JP2551194Y2 - 屋根パネル等の固定金具 - Google Patents

屋根パネル等の固定金具

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JP2551194Y2
JP2551194Y2 JP300792U JP300792U JP2551194Y2 JP 2551194 Y2 JP2551194 Y2 JP 2551194Y2 JP 300792 U JP300792 U JP 300792U JP 300792 U JP300792 U JP 300792U JP 2551194 Y2 JP2551194 Y2 JP 2551194Y2
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JP
Japan
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lip
roof panel
fixing bracket
hook
purlin
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JP300792U
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JPH0561318U (ja
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明 小山
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋根パネル等の固定金
具に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の屋根パネルの固定金具を
示している。同図において、21は屋根パネルで、野地板
22とその下面に固着された垂木23とを備え、屋根流れ方
向所定間隔おきに配設したチャンネル材よりなる母屋
(支持部材)24 によって下から支持されている。
【0003】25は鋼製等の金属板体よりなる固定金具で
あり、その下部側でかつ板幅方向一側に、母屋24のリッ
プ部26高さと略同寸幅の嵌合凹部27を備えている。従っ
て、従来では、この固定金具25の嵌合凹部27へ母屋24の
上板部を嵌合させて固定金具25を位置決めし、その後固
定金具25を垂木23の側面に釘28止めすることにより、屋
根パネル21を母屋24側へ固定するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
固定金具では、嵌合凹部27は板幅方向一端から中央に向
かって単に長方形状に切欠き形成されているだけであっ
たため、対応する母屋24の断面形状や取付角度等に対処
するには種々の形状の固定金具25を用意しておく必要が
あり、施工現場において煩雑化をきたし、しかも材料コ
ストの増大及び在庫管理の複雑化等の原因となってい
た。
【0005】本考案は、かかる実情に鑑み、材料コスト
及び施工コストの低減化と在庫管理の簡易化を図りうる
屋根パネル等の固定金具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本考案が講じた技術的手段は、金属板体2 の板幅方向一
側に、板長手方向中途から同方向下方に向かうに従って
板幅方向中央側へ変位する傾斜辺3 を切欠き形成し、該
傾斜辺3 の下部と相対向する位置に、屋根パネル11等を
下から支持する支持部材5 のリップ部6 を該リップ部6
の先端又は内側から引っ掛けることができる引掛部4 を
板長手方向上方へ突設し、該引掛部4 下端と前記傾斜辺
3 下端との間に、前記支持部材5 のリップ部6 先端が上
から嵌合しうる掛止凹部7 を板長手方向下方へ延長した
点にある。
【0007】
【作用】固定金具1 に設けた引掛部4 は、支持部材5 の
リップ部6 をその先端又は内側から掛止することができ
るので、支持部材5 の断面配置角度が90度程度変化して
も、垂木13を支持部材5 に固定できる(図1(a) の仮想
線(B) と(C))。引掛部4 下端と傾斜辺3 下端間に設けた
掛止凹部7 は、板長手方向下方に延長されており、リッ
プ部6 先端がこの掛止凹部7 へ上から嵌合することによ
り、上記配置角度間の中間角度において固定金具1 を支
持部材5 に位置決めすることができる(図1(a) の仮想
線(A))。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の一実施例につ
いて説明する。図1において、1は本実施例に係る屋根
パネルの固定金具を示し、縦長短冊状を呈する鋼製の金
属板体2 より構成されている。この固定金具1 は、金属
板体2 の板幅方向一側(図1(a) 左側) に、板長手方向
中途から同方向下方に向かうに従って板幅方向中央側へ
変位するように切欠き形成された傾斜辺3 を備え、該傾
斜辺3 の下部と相対向する位置には、その傾斜辺3 と一
定距離Dだけ離間して配置された引掛部4 が板長手方向
上方へ一体に突設されている。
【0009】この引掛部4 は、その引掛け内側が前記傾
斜辺3 と平行な直線状に形成されていて、これにより、
屋根パネルを支持するチャンネル材よりなる母屋(支持
部材)5 のリップ部6 を、該リップ部6 の先端又は内側
のいずれの方向からでも確実に引っ掛けられるようにな
っている。なお、本実施例では、傾斜辺3 と引掛部4と
の離間距離Dは、母屋5 のリップ部6 高さHと略同寸に
設定されている。
【0010】7は掛止凹部であり、金属板体2 の前記引
掛部4 下端と傾斜辺3 下端との間から板長手方向下方に
延長して切欠き形成されている。この掛止凹部7 は、母
屋5のリップ部6 厚と略同寸の幅を備え、リップ部6 の
先端がこの掛止凹部7 へ上から嵌合することで、固定金
具1 を母屋5 に対して位置決めすることができる。な
お、本実施例では、掛止凹部7 へリップ部6 を嵌合した
際には、母屋5 は引掛部4 の上端からも内側から支持さ
れるようになっている。
【0011】8はスクリュー釘9 の挿通孔で、板長手方
向中央から上部の所定位置に四つ開設されている。ま
た、10は板長手方向上部に設けた仮止め用片であり、一
対のものがそれぞれ表裏反対方向に切起こし形成されて
いて、これにより、固定金具1を表裏いずれの方向面に
おいても垂木13の側面に仮固定できるようになってい
る。
【0012】上記構成に係る固定金具1 によれば、図1
(a) に仮想線で示す如く、リップ部6 先端が掛止凹部7
に嵌合する状態(A) 、引掛部4 がリップ部6 内側を掛止
する状態(B) 及び引掛部4 がリップ部6 先端を掛止する
状態(C) の三段階について、母屋5 に対して位置決めす
ることができる。図2乃至図4は、上記各段階における
固定金具1 の使用状態を示している。
【0013】即ち、同図において、11は屋根パネルで、
野地板12とその下面に格子状に固着された垂木13とを備
え、屋根流れ方向所定間隔おきに配設した母屋5 によっ
て下から支持されている。図2は、屋根パネル11の妻部
(周縁部) を構成する垂木13を断面縦使いに配設された
母屋5 に固定した場合を示している。この場合には、母
屋5 のリップ部6 先端を掛止凹部7 に嵌合させるように
して固定金具1 を垂木13の側面に仮止めし、その後、ス
クリュー釘9 で固定金具1 を垂木13に取付けることによ
り、屋根パネル11を母屋5 に対して固定することができ
る。
【0014】図3では、隣り合う一対の屋根パネル11
を、母屋5 上で接合してこれに固定する場合を示してい
る。この場合には、屋根パネル11の接合端部を構成する
別の垂木14が母屋5 に平行に上載されていて、この垂木
14が固定金具1 取付けの邪魔となるため、引掛部4 がリ
ップ部6 内側を掛止するようにして固定金具1 を垂木13
にやや傾けて仮止めし、スクリュー釘9 で固定金具1 を
その屋根流れ方向の垂木13に取付けるようにする。この
際、図3に示す如く、接合端部を構成する垂木14の断面
幅を母屋5 との関係で所定寸法に設定しておけば、引掛
部4 がリップ部6に掛止した状態において固定金具1 の
傾斜辺3 をその垂木14の内側面に沿わせることができ、
当該傾斜辺3 が垂木14の受部として作用し、固定金具1
の固定力を増加させる。
【0015】また、図4では、横使いとされた母屋5 に
屋根パネル11の垂木13を固定した場合を示しており、こ
の場合には、引掛部4 がリップ部6 先端を掛止するよう
に固定金具1 を仮止めし、スクリュー釘9 を介して垂木
13の側面に取付けるようにしている。なお、本考案に係
る固定金具1 は、図5に示すように、母屋5 に対しての
みならず、屋根パネル11の隅棟側を支持する棟木(支持
部材)15 に対しても屋根パネル11を固定することができ
る。ただし、この棟木15は、左右両側にリップ部6 を有
する係合部材16が左右張出し状に固着されており、この
リップ部6 を介して固定金具1 に両側から掛止される。
【0016】また、本考案の固定金具1 は、屋根パネル
11の他、床パネル等各種パネル類の固定に採用すること
ができる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
固定金具1 を種々の角度から支持部材5 に対して確実に
係合することができるので、一つの固定金具1 によって
施工現場において多様な固定手段を採用することがで
き、ひいては材料コスト及び施工コストの低減化と在庫
管理の簡易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は固定金具の正面図であり、(b) は同左側
面図である。
【図2】固定金具の使用状態を示す屋根パネルの側面図
である。
【図3】同屋根パネルの側面図である。
【図4】同屋根パネルの側面図である。
【図5】同屋根パネルの側面図である。
【図6】従来の固定金具の使用状態を示す屋根パネルの
側面図である。
【符号の説明】
1 固定金具 2 金属板体 3 傾斜辺 4 引掛部 5 支持部材(母屋) 6 リップ部 7 掛止凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板体(2) の板幅方向一側に、板長手
    方向中途から同方向下方に向かうに従って板幅方向中央
    側へ変位する傾斜辺(3) を切欠き形成し、該傾斜辺(3)
    の下部と相対向する位置に、屋根パネル(11)等を下から
    支持する支持部材(5) のリップ部(6) を該リップ部(6)
    の先端又は内側から引っ掛けることができる引掛部(4)
    を板長手方向上方へ突設し、該引掛部(4) 下端と前記傾
    斜辺(3) 下端との間に、前記支持部材(5) のリップ部
    (6) 先端が上から嵌合しうる掛止凹部(7) を板長手方向
    下方へ延長したことを特徴とする屋根パネル等の固定金
    具。
JP300792U 1992-01-30 1992-01-30 屋根パネル等の固定金具 Expired - Lifetime JP2551194Y2 (ja)

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JPH0561318U JPH0561318U (ja) 1993-08-13
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KR20230118859A (ko) * 2020-12-23 2023-08-14 타카유키 야마카와 금속 하지 지붕에 있어서의 패널 고정 구조, 패널 고정 구조에 사용되는 패널 고정 부재 및 패널 고정 방법, 및 시공하는 패널을 반송하는 패널 반송 배치 방법
JP7166036B1 (ja) * 2022-06-16 2022-11-07 孝幸 山川 金属下地屋根における軽量な高断熱耐火構造及び該構造の施工方法

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