JP3092467B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3092467B2
JP3092467B2 JP07024724A JP2472495A JP3092467B2 JP 3092467 B2 JP3092467 B2 JP 3092467B2 JP 07024724 A JP07024724 A JP 07024724A JP 2472495 A JP2472495 A JP 2472495A JP 3092467 B2 JP3092467 B2 JP 3092467B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコネクタに係り、特に
リテーナを用いて端子金具の抜け止めを行うようにした
コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコネクタの中には端子金具の抜け
の確実な防止や挿入不良の検出を図るために、いわゆる
二重係止構造を採用したものが知られており、端子金具
の挿入方向に対して交差する方向にリテーナを差し込む
形式としたものがある。これは、端子金具に対する抜け
止めをコネクタハウジングの端子収容室内に形成された
ランスと呼ばれる弾性係止片と、コネクタハウジングの
リテーナ挿入孔から差し込んで組付けられるリテーナの
係止片とをそれぞれ端子金具に係合させることによって
行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示す
ように、この種のリテーナ1はコネクタハウジング2の
側面に形成したリテーナ挿入孔2aを塞ぐ端板部1a
と、この端板部1aの両端からコネクタハウジング2内
に延出する一対の側板部2bとを有するコ字型の枠体を
有しており、プラスチックの射出成形によって製造され
るのが一般的である。
【0004】このため、成形後の樹脂の収縮等の要因に
よって、側板部1bが同図矢印に示すように下端部が互
いに近接する方向(内側)に撓み変形し易いという事情
がある。このような変形が発生すると、リテーナ1をリ
テーナ挿入孔2aからコネクタハウジング2内に挿入す
る際に側板部1bの先端(下端)がコネクタハウジング
2内の端子収容室の区画壁やランスに引っかかり易くな
り、リテーナ1の挿入作業性が大変に悪くなる。このよ
うな挿入作業性の低下は端子収容室をコネクタハウジン
グ2内に多段に設ければ設けるほど深刻になり、近年の
コネクタの多極化の流れの中で大きな解決課題となって
いた。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みて開発工夫
されたものであり、その目的とするところは効率よくリ
テーナの挿入作業を行うことができるコネクタを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクタは、端
子金具が挿入される端子収容室を備えたコネクタハウジ
ングにリテーナ挿入孔が形成され、そのリテーナ挿入孔
から差し込まれたリテーナによって前記端子収容室に収
容された端子金具の抜け止めを行うコネクタであって、
前記リテーナが前記リテーナ挿入孔を塞ぐ端板部と、こ
の端板部の両端から前記コネクタハウジング内に延出す
る側板部とから構成されているものにおいて、前記リテ
ーナの両側板部には前記端板部の延長方向と交差する方
向に突出すると共に前記リテーナの差し込み方向に沿っ
て延びるガイドリブが突設され、また前記リテーナ挿入
孔の内壁面には前記側板部を挿入可能な縦溝が形成さ
れ、かつこの縦溝の内壁面には前記ガイドリブが嵌合す
るガイド溝が形成され、さらに前記コネクタハウジング
上面のうち、前記リテーナ挿入孔の前記縦溝に連なる
部分には、前記コネクタハウジング上面の中央側から左
右両側にかけて前記縦溝に向けて下降傾斜することで前
記側板部を縦溝内へ案内する斜面部が形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【0008】
【作用】リテーナは、その側板部の先端からコネクタハ
ウジングのリテーナ挿入孔に挿入される。このとき、側
板部にはリテーナの差し込み方向に沿って延びるガイド
リブが突設され、リテーナ挿入孔の内壁面にはそのガイ
ドリブが嵌合するガイド溝が形成されているから、リテ
ーナの挿入に伴ってガイドリブがガイド溝内に進入す
る。ここで、ガイドリブは端板部の延長方向と交差する
方向に突設されているから、端板部の両端に設けられて
いる側板部は変形が阻止されてガイド溝に沿ってまっす
ぐに挿入される。
【0009】また、リテーナ挿入孔の縦溝に連なる部分
には、縦溝へ向けて斜面部が形成されているため、例え
ばリテーナの側板部の下端部が互いに近接する方向(内
側)に撓み変形していたとしても、リテーナの挿入当初
において、リテーナの側板部の先端が斜面部に当接する
ため、その斜面部によって縦溝へと案内される。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、リ
テーナがガイド溝に沿って案内されるから、その挿入作
業を極めて円滑に行うことができ、また特に請求項2の
発明によれば、さらにリテーナの側板部の先端がガイド
溝内に自ずと案内されるから、リテーナの挿入作用を一
層円滑に行うことができて生産性が大きく向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例について
図1ないし図8を参照して説明する。
【0012】(実施例の構成)図1において11は雌コ
ネクタのハウジングであり、ここには図4に示すように
電線12の先端に固着された端子金具13が差し込まれ
る。端子金具13は従来と同様の構成のものが使用され
ているため、説明は簡単にどめるが、その後端部にはイ
ンシュレーションバレル14が備えられ、ここに電線被
覆の先端部分がかしめ固定されている。また、その前部
にはワイヤバレル15が形成されて電線12の芯線部分
をかしめ固定している。さらに、ワイヤバレル15の前
方には図示しない雄側端子金具が挿入される角筒状の接
続筒部16が形成されている。この接続筒部16には後
述するランス19が係合して端子金具13を仮止め可能
としている。
【0013】ハウジング11は合成樹脂材によって一体
成形されたものであり、内部に上記した端子金具13を
収容するための端子収容室17が例えば上下二段に複数
室形成されている。各端子収容室17は区画壁18によ
って個別の室に格子状に区画されるとともに、端子金具
13の差し込みあるいは図示しない雄側端子金具の挿入
を可能にするために、それぞれは前後両方向へ開口する
ように形成されている。また、各端子収容室17には撓
み変形可能なランス19が延出形成されており、その先
端部が常には端子収容室17の内側へ向けて突出してお
り、端子金具13の挿入に伴って退避するようにいった
ん撓み変形してから図示しない係合孔と係合するように
なっている。
【0014】さて、ハウジング11の上面には図1に示
すようにリテーナ挿入孔20が横幅全体にわたって形成
され、ここからリテーナ30が挿入されるようになって
いる。図2に示すように、リテーナ挿入孔20は各端子
収容室17を貫通するようにしてハウジング11内の底
部まで延びる複数本の縦溝21に連なっている。
【0015】一方、図5に示すリテーナ30もハウジン
グ11と同様に合成樹脂材により一体に成形されてお
り、これはハウジング11のリテーナ挿入孔20を塞ぐ
端板部31と、この端板部31の両端からコネクタハウ
ジング11内に延出する一対の側板部32とから構成さ
れており、各側板部32はハウジング11の左右両側の
縦溝21に挿入されるようになっている。また、各側板
部32の下端部には図6に示すようにスリット33によ
って変形可能にされた弾性係合爪34が形成され、これ
が左右両側の縦溝21底部に形成した係合凹部22(図
2及び図3参照)に係合することでリテーナ30がハウ
ジング11に固定されるようになっている。このリテー
ナ30には、左右2枚の側板部32間に位置して複数の
係止板35が側板部32と並んで一体成形されている。
そして、前記側板部32及び係止板35に突設した係止
突起36がハウジング11の端子収容室17内に進入す
るようになっており、これにて端子収容室17内に挿入
した端子金具13の抜け止め(二重係止)がされる。
【0016】さらに、上記した側板部32の前後両端部
(図6中の左右両側)には、端板部31の延長方向と直
交する方向に突出するガイドリブ37が、リテーナ30
の差し込み方向に沿って延びるようにほぼ上下全域に突
設されている。そして、ハウジング11のリテーナ挿入
孔20のうち前記縦溝21の内壁面にはそのガイドリブ
37が嵌合するガイド溝23が上下に延びて形成され、
これにてガイドリブ37を上下に案内できるようになっ
ている。また、ハウジング11の上面のうち、リテーナ
挿入孔20の縦溝21に連なる部分には、ハウジング1
1上面の中央側から左右両側にかけて縦溝21に向かっ
て下降傾斜する斜面部38が形成されている(図7及び
図8参照)。
【0017】(実施例の作用)上記した本実施例によれ
ば、コネクタを組み立てる際、まずハウジング11の各
端子収容室17内に端子金具13を挿入し、その端子金
具13をハウジング11のランス19にて係止してお
く。次に、全ての端子金具13を挿入し終わったところ
で、リテーナ30をリテーナ挿入孔20に挿入する。こ
れには、リテーナ30の左右の側板部32の先端をリテ
ーナ挿入孔20の左右の縦溝21に宛てがい、リテーナ
30をまっすぐに沈めればよい。このとき、例えば成形
歪等によって、側板部32の下端部が互いに近接する方
向(内側)に撓み変形していたとしても、その側板部3
2の下端部は縦溝21に連なる斜面部38に当接するた
め、その斜面部38によって縦溝21内に案内される。
そして、側板部32にはガイドリブ37が突設され、一
方、縦溝21には、そのガイドリブ37が嵌合可能なガ
イド溝23が形成されているから、ガイドリブ37ひい
てはリテーナ30がガイド溝23に沿ってまっすぐ下方
に案内されることになる。
【0018】従って、側板部32や係止板35に多数の
係止突起36が突設されているため、これがハウジング
11内の端子収容室17の区画壁18やランス19に引
っかかり易いという事情があっても、引っかかりが発生
し難くなり、リテーナ30の挿入作業を簡単に済ませる
ことができ、その作業効率を高めることができる。しか
も、リテーナ30をまっすぐに正規位置に挿入できるこ
とは、その係止突起36の端子金具13に対する掛かり
代を設計通りの値とすることを意味するから、端子金具
13に対する保持力の信頼性を高めることになる。
【0019】<他の実施例>本発明は上記実施例に限定
されるものではなく、例えば次のような実施態様も可能
であり、これらも本発明の技術的範囲に含まれる。
【0020】(1)本例では雌コネクタに適用した場合
を示したが、雄コネクタに適用することも可能である。
【0021】(2)斜面部は必ずしも必要ではなく、コ
ネクタのサイズ等に応じて予想されるリテーナの曲がり
変形が小さい場合には省略することもできる。
【0022】その他、本願発明は上記記述及び図面によ
って説明した実施例に限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコネクタのハウジング
の平面図
【図2】図1のII−II線で示す縦断面図
【図3】ハウジングの正面図
【図4】図1の IV−IV 線で示す縦断面図
【図5】リテーナの正面図
【図6】リテーナの側面図
【図7】コネクタの拡大平面図
【図8】コネクタの拡大縦断面図
【図9】従来のコネクタを示す斜視図
【符号の説明】
11…コネクタハウジング 12…電線 13…端子金具 16…接続筒部 17…端子収容室 20…リテーナ挿入孔 21…縦溝 23…ガイド溝 30…リテーナ 31…端板部 32…側板部 37…ガイドリブ 38…斜面部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端子金具が挿入される端子収容室を備えた
    コネクタハウジングにリテーナ挿入孔が形成され、その
    リテーナ挿入孔から差し込まれたリテーナによって前記
    端子収容室に収容された端子金具の抜け止めを行うコネ
    クタであって、前記リテーナが前記リテーナ挿入孔を塞
    ぐ端板部と、この端板部の両端から前記コネクタハウジ
    ング内に延出する側板部とから構成されているものにお
    いて、 前記リテーナの両側板部には前記端板部の延長方向と交
    差する方向に突出すると共に前記リテーナの差し込み方
    向に沿って延びるガイドリブが突設され、また前記リテ
    ーナ挿入孔の内壁面には前記側板部を挿入可能な縦溝が
    形成され、かつこの縦溝の内壁面には前記ガイドリブが
    嵌合するガイド溝が形成され、 さらに前記コネクタハウジングの上面のうち、前記リテ
    ーナ挿入孔の前記縦溝に連なる部分には、前記コネクタ
    ハウジング上面の中央側から左右両側にかけて前記縦溝
    に向けて下降傾斜することで前記側板部を縦溝内へ案内
    する斜面部が形成されていることを特徴とするコネク
    タ。
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