JP4769528B2 - 駐車支援装置 - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1には、バックガイドモニタに、車両後部にそなえられたモニタカメラによって撮影された車両後部の画像とともに、車幅延長線やステアリングに連動する車両進行予測軌道線を表示させる手法が示されている。
図7は従来の後退駐車支援システムにおける縦列駐車時にバックガイドモニタに表示される目標駐車位置設定画面の例を示す図、図8は従来の後退駐車支援システムにおける車庫入れ時にバックガイドモニタに表示される目標駐車位置設定画面の例を示す図である。
図7に示す目標駐車位置設定画面200aには、車両後部にそなえられたモニタカメラによって撮影された車両後部の画像とともに、目標駐車位置枠(2点鎖線)201およびカーソル202−1,202−2,202−3,202−4が表示されるようになっている。
このような従来の後退駐車支援システムを用いて縦列駐車を行なう場合には、運転者は、先ず、駐車支援スイッチ(図示省略)を押下した後、シフトレバーをRレンジに入れ、タッチディスプレイ等を用いて縦列駐車を行なう旨の選択・入力を行なう。
また、図8に示す目標駐車位置設定画面200bには、車両の後部にそなえられたモニタカメラによって撮影された車両後部の画像とともに、目標駐車位置枠(2点鎖線)201と8方向カーソル204および回転方向カーソル205a,205bが表示されるようになっている。
8方向カーソル204は、目標駐車位置枠201の移動・配置を行なうためのものであり、放射線状に外向きに配置され互いに異なる方向をそれぞれ指し示す8つの矢印をそなえて構成され、運転者が各矢印をそれぞれ押下・選択することができるようになっている。
回転方向カーソル205a,205bは、それぞれ目標駐車位置設定画面200bにおいて目標駐車位置枠201を回転させるものであり、回転方向カーソル205aは、目標駐車位置設定画面200bにおいて目標駐車位置枠201を反時計方向に、又、回転方向カーソル205bは、目標駐車位置設定画面200bにおいて目標駐車位置枠201を時計方向に、それぞれ回転させるようになっている。
また、後退駐車時に運転者に代わって操舵操作等を行なう従来の後退駐車支援システムにおいては、カーソル202−1〜202−4や8方向カーソル204の矢印を何度も押下することによって行なう目標駐車位置の設定が煩雑であり、目標駐車位置の設定に時間がかかり後退駐車を迅速に行なうことができないという課題がある。
さらに、該周囲情報取得部として、更に、前記車両の周囲の温度を測定する温度センサをそなえ、該判定部が、前記車両の周囲の温度が予め設定された基準温度を越えた場合に、該駐車安全条件が満たされていないと判断してもよい。
また、該駐車目標位置設定部による駐車目標位置候補を、該撮影部により撮影された画像とともに該表示部に表示させる表示制御部をそなえるとともに、該表示部が、接触物をその表面に接触させることにより入力操作が行なわれるタッチパネル付き表示装置として構成され、該表示制御部が、該タッチパネル上における該接触物の接触移動に追従させて、該表示部において該駐車目標位置候補を移動させて表示させてもよい。
(1)駐車安全条件が満たされていないと判定された場合に、駐車支援機能を変更することにより、運転者に対して周囲環境への注意をうながすことにより、後退駐車時における安全性が向上する。
(2)駐車安全条件が満たされていないと判定された場合に、表示部に進行予測軌道を表示させないようにすることにより、運転者にとって、表示部上の周囲画像がより見易くなり、表示部に表示された画像を用いての安全確認を行ない易い。又、製造物責任法(PL法)への抵触を回避することも期待できる。
(4)車両周辺の障害物検出および自動停止機能により、安全性を向上させることができる。
図1は本発明の一実施形態としての駐車支援システム(駐車支援装置)の構成を模式的に示す図である。本駐車支援システム100は、車両1(図2(a)参照)に搭載され、この車両1の運転者が駐車を行なう際の支援を行なうものである。
本駐車支援システム100は、図1に示すように、温度センサ21,照度センサ22,障害物センサ23,スピーカ25,モニタカメラ24,タッチディスプレイ31(表示部,入力部),CPU(Central Processing Unit)10,ブレーキペダルSW41および駐車支援SW51をそなえて構成されている。
駐車支援SW(スイッチ)51は、本駐車支援システム100による駐車支援機能(後退駐車時の自動操舵機能;詳細は後述)のON/OFFを設定するためのスイッチ(入力部)であって、運転者は、後退駐車時の自動操舵機能を有効にする場合には、この駐車支援SW51をONに設定するようになっている。なお、この駐車支援SW51は、ソフトウェアによりタッチディスプレイ31に表示させてもよく、又、自動車の車室空間内にハードウェアとしてそなえてもよい。
モニタカメラ(周囲情報取得部,撮影部)24は、車両の周囲環境を撮影するものであって、図2(a),図2(d)に示す例においては、車両1の後部位置に取り付けられ、車両1の後方を撮影するバックカメラとして構成されたモニタカメラ24が示されている。
タッチディスプレイ31は、タッチパネル付きディスプレイ装置(以下、タッチディスプレイという)として構成され、例えば、CRT(Cathode Ray Tube;陰極線管)やLCD(Liquid Crystal Display;液晶表示装置)及び透明フィルムスイッチにより構成され、種々の情報やモニタカメラ24によって撮影された映像を表示する表示部としての機能(ディスプレイ)と、自動車の搭乗者(運転者)が種々の情報や指示等の入力操作を行なうための入力部(タッチパネル)としての機能とを兼ね備えるものである。
さらに、本駐車支援システム100においては、運転者が車両1のシフトレバーをR(後退:Reverse)に設定することにより、モニタカメラ24によって撮影された画像がタッチディスプレイ31に表示されるようになっている。
スピーカ25は、種々の音声を出力するものであって、後述する制御部12等による制御に基づいて、ガイダンスや警告音を再生する他、カーオーディオによる音楽の再生等も行なうようになっている。
駐車支援部19は、車両1の駐車時にその運転者に対して駐車支援機能を提供するものであって、本実施形態においては、車両1の後退駐車時に、自動操舵機能や、ガイダンス機能,車幅延長線表示機能,進行予測軌道表示機能を駐車支援機能として提供するようになっている。
図3は本発明の一実施形態としての駐車支援システム100におけるタッチディスプレイ31に表示されるガイダンスの例を示す図であり、駐車支援部19は、例えば、車両1の後退駐車を開始する際に、この図3に示すようなガイダンス画面311を、タッチディスプレイ31に表示させるようになっている。
なお、本駐車支援システム100においては、車両1の後退駐車開始時には、このガイダンス1がデフォルトのガイダンスとしてタッチディスプレイ31に表示されるようになっている。
なお、駐車支援部19が上述の如きガイダンス機能を実行する場合には、例えば、上述した各メッセージを表す文字画像を予め用意しておき、これらの文字画像をタッチディスプレイ31に表示させるよう表示制御部13に指示するようになっている。
車幅延長線表示機能は、モニタカメラ24によって撮影された車両1の周囲環境の画像に重ねて、この車両1の車幅を示す線(車幅延長線)をタッチディスプレイ31に表示するものである。
車幅延長線502は、図4に示すように、例えば、車両1の車幅分だけ離れて配置され、車両1の後方向に延びる2本の線をそなえて構成されている。この車幅延長線502は、モニタカメラ24の取付位置や取付姿勢,撮影範囲等に合わせて、予めその長さや形状が設定され、駐車支援部19は、後退駐車時に、この車幅延長線502を、モニタカメラ24によって撮影された映像と重ねてタッチディスプレイ31に表示させるようになっている。なお、車幅延長線502の作成・設定には既知の種々の手法を用いることができる。
すなわち、駐車支援部19は、タッチディスプレイ31にモニタカメラ24によって撮影された周囲画像とともに車幅延長線502を表示させることにより、車両1の現在の状態(向きや姿勢等)と車両1の後部の様子とを運転者に対して知らせることができ、これにより、運転者は車両1の現在の状態等を迅速且つ客観的に把握することができる。特に運転者が手動で操舵を行なって後退駐車行なう際に、後退駐車を容易に行なうことができ、より安全な運転が可能となるように支援するようになっている。
判定部11は、温度センサ21,照度センサ22および障害物センサ23によって取得された環境情報に基づいて、車両1の周囲が駐車安全条件を満たしているか否かを判定するものである。
また、判定部11は、照度センサ22によって測定された車両1周囲の明るさが予め設定された基準照度(例えば、100ルクス)以下である場合には、暗くて視認性が悪いおそれがある(「背景暗い」)として、駐車安全条件を満たしていないと判定するようになっている。
このため、本駐車支援システム100においては、上述した基準温度や基準照度,障害物センサ23により障害物の存在を検知するために用いられる種々の閾値等が予め設定値として図示しないメモリ等に記録されている。
具体的には、例えば、ガイダンス機能に関して、障害物センサ23によって車両1の進行方向に障害物が検知され、判定部11により駐車安全条件を満たしていないと判定された場合に、制御部12は、前述したガイダンス2をタッチディスプレイ31に表示させるよう制御を行なうようになっている。又、照度センサ22によって測定された車両1周囲の明るさが予め設定された基準照度以下であり、判定部11により駐車安全条件を満たしていないと判定された場合には、制御部12は、前述したガイダンス3をタッチディスプレイ31に表示させるよう制御を行なうようになっている。更に、温度センサ21によって測定された外気温が予め設定された基準温度以下であり駐車安全条件を満たしていないと判定された場合には、制御部12は、前述したガイダンス4をタッチディスプレイ31に表示させるよう制御を行なうようになっている。
また、制御部12は、障害物センサ23によって車両1の進行方向に障害物が検知されたり、照度センサ22によって測定された車両1周囲の明るさが予め設定された基準照度以下であったり、温度センサ21によって測定された外気温が予め設定された基準温度以下であったりすることにより、判定部11によって駐車安全条件が満たされていないと判断された場合に、進行予測軌道表示機能を抑止して、タッチディスプレイ31に進行予測軌道線501を表示させないよう制御を行なったり、障害物センサ23により既定値以内に障害物が存在する場合に、車両1の停止を行なうようになっている。
また、制御部12は、判定部11により、照度センサ22および温度センサ21によって取得された環境情報に基づいて、「背景暗い」および「路面凍結」の少なくともいずれか1つが判定された場合に、車速制御部102に対して、駐車支援部19の自動操舵機能による通常の後退速度(通常速度)よりも低速の速度で後退させるように制御を行なうようになっている。
駐車目標位置設定部16は、車両1を駐車する駐車目標位置を設定するためのものであって、駐車目標位置検知機能をそなえ、例えば、運転者が駐車を希望するスペース(駐車スペース)に近づいた状態で一時停止をすることにより、駐車スペースの位置を検知するようになっており、これにより、駐車目標位置設定部16は、その駐車スペース(駐車区画)の位置を検知し、更に、その後、運転者が、その駐車スペースに対して所定の関係となる位置に車両1を停止させ、車庫入れや縦列駐車を行なう旨の入力を行なうことにより、先に検知した駐車スペースを、車庫入れや縦列駐車の駐車目標位置候補として自動認識し、その後、タッチディスプレイ31等により、駐車目標位置候補を確定する旨の入力操作を行ない、これにより駐車目標位置候補が駐車目標位置として設定されるようになっている。
本駐車支援システム100における駐車目標位置設定部16では、モニタカメラ24によって撮影された車両1の周囲の画像に基づいて、白線や障害物によって囲まれたスペースであって、車両1を駐車できる充分な寸法を有するスペースを検知し、このスペースを駐車目標位置候補として自動認識する。
表示制御部13は、タッチディスプレイ31に対する種々の表示制御を行なうものであって、例えば、バックガイドモニタとしてタッチディスプレイ31にモニタカメラ24の画像を表示させたり、又、このバックガイドモニタ時に、駐車目標位置設定部16によって設定された駐車目標位置候補を、目標駐車位置設定画面200a,200b(図7,図8参照)において、周囲画像に重ねて枠線(目標駐車位置枠201;図7,図8参照)等として、タッチディスプレイ31に表示させるようになっている。
さらに、本駐車支援システム100においては、タッチディスプレイ31に駐車目標位置候補が表示されている状態(目標駐車位置設定画面)において、この駐車目標位置候補(目標駐車位置枠)を移動させる(調整)ことができるようになっている(駐車目標位置調整機能)。
そして、運転者が、目標駐車位置設定画面において、確定ボタン203を押下・選択することにより、駐車目標位置枠によって示される駐車目標位置候補が目標駐車位置として確定する。
なお、本駐車支援システム100においては、図7,図8に示した従来の後退駐車支援システムにおける目標駐車位置設定画面200a,200bと同様に、タッチディスプレイ31上にカーソル(カーソル202−1〜202−4,回転方向カーソル205a,205b)を表示させるようになっており、これらのカーソルやその矢印を押下・選択することによっても目標駐車位置枠の移動を行なうことができるようになっている。
また、上述した駐車目標位置設定部16においては、駐車目標位置検知機能による駐車目標位置候補の自動認識が不可能であった場合に、運転者が手動で駐車目標位置を設定することができるようになっており、上述した駐車目標位置候補(目標駐車位置枠)の移動と同様にして、タッチディスプレイ31に仮に表示された目標駐車位置枠を移動させることにより、駐車目標位置候補を手動で設定することができるようになっている。
なお、このような駐車目標位置設定可能判断部15による、駐車目標位置設定部16による駐車目標位置の設定が可能であるか否かの判断には、既知の種々の手法を用いることができる。
具体的には、通知部14は、例えば、「現在の位置では駐車区画の設定ができません。」のようなメッセージをタッチディスプレイ31に表示させたり、又、同様のメッセージをスピーカ25から音声で再生させることにより、運転者に対して、駐車目標位置の設定が不可能である旨を通知する。運転者は、このようなメッセージを見た(もしくは聞いた)場合には、例えば、車両1を移動させて、駐車スペースに対して車両1を自動駐車可能な位置に移動させたり、他の駐車スペースに移動したりする。
運転者は、車両1を駐車する際、ステアリングやブレーキペダルを操作して駐車スペースに対して所定の関係となる位置に車両1を停止させ、駐車支援SW51をONにしてから(ステップA10)、シフトレバーをR(後退)の位置に移動させる(ステップA15)。これらが検出されることによって(ステップA15のYESルート参照)、駐車支援が実質的に開始される。
表示制御部13は、タッチディスプレイ31に、図4や図5に示すような、モニタカメラ24によって撮影された車両1の後部の映像(バックガイドモニタ)を表示させる(ステップA20)。なお、前述したように、本駐車支援システム100においては、デフォルトで進行予測軌道線501および車幅延長線502が表示されるようになっている。
また、判定部11により「背景暗い」および「路面凍結」のいずれも判定されない場合にも(ステップA30のNOルート参照)、ステップA40に移行する。
また、進路消去スイッチがONに設定されていない場合(ステップA40のNOルート参照)、もしくは、進路表示スイッチがONに設定されていない場合(ステップA70のNOルート参照)には、制御部12は、次に、タッチディスプレイ31において縦列駐車スイッチ312−2もしくは車庫入れスイッチ312−1が選択されたか否かを確認する(ステップA90)。
縦列駐車スイッチ312−2もしくは車庫入れスイッチ312−1が選択された場合には(ステップA90のYESルート参照)、駐車目標位置設定部16が、駐車目標位置候補(駐車区画)の自動認識を行なう(ステップA100)。表示制御部13は、タッチディスプレイ31において、駐車目標位置設定部16による駐車目標位置候補(駐車スペース)を目標駐車位置設定画面200a,200bに表示させる(ステップA110)。
ここで、駐車目標位置設定部16による駐車目標位置候補の設定は、タッチディスプレイ31の目標駐車位置設定画面200a,200bにおける確定スイッチ203が選択された場合に完了する(ステップA160)。
判定部11によって「背景暗い」および「路面凍結」のいずれも判定されない場合には(ステップA170のNOルート参照)、表示制御部13は、タッチディスプレイ31に「※注意※ 周囲の安全に気をつけて、危険なときはブレーキをおかけください」とのメッセージを表示するガイダンス画面311(図3参照)を表示させた後(ステップA180)、通常速度で後退させながら自動操舵を行なう(ステップA190,A310)。
例えば、制御部12は、判定部11により「背景暗い」と判定された場合には、「周辺が暗いので、周辺状況を十分確認して下さい。ブレーキ操作は運転者の責任で実施して下さい」とのガイダンスをタッチディスプレイ31やスピーカ25を介して行なう。更に、制御部12は、判定部11によって「路面凍結」と判定された場合には、「路面が滑りやすくなっています。ブレーキ操作には十分注意して下さい」とのガイダンスをタッチディスプレイ31やスピーカ25を介して行なう。
また、これらが検出されない場合には(ステップA315のNOルート参照)、障害物センサ23により車両1の周辺に障害物が既定距離(例えば、30cm)以内に接近したことが検出されたか、すなわち、障害物があるか否かを判断する(ステップA320)。障害物が検出されない場合には(ステップA320のNOルート参照)、ステップA310に戻り、障害物が検出された場合には(ステップA320のYESルート参照)、車両1を停止させる制動制御を行なう(ステップA330)。
運転者が、このガイダンスに従って確認を行ないブレーキを操作したことをブレーキペダルSW41により検出し(ステップA350)、ブレーキ操作が行なわれた場合に(ステップA350のYESルート参照)、処理を終了する。
さらに、本駐車支援装置1の製造メーカにとって、例えば、障害物センサ23によって車両1の進行方向に障害物が検知された場合に、タッチディスプレイ31に進行予測軌道を表示させないようにすることにより、障害物にぶつかるおそれがある進行予測軌道線501がタッチディスプレイ31に表示されることがなく、製造物責任法(PL法)への抵触を回避することも期待できる。
例えば、上述した実施形態においては、車両1を後退させて駐車する後退駐車時における駐車支援を行なう例について説明しているが、これに限定されるものではなく、車両1を前進させて駐車する前進駐車時における駐車支援として本駐車支援システム100を用いても良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、進行予測軌道腺は、車両の中心位置が通過する1本の進行予測軌道線等、1本もしくは3本以上の進行予測軌道線で示してもよく、又、例えば、車両1の大きさに対応する範囲を塗りつぶすことによって進行予測軌道を示してよく、更に、この塗りつぶしを半透明な状態で行なってもよい。
10 CPU
11 判定部
12 制御部
13 表示制御部
14 通知部
15 駐車目標位置設定可能判断部
16 駐車目標位置設定部
17 目標軌道演算部
18 自動操舵制御部
19 駐車支援部
21 温度センサ(周囲情報取得部)
22 照度センサ(周囲情報取得部)
23 障害物センサ(周囲情報取得部)
24 モニタカメラ(撮影部)
25 スピーカ
31 タッチディスプレイ(表示部,入力部)
41 ブレーキペダルSW(運転者操作検出部)
51 駐車支援SW(入力部)
100 駐車支援システム(駐車支援装置)
101 操舵制御部
102 車速制御部
103 制動制御部
501 進行予測軌道線
502 車幅延長線
Claims (11)
- 車両の駐車時に当該車両の運転者に対して提供可能な駐車支援機能をそなえる駐車支援装置であって、
当該車両の周囲の環境情報を取得する周囲情報取得部と、
該周囲情報取得部によって取得された該環境情報に基づいて、前記車両の周囲が駐車安全条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
該判定部が該駐車安全条件が満たされていないと判断した場合に該駐車支援機能を変更する制御部とをそなえ、
該周囲情報取得部が、前記車両の周囲における障害物の有無を検出可能な障害物センサであり、
該駐車支援機能として、該運転者に対してガイダンスを提供するガイダンス機能をそなえ、
該判定部が、該障害物センサにより前記車両の周囲に該障害物があることを検出された場合に、該駐車安全条件が満たされていないと判断して、該ガイダンス機能が該運転者にブレーキ操作や周囲確認に関するガイダンスを行ない、
当該ガイダンスを行なった後に、該判定部が該障害物センサにより前記車両の周囲に該障害物が接近したことを検出した場合には、該車両を停止させるとともに、該ガイダンス機能が該運転者にブレーキ操作や周囲確認に関するガイダンスを再度行なうことを特徴とする、駐車支援装置。 - 該周囲情報取得部として、更に、該車両の周囲環境を撮影する撮影部をそなえるとともに、
該撮影部により撮影された画像を表示可能な表示部をそなえて構成され、
該駐車支援機能が、該撮影部によって撮影された当該車両の周囲環境の画像とともに、当該車両の進行予測軌道を該表示部に表示する進行予測軌道表示機能であって、
該判定部が該駐車安全条件が満たされていないと判断した場合に、該制御部が、該進行予測軌道表示機能の作動を抑止することを特徴とする、請求項1記載の駐車支援装置。 - 該駐車支援機能として、更に、該撮影部によって撮影された当該車両の周囲環境の画像とともに、当該車両の車幅を示す車幅延長線を該表示部に表示する車幅延長線表示機能をそなえることを特徴とする、請求項2記載の駐車支援装置。
- 該周囲情報取得部として、更に、前記車両の周囲の温度を測定する温度センサをそなえ、
該判定部が、前記車両の周囲の温度が予め設定された基準温度を越えた場合に、該駐車安全条件が満たされていないと判断することを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の駐車支援装置。 - 該周囲情報取得部として、更に、前記車両の周囲の明るさを測定する照度センサをそなえ、
該判定部が、前記車両の周囲の明るさが予め設定された基準照度以下の場合に、該駐車安全条件が満たされていないと判断することを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の駐車支援装置。 - 当該車両を駐車する駐車目標位置を設定可能な駐車目標位置設定部をそなえることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
- 当該車両の現在位置から該駐車目標位置設定部によって設定された該目標駐車位置までの該車両の軌道を目標軌道として算出する目標軌道演算部をそなえることを特徴とする、請求項6記載の駐車支援装置。
- 該目標軌道算出部により算出された該目標軌道に沿って当該車両を移動させるべく当該車両の操舵制御を行なう自動操舵制御部をそなえることを特徴とする、請求項7記載の駐車支援装置。
- 駐車目標位置設定部による該駐車目標位置の設定が可能であるか否かを判断する駐車目標位置設定可能判断部をそなえて構成され、
該駐車目標位置設定可能判断部により、該駐車目標位置設定部による該駐車目標位置の設定が不可能であると判断された場合に、該運転者に対してその旨を通知する通知部をそなえることを特徴とする、請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の駐車支援装置。 - 該駐車目標位置設定部による駐車目標位置候補を、該撮影部により撮影された画像とともに該表示部に表示させる表示制御部をそなえるとともに、
該表示部が、接触物をその表面に接触させることにより入力操作が行なわれるタッチパネル付き表示装置として構成され、
該表示制御部が、該タッチパネル上における該接触物の接触移動に追従させて、該表示部において該駐車目標位置候補を移動させて表示させることを特徴とする、請求項9記載の駐車支援装置。 - 該制御部が、該周囲情報取得部によって取得された該環境情報に基づいて、該ガイダンスのパターンを変更することを特徴とする、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
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