JP3073661B2 - 高圧液状体処理方法及びその装置 - Google Patents

高圧液状体処理方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧液状体処理方法及
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の高圧液状体処理装置
であつて、連続処理を可能とするものとして例えば特開
平4−241869号公報に開示されるものがある。こ
の高圧液状体処理装置は、被処理液状体を高圧容器で直
接高圧処理若しくは加圧処理する高圧処理装置におい
て、高圧容器へ被処理液状体を注入、加圧する増圧手段
と、高圧処理された被処理液状体を高圧容器から索引
し、これを減圧後系外へ排出する減圧手段を設け、被処
理液状体を予め設定された圧力を維持しながら連続して
系外へ減圧、排出させることを特徴とする。
【0003】しかしながら、このような従来の高圧液状
体処理装置にあつては、減圧手段が、高圧処理後の被処
理液状体を受け入れる圧力室を同軸上に一対備え、同期
して駆動される一対のプランジャによつて、被処理液状
体の吸入工程、減圧工程及び排出工程を行う構造であ
り、一対のプランジャは、実際には複動式の油圧シリン
ダ部によつて制御される。この複動式の油圧シリンダ部
には、油圧ユニットからの作動油が適宜に供給される一
対の作動用圧力室が形成されている。このため、減圧手
段が長尺となつて配置のためのスペースを多大に要す
る。
【0004】減圧手段の一対の圧力室の一方の容積が他
方の容積によつて一義的に定まり、第1の圧力室によつ
て吸入工程及び減圧工程を行えば、第2の圧力室は必ず
排出工程を行うこととなり、運転の自由度に乏しい。す
なわち、各作動用圧力室の配置、個別の容積及び圧力制
御に自由度を与えることができないのみならず、吸入工
程又は減圧工程に伴つて排出される作動液の液圧力を自
由に有効活用して排出工程を実行することができないと
いう技術的課題がある。
【0005】具体的には、減圧装置の各作動用圧力室に
は、油圧ユニットからの作動液を開閉弁を開閉操作して
個別に自由に給排させることができない。このため、排
出工程、吸入工程及び減圧工程を行う時間を調節するこ
とができない。例えば、排出工程を一定時間かつ連続的
に行いながら吸入工程及び減圧工程の時間を調節するこ
とができない。
【0006】加えて、油圧ユニットからの作動油は、高
圧の被処理液状体の流入後に背圧を作用させて排出工程
又は吸入工程及び減圧工程の速度を減速させるためにの
み使用されている。すなわち、吸入工程の前に、被処理
液状体の高圧にほぼ釣り合う背圧を作用させる加圧工程
を行わないので、吸入工程の開始に伴つて衝撃的圧力が
配管、各種の弁等に作用することとなり、これらの耐久
性を低下させる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたもので、その構成は、
次の通りである。請求項1の発明は、増圧手段2によつ
て被処理液状体Xを高圧容器1内に供給し、高圧容器1
内で被処理液状体Xを高圧処理した後に、減圧手段10
によつて高圧状態の被処理液状体Xを減圧する高圧液状
体処理方法において、前記減圧手段10が、個別に作動
する複数個の減圧装置A,B,Cを具え、各減圧装置
A,B,Cが、1個の高圧容器1に対して高圧状態の被
処理液状体Xを選択的に受入れ可能な圧力室A2,B
2,C2と、作動液を受入れ可能な作動用圧力室A1,
B1,C1とを具える異形シリンダ装置によつて構成さ
れ、被処理液状体Xの吸入工程を行う減圧装置A,B,
Cの作動用圧力室A1,B1,C1又は被処理液状体X
の減圧工程を行う減圧装置C,A,Bの作動用圧力室C
1,A1,B1から排出される作動液の少なくとも一部
を、被処理液状体Xの排出工程を行う他の減圧装置B,
C,Aの作動用圧力室B1,C1,A1に供給し、他の
減圧装置B,C,Aによる排出工程を行わせることを特
徴とする高圧液状体処理方法である。請求項2の発明
は、増圧手段2によつて被処理液状体Xを高圧容器1内
に供給し、高圧容器1内で被処理液状体Xを高圧処理し
た後に、減圧手段10によつて高圧状態の被処理液状体
Xを減圧する高圧液状体処理方法において、前記減圧手
段10が、個別に作動する複数個の減圧装置A,B,C
を具え、各減圧装置A,B,Cが、1個の高圧容器1に
対して高圧状態の被処理液状体Xを選択的に受入れ可能
な圧力室A2,B2,C2と、作動液を受入れ可能な作
動用圧力室A1,B1,C1とを具える異形シリンダ装
置によつて構成され、被処理液状体Xの吸入工程を行う
前の減圧装置A,B,Cの作動用圧力室A1,B1,C
1に、予め、圧力室A2,B2,C2に吸入される被処
理液状体Xの圧力にほぼ釣り合う圧力の作動液を供給し
て加圧する加圧工程を行うことを特徴とする高圧液状体
処理方法である。請求項3の発明は、減圧装置(A,
B,C)の作動用圧力室(A1,B1,C1)に、専用
のポンプ(31)によつて作動液を供給して加圧工程を
行うことを特徴とする請求項2の高圧液状体処理方法で
ある。請求項4の発明は、増圧手段2によつて被処理液
状体Xを高圧容器1内に供給し、高圧容器1内で被処理
液状体Xを高圧処理した後に、減圧手段10によつて高
圧状態の被処理液状体Xを減圧する高圧液状体処理装置
において、前記減圧手段10が、個別に作動する複数個
の減圧装置A,B,Cを具え、各減圧装置A,B,C
が、1個の高圧容器1に対して高圧状態の被処理液状体
Xを選択的に受入れ可能な圧力室A2,B2,C2と、
作動液を受入れ可能な作動用圧力室A1,B1,C1と
を具える異形シリンダ装置によつて構成されると共に、
1の減圧装置A,B,Cの圧力室A2,B2,C2で被
処理液状体Xの吸入工程又は減圧工程を行う際に、他の
減圧装置B,C,Aの圧力室B2,C2,A2で被処理
液状体Xの排出工程を行い、かつ、吸入工程又は減圧工
程によつて1の減圧装置A,B,Cの作動用圧力室A
1,B1,C1から流出する作動液の少なくとも一部
を、被処理液状体Xの排出工程を行う他の減圧装置B,
C,Aの作動用圧力室B1,C1,A1に供給するよう
に、各減圧装置A,B,Cの作動用圧力室A1,B1,
C1に選択的に作動液を供給・排出可能な作動液制御系
7を具えることを特徴とする高圧液状体処理装置であ
る。請求項5の発明は、減圧装置A,B,Cが3個具え
られ、作動液制御系7が、被処理液状体Xの吸入工程を
行う各減圧装置A,B,Cの作動用圧力室A1,B1,
C1内の作動液を減圧して、被処理液状体Xの排出工程
を行う他の減圧装置B,C,Aの作動用圧力室B1,C
1,A1内に供給する第1配管系と、被処理液状体Xの
減圧工程を行う残りの減圧装置C,A,Bの作動用圧力
室C1,A1,B1内の作動液を減圧して、被処理液状
体Xの排出工程を行う他の減圧装置B,C,Aの作動用
圧力室B1,C1,A1内に供給する第2配管系と、被
処理液状体Xの吸入工程を行う各減圧装置A,B,Cの
作動用圧力室A1,B1,C1内の作動液を、直接、被
処理液状体Xの排出工程を完了した他の減圧装置B,
C,Aの作動用圧力室B1,C1,A1内に供給する第
3配管系とを有することを特徴とする請求項4の高圧液
状体処理装置である。請求項6の発明は、作動液制御系
7に、開閉弁41a,41b,41cを介して、作動液
タンク9内の作動液を各減圧装置A,B,Cの作動用圧
力室A1,B1,C1に供給するポンプ30,32を付
属させ、被処理液状体Xの排出工程を行う他の減圧装置
B,C,Aの作動用圧力室B1,C1,A1に作動液タ
ンク9内の作動液を供給することを特徴とする請求項4
又は5の高圧液状体処理装置である。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、吸入工程を行う減圧
装置A,B,Cの作動用圧力室A1,B1,C1又は減
圧工程を行う減圧装置C,A,Bの作動用圧力室C1,
A1,B1から排出される作動液の少なくとも一部を、
排出工程を行う他の減圧装置B,C,Aの作動用圧力室
B1,C1,A1に供給し、他の減圧装置B,C,Aに
よる排出工程を行わせる。これにより、吸入工程又は減
圧工程に伴つて排出される作動液を有効活用して排出工
程を実行することができる。
【0009】請求項2の発明によれば、吸入工程に先立
つて行う加圧工程により、高圧容器1からの被処理液状
体Xの高圧にほぼ釣り合う背圧が作用しているので、減
圧装置B,C,Aにおいて吸入工程を開始する際、高圧
容器1からの高圧の被処理液状体Xが圧力室B2,C
2,A2内に流入しても、衝撃的圧力が配管、各種の弁
等に作用することがなく、耐久性の低下を引き起こすこ
とがない。被処理液状体Xの開閉弁等における高速度の
流れも回避される。
【0010】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
における加圧工程が、専用のポンプ31によつて作動液
を供給して行われる。
【0011】請求項4の発明によれば、1の減圧装置
A,B,Cの圧力室A2,B2,C2で被処理液状体X
の吸入工程又は減圧工程を行い、他の減圧装置B,C,
Aの圧力室B2,C2,A2で排出工程を行うように、
各作動用圧力室A1,B1,C1に作動液を供給・排出
させる。この各作動用圧力室A1,B1,C1への作動
液の供給・排出動作は、作動液制御系7によつて各減圧
装置A,B,Cの作動用圧力室A1,B1,C1に選択
的に作動液を供給・排出させてなされる。
【0012】そして、被処理液状体Xの排出工程を行う
他の減圧装置B,C,Aの作動用圧力室B1,C1,A
1には、1の減圧装置A,B,Cの作動用圧力室A1,
B1,C1から吸入工程に伴つて流出する作動液又は減
圧工程に伴つて流出する作動液の少なくとも一部を供給
する。これにより、吸入工程又は減圧工程に伴つて排出
される作動液を有効活用して排出工程を実行することが
できる。
【0013】請求項5の発明によれば、第1配管系を使
用して、被処理液状体Xの吸入工程を行う各減圧装置
A,B,Cの作動用圧力室A1,B1,C1内の作動液
を減圧して、被処理液状体Xの排出工程を行う他の減圧
装置B,C,Aの作動用圧力室B1,C1,A1内に供
給する。第2配管系を使用して、被処理液状体Xの減圧
工程を行う残りの減圧装置C,A,Bの作動用圧力室C
1,A1,B1内の作動液を減圧して、被処理液状体X
の排出工程を行う他の減圧装置B,C,Aの作動用圧力
室B1,C1,A1内に供給する。また、第3配管系を
使用して、被処理液状体Xの吸入工程を行う各減圧装置
A,B,Cの作動用圧力室A1,B1,C1内の作動液
を、直接、被処理液状体Xの排出工程を完了した他の減
圧装置B,C,Aの作動用圧力室B1,C1,A1内に
供給して加圧工程を行う。しかして、減圧装置A,B,
Cを3個具えさせ、かつ、第1〜3配管系を使用して、
吸入工程、減圧工程、排出工程及び加圧工程を行うこと
ができる。
【0014】請求項6の発明によれば、ポンプ30,3
2の駆動及び開閉弁41a,41b,41cの開閉操作
により、作動液タンク9内の作動液を各減圧装置A,
B,Cの作動用圧力室A1,B1,C1に選択的に供給
することができる。これにより、排出工程を行う他の減
圧装置B,C,Aの作動用圧力室B1,C1,A1に作
動液タンク9内の作動液を供給し、排出工程を行わせる
と共に作動液の補充を行う。かくして、各減圧装置A,
B,Cの作動用圧力室A1,B1,C1に選択的に作動
液を供給・排出可能な作動液制御系7の作動液を適正量
に維持し、吸入工程、減圧工程、排出工程等の各作動を
一定かつ確実に与えることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図5は本発明の第1実施例に係る高
圧液状体処理装置を示す。図1中において符号1は内部
に加圧室を形成した高圧容器を示し、一端部は配管50
を介してポンプからなる増圧手段2に接続されている。
増圧手段2は、大径シリンダ部2aの両側にそれぞれ小
径シリンダ部2b,2cを有し、この大径シリンダ部2
aに大径ピストン2dを摺動自在に嵌合させ、各小径シ
リンダ部2b,2cに小径ピストン2e,2fを摺動自
在に嵌合させ、各ピストン2d,2e,2fを1本のピ
ストンロッド2gによつて連結した構造を有する。2
h,2iは、それぞれ空気抜き孔であり、51,52
は、増圧手段2から高圧容器1に向かう流れを許容する
逆止弁である。
【0016】4は、原料タンクであり、内部には流動性
を有する食品、医薬品等の被処理液状体Xが収容されて
いる。原料タンク4内の被処理液状体Xは、ポンプ53
の駆動によつて配管54に流入し、第1,2圧力室2
m,2nのいずれか一方に吸引される。55,56は、
原料タンク4から増圧手段2の第1,2圧力室2m,2
nに向かう被処理液状体Xの流れを許容する逆止弁であ
る。57は、配管54内の最高圧を規制するリリーフ弁
である。
【0017】しかして、駆動油圧ユニット3からの高圧
の作動油を一方の第2圧力室2j又は2kに供給し、他
方の圧力室2k又は2j内の作動油を排出させれば、第
1,2圧力室2m,2nのいずれか一方に原料タンク4
内からの被処理液状体Xが逆止弁55,56を通つて供
給される。次いで、駆動油圧ユニット3からの高圧の作
動油を他方の圧力室2k,2jに供給すれば、第1,2
圧力室2m,2nの一方から流出する被処理液状体Xが
逆止弁51,52及び配管50を通つて高圧容器1の加
圧室内に供給される。1個の高圧容器1に被処理液状体
Xを供給する動作は、後記する減圧装置A,B,Cによ
る被処理液状体Xの吸入工程に合わせて所定量が次々に
供給されるように行われればよく、増圧手段2の大径シ
リンダ部2aは、複動式のシリンダ装置を構成してい
る。
【0018】一方、高圧容器1の他端部は、配管58を
介して減圧手段10に接続されている。減圧手段10
は、並列配置され、個別に作動する3個の減圧装置A,
B,Cを具える。各減圧装置A,B,Cは、径の異なる
シリンダを備える異形シリンダ装置(インテンシファイ
ヤ)によつて同形に構成され、大径シリンダ部21の一
側に小径シリンダ部22を設け、この大径シリンダ部2
1に大径ピストン23を摺動自在に嵌合させて作動用圧
力室である第3圧力室A1,B1,C1を画成し、小径
シリンダ部22に小径ピストン24を摺動自在に嵌合さ
せて第4圧力室A2,B2,C2を画成し、両ピストン
23,24が1本のピストンロッド25によつて連結さ
れている。22aは、それぞれ空気抜き孔である。
【0019】また、各大径シリンダ部21には、大径ピ
ストン23が所定の前進位置(図上にて左端部位置)に
達したことを検出する排出位置リミットスイッチSA
と、大径ピストン23が所定の後退位置(図上にて右寄
り位置)に達したことを検出する吸入位置リミットスイ
ッチSCと、大径ピストン23が最大後退位置(図上に
て右端位置)に達したことを検出する減圧位置リミット
スイッチSDとが設置されている。なお、減圧位置リミ
ットスイッチSDに代えて各大径シリンダ部21の配管
側に圧力検出装置を備えさせ、この圧力により、減圧工
程の完了を検出することもできる。
【0020】ここで、大径ピストン23が所定の前進位
置を採る場合とは、排出工程が終了する位置であり、加
圧可能な所定空間を残して大径ピストン23が前進した
状態である。また、大径ピストン23が所定の後退位置
を採る場合とは、高圧で圧縮された被処理液状体Xが第
4圧力室A2,B2,C2内に吸入された後、ほぼ大気
圧にまで減圧されることによつて生ずる体積膨張に基づ
き、大径ピストン23が図上にて右方に後退移動するこ
とを許容できる位置である。具体的には、被処理液状体
Xの吸入工程に際し、大径ピストン23がその後退可能
長さの約80〜90%まで後退したときに吸入位置リミ
ットスイッチSCがONとなる。これにより、高圧で圧
縮された被処理液状体Xが第4圧力室A2,B2,C2
内に吸入された後、ほぼ大気圧にまで減圧されることに
よつて生ずる体積膨張が許容される状態で、減圧装置
A,B,Cが吸入工程を終了することになる。減圧位置
リミットスイッチSDは、被処理液状体Xがほぼ大気圧
にまで減圧された際に、大径ピストン23を検出する。
各リミットスイッチSA,SC,SDは、アナログ式の
位置検出器によつて構成することもできる。
【0021】高圧容器1の他端部に接続する配管58
は、分岐配管58a,58b,58cに分岐され、それ
ぞれ開閉弁11a,11b,11cを介して各減圧装置
A,B,Cの第4圧力室A2,B2,C2に接続されて
いる。また、各分岐配管58a,58b,58cの開閉
弁11a,11b,11cと各第4圧力室A2,B2,
C2との間から分岐する配管27a,27b,27c
は、それぞれに開閉弁12a,12b,12cを介して
一本の配管27に合流され、製品を貯溜する製品タンク
6に接続されている。開閉弁11a,11b,11c,
12a,12b,12cは、図外の制御装置によつて自
動的に開閉制御される。しかして、開閉弁11a,11
b,11cの開閉操作及び開閉弁12a,12b,12
cの開閉操作により、1個の高圧容器1に対して各減圧
装置A,B,Cの第4圧力室A2,B2,C2を選択的
に連通させ、また、第4圧力室A2,B2,C2を製品
タンク6に選択的に連通させることが可能である。
【0022】そして、各減圧装置A,B,Cの第3圧力
室A1,B1,C1には、作動液制御系7が接続され、
作動液制御系7によつて第3圧力室A1,B1,C1の
内の任意の1個に他の1個又は2個を任意に連通させる
ことができるようになつている。このため、作動液制御
系7には、開閉弁41a,41b,41c,42a,4
2b,42c,43a,43b,43c、可変の絞り弁
44、圧力制御弁PV及びリリーフ弁45が図1に示す
ように接続されている。圧力制御弁PVは、圧力伝送器
PTよつて検出した上流側の圧力に基づき、圧力制御器
PCによつて設定圧力が制御される減圧弁である。作動
液制御系7に接続するポンプ30及び作動液タンク9
は、リリーフ弁46及び圧力制御弁47を介して作動液
制御系7に接続され、作動液が漏洩した場合に、ポンプ
30の駆動により、作動液タンク9内の作動液を第3圧
力室A1,B1,C1側に補充する機能を有する。
【0023】しかして、作動液制御系7は、被処理液状
体Xの吸入工程を行う各減圧装置A,B,Cの第3圧力
室A1,B1,C1内の作動液を、圧力制御弁PVを通
して減圧して、被処理液状体Xの排出工程を行う他の減
圧装置B,C,Aの第3圧力室B1,C1,A1内に供
給する第1配管系と、被処理液状体Xの減圧工程を行う
残りの減圧装置C,A,Bの第3圧力室C1,A1,B
1内の作動液を、絞り弁44を通して減圧して、被処理
液状体Xの排出工程を行う他の減圧装置B,C,Aの第
3圧力室B1,C1,A1内に供給する第2配管系と、
被処理液状体Xの吸入工程を行う各減圧装置A,B,C
の第3圧力室A1,B1,C1内の作動液を、圧力制御
弁PV及び絞り弁44を通すことなく、直接、被処理液
状体Xの排出工程を完了した他の減圧装置B,C,Aの
第3圧力室B1,C1,A1内に供給する第3配管系と
を有する。
【0024】すなわち、第3圧力室A1,B1,C1の
内の任意の1個に他の2個を連通させる場合は、例えば
図1に示すように白抜きで示す開閉弁42a,41b,
43cを開き、減圧装置Aの第3圧力室A1の作動液を
開閉弁42a、圧力制御弁PV及び開閉弁41bを通し
て減圧装置Bの第3圧力室B1に供給し、減圧装置Cの
第3圧力室C1の作動液を開閉弁43c、絞り弁44及
び開閉弁41bを通して減圧装置Bの第3圧力室B1に
供給することができる。この場合は、減圧装置Aの第4
圧力室A2に被処理液状体Xが吸入され、減圧装置Bの
第4圧力室B2の被処理液状体Xが製品タンク6に排出
され、減圧装置Cの第4圧力室C2の被処理液状体Xが
減圧されている。また、例えば図4に示すように白抜き
で示す開閉弁42a,42bを開き、減圧装置Aの第3
圧力室A1の作動液を、直接、被処理液状体Xの排出工
程を完了した他の減圧装置Bの第3圧力室B1内に供給
する。この場合は、減圧装置Bの第4圧力室B2の被処
理液状体Xが、加圧されている。
【0025】なお、被処理液状体Xの吸入工程を行う各
減圧装置A,B,Cの第3圧力室A1,B1,C1内の
作動液の圧力が異常に高まつた場合には、最高液圧を規
制するリリーフ弁45を通つて作動液タンク9にドレイ
ンされ、また、ポンプ30から、圧力制御弁47を通つ
て第3圧力室A1,B1,C1側に送り込まれる作動液
の圧力が異常に高まつた場合には、最高液圧を規制する
リリーフ弁46を通つて作動液タンク9にドレインされ
る。そして、ポンプ30を駆動すれば、作動液タンク9
からの作動液を圧力制御弁47を通して作動液制御系7
内に補充させることができる。作動液の補充は、開閉弁
41a,41b,41cを開き、被処理液状体Xの排出
工程を行う減圧装置B,C,Aの第3圧力室B1,C
1,A1内に行う。このために、図2に示すように大径
ピストン23が所定の中間位置にあることを検出する中
間位置リミットスイッチSBを設けることができる。
【0026】上述したように各減圧装置A,B,Cを異
形シリンダ装置によつて構成し、大径シリンダ部21に
大径ピストン23を摺動自在に嵌合させて第3圧力室A
1,B1,C1を画成し、小径シリンダ部22に小径ピ
ストン24を摺動自在に嵌合させて第4圧力室A2,B
2,C2を画成することにより、比較的低圧の作動油か
らなる作動液により数倍〜数10倍の圧力の被処理液状
体Xを処理することが可能になる。
【0027】次に、上記実施例の作用について説明す
る。当初、各減圧装置A,B,Cは図2に示す状態にあ
るものとする。すなわち、減圧装置Aは第4圧力室A2
が吸入工程を開始し、減圧装置Bは第4圧力室B2に被
処理液状体Xが吸入充満され、減圧された後に排出工程
を行い、減圧装置Cは第4圧力室C2に被処理液状体X
が吸入充満された後にあつて減圧工程を開始する。ここ
で、吸入工程は、高圧容器1内で所定の圧力に加圧され
た被処理液状体Xを減圧装置A(B,C)の第4圧力室
A2(B2,C2)に吸い込む工程であり、排出工程
は、ほぼ大気圧にまで減圧された被処理液状体Xを減圧
装置B(C,A)の第4圧力室B2(C2,A2)から
製品タンク6に排出する工程であり、減圧工程は、減圧
装置C(A,B)の第4圧力室C2(A2,B2)に加
圧状態で吸入された被処理液状体Xをほぼ大気圧にまで
減圧する工程である。この各吸入工程に合わせて、増圧
手段2では、高圧容器1に被処理液状体Xを次々に供給
している。
【0028】すなわち、図2に白抜きで示す開閉弁11
a,12b,42a,41b,43cが開操作され、吸
入工程を採る減圧装置Aは、ピストン23,24を後退
させながら、高圧容器1からの被処理液状体Xを第4圧
力室A2に受け入れを開始する。このとき、第3圧力室
A1内にある作動液は、図2に矢印Iで示すように開閉
弁42a及び圧力制御弁PVを通つて所定圧に減圧さ
れ、排出工程を行う減圧装置Bの第3圧力室B1に開閉
弁41bを通つて供給され、この減圧装置Bの第4圧力
室B2内に押出されて減圧工程を終了した後の低圧(ほ
ぼ大気圧)の被処理液状体Xを排出する。なお、黒塗り
の各開閉弁は閉じ操作されている。
【0029】また、減圧工程を行つている減圧装置Cで
は、第4圧力室C2内の高圧の被処理液状体Xが体積膨
張しながら減圧することで第3圧力室C1を縮小させ
る。この第3圧力室C1の縮小により、第3圧力室C1
内の作動液は矢印IIで示すように開閉弁43c及び絞
り弁44並びに開閉弁41bを通つて排出工程を行つて
いる減圧装置Bの第3圧力室B1に供給される。このよ
うにして、減圧装置Bの排出工程は、減圧装置Aの第3
圧力室A1及び減圧装置Cの第3圧力室C1からの作動
液を共に受け入れてなされる。
【0030】図3に示すように減圧装置Bの排出工程及
び減圧装置Cの減圧工程が完了すれば、減圧装置Bの大
径ピストン23が排出位置リミットスイッチSAで検出
され、減圧装置Cの大径ピストン23が減圧位置リミッ
トスイッチSDで検出されるので、これに基づいて開閉
弁12b,41b,43cを閉じ、開閉弁12c,41
cを開き、排出工程を減圧装置Cに切り換える。これに
より、減圧装置Aが吸入工程を継続し、第3圧力室A1
内にある作動液は、図3に矢印IIIで示すように開閉
弁42a及び圧力制御弁PVを通つて所定圧に減圧さ
れ、排出工程を行う減圧装置Cの第3圧力室C1に開閉
弁41cを通つて供給され、この減圧装置Cの第4圧力
室C2内に押出されて減圧工程を終了した後の低圧の被
処理液状体Xを排出する。なお、減圧装置Cの減圧工程
が、減圧装置Bの排出工程の完了前に完了する場合に
は、これを減圧位置リミットスイッチSDで検出して開
閉弁43cを閉じる。
【0031】続いて、図4に示すように図3に示す状態
から開閉弁42bを開き、減圧装置Aの第3圧力室A1
から排出される高圧の作動液を矢印IVで示すように開
閉弁42a,42bを通して第3圧力室B1にほぼ同一
圧力で供給し、第3圧力室B1内ひいては第4圧力室B
2内を加圧し、ピストン23,24に背圧を作用させた
状態として吸入工程の準備(加圧工程)をする。この加
圧工程による背圧は、第3圧力室A1から排出される高
圧の作動液が圧力制御弁PVを通ることなく直接に第3
圧力室B1内に供給されて得られるので、高圧容器1か
らの被処理液状体Xの高圧にほぼ釣り合うことになる。
なお、この加圧工程の終了は、各大径シリンダ部21に
接続する配管に圧力検出装置を備えさせ、圧力が所定圧
に達したことを検出しても判定できる。
【0032】このようにして減圧装置Aの大径ピストン
23が所定位置にまで後退したことが吸入位置リミット
スイッチSCで検出されたなら、図5に示すように開閉
弁11a,42aを閉じ、開閉弁11bを開く。これに
より、減圧装置Aでの吸入工程が終了し、開閉弁42b
を開として減圧装置Bでの吸入工程が開始され、減圧装
置Cでの排出工程が継続される。減圧装置Bのピストン
23,24には、吸入工程に先立つて行う加圧工程によ
り、高圧容器1からの作動液の高圧にほぼ釣り合う背圧
が作用しているので、減圧装置Bでの吸入工程の開始に
際して開閉弁11bを開とするとき、前後の差圧はほと
んどなく、開閉弁11bのシート面を傷めることはな
い。次いで、高圧容器1からの高圧の被処理液状体Xが
第4圧力室B2内に流入しても、衝撃的圧力が圧力制御
弁PVその他の弁42a,42c、配管等に作用するこ
とがなく、これらの耐久性の低下を引き起こすことがな
い。減圧装置Bの第3圧力室B1から流出する作動液
は、図5に矢印Vで示すように開閉弁42b及び圧力制
御弁PV並びに開閉弁41cを通つて第3圧力室C1に
供給されるようになる。
【0033】以後、減圧装置Bは第4圧力室B2が吸入
工程を開始し、減圧装置Cは第4圧力室C2が排出工程
を行い、減圧装置Aは第4圧力室A2に被処理液状体X
が吸入充満された後にあるので減圧工程を開始する。し
かして、上記の作用において、減圧装置Aを減圧装置
B、減圧装置Bを減圧装置C、減圧装置Cを減圧装置A
に読み替えて、実質的に同様の作動が2回目として繰り
返される。この動作が3回行われることにより、1サイ
クルが終了する。このようにして、作動液が各減圧装置
A,B,Cの第3圧力室A1,B1,C1間を移動する
のみで各作動が実行され、各作動の駆動力は、吸入工程
及び減圧工程に伴う被処理液状体Xの圧力が有効利用さ
れる。
【0034】作動液制御系7又は第3圧力室A1,B
1,C1から若干の作動液が漏洩し、作動液が減少した
なら、ポンプ30を駆動し、作動液タンク9からの作動
液を圧力制御弁47を通して作動液制御系7内に補充さ
せる。作動液が漏洩したことは、図2に示す状態で減圧
装置Bの大径ピストン23が中間位置リミットスイッチ
SBを通過して検出されないことで知られる。作動液が
漏洩しても、大径ピストン23が図上で右方に移動する
のみであり、減圧工程に支障を生じなければ作動液の漏
洩は問題とはならない。このため、漏洩による作動液の
補充は、適宜行えばよく頻繁に行う必要はない。
【0035】ところで、上記の実施例にあつては、減圧
装置Aの第4圧力室A2が吸入工程を開始し、減圧装置
Cの第4圧力室C2が減圧工程を開始する際、減圧装置
Bでは排出工程を既に進行させていたが、この排出工程
の進行度合いを増減調節することにより、減圧装置Cの
減圧工程の所要時間を増減調節することができる。従つ
て、減圧工程に最長所要時間を採れる場合は、吸入工
程、排出工程及び減圧工程が同時に開始される場合であ
り、減圧工程の最長所要時間は排出工程の所要時間と同
一となる。この減圧工程の所要時間は、被処理液状体X
の種類に応じて適正かつ十分な時間として減圧を緩徐に
行い、吸入工程、排出工程及び減圧工程からなる作業能
率の確保と、物性変化、風味変化等を抑制しながら被処
理液状体Xの高圧殺菌を効果的に行うこととを両立させ
ることが望ましい。減圧工程の所要時間の調節は、可変
の絞り弁44の流量を調整して行う。また、吸入工程に
合わせて減圧工程を行い、又は吸入工程の終了後に減圧
工程を行うことにより、排出工程の所要時間を増減調節
することができる。
【0036】図6には、各減圧装置A,B,Cの第3圧
力室A1,B1,C1に接続させる作動液制御系7の他
の構造例を示し、上記実施例と実質的に同一の機能部分
には同一符号を付してある。但し、安全弁としてのリリ
ーフ弁45,46は、省略してある。47aは、圧力制
御弁であり、作動液制御系7の低圧側(ポンプ30が接
続する作動液制御系7の内、圧力制御弁PVよりも低圧
側)と作動液タンク9との間に介在させて、作動液制御
系7の低圧側の圧力を維持する機能を有する。この構造
例では、上記実施例の可変の絞り弁44は、各第3圧力
室A1,B1,C1に可変の絞り弁44a,44b,4
4cとして個別に設けてあり、各可変の絞り弁44a,
44b,44cは、各開閉弁43a,43b,43cと
直列に配置されている。また、配管27に設けた減圧弁
34は、各第4圧力室A2,B2,C2内の被処理液状
体Xに若干の圧力を与え、各第4圧力室A2,B2,C
2から被処理液状体Xを排出させる際のピストン23,
24の衝撃的移動を抑制する機能を有する。
【0037】作動液制御系7は、被処理液状体Xの吸入
工程を行う各減圧装置A(B,C)の第3圧力室A1
(B1,C1)内の高圧作動液を、圧力制御弁PVを通
して減圧して、被処理液状体Xの排出工程を行う他の減
圧装置B(C,A)の第3圧力室B1(C1,A1)内
に供給する第1配管系と、被処理液状体Xの減圧工程を
行う残りの減圧装置C(A,B)の第3圧力室C1(A
1,B1)内の作動液を、絞り弁44c(44a,44
b)を通して減圧して、被処理液状体Xの排出工程を行
う他の減圧装置B(C,A)の第3圧力室B1(C1,
A1)内に供給する第2配管系と、被処理液状体Xの吸
入工程を行う各減圧装置A(B,C)の第3圧力室A1
(B1,C1)内の作動液を、圧力制御弁PV及び絞り
弁44a(44b,44c)を通すことなく、直接(図
6に矢印Xで示す)、被処理液状体Xの排出工程を完了
した他の減圧装置B(C,A)の第3圧力室B1(C
1,A1)内に供給可能な第3配管系とを有する。しか
して、上記実施例と同一の作用を得ることができる。な
お、被処理液状体Xの吸入工程を行う各減圧装置A
(B,C)の第3圧力室A1(B1,C1)内の高圧作
動液を、圧力制御弁47aを通して作動液タンク9に抜
き出すこともできる。
【0038】なお、第1配管系は、具体的には吸入工程
を行う各減圧装置A(B,C)の第3圧力室A1(B
1,C1)内の高圧作動液を、開閉弁42a(42b,
42c)及び圧力制御弁PVを通して減圧して、被処理
液状体Xの排出工程を行う他の減圧装置B(C,A)の
第3圧力室B1(C1,A1)内に開閉弁41b(41
c,41a)を通して供給する。第2配管系は、具体的
には被処理液状体Xの減圧工程を行う残りの減圧装置C
(A,B)の第3圧力室C1(A1,B1)内の作動液
を、絞り弁44c(44a,44b)及び開閉弁43c
(43a,43b)を通して減圧して、被処理液状体X
の排出工程を行う他の減圧装置B(C,A)の第3圧力
室B1(C1,A1)内に41b41c41a)を
通して供給する。また、第3配管系は、具体的には被処
理液状体Xの吸入工程を行う各減圧装置A(B,C)の
第3圧力室A1(B1,C1)内の作動液を、圧力制御
弁PV及び絞り弁44a(44b,44c)を通すこと
なく、直接開閉弁42b(42c,42a)を通して、
被処理液状体Xの排出工程を完了した他の減圧装置B
(C,A)の第3圧力室B1(C1,A1)内に供給す
る。
【0039】図7には、各減圧装置A,B,Cの第3圧
力室A1,B1,C1に接続させる作動液制御系7の更
に他の構造例を示す。この構造例では、ポンプ32の駆
動により、流量制御弁FV1及び開閉弁41a,41
b,41cを介して、第3圧力室A1,B1,C1側に
作動液タンク9内の作動液を所定圧力で供給可能になつ
ている。流量制御弁FV1は、ポンプ32の駆動によ
り、第4圧力室A2,B2,C2に排出工程を行わせる
ように、各開閉弁41a,41b,41cを通じて各減
圧装置A,B,Cの第3圧力室A1,B1,C1に作動
液を所定の流量で供給する機能を有し、比較的低い2次
圧(下流側圧力)が得られればよい。
【0040】圧力制御弁PV1は、排出工程に際し、ポ
ンプ32の駆動による作動液タンク9からの作動液が一
定圧力で流量制御弁FV1を通るようにし、所定の圧力
を超えた場合には作動液タンク9に向けて還流させる機
能を有する。
【0041】圧力制御弁PVは、第4圧力室A2,B
2,C2が被処理液状体Xの吸入工程を行う際に、第3
圧力室A1,B1,C1から各開閉弁42a,42b,
42cを通じて流出する作動液を減圧して通し、更に圧
力制御弁PV1を通して作動液タンク9に向けて還流さ
せる。
【0042】また、絞り弁44は、上記実施例と同様に
第4圧力室A2,B2,C2内で被処理液状体Xの減圧
工程を行う際、第3圧力室A1,B1,C1から流出す
る作動液に適当な流動抵抗を与える機能を有し、絞り弁
44を通つた作動液は、圧力制御弁PV1を通して作動
液タンク9に向けて還流させる。
【0043】中間位置リミットスイッチSBは、減圧装
置A,B,Cの大径ピストン23が所定の中間位置に達
したことを検出する機能を有する。従つて、例えば図3
に示すように減圧装置Cの大径ピストン23が最後退位
置を採つて減圧位置リミットスイッチSDをONさせ
(又は大径シリンダ部21に接続する配管に備えた圧力
検出装置による圧力の判定)、減圧装置Bの大径ピスト
ン23が排出位置リミットスイッチSAをON作動させ
ている状態で、減圧装置Aの大径ピストン23が適正位
置として中間位置リミットスイッチSBによつて検出さ
れるように、中間位置リミットスイッチSBの位置を設
定する。また、PC,FCは、それぞれ圧力/流量制御
器であり、検出した圧力/流量に基づき、各圧力/流量
制御弁PV1,FV1の設定圧力/流量が制御される。
【0044】この構造例によれば、減圧装置Aによつて
被処理液状体Xの吸入工程を行う際には、第3圧力室A
1からの作動液を開閉弁42a、圧力制御弁PV及び圧
力制御弁PV1を通して、矢印VIのように作動液タン
ク9に還流させ、また、減圧装置Cによつて被処理液状
体Xの減圧工程を行う際には、第3圧力室C1からの作
動液を開閉弁43c、絞り弁44及び圧力制御弁PV1
を通して、矢印VIIIのように作動液タンク9に還流
させる。その際、各開閉弁41a,41b,41c,4
2b,42c,43a,43bは閉じておく。排出工程
を行う減圧装置Bの第3圧力室B1には、ポンプ32の
駆動により、作動液タンク9からの作動液が流量制御弁
FV1及び開閉弁41bを通じて供給される。
【0045】そして、この構造例では、上記実施例と比
較して図3に示す動作が大きく相違し、各減圧装置A,
B,Cの第3圧力室A1,B1,C1及び第4圧力室A
2,B2,C2を図2,図7に示す状態から図3に示す
状態に正確に移行させる。すなわち、減圧装置Bの排出
工程の完了が排出位置リミットスイッチSAで検出され
たなら、開閉弁12b,41bを閉じるが、上記実施例
の減圧装置Cの排出工程は開始しない。減圧装置Cの第
3圧力室C1は、減圧工程が終了したなら開閉弁43c
を閉じてそのままとする。
【0046】その後、減圧装置Aの第3圧力室A1から
排出される作動液は、図7に矢印VIで示すように開閉
弁42a、各圧力制御弁PV,圧力制御弁PV1を通
し、作動液タンク9内に還流させる。但し、次工程のた
めに減圧装置Bの第3圧力室B1の加圧は行つてもよ
い。この第3圧力室B1の加圧は、減圧装置Bの大径ピ
ストン23が排出位置リミットスイッチSAで検出され
た状態で、開閉弁42bを開き、図7に矢印VIIで示
すように第3圧力室B1を加圧して行われる。この加圧
工程の終了は、各大径シリンダ部21に接続する配管に
圧力検出装置を備えさせ、圧力が所定圧になつたことに
より判定もできる。
【0047】減圧装置Cの排出工程は、減圧装置Aの大
径ピストン23が所定の中間位置に達するのを待つて、
開始する。減圧装置Aの大径ピストン23が所定の中間
位置に達したことは、中間位置リミットスイッチSBに
よつて検出する。減圧装置Aの大径ピストン23が所定
の中間位置に達すれば、各減圧装置A,B,Cの第3圧
力室A1,B1,C1は図4に示す状態と同様になる。
以後、図5に示すと同様の作動を行う。その際、減圧装
置Bの第3圧力室B1から出て開閉弁42bを通る作動
液は、圧力制御弁PV及び圧力制御弁PV1を通して、
作動液タンク9に還流させる。そして、減圧装置Cの排
出工程は、開閉弁41cを開き、ポンプ32の駆動によ
り、作動液タンク9内の作動液を流量制御弁FV1及び
開閉弁41cを通して第3圧力室C1に供給して行われ
る。このようにして、各吸入工程ごとに、第3圧力室A
1,B1,C1側の総体積を一定に保つことができる。
【0048】ところで、減圧装置A,B,Cによつて被
処理液状体Xの吸入工程を行う際には、第3圧力室A
1,B1,C1からの作動液を開閉弁42a,42b,
42c及び圧力制御弁PV,PV1を通して、作動液タ
ンク9に還流させたが、その際、減圧装置A,B,Cの
大径ピストン23が所定の中間位置に達したことを中間
位置リミットスイッチSBが検出するまでの間は、開閉
弁41b,41c,41aを適宜に開き、作動液タンク
9に還流する作動液を排出工程のために第3圧力室B
1,C1,A1に供給することもできる。
【0049】また、減圧装置C,A,Bによつて被処理
液状体Xの減圧工程を行う際には、第3圧力室C1,A
1,B1からの作動液を開閉弁43c,43a,43
b、絞り弁44及び圧力制御弁PV1を通して、作動液
タンク9に還流させたが、その際、開閉弁41a,41
b,41cを適宜に開き、作動液タンク9に還流する作
動液の一部又は全部を排出工程のために第3圧力室B
1,C1,A1に供給することもできる。このように吸
入工程又は減圧工程に伴つて流出する作動液の少なくと
も一部を排出工程のために活用することにより、その分
だけ、ポンプ32の駆動を軽減させることができる。
【0050】図8〜図11は本発明の第2実施例に係る
高圧液状体処理装置を示し、第1実施例と実質的に同一
機能の部分には同一符号を付してそれらの説明は省略す
る。第2実施例に係る高圧液状体処理装置は、減圧手段
10が2個の減圧装置B,Cのみを備え、作動液制御系
7は図6に示すものの一部と合致し、減圧装置A及びそ
れに付随する開閉弁11a,12a,41a,42a,
43aはそれぞれ省略されている。ポンプ30は、常時
駆動され、作動液制御系7の低圧側(ポンプ30が接続
する作動液制御系7の内、圧力制御弁PVよりも低圧
側)に常時一定圧力をかけ、排出工程中の減圧装置B,
Cに低圧の作動液が一定流量で送り込まれるようになつ
ている。
【0051】この高圧液状体処理装置によれば、吸入工
程を連続して行う作用が次のようにして得られる。当
初、図8に示すように減圧装置Bでは第4圧力室B2が
排出工程及び加圧工程を終了し、吸入工程の開始直前状
態にあり、減圧装置Cでは第4圧力室C2が吸入工程を
終了し、減圧工程の開始直前状態にあるものとする。そ
して、白抜きで示す開閉弁11b,42b,43cのみ
が開操作され、吸入工程を採る減圧装置Bは、ピストン
23,24を後退させながら、高圧容器1からの被処理
液状体Xを第4圧力室B2に受け入れを開始する。この
とき、第3圧力室B1内にある作動液は、図8に矢印X
Iで示すように開閉弁42b及び圧力制御弁PV,47
aを通つて所定圧に減圧され、作動液タンク9に戻る。
一方、減圧工程を採る減圧装置Cでは、第4圧力室C2
内の高圧の被処理液状体Xが体積膨張しながら減圧する
ことで第3圧力室C1を縮小させる。この第3圧力室C
1の縮小により、第3圧力室C1内の作動液は矢印XI
Iで示すように絞り弁44c、開閉弁43c及び圧力制
御弁47aを通つて作動液タンク9に戻る。
【0052】図9に示すように減圧装置Bの吸入工程が
継続されながら、減圧装置Cの減圧工程が完了すれば、
減圧装置Cの大径ピストン23が減圧位置リミットスイ
ッチSDで検出されるので、これに基づいて開閉弁43
cを閉じ、開閉弁12c,41cを開き、減圧装置Cを
排出工程に移行させる。これにより、減圧装置Bが吸入
工程を継続しながら、主としてポンプ30からの作動液
が開閉弁41cを通つて第3圧力室C1に供給され、こ
の減圧装置Cの第4圧力室C2内に吸引されて減圧工程
を終了した後の低圧の被処理液状体Xが製品タンク6に
向けて排出される。
【0053】続いて、図10に示すように減圧装置Cの
大径ピストン23が排出位置リミットスイッチSAで検
出されたなら、開閉弁12c,41cを閉じた後に開閉
弁42cを開き、加圧工程を行う。すなわち、減圧装置
Bの第3圧力室B1から排出される高圧の作動液を矢印
XIIIで示すように開閉弁42b,42cを通して第
3圧力室C1にほぼ同一圧力で供給し、第3圧力室C1
内ひいては第4圧力室C2内を加圧し、ピストン23,
24に背圧を作用させた状態として吸入工程の準備をす
る。この加圧工程が終了したことは、大径ピストン23
を加圧位置リミットスイッチSEで検出して知ることが
できる。なお、排出工程が終了したこと又は加圧工程が
終了したことは、各大径シリンダ部21に接続する配管
に圧力検出装置を備えさせ、圧力が所定圧に達したこと
により判定してもよい。かくして、加圧工程は、高圧の
被処理液状体Xの圧力を有効利用してなされる。
【0054】このようにして減圧装置Bの大径ピストン
23が所定位置にまで後退したことが吸入位置リミット
スイッチSCで検出され、かつ、減圧装置Cの大径ピス
トン23が所定位置にまで前進したことが加圧位置リミ
ットスイッチSEで検出されたなら、図11に示すよう
に開閉弁42b,42cを閉じ、また、開閉弁11bを
閉じる。これにより、減圧装置Bでの吸入工程が終了
し、減圧工程の開始が可能な状態となり、また、減圧装
置Cでの加圧工程が終了し、吸入工程の開始が可能な状
態となる。各開閉弁41b,41c,42b,42c,
43b,43cを閉じた状態では、ポンプ30からの作
動液は圧力制御弁47aを通つて作動液タンク9に戻
る。
【0055】以後、減圧装置Bは第4圧力室B2に被処
理液状体Xが吸入充満された後にあるので減圧工程を開
始し、減圧装置Cは第4圧力室C2が吸入工程を開始す
る。しかして、上記の作用において、減圧装置B,Cを
それぞれ読み替えて、実質的に同様の作動が2回目とし
て繰り返される。この動作が2回行われることにより、
1サイクルが終了する。このようにして、排出工程中の
減圧装置B,Cへは、吸入工程中の減圧装置C,B及び
ポンプ30からの作動液を供給し、減圧工程中の減圧装
置B,Cからの作動液は、作動液タンク9に戻し、加圧
工程中の減圧装置B,Cへは、吸入工程中の減圧装置
C,Bからの作動液を直接供給して、吸入工程を連続し
て行うことができる。
【0056】図12〜図15は本発明の第3実施例に係
る高圧液状体処理装置を示し、第2実施例と実質的に同
一機能の部分には同一符号を付してそれらの説明は省略
する。第3実施例に係る高圧液状体処理装置は、減圧手
段10が2個の減圧装置B,Cのみを備え、作動液制御
系7は第2実施例と同様に図6に示すものの一部と合致
し、減圧装置A及びそれに付随する開閉弁11a,12
a,41a,42a,43aはそれぞれ省略されてい
る。但し、圧力制御弁PVよりも低圧側は作動液タンク
9に直接開放され、圧力制御弁PVよりも高圧側は開閉
弁61を介して作動液制御系7の低圧側(ポンプ30が
接続する作動液制御系7の内、ポンプ30による圧力が
直接作用する側)に接続している。60は流量調節弁で
あり、ポンプ30による作動液タンク9内の作動液を、
減圧装置B,Cの第3圧力室B1,C1に選択的に一定
流量で供給し、各減圧装置B,Cに排出工程を行わせる
機能を有する。
【0057】ポンプ30は、常時駆動され、作動液制御
系7の低圧側に常時一定圧力をかけ、排出工程中の減圧
装置B,Cに低圧の作動液が流量調節弁60を通つて一
定流量で送り込まれるようになつている。更に、加圧工
程に専用のポンプ31を設ける。ポンプ31は、開閉弁
33b,33cの開閉操作により、作動液タンク9内の
作動液を流量調節弁49b,49cを介して、減圧装置
B,Cの第3圧力室B1,C1に選択的に供給する機能
を有する。48は圧力制御弁であり、ポンプ31によつ
て開閉弁33b,33cに向けて送られる作動液の圧力
を制御する。
【0058】この高圧液状体処理装置によれば、排出工
程を連続して行う作用が次のようにして得られる。当
初、図12に示すように減圧装置Bでは第4圧力室B2
が排出工程を終了し、加圧工程の開始直前状態にあり、
減圧装置Cでは第4圧力室C2が減圧工程を終了し、排
出工程の開始直前状態にあるものとする。この状態か
ら、白抜きで示す開閉弁12c,41c,33bのみが
開操作され、加圧工程を採る減圧装置Bでは、ポンプ3
1によつて作動液タンク9内の作動液を流量調節弁49
bを通して、減圧装置Bの第3圧力室B1に供給する。
このとき、作動液タンク9内の作動液は、図12に矢印
XIVで示すように流れ、減圧装置Bのピストン23,
24が前進する。加圧工程が終了したことは、大径ピス
トン23を加圧位置リミットスイッチSEで検出して知
ることができる。また、各大径シリンダ部21に接続す
る配管に圧力検出装置を備えさせ、圧力が所定圧に達し
たことを検出しても判定できる。一方、排出工程を採る
減圧装置Cでは、ポンプ30によつて作動液タンク9内
の作動液が流量調節弁60を通して所定の流量で開閉弁
41cを通つて第3圧力室C1に供給され、第4圧力室
C2内の被処理液状体Xが開閉弁12cを通つて製品タ
ンク6に排出される。
【0059】図13に示すように減圧装置Cの排出工程
が継続されながら、減圧装置Bの加圧工程が完了すれ
ば、減圧装置Bの大径ピストン23が加圧位置リミット
スイッチSEで検出されるので、これに基づいて開閉弁
33bを閉じ、開閉弁11b,42bを開き、減圧装置
Bを吸入工程に移行させる。なお、各大径シリンダ部2
1に接続する配管に圧力検出装置を備えさせ、圧力が所
定圧に達したことにより判定してもよい。これにより、
減圧装置Cが排出工程を継続しながら、減圧装置Bの第
3圧力室B1内の作動液が圧力制御弁PVによる圧力制
御を受けつつ作動液タンク9に還流する。開閉弁33b
を閉じることにより、ポンプ31によつて送られる作動
液は、圧力制御弁48を通つて作動液タンク9に還流す
る。なお、減圧装置Bの吸入工程中において開閉弁61
を開けば、減圧装置Bの第3圧力室B1内の作動液を流
量調節弁60及び開閉弁41cを通して第3圧力室C1
に供給することができ、これによつても減圧装置Cに排
出工程を行わせることができる。
【0060】続いて、図14に示すように減圧装置Bの
大径ピストン23が吸入位置リミットスイッチSCで検
出されたなら、開閉弁11b,42bを閉じた後に開閉
弁43bを開いて減圧工程に移行し、第4圧力室B2内
の高圧の被処理液状体Xを体積膨張させながら減圧する
ことで第3圧力室B1を縮小させる。この第3圧力室B
1の縮小により、第3圧力室B1内の作動液は矢印XV
で示すように絞り弁44b、開閉弁43b及び圧力制御
弁47aを通つて作動液タンク9に戻る。減圧装置Bの
減圧工程が終了したことは、大径ピストン23を減圧位
置リミットスイッチSDで検出して知ることができる。
また、各大径シリンダ部21に接続する配管に圧力検出
装置を備えさせ、圧力が所定圧に達したことを検出して
も判定できる。
【0061】また、減圧装置Cの大径ピストン23が排
出位置リミットスイッチSAで検出されたなら、開閉弁
12c,41cを閉じた後に開閉弁33cを開き、ポン
プ31によつて作動液タンク9内の作動液を開閉弁33
c及び流量調節弁49cを通して、図15に矢印XVI
で示すように第3圧力室C1に供給し、加圧工程を行
う。このようにして、第3圧力室C1内ひいては第4圧
力室C2内を加圧し、ピストン23,24に背圧を作用
させた状態として吸入工程の準備をする。この加圧工程
が終了したことは、大径ピストン23を加圧位置リミッ
トスイッチSEで検出して知ることができる。なお、各
大径シリンダ部21に接続する配管に圧力検出装置を備
えさせ、圧力が所定圧に達したことにより判定してもよ
い。かくして、加圧工程は、高圧の被処理液状体Xの圧
力が使用されることなく、ポンプ31の駆動力によつて
なされる。
【0062】以後、減圧装置Bは第4圧力室B2の被処
理液状体Xが減圧された後にあるので排出工程を開始
し、減圧装置Cは第4圧力室C2が加圧状態にあるので
吸入工程を開始する。しかして、上記の作用において、
減圧装置B,Cをそれぞれ読み替えて、実質的に同様の
作動が2回目として繰り返される。この動作が2回行わ
れることにより、1サイクルが終了する。このようにし
て、排出工程中の減圧装置B,Cへは、吸入工程中の減
圧装置C,B又はポンプ30からの作動液を供給し、減
圧工程中の減圧装置B,Cからの作動液は、作動液タン
ク9に戻す点は、第2実施例と実質的に同様であるが、
加圧工程中の減圧装置B,Cへは、専用のポンプ31を
駆動して比較的高圧の作動液を供給し、排出工程を連続
して行うことができる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る高圧液状体処理方法及びその装置によれ
ば、次の効果を奏することができる。 (1)減圧手段は、個別に作動する複数個の減圧装置を
具え、各減圧装置が、1個の高圧容器に対して高圧状態
の被処理液状体を選択的に受入れ可能な圧力室と、作動
液を受入れ可能な作動用圧力室とを具える異形シリンダ
装置によつて構成される。しかして、減圧手段が短くな
り、配置のためのスペースが削減されると共に、各作動
用圧力室の配置、作動中の個別の容積及び圧力を自由に
与えることができるため、被処理液状体の種類に応じて
吸入工程、減圧工程又は排出工程の所要時間を調節する
ことができ、運転の自由度に優れる。
【0064】(2)請求項1,4の発明によれば、異形
シリンダ装置の作動用圧力室間で直接作動液を流通させ
て排出工程を行わせるので、吸入工程又は減圧工程に伴
つて排出される作動液を有効活用して排出工程を実行す
ることができ、省エネルギーとなる。 (3)請求項2,5の発明によれば、吸入工程に先立つ
て加圧工程を行い、異形シリンダ装置の作動用圧力室に
高圧容器からの被処理液状体の高圧にほぼ釣り合う背圧
を作用させるので、吸入工程を開始する際に衝撃的圧力
が配管、各種の弁等に作用することがなく、耐久性に優
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る高圧液状体処理装
置を示す回路図。
【図2】 同じく作用説明図。
【図3】 同じく作用説明図。
【図4】 同じく作用説明図。
【図5】 同じく作用説明図。
【図6】 他の構造例に係る高圧液状体処理装置の要部
を示す回路図。
【図7】 更に他の構造例に係る高圧液状体処理装置の
要部を示す回路図。
【図8】 本発明の第2実施例に係る高圧液状体処理装
置を示す回路図。
【図9】 同じく作用説明図。
【図10】 同じく作用説明図。
【図11】 同じく作用説明図。
【図12】 本発明の第3実施例に係る高圧液状体処理
装置を示す回路図。
【図13】 同じく作用説明図。
【図14】 同じく作用説明図。
【図15】 同じく作用説明図。
【符号の説明】
1:高圧容器、2:増圧手段、7:作動液制御系、9:
作動液タンク、10:減圧手段、30,31,32:ポ
ンプ、44,44a,44b,44c:絞り弁、FV
1:流量制御弁、PV,47,47a:圧力制御弁、
A,B,C:減圧装置、A1,B1,C1:第3圧力室
(作動用圧力室)、A2,B2,C2:第4圧力室(圧
力室)、X:被処理液状体。
フロントページの続き (72)発明者 石黒 幸雄 栃木県那須郡西那須野町東三島5丁目96 番地19 (72)発明者 米屋 直次 東京都府中市日鋼町1番1 株式会社日 本製鋼所内 (72)発明者 柴本 正美 東京都府中市日鋼町1番1 株式会社日 本製鋼所内 (72)発明者 松田 行雄 東京都府中市日鋼町1番1 株式会社日 本製鋼所内 (56)参考文献 特開 平4−320672(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 3/015 A23L 1/01 A23L 2/42

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増圧手段(2)によつて被処理液状体
    (X)を高圧容器(1)内に供給し、高圧容器(1)内
    で被処理液状体(X)を高圧処理した後に、減圧手段
    (10)によつて高圧状態の被処理液状体(X)を減圧
    する高圧液状体処理方法において、前記減圧手段(1
    0)が、個別に作動する複数個の減圧装置(A,B,
    C)を具え、各減圧装置(A,B,C)が、1個の高圧
    容器(1)に対して高圧状態の被処理液状体(X)を選
    択的に受入れ可能な圧力室(A2,B2,C2)と、作
    動液を受入れ可能な作動用圧力室(A1,B1,C1)
    とを具える異形シリンダ装置によつて構成され、被処理
    液状体(X)の吸入工程を行う減圧装置(A,B,C)
    の作動用圧力室(A1,B1,C1)又は被処理液状体
    (X)の減圧工程を行う減圧装置(C,A,B)の作動
    用圧力室(C1,A1,B1)から排出される作動液の
    少なくとも一部を、被処理液状体(X)の排出工程を行
    う他の減圧装置(B,C,A)の作動用圧力室(B1,
    C1,A1)に供給し、他の減圧装置(B,C,A)に
    よる排出工程を行わせることを特徴とする高圧液状体処
    理方法。
  2. 【請求項2】 増圧手段(2)によつて被処理液状体
    (X)を高圧容器(1)内に供給し、高圧容器(1)内
    で被処理液状体(X)を高圧処理した後に、減圧手段
    (10)によつて高圧状態の被処理液状体(X)を減圧
    する高圧液状体処理方法において、前記減圧手段(1
    0)が、個別に作動する複数個の減圧装置(A,B,
    C)を具え、各減圧装置(A,B,C)が、1個の高圧
    容器(1)に対して高圧状態の被処理液状体(X)を選
    択的に受入れ可能な圧力室(A2,B2,C2)と、作
    動液を受入れ可能な作動用圧力室(A1,B1,C1)
    とを具える異形シリンダ装置によつて構成され、被処理
    液状体(X)の吸入工程を行う前の減圧装置(A,B,
    C)の作動用圧力室(A1,B1,C1)に、予め、圧
    力室(A2,B2,C2)に吸入される被処理液状体
    (X)の圧力にほぼ釣り合う圧力の作動液を供給して加
    圧する加圧工程を行うことを特徴とする高圧液状体処理
    方法。
  3. 【請求項3】 減圧装置(A,B,C)の作動用圧力室
    (A1,B1,C1)に、専用のポンプ(31)によつ
    て作動液を供給して加圧工程を行うことを特徴とする請
    求項2の高圧液状体処理方法。
  4. 【請求項4】 増圧手段(2)によつて被処理液状体
    (X)を高圧容器(1)内に供給し、高圧容器(1)内
    で被処理液状体(X)を高圧処理した後に、減圧手段
    (10)によつて高圧状態の被処理液状体(X)を減圧
    する高圧液状体処理装置において、前記減圧手段(1
    0)が、個別に作動する複数個の減圧装置(A,B,
    C)を具え、各減圧装置(A,B,C)が、1個の高圧
    容器(1)に対して高圧状態の被処理液状体(X)を選
    択的に受入れ可能な圧力室(A2,B2,C2)と、作
    動液を受入れ可能な作動用圧力室(A1,B1,C1)
    とを具える異形シリンダ装置によつて構成されると共
    に、1の減圧装置(A,B,C)の圧力室(A2,B
    2,C2)で被処理液状体(X)の吸入工程又は減圧工
    程を行う際に、他の減圧装置(B,C,A)の圧力室
    (B2,C2,A2)で被処理液状体(X)の排出工程
    を行い、かつ、吸入工程又は減圧工程によつて1の減圧
    装置(A,B,C)の作動用圧力室(A1,B1,C
    1)から流出する作動液の少なくとも一部を、被処理液
    状体(X)の排出工程を行う他の減圧装置(B,C,
    A)の作動用圧力室(B1,C1,A1)に供給するよ
    うに、各減圧装置(A,B,C)の作動用圧力室(A
    1,B1,C1)に選択的に作動液を供給・排出可能な
    作動液制御系(7)を具えることを特徴とする高圧液状
    体処理装置。
  5. 【請求項5】 減圧装置(A,B,C)が3個具えら
    れ、作動液制御系(7)が、被処理液状体(X)の吸入
    工程を行う各減圧装置(A,B,C)の作動用圧力室
    (A1,B1,C1)内の作動液を減圧して、被処理液
    状体(X)の排出工程を行う他の減圧装置(B,C,
    A)の作動用圧力室(B1,C1,A1)内に供給する
    第1配管系と、被処理液状体(X)の減圧工程を行う残
    りの減圧装置(C,A,B)の作動用圧力室(C1,A
    1,B1)内の作動液を減圧して、被処理液状体(X)
    の排出工程を行う他の減圧装置(B,C,A)の作動用
    圧力室(B1,C1,A1)内に供給する第2配管系
    と、被処理液状体(X)の吸入工程を行う各減圧装置
    (A,B,C)の作動用圧力室(A1,B1,C1)内
    の作動液を、直接、被処理液状体(X)の排出工程を完
    了した他の減圧装置(B,C,A)の作動用圧力室(B
    1,C1,A1)内に供給する第3配管系とを有するこ
    とを特徴とする請求項4の高圧液状体処理装置。
  6. 【請求項6】 作動液制御系(7)に、開閉弁(41
    a,41b,41c)を介して、作動液タンク(9)内
    の作動液を各減圧装置(A,B,C)の作動用圧力室
    (A1,B1,C1)に供給するポンプ(30,32)
    を付属させ、被処理液状体(X)の排出工程を行う他の
    減圧装置(B,C,A)の作動用圧力室(B1,C1,
    A1)に作動液タンク(9)内の作動液を供給すること
    を特徴とする請求項4又は5の高圧液状体処理装置。
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