JPH06277266A - 高圧液体連続処理装置 - Google Patents
高圧液体連続処理装置Info
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- JPH06277266A JPH06277266A JP5066649A JP6664993A JPH06277266A JP H06277266 A JPH06277266 A JP H06277266A JP 5066649 A JP5066649 A JP 5066649A JP 6664993 A JP6664993 A JP 6664993A JP H06277266 A JPH06277266 A JP H06277266A
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- liquid
- pressure
- converter
- chamber
- high pressure
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 大型の駆動装置と必要としない高圧液体連続
処理装置を提供する。 【構成】 フリーピストン７ａ〜７ｄを具えたコンバー
タ３ａ〜３ｄと段付ピストン８ａ〜８ｄを具えた加減圧
機４ａ〜４ｄがそれぞれ連通されて並列に配設されコン
バータの左側の室には被処理液の供給口を設けると共に
高圧送液ポンプ５と高圧容器１を経てコンバータの右側
の室へ通ずる高圧管路を設ける。コンバータの右側の室
には処理液の排出口が連絡する。コンバータの左室に被
処理液が供給されるときに右室の処理液を排出し、左室
の被処理液は加減圧機４ａ〜４ｄにより加圧され、左室
の加圧された被処理液を高圧送液ポンプ５で高圧容器１
へ送ると高圧容器１内の既処理済液がコンバータの右室
に貯えられこの操作の繰り返しにより液体を高圧処理す
る。
処理装置を提供する。 【構成】 フリーピストン７ａ〜７ｄを具えたコンバー
タ３ａ〜３ｄと段付ピストン８ａ〜８ｄを具えた加減圧
機４ａ〜４ｄがそれぞれ連通されて並列に配設されコン
バータの左側の室には被処理液の供給口を設けると共に
高圧送液ポンプ５と高圧容器１を経てコンバータの右側
の室へ通ずる高圧管路を設ける。コンバータの右側の室
には処理液の排出口が連絡する。コンバータの左室に被
処理液が供給されるときに右室の処理液を排出し、左室
の被処理液は加減圧機４ａ〜４ｄにより加圧され、左室
の加圧された被処理液を高圧送液ポンプ５で高圧容器１
へ送ると高圧容器１内の既処理済液がコンバータの右室
に貯えられこの操作の繰り返しにより液体を高圧処理す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液状、ペースト状の食
品或いは医薬品等の被処理物を、高圧容器内で高圧処理
する装置に関する。
品或いは医薬品等の被処理物を、高圧容器内で高圧処理
する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、食品の殺菌或いは殺虫には、加
熱、化学薬品処理、放射線或いは紫外線の照射等が行わ
れているが、その際、有効成分の破壊や悪性物質の生成
を招いている。これに対し、近年高圧処理による殺菌、
殺虫方法の研究が盛んであるが、この高圧処理手段では
前記のような悪影響が生じないことが知られている。図
６に従来の食品等の高圧処理装置の例を示す。図示する
ように、本装置は高圧容器１' への被処理液の注入及び
高圧容器１' からの処理液の排出のために、増減圧レシ
プロポンプ５' 及び同ポンプ５' の減圧ポンプ側に補助
増減圧レシプロポンプ４' を接続設置し、またこれらを
通過する往回路２９' には自動開閉弁２５'a，２５'b及
び圧力計２４'aを設置している。一方、復回路３０' に
は自動開閉弁２６'a、２６'b及び圧力計２４'bを設置し
ている。
熱、化学薬品処理、放射線或いは紫外線の照射等が行わ
れているが、その際、有効成分の破壊や悪性物質の生成
を招いている。これに対し、近年高圧処理による殺菌、
殺虫方法の研究が盛んであるが、この高圧処理手段では
前記のような悪影響が生じないことが知られている。図
６に従来の食品等の高圧処理装置の例を示す。図示する
ように、本装置は高圧容器１' への被処理液の注入及び
高圧容器１' からの処理液の排出のために、増減圧レシ
プロポンプ５' 及び同ポンプ５' の減圧ポンプ側に補助
増減圧レシプロポンプ４' を接続設置し、またこれらを
通過する往回路２９' には自動開閉弁２５'a，２５'b及
び圧力計２４'aを設置している。一方、復回路３０' に
は自動開閉弁２６'a、２６'b及び圧力計２４'bを設置し
ている。
【０００３】補助増減圧レシプロポンプ４' では被処理
物に対する増圧、減圧作用を行ない、増減圧レシプロポ
ンプ５' では被処理物の循環・排出作用を行なうように
すると共に、これら各ポンプの増減圧及び循環排出動作
の制御は、各ポンプのピストンのストロークエンド位置
をリミットスイッチ２７'a，２７'b及び２８'a，２８'b
で検出し、及び各回路圧を圧力計２４'a，２４'bで検出
し、これらの検出信号に基づいて各自動開閉弁及び各ポ
ンプへの油圧を適宜切替えることによって行うようにな
っている。
物に対する増圧、減圧作用を行ない、増減圧レシプロポ
ンプ５' では被処理物の循環・排出作用を行なうように
すると共に、これら各ポンプの増減圧及び循環排出動作
の制御は、各ポンプのピストンのストロークエンド位置
をリミットスイッチ２７'a，２７'b及び２８'a，２８'b
で検出し、及び各回路圧を圧力計２４'a，２４'bで検出
し、これらの検出信号に基づいて各自動開閉弁及び各ポ
ンプへの油圧を適宜切替えることによって行うようにな
っている。
【０００４】ところが上記従来の装置では、増減圧ポン
プ５' 、補助増減圧ポンプ４' には油圧シリンダ部（図
示せず）及びその油圧ユニット２１' ，２２' が設置さ
れており、処理量または処理効率を高めるために増減圧
ポンプは高い送液能力を必要とするため同駆動装置が大
型となり設備全体が大型となる。また、上記各ポンプを
複数組たとえば４組を並列に接続して使用する場合には
合計８組の油圧ユニットが必要となって設置スペースの
増加、設備コストの増加を招くと共に油圧制御系が複雑
になるなどの問題があった。
プ５' 、補助増減圧ポンプ４' には油圧シリンダ部（図
示せず）及びその油圧ユニット２１' ，２２' が設置さ
れており、処理量または処理効率を高めるために増減圧
ポンプは高い送液能力を必要とするため同駆動装置が大
型となり設備全体が大型となる。また、上記各ポンプを
複数組たとえば４組を並列に接続して使用する場合には
合計８組の油圧ユニットが必要となって設置スペースの
増加、設備コストの増加を招くと共に油圧制御系が複雑
になるなどの問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、大型の駆動
装置を必要とせず、その設置スペースが小さくてよい高
圧液体連続処理装置を提供することを課題としている。
また、本発明は少い消費エネルギーで効率的に高圧処理
することを可能とする高圧液体連続処理装置を提供する
ことを課題としている。
装置を必要とせず、その設置スペースが小さくてよい高
圧液体連続処理装置を提供することを課題としている。
また、本発明は少い消費エネルギーで効率的に高圧処理
することを可能とする高圧液体連続処理装置を提供する
ことを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、高圧容器内において予め設定された圧力に維
持しながら連続的に液状被処理物を高圧処理する高圧液
体連続処理装置において、フリーピストンを内蔵し、供
給された液状被処理物或いは高圧処理された液状処理物
を一時貯留するコンバータ、同コンバータ内の液状被処
理物を加圧給送し、或いは液状処理物を減圧排出する加
減圧機、加圧給送された液状被処理物を高圧容器へ注入
する高圧送液ポンプなどで構成された高圧液体連続処理
装置を提供する。
するため、高圧容器内において予め設定された圧力に維
持しながら連続的に液状被処理物を高圧処理する高圧液
体連続処理装置において、フリーピストンを内蔵し、供
給された液状被処理物或いは高圧処理された液状処理物
を一時貯留するコンバータ、同コンバータ内の液状被処
理物を加圧給送し、或いは液状処理物を減圧排出する加
減圧機、加圧給送された液状被処理物を高圧容器へ注入
する高圧送液ポンプなどで構成された高圧液体連続処理
装置を提供する。
【０００７】また、本発明は、前記した装置において、
高圧送液ポンプ１組に対して、複数組のコンバータ及び
加減圧機をそれぞれ並列配置した高圧液体連続処理装置
を提供する。
高圧送液ポンプ１組に対して、複数組のコンバータ及び
加減圧機をそれぞれ並列配置した高圧液体連続処理装置
を提供する。
【０００８】
【作用】供給された液状被処理液はコンバータ内に一時
貯留されたのち、加減圧機で加圧されて高圧送液ポンプ
へ給送され、同送液ポンプによって高圧容器へ注入され
高圧処理される。一方、高圧処理された液状処理物は上
記給送動作と連動し、コンバータに再び導入されて一時
貯留され加減圧機で減圧されたのち、排出される。
貯留されたのち、加減圧機で加圧されて高圧送液ポンプ
へ給送され、同送液ポンプによって高圧容器へ注入され
高圧処理される。一方、高圧処理された液状処理物は上
記給送動作と連動し、コンバータに再び導入されて一時
貯留され加減圧機で減圧されたのち、排出される。
【０００９】或いは、複数組のコンバータ及び加減圧機
を並列配置することにより、供給された液状被処理物は
各組のコンバータ及び加減圧機によって順次加圧されて
高圧送液ポンプへ給送され、同送液ポンプによって高圧
容器へ連続して注入され高圧処理される。一方、高圧処
理された液状処理物は上記給送動作と連動し、各組のコ
ンバータへ順次導入されて一時貯留され加減圧機で減圧
されたのち、連続して排出される。
を並列配置することにより、供給された液状被処理物は
各組のコンバータ及び加減圧機によって順次加圧されて
高圧送液ポンプへ給送され、同送液ポンプによって高圧
容器へ連続して注入され高圧処理される。一方、高圧処
理された液状処理物は上記給送動作と連動し、各組のコ
ンバータへ順次導入されて一時貯留され加減圧機で減圧
されたのち、連続して排出される。
【００１０】
【実施例】本発明の実施例を図面によって説明する。図
１は本発明の高圧液体連続処理装置の構成を示す。図示
するように高圧容器１内には高圧加圧室２が形成され、
同高圧容器１の入側及び出側にはコンバータ３ａ，３
ｂ，３ｃ，３ｄと加減圧機４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄを１
組づつ接続して構成され、供給された液状、ペースト状
の被処理物を連続して加圧、給送及び排出する４組の加
減圧ポンプがそれぞれ導通管１８，１９を介して並列に
接続・設置されている。
１は本発明の高圧液体連続処理装置の構成を示す。図示
するように高圧容器１内には高圧加圧室２が形成され、
同高圧容器１の入側及び出側にはコンバータ３ａ，３
ｂ，３ｃ，３ｄと加減圧機４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄを１
組づつ接続して構成され、供給された液状、ペースト状
の被処理物を連続して加圧、給送及び排出する４組の加
減圧ポンプがそれぞれ導通管１８，１９を介して並列に
接続・設置されている。
【００１１】更に、各コンバータ３ａ〜３ｄと高圧容器
１の入側とを連通する導通管１８の途中には加圧給送さ
れた被処理物を高圧容器１へ連続注入する高圧送液ポン
プ５が設置されている。各コンバータ３ａ〜３ｄと各加
減圧機４ａ〜４ｄはそれぞれ排出側導通管１９ａ，１９
ｂを介して接続されている。また各コンバータ３ａ，３
ｂ，３ｃ，３ｄ内にはそれぞれフリーピストン７ａ，７
ｂ，７ｃ，７ｄが移動自在に嵌合されており、同ピスト
ンの移動に応じて被処理物或いは処理物をピストン左側
または右側に一時貯留する。
１の入側とを連通する導通管１８の途中には加圧給送さ
れた被処理物を高圧容器１へ連続注入する高圧送液ポン
プ５が設置されている。各コンバータ３ａ〜３ｄと各加
減圧機４ａ〜４ｄはそれぞれ排出側導通管１９ａ，１９
ｂを介して接続されている。また各コンバータ３ａ，３
ｂ，３ｃ，３ｄ内にはそれぞれフリーピストン７ａ，７
ｂ，７ｃ，７ｄが移動自在に嵌合されており、同ピスト
ンの移動に応じて被処理物或いは処理物をピストン左側
または右側に一時貯留する。
【００１２】各加減圧機４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄはそれ
ぞれ加減圧室９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄと油圧シリンダ１
０ａ，１０ｂ，１０ｃ，１０ｄを有し、これら加減圧室
９ａ〜９ｄ、油圧シリンダ１０ａ〜１０ｄ内にはそれぞ
れ段付ピストン８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄが移動自在に嵌
合しており、油圧ユニット（図示せず）よりこの油圧シ
リンダ１０ａ，１０ｂ，１０ｃ，１０ｄのヘッド側また
はロッド側へ油圧を供給することにより段付ピストン８
ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄは左または右方向に移動し、コン
バータ内の被処理物を加圧し或いは高圧の処理物を減圧
する。この段付ピストンの動きはリミットスイッチ（図
示せず）等によりそのストロークエンド位置で検出され
る。
ぞれ加減圧室９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄと油圧シリンダ１
０ａ，１０ｂ，１０ｃ，１０ｄを有し、これら加減圧室
９ａ〜９ｄ、油圧シリンダ１０ａ〜１０ｄ内にはそれぞ
れ段付ピストン８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄが移動自在に嵌
合しており、油圧ユニット（図示せず）よりこの油圧シ
リンダ１０ａ，１０ｂ，１０ｃ，１０ｄのヘッド側また
はロッド側へ油圧を供給することにより段付ピストン８
ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄは左または右方向に移動し、コン
バータ内の被処理物を加圧し或いは高圧の処理物を減圧
する。この段付ピストンの動きはリミットスイッチ（図
示せず）等によりそのストロークエンド位置で検出され
る。
【００１３】また、高圧送液ポンプ５は中央に油圧シリ
ンダ１１と、その左側、右側に液室１２ａ，１２ｂを有
し、これらシリンダ１１と各液室１２ａ，１２ｂ内に共
通ピストン１３を移動自在に嵌合した構成で、左右の液
室１２ａ，１２ｂはそれぞれ導通管１８に接続してお
り、油圧シリンダ１１の左室１１ａ及び右室１１ｂに油
圧システム（図示せず）より油圧を交互に供給して共通
ピストン１３を左右に移動し、加圧された被処理物を連
続して高圧容器１へ注入するようになっている。
ンダ１１と、その左側、右側に液室１２ａ，１２ｂを有
し、これらシリンダ１１と各液室１２ａ，１２ｂ内に共
通ピストン１３を移動自在に嵌合した構成で、左右の液
室１２ａ，１２ｂはそれぞれ導通管１８に接続してお
り、油圧シリンダ１１の左室１１ａ及び右室１１ｂに油
圧システム（図示せず）より油圧を交互に供給して共通
ピストン１３を左右に移動し、加圧された被処理物を連
続して高圧容器１へ注入するようになっている。
【００１４】一方、被処理物用液供給ポンプ６と高圧送
液ポンプ５とを連通する供給側導通管１８ｂ，１８ｃに
はコンバータとの接点を挟んでそれぞれ１対の自動開閉
弁１５ａ，１５ｂ及び圧力計２１ａが、また高圧容器１
の出側と連通する排出側導通管１９ａ，１９ｂにはコン
バータと加減圧機との接点を挟んでそれぞれ１対の自動
開閉弁１６ａ，１６ｂ及び圧力計２１ｂが設置されてい
る。
液ポンプ５とを連通する供給側導通管１８ｂ，１８ｃに
はコンバータとの接点を挟んでそれぞれ１対の自動開閉
弁１５ａ，１５ｂ及び圧力計２１ａが、また高圧容器１
の出側と連通する排出側導通管１９ａ，１９ｂにはコン
バータと加減圧機との接点を挟んでそれぞれ１対の自動
開閉弁１６ａ，１６ｂ及び圧力計２１ｂが設置されてい
る。
【００１５】そして、これら各自動開閉弁の開閉及び前
記各加減圧機の油圧シリンダ１０ａ，１０ｂ，１０ｃ，
１０ｄへの油圧の切換えは前記リミットスイッチ（図示
せず）及び各圧力計２１ａ，２１ｂの検出信号に基づい
て行われるようになっている。また、高圧送液ポンプ５
の左右の液室１２ａ，１２ｂと導通管１８との接点を挟
んでそれぞれ１対の逆止弁２０ａ，２０ｂが設置されて
いる。
記各加減圧機の油圧シリンダ１０ａ，１０ｂ，１０ｃ，
１０ｄへの油圧の切換えは前記リミットスイッチ（図示
せず）及び各圧力計２１ａ，２１ｂの検出信号に基づい
て行われるようになっている。また、高圧送液ポンプ５
の左右の液室１２ａ，１２ｂと導通管１８との接点を挟
んでそれぞれ１対の逆止弁２０ａ，２０ｂが設置されて
いる。
【００１６】次に本装置の作用を説明する。図２〜図５
はコンバータ３ａと加減圧機４ａの組を取上げ、その給
液及び排出、加圧、高圧送液、減圧の各動作手順を示し
たものである。まず、前工程の減圧動作によって排出側
導通管１９が減圧されたことを圧力計２１ｂで検出する
と、その検出記号に基づいて、供給側自動開閉弁１５ａ
が開、１５ｂが閉また、排出側自動開閉弁１６ａが開、
１６ｂが閉となり、液供給ポンプ６によって被処理物が
コンバータ３ａ内に供給されてフリーピストン７ａは右
方へ移動するが、この動作と連動し、前工程で高圧処理
され、コンバータ３ａの右側室に一時貯留されていた処
理物は自動開閉弁１６ａを経て排出される（図２）。
はコンバータ３ａと加減圧機４ａの組を取上げ、その給
液及び排出、加圧、高圧送液、減圧の各動作手順を示し
たものである。まず、前工程の減圧動作によって排出側
導通管１９が減圧されたことを圧力計２１ｂで検出する
と、その検出記号に基づいて、供給側自動開閉弁１５ａ
が開、１５ｂが閉また、排出側自動開閉弁１６ａが開、
１６ｂが閉となり、液供給ポンプ６によって被処理物が
コンバータ３ａ内に供給されてフリーピストン７ａは右
方へ移動するが、この動作と連動し、前工程で高圧処理
され、コンバータ３ａの右側室に一時貯留されていた処
理物は自動開閉弁１６ａを経て排出される（図２）。
【００１７】次いで、コンバータ３ａ内に被処理物が充
満し、加減圧機４ａの段付ピストン８ａが右方ストロー
クエンド位置に達したことをリミットスイッチ（図示せ
ず）が検出するとその検出信号に基づいて供給側自動開
閉弁１５ａ，１５ｂ及び排出側自動開閉弁１６ａ，１６
ｂがすべて閉となり、つづいて加減圧機の油圧シリンダ
１０ａヘッド側に油圧が供給されて段付ピストン８ａが
左方へ移動し、これによりフリーピストン７ａを介して
コンバータ３ａ内の被処理物は加圧される（図３）。
満し、加減圧機４ａの段付ピストン８ａが右方ストロー
クエンド位置に達したことをリミットスイッチ（図示せ
ず）が検出するとその検出信号に基づいて供給側自動開
閉弁１５ａ，１５ｂ及び排出側自動開閉弁１６ａ，１６
ｂがすべて閉となり、つづいて加減圧機の油圧シリンダ
１０ａヘッド側に油圧が供給されて段付ピストン８ａが
左方へ移動し、これによりフリーピストン７ａを介して
コンバータ３ａ内の被処理物は加圧される（図３）。
【００１８】コンバータ３ａ内の被処理物が所定圧まで
昇圧したことを圧力計２１ａが検出するとその検出信号
に基づいて供給側自動開閉弁１５ｂ及び排出側自動開閉
弁１６ｂを共に開にする。つづいて高圧送液ポンプ５の
油圧シリンダ１１の左室１１ａ及び右室１１ｂには油圧
が交互に供給されて共通ピストン１３が連続して往復動
し、これにより被処理物はコンバータ３ａ内から供給側
導通管１８を介して高圧容器１へ連続注入され、同時に
高圧容器１内の処理液が排出側導通管１９ａを介してコ
ンバータ３ａの右側へ流入し、フリーピストン７ａは左
側へ移動する（図４）。
昇圧したことを圧力計２１ａが検出するとその検出信号
に基づいて供給側自動開閉弁１５ｂ及び排出側自動開閉
弁１６ｂを共に開にする。つづいて高圧送液ポンプ５の
油圧シリンダ１１の左室１１ａ及び右室１１ｂには油圧
が交互に供給されて共通ピストン１３が連続して往復動
し、これにより被処理物はコンバータ３ａ内から供給側
導通管１８を介して高圧容器１へ連続注入され、同時に
高圧容器１内の処理液が排出側導通管１９ａを介してコ
ンバータ３ａの右側へ流入し、フリーピストン７ａは左
側へ移動する（図４）。
【００１９】コンバータ３ａの左室内被処理物が完全に
給送され、また右室内に処理物が充満すると供給側自動
開閉弁１５ｂが閉、排出側自動開閉弁１６ｂが閉とな
り、つづいて、前記加減圧機４ａの油圧シリンダ１０ａ
ヘッド側への油圧の供給が停止されて排油タンク（図示
せず）に開放され、その結果段付ピストン８ａが右方へ
移動して加減圧室９ａ、コンバータ３ａ内の処理物は減
圧される（図５）。減圧されたコンバータ３ａ右側室内
の処理物は前記被処理物の供給動作と連動して排出され
る。
給送され、また右室内に処理物が充満すると供給側自動
開閉弁１５ｂが閉、排出側自動開閉弁１６ｂが閉とな
り、つづいて、前記加減圧機４ａの油圧シリンダ１０ａ
ヘッド側への油圧の供給が停止されて排油タンク（図示
せず）に開放され、その結果段付ピストン８ａが右方へ
移動して加減圧室９ａ、コンバータ３ａ内の処理物は減
圧される（図５）。減圧されたコンバータ３ａ右側室内
の処理物は前記被処理物の供給動作と連動して排出され
る。
【００２０】ここでは、１組の加減圧ポンプ（コンバー
タと加減圧機の組合せ）を使用する際の作動を説明した
が、複数組例えば図１に示すように４組の加減圧ポンプ
を並列接続して使用する場合には、前記図２〜図５に示
す動作手順を４組の加減圧ポンプが順次連続して実行す
るように制御することにより被処理物の高圧処理が連続
して効率よく実行できる。
タと加減圧機の組合せ）を使用する際の作動を説明した
が、複数組例えば図１に示すように４組の加減圧ポンプ
を並列接続して使用する場合には、前記図２〜図５に示
す動作手順を４組の加減圧ポンプが順次連続して実行す
るように制御することにより被処理物の高圧処理が連続
して効率よく実行できる。
【００２１】また、上記説明から明らかなように、高圧
送液ポンプ５は高圧下でバランスして送液するだけなの
で消費エネルギは少なくてよく、そのシール部材には簡
単な構造のものが使用できる。更に、コンバータにフリ
ーピストンを組込んだ構造にしたので、従来のような送
液用駆動部（油圧シリンダ）が不要になって加減圧ポン
プがコンパクトになるほか、１組の油圧システムを使用
し、各加減圧機の油圧シリンダへの油圧制御をそれぞれ
配置した制御弁によって行うようにして、油圧制御系を
簡単に構成することができる。以上、本発明を図示した
実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明がこれら
の実施例に限定されず特許請求の範囲に示す本発明の範
囲内で、その形状、構造に種々の変更を加えてよいこと
はいうまでもない。
送液ポンプ５は高圧下でバランスして送液するだけなの
で消費エネルギは少なくてよく、そのシール部材には簡
単な構造のものが使用できる。更に、コンバータにフリ
ーピストンを組込んだ構造にしたので、従来のような送
液用駆動部（油圧シリンダ）が不要になって加減圧ポン
プがコンパクトになるほか、１組の油圧システムを使用
し、各加減圧機の油圧シリンダへの油圧制御をそれぞれ
配置した制御弁によって行うようにして、油圧制御系を
簡単に構成することができる。以上、本発明を図示した
実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明がこれら
の実施例に限定されず特許請求の範囲に示す本発明の範
囲内で、その形状、構造に種々の変更を加えてよいこと
はいうまでもない。
【００２２】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
高圧液体連続処理装置によると、フリーピストンを組込
んだコンバータと加減圧機とで加減圧ポンプを構成して
被処理物の加圧・給送と処理物の減圧・排出及び高圧送
液ポンプにより加圧・給送された被処理物の高圧容器へ
の注入を行うので、コンバータに従来のような送液用駆
動部が不要になって加減圧ポンプがコンパクトになり、
また高圧送液ポンプは高圧下でバランスして送液するだ
けなので消費エネルギが少なくてよく、そのシール部材
も簡単なものでよい。
高圧液体連続処理装置によると、フリーピストンを組込
んだコンバータと加減圧機とで加減圧ポンプを構成して
被処理物の加圧・給送と処理物の減圧・排出及び高圧送
液ポンプにより加圧・給送された被処理物の高圧容器へ
の注入を行うので、コンバータに従来のような送液用駆
動部が不要になって加減圧ポンプがコンパクトになり、
また高圧送液ポンプは高圧下でバランスして送液するだ
けなので消費エネルギが少なくてよく、そのシール部材
も簡単なものでよい。
【００２３】更に上記加減圧ポンプを複数組並列接続す
ることにより、高圧処理に係る各作動手順を各組ポンプ
で順次連続して実行できるので高圧処理の効率化が図れ
るほか、油圧制御系が簡単になるなどの効果がある。
ることにより、高圧処理に係る各作動手順を各組ポンプ
で順次連続して実行できるので高圧処理の効率化が図れ
るほか、油圧制御系が簡単になるなどの効果がある。
【図１】本発明の一実施例による高圧液体連続処理装置
の構成図。
の構成図。
【図２】コンバータ３ａについての作動を説明するため
の図１に示す装置の部分的構成図で、被処理物がコンバ
ータ３ａ内に供給された状態を示している。
の図１に示す装置の部分的構成図で、被処理物がコンバ
ータ３ａ内に供給された状態を示している。
【図３】図２と同様の図面で、コンバータ３ａ内の被処
理物が加圧されている状態を示している。
理物が加圧されている状態を示している。
【図４】図２と同様の図面で、コンバータ３ａ内の被処
理物が高圧容器へ注入されている状態を示している。
理物が高圧容器へ注入されている状態を示している。
【図５】図２と同様の図面で、コンバータ３ａ内の処理
物が減圧された状態を示している。
物が減圧された状態を示している。
【図６】従来の高圧液体連続処理装置を示す図。
１ 高圧容器 ２ 高圧加圧室 ３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄ コンバータ ４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄ 加減圧機 ５ 高圧送液ポンプ ６ 液供給ポンプ ７ａ，７ｂ，７ｃ，７ｄ フリーピストン ８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ 段付ピストン ９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄ 加減圧室 １０ａ，１０ｂ，１０ｃ，１０ｄ 油圧シリンダ １１ 油圧シリンダ １２ａ，１２ｂ 液室 １３ 共通ピストン １５ａ，１５ｂ 自動開閉弁 １６ａ，１６ｂ 自動開閉弁 １８（１８ａ，１８ｂ，１８ｃ） 供給側導通管 １９（１９ａ，１９ｂ） 排出側導通管 ２０ａ，２０ｂ 逆止弁 ２１ａ，２１ｂ 圧力計
フロントページの続き (72)発明者 谷本 楯夫 広島市西区観音新町四丁目６番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内
Claims (2)
- 【請求項１】 高圧容器内において予め設定された圧力
に維持しながら連続的に液状被処理物を高圧処理する高
圧液体連続処理装置において、移動自在に嵌合されたフ
リーピストンを内蔵するコンバータの一方の室と段付ピ
ストンを内蔵する加減圧機を連通し、同コンバータの他
方の室に被処理液の供給口を設けるとともに、高圧送液
ポンプおよび高圧容器を介して前記一方の室に通ずる高
圧管路を設け、同一方の室に処理液の排出口を設けたこ
とを特徴とする高圧液体連続処理装置。 - 【請求項２】 前記高圧送液ポンプ１組に対して、並列
配置した複数組の前記コンバータ及び加減圧機をそれぞ
れ接続したことを特徴とする請求項１記載の高圧液体連
続処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5066649A JPH06277266A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 高圧液体連続処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5066649A JPH06277266A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 高圧液体連続処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06277266A true JPH06277266A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13321964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5066649A Withdrawn JPH06277266A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 高圧液体連続処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06277266A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0713654A1 (en) * | 1994-11-14 | 1996-05-29 | Kagome Kabushiki Kaisha | Processing high-pressure liquid material |
| EP1421185A2 (en) * | 2001-08-07 | 2004-05-26 | Boston Biomedica, Inc. | Rapid cryobaric sterilization and vaccine preparation |
| JP4609601B1 (ja) * | 2010-05-24 | 2011-01-12 | 作男 田中 | 超高圧液体殺菌装置 |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP5066649A patent/JPH06277266A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0713654A1 (en) * | 1994-11-14 | 1996-05-29 | Kagome Kabushiki Kaisha | Processing high-pressure liquid material |
| US6136609A (en) * | 1994-11-14 | 2000-10-24 | Kagome Kabushiki Kaisha | Method of and apparatus for processing high-pressure liquid material |
| EP1421185A2 (en) * | 2001-08-07 | 2004-05-26 | Boston Biomedica, Inc. | Rapid cryobaric sterilization and vaccine preparation |
| EP1421185A4 (en) * | 2001-08-07 | 2005-12-21 | Boston Biomedica Inc | FAST TIE TEMPERATURE PRESSURE STERILIZATION AND VACCINE MANUFACTURING |
| JP4609601B1 (ja) * | 2010-05-24 | 2011-01-12 | 作男 田中 | 超高圧液体殺菌装置 |
| JP2011245467A (ja) * | 2010-05-24 | 2011-12-08 | Sakuo Tanaka | 超高圧液体殺菌装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |