ11で検出したハンドル7の操舵角θから
前輪6の操舵角αを演算して画像処理装置8へ出力す
る。画像処理装置8は、CPU13と、制御プログラム
を記憶したROM14と、カメラ2からの映像データを
処理する画像処理用プロセッサ15と、画像処理用プロ
セッサ15で処理された映像データが格納される画像メ
モリ16と、作業用のRAM17とを備えている。この
ような画像処理装置8、モニタ用コントローラ9及びリ
ヤ位置スイッチ10により表示制御手段が形成されてい
る。
【0014】ROM14には、ハンドル7の操舵に拘わ
らずにモニタ4の画面19の所定位置に固定表示される
固定ガイド表示の表示データが記憶されている。固定ガ
イド表示は、図3(a)に実線で示されるように、車両
1が直進後退したときの車両1の両側部の予想位置を示
す一対の車幅ガイドライン20及び21と、これら車幅
ガイドライン20及び21の上端部すなわち後方の映像
を表示する画面19において車幅ガイドライン20及び
21の後端部にそれぞれ配置された円形のアイマーク2
2及び23とを有している。また、固定ガイド表示は、
画面19内の上部に左右対称に配置された一対の操舵開
始ガイドライン24及び25を有している。操舵開始ガ
イドライン24及び25は、道路と平行に直進後退する
車両1が縦列駐車のために操舵を開始するタイミングを
示すものであり、それぞれ所定長さの線分として描かれ
ている。
【0015】CPU13は、ROM14に記憶された制
御プログラムに基づいて動作し、リヤ位置スイッチ10
によりシフトレバー5が後進位置に切り換えられたこと
を検知すると、操舵角演算部12の出力信号からそのと
きの操舵角αでの後退時の車両1の予想軌跡を演算し、
この予想軌跡に基づいて操舵角αに対応した位置に車幅
の目安を示す移動ガイド表示をカメラ2の映像に重畳さ
せて表示する表示データを所定周期で作成する。
【0016】移動ガイド表示26は、図3(a)に破線
で示されるように、その時点の操舵角αでの後退時の車
両1の予想軌跡と対応し、モニタ4の画面19において
車両後端からほぼホイールベース長の位置に車幅の長さ
を有する線分27と、その線分27の両端から車幅の間
隔を保って車両後端へ延びる一対のサイドライン28
と、車両の中間部を示し車幅方向に延びる一対の線分2
9、30を有している。ハンドル7の操舵に応じて、移
動ガイド表示26は、例えば図3(c)に破線で示され
るように、左右方向へ湾曲するように移動する。
【0017】さらに、CPU13は、操舵角演算部12
の出力信号に基づき、そのときの操舵角αに応じてモニ
タ4の画面19の操舵開始ガイドライン24及び25上
に沿って移動する円形の操舵量ガイドマーク31をカメ
ラ2の映像に重畳させて表示する表示データを所定周期
で作成する。ハンドル7を左に切ると、例えば図3
(c)に示されるように、画面左側の操舵開始ガイドラ
イン24上に操舵量ガイドマーク31が移動表示され、
一方、ハンドル7を右に切ると、図3(e)に示される
ように、画面右側の操舵開始ガイドライン25上に操舵
量ガイドマーク31が移動表示される。
【0018】ここで、操舵開始ガイドライン24及び2
5を描く方法を説明する。図4に示されるように、車両
1が駐車スペースTに適正に駐車した状態における車両
1のリヤアクスルの中心を原点とし、道路と平行で車両
1の後退方向にY軸をとり、Y軸と直角にX軸をとる。
また、駐車スペースTの奥のコーナーを目標点S1と
し、その座標をS1(W/2、a)とする。ここで、W
は車幅を、aはリヤオーバハングを示す。車両位置Qに
ある車両1がハンドル7の操舵角を最大にして半径Rc
で旋回しつつ後退し、車両位置Pになったところでハン
ドル7を反対方向へ操舵角が最大になるように切り返
し、この状態で車両1を半径Rcで後退させて駐車スペ
ースTに適正に駐車するものとする。
【0019】まず、車両位置Pから最大操舵角における
リヤアクスル中心の旋回半径Rcで駐車スペースTへ後
退するときの旋回中心Cから見た車両位置Pの角度γ
は、 γ=cos-1[(Rc−W/2)/{(Rc+W/2)2+a2}1/2]−tan
-1{a/(Rc+W/2)} となる。車両位置Pにおけるリヤアクスル中心P0の座
標(P0x、P0y)は、上記の角度γを用いて、 P0x=−Rc(1−cosγ) P0y=−Rc・sinγ で表される。さらに、このリヤアクスル中心P0の座標
から、駐車スペースTを仮に車両位置Qに平行移動させ
た場合の目標点S1に対応する駐車スペースの奥のコー
ナーである点Q1の座標(Q1x、Q1y)は、 Q1x=−2Rc(1−cosγ)+W/2 Q1y=−2Rc・sinγ+a と求められる。
【0020】従って、目標点S1と点Q1とを結ぶ直線
Lは、 Y={sinγ/(1−cosγ)}・X−{sinγ/(1−cosγ)}・(W/
2)+a で表され、車両1が車両位置Qにあるときのモニタ4の
画面19上における目標点S1を始点とし、直線Lに沿
って後方へ延長した線分が操舵開始ガイドラインとな
る。この操舵開始ガイドラインをY軸に関して左右対称
に描き、これらを操舵開始ガイドライン24及び25と
する。車両1の移動に伴って、モニタ4の画面19上に
映った駐車スペースTの目標点S1が操舵開始ガイドラ
イン24または25と重なれば、その場所がこの発明の
操舵支援装置によって縦列駐車可能な場所であると判断
することができる。
【0021】次に、操舵量ガイドマーク31を描く方法
について説明する。半径Rで旋回しつつ後退することに
より車両位置Pに至るY軸と平行な任意の車両位置Mを
考える。駐車スペースTを仮に車両位置Mに平行移動さ
せた場合の目標点S1に対応する駐車スペースの奥のコ
ーナーである点M1の座標(M1x、M1y)は、 M1x=−(R+Rc)・(1−cosγ)+W/2 M1y=−(R+Rc)sinγ+a となり、このY座標M1yを用いて旋回半径Rを求める
と、 R=(a−M1y)/sinγ−Rc となる。そこで、ハンドル7の操舵角αに応じて操舵開
始ガイドライン24及び25上に沿って移動する円形の
操舵量ガイドマーク31をカメラ2の映像に重畳させて
表示し、操舵量ガイドマーク31がモニタ4の画面19
上に映る駐車スペースTの目標点S1に重なるようにハ
ンドル7を操舵したときに、ちょうど上記の式の旋回半
径Rが得られるように、操舵量ガイドマーク31の位置
を設定する。
【0022】次に、縦列駐車時における操舵支援装置の
作用について説明する。まず、図4に示される、道路と
平行な車両位置Nで運転者がシフトレバー5を後進位置
に操作すると、リヤ位置スイッチ10からの検知信号に
基づいて画像処理装置8は、図3(a)に示されるよう
に、モニタ4の画面19上に車幅ガイドライン20,2
1、アイマーク22,23、操舵開始ガイドライン2
4,25、移動ガイド表示26及び操舵量ガイドマーク
31をカメラ2の映像に重畳させて表示する。このと
き、画面19上において、駐車スペースTの目標点S1
はまだ左後方駐車用の操舵開始ガイドライン24に重な
っていない。
【0023】車両1を道路と平行に直進後退させると、
画面19上で目標点S1が次第に操舵開始ガイドライン
24に近づき、図3(b)に示されるように、目標点S
1が操舵開始ガイドライン24に重なったところで、縦
列駐車可能な車両位置Mであると判断して車両1を停止
させる。ここで、ハンドル7を左方へ切ると、操舵量ガ
イドマーク31が操舵開始ガイドライン24上に沿って
画面19の上方から下方へ向かって次第に移動する。そ
して、図3(c)に示されるように、操舵量ガイドマー
ク31が目標点S1に重なったところで、ハンドル7の
操舵角を保持しつつ車両1を後退させる。これにより、
車両1は半径Rで旋回し、画面19上で目標点S1が次
第に左後方駐車用のアイマーク23に近づいてくる。図
3(d)に示されるように、目標点S1がアイマーク2
3に重なると、車両位置Pに達したと判断して車両1を
停止させる。
【0024】次に、据え切りでハンドル7の操舵角を反
対方向へ最大にして車両1を後退させる。これによって
車両1は駐車スペースT内に入り、図3(e)に示され
るように、車幅ガイドライン20が路側ライン32と平
行になったところで、車両1を停止させ、縦列駐車を完
了する。
【0025】なお、右後方の駐車スペースに縦列駐車す
る場合は、同様にして、画面19上の右後方駐車用の操
舵開始ガイドライン25及びアイマーク22と操舵量ガ
イドマーク31とを用い、車幅ガイドライン21が路側
ラインと平行になったところで車両1を停止させればよ
い。
【0026】また、ハンドル操作に応じて、左後方への
駐車を行うときには左後方駐車用のアイマーク23と操
舵量ガイドマーク31とを互いに同じ色彩とし、右後方
への駐車を行うときには右後方駐車用のアイマーク22
と操舵量ガイドマーク31とを互いに同じ色彩とすれ
ば、使用するアイマークを感覚的に把握することがで
き、運転しやすくなる。例えば、操舵量ガイドマーク3
1の色彩をA、直進時のアイマーク22及び23の色彩
を共にBとし、左後方駐車のために左方へ所定角以上に
ハンドル7を切ると、左後方駐車用のアイマーク23の
みの色彩がAとなり、逆に右後方駐車のために右方へ所
定角以上にハンドル7を切ると、今度は右後方駐車用の
アイマーク22のみの色彩がAとなるように構成するこ
とができる。また、直進時にはアイマーク22及び23
を表示せず、左右いずれかに所定角以上にハンドル7を
切ったときにアイマーク22及び23を表示するように
してもよい。さらに、ハンドル7の操舵方向に応じて駐
車のために使用する一方のアイマークのみを表示するよ
うにしてもよい。
【0027】なお、アイマーク22及び23、並びに操
舵量ガイドマーク31は円形に限るものではなく、他の
形状でもよい。また、上記実施の形態においては、目標
点S1として駐車スペースTの奥のコーナーを用いた
が、これに限るものではない。駐車スペースTに対して
固定された点であればよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
操舵支援装置によれば、車両の後退時にモニタの画面上
にカメラによる車両後方の映像と共に縦列駐車時のガイ
ド表示が重畳表示されるので、運転者はガイド表示に含
まれる操舵開始ガイドライン、アイマーク及び操舵量ガ
イドマークと車両後方の映像とに基づいて縦列駐車のた
めの操舵開始地点と操舵量及びハンドルの切り返し地点
を容易に把握することができる。
【0029】請求項2に記載の操舵支援装置によれば、
車両を道路と平行に直進後退させ、カメラによる映像内
の駐車スペースに関する目標点が操舵開始ガイドライン
と重なったところで車両を一旦停止し、操舵量ガイドマ
ークが目標点に重なるまでハンドルを切った状態で車両
を後退させ、アイマークが目標点に重なったところで再
び停止し、据え切りでハンドルの操舵角を反対方向へ最
大にして車両を後退させるだけで駐車スペースへの縦列
駐車を完了させることができる。
【0030】請求項3に記載の操舵支援装置によれば、
ハンドルを切り返して車両を後退させる際に車幅ガイド
ラインが路側と平行になったところで車両を停止させる
ことにより、駐車スペース内の適正位置に車両を縦列駐
車させることができる。請求項4に記載の操舵支援装置
によれば、ガイド表示が、左後方への駐車を行うための
左後方駐車用の操舵開始ガイドライン及びアイマーク
と、右後方への駐車を行うための右後方駐車用の操舵開
始ガイドライン及びアイマークとを含んでいるので、そ
れぞれ対応する操舵開始ガイドライン及びアイマークを
用いて左後方及び右後方への駐車を同様に行うことが可
能となる。請求項5に記載の操舵支援装置によれば、左
後方への駐車を行うときには左側駐車用のアイマークと
操舵量ガイドマークとを互いに同じ色彩とし、右後方へ
の駐車を行うときには右側駐車用のアイマークと操舵量
ガイドマークとを互いに同じ色彩とするので、使用する
アイマークを感覚的に把握することができ、運転しやす
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係る縦列駐車時の操
舵支援装置を搭載した車両を示す側面図である。
【図2】 実施の形態の操舵支援装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 実施の形態1における縦列駐車時のモニタ画
面を段階的且つ模式的に示す図である。
【図4】 実施の形態1における縦列駐車時の車両の位
置を段階的且つ模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 車両、2 カメラ、4 モニタ、5 シフトレバ
ー、6 前輪、7 ハンドル、8 画像処理装置、9
モニタ用コントローラ、10 リヤ位置スイッチ、11
操舵角センサ、12 操舵角演算部、13 CPU、
19 画面、20,21 車幅ガイドライン、22,2
3 アイマーク、24,25 操舵開始ガイドライン、
26 移動ガイド表示、31 操舵量ガイドマーク、3
2 路側ライン、T 駐車スペース、S1 目標点。
フロントページの続き (72)発明者 山田 聡之 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 特開 平10−244891(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/00 628 B60R 21/00 621 B60R 21/00 626 G08G 1/16 B62D 6/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の後方を撮影するカメラと、 車両の運転席に配置されたモニタと、 ハンドルの操舵角を検出する操舵角センサと、 車両の後退時に前記カメラによる映像を前記モニタに表
    示すると共に縦列駐車時の車両の運転を支援するための
    ガイド表示を前記モニタの画面上に重畳表示する表示制
    御手段とを備え、ガイド表示は、 それぞれ前記モニタの画面の所定位置に固定表示され且
    つ縦列駐車のための操舵開始地点をガイドする操舵開始
    ガイドラインとハンドルの切り返し地点をガイドするア
    イマークと、 前記操舵角センサで検出されたハンドルの操舵角に応じ
    て前記モニタの画面の操舵開始ガイドライン上に沿って
    移動表示される操舵量ガイドマークとを含むことを特徴
    とする縦列駐車時の操舵支援装置。
  2. 【請求項2】 車両を道路と平行に直進後退させ、前記
    カメラによる映像内の駐車スペースに関する目標点が操
    舵開始ガイドラインと重なったところで車両を停止し、
    ハンドルを切って操舵量ガイドマークを目標点に重ね、
    その位置でハンドルを保持しつつ車両を後退させてアイ
    マークが目標点に重なったところで車両を停止し、据え
    切りでハンドルの操舵角を反対方向へ最大にして車両を
    後退させることにより車両が駐車スペースに適正に縦列
    駐車される請求項1に記載の縦列駐車時の操舵支援装
    置。
  3. 【請求項3】 ガイド表示は、前記モニタの画面の所定
    位置に固定表示され且つ直進後退したときの車両両側部
    の予想位置を示す車幅ガイドラインをさらに含む請求項
    1または2に記載の縦列駐車時の操舵支援装置。
  4. 【請求項4】 ガイド表示は、左後方への駐車を行うた
    めの左後方駐車用の操舵開始ガイドライン及びアイマー
    クと、右後方への駐車を行うための右後方駐車用の操舵
    開始ガイドライン及びアイマークとを含む請求項1〜3
    のいずれか一項に記載の縦列駐車時の操舵支援装置。
  5. 【請求項5】 ハンドル操作に応じて、左後方への駐車
    を行うときには左側駐車用のアイマークと操舵量ガイド
    マークとを互いに同じ色彩とし、右後方への駐車を行う
    ときには右側駐車用のアイマークと操舵量ガイドマーク
    とを互いに同じ色彩とする請求項4に記載の縦列駐車時
    の操舵支援装置。
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