JP3107080B1 - 縦列駐車時の操舵支援装置 - Google Patents

縦列駐車時の操舵支援装置

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JP3107080B1
JP3107080B1 JP11125717A JP12571799A JP3107080B1 JP 3107080 B1 JP3107080 B1 JP 3107080B1 JP 11125717 A JP11125717 A JP 11125717A JP 12571799 A JP12571799 A JP 12571799A JP 3107080 B1 JP3107080 B1 JP 3107080B1
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Abstract

【要約】 【課題】 この発明は、運転者が縦列駐車する際の適正
な進入角度とハンドルの切り返しタイミングとを容易に
把握することができる縦列駐車時の操舵支援装置を提供
することを課題とする。 【解決手段】 モニタの画面19上で第2のアイマーク
29とコーナ34並びに第2のガイドライン30と路側
ライン35とが一致して重なったら、ハンドル7を直進
状態に戻し、そのまま後退して第1のアイマーク26と
コーナ34並びに第1のガイドライン27と路側ライン
35とを一致させる。ここで、ハンドル7の切れ角を縦
列駐車開始時と逆方向へ最大にし、後退することにより
縦列駐車が完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、縦列駐車時の操
舵支援装置に係り、特に車両の後方を撮像したモニタ画
面上に縦列駐車時のハンドル操作を支援するための表示
を重畳させて表示する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の後進時に運転者が車両の死
角により目標とする場所が見えなくなった場合に、モニ
タに車両の後方視界を写し出すようにした装置が提案さ
れている。例えば、特公平2−36417号公報には、
車両後方を撮影するテレビカメラと、このテレビカメラ
のとらえた映像を写し出すモニタテレビと、タイヤ操舵
角に係る情報信号を出力するセンサと、このセンサから
の情報信号に応じてマーカー信号を発生し、テレビ画面
上にマーカーを重畳表示させる回路とからなる車両の後
方監視モニタ装置が開示されている。この装置では、タ
イヤの操舵角データとその操舵角に対応する車両の後進
方向に沿ったマーカー位置データがROMに蓄積されて
おり、そのときの操舵角に応じた車両の予想後進軌跡が
マーカーの列としてテレビ画面上にテレビカメラで撮影
された映像に重畳して表示される。
【0003】このような装置によれば、車両の後進時に
後方の道路の状況等の視界と共に操舵角に応じた車両の
予想後進軌跡がモニタテレビの画面上に表示されるた
め、運転者は、後方を振り向くことなくテレビ画面を見
たままでハンドルを操作して車両を後退させることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両を
後退させて縦列駐車する場合には、駐車スペースへの進
入角度とハンドルの切り返しタイミングとが重要なポイ
ントとなり、従来の後方監視モニタ装置では、運転者は
テレビ画面上で後方の視界と車両の予想後進軌跡とを見
ただけではどのような状態でハンドルを操作したらよい
のか判断し難く、縦列駐車の十分な支援を行うことがで
きないという問題点があった。この発明はこのような問
題点を解消するためになされたもので、運転者が縦列駐
車する際の適正な進入角度とハンドルの切り返しタイミ
ングとを容易に把握することができる縦列駐車時の操舵
支援装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の縦列駐車時の操舵支援装置は、車両の後方を撮影す
唯一つのカメラと、車両の運転席に配置されたモニタ
と、車両の後退時にカメラによる映像をモニタに表示す
ると共に縦列駐車時の固定ガイド表示をモニタの画面の
所定位置に固定された状態で重畳表示する表示制御手段
とを備え、固定ガイド表示は縦列駐車のためのハンドル
の切り返しのタイミングを示す第1のアイマークと駐車
スペースへの適正な進入角度であることを示す第1のガ
イドラインとを含み、前記モニタの画面上で第1のアイ
マークが駐車スペースの目標地点と一致し且つ第1のガ
イドラインが前記目標地点から延びる駐車スペースの所
定のラインと一致したときにハンドルの切れ角を最大に
して後退することにより車両が駐車スペースに適正に縦
列駐車されるものである。
【0006】請求項2に記載の操舵支援装置は、請求項
1の装置において、第1のガイドラインが第1のアイマ
ークを起点とする線分として描かれるものである。請求
項3に記載の操舵支援装置は、請求項2の装置におい
て、固定ガイド表示が第2のアイマークとこの第2のア
イマークを起点とする線分として描かれた第2のガイド
ラインとを含み、モニタの画面上で第2のアイマークが
駐車スペースの目標地点と一致し且つ第2のガイドライ
ンが駐車スペースの所定のラインと一致したときに車両
を直進後退させることによりモニタの画面上において第
1のアイマークと目標地点並びに第1のガイドラインと
所定のラインとがそれぞれ一致するものである。
【0007】請求項4に記載の操舵支援装置は、請求項
3の装置において、第2のアイマークがモニタの画面上
で車両の後端部より車両全長の1.3〜1.5倍後方に
描かれるものである。請求項5に記載の操舵支援装置
は、請求項3または4の装置において、第1及び第2の
ガイドラインがそれぞれ駐車スペースへの進入角度の許
容範囲を表わすために所定の幅の線分として描かれるも
のである。請求項6に記載の操舵支援装置は、請求項3
〜5のいずれか一項の装置において、固定ガイド表示が
第1のガイドラインと第2のガイドラインとの間に中間
的に描かれた第3のガイドラインを含むものである。請
求項7に記載の操舵支援装置は、請求項3〜6のいずれ
か一項の装置において、第1のアイマークが所定の形状
の図形で描かれ、第2のアイマークは第1のアイマーク
と同じ形状で且つ第1のアイマークより大きな図形で描
かれ、第2のアイマークから第1のアイマークへ向かっ
て収束するような補助線で第1及び第2のアイマークが
互いに連結されるものである。請求項8に記載の操舵支
援装置は、請求項7の装置において、補助線が第2のア
イマークと一体に描かれるものである。請求項9に記載
の操舵支援装置は、請求項1〜8のいずれか一項の装置
において、固定ガイド表示が第1のアイマークの外周部
に描かれた複数の強調マークを含むものである。
【0008】請求項1に記載の操舵支援装置では、車両
の後退時にカメラにより撮影された車両の後方の映像が
モニタに表示されると共に縦列駐車時の固定ガイド表示
がモニタの画面の所定位置に固定された状態で重畳表示
される。運転者は固定ガイド表示に含まれる第1のアイ
マーク及び第1のガイドラインと車両後方の映像とに基
づいて縦列駐車のためのハンドルの切り返しのタイミン
グと駐車スペースへの適正な進入角度を把握しつつ車両
の操舵を行う。
【0009】請求項2に記載の操舵支援装置では、請求
項1の装置において、運転者はモニタ画面上で第1のア
イマークが駐車スペースの目標地点と一致し且つ第1の
ガイドラインが目標地点から延びる駐車スペースの所定
のラインと一致したときに、ハンドルの切り返しのタイ
ミングと適正な進入角度であることを認識し、ハンドル
の切れ角を最大にして車両を後退させる。請求項3に記
載の操舵支援装置では、請求項2の装置において、運転
者はモニタ画面上で第2のアイマークが駐車スペースの
目標地点と一致し且つ第2のガイドラインが駐車スペー
スの所定のラインと一致したときに、このまま車両を直
進後退させることによりモニタの画面上において第1の
アイマークと目標地点並びに第1のガイドラインと所定
のラインとをそれぞれ一致させ得ることを認識する。
【0010】請求項4に記載の操舵支援装置では、請求
項3の装置において、第2のアイマークがモニタの画面
上で車両の後端部より車両全長の1.3〜1.5倍後方
に描かれているので、第2のアイマークを基準として車
両の直進後退により無理なく第1のアイマークと目標地
点との一致が行われる。請求項5に記載の操舵支援装置
では、請求項3または4の装置において、運転者は所定
の幅の線分として描かれた第1及び第2のガイドライン
を用いて駐車スペースへの進入角度の許容範囲を把握し
つつ縦列駐車を行う。請求項6に記載の操舵支援装置で
は、請求項3〜5のいずれか一項の装置において、運転
者は第3のガイドラインに基づいて駐車スペースへの進
入角度に補正を加えながら車両を後退させる。請求項7
に記載の操舵支援装置では、請求項3〜6のいずれか一
項の装置において、運転者はモニタ画面上で第2のアイ
マークと一致した駐車スペースの目標地点を補助線に沿
って第1のアイマークへと誘導する。請求項8に記載の
操舵支援装置では、請求項7の装置において、運転者は
モニタ画面上で第2のアイマークと一体に描かれた補助
線に沿って駐車スペースの目標地点を第1のアイマーク
へと誘導する。請求項9に記載の操舵支援装置では、請
求項1〜8のいずれか一項の装置において、運転者は複
数の強調マークで強調された第1のアイマークに駐車ス
ペースの目標地点を一致させる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1に示されるように、車両1の後部に
車両1の後方の視界を撮影するカメラ2が取り付けられ
ている。カメラ2の視界範囲の近接側端部に車両1の後
部バンパー3が入っている。車両1の運転席にはカラー
タイプの液晶ディスプレイからなるモニタ4が配置され
ており、通常はナビゲーション装置の表示装置として使
用され、運転席に設けられたシフトレバー5が後進位置
に操作されるとカメラ2による映像が表示されるように
なっている。操舵輪としての前輪6はハンドル7の操作
により操舵される。前輪6の操舵角αはハンドル7の操
舵角θに所定の係数Kを乗じた値Kθとして表わされ
る。
【0012】図2にこの発明の実施の形態1に係る縦列
駐車時の操舵支援装置の構成を示す。カメラ2に画像処
理装置8が接続され、この画像処理装置8にモニタ用コ
ントローラ9を介してモニタ4が接続されている。ま
た、車両1にはシフトレバー5が後進位置に切り換えら
れたか否かを検知するリヤ位置スイッチ10が設けら
れ、このリヤ位置スイッチ10が画像処理装置8に接続
されている。さらに、ハンドル7の操舵軸にはハンドル
7の操舵角θを検出する操舵角センサ11が取り付けら
れており、この操舵角センサ11が操舵角演算部12を
介して画像処理装置8に接続されている。
【0013】モニタ用コントローラ9は、通常は図示し
ないナビゲーション装置からの表示信号を入力してモニ
タ4に表示させるが、画像処理装置8から表示信号を入
力すると、この画像処理装置8からの表示信号に基づい
てモニタ4に表示を行う。また、操舵角演算部12は、
操舵角センサ11で検出したハンドル7の操舵角θから
前輪6の操舵角αを演算して画像処理装置8へ出力す
る。画像処理装置8は、CPU13と、制御プログラム
を記憶したROM14と、カメラ2からの映像データを
処理する画像処理用プロセッサ15と、画像処理用プロ
セッサ15で処理された映像データが格納される画像メ
モリ16と、作業用のRAM17とを備えている。この
ような画像処理装置8、モニタ用コントローラ9、リヤ
位置スイッチ10、操舵角センサ11及び操舵角演算部
12により表示制御手段が形成されている。
【0014】CPU13は、ROM14に記憶された制
御プログラムに基づいて動作し、リヤ位置スイッチ10
によりシフトレバー5が後進位置に切り換えられたこと
を検知すると、操舵角演算部12の出力信号からそのと
きの操舵角αでの後退時の車両1の予想軌跡を演算し、
この予想軌跡に基づいて操舵角αに対応した位置に車幅
の目安を示すガイド表示をカメラ2の映像に重畳させて
表示する表示データを所定周期で作成する。
【0015】ガイド表示20は、図3(b)に破線で示
されるように、その時点の操舵角αでの後退時の車両1
の予想軌跡と対応し、モニタ4の画面19において車両
後端の後部バンパー3からほぼホイールベース長の位置
に車幅の長さを有する線分21と、その線分21の両端
から車幅の間隔を保って車両後端へ延びる一対のサイド
ライン22と、車両の中間部を示し車幅方向に延びる一
対の線分23、24を有している。ハンドル7の操舵に
応じて、ガイド表示20は、例えば図3(a)に破線で
示されるように、左右方向へ湾曲するように移動する。
【0016】ROM14には、ハンドル7の操舵に拘わ
らずにモニタ4の画面19の所定位置に固定表示される
固定ガイド表示25の表示データが記憶されている。固
定ガイド表示25は、図3(a)に実線で示されるよう
に、画面19のほぼ中央部に配置され且つ縦列駐車のた
めのハンドルの切り返しのタイミングを示す第1のアイ
マーク26と、この第1のアイマーク26を起点として
左右下方へそれぞれ延びる線分として描かれ且つ駐車ス
ペースへの適正な進入角度であることを示す第1のガイ
ドライン27及び28とを有している。さらに、固定ガ
イド表示25は、画面19上で車両1の後部バンパー3
から車両全長の1.3〜1.5倍後方に描かれた第2の
アイマーク29と、この第2のアイマーク29を起点と
して左右下方へそれぞれ延びる線分として描かれた、進
入角を案内する第2のガイドライン30及び31とを有
している。
【0017】ここで、第1のアイマーク26、第1のガ
イドライン27及び28を描く方法を説明する。図5に
示されるように、車両1が鎖線で示す理想駐車スペース
に配置された状態における点Eを基準位置として設定す
る。このとき、点Eからリヤアクスル延長線までの距離
aがリヤオーバーハングとなる。次に、ハンドル7の切
れ角を最大として車両1が旋回する際のリヤアクスルの
中心Cの移動軌跡が描く半径Rcの円に対する接線が点
Eを通るときの中心Cの位置を求め、中心Cと点Eとを
結ぶ線分CEの長さを求める。
【0018】半径Rcの円の中心Oとリヤアクスルの中
心Cとを結ぶ線分OCと理想駐車スペースにおけるリヤ
アクスル延長線との成す角度、すなわち適正な進入角を
αとし、中心Oと点Eを結ぶ線分OEと理想駐車スペー
スにおけるリヤアクスル延長線との成す角度をβとする
と、次の関係式が成り立つ。 α+β=cos-1(Rc/OE) β=tan-1[a/(Rc+W/2)] OE=[(Rc+W/2)+a1/2 ∴ α=cos-1(Rc/OE)―β CE=Rc・tan(α+β) ただし、Wは車両1の幅を示している。
【0019】車両1が図5の実線で示す位置にあるとき
に、画面19上において、基準位置である点Eに相当す
る点を第1のアイマーク26とし、第1のアイマーク2
6から車両1の長さ方向(線分CEの方向)に対してそ
の両側に角度αを成す理想駐車スペースの路側ラインに
相当する線分を描く。路側ラインに相当する線分の長さ
は車幅を延長したラインと交わるまでとし、これらの路
側ラインに相当する線分を第1のガイドライン27およ
び28とする。
【0020】また、画面19において、第1のアイマー
ク26の上方に、車両全長の1.3〜1.5倍後方に相
当する点を第2のアイマーク29とする。 そして第1の
アイマーク26の場合と同様にして、第2のアイマーク
29から車両1の長さ方向に対してその両側に角度αを
成す理想駐車スペースの路側ラインに相当する線分を
く。路側ラインに相当する線分の長さは車幅を延長した
ラインと交わるまでとし、これらの路側ラインに相当す
る線分を第2のガイドライン30および31とする。そ
して、第1のアイマーク26と第2のアイマーク29と
が線分で結合されると共に第1のガイドライン27及び
28の各先端と第2のガイドライン30及び31の各先
端とがそれぞれ線分で結合されている。
【0021】次に、縦列駐車時における操舵支援装置の
作用について説明する。まず、運転者は、シフトレバー
5を後進位置に操作し、初めは目視で方向と後方の安全
及び駐車中の車32の後端と自車との間隔がほぼ50c
mであることを確認する。このとき、シフトレバー5の
切り換えによりリヤ位置スイッチ10からの検知信号に
基づいて画像処理装置8は、図3(a)に示されるよう
に、モニタ4の画面19上にガイド表示20及び固定ガ
イド表示25をカメラ2の映像に重畳させて表示する。
そして、運転者はハンドル7を切り、第2のアイマーク
29が駐車スペース33のコーナ34と一致し且つ第2
のガイドライン30がコーナ34から延びる駐車スペー
ス33の路側ライン35と一致するようにハンドル7を
操舵しながら車両1をゆっくり後退させる。
【0022】図3(b)に示されるように、第2のアイ
マーク29とコーナ34並びに第2のガイドライン30
と路側ライン35とが一致して重なったら、ハンドル7
を直進状態に戻し、そのまま後退して図3(c)に示さ
れるように、今度は第1のアイマーク26とコーナ34
並びに第1のガイドライン27と路側ライン35とを一
致させる。これにより、運転者は駐車スペース33への
進入角度が適正であることを把握すると共にハンドル7
の切り返しのタイミングを把握することができる。
【0023】ここで、図4(a)に示されるように、ハ
ンドル7の切れ角を縦列駐車開始時と逆方向へ最大に
し、そのまま図4(b)に示されるように画面19から
コーナ34が見えなくなるまで後退し、図4(c)に示
されるように、固定ガイド表示25の路側側のガイドラ
イイン22が路側と平行になったところで、ハンドル7
を直進状態に戻すと共に車両1を停止させる。以上で縦
列駐車が完了する。
【0024】このように、第1のアイマーク26と駐車
スペース33のコーナ34並びに第1のガイドライン2
7と路側ライン35とを一致させることにより、ハンド
ル7の切り返しのタイミングと駐車スペース33への進
入角度が定まり、確実に所望の場所へ縦列駐車させるこ
とができる。さらに、第1のアイマーク26及び第1の
ガイドライン27に先立って第2のアイマーク29とコ
ーナ34並びに第2のガイドライン30と路側ライン3
5を一致させることにより、直進後退するだけで第1の
アイマーク26と第1のガイドライン27をそれぞれコ
ーナ34及び路側ライン35に一致させることが可能と
なる。
【0025】なお、縦列駐車を開始して、図3(b)に
示されるように、第2のアイマーク29とコーナ34並
びに第2のガイドライン30と路側ライン35とが一致
しない場合でも、そのまま第1のアイマーク26と第1
のガイドライン27がそれぞれコーナ34及び路側ライ
ン35に一致するようにハンドル7を操舵しながら車両
1を後退させれば、駐車スペース33への縦列駐車を完
了させることができる。
【0026】実施の形態2.実施の形態2に係る操舵支
援装置で用いられる固定ガイド表示37を図6(a)に
示す。この固定ガイド表示37では、第1のガイドライ
ン38及び第2のガイドライン39が、それぞれ駐車ス
ペースへの進入角度の許容範囲を表わすために所定の幅
を有する線分として描かれている。駐車完了位置からの
車両1の幅方向及び長さ方向の位置の誤差は、駐車スペ
ースへの進入角度及びハンドル7の切り返しのタイミン
グで決定される。そこで、許容し得る誤差を第1のガイ
ドライン38及び第2のガイドライン39の所定の幅と
して表わしたものである。駐車スペースの路側ラインに
所定の幅の第1のガイドライン38を重ねることによ
り、ある程度進入角度が深くあるいは浅くなった場合で
も駐車を完了させることができる。
【0027】所定の幅を持った第1のガイドライン38
及び第2のガイドライン39は、塗りつぶすのではな
く、ハッチング等を施して画面の映像中の路側ライン等
がその幅の中に入ることを確認できるようにするのが好
ましい。また、図6(b)に示される固定ガイド表示4
0のように、第1のガイドライン41と第2のガイドラ
イン42との間に第3のガイドライン43を中間的に描
いてもよい。このような中間的な第3のガイドライン4
3を表示することにより、第2のガイドライン42と路
側ラインとを一致させることができなかった場合に、第
3のガイドライン43を目安として進入角度を補正しな
がら後退し、第1のガイドライン41と路側ラインとを
一致させて縦列駐車を完了させることが容易となる。
【0028】実施の形態3.実施の形態3に係る操舵支
援装置で用いられる固定ガイド表示44を図7(a)に
示す。この固定ガイド表示44では、第1のアイマーク
45が所定の大きさの円形に描かれ、第2のアイマーク
46は第1のアイマーク45より大きな円形に描かれて
いる。さらに、第2のアイマーク46から第1のアイマ
ーク45へ向かって収束するような補助線47でこれら
第1及び第2のアイマーク45及び46が互いに連結さ
れている。各円形の内部は塗りつぶすのではなく、画面
の映像がそのまま見えるようにする。
【0029】このようにすることにより、運転者は第1
及び第2のアイマーク45及び46を例えば駐車スペー
スのコーナ等の目標地点に一致させやすくなる。また、
第2のアイマーク46を第1のアイマーク45より大き
くして第2のアイマーク46から第1のアイマーク45
へ向かって収束する補助線47でこれら第1及び第2の
アイマーク45及び46を互いに連結したので、第2の
アイマーク46を目標地点に一致させた後、ハンドル7
の切り角の修正を最小限にして第1のアイマーク45が
目標地点に一致するように車両を誘導しやすくなる。
【0030】それぞれのアイマークは円形に限るもので
はなく、例えば図7(b)に示される固定ガイド表示4
8のように、第1及び第2のアイマーク49及び50を
三角形としてもよい。また、補助線51を破線とした
り、第2のアイマーク50から第1のアイマーク49へ
向かって順次色が変化するように着色することもでき
る。図7(c)に示される固定ガイド表示52のよう
に、第1のアイマーク53の外周部に複数の強調マーク
54を描いて、運転者にハンドル7の切り返しのタイミ
ングであることを強調することもできる。また、図7
(d)に示される固定ガイド表示55のように、補助線
を第2のアイマーク56と一体に描いてもよい。さら
に、図7(e)に示される固定ガイド表示57のよう
に、第2のアイマーク及び補助線を第1のアイマーク5
8に一体に描いてもよい。
【0031】なお、上記の各実施の形態においては、第
1及び第2のアイマークを一致させる目標地点として駐
車スペースのコーナを、第1及び第2のガイドラインを
一致させる所定のラインとして駐車スペースの路側ライ
ンをそれぞれ採用したが、これに限るものではない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
操舵支援装置によれば、車両の後退時にモニタの画面上
にカメラによる車両後方の映像と共に第1のアイマーク
と第1のガイドラインとを含む固定ガイド表示が重畳表
示されるので、運転者は駐車スペースへの適正な進入角
度とハンドルの切り返しタイミングとを容易に把握する
ことができる。
【0033】請求項2に記載の操舵支援装置によれば、
モニタ画面上で第1のアイマークを駐車スペースの目標
地点に、第1のガイドラインを目標地点に接続される駐
車スペースの所定のラインにそれぞれ一致させた後、ハ
ンドルの切れ角を最大にして車両を後退させるだけで縦
列駐車を完了させることができる。。請求項3に記載の
操舵支援装置によれば、モニタ画面上で第2のアイマー
クを駐車スペースの目標地点に、第2のガイドラインを
駐車スペースの所定のラインにそれぞれ一致させた後、
そのまま車両を直進後退させるだけで第1のアイマーク
と目標地点並びに第1のガイドラインと所定のラインと
をそれぞれ一致させることができる。
【0034】請求項4に記載の操舵支援装置によれば、
車両の後端部より車両全長の1.3〜1.5倍後方に描
かれた第2のアイマークを用いての車両の直進後退によ
り、無理なく第1のアイマークと目標地点とを一致させ
ることができる。請求項5に記載の操舵支援装置によれ
ば、所定の幅の線分として描かれた第1及び第2のガイ
ドラインを用いて、ある程度進入角度が深くあるいは浅
くなった場合でも駐車を完了させることができる。請求
項6に記載の操舵支援装置によれば、第3のガイドライ
ンを目安として進入角度を補正しながら後退して縦列駐
車を完了させることが容易となる。
【0035】請求項7に記載の操舵支援装置によれば、
第2のアイマークを目標地点に一致させた後、ハンドル
の切り角の修正を最小限にして第1のアイマークが目標
地点に一致するように車両を誘導しやすくなる。請求項
8に記載の操舵支援装置によれば、補助線が第2のアイ
マークと一体に描かれているので、第2のアイマークを
目標地点に一致させた後、円滑に目標地点を第1のアイ
マークへと誘導することができる。請求項9に記載の操
舵支援装置によれば、第1のアイマークが複数の強調マ
ークで強調されるため、運転者はタイミングを逃すこと
なくハンドルの切り返しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る縦列駐車時の
操舵支援装置を搭載した車両を示す側面図である。
【図2】 実施の形態1の操舵支援装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 実施の形態1における縦列駐車時の車両の位
置とモニタ画面を段階的且つ模式的に示す図である。
【図4】 実施の形態1における縦列駐車時の車両の位
置とモニタ画面を段階的且つ模式的に示す図である。
【図5】 固定ガイド表示を描く方法を示す模式図であ
る。
【図6】 実施の形態2における固定ガイド表示を示す
図である。
【図7】 実施の形態3における固定ガイド表示を示す
図である。
【符号の説明】
1 車両、2 カメラ、4 モニタ、5 シフトレバ
ー、6 前輪、7 ハンドル、8 画像処理装置、9
モニタ用コントローラ、10 リヤ位置スイッチ、11
操舵角センサ、12 操舵角演算部、13 CPU、
19 画面、20ガイド表示、21,23,24 線
分、22 サイドライン、25,37,40,44,4
8,52,55,57 固定ガイド表示、26,45,
49,53,58 第1のアイマーク、27,28,3
8,41 第1のガイドライン、29,46,50,5
6 第2のアイマーク、30,31,39,42 第2
のガイドライン、33 駐車スペース、34 コーナ、
35,36 路側ライン、43 第3のガイドライン、
54 強調マーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 旭 梧郎 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 特開 平10−244891(JP,A) 特開2000−72019(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/00 628 B60R 21/00 621 B60R 21/00 626 G08G 1/16 B62D 6/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の後方を撮影する唯一つのカメラ
    と、 車両の運転席に配置されたモニタと、 車両の後退時に前記カメラによる映像を前記モニタに表
    示すると共に縦列駐車時の固定ガイド表示を前記モニタ
    の画面の所定位置に固定された状態で重畳表示する表示
    制御手段とを備え、固定ガイド表示は縦列駐車のための
    ハンドルの切り返しのタイミングを示す第1のアイマー
    クと駐車スペースへの適正な進入角度であることを示す
    第1のガイドラインとを含み、前記モニタの画面上で第
    1のアイマークが駐車スペースの目標地点と一致し且つ
    第1のガイドラインが前記目標地点から延びる駐車スペ
    ースの所定のラインと一致したときにハンドルの切れ角
    を最大にして後退することにより車両が駐車スペースに
    適正に縦列駐車されることを特徴とする縦列駐車時の操
    舵支援装置。
  2. 【請求項2】 第1のガイドラインはこの第1のアイマ
    ークを起点とする線分として描かれる請求項1に記載の
    縦列駐車時の操舵支援装置。
  3. 【請求項3】 前記固定ガイド表示は、第2のアイマー
    クとこの第2のアイマークを起点とする線分として描か
    れた第2のガイドラインとを含み、前記モニタの画面上
    で第2のアイマークが駐車スペースの前記目標地点と一
    致し且つ第2のガイドラインが駐車スペースの前記所定
    のラインと一致したときに車両を直進後退させることに
    より前記モニタの画面上において第1のアイマークと前
    記目標地点並びに第1のガイドラインと前記所定のライ
    ンとがそれぞれ一致する請求項2に記載の縦列駐車時の
    操舵支援装置。
  4. 【請求項4】 第2のアイマークは、前記モニタの画面
    上で車両の後端部より車両全長の1.3〜1.5倍後方
    に描かれる請求項3に記載の縦列駐車時の操舵支援装
    置。
  5. 【請求項5】 第1及び第2のガイドラインは、それぞ
    れ駐車スペースへの進入角度の許容範囲を表わすために
    所定の幅の線分として描かれる請求項3または4に記載
    の縦列駐車時の操舵支援装置。
  6. 【請求項6】 前記固定ガイド表示は、第1のガイドラ
    インと第2のガイドラインとの間に中間的に描かれた第
    3のガイドラインを含む請求項3〜5のいずれか一項に
    記載の縦列駐車時の操舵支援装置。
  7. 【請求項7】 第1のアイマークは所定の形状の図形で
    描かれ、第2のアイマークは第1のアイマークと同じ形
    状で且つ第1のアイマークより大きな図形で描かれ、第
    2のアイマークから第1のアイマークへ向かって収束す
    るような補助線で第1及び第2のアイマークが互いに連
    結される請求項3〜6のいずれか一項に記載の縦列駐車
    時の操舵支援装置。
  8. 【請求項8】 前記補助線は第2のアイマークと一体に
    描かれる請求項7に記載の縦列駐車時の操舵支援装置。
  9. 【請求項9】 前記固定ガイド表示は、第1のアイマー
    クの外周部に描かれた複数の強調マークを含む請求項1
    〜8のいずれか一項に記載の縦列駐車時の操舵支援装
    置。
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