JP3054244B2 - 電子部品用リードフレームの構造 - Google Patents

電子部品用リードフレームの構造

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JP3054244B2
JP3054244B2 JP3222966A JP22296691A JP3054244B2 JP 3054244 B2 JP3054244 B2 JP 3054244B2 JP 3222966 A JP3222966 A JP 3222966A JP 22296691 A JP22296691 A JP 22296691A JP 3054244 B2 JP3054244 B2 JP 3054244B2
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lead frame
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寛 今井
忠司 村上
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Rohm Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランジスター又はI
C等の電子部品のうち、半導体チップの部分を合成樹脂
製モールド体でパッケージした電子部品の製造に際して
使用するリードフレームの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体チップの部分を合成樹脂製
モールド体にてパッケージした電子部品の製造に際して
使用するリードフレームの構造は、例えば、特開昭58
−43552号公報等に記載され、且つ、図7〜図9に
示すように、リードフレーム1に、半導体チップを搭載
するアイランド部2を一体的に造形すると共に、このア
イランド部2に向かって延びる複数本のリード端子3を
一体的に造形し、この各リード端子3の相互間にダムバ
ー4を一体的に造形することにより、前記モールド体5
の成形に際して、溶融状態の合成樹脂を、前記各ダムバ
ー4にて堰き止めるように構成する一方、前記各ダムバ
ー4を、前記モールド体5の成形後において、図8及び
図9に二点鎖線で示すように、リードフレーム1の下面
側に配設した受け刃(図示せず)に向かって上下動する
ポンチ6によって打ち抜き切除するように構成してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のものは、前
記各ダムバー4を、前記モールド体5の成形後において
ポンチ6にて打ち抜き切除するもので、前記各ダムバー
4を前記モールド体5の側面に近接して、この各ダムバ
ー4によってモールド体5の側面を規定するように構成
すると、この各ダムバー4を、ポンチ6によって打ち抜
き切除することができず(ポンチ6がモールド体5に対
して接当するため)、従って、前記各ダムバー4は、前
記モールド体5の側面から適宜寸法(S)だけ離れた部
位に設けるように構成しなければならないから、前記モ
ールド体5の成形に際しては、このモールド体5の側面
と前記各ダムバー4との間の隙間にも溶融合成樹脂が進
入することにより、前記各リード端子3の間の部位に合
成樹脂のバリ5aが必然的に発生することになる。
【0004】また、前記各リード端子3を、モールド体
5を成形するための上下一対の金型のうち一方又は両方
に設けた溝部に嵌めるように構成した場合にも、前記各
リード端子3がモールド体5から突出する部分に合成樹
脂のバリが発生することになる。
【0005】従って、従来のものでは、 .前記モールド体5の成形後において、各リード端子
3の部分に発生する合成樹脂のバリを除去するようにし
なければならず、このバリの除去に多大の手数を必要と
するから、コストが大幅にアップする。 .前記各ダムバー4を、ポンチ6等によって打ち抜き
切除するに際して、このポンチ6が、前記合成樹脂のバ
リに接触することになり、換言すると、前記合成樹脂の
バリの一部を、前記ポンチ6にて同時に切断することに
なって、当該ポンチ6の磨耗が増大するから、ポンチの
耐久性が大幅に低下する。と言う問題があった。
【0006】本発明は、前記合成樹脂製モールド体の成
形に際して、各リード端子の部分及びモールド体の側面
の部分に、ポンチ等の工具の耐久性を損なうことなく、
合成樹脂のバリが発生することがないようにしたリード
フレームを提供することを技術的課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため、本発明では、次のような技術的手段を講じた。
【0008】すなわち、「請求項1」は、「左右一対の
サイドフレームと、この両サイドフレームを互いに連結
する連結バーと、この連結バーから半導体チップに向か
って延びる複数本のリード端子とを一体的に備えて成る
リードフレームにおいて、前記各リード端子の間に、前
記連結バーからリード端子の先端に向かって連続して
体的に延びる堰き止め部を、各リード端子に一体的に連
続するように設けて、この堰き止め部材の先端にて前記
半導体チップをパッケージするモールド体の側面を規定
する一方、前記各堰き止め部のうちリード端子に対して
連続する部分に、せん断による切断線を、リード端子の
長手側縁に沿って延びるように刻設して、前記堰き止め
部を前記連結バーに一体的に連結した状態でリードフレ
ームの表面から離れ方向に折り曲げできるように構成し
。」ものである。
【0009】また、「請求項2」は、「左右一対のサイ
ドフレームと、この両サイドフレームを互いに連結する
連結バーと、この連結バーから半導体チップに向かって
延びる複数本のリード端子とを一体的に備えて成るリー
ドフレームにおいて、前記各リード端子の間に、前記連
結バーからリード端子の先端に向かって連続して一体的
に延びる堰き止め部を、各リード端子に一体的に連続す
るように設けて、この堰き止め部材の先端にて前記半導
体チップをパッケージするモールド体の側面を規定する
一方、前記各堰き止め部のうちリード端子に対して連続
する部分に、リード端子の長手側縁に沿って延びるスリ
ットを、当該堰き止め部のうち前記モールド体側の端部
に連続部を残して刻設する一方、前記連続部に、せん断
による切断線を刻設して、前記堰き止め部を前記連結バ
ーに一体的に連結した状態でリードフレームの表面から
離れ方向に折り曲げできるように構成した。」ものであ
る。
【0010】
【作 用】このように、各リード端子の間の部分に造
形した堰き止め部によって、合成樹脂製モールド部の側
面を規定するように構成したことにより、一対の金型に
て合成樹脂製モールド体を成形するに際して、各リード
端子を、その両側における堰き止め部と一緒に両金型に
て挟み付けるだけで、溶融合成樹脂を、前記各リード端
子の間における堰き止め部によって、確実に堰き止める
ことができるから、各リード端子がモールド体から突出
する部分、及び前記モールド体のうち各リード端子が突
出する側面に、前記従来のように、合成樹脂のバリが発
生することを確実に防止できる。
【0011】そして、合成樹脂のバリが発生すること
を、前記のように、堰き止め部によって防止するに際し
て、「請求項1」又は「請求項2」のように構成する
と、各リード端子の間における各堰き止め部は、各リー
ド端子に対して非連続になるから、この各堰き止め部の
うちモールド体から離れた部分、つまり、当該堰き止め
部の先端部の部分を、工具にて押し下げることにより、
各堰き止め部の各々は、リードフレームにおける連結バ
ーに一体的に連結した状態でリードフレームの表面から
離れ方向に折り曲げできることになるから、前記打ち抜
きポンチを使用することなく、各堰き止め部を、各リー
ド端子及びモールド体から引き離すことができるのであ
る。
【0012】
【発明の効果】従って、本発明によると、モールド体の
成形に際して、合成樹脂のバリが発生することを、前記
堰き止め部によって確実に防止できるものでありなが
ら、この堰き止め部の各々を、リード端子及びモールド
体から引き離すことが、当該堰き止め部の折り曲げによ
って、打ち抜きポンチを使用することなく容易にできる
から、装置の耐久性を大幅に向上できると共に、従来の
ように堰き止め部を打ち抜いた後の金属片の切り屑、及
び樹脂のバリが発生することもないのである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。
【0014】図1〜図3は、第1の実施例を示し、この
図において符号10は、適宜幅の長尺帯状のリードフレ
ームであって、該リードフレーム10における左右一対
の両サイドフレーム11,12は、リードフレーム10
の長手方向に沿って適宜ピッチの間隔で配設した連結バ
ー13にて互いに一体的に連結されており、前記両サイ
ドフレーム11,12の間の部位で、且つ、前記各連結
バー13の間の部分には、半導体チップ14を搭載する
ためのアイランド部15が一体的に造形されている。
【0015】更に、前記リードフレーム10には、前記
連結バー13から前記アイランド部15に向かって連続
して延びる複数本のリード端子16が一体的に造形され
ている。
【0016】そして、前記各リード端子16の間の部分
には、前記連結バー13から前記アイランド部15に向
かって連続して延びる堰き止め部17を、各々一体的に
設けて、該各堰き止め部17によって、合成樹脂製モー
ルド体18における左右両側面18aを規定するように
構成する一方、前記各堰き止め部17のうちリード端子
16に対して連続する部分に、せん断による切断線19
を、リード端子16の長手側縁に沿って延びるように刻
設する。
【0017】このように構成すると、合成樹脂製モール
ド体18の成形に際して、このモールド体18のうち各
リード端子16の間の部分に合成樹脂のバリが発生する
ことを、前記各堰き止め部17によって確実に防止する
ことができる一方、前記各堰き止め部17は、各リード
端子16より分離されているから、この各堰き止め部1
7のうち前記モールド体18から離れた部分、つまり、
当該堰き止め部17の先端部の部分を、図2及び図3に
二点鎖線で示すように、ポンチ20等の工具によって下
向きに押圧することにより、前記各堰き止め部17を、
前記ポンチ20等の工具をモールド体18に対して接当
することなく、図2に二点鎖線で示すように下向きに、
つまり、リードフレーム10における連結バー13に連
結した状態で、下向きにリードフレーム10の表面から
離れるように折り曲げることができるから、各リード端
子16及びモールド体18から引き離すことができるの
である。
【0018】次に、図4〜図6は、第2の実施例を示
す。
【0019】この第2の実施例は、前記各堰き止め部1
7のうちリード端子16に対して連続する部分に、せん
断による切断線19を刻設することに代えて、スリット
19aを、当該堰き止め部17のうち前記モールド体1
8側の端部に適宜長さL1 の連続部(スリット無しの部
分)19bを残して刻設する一方、前記連続部19b
に、せん断による切断線19cを刻設したものである。
【0020】この場合においても、各堰き止め部17
は、各リード端子16より分離されているから、この各
堰き止め部17のうち前記モールド体18から離れた部
分を、図5及び図6に二点鎖線で示すように、ポンチ2
1等の工具によって下向きに押圧することにより、前記
各堰き止め部17を、前記ポンチ21等の工具をモール
ド体18に対して接当することなく、図5に二点鎖線で
示すように下向きに、つまり、リードフレーム10にお
ける連結バー13に連結した状態で、下向きにリードフ
レーム10の表面から離れるように折り曲げることがで
きるから、各リード端子16及びモールド体18から切
除することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるリードフレーム
の平面図である。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】図1の要部を示す拡大斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるリードフレーム
の平面図である。
【図5】図4のV−V視拡大断面図である。
【図6】図4の要部を示す拡大斜視図である。
【図7】従来のリードフレームの平面図である。
【図8】図7のXI−XI視拡大断面図である。
【図9】図7の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 リードフレーム 11,12 サイドフレーム 13 連結バー 14 半導体チップ 15 アイランド部 16 リード端子 17 堰き止め部 18 合成樹脂製モールド体 18a モールド体の側面 19 せん断による切断線 19a スリット 19b 連続部 19c せん断による切断線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−84850(JP,A) 特開 昭59−36955(JP,A) 特開 平2−105448(JP,A) 特開 昭62−156844(JP,A) 特開 昭61−253844(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/50 H01L 23/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対のサイドフレームと、この両サイ
    ドフレームを互いに連結する連結バーと、この連結バー
    から半導体チップに向かって延びる複数本のリード端子
    とを一体的に備えて成るリードフレームにおいて、 前記各リード端子の間に、前記連結バーからリード端子
    の先端に向かって連続して一体的に延びる堰き止め部
    を、各リード端子に一体的に連続するように設けて、こ
    の堰き止め部材の先端にて前記半導体チップをパッケー
    ジするモールド体の側面を規定する一方、前記各堰き止
    め部のうちリード端子に対して連続する部分に、せん断
    による切断線を、リード端子の長手側縁に沿って延びる
    ように刻設して、前記堰き止め部を前記連結バーに一体
    的に連結した状態でリードフレームの表面から離れ方向
    に折り曲げできるように構成したことを特徴とする電子
    部品用リードフレームの構造。
  2. 【請求項2】左右一対のサイドフレームと、この両サイ
    ドフレームを互いに連結する連結バーと、この連結バー
    から半導体チップに向かって延びる複数本のリード端子
    とを一体的に備えて成るリードフレームにおいて、 前記各リード端子の間に、前記連結バーからリード端子
    の先端に向かって連続して一体的に延びる堰き止め部
    を、各リード端子に一体的に連続するように設けて、こ
    の堰き止め部材の先端にて前記半導体チップをパッケー
    ジするモールド体の側面を規定する一方、前記各堰き止
    め部のうちリード端子に対して連続する部分に、リード
    端子の長手側縁に沿って延びるスリットを、当該堰き止
    め部のうち前記モールド体側の端部に連続部を残して刻
    設する一方、前記連続部に、せん断による切断線を刻設
    して、前記堰き止め部を前記連結バーに一体的に連結し
    た状態でリードフレームの表面から離れ方向に折り曲げ
    できるように構成したことを特徴とする電子部品用リー
    ドフレームの構造。
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