JP2927656B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2927656B2
JP2927656B2 JP26899193A JP26899193A JP2927656B2 JP 2927656 B2 JP2927656 B2 JP 2927656B2 JP 26899193 A JP26899193 A JP 26899193A JP 26899193 A JP26899193 A JP 26899193A JP 2927656 B2 JP2927656 B2 JP 2927656B2
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博司 川本
二三十 溝口
善樹 市川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の電子写真装
置における感光体表面の静電潜像を可視化するため、ト
ナーおよびキャリアから成る二成分現像剤を収納してト
ナーを上記感光体表面に供給する現像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば乾式複写機等においては、キャリ
アとトナーとからなる二成分現像剤で感光体表面の静電
潜像の可視化(現像)を行う現像装置が多用されてい
る。このような現像装置において、トナーは現像動作に
よって消費されていく一方、キャリアは消費されずに現
像装置内に残る。したがって、現像装置内でトナーと共
に撹拌されるキャリアは撹拌頻度が多くなるにつれて、
表面の樹脂コート層の剥がれや、表面へのトナーの粘着
といった事態が生じて劣化し、このために、現像剤の帯
電性能が徐々に低下する。
【0003】そこで、現像動作によって消費されるトナ
ーの補給とは別に、現像装置内にキャリアも少量ずつ補
給して、帯電性能の低下を抑制できるようにした装置
が、例えば特公平2−21591号公報に開示されてい
る。その装置においては、キャリアの補給によって過剰
となった現像槽内の現像剤は、現像槽壁面の所定位置に
設けられている現像剤溢出用の現像剤排出開口からオー
バーフローして排出され、現像剤回収容器に回収され
る。このような補給・排出が逐次繰返されることによっ
て、現像槽内の劣化現像剤は、新たに供給されるトナー
およびキャリアに置換されていき、これによって、現像
槽内の現像剤量を一定に保つとともに、現像剤の帯電性
能を維持し、複写画質の低下を抑えるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の構成
の現像装置では、図12に示すように、現像剤排出開口
100が現像剤の排出量に対してかなり大きめの長方形
状に形成されているので、図7に示すように、現像剤排
出開口の高さが僅かにずれるだけで現像剤の排出量が大
幅に変化する。このため、現像槽を組み立てる場合の現
像剤排出開口の高さを精度良く位置決めすることが困難
となり、これによって、現像装置の組み立て時間が長く
なるという問題が生じている。
【0005】また、上記の現像剤排出開口が精度良く位
置決めされなければ、現像装置を使用している間に、図
13に示すように、時間とともに現像槽内の現像剤重量
が変化する。
【0006】このため、現像槽内のトナー濃度を検出す
るトナー濃度センサとして例えば透磁率センサを用いた
場合、図14に示すように、現像槽内の現像剤重量変化
によりその出力が変化し、これによって、上記の透磁率
センサの検出レベルを一定に保つことができなくなり、
トナー濃度を的確に検出することができず、現像槽内の
トナー濃度の誤判定を行う虞があり、この結果、複写画
質の低下を招くという問題が生じる。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであって、その目的は、現像槽内の現像剤量を一定に
保つことにより、現像槽内のトナー濃度を一定に保ち、
これによって複写画像を良好に維持し得る現像装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の現像装置
は、トナーおよびキャリアから成る現像剤を収納する現
像槽に、現像剤を攪拌する攪拌手段および現像剤を感光
体に供給する現像ローラが各々回転自在に設けられ、キ
ャリアを含有するキャリア現像剤が現像剤補給部から現
像槽に逐次補給される一方、現像槽の壁部に形成され
た現像剤排出開口から該現像槽に収納された現像剤の表
面高さに応じて余剰現像剤がオーバーフローして排出さ
れる現像装置において、上記現像剤排出開口の現像剤排
出領域周縁が、最下部から上方に向かって拡がるように
形成されていることを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の現像装置は、請求項
1の現像装置において、現像剤排出開口の現像剤排出領
域周縁が、円弧状に形成されていることを特徴としてい
る。
【0010】また、請求項3記載の現像装置は、請求項
1の現像装置において、現像剤排出開口の現像剤排出領
域周縁が、円弧状に形成されるとともに、現像剤排出開
口が、縦長の形状に形成されていることを特徴としてい
る。
【0011】また、請求項4記載の現像装置は、請求項
1の現像装置において、現像剤排出開口が、逆三角形状
に形成されていることを特徴としている。
【0012】さらに、請求項5記載の現像装置は、請求
項1の現像装置において、現像剤排出開口が、逆三角形
状に形成されるとともに、その現像剤排出領域周縁が、
円弧状に形成されていることを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1の構成によれば、現像槽に収納された
現像剤の表面高さに応じて余剰現像剤をオーバーフロー
して排出するために、現像槽の側壁部に形成された現像
剤排出開口の現像剤排出領域周縁を、最下部から上方に
向かって拡がるように形成することで、現像剤排出開口
の最下部から上方に向かうほど現像剤の排出量を多くす
ることができる。これにより、現像槽内の現像剤が急に
増加しても現像剤を迅速に排出することができるので、
現像槽内の現像剤量を常に一定に保つことができる。し
たがって、現像剤を常に安定して排出することができる
ので、現像槽内の現像剤を一定量に保つことができる。
この結果、現像槽内のトナー濃度を一定に持つことがで
きるので、複写画質を良好に維持することができる。
【0014】また、現像剤排出開口の最下部近傍では、
現像剤の排出量が現像剤排出開口の高さによる変化を小
さくすることができるので、現像槽に現像剤排出開口を
形成する場合、現像槽内の現像剤表面の所定高さに対し
て多少ずれても現像剤の排出量の変化が少なくて済み、
これによって、現像剤排出開口の高さ調節を容易に行う
ことができる。したがって、現像装置を製造する際の、
現像槽の現像剤排出開口の位置決めを容易に行えるの
で、製造に係る時間が短くて済み、製造効率を向上させ
ることができる。
【0015】また、請求項2の構成によれば、現像剤排
出開口の現像剤排出領域周縁を、円弧状に形成すること
で、現像剤が僅かに増加した場合の現像剤の排出量を抑
えることができるので、現像剤の排出量の現像剤排出開
口の高さによる変化を小さくすることができる。これに
よって、現像槽に現像剤排出開口を形成する場合に、現
像槽内の現像剤表面の所定高さに対して多少ずれても排
出量の変化が少なくて済むので、現像剤排出開口の高さ
調節を容易に行うことができる。この結果、現像装置を
製造する際の、現像槽の現像剤排出開口の位置決めが容
易に行えるので、製造に係る時間が短くて済み、製造効
率を向上させることができる。
【0016】また、請求項3の構成によれば、請求項2
の作用に加え、現像剤排出開口を、縦長の形状に形成す
ることで、現像剤が急激に増加したときに、増加した現
像剤を迅速に排出することができる。これにより、現像
槽内の現像剤を短時間で所定量に戻すことができるの
で、この結果、現像槽内の現像剤量を一定に保つことが
でき、トナー濃度を一定に保つことができるので、複写
画質を良好に維持することができる。
【0017】また、請求項4の構成によれば、現像剤排
出開口を、逆三角形状に形成することで、現像剤排出開
口の最下部から上方になるほど現像剤の排出量が急激に
大きくなる。これにより、現像槽内の現像剤量が急激に
増加しても、上記の縦長の形状に形成された現像剤排出
開口よりも、増加分だけを迅速に排出することができる
ので、現像剤が増加しても現像槽内の現像剤量を迅速に
所定量に戻すことがでる。したがって、現像槽内の現像
剤量を常に一定に保つことができるので、トナー濃度セ
ンサの検出レベルを一定に保つことができ、トナー濃度
を一定に保つことができ、複写画質を良好に維持するこ
とができる。
【0018】さらに、請求項5の構成によれば、現像剤
排出開口を、逆三角形状に形成することで、現像剤排出
開口の最下部から上方になるほど現像剤の排出量が急激
に大きくなる。これにより、現像槽内の現像剤量が急激
に増加しても、増加分だけを迅速に排出することができ
るので、現像剤が増加しても現像槽内の現像剤量を迅速
に所定量に戻すことができる。したがって、現像槽内の
現像剤量を一定に保つことができるので、トナー濃度を
一定に保つことができ、複写画質を良好に維持すること
ができる。
【0019】また、その現像剤排出領域周縁を、円弧状
に形成することで、現像剤が僅かに増加した場合でも、
現像剤の排出量を抑えることができるので、現像剤の排
出量変化を小さくすることができる。これにより、現像
剤排出開口が長方形状に形成された場合に比べて、現像
剤排出開口を容易に位置決めすることができる。したが
って、現像槽に現像剤排出開口を形成する場合に、現像
槽内の現像剤表面の所定高さに対して多少ずれても排出
量の変化が少なくて済むので、現像剤排出開口の高さ調
節を容易に行うことができる。この結果、現像装置を製
造する際の、現像槽の現像剤排出開口の位置決めが容易
に行えるので、製造に係る時間が短くて済み、製造効率
を向上させることができる。
【0020】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図8
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0021】本発明を適用して構成された複写機は、図
5に示すように、上面部に原稿載置台1が設けられ、こ
の原稿載置台1の下に露光光学系2が配設されている。
この露光光学系2は、原稿載置台1上に載置された原稿
(図示せず)に光を照射しながら走査する光源ランプ
3、原稿からの反射光を感光体4に導く複数の反射鏡5
…、および反射光の光路中に配されたレンズユニット6
から成っている。
【0022】感光体4の外周には、その表面を所定電位
に帯電させる帯電チャージャ7、像間イレーサ(図示せ
ず)、感光体4の表面に形成された静電潜像を現像する
現像装置8、感光体4の表面のトナー像を用紙に転写さ
せる転写チャージャ9、感光体4表面の残留トナーを回
収するクリーニング装置10および除電装置(図示せ
ず)等が設けられている。また、感光体4に対する入紙
側には、用紙を所定のタイミングで供給するタイミング
ローラ11、搬送ローラ12、給紙カセット13および
給紙ローラ14が設けられる一方、感光体4に対する出
紙側には、用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着さ
せる定着装置15が設けられている。
【0023】また、上記現像装置8は、図2ないし図4
に示すように、容器状の現像槽16を有し、この現像槽
16の内部には、マグネットローラより成る現像ローラ
17と、撹拌手段としての撹拌スクリュー18と、攪拌
手段としてのアジテータ19と、搬送手段としての搬送
スクリュー20・20とが回転自在に配設されている。
この現像槽16内に収容されている現像剤はキャリアと
トナーとからなり、磁性体からなるキャリアは、表面に
トナーの粘着を抑制する樹脂コート層を有している。こ
のキャリアとトナーとが撹拌スクリュー18によって撹
拌されると、トナーは摩擦帯電する。現像ローラ17
が、キャリアを磁力によって吸着し、磁気ブラシを形成
させて搬送することにより、キャリアにクーロン力によ
って付着したトナーが感光体4に供給され、感光体4の
静電潜像に吸着されて、現像が行われる。なお、上記の
磁気ブラシの穂立ちの高さは図示しないドクタにて規制
されるようになっている。
【0024】現像槽16の上壁部には、図2に示すよう
に、現像剤の補給用開口16aが形成され、この補給用
開口16aに、図4に示すように、現像剤供給ユニット
(現像剤補給部)25が上方から嵌着されている。この
現像剤供給ユニット25は、内部がトナー収納室とキャ
リア現像剤収納室との二室に仕切られている。一方のト
ナー収納室にはトナーが収納されており、他方のキャリ
ア現像剤収納室には、キャリアのみからなる現像剤、若
しくはキャリアにトナーが所定比率で混合された現像剤
(以下、キャリア現像剤という)が収納されている。
【0025】上記の各収納室の底部には、図6に示す制
御装置32により駆動制御されるトナー補給ローラ21
とキャリア現像剤補給ローラ22とがそれぞれ設けられ
ており、トナー補給ローラ21が回転駆動されることに
よって、トナー収納室内のトナーが、また、キャリア現
像剤補給ローラ22が回転駆動されることによって、キ
ャリア現像剤収納室内のキャリア現像剤が、各ローラ2
1・22の駆動時間に応じた量だけ、それぞれ流下して
現像槽16内へと供給され、搬送スクリュー20.20
により攪拌スクリュー18側に搬送される。
【0026】一方、現像槽16のアジテータ19端部側
の側壁部には、現像剤排出用の現像剤排出開口23が形
成されており、この現像剤排出開口23は現像槽16内
でオーバーフローした現像剤を図示しない現像剤回収容
に排出するようになっている。つまり、現像槽16の
側壁部に形成された現像剤排出開口23から該現像槽1
6に収納された現像剤の表面高さに応じて余剰現像剤を
オーバーフローして排出するようになっている。
【0027】上記現像剤排出開口23は、通常コピー
時、例えば黒ベタ比6%の原稿を使用するコピー時に使
用されるトナー量に対応して補給される現像剤の補給量
Agを排出し得るように設計されている。つまり、この
補給量Agに対応する現像剤排出開口23は、例えば図
1に示すように、現像剤排出開口23の現像剤排出領域
の周縁部が円弧状、即ち直径Bmmの円状に形成されて
おり、これによって、現像剤の補給量Agと同等の現像
剤を排出するようになっている。
【0028】また、現像槽16には、図6に示すよう
に、現像槽16内のトナー濃度を検出するトナー濃度セ
ンサ34が設けられている。このトナー濃度センサ34
は、透磁率センサからなり、キャリアに接触して透磁率
を検出するようになっており、この検出された透磁率か
らキャリアに対するトナーの比率が求められる。例え
ば、トナー濃度センサ34に接触するキャリア量が少な
いと、トナー比率が高いと検出され、トナー濃度センサ
34に接触するキャリア量が多いと、トナー比率が低い
と検出される。そして、このトナー濃度センサ34の検
出信号は、制御装置32に出力され、この検出信号に基
づいて現像剤供給ユニット25のトナー補給ローラ21
とキャリア現像剤補給ローラ22とが駆動され、現像槽
16内にトナーあるいはキャリアを補給するようになっ
ている。
【0029】また、上記制御装置32には、図示しない
傾きセンサにより傾斜許容限度を超えた現像装置8の傾
き状態が検知されたとき、その傾き状態を報知する警告
手段としての発光ダイオードからなるアラームランプ3
9が接続されている。
【0030】次に、上記構成の複写機におけるコピー動
作について説明する。電源スイッチ(図示せず)がON
されると、まずウォーミングアップ処理が行われる。こ
れが完了した後に後述するコピースタートスイッチ31
がONされると、露光光学系2の光源ランプ3によって
原稿載置台1上に載置された原稿が走査される。このと
きの原稿からの反射光が反射鏡5…およびレンズユニッ
ト6を介して感光体4に照射され、帯電チャージャ7に
て所定電位に帯電されている感光体4の表面に静電潜像
が形成される。次いで、この静電潜像は現像装置8から
供給されるトナーによって現像される。感光体4表面の
トナー像は、転写チャージャ9により給紙カセット13
から供給される用紙に転写され、定着装置15にて用紙
上に熱定着される。これにより、用紙上に原稿画像に対
応したコピー画像が形成される。
【0031】このような一連の複写動作は、図6に示す
マイクロコンピュータから成る制御装置32によって制
御され、この制御装置32に、上記コピースタートスイ
ッチ31のON操作信号が入力されるようになってい
る。また、複写動作の累積回数をカウントする複写カウ
ンタ33がさらに設けられており、このカウント値(以
下、コピーカウント値という)nも上記制御装置32に
入力されるようになっている。
【0032】上記のような複写動作が繰返されると、現
像装置8の現像槽16内に収納されている現像剤中のト
ナーは徐々に消費され、キャリアに対するトナーの比
率、すなわちトナー濃度が低下していく。このトナー濃
度の変化を検出するトナー濃度センサ34が現像槽16
内に配設されており、このトナー濃度センサ34に基づ
くトナー補給ローラ21の駆動制御が、上記制御装置3
2によってさらに行われる。すなわち、トナー濃度セン
サ34での検出信号が、現像に必要な適正範囲の下限値
まで下がったことが検知されると、トナー補給ローラ2
1の駆動を開始する。これにより、トナー収納室内のト
ナーが現像槽16内に補給され、現像槽16内のトナー
濃度が上昇する。そして、このトナー濃度が上記の適正
範囲の上限値に達したことが検知されると、トナー補給
ローラ21の駆動を停止する。このような制御によっ
て、現像槽16内のトナー濃度は、上記適正範囲内で維
持される。
【0033】上記のように補給されるトナーは、現像槽
16内の現像剤と撹拌され、一定の帯電量に制御され
て、感光体4へと供給され、現像に使用される。一方、
現像剤中のキャリアは減少することはなく、繰返し使用
されるために、現像ローラ17や撹拌スクリュー18で
の撹拌、および感光体4との接触で徐々に劣化してい
く。このようにキャリアが劣化していくと、トナーに所
定の帯電量を付与し得なくなり、画質の低下を生じるこ
ととなる。そこで、現像槽16内にキャリアをも新たに
補給し、現像槽16内の劣化したキャリアと置換してい
くことで、上記のような帯電性能の低下が抑えられる。
このために、前記のキャリア現像剤収納室からキャリア
現像剤を補給し、かつ、現像槽16内の現像剤を排出す
る補給・排出制御も、上記制御装置32で行うようにな
っている。
【0034】ところで、一般に現像槽16において、現
像剤の排出量は、現像剤排出開口23の位置および形状
に影響される。従来の現像装置では、図12に示すよう
に、長方形状に形成された現像剤排出開口100が使用
されており、図7に示すように、現像剤排出開口100
の高さが僅かにずれるだけで現像剤の排出量が大幅に変
化する。このため、現像槽を組み立てる場合の現像剤排
出開口の高さを精度良く位置決めすることが困難とな
り、これによって、組み立て時間、即ち現像装置の製造
時間が長くなるという問題が生じている。
【0035】ところが、本実施例の現像装置8に形成さ
れた現像剤排出開口23によれば、現像剤排出開口23
の現像剤排出領域周縁を、最下部から上方に拡がるよう
な円弧状に形成されているので、現像剤が僅かに増加し
た場合の現像剤の排出量を抑え、現像剤の排出量変化を
小さくすることができる。これにより、図7に示すよう
に、現像剤排出開口23が長方形状に形成された場合に
比べて、現像剤排出開口23の高さが僅かにずれても現
像剤の排出量の変化量を小さくすることができる。尚、
上記現像剤排出開口23の形状は、円状のみならず、逆
三角形状であっても同様な効果を得ることができる。こ
のことについては、後述の実施例3で詳細に述べる。
【0036】したがって、現像剤排出開口23の高さが
現像槽16内の現像剤の所定高さと多少ずれても、現像
剤の排出量に対する影響を小さくすることができるの
で、現像槽16に現像剤排出開口23を形成する場合、
容易に現像剤排出開口23の位置決めをすることができ
る。この結果、現像装置8を製造する際の、現像槽16
の現像剤排出開口23の位置決めにかかる時間が短くて
済むので、製造効率を向上させることができる。
【0037】また、現像剤排出開口23は、補給される
現像剤量Agを完全に排出し得る円状に形成されている
ので、補給された現像剤分だけを排出することができ
る。これにより、現像剤を安定して排出することができ
るので、図8に示すように、現像剤の供給重量(2.3
g/10min)に対して、現像剤の排出量がほぼ一定
となり、現像槽16内の現像剤を一定量に保つことがで
きる。この結果、現像槽16内のトナー濃度を一定に持
つことができるので、複写画質を良好に維持することが
できる。
【0038】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、前
記実施例1と同一の機能を有する部材には、同一の符号
を付記し、その説明を省略する。
【0039】本実施例にかかる複写機には、前記実施例
1の現像装置8に形成された現像剤排出開口23に代え
て、図9に示す現像剤排出開口43が形成されている。
【0040】上記の現像剤排出開口43は、最下部周縁
が直径Bmmの円弧状に形成されており、その最下部か
ら上方にかけてが縦長の長円形状に形成されている。こ
の長円形状の縦方向の長さは、例えば通常コピーでの黒
ベタ比を6%とし、最高の黒ベタ比を30%としたと
き、現像剤の補給量がAgからA×5gとなるので、こ
れに伴って、B×5mmに設定され、形成される。
【0041】したがって、上記の構成によれば、原稿の
黒ベタ比が増加した場合、即ち、現像槽16内の現像剤
補給量が急激に増加したときに、現像槽16内の増加し
た現像剤を迅速に排出することができる。これによっ
て、現像槽16内の現像剤を短時間で所定量に戻すこと
ができ、この結果、現像槽16内のトナー濃度を一定に
保つことができるので、複写画質を良好に維持すること
ができる。
【0042】また、現像剤排出開口43の現像剤排出領
域周縁を、円弧状に形成することで、現像剤が僅かに増
加した場合の現像剤の排出量を抑え、現像剤の排出量変
化を小さくすることができる。これにより、現像剤排出
開口43が長方形状に形成された場合に比べて、現像槽
16内の所定高さの現像剤表面と現像剤排出開口43の
最下部とが接するように容易に位置決めすることができ
る。したがって、現像槽16に現像剤排出開口43を形
成する場合に、現像槽16内の現像剤表面の所定高さに
対して多少ずれても排出量の変化が少なくて済むので、
現像剤排出開口43の高さ調節を容易に行うことができ
る。この結果、現像装置を製造する際の、現像槽16の
現像剤排出開口43の位置決めが容易に行えるので、製
造に係る時間が短くて済み、製造効率を向上させること
ができる。
【0043】〔実施例3〕本発明のさらに他の実施例に
ついて図10に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、前記実施例1・2と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0044】本実施例にかかる複写機には、前記実施例
1の現像装置8に形成された現像剤排出開口23に代え
て、図10に示す現像剤排出開口53が形成されてい
る。
【0045】上記の現像剤排出開口53は、現像槽16
の現像剤との接点側を頂点とする逆三角形状に形成され
ており、最下部から上方に拡がるように形成されてい
る。これにより、現像槽16内の現像剤量が急激に増加
しても、前記実施例2の現像剤排出開口43よりも増加
分だけを迅速に排出することができるので、現像剤が増
加しても現像槽16内の現像剤量を迅速に所定量に戻す
ことができる。したがって、現像槽16内の現像剤量を
一定に保つことができるので、トナー濃度を一定に保つ
ことができ、複写画質を良好に維持することができる。
【0046】〔実施例4〕本発明のさらに他の実施例に
ついて図11に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、前記各実施例と同一の機能を有する部材には、
同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0047】本実施例にかかる複写機には、前記実施例
1の現像装置8に形成された現像剤排出開口23に代え
て、図11に示す現像剤排出開口63が形成されてい
る。
【0048】上記現像剤排出開口63は、逆三角形状に
形成されるとともに、その現像剤排出領域周縁が、前記
実施例1と同一の直径Bmmの円弧状に形成されてい
る。
【0049】したがって、上記の現像剤排出開口63
を、逆三角形状に形成することで、現像剤排出開口63
の最下部から上方になるほど現像剤の排出量が急激に大
きくなる。
【0050】これにより、現像槽16内の現像剤量が急
激に増加しても、増加分だけを迅速に排出することがで
きるので、現像剤が増加しても現像槽16内の現像剤量
を迅速に所定量に戻すことができる。したがって、現像
槽16内の現像剤量を一定に保つことができるので、ト
ナー濃度を一定に保つことができ、複写画質を良好に維
持することができる。
【0051】また、上記の現像剤排出開口63の現像剤
排出領域周縁を、円弧状に形成することで、現像剤が僅
かに増加した場合の現像剤の排出量を抑え、現像剤の排
出量変化を小さくすることができる。これにより、現像
剤排出開口63が長方形状に形成された場合に比べて、
現像槽16内の所定高さの現像剤表面と現像剤排出開口
63の最下部とが接するように容易に位置決めすること
ができる。
【0052】したがって、現像槽16に現像剤排出開口
63を形成する場合に、現像槽16内の現像剤表面の所
定高さに対して多少ずれても排出量の変化が少なくて済
むので、現像剤排出開口63の高さ調節を容易に行うこ
とができる。この結果、現像装置を製造する際の、現像
槽16の現像剤排出開口63の位置決めが容易に行える
ので、製造に係る時間が短くて済み、製造効率を向上さ
せることができる。
【0053】尚、現像剤排出開口の形状は、上記各実施
例に述べられた形状以外に、最下部から上方に向かって
拡がる形状、例えば下部が円弧状の半円形状にしても良
く、これらに限定されるものではなく、上記の各効果を
奏し得るものであれば良い。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明の現像装置は、以上
のように、トナーおよびキャリアから成る現像剤を収納
する現像槽に、現像剤を攪拌する攪拌手段および現像剤
を感光体に供給する現像ローラが各々回転自在に設けら
れ、キャリアを含有するキャリア現像剤が現像剤補給部
から現像槽に逐次補給される一方、現像槽の壁部に形
成された現像剤排出開口から該現像槽に収納された現像
剤の表面高さに応じて余剰現像剤がオーバーフローして
排出される現像装置において、上記現像剤排出開口の現
像剤排出領域周縁が、最下部から上方に向かって拡がる
ように形成されている構成である。
【0055】これにより、現像槽内の現像剤を一定量に
保つことができるので、現像槽内のトナー濃度を一定に
持つことができ、複写画質を良好に維持することができ
る。また、現像装置を製造する際の、現像槽の現像剤排
出開口の位置決めが容易に行えるので、製造に係る時間
が短くて済み、製造効率を向上させることができるとい
う効果を奏する。
【0056】また、請求項2記載の発明の現像装置は、
以上のように、請求項1の現像装置において、現像剤排
出開口の現像剤排出領域周縁が、円弧状に形成されてい
る構成である。
【0057】これにより、現像剤排出開口が長方形状に
形成された場合に比べて、現像槽内の所定高さの現像剤
表面と現像剤排出開口の最下部とが接するように容易に
位置決めすることができる。したがって、現像槽に現像
剤排出開口を形成する場合に、現像槽内の現像剤表面の
所定高さに対して多少ずれても排出量の変化が少なくて
済むので、現像剤排出開口の高さ調節を容易に行うこと
ができる。
【0058】この結果、現像装置を製造する際の、現像
槽の現像剤排出開口の位置決めが容易に行えるので、製
造に係る時間が短くて済み、製造効率を向上させること
ができるという効果を奏する。
【0059】また、請求項3記載の発明の現像装置は、
以上のように、請求項1の現像装置において、現像剤排
出開口の現像剤排出領域周縁が、円弧状に形成されると
ともに、現像剤排出開口が、縦長の形状に形成されてい
る構成である。
【0060】これにより、現像槽内の現像剤を短時間で
所定量に戻すことができるので、この結果、現像槽内の
現像剤量を一定に保つことができ、トナー濃度を一定に
保つことができるので、複写画質を良好に維持すること
ができるという効果を奏する。
【0061】また、請求項4記載の発明の現像装置は、
以上のように、請求項1の現像装置において、現像剤排
出開口が、逆三角形状に形成されている構成である。
【0062】これにより、現像槽内の現像剤量が急激に
増加しても、増加分だけを迅速に排出することができる
ので、現像剤が増加しても現像槽内の現像剤量を迅速に
定常状態に戻すことができる。したがって、現像槽内の
現像剤量を一定に保つことができ、トナー濃度を一定に
保つことができ、複写画質を良好に維持することができ
るという効果を奏する。
【0063】さらに、請求項5記載の発明の現像装置
は、以上のように、請求項1の現像装置において、現像
剤排出開口が、逆三角形状に形成されるとともに、その
現像剤排出領域周縁が、円弧状に形成されている構成で
ある。
【0064】これにより、現像槽内の現像剤量を一定に
保つことができるので、トナー濃度を一定に保つことが
でき、複写画質を良好に維持することができる。また、
現像装置を製造する際の、現像槽の現像剤排出開口の位
置決めが容易に行えるので、製造に係る時間が短くて済
み、製造効率を向上させることができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の現像装置に形成された現像
剤排出開口の正面図である。
【図2】上記の現像装置を示す概略平面図である。
【図3】図2に示す現像装置の概略側面図である。
【図4】図2に示す現像装置のX−X矢視断面図であ
る。
【図5】図2に示す現像装置を備えた複写機の概略構成
図である。
【図6】図5に示す複写機の制御ブロック図である。
【図7】現像剤の排出量と現像剤排出開口の高さとの関
係を示すグラフである。
【図8】本発明の現像装置における経時変化での、現像
剤の排出量と現像槽内の現像剤重量との関係を示すグラ
フである。
【図9】本発明の他の実施例の現像装置に形成された現
像剤排出開口の正面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例の現像装置に形成
された現像剤排出開口の正面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例の現像装置に形成
された現像剤排出開口の正面図である。
【図12】従来の現像装置に形成された現像剤排出開口
の正面図である。
【図13】従来の現像装置における経時変化での、現像
剤の排出量と現像槽内の現像剤重量との関係を示すグラ
フである。
【図14】従来の現像装置における現像剤重量とトナー
濃度センサの出力との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
8 現像装置 16 現像槽 17 現像ローラ 18 攪拌スクリュー(攪拌手段) 19 アジテータ(攪拌手段) 23 現像剤排出開口 25 現像剤補給ユニット(現像剤補給部) 43 現像剤排出開口 53 現像剤排出開口 63 現像剤排出開口

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーおよびキャリアから成る現像剤を収
    納する現像槽に、現像剤を攪拌する攪拌手段および現像
    剤を感光体に供給する現像ローラが各々回転自在に設け
    られ、キャリアを含有するキャリア現像剤が現像剤補給
    部から現像槽に逐次補給される一方、現像槽の壁部に
    形成された現像剤排出開口から該現像槽に収納された現
    像剤の表面高さに応じて余剰現像剤がオーバーフローし
    て排出される現像装置において、 上記現像剤排出開口の現像剤排出領域周縁が、最下部か
    ら上方に向かって拡がるように形成されていることを特
    徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】上記現像剤排出開口の現像剤排出領域周縁
    が、円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の現像装置。
  3. 【請求項3】上記現像剤排出開口の現像剤排出領域周縁
    が、円弧状に形成されるとともに、現像剤排出開口が、
    縦長の形状に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の現像装置。
  4. 【請求項4】上記現像剤排出開口が、逆三角形状に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  5. 【請求項5】上記現像剤排出開口が、逆三角形状に形成
    されるとともに、その現像剤排出領域周縁が、円弧状に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の現像装
    置。
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