JP3046511B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3046511B2
JP3046511B2 JP6291612A JP29161294A JP3046511B2 JP 3046511 B2 JP3046511 B2 JP 3046511B2 JP 6291612 A JP6291612 A JP 6291612A JP 29161294 A JP29161294 A JP 29161294A JP 3046511 B2 JP3046511 B2 JP 3046511B2
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博司 川本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の電子写真装
置における感光体表面の静電潜像を可視化するため、ト
ナー及びキャリアからなる二成分現像剤を収納してトナ
ーを上記感光体表面に供給する現像装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば乾式複写機等においては、キャリ
アとトナーとからなる二成分現像剤で感光体表面の静電
潜像の可視化(現像)を行う現像装置が多用されてい
る。このような現像装置において、トナーは現像動作に
よって消費されていく一方、キャリアは消費されずに現
像装置内に残る。したがって、現像装置内でトナーと共
に攪拌されるキャリアは攪拌頻度が多くなるにつれて、
表面の樹脂コート層の剥がれや、表面へのトナーの粘着
といった事態が生じて劣化し、このために、現像剤の帯
電性能が徐々に低下する。
【0003】そこで、現像動作によって消費されるトナ
ーの補給とは別に、現像装置内にキャリアも少量ずつ補
給して、帯電性能の低下を抑制できるようにした装置
が、例えば特公平2−21591号公報に開示されてい
る。その装置においては、キャリアの補給によって過剰
となった現像槽内の現像剤は、現像槽壁面の所定位置に
設けられている現像剤溢出用の現像剤排出開口からオー
バーフローして排出され、現像剤回収容器に回収され
る。このような補給・排出が逐次繰返されることによっ
て、現像槽内の劣化現像剤は、新たに供給されるトナー
及びキャリアに置換されていき、これによって、現像槽
内の現像剤量を一定に保つとともに、現像剤の帯電性能
を維持し、複写画質の低下を抑えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
現像装置では、図21にも示すように、トナー濃度セン
サ50はアジテータ51の略中央の下側に一個設けられ
ると共に、現像槽の前の立設壁部に設けられたポート部
52に形成された現像剤排出開口53は、位置が固定さ
れている。したがって、現像装置が前側又は後側に傾斜
している場合には、傾斜していない場合に比較して劣化
現像剤の排出量が異なり、これによって、現像槽内の現
像剤の量や現像剤の濃度が不安定になるので、複写画質
の低下を招くという問題が生じる。特に、現像装置の傾
斜が大きい場合には、供給される現像剤量に対して排出
される現像剤量が安定しない傾向がある。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであって、その目的は、現像装置が傾斜している場合
においても、排出現像剤量を適切に制御して画質を良好
に維持し得る現像装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の現
像装置は、上記課題を解決するために、トナー及びキャ
リアからなる現像剤を収納する現像槽に、現像剤を攪拌
する攪拌手段及び現像剤を感光体に供給する現像ローラ
が各々回転自在に設けられ、上記現像剤が現像剤補給部
から現像槽に逐次補給される一方、上記現像ローラの軸
方向における前又は後に存在する現像槽壁部に形成され
た現像剤排出開口からオーバーフローして現像槽内の現
像剤が排出される現像装置において、上記現像剤排出開
口の位置を上下移動させるための上下移動手段が設けら
れると共に、現像槽内部におけるその近傍位置の現像剤
量を検出する量検出手段が現像槽の前及び後に設けら
れ、かつ、上記前及び後の量検出手段による検出値の差
に基づき上下移動手段により現像剤排出開口を基準位置
に対して上下移動させる上下移動制御手段が設けられて
いることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明の現像装置は、上記課
題を解決するために、請求項1記載の現像装置におい
て、上記量検出手段は現像槽の前及び後にそれぞれ縦方
向に複数個設けられ、これら複数個の量検出手段の出力
に基づき各前及び後における現像剤量の検出値として算
出する算出手段が設けられていることを特徴としてい
る。
【0008】請求項3記載の発明の現像装置は、上記課
題を解決するために、トナー及びキャリアからなる現像
剤を収納する現像槽に、現像剤を攪拌する攪拌手段及び
現像剤を感光体に供給する現像ローラが各々回転自在に
設けられ、上記現像剤が現像剤補給部から現像槽に逐次
補給される一方、上記現像ローラの軸方向における前又
は後に存在する現像槽壁部に形成された現像剤排出開口
からオーバーフローして現像槽内の現像剤が排出される
現像装置において、上記現像剤排出開口を上下移動させ
るための上下移動手段と、現像槽内部におけるその近傍
位置の現像剤量を検出する1個の量検出手段と、この量
検出手段を現像槽の前後間で移動させる前後移動手段
と、上記前後移動手段により量検出手段を前後移動させ
て検出した前及び後の検出値の差に基づき上下移動手段
により現像剤排出開口を基準位置に対して上下移動させ
る上下移動制御手段とが設けられていることを特徴とし
ている。
【0009】請求項4記載の発明の現像装置は、上記課
題を解決するために、請求項1ないし3の何れか一項に
記載の現像装置において、前記現像槽壁部に、筒状のポ
ート部が、ポート部の筒軸を中心として回転可能に設け
られ、前記現像剤排出開口は、上記ポート部の側壁に形
成されていることを特徴としている。
【0010】請求項5記載の発明の現像装置は、上記課
題を解決するために、請求項4記載の現像装置におい
て、前記ポート部の周りにギヤが、上記ポート部を回転
駆動するために設けられていることを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1の構成によれば、上記現像剤排出開口
の位置を上下移動させるための上下移動手段が設けられ
ると共に、現像槽内部におけるその近傍位置の現像剤量
を検出する量検出手段が現像槽の前及び後に設けられて
いる。
【0012】このため、上下移動制御手段が、前及び後
の量検出手段による検出値の差に基づき上下移動手段に
より現像剤排出開口を基準位置に対して上下移動させ
る。これによって、現像剤排出開口からオーバーフロー
する現像剤の排出量を制御し、現像槽に補給される現像
剤量を最適にし、現像剤の濃度を安定化させることがで
きる。
【0013】したがって、現像装置が傾斜している場合
においても、排出現像剤量を適切に制御して画質を良好
に維持することができる。
【0014】請求項2の構成によれば、現像槽の前及び
後における現像剤量を検出するに際して、現像槽の前及
び後にそれぞれ縦方向に複数個設けられた量検出手段の
出力に基づいて、算出手段が各前及び後における現像剤
量を算出して検出値とする。
【0015】すなわち、量検出手段が縦方向に複数個設
けられていることによって、現像装置の傾斜を精度良く
把握することができる。
【0016】この結果、現像装置が傾斜している場合に
おいても、排出現像剤量をさらに適切に制御して画質を
良好に維持することができる。
【0017】請求項3の構成によれば、量検出手段は1
個しか設けられていないが、前後移動手段によって現像
槽の前後間で移動させることができる。
【0018】このため、現像槽の前及び後の現像剤量を
検出するときには、この前後移動手段によって量検出手
段を現像槽の前後間で移動させて、前及び後の現像剤量
をそれぞれ検出する。
【0019】その後、上下移動制御手段が、前及び後の
量検出手段による検出値の差に基づき上下移動手段によ
り現像剤排出開口を基準位置に対して上下移動させる。
これによって、現像剤排出開口からオーバーフローする
現像剤の排出量を制御し、現像槽に補給される現像剤量
を最適にし、現像剤の濃度を安定化させることができ
る。
【0020】ところで、量検出手段を複数にした場合に
は、それぞれの量検出手段間における出力のバラツキに
より、検出精度が低下する傾向があるが、本発明では、
量検出手段は1個であるので、上記量検出手段間におけ
るバラツキによる検出精度の低下を防止することができ
る。
【0021】したがって、現像装置が傾斜している場合
においても、排出現像剤量をさらに適切に制御して画質
を良好に維持することができる。
【0022】請求項4の構成によれば、上下移動制御手
段としての筒状のポート部が、前及び後の量検出手段に
よる検出値の差に基づき、現像剤排出開口を基準位置に
対して、上記ポート部の回転により上下移動させる。こ
れによって、現像剤排出開口からオーバーフローする現
像剤の排出量を制御し、現像槽に補給される現像剤量を
最適にし、現像剤の濃度を安定化させることができる。
【0023】したがって、現像装置が傾斜している場合
においても、排出現像剤量を適切に 制御して画質を良好
に維持することができる。
【0024】請求項5の構成によれば、前記ポート部の
周りにギヤを、上記ポート部の回転駆動のために設けた
ことにより、現像剤排出開口の基準位置に対する上下移
動を確実化できて、現像装置が傾斜している場合におい
ても、排出現像剤量を適切に制御して画質を良好に維持
することができる。
【0025】
【実施例】〔実施例1〕 本発明の一実施例について図1ないし図12に基づいて
説明すれば、以下の通りである。
【0026】本実施例の現像装置が適用される例えば複
写機は、図2に示すように、上面部に原稿載置台1が設
けられ、この原稿載置台1の下に露光光学系2が配設さ
れている。この露光光学系2は、原稿載置台1上に載置
された図示しない原稿に光を照射しながら走査する光源
ランプ3、原稿からの反射光を感光体4に導く複数の反
射鏡5…、及び反射光の光路中に配されたレンズユニッ
ト6から成っている。
【0027】感光体4の外周には、その表面を所定電位
に帯電させる帯電チャージャ7、図示しない像間イレー
サ、感光体4の表面に形成された静電潜像を現像する現
像装置8、感光体4の表面のトナー像を用紙に転写させ
る転写チャージャ9、感光体4表面の残留トナーを回収
するクリーニング装置10、及び図示しない除電装置等
が設けられている。また、感光体4に対する入紙側に
は、用紙を所定のタイミングで供給するタイミングロー
ラ11、搬送ローラ12、給紙カセット13及び給紙ロ
ーラ14が設けられる一方、感光体4に対する出紙側に
は、用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着させる定
着装置15が設けられている。
【0028】上記の現像装置8は、図3及び図4に示す
ように、容器状の現像槽16を有し、この現像槽16の
内部には、マグネットローラからなる現像ローラ17
と、撹拌手段としての攪拌スクリュー18、アジテータ
19及び搬送スクリュー20・20とが回転自在に配設
されている。
【0029】上記現像槽16内に収容されている現像剤
はキャリアとトナーとからなり、磁性体からなるキャリ
アは、表面にトナーの粘着を抑制する樹脂コート層を有
している。これらキャリアとトナーとが攪拌スクリュー
18によって攪拌されると、トナーは摩擦帯電する。次
いで、現像ローラ17が、キャリアを磁力によって吸着
し、磁気ブラシを形成させて搬送することにより、キャ
リアにクーロン力によって付着したトナーが感光体4に
供給され、感光体4の静電潜像に吸着されて、現像が行
われる。なお、上記の磁気ブラシの穂立ちの高さは図示
しないドクタにて規制されるようになっている。
【0030】また、現像槽16には、図3に示すよう
に、上壁部に現像剤の補給用開口16aが形成され、こ
の補給用開口16aに現像剤補給部としての現像剤供給
ユニット25が上方から嵌着されている。この現像剤供
給ユニット25は、内部が図示しないトナー収納室とキ
ャリア現像剤収納室との二室に仕切られている。一方の
トナー収納室にはトナーが収納されており、他方のキャ
リア現像剤収納室には、キャリアのみからなる現像剤又
はキャリアにトナーが所定比率で混合された現像剤(以
下、「キャリア現像剤」という)が収納されている。
【0031】上記の現像剤供給ユニット25における各
収納室の底部には、図5に示すように、制御装置32に
より駆動制御されるトナー補給ローラ21とキャリア現
像剤補給ローラ22とがそれぞれ設けられており、トナ
ー補給ローラ21が回転駆動されることによってトナー
収納室内のトナーが、また、キャリア現像剤補給ローラ
22が回転駆動されることによってキャリア現像剤収納
室内のキャリア現像剤が、各ローラ21・22の駆動時
間に応じた量だけ、それぞれ流下して現像槽16内へと
供給され、搬送スクリュー20・20にて撹拌スクリュ
ー18側に搬送される。
【0032】一方、図1に示すように、現像ローラ17
の軸方向における前に存在する現像槽壁部におけるアジ
テータ19の端部には、円筒状のポート部23が設けら
れており、このポート部23の側壁には、現像剤排出用
の現像剤排出開口23aが形成されている。この現像剤
排出開口23aは、現像槽16内でオーバーフローした
現像剤を図示しない現像剤回収容器に排出し得るように
なっている。
【0033】上記現像剤排出開口23aは、図6に示す
ように、円形に形成されており、通常コピー時、例えば
黒ベタ比6%の原稿を使用するコピー時に使用されるト
ナー量に対応して補給される現像剤の補給量相当を排出
し得るように設計されている。
【0034】上記のポート部23は、図7(a)(b)
に示すように、筒軸を中心として回転可能になってお
り、これによって、後述するように、現像剤の排出量を
調整すべく、現像剤排出開口23aの位置を上側又は下
側へ自在に移動可能にする上下移動手段としての機能を
有している。このポート部23の回転駆動は、図示しな
いモータと、図8に示すように、ポート部23の周りに
設けられたギヤ23bとによって行われる。
【0035】一方、現像槽16には、図1に示すよう
に、現像槽16内のトナー濃度を検出する量検出手段と
してのトナー濃度センサ34が設けられている。
【0036】このトナー濃度センサ34は、透磁率セン
サからなり、キャリアの透磁率を検出するようになって
おり、この検出された透磁率からキャリアに対するトナ
ーの比率が求められる。例えば、トナー濃度センサ34
にて出力されるキャリア量が少ないと、トナー比率が高
いと検出され、トナー濃度センサ34にて出力されるキ
ャリア量が多いと、トナー比率が低いと検出される。そ
して、このトナー濃度センサ34の検出信号は、制御装
置32に出力され、この検出信号に基づいて現像剤供給
ユニット25のトナー補給ローラ21とキャリア現像剤
補給ローラ22とが駆動され、現像槽16内にトナー又
はキャリアを補給するようになっている。
【0037】また、本実施例では、トナー濃度センサ3
4は現像槽16の内部で前及び後の2か所に設けられて
おり、現像装置8が傾斜している場合においても、現像
剤排出開口23aからの排出現像剤量を適切に制御し得
るものとなっている。この点については後述する。
【0038】次に、上記構成の複写機におけるコピー動
作について説明する。電源スイッチ(図示せず)がON
されると、まずウォーミングアップ処理が行われる。こ
れが完了した後に後述するコピースタートスイッチ31
がONされると、露光光学系2の光源ランプ3によって
原稿載置台1上に載置された原稿が走査される。このと
きの原稿からの反射光が反射鏡5…及びレンズユニット
6を介して感光体4に照射され、帯電チャージャ7にて
所定電位に帯電されている感光体4の表面に静電潜像が
形成される。次いで、この静電潜像は現像装置8から供
給されるトナーによって現像される。感光体4表面のト
ナー像は、転写チャージャ9により給紙カセット13か
ら供給される用紙に転写され、定着装置15にて用紙上
に熱定着される。これにより、用紙上に原稿画像に対応
したコピー画像が形成される。
【0039】このような一連の複写動作は、図5に示す
マイクロコンピュータからなる制御装置32によって制
御され、この制御装置32に、上記コピースタートスイ
ッチ31のON操作信号が入力されるようになってい
る。また、複写動作の累積回数をカウントする複写カウ
ンタ33がさらに設けられており、このカウント値(以
下、コピーカウント値という)nも上記制御装置32に
入力されるようになっている。
【0040】上記のような複写動作が繰返されると、現
像装置8の現像槽16内に収納されているキャリア現像
剤中のトナーは徐々に消費され、キャリアに対するトナ
ーの比率、すなわちトナー濃度が低下していく。このト
ナー濃度の変化を検出するトナー濃度センサ34が現像
槽16内に配設されており、このトナー濃度センサ34
に基づくトナー補給ローラ21の駆動制御が、上記制御
装置32によってさらに行われる。すなわち、トナー濃
度センサ34での検出信号が、現像に必要な適正範囲の
下限値まで下がったことが検知されると、トナー補給ロ
ーラ21の駆動を開始する。これにより、トナー収納室
内のトナーが現像槽16内に補給され、現像槽16内の
トナー濃度が上昇する。そして、このトナー濃度が上記
の適正範囲の上限値に達したことが検知されると、トナ
ー補給ローラ21の駆動を停止する。このような制御に
よって、現像槽16内のトナー濃度は、上記適正範囲内
で維持される。
【0041】上記のように補給されるトナーは、現像槽
16内のキャリア現像剤と攪拌され、一定の帯電量に制
御されて、感光体4へと供給され、現像に使用される。
一方、キャリア現像剤中のキャリアは減少することはな
く、繰返し使用されるために、現像ローラ17や攪拌ス
クリュー18での攪拌、及び感光体4との接触で徐々に
劣化していく。
【0042】このようにキャリアが劣化していくと、ト
ナーに所定の帯電量を付与し得なくなり、画質の低下を
生じることとなる。そこで、現像槽16内にキャリアを
も新たに補給し、現像槽16内の劣化したキャリアと置
換していくことで、上記のような帯電性能の低下が抑え
られる。このために、前記のキャリア現像剤収納室から
キャリア現像剤を補給し、かつ、現像槽16内の現像剤
を排出する補給・排出制御も、上記制御装置32で行う
ようになっている。
【0043】ところで、図1に示すように、本実施例の
トナー濃度センサ34・34は、上述したように、現像
装置8における前側と後側との両側に2個設けられると
共に、図3に示すように、アジテータ19の直下に配置
されている。そして、これらトナー濃度センサ34・3
4の近傍位置である上側に存在する現像剤の量、つまり
トナー濃度センサ34・34の上側の現像剤の厚みを検
出することによって、上下移動制御手段としての制御装
置32が、両トナー濃度センサ34・34の検出値の差
により、複写機が傾斜しているか否かを判断し、かつ上
記のポート部23を回転駆動させることにより、現像剤
排出開口23aの位置を上下方向に移動して現像剤の排
出量を調整し得るようになっている。
【0044】すなわち、図9に示すように、現像剤の厚
み量とトナー濃度センサ(ATC:Auto Toner Control
ler)34の出力電圧とは比例し、図10に示すように、
例えば、複写機が前側に5mm傾斜している場合には前
側のトナー濃度センサ34と後側のトナー濃度センサ3
4との出力電圧の差が0.5Vとなり、複写機が前側に
10mm傾斜している場合には前側のトナー濃度センサ
34と後側のトナー濃度センサ34との出力電圧の差が
1.0となる対応関係がある。
【0045】したがって、前側のトナー濃度センサ34
と後側のトナー濃度センサ34との出力電圧の差が分か
れば、複写機の傾斜の程度が分かり、この傾斜の程度に
応じて現像剤排出開口23aの上下位置を変化させて現
像剤の排出量を調整することができる。
【0046】上記の制御について、図11のフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、前側のトナー濃度セン
サ34によって、このトナー濃度センサ34の上側の現
像剤の量が検知され(S1)、この出力電圧がVOFとし
て図示しないメモリに格納される(S2)。次いで、同
様にして、後側のトナー濃度センサ34によって、トナ
ー濃度センサ34の上側の現像剤の量が検知され(S
3)、この出力電圧がVORとして図示しないメモリに格
納される(S4)。
【0047】次いで、上記出力電圧VOFと出力電圧VOR
との差が算出され(S5)、この差に基づいて、現像剤
排出開口23aの上下方向の位置が決定される(S
6)。そして、この決定に基づいて、ポート部23を回
転駆動させることにより、現像剤排出開口23aを上記
の決定した位置に移動させる(S7)。
【0048】上記の現像剤排出開口23aの上下方向の
移動は、図12に示すように、出力電圧VOFと出力電圧
ORとの差が正の場合、すなわち、現像装置8が前側に
傾斜しているときには、ポート部23を回転させて現像
剤排出開口23aを基準位置よりも上方に移動して現像
剤の過剰な排出量を少なくし(図7(a)参照)、逆
に、出力電圧VOFと出力電圧VORとの差が負の場合、す
なわち、現像装置8が後側に傾斜しているときには、ポ
ート部23を回転させて現像剤排出開口23aを基準位
置よりも下方に移動する(図7(b)参照)。
【0049】これにより、現像剤の排出量がほぼ一定と
なり、現像槽16内の現像剤を一定量に保つことがで
き、これによって、現像槽16内のトナー濃度を一定に
保つことができるので、複写画質を良好に維持すること
ができる。
【0050】このように、本実施例の現像装置8では、
現像剤排出開口23aの位置を上下移動させるためのポ
ート部23が回転可能に設けられると共に、現像槽16
内部におけるその近傍位置の現像剤量を検出するトナー
濃度センサ34が現像槽16の前及び後に設けられてい
る。
【0051】このため、制御装置32が、前及び後のト
ナー濃度センサ34による検出値の差に基づきポート部
23により現像剤排出開口23aを基準位置に対して上
下移動させる。これによって、現像剤排出開口23aか
らオーバーフローする現像剤の排出量を制御し、現像槽
16に補給される現像剤量を最適にし、現像剤の濃度を
安定化させることができる。
【0052】したがって、現像装置8が傾斜している場
合においても、排出現像剤量を適切に制御して画質を良
好に維持することができる。
【0053】なお、本実施例では、ポート部23及び現
像剤排出開口23aは現像装置8の前側壁に設けられて
いるが、必ずしもこれに限らず、例えば、現像装置8の
後側壁に設けることも可能である。
【0054】〔実施例2〕 本発明の他の実施例について図5及び図13ないし図1
6に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、前
記実施例1と同一の機能を有する部材には、同一の符号
を付記し、その説明を省略する。
【0055】本実施例にかかる現像装置8では、図13
に示すように、現像槽16内部の前後において、トナー
濃度センサ34…がそれぞれ縦方向に例えば3個ずつの
複数個配置されている。これらのトナー濃度センサ34
…は、図14に示すように、アジテータ19の直ぐ横に
設けられている。
【0056】そして、これら前後の各3個ずつのトナー
濃度センサ34の出力電圧の平均値を、図5に示す算出
手段としての制御装置32にて算出して前及び後のキャ
リア現像剤の量として検出するようになっている。
【0057】すなわち、図15に示すように、例えば、
複写機すなわち現像装置8が前に傾斜することによっ
て、前側の一番上位のトナー濃度センサ34と、後側の
一番上位のトナー濃度センサ34との出力が異なる。し
たがって、前側の3個のトナー濃度センサ34…の平均
値と後側の3個のトナー濃度センサ34…の平均値とで
は差が生じ、これによって、現像装置8が前側に傾斜し
ていることが把握できる。そして、これら平均値の差に
基づいて現像剤の排出量を前記の現像剤排出開口23a
の位置を上下移動させることによって調整するものであ
る。
【0058】上記の構成を有する現像装置8が傾斜して
いる場合の現像剤の排出制御について、図16に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0059】まず、前側の3個のトナー濃度センサ34
…のそれぞれによって、トナー濃度センサ34における
上側の現像剤の量が検知され(S11)、これら3個の
トナー濃度センサ34における出力電圧の平均値が算出
される(S12)。そして、これら3個の平均値が前側
のトナー濃度センサ34における出力電圧 OF として
示しないメモリに格納される(S13)。次いで、同様
にして、後側の3個のトナー濃度センサ34…のそれぞ
れによって、トナー濃度センサ34における上側の現像
剤の量が検知され(S14)、これら3個のトナー濃度
センサ34における出力電圧の平均値が算出される(S
15)。そして、これら3個の平均値が前側のトナー濃
度センサ34における出力電圧 OR として図示しないメ
モリに格納される(S16)。次いで、実施例1と同様
に、上記出力電圧VOFと出力電圧VORとの差が算出され
(S17)、この差に基づいて、現像剤排出開口23a
の上下方向の位置が決定される(S18)。そして、こ
の決定に基づいて、ポート部23を回転駆動させること
により、現像剤排出開口23aを上記の決定した位置に
移動させる(S19)。
【0060】これにより、現像剤の排出量がほぼ一定と
なり、現像槽16内の現像剤を一定量に保つことができ
る。この結果、現像槽16内のトナー濃度を一定に保つ
ことができるので、複写画質を良好に維持することがで
きる。
【0061】このように、本実施例の現像装置8では、
現像槽16の前及び後における現像剤量を検出するに際
して、現像槽16における前及び後のそれぞれ縦方向に
3個設けられたトナー濃度センサ34の出力に基づい
て、制御装置32が各前及び後の現像剤量を算出して検
出値とする。
【0062】すなわち、トナー濃度センサ34が縦方向
に3個ずつ設けられていることによって、現像装置8の
傾斜を精度良く把握することができる。
【0063】この結果、現像装置8が傾斜している場合
においても、排出現像剤量をさらに適切に制御して画質
を良好に維持することができる。
【0064】なお、本実施例では、トナー濃度センサ3
4は現像槽16の内部において前後に3個ずつ設けられ
ているが、必ずしもこれに限らず、2個又は4個以上の
複数でもい。
【0065】〔実施例3〕 本発明のさらに他の実施例について図17ないし図20
に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、前記
実施例1及び実施例2と同一の機能を有する部材には、
同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0066】本実施例の現像装置8では、図17に示す
ように、トナー濃度センサ34がアジテータ19の直下
に1個設けられている。しかしながら、このトナー濃度
センサ34は、図18に示すように、アジテータ19の
下側に設けられた前後移動手段としての移動用ベルト4
0によって前後方向に移動可能になっている。
【0067】この移動用ベルト40は、アジテータ19
の両端部における下側に設けられた駆動ローラ41及び
従動ローラ42との間に巻回されている。そして、トナ
ー濃度センサ34は、この移動用ベルト40に固定され
ており、駆動ローラ41を図示しないモータにて回転さ
せることにより移動用ベルト40が回転移動し、これに
よって、トナー濃度センサ34が前後に移動し得るよう
になっている。
【0068】なお、上記の移動用ベルト40によるトナ
ー濃度センサ34の移動は、複写機の電源ON時に前側
から後側へと行われ、その時のトナー濃度センサ34の
出力により複写機の傾斜の程度が把握される。
【0069】上記の構成を有する現像装置8が傾斜して
いる場合の現像剤の排出制御について、図19、及び図
20に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0070】まず、図19(a)及び図20に示すよう
に、移動用ベルト40を回転駆動させてトナー濃度セン
サ34を前側に移動し(S21)、この前側の位置にお
けるトナー濃度センサ34の上側の現像剤の量を検知す
る(S22)。そして、この出力電圧がVOFとして図示
しないメモリに格納される(S23)。同様にして、移
動用ベルト40を回転駆動させてトナー濃度センサ34
を後側に移動し(図19(b)参照)(S24)、後側
の位置におけるトナー濃度センサ34の上側の現像剤の
量を検知する(S25)。そして、この出力電圧がV OR
として図示しないメモリに格納される(S26)。
【0071】次いで、上記出力電圧VOFと出力電圧VOR
との差が算出され(S27)、この差に基づいて、現像
剤排出開口23aの上下方向の位置が決定される(S2
8)。そして、この決定に基づいて、ポート部23を回
転駆動させることにより、現像剤排出開口23aを上記
の決定した位置に移動させる(S29)。
【0072】これにより、現像剤の排出量がほぼ一定と
なり、現像槽16内の現像剤を一定量に保つことができ
る。この結果、現像槽16内のトナー濃度を一定に保つ
ことができるので、複写画質を良好に維持することがで
きる。
【0073】このように、本実施例の現像装置8では、
トナー濃度センサ34が1個しか設けられていないが、
移動用ベルト40によって現像槽16の前後間で移動さ
せることができる。
【0074】このため、現像槽16の前及び後の現像剤
量を検出するときには、この移動用ベルト40によって
トナー濃度センサ34を現像槽16の前後間で移動させ
て、前及び後の現像剤量をそれぞれ検出する。
【0075】その後、制御装置32が、前及び後のトナ
ー濃度センサ34による検出値の差に基づきポート部2
3により現像剤排出開口23aを基準位置に対して上下
移動させる。これによって、現像剤排出開口23aから
オーバーフローする現像剤の排出量を制御し、現像槽1
6に補給される現像剤量を最適にし、現像剤の濃度を安
定化させることができる。
【0076】ところで、トナー濃度センサ34を複数に
した場合には、それぞれのトナー濃度センサ34間にお
ける出力のバラツキにより、検出精度が低下する傾向が
ある。しかし、本実施例では、トナー濃度センサ34は
1個であるので、トナー濃度センサ34のバラツキによ
る検出精度の低下を防止することができる。
【0077】したがって、現像装置8が傾斜している場
合においても、排出現像剤量をさらに適切に制御して画
質を良好に維持することができる。
【0078】
【発明の効果】請求項1の発明の現像装置は、以上のよ
うに、現像剤排出開口の位置を上下移動させるための上
下移動手段が設けられると共に、現像槽内部におけるそ
の近傍位置の現像剤量を検出する量検出手段が現像槽の
前及び後に設けられ、かつ、上記前及び後の量検出手段
による検出値の差に基づき上下移動手段により現像剤排
出開口を基準位置に対して上下移動させる上下移動制御
手段が設けられている構成である。
【0079】これにより、上下移動制御手段が、前及び
後の量検出手段による検出値の差に基づき上下移動手段
により現像剤排出開口を基準位置に対して上下移動させ
る。
【0080】これによって、現像剤排出開口からオーバ
ーフローする現像剤の排出量を制御し、現像槽に補給さ
れる現像剤量を最適にし、現像剤の濃度を安定化させる
ことができる。
【0081】したがって、現像装置が傾斜している場合
においても、排出現像剤量を適切に制御して画質を良好
に維持することができるという効果を奏する。
【0082】請求項2の発明の現像装置は、以上のよう
に、請求項1の現像装置において、量検出手段は現像槽
の前及び後にそれぞれ縦方向に複数個設けられ、これら
複数個の量検出手段の出力に基づき各前及び後における
現像剤量の検出値として算出する算出手段が設けられて
いる構成である。
【0083】これにより、量検出手段が縦方向に複数個
設けられていることによって、現像装置の傾斜を精度良
く把握することができる。
【0084】この結果、現像装置が傾斜している場合に
おいても、排出現像剤量をさらに適切に制御して画質を
良好に維持することができるという効果を奏する。
【0085】請求項3の発明の現像装置は、以上のよう
に、現像剤排出開口を上下移動させるための上下移動手
段と、現像槽内部におけるその近傍位置の現像剤量を検
出する1個の量検出手段と、この量検出手段を現像槽の
前後間で移動させる前後移動手段と、上記前後移動手段
により量検出手段を前後移動させて検出した前及び後の
検出値の差に基づき上下移動手段により現像剤排出開口
を基準位置に対して上下移動させる上下移動制御手段と
が設けられている構成である。
【0086】これにより、量検出手段は1個しか設けら
れていないが、前後移動手段によって現像槽の前後間で
移動させることができる。
【0087】ところで、量検出手段を複数にした場合に
は、それぞれの量検出手段間における出力のバラツキに
より、検出精度が低下する傾向があるが、本発明では、
量検出手段は1個であるので、上記量検出手段間におけ
るバラツキによる検出精度の低下を防止することができ
る。
【0088】したがって、現像装置が傾斜している場合
においても、排出現像剤量をさらに適切に制御して画質
を良好に維持することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における現像装置の構成を示
す平面図である。
【図2】上記の現像装置を備えた複写機の概略構成図で
ある。
【図3】図1に示す現像装置のX−X線断面図である。
【図4】上記現像装置におけるアジテータの構造を詳細
に示す平面図である。
【図5】上記複写機の制御ブロック図である。
【図6】上記現像装置のポート部に形成された現像剤排
出開口を示す側面図である。
【図7】上記現像装置のポート部に形成された現像剤排
出開口の上下方向の位置を示す説明図であり、(a)は
ポート部が回転されて現像剤排出開口が基準位置よりも
上側に位置した状態、(b)はポート部が回転されて現
像剤排出開口が基準位置よりも下側に位置した状態を示
すものである。
【図8】上記ポート部を回転するためのギヤを示す正面
図である。
【図9】トナー濃度センサによる出力電圧と現像剤の量
との関係を示すグラフである。
【図10】現像装置の傾斜とトナー濃度センサの出力電
圧との関係を示すグラフである。
【図11】上記トナー濃度センサにより現像装置の傾斜
の程度を把握して現像剤排出開口を上下移動させる動作
を示すフローチャートである。
【図12】上記トナー濃度センサによる前後のトナー濃
度センサの出力の差と現像剤排出開口の移動量との関係
を示すグラフである。
【図13】本発明の他の実施例における現像装置に備え
られた複数のトナー濃度センサを示す構成図である。
【図14】上記の現像装置の構造を示す縦断面図であ
る。
【図15】上記の現像装置が約5°傾斜した状態を示す
説明図である。
【図16】上記複数のトナー濃度センサにより現像装置
の傾斜の程度を把握して現像剤排出開口を上下移動させ
る動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明のさらに他の実施例における現像装置
の構造を示す平面図である。
【図18】上記現像装置の構造を示す側面図である。
【図19】上記現像装置におけるトナー濃度センサの位
置を示す説明図であり、(a)はトナー濃度センサが移
動用ベルトによって前側に移動された状態を示すもの、
(b)はトナー濃度センサが移動用ベルトによって後側
に移動された状態を示すものである。
【図20】上記1個のトナー濃度センサにより現像装置
の傾斜の程度を把握して現像剤排出開口を上下移動させ
る動作を示すフローチャートである。
【図21】従来の現像装置の構造を示す平面図である。
【符号の説明】
4 感光体 8 現像装置 16 現像槽 17 現像ローラ 18 攪拌スクリュー(撹拌手段) 19 アジテータ(撹拌手段) 20 搬送スクリュー(撹拌手段) 23 ポート部(上下移動手段) 23a 現像剤排出開口 25 現像剤補給ユニット(現像剤補給部) 32 制御装置(上下移動制御手段、算出手段) 34 トナー濃度センサ(量検出手段) 40 移動用ベルト(前後移動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−258930(JP,A) 特開 平4−50982(JP,A) 特開 平6−308818(JP,A) 特開 昭62−127874(JP,A) 特開 平3−28871(JP,A) 特開 平2−184876(JP,A) 特開 平4−106571(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー及びキャリアからなる現像剤を収納
    する現像槽に、現像剤を攪拌する攪拌手段及び現像剤を
    感光体に供給する現像ローラが各々回転自在に設けら
    れ、上記現像剤が現像剤補給部から現像槽に逐次補給さ
    れる一方、上記現像ローラの軸方向における前又は後に
    存在する現像槽壁部に形成された現像剤排出開口からオ
    ーバーフローして現像槽内の現像剤が排出される現像装
    置において、 上記現像剤排出開口の位置を上下移動させるための上下
    移動手段が設けられると共に、現像槽内部におけるその
    近傍位置の現像剤量を検出する量検出手段が現像槽の前
    及び後に設けられ、かつ、上記前及び後の量検出手段に
    よる検出値の差に基づき上下移動手段により現像剤排出
    開口を基準位置に対して上下移動させる上下移動制御手
    段が設けられていることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】上記量検出手段は現像槽の前及び後にそれ
    ぞれ縦方向に複数個設けられ、これら複数個の量検出手
    段の出力に基づき各前及び後における現像剤量の検出値
    として算出する算出手段が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】トナー及びキャリアからなる現像剤を収納
    する現像槽に、現像剤を攪拌する攪拌手段及び現像剤を
    感光体に供給する現像ローラが各々回転自在に設けら
    れ、上記現像剤が現像剤補給部から現像槽に逐次補給さ
    れる一方、上記現像ローラの軸方向における前又は後に
    存在する現像槽壁部に形成された現像剤排出開口からオ
    ーバーフローして現像槽内の現像剤が排出される現像装
    置において、 上記現像剤排出開口を上下移動させるための上下移動手
    段と、現像槽内部におけるその近傍位置の現像剤量を検
    出する1個の量検出手段と、この量検出手段を現像槽の
    前後間で移動させる前後移動手段と、上記前後移動手段
    により量検出手段を前後移動させて検出した前及び後の
    検出値の差に基づき上下移動手段により現像剤排出開口
    を基準位置に対して上下移動させる上下移動制御手段と
    が設けられていることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 前記現像槽壁部に、筒状のポート部が、ポ
    ート部の筒軸を中心として回転可能に設けられ、 前記現像剤排出開口は、上記ポート部の側壁に形成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項
    に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記ポート部の周りにギヤが、上記ポート
    部を回転駆動するために設けられていることを特徴とす
    る請求項4記載の現像装置。
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