JP3054444U - 切削工具アツセンブリーおよびその中で使用するための交換可能な切削ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な切削工具アッセンブリーおよびその中
で使用するための新規切削ヘッドを提供する。 【解決手段】 切削ヘッド取り付け部および工具シャン
クの切削ヘッド受け入れ部は、切削ヘッド連結部および
工具シャンク連結部が各々該周辺面により結合した少な
くとも２つの連結部を有し、そして形および寸法でかみ
合う。各連結部は、基面、トルク伝導壁および固定壁を
有し、各切削ヘッド連結部の固定壁は、２つの異なる工
具シャンク連結部の固定壁の隣接する先端間の対応する
角距離よりは小さい角延長部を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術】

本考案は、回転トルクを１つの員からもう１つの員に移動させることができる ような様式で、取り外せるように互いに連結された少なくとも２つの員を含んで 成る工具アッセンブリーに関する。本考案は特に、掘削、ミル等のような回転切 削操作に使用するための交換可能な切削ヘッドおよび切削ヘッドが上に取り付け られている工具シャンクを含んで成る切削工具アッセンブリーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

上記に特定された種類の連結配置を有する回転切削工具アッセンブリーの１例 は、欧州特許出願公開第0742965号明細書に開示されている。このアッセンブリ ーは、それらが接する面に形成された中で合う雄型および雌型の連結員を有する 第１および第２アッセンブリー構成部を含んで成り、連結員はトルク伝導のため に放射状に向いたアーム部分、およびそれらの間に位置する中央部を有する。こ の切削工具は、雄型の連結員を雌型の連結員内に挿入し、そしてそれらをネジで 締めることにより互いに同軸で連結して集成される。

【０００３】 上記の種類の切削工具アッセンブリーにおいて、ネジ締めを使用すると、切削 工具を弱め、そして小さい直径の切削工具に関するかぎり、特にこれらの工具が 軸方向に伸びるチップ溝を有する時、工具を小型化することに対して厳しい制限 を加え、その結果、十分に広い断面積をもたず、そして工具本体は適当なネジ締 めを合わせるには十分な強度をもたない。

【０００４】 この問題は、切削工具の中心に伸びる切削刃先を持つ交換可能な切削ヘッドを 有する回転切削工具に関する時には、そのような切削ベッドを、中心軸を通って すすむネジ締めにより固定することは考えられないのでより重要である。

【０００５】 欧州特許出願公開第0118 806号明細書は、一般的にその長軸方向に沿って伸び る２つのチップ溝を用いて形成された円筒状の工具シャンク、ならびにネジ締め を必要とすることなく自己保持様式でそれに取り付けられた交換可能な平板−様 のドリルヘッドを含んで成る掘削工具アッセンブリーを開示する。ドリルヘッド は、切削板の状態で２つの反対側に配置された実質的に平面の切削部を含んで成 り、そして工具シャンクは、２つの反対に配置され、そしてチップ溝の側面に形 成された放射方向に向いた凹部の間に定められ、そして軸方向にそって伸びるド リルヘッド受けスロットを有し、この凹部はドリルヘッドの切削板とかみ合い、 そして受けることができる。この切削板および凹部は、工具の長軸に対して実質 的に垂直に向いた狭い基面を有し、そして工具ホルダー中に切削ヘッドの軸支持 を提供するように適合され、そして高い側壁は基面と交叉するように配置され、 そしてトルク伝導壁として機能する。

【０００６】 上記のような掘削工具において、比較的小さい基面の幅は切削操作中に工具で 発生する軸の力に耐えるには不十分である。さらに上記のような長い平面状配置 を持つドリルヘッドは、ねじれ条件下で使用する時に弱い。さらにそのような工 具は、工具シャンクの断面積、そしてまたそのトルク伝導壁の高さに比較して小 さい基面を有し、これはそれらの不安定性を導く。少なくともこれらの理由から 、上記の平面設計のドリルヘッドは、小さく、しかも特に小型の切削工具に応用 することは難しい。

【０００７】

【考案が解決する課題】

本考案の目的は、新規な切削工具アッセンブリーおよびその中で使用するため の新規切削ヘッドを提供することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案の１つの観点に従い、交換可能な切削ヘッドおよび工具シャンクを含ん で成り、共通の長軸と合する周辺面とを有する回転切削操作用の切削工具アッセ ンブリーを提供し、 該切削ヘッドは、その前端に隣接する切削部および後端に隣接する切削ヘッド 取り付け部を有し、そして該工具シャンクは、その前面に形成された切削ヘッド 受け入れ部を有し、該切削ヘッド取り付け部および工具シャンクの切削ヘッド受 け入れ部は、各々、少なくとも２つの連結部を有し、切削ヘッド連結部および工 具シャンク連結部は、該周辺面により結合し、そして形および寸法で適合し、 各連結部は、該長軸を横切り広がる基面を有し、そして工具シャンク中の切削 ヘッドの軸支持に参加するために適合され、トルク伝導壁は該長軸に関して略放 射方向に伸び、そして該基面を横切って配置され、そして固定壁はトルク伝導壁 に隣接し、そして横切り、そして該長軸に対して周囲に配置され、各切削ヘッド 連結部の固定壁は、２つの異なる工具シャンク連結部の固定壁の隣接する先端の 間の対応する角距離よりは小さい角延長部を有し、 切削工具は、最初に切削ヘッド取り付け部を、切削ヘッド受け入れ部に関して 切削ヘッド連結部の固定壁が工具シャンク連結部の各固定壁の間に挿入されるよ うな様式で配置し、そして続いて切削ヘッドを工具シャンクに対して、切削ヘッ ド連結部が対応する工具シャンク連結部にそれらの基面で完全に重り、そしてト ルク伝導壁が互いに接し、そしてそれらの固定壁が同軸で雄型−雌型様式で組み 合うように相互作用するまで回転させることにより集成させ、これにより工具シ ャンク上に切削ヘッドの自己−クランプを提供する。

【０００９】 好ましくは、切削ヘッド連結部および工具シャンクの連結部は、かみ合う段階 的配置を有し、各々は１つの面が上がった、そして他の１つの面が下がった１対 の基面を有し、基面は、該トルク伝導壁を介して合わされる。好ましくは各連結 部は、上がった基面、および下がった基面を含んで成る凹部を含んで成る突起の 状態である。

【００１０】 切削工具がチップ排出溝を必要とするような種類の切削操作、例えば掘削のた めに設計された時、切削ヘッドおよび工具シャンク中に多数の連結部が、好まし くは多数の溝に対応する。この場合、各連結部は２つの隣り合った溝の間に広が って、その下がった面が溝の１つに結合し、そしてトルク伝導壁およびその上が った面は他の溝およびトルク伝導壁に結合する。

【００１１】 本考案の別の観点に従い、各々が工具シャンク周辺面に結合し、そして基面、 トルク伝導壁および固定壁で形成された少なくとも２つの連結部を有する前部切 削ヘッド受け入れ部を有する工具シャンク上に取り付けるための交換可能な切削 ヘッドが提供され、 該切削ヘッドは、該工具シャンク周辺面と合する周辺面、その前端に隣接する 切削部およびその後端に隣接する切削ヘッド取り付け部を有し、切削ヘッド取り 付け部は、切削ヘッドの該周辺面により結合された少なくとも２つの連結部で形 成されており、 切削ヘッドの各連結部は、長軸および該長軸を横切って広がる基面を有し、そ して工具シャンク中の切削ヘッドの軸支持に参加しするように適合され、トルク 伝導壁は一般的に該長軸に関して放射方向に広がり、そして該基面を横切って配 置され、そして固定壁はトルク伝導壁に隣接して、そして横切り、そして該長軸 に関して周囲に広がるように配置され、各切削ヘッド連結部の固定壁は、２つの 異なる工具シャンク連結部の固定壁の、対応する隣接の先端間の角距離よりは小 さい角延長部を有する。

【００１２】 切削ヘッドが取り付けられる工具シャンクが、チップ溝を有する時、切削ヘッ ドはチップ溝区分を用いて形成されることが好ましく、これは工具シャンクのチ ップ溝と連続的に合わさる。これにより、全アッセンブリーは完全に滑らかな設 計を有し、そしてその連続的なチップ溝は大変滑らかなチップ排出を可能にする 。

【００１３】 さらに本考案の工具アッセンブリーには、切削ヘッドを上に弾力的に固定する ための、例えば工具シャンク中にスリット状の固定配置が提供されてもよい。

【００１４】 本考案の連結配置は、切削ヘッドおよび工具シャンクが、最大限可能な断面積 を持つ強力な広い端、および低いトルク伝導壁を有することを可能とし、これに より切削工具アッセンブリーの安定性が向上する。この連結配置は、大きなトル クを工具シャンクから切削ヘッドへ伝導することを可能とし、そして掘削のよう な切削操作中に遭遇する大きな軸の力に耐えることができる。本考案の連結配置 は、小型の切削工具アッセンブリー、特にそのようなアッセンブリーにチップ排 出溝を備えている時に有用である。

【００１５】 本考案のさらなる観点は、上記定義の切削工具アッセンブリーを集成または解 体するためのデバイスに関連する。

【００１６】

【好適な態様】

掘削操作に使用するための本考案の切削工具アッセンブリーを、一般的に図１ および９に説明する。

【００１７】 図１に示す切削工具アッセンブリーは、即時交換型の交換可能な立体切削ヘッ ド２、ならびに長軸６を有し、そして長軸６に関して対称に180゜-回転式の自己 −クランプ様式で集成するように適合されている工具シャンク４を含んで成る。 切削ヘッド２および工具シャンク４は、切削工具が集成された時に区分８ａお よび８ｂならびに区分１０ａおよび１０ｂが連続的な、好ましくは螺旋状の切削 ヘッド２から工具シャンク４の後へと伸びる溝８および１０を形成するように、 各チップ溝区分８ａ、１０ａおよび８ｂ、１０ｂで形成される。

【００１８】 図２および３に説明するように、切削ヘッド２は、切削ヘッド前端１３に隣接 する切削部１２、および切削ヘッド後端に隣接する切削ヘッド取り付け部１４を 有する。

【００１９】 切削ヘッドの切削部１２は、本考案の主題を構成しないので、本明細書には記 載しない。しかし切削ヘッドの切削部１２は、任意の適切なデザインを有してよ いことに注目すべきである。

【００２０】 図２から分かるように、切削ヘッド取り付け部１４は、周辺面１６を有し、そ して各々が周辺面１６およびチップ溝区分８ａおよび１０ａに結合した一対の正 反対に配置された切削ヘッド連結部２０を含んで成る。各切削ヘッド連結部２０ は、１つのチップ溝区分８ａ，１０ａに隣接する下がった基面２２、他のチップ 溝区分１０ａ、８ａに隣接する上がった基面２４、およびその間のトルク伝導壁 ２６による一段階配置を有し、すべてが切削ヘッド取り付け部１４の周辺面１６ から長軸６へ向かって広がっている。下がった基面２２およびトルク伝導壁２６ は両方とも固定壁２８で終わり、丸い角２７をり通ってトルク伝導壁２６と合流 し、そして下がった基面２２およびトルク伝導壁２６で凹部２９を形成する。切 削ヘッド連結部２０は、それらの間に広がる中央基面３０を有し、そしてその上 がった基面２４と合流する。

【００２１】 図２から分かるように、切削ヘッドの下がった、上がった、および中央の基面 ２２、２４および３０は、実質的に平面であり、そして一般的に長軸６の周囲に 配置され、そしてトルク伝導壁２６および固定壁２８は、基面２２および２４と 交叉する。

【００２２】 図３から分かるように、各切削ヘッド連結部２０のトルク伝導壁２６は一般的 に、長軸６に関して放射状に広がり、そして実際には基面２２および２４に関し て傾斜している。トルク伝導壁２６は平面である必要はなく、むしろ曲がった面 の状態でよく、その一部だけが放射状に伸びていると考えるべきである。さらに トルク伝導壁２６は鈍く傾斜しているか、または基面に対して垂直であり、そし て正確に放射方向に広がるのではなく、むしろこの方向に対してある角度で配置 されている。各切削ヘッド連結部２０のトルク伝導壁２６の軸の寸法ｄ（図２） は、実質的に各チップ溝区分８ａおよび１０ａの放射状の最も外側の点２１'お よび２１"の間の距離Ｄ（図３）よりも実質的に小さい。軸の寸法ｄは距離Ｄを 越えず、そして好ましくは実質的に距離Ｄの半分より小さく、そして切削ヘッド の前端１３および下がった基面２２との間で測定されるその高さＨ（図２）より も小さい。

【００２３】 図３から分かるように、固定壁２８は、下がった基面２２に沿って長軸６に関 して周囲に広がる。あるいは固定壁２８は、全連結部２０またはその任意の部分 に沿って広がってもよい。

【００２４】 図１、２、７および８から分かるように、そして図９に最も良く示されている ように、固定壁２８は切削ヘッド前端１３から離れて分岐しているＺ形のコニカ ル面の形態を有する。これらのＺ形コニカル面は、長軸６と一致する軸（示さず ）を有し、そして螺旋、長円形などの種々の適当な形を有することができる。

【００２５】 図４および６から分かるように、工具シャンク４は上に形成された切削ヘッド 受け入れ部４２を持つ前面４０を有する。切削ヘッド受け入れ部４２は、切削ヘ ッド取り付け部１４の周囲面１６と形および寸法でかみ合う周囲面４３を有する 。切削ヘッド受け入れ部４２は、切削ヘッド連結部２０と形および寸法でかみ合 う反対に配置された工具シャンク連結部４４を有する。このように、各工具シャ ンク連結部４４は、上がった基面４８、下がった基面５０、その間のトルク伝導 壁５２およびトルク伝導壁５２と合流するＺ形の固定壁５４を含んで成る。上が った基面４８およびトルク伝導および固定壁５２および５４は、それらの間に切 削ヘッド取り付け部１４の凹部２９とかみ合い、そして受け入れられるように適 合された突起５６を定める。工具シャンク連結部４４は、その間に中央基面６０ を有する。工具シャンク連結部４４の上がった、下がった、および中央の基面４ ８、５０および６０、ならびにトルク伝導および固定壁５２および５４は、切削 ヘッド連結部２０の下がった、上がった、および中央の基面２２、２４および３ ０、ならびにトルク伝導および固定壁２６および２８に、それぞれ方向および寸 法で対応し、しかしその配置は、切削ヘッド連結部２０の固定壁２８が、工具シ ャンク連結部４４の固定壁５４の先端間の角距離βt（図６）よりは小さい角延 長部αｃ（図３）を有するようになっている。

【００２６】 各切削ヘッド２および工具シャンク４の連結部２０および４４の固定壁２８お よび５４は、それらの間がぴったり合う界面を有するように設計されている。固 定壁２８と５４との間のそのような界面のフィットは、別に図５に示すように工 具ホルダー４中に弾力的なスリット６２を形成することによっても達成できる。

【００２７】 図２、３および４から分かるように、切削ヘッドおよび工具シャンクには、切 削ヘッド２を工具シャンク４に最初に配置するために、さらに各々雄型および雌 型の案内員６４（図２）および６６（図４）が提供され、これらはそれぞれ逆に 配置することもできる。

【００２８】 図７に説明するように、切削ヘッド２の切削ヘッド取り付け部１４は、工具シ ャンク４の切削ヘッド受け入れ部４２に、切削ヘッド連結部２０を工具シャンク 連結部４４の突起５６間に横方向に挿入し、そして切削ヘッド２をＡの方向（切 削工具の回転方向とは反対）に回転させて、下がった基面２２を、切削ヘッド連 結部２０のトルク伝導壁２６が対応する工具シャンク連結部４４のトルク伝導壁 ５２に接触し、そして後者連結部４４の突起５６が完全に前者連結部２０の凹部 ２９に受け入れられるまで、かつ切削ヘッド取り付け部１４のＺ形固定壁２８が 対応する工具シャンク連結部４４のＺ形固定壁５４に結合するまで、工具シャン ク連結分４４の上がった基面４８に沿ってすべらせることにより取り付けられる 。図４に示す工具ホルダーにおいて、固定壁２８と５４との間の結合は、弾力的 なスリット６２の弾力的な広がりにより得られる。

【００２９】 集成された時の上記の切削工具１を、図８および９で説明する。切削操作中に 、工具シャンク４中の切削ヘッド２の広い軸支持は、切削ヘッド２の下がった基 面２２と対応する工具シャンク４の上がった基面４８との接触により提供される 。加えて軸の支持は、切削ヘッド２の上がった基面２４と工具シャンク４の下が った基面５０との接触により本質的に増強し得る。切削ヘッド２および工具シャ ンク４の固定壁２８および５４は、それぞれ組み合う雄型−雌型様式で同軸に作 用する固定面として機能し、そして切削中の工具ホルダー上に切削ヘッドの正し い固定を提供し、そしてまた工作中の製品から切削工具を取り出す時に、切削ヘ ッドが工具シャンクから外れる、または抜かれることを防止する。

【００３０】 図１０から１５は、本考案の別の態様の切削工具１０１を説明し、この態様で は、連結配置が図１から９に説明した切削工具の配置よりも小さく、それらの差 異は切削工具１０１において、切削ヘッドおよび工具シャンク連結部が２−レベ ルの設計を有し、それらの固定配置は基面およびトルク伝導壁とは異なる軸レベ ルを有する。したがって以下の切削工具１０１の説明は、その中のこのような部 分のみに関し、それは固定配置の記載に関連する。

【００３１】 図１０から分かるように、切削工具１０１は長軸１０６および２つのチップ溝 （命名せず）を有する立体切削ヘッド１０２および工具シャンク１０４を含んで 成る。

【００３２】 図１１に分解して示す切削ヘッド１０２は、切削ヘッド前端１１３に隣接する 切削部１１２、および切削ヘッド後端１１５に隣接する切削ヘッド取り付け部１ １４を有する。切削ヘッド取り付け部１１４は、各々が下がった基面１２２、上 がった基面１２４、トルク伝導壁１２６およびそれにより形成された凹部１２９ を有する、一対の正反対に配置された切削ヘッド連結部１２０を含んで成る。

【００３３】 図１２に示す工具シャンク１０４は、上に形成された切削ヘッド受け入れ部１ ４２を持つ前面１４０を有する。切削ヘッド受け入れ部１４２は、上がった基面 １４８、下がった基面１５０、トルク伝導壁１５２およびそれらにより形成され た突起１５６を持つ工具シャンク連結部１４４を有し、そして切削ヘッド連結部 １２０の凹部１２９と形および寸法でかみ合う。

【００３４】 図１０、１１、および１２から分かるように、切削工具１０１には切削ヘッド １０２および工具シャンク１０４にそれぞれ形成された雄型および雌型の固定員 ２００および２１０が提供されており、そして切削ヘッドおよび工具シャンクの 半径よりも実質的に小さい半径を有する。切削ヘッド１０２の雄型の固定員２０ ０は、その後端１１５から突出し、そして工具シャンク１０４の雌型の固定員２ １０は、その前面１４０に関して凹んでいる。

【００３５】 図１１および１２に示すように、切削工具１０１の雄型および雌型の固定員２ ００および２１０は、各固定コニカル壁１２８および１５４、ならびにそれらの 間に中央基面１３０および１６０を有し、これらは切削工具１の切削ヘッド連結 部２０および工具シャンク連結部４４のそれぞれ固定壁２８および５４ならびに 中央基面３０および６０と類似の様式の形および相互作用を有する。特に切削工 具１と同様に、切削工具１０１は切削ヘッド１０２の固定壁１２８の角延長部よ り大きい工具シャンク１０４の固定壁１５４の隣接先端間の角距離を有する。し かし切削ヘッド１０２の固定壁１２８の角延長部は、切削ヘッド２の固定壁２８ の角延長部よりは大きく、そして工具シャンク１０４の固定壁１５４の隣接する 先端間の角距離は、工具シャンク４中の固定壁５４の間の角距離よりも小さい。 加えて、切削工具１０１の切削ヘッド連結部１２０の上がった基面１２４は各々 、工具シャンク連結部１４４の上がった基面１４８間の角距離よりも実質的に小 さい角延長部を有する。

【００３６】 図１３から分かるように、雄型および雌型の固定員２００および２１０の固定 コニカル壁１２８および１５４は、切削ヘッド１０２の前端１１３から別れ、そ してそれらの間を滑り合わさってＺ形様式で協力する。

【００３７】 工具シャンク４が図４に説明した設計を有することに従い、切削工具１の態様 と同様に、切削工具１０１には工具シャンク上に切削ヘッドを弾力的に固定する ための手段が提供されてもよい。図１１、１２および１４は、そのような固定手 段の別の例を示す。

【００３８】 この固定手段は、工具シャンク１０４の雌型の固定員２１０の中央基面１６０ から軸方向に突出し、そしてその固定コニカル壁１５４に隣接して配置された２ つの円筒状の型締ピン２２０（図１２および１４）、ならびに切削ヘッド１０２ の雄型の固定員２００の固定コニカル壁１２８に形成され、そしてその中に型締 ピン２２０を受け入れるように適合した対応する円筒状の型締栓受２２２（図１ １および１４）を含んで成る。型締ピン２２０は、一般的に雄型および雌型の各 固定員２００および２１０の分岐した固定コニカル壁１２８および１５４と同じ 方向になるように、長軸１０６に向かって傾斜している。

【００３９】 図１４から分かるように、型締ピン２２０は工具シャンク１０４中に弾力的な 様式で配置され、これは記載された態様において、固定コニカル壁１５４に隣接 する工具シャンク１０４中に形成された段階的に伸びる口径２３０中に各型締ピ ン２２０を取り付け、そして異なる直径の２つの口径区分を有することにより得 られるので、ピン２２０の下部２３２は口径２３０の下の狭い区分２３６に合い 、そしてピン２２０の上の区分２４０は口径２３０の上の広い区分２４２に囲ま れ、ピンはその中でわずかに曲がることができる。

【００４０】 このように、切削工具１０１を集成している間に、切削ヘッド１０２が工具シ ャンク１０４の切削ヘッド受け入れ部１４２に挿入され、そしてＡ方向に回転す る時、雄型の固定員２００の固定コニカル壁１２８は、雌型の固定員２１０の固 定コニカル壁１５４の下に滑り、そしてピン２２０は後者の壁１５４に向かって 外側に偏向する。

【００４１】 切削ヘッド連結部２００のトルク伝導壁１２６が、工具シャンク連結部４４の トルク伝導壁１５２に隣接すると、切削ヘッド１０２の回転が終わり、そして型 締ピン２２０が型締栓受２２２に入る。これにより切削ヘッド１０２が、弾力的 な締ピン２２０により工具シャンク上のその取り付け位置で確実に固定される。 本考案の切削工具には、さらに集成デバイスを提供することができる。すなわ ち図１５および１６は、上記の任意の切削工具および切削工具１０１に関して以 下に記載するような切削工具に使用するためのそのようなデバイスの２つの態様 を説明する。見れば分かるように、集成デバイス３００（図１５）および４００ （図１６）は、各々、切削工具１０１の直径に対応する直径の、長い円筒キャビ ティ３１０、４１０を有する。集成デバイス３００および４００、または少なく ともそれらのキャビティ３１０および４１０は、適当な材料で作られ、そして切 削ヘッド１０２および工具シャンク１０４の切削ヘッド受け入れ部１４２を包含 または保持することができる切削ヘッド保持区分３２０、４２０および工具シャ ンク受け入れ区分３３０、４３０を含んで成る。キャビティ３１０および４１０ の切削ヘッド保持区分３２０および４２０は、切削ヘッド１０２の外側配置に相 補的な形を有し、その結果、切削ヘッドのチップ溝区分を入れることができる凸 部３４０および４４０を含んで成り、これにより集成デバイス３００および４０ ０に関するそれらの回転が回避される。集成デバイス３００および４００には、 さらに切削ヘッドがデバイスの切削ヘッド保持区分３２０および４２０から落ち ることを防止する手段が提供されてもよい。すなわち、図１５に示す集成デバイ ス３００において、これらの手段は柔軟な要素３５０の状態であり、そして図１ ６に示す集成デバイスでは、これらの手段は適当な形および寸法で形成された凸 部要素４４０により構成されている。あるいは、または上記要素３５０および４ ４０に加えて、円筒状キャビティ３１０および４１０の切削ヘッド保持区分３２ ０および４２０は、切削ヘッド１０２の直径よりもわずかに小さい直径を有する ことができるので、対応する切削ヘッド保持区分にそれを押してはめることがで きる。切削工具１０１が分解される時、切削ヘッドは各々の集成デバイスから、 デバイスの後端３６０で切削ヘッドを押すことによりデバイス３００から外され るか（図１５）、あるいはデバイスの前端４６０で切削ヘッドをデバイス４００ から引き抜くことのいずれかにより取り外される。

【００４２】 本考案の切削工具アッセンブリーおよびその部品は、上記または図面に示した ものとは異なる特徴を含んで成ることができる。例えば切削工具は３つ以上のチ ップ排出溝で形成されることができ、あるいは切削工具はそのような溝を全く持 たないか、かつ／または局部的に形成されたチップ排出空間が提供されてもよい 。後者の場合では、切削ヘッドの下がった面および工具シャンクがそれらの上が った面との間の全面積を占有する。さらに、切削ヘッド取り付け部および工具シ ャンクの切削ヘッド受け入れ部は、同等に、または同等にではなく間隔が空いて いてもよい３以上の連結部で形成される得る。また、切削ヘッド取り付け部およ び工具シャンクの切削ヘッド受け入れ部の設計は、図面に示すように、これらの 部分が逆になるように応用してもよい。切削工具に使用される固定手段は、任意 の適切な設計を有してよい。切削工具アッセンブリーには、例えば冷却手段のよ うなさらなる特徴を提供することができる。

【００４３】 本考案の主な態様および特徴は、次の通りである。

【００４４】 １．交換可能な切削ヘッドおよび工具シャンクを含んで成り、共通の長軸と合す る周辺面を有する回転切削操作用の切削工具アッセンブリーであって、 該切削ヘッドは、その前端に隣接する切削部および後端に隣接する切削ヘッド 取り付け部を有し、そして該工具シャンクは、その前面に形成された切削ヘッド 受け入れ部を有し、該切削ヘッド取り付け部および工具シャンクの切削ヘッド受 け入れ部は、各々、少なくとも２つの連結部を有し、切削ヘッド連結部および工 具シャンク連結部は、該周辺面により結合し、そして形および寸法で適合し、 各連結部は、該長軸を横切る広がる基面を有し、そして工具シャンク中の切削 ヘッドの軸支持に参加するために適合され、トルク伝導壁は該長軸に関して略放 射方向に伸び、そして該基面を横切って配置され、そして固定壁はトルク伝導壁 に隣接し、そして横切り、そして該長軸に対して周囲に配置され、各切削ヘッド 連結部の固定壁は、２つの異なる工具シャンク連結部の固定壁の隣接する先端間 の対応する角距離よりは小さい角延長部を有し、 切削工具は、最初に切削ヘッド取り付け部を、切削ヘッド受け入れ部に関して 切削ヘッド連結部の固定壁が工具シャンク連結部の各固定壁の間に挿入されるよ うな様式で配置し、そして続いて切削ヘッドを工具シャンクに対して、切削ヘッ ド連結部が対応する工具シャンク連結部にそれらの基面で完全に重り、そしてト ルク伝導壁が互いに接し、そしてそれらの固定壁が同軸で雄型−雌型様式で組み 合うように相互作用するまで回転させることにより集成させ、これにより工具シ ャンク上に切削ヘッドの自己−クランプを提供する、 上記切削工具アッセンブリー。

【００４５】 ２．切削ヘッド連結部および工具シャンク連結部がかみ合う段階的配置を有し、 各々が１つの面が上がり、そしてもう１つの面が下がっている一対の基面を有し 、基面は上記トルク伝導壁を介して合流する、上記１に記載の切削工具アッセン ブリー。

【００４６】 ３．切削ヘッド連結部の下がった基面は、切削ヘッドの後端に形成された凹部に 属し、そして工具シャンクの連結部の上がった基面は、工具シャンクの前面に形 成された突出部に属し、高さが組み合った連結部の周辺延長部に対して凹部は比 較的浅く、そして突出部は比較的短い、上記２に記載の切削工具アッセンブリー 。

【００４７】 ４．上記工具シャンクが少なくとも２つのチップ溝により形成されている、上記 １に記載の切削工具。

【００４８】 ５．上記切削ヘッドが、工具シャンクに形成されたチップ溝と連続的に合流する チップ溝区分で形成されている、上記４に記載の切削工具アッセンブリー。

【００４９】 ６．各連結部の下がった面が溝の１つと隣接して配置され、そしてその上がった 面がもう１つの溝と隣接して配置されるように、各連結部が２つの溝の間に伸び ている、上記５に記載の切削工具アッセンブリー。

【００５０】 ７．上記の工具シャンクがチップ溝で形成され、そして上記の切削ヘッドが、工 具シャンクに形成されたチップ溝と連続的に合流するチップ溝区分で形成され、 各切削ヘッド連結部および工具シャンク連結部の凹部および突出部は各々、隣接 溝によりそれらの１つの側で、トルク伝導壁によりそれらのもう１つの側で結合 する、上記３に記載の切削工具アッセンブリー。

【００５１】 ８．回転操作に使用するために適合された、上記１ないし７のいずれか１つに記 載の切削工具。

【００５２】 ９．掘削操作に使用するために適合された、上記８に記載の切削工具。

【００５３】 １０．各々が工具シャンク周辺面に結合し、そして基面、トルク伝導壁および固 定壁で形成された少なくとも２つの連結部で形成された前部切削ヘッド受け入れ 部を有する工具シャンク上に取り付けるための交換可能な切削ヘッドであって、 該切削ヘッドは、該工具シャンク周辺面と合する周辺面、その前端に隣接する 切削部およびその後端に隣接する切削ヘッド取り付け部を有し、切削ヘッド取り 付け部は、切削ヘッドの該周辺面により結合した少なくとも２つの連結部で形成 されており、 切削ヘッドの各連結部は、長軸および該長軸を横切って広がる基面を有し、そ して工具シャンク中の切削ヘッドの軸支持に参加しするように適合され、トルク 伝導壁は一般的に該長軸に関して放射方向に広がり、そして該基面を横切って配 置され、そして固定壁はトルク伝導壁に隣接し、そして横切り、そして該長軸に 関して周囲に広がり、各切削ヘッド連結部の固定壁は、２つの異なる工具シャン ク連結部の固定壁の対応する隣接の先端間の角距離よりは小さい角延長部を有す る、 上記交換可能な切削ヘッド。

【００５４】 １１．切削ヘッドがチップ溝区分で形成され、少なくとも１つの上記連結部が、 チップ溝区分の１つと隣接して配置された上記の下がった基面、およびもう１つ のチップ溝区分に隣接して配置された上記の上がった基面を持つ２つの隣り合っ たチップ溝区分の間に伸びている、上記１０に記載の切削ヘッド。

【００５５】 １２．上記切削ヘッドの本体が立体である、上記１０に記載の切削ヘッド。

【００５６】 １３．上記１に記載の切削工具アッセンブリーを集成および分解するためのデバ イスであって、該切削工具の直径に対応する直径の、長い円筒キャビティを含ん で成り、少なくとも該キャビティは弾性材料で作られ、キャビティは切削ヘッド 保持区分および工具シャンク受け入れ区分を含んで成り、この区分は切削ヘッド および工具シャンクの切削ヘッド受け入れ部を弾力的に包含することができ、切 削ヘッド保持区分は、切削ヘッドの外側配置に相補的な形を有し、これにより集 成デバイスに対するそれらの回転が回避され、そして切削ヘッドが集成デバイス の切削ヘッド保持区分から落ちることを防止する手段が提供されている、上記デ バイス。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１つの態様に従い、集成する前の切削
工具アッセンブリーの等尺分解図である。

【図２】図１に示す切削工具アッセンブリーの切削ヘッ
ドの等尺底面図である。

【図３】図２に示す切削ヘッドの平底面図である。

【図４】図１に示す切削工具アッセンブリーの工具シャ
ンクの等尺部分図である。

【図５】図４に示す工具シャンクの別の態様の等尺部分
図である。

【図６】図４〜５に示す工具シャンクの全面図である。

【図７】集成の最初の段階の、図１に示す切削工具アッ
センブリーの等尺図である。

【図８】集成した時の、図１に示す切削工具アッセンブ
リーの等尺図である。

【図９】図７に示す切削工具アッセンブリーの断面図で
ある。

【図１０】本考案の別の態様に従い、集成する前の切削
工具アッセンブリーの等尺分解図である。

【図１１】図１０に示す切削工具アッセンブリーの切削
ヘッドの部分等尺図である。

【図１２】図１０に示す切削工具アッセンブリーの工具
シャンクの部分等尺図である。

【図１３】集成した時の、図１０に示す切削工具アッセ
ンブリーの断面図である。

【図１４】集成の最初の段階の、図１０に示す切削工具
アッセンブリーの等尺の部分断面図である。

【図１５】図１０−１４に示す切削工具を用いて使用す
るための集成デバイスの異なる態様を説明する。

【図１６】図１０−１４に示す切削工具を用いて使用す
るための集成デバイスの異なる態様を説明する。

【符号の説明】

１ 切削工具アッセンブリー ２ 切削ヘッド ４ 工具シャンク ６ 長軸 ８ａ、１０ａ 切削ヘッドのチップ溝区分 ８ｂ、１０ｂ 工具シャンクのチップ溝区分 １２ 切削ヘッドの切削部 １３ 切削ヘッドの前端 １４ 切削ヘッド取り付け部 １５ 切削ヘッドの後端 １６ 切削ヘッド取り付け部の周辺面 ２０ 切削ヘッド連結部 ２１'、２２" チップ溝区分８ａ、１０ａの放射状外
側先端点 ２２ 切削ヘッド連結部の下がった基面 ２４ 切削ヘッド連結部の上がった基面 ２６ 切削ヘッド連結部のトルク伝導壁 ２７ 丸い角 ２８ 切削ヘッド連結部の固定壁 ２９ 切削ヘッド連結部の凹部 ３０ 切削ヘッド連結部間の中央基面 ４０ 工具シャンクの前面 ４２ 工具シャンクの切削ヘッド受け入れ部 ４３ 工具シャンクの切削ヘッド受け入れ部
の周辺面 ４４ 工具シャンク連結部 ４８ 工具シャンク連結部の上がった基面 ５０ 工具シャンク連結部の下がった基面 ５２ 工具シャンク連結部のトルク伝導壁 ５４ 工具シャンク連結部の固定壁 ５６ 工具シャンク連結部の突起 ６０ 工具シャンク連結部間の中央基面 ６２ 弾力スリット ６４、６６ 雄型および雌型の案内員 １０１ 図９−１３の切削工具アッセンブリー １０２ 切削ヘッド １０４ 工具シャンク １０６ 長軸１０６ １１２ 切削ヘッドの切削部 １１３ 切削ヘッドの前端 １１４ 切削ヘッド取り付け部 １１５ 切削ヘッドの後端 １２０ 切削ヘッド連結部 １２２ 切削ヘッド連結部の下がった基面 １２４ 切削ヘッド連結部の上がった基面 １２６ 切削ヘッド連結部のトルク伝導壁 １２８ 雄型の固定員の固定コニカル壁 １２９ 切削ヘッド連結部の凹部 １３０ 雌型の固定員の中央基面 １４０ 工具シャンクの前面 １４２ 工具シャンクの切削ヘッド受け入れ部 １４４ 工具シャンク連結部 １４８ 工具シャンク連結部の上がった基面 １５０ 工具シャンク連結部の下がった基面 １５２ 工具シャンク連結部のトルク伝導壁 １５４ 雌型の固定員の固定コニカル壁 １６０ 雌型の固定員の中央基面 １５６ 工具シャンク連結部の突起 ２００ 切削ヘッドの雄型の固定員 ２１０ 工具シャンクの雌型の固定員 ２２０ 型締ピン ２２２ 型締栓受 ２３０ 長い口径 ２３２ ピン２２０の下の部分 ２３６ 口径２３０の下の狭い区分 ２４０ ピン２２０の上の部分 ２４２ 口径２３０の上の広い区分 ２４６ 周辺壁１５２に形成された円筒状のく
ぼみ ３００ 図１４に示す集成デバイス ３１０ 集成デバイス３００のキャビティ ３２０ 集成デバイス３００の切削ヘッド保持
区分 ３３０ 集成デバイス３００の工具シャンク受
け入れ区分 ３４０ 集成デバイス３００の凸部 ３５０ 集成デバイス３００の柔軟要素 ３６０ 集成デバイス３００の後端 ４００ 図１５に示す集成デバイス ４１０ 集成デバイス４００のキャビティ ４２０ 集成デバイス４００の切削ヘッド保持
区分 ４３０ 集成デバイス４００の工具シャンク受
け入れ区分 ４４０ 集成デバイス４００の凸部 ４６０ 集成デバイス４００の前端

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 交換可能な切削ヘッドおよび工具シャン
   クを含んで成り、共通の長軸と合する周辺面を有する回
   転切削操作用の切削工具アッセンブリーであって、 該切削ヘッドは、その前端に隣接する切削部および後端
   に隣接する切削ヘッド取り付け部を有し、そして該工具
   シャンクは、その前面に形成された切削ヘッド受け入れ
   部を有し、該切削ヘッド取り付け部および工具シャンク
   の切削ヘッド受け入れ部は、各々、少なくとも２つの連
   結部を有し、切削ヘッド連結部および工具シャンク連結
   部は、該周辺面により結合し、そして形および寸法で適
   合し、 各連結部は、該長軸を横切る広がる基面を有し、そして
   工具シャンク中の切削ヘッドの軸支持に参加するために
   適合され、トルク伝導壁は該長軸に関して略放射方向に
   伸び、そして該基面を横切って配置され、そして固定壁
   はトルク伝導壁に隣接し、そして横切り、そして該長軸
   に対して周囲に配置され、各切削ヘッド連結部の固定壁
   は、２つの異なる工具シャンク連結部の固定壁の隣接す
   る先端間の対応する角距離よりは小さい角延長部を有
   し、 切削工具は、最初に切削ヘッド取り付け部を、切削ヘッ
   ド受け入れ部に関して切削ヘッド連結部の固定壁が工具
   シャンク連結部の各固定壁の間に挿入されるような様式
   で配置し、そして続いて切削ヘッドを工具シャンクに対
   して、切削ヘッド連結部が対応する工具シャンク連結部
   にそれらの基面で完全に重り、そしてトルク伝導壁が互
   いに接し、そしてそれらの固定壁が同軸で雄型−雌型様
   式で組み合うように相互作用するまで回転させることに
   より集成させ、これにより工具シャンク上に切削ヘッド
   の自己−クランプを提供する、上記切削工具アッセンブ
   リー。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の切削工具アッセンブリ
   ーを集成および分解するためのデバイスであって、該切
   削工具の直径に対応する直径の、長い円筒キャビティを
   含んで成り、少なくとも該キャビティは弾性材料で作ら
   れ、キャビティは切削ヘッド保持区分および工具シャン
   ク受け入れ区分を含んで成り、この区分は切削ヘッドお
   よび工具シャンクの切削ヘッド受け入れ部を弾力的に包
   含することができ、切削ヘッド保持区分は、切削ヘッド
   の外側配置に相補的な形を有し、これにより集成デバイ
   スに対するそれらの回転が回避され、そして切削ヘッド
   が集成デバイスの切削ヘッド保持区分から落ちることを
   防止する手段が提供されている、上記デバイス。
3. 【請求項３】 各々が工具シャンク周辺面に結合し、そ
   して基面、トルク伝導壁および固定壁で形成された少な
   くとも２つの連結部で形成された前部切削ヘッド受け入
   れ部を有する工具シャンク上に取り付けるための交換可
   能な切削ヘッドであって、 該切削ヘッドは、該工具シャンク周辺面と合する周辺
   面、その前端に隣接する切削部およびその後端に隣接す
   る切削ヘッド取り付け部を有し、切削ヘッド取り付け部
   は、切削ヘッドの該周辺面により結合した少なくとも２
   つの連結部で形成されており、 切削ヘッドの各連結部は、長軸および該長軸を横切って
   広がる基面を有し、そして工具シャンク中の切削ヘッド
   の軸支持に参加しするように適合され、トルク伝導壁は
   一般的に該長軸に関して放射方向に広がり、そして該基
   面を横切って配置され、そして固定壁はトルク伝導壁に
   隣接し、そして横切り、そして該長軸に関して周囲に広
   がり、各切削ヘッド連結部の固定壁は、２つの異なる工
   具シャンク連結部の固定壁の対応する隣接の先端間の角
   距離よりは小さい角延長部を有する、上記交換可能な切
   削ヘッド。