JPH03114523A - 連続加圧処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液状食品・医薬品又はペースト状の液状食品
・医薬品等の被処理物を高圧容器内で高圧処理して高圧
殺菌を行なう高圧処理装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の高圧処理装置は、高圧発生装置としてレシプロポ
ンプを用い、加圧室となる単数の高圧容器とから構成さ
れるもの、または高圧容器の下部に容器内尾挿入された
被処理物を加圧するための液圧作動機構（ピストン及び
シリンダ）を配設したものなどが一般的に知られている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、前述の従来の高圧処理装置では、圧力が３０
００　ＫＰ／（−を超える場合に高圧容器内面に発生す
る応力の変動幅が大きく、容器の繰返し寿命が短くなる
という不具合が有る。

また、食品加圧等のプロセス上、適当な圧力保持時間を
要するため、コンパクトな連続加圧処理装置を製作する
のが困難という不具合がある。

本発明はこれら各不具合点を解決した新たな連続加圧処
理装置を提供しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

このため本発明の加圧処理装置は、被処理物を供給し連
続的に被処理物の高圧加圧処理を行なうための複数の増
圧機及び仕切弁からなる多段の被処理物昇圧ステージ、
これに接続し被処理物を所要時間加圧保持するための複
数の高圧容器から構成される高圧保持・滞留ステージ、
及びさらにこれに接続し被処理物を大気圧まで減圧する
ための複数の減圧器及び仕切弁からなる多段の被処理物
減圧ステージを連設し段階昇圧高圧保持滞留及び段階減
圧を連続的に行ない、各ステージに於ける圧力変動幅を
小さくしたこと、また複数の高圧容器を前記処理装置の
中間に配設したことにより被処理物の高圧保持時間を任
意に調整することを特徴としている。

〔作用〕

上述の本発明の加圧処理装置は、まず多段昇圧ステージ
に被処理物を供給し、圧力を段階的に増圧し、且つ複列
に増圧機を配設することにより、各々の増圧機に作用す
る圧力負荷を低減し、連続的に被処理物の高圧加圧処理
を行なう。所定の圧力迄、加圧された被処理物は、次に
高圧保持・滞留ステージの高圧容器に送られる。ここで
は、各各の被処理物に応じプロセス上必要な時間は、高
圧容器を複数個配設し、容器の総容積と、昇圧ステージ
からの単位時間当りの送り量から、任意に・調整するこ
とができる。尚、本ステージの被処理物圧力変動幅は、
前述の昇圧ステージにおける、各増圧機内部圧力センサ
ーからの信号により操作される各仕切弁の制御誤差に依
存するので、その変動幅は極めてわずかで有り、プロセ
ス上も問題は無い。

高圧保持・滞留ステージでプロセス上所要の時間加圧保
持された被処理物は、次に、減圧ステージで大気圧迄戻
される。この作用は、昇圧ステージとは逆になる。また
、本ステージも前述の昇圧ステージと同じく、複列に各
減圧機を配設することにより、プロセスは連続的に処理
されることになる。

尚、増圧機及び減圧機の各処理室の容積は、被処理物の
任意の圧力に於ける収縮率・膨張率に応じ、また、各段
の圧力の昇圧率及び減圧率を考慮し、決定される。

〔実施例〕

以下図面により、本発明の１実施例について説明すると
、第１図は本発明を実施するための高圧処理装置の構成
図である。本実施例は、被処理物の昇圧ステージ１、高
圧保持・滞留ステージ２、減圧ステージ３により主とし
て構成される。昇圧ステージは液体又はペースト状の食
品・医薬品等の被処理物を貯留する原料タンク１３、ま
た減圧ステージは処理済の製品タンク１７に各々連通し
ている。また被処理物を原料タンク１３よりポンプ１２
を経て供給し高圧加圧を行なうＮｌｌ昇圧容器４、Ｎα
２昇圧容器５、尚３昇圧容器６、及び高圧保持・滞留ス
テージ２で所要時間加圧保持したのちの被処理物を大気
圧まで減圧するためのＮｕ　１減圧容器９、Ｎｎ　２減
圧容器１０、Ｎｌ１３減圧容器１１は各々これに接続し
た油圧装置１４、分配弁１５からの油圧により作動する
。昇圧容器４，５．６及び減圧容器９，１０．１１に接
続する各々の仕切弁７ば昇圧容器及び減圧容器内部の被
処理物の処理圧力を検知して作動させる。この全体の制
御は処理圧力、サイクルタイム等によって別途穴められ
た手段に従い制御盤１６により行なわれる。

高圧保持・滞留ステージ２には複数基の高圧容器８が配
設され、その一方は昇圧ステージ側に、他方は減圧ステ
ージ側に接続している。

被処理物の昇圧、高圧保持・滞留及び減圧の各プロセス
は、第２図、第３図、第４図、第５図に第１工程から第
４工程迄の４工程に区分し、その作用を図解した。被処
理原料は矢印の方向に流れ仕切弁の開閉記号は黒塗りが
閉止を示し白地が開放を示している。前述の各図に示し
たように本処理工程は、４工程を１サイクルとして繰り
返され昇圧容器及び減圧容器共に複列配置により装置と
して連続処理が達成される。また、昇圧容器、減圧容器
の各処理室の容積は、隣接する各容器間の圧力バランス
（昇圧率及び減圧率）により調整されている。

昇圧工程では、前述の各図（本例では処理圧力を４００
０Ｋｐ／ｃｔｄ　Ｇとしている）に示したように、“吸
入”圧縮”排出″′圧送′″の各工程が仕切弁７の操作
及び油圧により作動する、前述の各容器内のシリンダの
作用により実行される。前述の容器内部のシリンダ径比
（油圧作動側及び被処理物昇圧側）は昇圧率により決定
される。高圧保持・滞留工程では、図に示したように高
圧容器を複数基配設しているが、各々の被処理物に応じ
プロセス上必要な圧力保持時間は、高圧容器の総容積と
昇圧工程からの単位時間当りの送り量から任意に調整す
ることができる。尚、本工程では、被処理物の圧力は一
定である。

減圧工程は、基本的には昇圧工程の逆で有るので各処理
容器も昇圧工程の逆に配設される。

本工程では、前述の各図に示したように、“吸入″　“
減圧″　“排出”の各工程が実行されるまた容器内部の
シリンダ径比は昇圧工程と同様に減圧率により決定され
る。

尚、昇圧工程の最終ステージの仕切弁と減圧工程の始発
ステージの仕切弁の開閉操作は連動して実行される。

以上本発明の１実施例につき疎々説明したが、本発明は
上記実施例に限定されることなく、本発明技術思想の範
囲内に於て種々設計変更し得ることは云うまでもない。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明の連続加圧処理装置によれば
、次に示す効果が得られる。

（１）内圧の繰返しを受ける圧力容器の疲労寿命は繰返
される圧力変動幅で決定されるが段階昇圧、段階減圧を
行ない、各ステージにおける圧力変動幅を小さくしたこ
とにより、高圧容器、増・減圧器の寿命を著しく改善し
た。

（２）連続処理を可能としたため、同一処理量のバッチ
システムと比較して装置が著しくコンパクトになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例装置の全体構成図、第２〜５
図は本発明装置の連続加圧処理プロセスの説明図を示す
。 １・・・昇圧ステージ、２・・・高圧保持・滞留ステー
ジ、３・・・減圧ステージ、４，５．６・・・昇圧容器
、８・・・高圧容器、９，１０．１１・・・減圧容器、
１２・・・ポンプ、１３・・・原料タンク、１４・・・
油圧装置、１５・・・分配弁、１６・・・制御盤、１７
・・・製品タンク。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）液体又は、ペースト状の食品・医薬品等の被処理
   物を、高圧容器内で高圧に加圧することによつて物性変
   化、殺菌・殺虫などを行なう処理装置に於て、被処理物
   を供給し連続的に被処理物の高圧加圧処理を行なうため
   の複数の増圧機及び仕切弁から構成される多段の被処理
   物昇圧ステージ、これに接続し、被処理物を所要時間加
   圧保持するための複数の高圧容器から構成される高圧保
   持・滞留ステージ、及びさらにこれに接続し被処理物を
   大気圧まで減圧するための複数の減圧機及び仕切弁から
   なる多段の被処理物減圧ステージを連設配置し段階昇圧
   高圧保持滞留及び段階減圧を連続的に行なうことを特徴
   とした連続加圧処理装置。