JP3099748B2 - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

Info

Publication number
JP3099748B2
JP3099748B2 JP08227192A JP22719296A JP3099748B2 JP 3099748 B2 JP3099748 B2 JP 3099748B2 JP 08227192 A JP08227192 A JP 08227192A JP 22719296 A JP22719296 A JP 22719296A JP 3099748 B2 JP3099748 B2 JP 3099748B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
decorative
decorative sheet
polypropylene resin
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP08227192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1067080A (ja
Inventor
和也 堀
悟 服部
達哉 落合
健 古谷
Original Assignee
三菱化学エムケーブイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱化学エムケーブイ株式会社 filed Critical 三菱化学エムケーブイ株式会社
Priority to JP08227192A priority Critical patent/JP3099748B2/ja
Publication of JPH1067080A publication Critical patent/JPH1067080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3099748B2 publication Critical patent/JP3099748B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家具類や建築内装材等
に用いられるプラスチック化粧合板やプラスチック被覆
鋼板等の化粧材用の樹脂製化粧シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般にプラスチック化粧合板のような化
粧材は、合板等の木材や鋼板等の下地材に、印刷・着色
を施した単層または積層の樹脂シート(化粧シート)を
貼り付けたものが多く使用されており、この化粧シート
の素材としては、塩化ビニル系樹脂が広く用いられてい
る。
【0003】このような塩化ビニル系樹脂からなる化粧
シートは、着色や印刷が容易で意匠性に優れており、更
に下地材との接着性も良好であることから、化粧シート
として広く使用されている。しかし、塩化ビニル系樹脂
は用済後の焼却廃棄処分の際に塩化水素ガスを発生し、
その処理に時間と費用とがかかること、或いは焼却炉の
炉材の損傷を防止するために特別な材質の炉材を使用し
なくてはならないこと、等の問題が指摘されており、ポ
リオレフィン系樹脂の使用が種々提案されている。
【0004】しかしながら、最も汎用的なポリオレフィ
ン系樹脂であるポリエチレン系樹脂の場合、高密度ポリ
エチレンは透明性が不十分であり、一方低密度・中密度
ポリエチレンは透明性は良いものの剛性が低すぎるとい
う欠点をもっている。また、ポリプロピレン系樹脂の場
合は剛性は高いものの折曲白化性が劣っており、化粧シ
ートとしてはやはり不十分なものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点を解決した、透明性が良好で剛性が高く、折り
曲げによる白化が起きにくいポリオレフィン系樹脂シー
トからなる化粧シートを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、メルト
フローレートが0.1〜30(g/10分)、結晶融解
熱が50〜100J/g、かつ引張弾性率が7000k
g/cm2以上、20000kg/cm2以下のポリプロ
ピレン系樹脂からなるシート(A)の少なくとも片面
に、メルトフローレートが0.1〜30(g/10
分)、結晶融解熱が30〜100J/g、かつ引張弾性
率が5000kg/cm2以上、7000kg/cm2
満のポリプロピレン系樹脂からなるシート(B)を積層
した厚さ0.03〜2mmで引張弾性率が1000〜8
000kg/cm2の基材シートを用いてなる化粧シー
トに存しており、また、この化粧シートにおいて、シー
ト(A)の片面にシート(B)が積層された基材シート
を用いてなる化粧シート及びシート(A)の両面にシー
ト(B)が積層された基材シートを用いてなる化粧シー
トにも存している。
【0007】更に、本発明の他の要旨は、基材シートの
厚さに対するシート(A)の厚さの割合が5から50%
である上記の化粧シート、シート(B)に用いるポリプ
ロピレン系樹脂が、プロピレンと、エチレン及び炭素原
子数4〜12のα−オレフィンからなる群から選ばれた
1種または2種以上のオレフィン系単量体とのランダム
共重合体である上記の化粧シート、及びシート(B)が
ポリプロピレン系樹脂と飽和型スチレンブロック共重合
体とからなる上記の化粧シート、にも存している。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の化粧シートは、それぞれ特定のポリプロピレン
系樹脂からなる二種のシートを積層したシート(以下
「化粧材用基材シート」と記す)を基材とするものであ
る。
【0009】このような化粧シートとしては、例えば、 1)上記の化粧材用基材シートのシート(B)のシート
(A)に接していない側に印刷層を形成し、その上に透
明な表面層を積層したもの、 2)上記の化粧材用基材シートの下地材に接する側の面に
印刷層を、他の面に透明な表面層を形成したもの、 3)上記2)において表面層を省略したもの、 4)上記1)〜3)において印刷層に代えて、又は印刷層に加
えて化粧材用基材シートに顔料等により着色したもの、 のような構成のものが挙げられる。
【0010】一般に化粧シートの表面には、化粧材の耐
候性、耐摩耗性、耐擦傷性等を向上させるため表面層を
設けることが多いが、この層はポリオレフィン系樹脂、
ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹
脂、等を積層又はコーティングすることにより形成でき
る。この表面層(上記3)の場合は化粧材用基材シートの
印刷層のない面)にエンボスを施してもよい。
【0011】印刷層は、顔料等を分散させたインクを用
いて、グラビア印刷、オフセット印刷、オフセットグラ
ビア印刷、シルクスクリーン印刷等の印刷をして形成す
る方法の他に、転写法によっても形成することができ
る。この印刷層と化粧材用基材シートとの密着性を向上
するため、印刷を施す化粧材用基材シート面にコロナ処
理を行っておくことが望ましい。また、前記基材シート
と印刷層との間にプライマー層を設けると両者の接着性
が更に向上するので好ましい。このプライマー層として
は、塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体等を主成分とし、こ
れに必要に応じ充填剤を添加した溶液が挙げられる。
【0012】本発明の化粧シートに用いる化粧材用基材
シートは特定のポリプロピレン系樹脂からなるシート
(A)の少なくとも片面に他の特定のポリプロピレン系
樹脂からなるシート(B)を積層したものである。この
ように二層以上の積層体とすることにより、従来困難で
あった耐折り曲げ白化性と剛性のバランスを良好なもの
とすることが可能となった。
【0013】本発明においてポリプロピレン系樹脂と
は、プロピレンの単独重合体またはプロピレンを主体と
するブロック共重合体又はランダム共重合体、もしくは
これらの2種類以上の混合物のことをいう。シート
(A)に用いられるポリプロピレン系樹脂のメルトフロ
ーレートは0.1〜30(単位:g/10分)であるこ
とが必要である。メルトフローレートが0.1未満で
は、成形が難しく平滑なシートが得にくい。一方これが
30より大きいと溶融粘度が低くなりすぎてシートへの
成形が困難となりやすい。
【0014】また、その結晶融解熱は50〜150J/
g、好ましくは80〜140J/gであり、引張弾性率
が7000kg/cm2以上、20000kg/cm2
下、好ましくは10000〜15000kg/cm2
範囲にあることが必要である。結晶融解熱が50J/g
未満であったり、引張弾性率が7000kg/cm2
満のシートは本発明の化粧材用基材シートのシート
(A)として用いるにはシートが柔軟過ぎる。一方、結
晶融解熱が150J/g、或いは引張弾性率が2000
0kg/cm2を越えて大きくなると、シートの透明性
が低下したり、折り曲げ時の白化、特に低温(0℃)で
の折曲白化性が劣る傾向となる。
【0015】なお、本発明に言う結晶融解熱とは、示差
走査熱量計(DSC)を用いて、樹脂を一度融点以上に
して溶融した後、10℃/分の速度で冷却した時のDS
Cチャート上の結晶ピーク面積より計算した値のことで
ある。シート(B)に用いられるポリプロピレン系樹脂
のメルトフローレートは、シート(A)の場合と同様、
0.1〜30(g/10分)であることが必要である。
メルトフローレートが0.1未満では、成形が難しく平
滑なシートが得にくい。一方これが30より大きいと溶
融粘度が低くなりすぎてシートへの成形が困難となりや
すい。
【0016】また、その結晶融解熱は30〜100J/
g、好ましくは50〜100J/gであり、引張弾性率
が500kg/cm2以上、7000kg/cm2未満、
好ましくは1000〜6000kg/cm2の範囲にあ
ることが必要である。結晶融解熱が30J/g未満であ
ったり、引張弾性率が500kg/cm2未満のシート
は本発明の化粧材用基材シートのシート(B)として用
いるにはシートが柔軟過ぎる。一方、結晶融解熱が10
0J/g、或いは引張弾性率が7000kg/cm2
越えて大きくなると、シート(A)の素材にもよるが、
化粧材用基材シートの透明性が低下したり、折り曲げ時
の白化、特に低温(0℃)での折曲白化性が悪化しやす
くなる。
【0017】また、シート(B)に用いられるポリプロ
ピレン系樹脂としては、プロピレンとエチレン及び炭素
原子数4〜12のα−オレフィンからなる群から選ばれ
た1種又は2種以上のオレフィン系単量体とのランダム
共重合体が好ましい。このようなランダム共重合体は、
ポリプロピレン中にオレフィン系単量体が不規則に配列
することにより重合体の立体規則性が乱れて結晶化度が
低下し、透明性が良好で柔軟性に富むものとなる。
【0018】前記オレフィン系単量体としてはエチレン
及び炭素原子数4〜12のα−オレフィンからなる群か
ら選ばれた1種又は2種以上のオレフィン系単量体を用
いるのが好適であるが、このようなα−オレフィンとし
てはブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテ
ン−1、デセン−1、ドデセン−1等が挙げられる。α
−オレフィンの炭素原子数が13以上になるとランダム
共重合しにくくなる傾向となり、従って透明性も低下す
る傾向となる。共重合体中のオレフィン系単量体の含有
量は、1〜10重量%、好ましくは2〜6重量%である
のが良い。
【0019】上述の通り、本発明に使用するポリプロピ
レン系樹脂はランダム共重合体が好ましいが、プロピレ
ンの単独重合体やエチレン・プロピレンブロック共重合
体等を用いても、或いは前記のポリプロピレン系樹脂の
2種以上の混合物を用いても、樹脂全体としてメルトフ
ローレート、結晶融解熱、及び引張弾性率が前記の特定
の範囲内に入っていれば問題なく使用できる。
【0020】更に、シート(B)が上記のポリプロピレ
ン系樹脂と飽和型スチレンブロック共重合体とを含んで
いると、透明性や柔軟性が更に向上するので好ましい。
飽和型スチレンブロック共重合体とは、スチレン又はそ
の誘導体とブタジエン等の共役ジエン系単量体とのブロ
ック共重合体を水素添加して飽和型にしたもののことを
言い、例えば水添スチレン−ブタジエンAB型又はAB
A型ブロック共重合体、水添スチレン−イソプレンAB
A型ブロック共重合体、等が例示でき、工業的には、
「クレイトンG」(シェル化学)、「タフテック」(旭
化成工業)、「ダイナロン」(日本合成ゴム)等の商品
名で販売されている。
【0021】シート(A)及びシート(B)に用いるポ
リプロピレン系樹脂には、必要に応じて酸化防止剤、耐
候性助剤(ヒンダードアミン系光安定剤、紫外線吸収剤
等)、スリップ剤、着色剤、充填剤、核剤、等をその目
的・性能を損なわない範囲内で添加することが出来る。
ポリプロピレン系樹脂を化粧材用基材シートに成形する
方法としては、一般的なシート成形方法を用いればよ
く、特に限定されない。例えば、Tダイ押出法、インフ
レーション成形法、及びカレンダー成形法などが挙げら
れる。
【0022】また、シート(A)とシート(B)とを積
層する方法としては、個々のシートを成形しておいて、
ラミネータ等を用いて貼り合わせる方法やシート成形と
同時に圧着したり、融着したりする方法などを用いるこ
とができるが、二層(又は多層)Tダイ押出法によっ
て、成形と同時に積層シートを作成するのが工程数も減
らすことができて好ましい。
【0023】本発明において、この積層された基材シー
トの引張弾性率は、1000〜8000kg/cm2
ある必要がある。引張弾性率がこの範囲を外れると、剛
性が不十分であったり、過大であったりし、また折り曲
げ白化性も悪化して化粧シート用の基材シートとしては
使いづらいものとなってしまう。また、このような積層
された基材シートの厚さに対するシート(A)の厚さの
割合は5〜50%であるのが好ましい。基材シート全体
に占めるシート(A)の厚さが5%未満であったり、5
0%を越えたりすると、本発明の目的である、剛性と折
り曲げ白化性とのバランスが崩れたり、シートが柔軟に
なりすぎたり、硬くなりすぎたりして、化粧シートには
不向きになる。
【0024】化粧材用基材シートの厚さは、化粧シート
の層構成やその用途により異なるが、化粧シート全体の
強度や後加工、あるいは取り扱い易さの点から0.03
〜2mm程度が好ましい。このような基材シートを用い
て、前述の方法で製造された化粧シートは合板や鋼板等
の下地材に粘着剤・接着剤等を用いて積層することによ
り化粧材を製造することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いてより詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の例
によって限定されるものでない。 <実施例1〜4、比較例1、2>表に示すポリプロピレ
ン系樹脂を用いて、40mmφ+30mmφのTダイ押
出機(二層押出機、Tダイ:400mm巾)にて、ダイ
ス温度220℃の条件でシート(A)とシート(B)と
を成形と同時に積層して、厚さ100μmの、化粧材用
基材シートを作成した。なお、実施例4においては、シ
ート(B)用のポリプロピレン樹脂中に、樹脂総量の2
0重量%に相当する量の飽和型スチレンブロック共重合
体を混合して使用した。
【0026】得られたシートについて下記の評価を行っ
た。結果は表に併せて示す。 <評価方法> 1.メルトフローレート:JIS K 6758(及び
JIS K 7210)に従って測定した。 2.成形加工性:Tダイ成形シートの外観を、下記の基
準で目視判定した。
【0027】 ○・・・良好 △・・・若干フローマークがある ×・・・流動性が劣り、流れムラが出ている 3.引張試験:JIS Z 1707に従い、ダンベル
1号試験片を用いて、引張速度50mm/分で測定し
た。 4.折曲白化性:0℃の雰囲気中で180度折り曲げた
ときの屈曲部分の白化の程度により、下記の基準で目視
判定した。
【0028】 ○:白化なし △:若干白化あり ×:白化著しい 5.ヘイズ:JIS K 7105に従い、曇価を測定
した。 <化粧シート及び化粧材の作成>上記実施例の各シート
を化粧材用基材シートとして用いて、片面にコロナ処理
を施した上、塩素化ポリオレフィン系樹脂を主成分とし
たプライマーを塗布した。この処理済みシート上にグラ
ビア印刷により木目調の印刷を行い、再び上記基材シー
トと同じ透明シートを貼り合わせた上、エンボスして化
粧シートを製造した。
【0029】この裏面に更にコロナ処理を加えて粘着剤
を塗工し、下地材として合板を貼着することによって化
粧材を作成した。この化粧材は化粧シートの耐折曲白化
性が優れているので、コーナー部での白化現象がなく、
良好な外観のものであった。なお、引張弾性率が本願の
好適範囲外である化粧材用基材シートを用いて作った比
較例の化粧シートから製造した化粧材は裏打ち材のコー
ナー部で白化が発生し、品質的に劣るものであった。 <結果のまとめ>積層後の基材シートとしての引張弾性
率が本発明の範囲外である比較例の化粧材用基材シート
は折り曲げ白化性が劣り、またヘイズも悪化する傾向が
見られた。また、化粧シート及び化粧材とした時も、屈
曲部での白化が起きやすく、品質が不十分なものしか得
られなかった。
【0030】
【表1】 (注)樹脂種類: FY6C:ポリプロピレン単独重合体(三菱化学製) SPX :SPX8600(ポリプロピレン系共重合体)(同) 1320P:タ゛イナロン1320P(飽和型スチレンブロック共重合体) (日本合成ゴム製) MFR:メルトフローレート 引張弾性率:単位 kg/cm2 飽和型ST-Bポリマー:飽和型スチレンブロック共重合体
【0031】
【発明の効果】本発明の特定のポリプロピレン系樹脂か
らなるシートを積層してなる化粧材用基材シートを用い
て得られる化粧シートは、ヘイズが低く透明性が良好で
あるので外観が良好で、また折り曲げ白化も起きにく
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 達哉 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エムケーブイ株式会社名古屋 事業所内 (72)発明者 古谷 健 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エムケーブイ株式会社名古屋 事業所内 (56)参考文献 特開 平10−36590(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メルトフローレートが0.1〜30(g
    /10分)、結晶融解熱が50〜100J/g、かつ引
    張弾性率が7000kg/cm2以上、20000kg
    /cm2以下のポリプロピレン系樹脂からなるシート
    (A)の少なくとも片面に、メルトフローレートが0.
    1〜30(g/10分)、結晶融解熱が30〜100J
    /g、かつ引張弾性率が5000kg/cm2以上、7
    000kg/cm2未満のポリプロピレン系樹脂からな
    るシート(B)を積層した、厚さ0.03〜2mmで、
    引張弾性率が1000〜8000kg/cm2の基材シ
    ートを用いてなる化粧シート。
  2. 【請求項2】 シート(A)の片面にシート(B)が積
    層された基材シートを用いてなる請求項1に記載の化粧
    シート。
  3. 【請求項3】 シート(A)の両面にシート(B)が積
    層された基材シートを用いてなる請求項1に記載の化粧
    シート。
  4. 【請求項4】 基材シートの厚さに対するシート(A)
    の厚さの割合が5から50%である請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の化粧シート。
  5. 【請求項5】 シート(B)に用いるポリプロピレン系
    樹脂が、プロピレンと、エチレン及び炭素原子数4〜1
    2のα−オレフィンからなる群から選ばれた1種または
    2種以上のオレフィン系単量体とのランダム共重合体で
    ある請求項1〜4のいずれか1項に記載の化粧シート。
  6. 【請求項6】 シート(B)がポリプロピレン系樹脂と
    飽和型スチレンブロック共重合体とからなる請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の化粧シート。
JP08227192A 1996-08-28 1996-08-28 化粧シート Expired - Lifetime JP3099748B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08227192A JP3099748B2 (ja) 1996-08-28 1996-08-28 化粧シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08227192A JP3099748B2 (ja) 1996-08-28 1996-08-28 化粧シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1067080A JPH1067080A (ja) 1998-03-10
JP3099748B2 true JP3099748B2 (ja) 2000-10-16

Family

ID=16856942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08227192A Expired - Lifetime JP3099748B2 (ja) 1996-08-28 1996-08-28 化粧シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3099748B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001232720A (ja) * 2000-02-22 2001-08-28 Toppan Printing Co Ltd 木目化粧材
JP4635320B2 (ja) * 2000-03-10 2011-02-23 三菱樹脂株式会社 積層フィルム
JP2001270950A (ja) * 2000-03-28 2001-10-02 Mitsubishi Chem Mkv Co 化粧シート用フィルム
JP2005232251A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Toppan Printing Co Ltd 化粧シート
JP4839000B2 (ja) * 2005-02-01 2011-12-14 株式会社プライムポリマー 化粧シート用樹脂材料及び化粧シート
JP4710385B2 (ja) * 2005-04-04 2011-06-29 凸版印刷株式会社 金属化粧板用化粧シート
JP2009083184A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP5223288B2 (ja) * 2007-10-18 2013-06-26 凸版印刷株式会社 化粧シート
JP4840461B2 (ja) * 2008-09-30 2011-12-21 大日本印刷株式会社 床材用化粧シート
JP5195576B2 (ja) * 2009-03-27 2013-05-08 大日本印刷株式会社 化粧シート
JP5353363B2 (ja) * 2009-03-27 2013-11-27 大日本印刷株式会社 化粧シート
JP5870799B2 (ja) * 2012-03-23 2016-03-01 大日本印刷株式会社 化粧シート
JP2012162085A (ja) * 2012-03-29 2012-08-30 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP6943044B2 (ja) * 2016-08-02 2021-09-29 日本ポリプロ株式会社 加飾フィルムおよびそれを用いた加飾成形体の製造方法
JP7000715B2 (ja) * 2016-08-02 2022-01-19 日本ポリプロ株式会社 加飾フィルムおよびそれを用いた加飾成形体の製造方法
EP3495140B1 (en) 2016-08-02 2021-03-10 Japan Polypropylene Corporation Decorative film and method for producing decorative molded body using same
JP7363389B2 (ja) * 2019-11-08 2023-10-18 住友電気工業株式会社 樹脂組成物成形体および電力ケーブル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1067080A (ja) 1998-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3099748B2 (ja) 化粧シート
EP1767341A1 (en) Self adhesive surface protection film
JPH09234836A (ja) 成形用表皮材及び積層成形体
JP4070885B2 (ja) 化粧用シートおよびその製造方法
JPH10217402A (ja) 化粧シート及びその製造方法並びに該化粧シートを用いた化粧部材
JP3391187B2 (ja) 化粧シート
JP3263654B2 (ja) オレフィン系樹脂製多層フィルム又はシート
JP4365549B2 (ja) 易剥離性多層樹脂延伸フィルム
JP3911804B2 (ja) 化粧シート用積層フィルム
JP2002337282A (ja) 梨地状フィルム
JP4551210B2 (ja) 壁装材表面保護用積層フィルム及び壁装材
JP6229481B2 (ja) ポリオレフィン系化粧シート用フィルム
JP3802265B2 (ja) 化粧材
JPH11152343A (ja) 化粧シート用フィルム
JP4154767B2 (ja) 化粧シート
JP3223157B2 (ja) オレフィン系樹脂製多層フィルム又はシート
JP4710385B2 (ja) 金属化粧板用化粧シート
JP3767215B2 (ja) 化粧シ―ト
JP4175963B2 (ja) ポリオレフィン系積層軟質シート
JP2000246845A (ja) アクリル系樹脂積層体とその製造方法、および積層構造体
JP2000263720A (ja) 化粧材
JP3304062B2 (ja) オレフィン系樹脂製多層フィルムまたはシート
JP2001322163A (ja) 真空成形用化粧シート
JP2001132217A (ja) 床タイル
TW202302366A (zh) 積層薄膜及包裝材料

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080818

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130818

Year of fee payment: 13

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term