JP3057728U - 庇ユニットの取付構造 - Google Patents

庇ユニットの取付構造

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JP3057728U
JP3057728U JP1998007159U JP715998U JP3057728U JP 3057728 U JP3057728 U JP 3057728U JP 1998007159 U JP1998007159 U JP 1998007159U JP 715998 U JP715998 U JP 715998U JP 3057728 U JP3057728 U JP 3057728U
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JP
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eaves unit
eaves
building
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unit
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JP1998007159U
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Inventor
篁 大▲滝▼
勝美 川端
一善 喜多
理雄 白井
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神鋼ノース株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工が容易で取付強度が強く、更に取付位置
を自由に選定することができる庇ユニットの取付構造を
提供する。 【解決手段】 建物の外壁に突出して設けられるブラケ
ットの相互間に、取付るべき庇ユニットの長さに近い長
さを持つ通し部材23を差し渡して装着し、この通し部
材に庇ユニット10の取付面に設けた係合片を係合させ
て仮り止めし、ビス止用ブラケットを通し部材にネジ止
して施工を終了する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
この考案は建物の窓或は開口部の上部に取付けられ、雨水等の侵入を防ぐ庇ユ ニットの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より庇をユニット化し、ユニット化された庇ユニットを建物の外壁に突出 したブラケットに取付け、建物の外壁に庇ユニットを取付ける構造が多用されて いる。 従来の庇の取付構造は図7に示すようにユニット化された庇ユニット10の取 付面11に取付用ブラケット12を突出させて用意し、この取付用ブラケット1 2を建物の外壁面13に突出して設けたブラケット14にボルトとナットで締付 て固定する構造により取付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の取付構造によれば庇ユニット10に用意した取付用ブラケット12の間 隔W1及びW2と等しい関係で建物の外壁面13にもブラケット14を設けなく てはならない。ブラケット14の取付寸法が大きく狂うと庇ユニット10の取付 はできないことになり施工がむずかしい欠点がある。
【0004】 また庇ユニット10の取付位置は建物の外壁面13に設けるブラケット14の 位置で決定され、少しの裕度も許されずこの点で不便である。 つまり、庇ユニット10の取付位置に隣接して図8に示すように庇ユニット1 0を取付る外壁面13と直交する向の外壁15が存在する場合、庇ユニット10 と外壁面13との間にわずかな間隙16が発生しても、この間隙16を塞ぐべく 庇ユニット10の位置を移動させて取付けることができない不都合がある。
【0005】 また従来の庇ユニットの取付構造によれば、複数の庇ユニット10を連結して 施工することがむずかしく、庇の長さ(W1)は単一のユニットの長さで決まる 。この結果、庇ユニット10としては各種の長さのユニットを用意しなければな らない不都合がある。特に長い庇を要求された場合には単一のユニットでは製造 できない場合もあり、この点でも不便である。
【0006】 また、ブラケット単体で庇ユニット10を支持するため強度も不足する欠点も ある。 この考案の目的は施工が容易で然も取付強度も強く、更に庇ユニットの位置を 多少は移動させ、目的とする位置に固定することができる構造を具備した庇ユニ ットの取付構造を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案では建物の外壁面に庇ユニットの長さにほぼ等しい長さを持つ通し部 材を装着し、この通し部材に庇ユニットの取付面の上部側に用意した係合片を係 合させて仮止めし、庇ユニットの取付面の下部側に用意したネジ止め用ブラケッ トを通し部材にネジ止めすることにより固定する構造としたものである。
【0008】 この考案の構造によれば建物の外壁面に用意した通し部材に庇ユニットに用意 した係合片を係合させることにより庇ユニットは仮止めされる。この状態では庇 ユニットを水平方向に自由に移動させることができる。従って窓の位置に応じて 自由に固定位置を選ぶことができる。また庇ユニットの取付位置に隣接して例え ば庇ユニットの取付面と直交する壁が存在した場合でも、この直交する壁に庇ユ ニットの側面を接触させて庇ユニットを固定することができる。
【0009】 更に、通し部材を連続して設けておけば庇ユニットを連続して取付けることが できる。この結果庇ユニットの単一長より長い庇を容易に施工できる利点が得ら れる。
【0010】
【考案の実施の形態】 図1乃至図3にこの考案による庇ユニット取付構造を示す。図中10は庇ユニ ットを示す。庇ユニット10は例えは外周を塩ビ鋼板等の外板部材で構成し、そ の内部にはウレタン発泡材のような充填材21を充填し、雨音等の発生を抑えて いる。また先端部の切欠22は水切りを示す。
【0011】 この考案では建物の外壁面13に通し部材23を装着する。つまり建物の外壁 面13に突出して設けられるブラケット14に通し部材23を差し渡してボルト 及びナット等により外壁面13に固定する。このために通し部材23には図2に 示すように通し部材23の長手方向と直交する向に熔着したリブ24をブラケッ ト14の設置間隔と等しい間隔で設け、このリブ24を使ってブラケット14に 固定する リブ24には例えば図2に示すようにボルト25を予め熔着しておき、このボ ルト25を外壁面13から突出しているブラケット14に形成されたボルト孔に 挿通し、反対側からナット26を掛け締付て固定する。ナット26をボルト25 に掛けるためにこの考案では通し部材23に窓口27を形成し、この窓口27を 通じてナット26をボルト25に掛けるように構成した場合を示す。尚、リブ2 4にナット26を予め熔着し、ボルト25を窓口27からブラケット14の孔を 通じてナット26に螺子込む構造を採ることもできる。
【0012】 通し部材23は固定すべき庇ユニット10の幅W1に等しいかわずかに短かい 程度の寸法を有し、その断面形状は図3に示すようにほぼコ字状に折曲られ、上 辺部側の折曲辺23Aは屋根の傾斜とは逆向の傾斜となるように深く折曲げ、こ の折曲片23Aに庇ユニット10に設けた係合片10Aを係合させ、仮り止めの 状態を安定に維持させる。この仮り止めの状態では庇ユニット10に設けたネジ 止用ブラケット10Bは通し部材23の下辺部に設けた折曲片23Bの上面に当 接し、折曲片23Bにも庇ユニット10の荷重を受けさせビス28(図1参照) でビス止用ブラケット10Bと23Bとを結合し、庇ユニット10の取付が完了 する。
【0013】 上述したように、この考案によれば庇ユニット10を通し部材23に仮り止め し、この仮り止めの状態でビス28をネジ込むことによって庇ユニット10を建 物の外壁面13に取付けることができる。また、この仮止め状態では庇ユニット 10を通し部材23に沿ってスライドさせることができる。よって取付位置を自 由に選択できる利点が得られる。庇ユニット10を取付た後で係合片10Aの上 部には図1に示すようにシール材29を充填し、防水処理を施す。
【0014】 図4はこの発明の変形実施例を示す。この実施例では庇ユニット10を連結し て単一の庇ユニットの幅W1より長い庇を構成した場合を示す。 このためには通し部材23を連結部材23Cで連結し、所望の長さW3(W1 <W3)を持つ長尺通し部材30を構成し、この長尺通し部材30により庇ユニ ット10と10′とを連結させて外壁13に取付けることができる。この結果庇 の長さを自由に選定することができる利点が得られる。
【0015】 図5及び図6はこの考案の更に他の変形実施例を示す。図5に示す実施例では 通し部材23の折曲片23Aに段部31を設け、この段部31に係合片10Aの 鉤部32を係合させて庇ユニット10を仮止めする構造とした場合を示す。また 図6の実施例では通し部材23の折曲片23Aの端部を斜めに跳ね上げた跳ね上 げ部33を設け、この斜めに跳ね上げた跳ね上げ部33に、係合片10Aに設け た鉤部34を係合させて仮止めする構造とした場合を示す。
【0016】 また、図6に示す実施例では通し部材23の下辺部側も単に折曲部23Bを一 重とし、形状を簡素化した場合を示す。 これら図5及び図6に示した実施例でも、図1乃至図3に示した実施例の構造 と同様の作用効果を得ることができる。尚、上述では通し部材23をブラケット 14を介して建物の外壁面に取付た例を説明したが、通し部材23を用いる場合 は必ずしもブラケット14の必要性はなく、通し部材23を直接建物の例えば柱 等にビス止めすることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば庇ユニット10を取付ける施工が容易 であること、通し部材23を用いたことにより、庇ユニット10の取付位置を自 由にスライドさせて選ぶことができる。従って、多少の自由が許されるためこの 点でも施工が容易に行える利点が得られる。更に通し部材23を連結して装着す れば自由に庇の長さを延長して施工することができる利点も得られ、その効果は 実用に供して頗る大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す側面図。
【図2】この考案の要部の構造を説明するための分解平
面図。
【図3】この考案の要部の構造を説明するための分解側
面図。
【図4】この考案の変形実施例を説明するための分解平
面図。
【図5】この考案の変形実施例を説明するための分解側
面図。
【図6】この考案の更に他の実施例を説明するための分
解側面図。
【図7】従来の技術を説明するための分解斜視図。
【図8】従来技術の不都合を説明するための平面図。
【符号の説明】
10 庇ユニット 13 外壁 14 ブラケット 21 充填材 22 水切り 23 通し部材 24 リブ 25 ボルト 26 ナット 27 窓口 28 ビス 29 シール材 30 長尺通し部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 白井 理雄 東京都中央区京橋二丁目1番2号 神鋼ノ ース株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁面に片持構造で取付られて支
    持される庇ユニットの取付構造において、 建物の外壁面に庇ユニットの長さに近い長さを持つ通し
    部材を水平に装着し、この通し部材に庇ユニットの係合
    片を係合させて取付け固定する構造としたことを特徴と
    する庇ユニットの取付構造。
  2. 【請求項2】 建物の外壁面に片持構造で取付られて支
    持される庇ユニットの取付構造において、 建物の外壁面に庇の長さにほぼ等しく、庇のユニットの
    取付面側の厚みにほぼ等しい縦幅を持つ通し部材を水平
    に装着すると共に、上記庇ユニットの取付面には上部側
    に上記通し部材の上辺部に係合する係合片を設け、下部
    側には上記通し部材にビス止めするビス止用ブラケット
    を設けた構造としたことを特徴とする庇ユニットの取付
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の庇の何れかにおい
    て、上記通し部材には建物の外壁面に向って突出したリ
    ブと、このリブの近傍に作業用窓口を具備し、この作業
    用窓口を通じて上記リブと建物の外壁面から突出したブ
    ラケットとを固定するボルト及びナットを操作できる構
    造としたことを特徴とする庇の取付構造。
JP1998007159U 1998-09-14 1998-09-14 庇ユニットの取付構造 Expired - Lifetime JP3057728U (ja)

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