JP3046163U - 物品収納棚 - Google Patents

物品収納棚

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JP3046163U
JP3046163U JP1997006548U JP654897U JP3046163U JP 3046163 U JP3046163 U JP 3046163U JP 1997006548 U JP1997006548 U JP 1997006548U JP 654897 U JP654897 U JP 654897U JP 3046163 U JP3046163 U JP 3046163U
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晃 南
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有限会社南スパイラル製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品収納棚において、パレットの搬送機能を
損ねることなしに、ラック部を簡単な構造に変更し、大
幅なコストダウンを図る。 【解決手段】 前後左右に合計4輪の車輪を有する台車
方式のパレットを用い、一端を貨物入出端102、他端
を奥側端103として設定された細長いラックベース1
00の両側にその長手方向に沿って、パレット141を
走行可能に支持する一対のレール111を敷設すること
によりラック部110を構成するとともに、その一対の
レール111間にパレット搬送機構を設置して、パレッ
ト141側の車輪141Rによりパレット141を一対
のレール111上で走行移動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、パレット搬送用の搬送台車とその駆動台車とにより構成したパレッ ト搬送機構を備えたパレットラック等の物品収納棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
本願出願人は、平成7年実用新案登録願第008003号において「物品収納 棚」について出願し、実用新案登録番号第3020342号を得た。その内容は 、一端を貨物入出端、他端を奥側端として設定された細長いラックベースと、ラ ックベース上の両側に長手方向に沿って設置され、複数の貨物積載用のパレット を移動可能に支持する複数のフリーローラからなる一対のフリーローラ群と、一 対のフリーローラ群の間においてパレットの支持レベルよりも下がった位置に設 置された第1のガイドレールおよび第2のガイドレールと、第1のガイドレール 上を走行可能に配置され、上面にパレットに接触係合可能な複数のパレットフッ クを長手方向に所定の間隔を開けて突設されたパレット搬送用の搬送台車と、常 態のとき搬送台車を第1のガイドレール上の奥側に後退させる引込付勢手段と、 第2のガイドレール上を走行可能に配置され、この第2のガイドレール上を貨物 入出端を始点として奧側方向へ向けて走行する搬送台車駆動用の駆動台車と、一 端が搬送台車に、他端が駆動台車に連結され、中間部分がラックベースの貨物入 出端側に設置された折り返し中継部材に係合されることにより、駆動台車の奧側 方向への移動にともない搬送台車を貨物入出端側へ向けて前進させる動力伝達部 材と、搬送台車が貨物入出端側へ向けて前進せしめられるとき、搬送台車または パレットフックを水平状態に保ったまま上昇させてパレットフックをフリーロー ラ上のパレットに接触係合させ、また搬送台車が奧側へ向けて後退せしめられる とき、搬送台車またはパレットフックを水平状態に保ったまま下降させてパレッ トフックをフリーローラ上のパレットから係合離脱させる昇降手段とを備えた物 品収納棚である。
【0003】 この物品収納棚においては、ラックベース上の両側にその長手方向に沿って、 一対のフリーローラ群を設置することにより、ラック部が構成され、複数の貨物 積載用のパレットが円滑に移動できるように支持されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記物品収納棚では、ラック部に、複数のパレットを支持可能 な一対のフリーローラ群を用いているため、その構造上、多くのフリーローラを 必要として、高価であり、全体としてコスト高になっているという課題があった 。
【0005】 本考案は、このような課題を解決するものであり、物品収納棚において、パレ ットの搬送機能を損ねることなしに、ラック部を簡単な構造に変更し、大幅なコ ストダウンを図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案による物品収納棚においては、車輪を有す る台車方式の複数の貨物積載用パレットを用い、一端を貨物入出端または貨物取 り出し端、他端を奥側端または貨物送り入れ端として設定された細長いラックベ ース上の両側にその長手方向に沿って、各貨物積載用パレットを走行可能に支持 する一対のレールを設置することによりラック部を構成するとともに、一対のレ ール間にパレット搬送機構を備える。
【0007】
【作用】
本考案は、上記構成から、パレット側の車輪によりパレットを一対のレール上 で走行させるので、パレットの搬送性能を低下させることなしに、ラック部を簡 単な構造に変更することができる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案を適用した物品収納棚の一種であるパレットラックの第1の実施 例の全体構成を示す側面断面図、図2はこのパレットラックの平面図である。図 1において、100はラックベースであり、床の上に立てられた複数の支柱10 4と、この支柱104に取付け支持された複数のベースフレーム101とからな り、これらのベースフレーム101が、予め一端を貨物入出端102として、他 端を奥側端103として設定された細長い平面領域上にその幅方向に向けて並列 に配列されている。このラックベース100上に、貨物積載用のパレットを移動 可能に支持する一対のレール111が設置され、ラック部110が構成されてい る。これらのレール111の間でパレット底部に対して低い位置に第1のガイド レール120が設置されて、このガイドレール120上にパレット搬送用の搬送 台車130が走行可能に配置されている。また、一対のレール111の貨物入出 端102側には、断面くの字形の一対の第2のガイドレール140が設置されて 、この第2のガイドレール140上に搬送台車駆動用の駆動台車150が走行可 能に配置され、これらによりパレット搬送機構が構成されている。以下、上記し た各部についてさらに詳しく説明する。
【0009】 まず、このパレットラックに使用するパレット141には、図3に示すように 、片側2輪合計4輪の台車方式が採用されている。すなわち、図3、図4に示す ように、そのパレット本体141Pは、木製の板材や角材により薄いボックス構 造(高さ寸法が数cm〜十数cm)に組み立てられたものであり、前後方向には 開口が形成されている。またその上面がテーブル状に形成され、その下面には複 数の板材142が横方向に架け渡されるとともに、前後方向へは一定間隔を開け て配置されている。したがって、下面の板材142と板材142との間には所定 の大きさの隙間143が形成されている。このようなパレット本体141Pにお いて、その底面の左右前部および後部にそれぞれ、略コ字形に折り曲げ形成され た車輪用の支持フレーム141Fが固定され、これら支持フレーム141Fに車 輪141Rが軸支されている。
【0010】 なお、このパレット141は車輪141Rの外径とその支持フレーム141F の縦方向の長さとにそれぞれ所定の寸法を設定され、ラックベース100に対し てパレット141の底部が所定の高さに設定されている。
【0011】 パレットラックにおいて、一対のレール111はそれぞれ、図3に示すように 、パレット141の各車輪141Rが転動可能な断面略U字形の細長いレール材 からなり、ラックベース100上の両側に、その長手方向に沿って、すなわち貨 物入出端102から奥側端103に向けて設置されている。
【0012】 第1のガイドレール120および搬送台車130はパレットラックの幅方向の ほぼ中央位置に配置されている。第1のガイドレール120は、図3に示すよう に、上面を開放された断面略U字形の細長いレールフレーム115からなり、ラ ックベース100上に一定の高さの中空の台120Dを介して設置されている。 図1に示すように、第1のガイドレール120の内側面においては、最奥側の一 定長さ部分に設定された後側低位置レール面124と、この後側低位置レール面 124の前端に連続し、奧側から貨物入出端側へ向けて所定角度で上り傾斜して いる後側上り傾斜連絡面125と、後側上り傾斜連絡面125の前端部(上端部 分)に連続し、奧側から貨物入出端側へ向けてほぼ水平に延びる後側高位置レー ル面126と、第1のガイドレール120の奧側端103の位置から貨物入出端 102側方向へ一定距離だけ離れた中間部分の位置に設定された前側低位置レー ル面121と、この前側低位置レール面121の前端に連続し、奧側から貨物入 出端側へ向けて所定角度で上り傾斜している前側上り傾斜連絡面122と、前側 上り傾斜連絡面122の前端部(上端部分)に連続し、奧側から貨物入出端側へ 向けてほぼ水平に延びる前側高位置レール面123とを有している。
【0013】 この第1のガイドレール120は、ラックベース100上において一対のレー ル111の中間に台120Dを介して敷設されている。ここで、各レール面12 1、123、124、126は、一対のレール111上のパレット141の底部 に対して所定の寸法分だけ下がった位置が設定されている。また、前側上り傾斜 連絡面122が前側低位置レール面121に接続する点と後側上り傾斜連絡面1 25が後側低位置レール面124に接続する点とは、第1のガイドレール120 の長手方向に一定距離だけ離間して(これを「前後離間ピッチ」という)設定さ れている。また前側低位置レール面121と後側低位置レール面124とは、同 じ高さ位置(すなわちレールフレーム115の底面)に設定されるとともに、前 側高位置レール面123と後側高位置レール面126もまた、同じ高さ位置に設 定されている。さらに前側上り傾斜連絡面122の傾斜角度と後側上り傾斜連絡 面125の傾斜角度とは、ほぼ同じ角度に設定されている。
【0014】 一方、搬送台車130は、図5に示すように、上面を開放された断面略U字形 の細長いフレーム131と、このフレーム131の両側の前後位置において、フ レーム131の両側板間に挿通された車軸136によって回転可能に連結された 前側車輪132および後側車輪134と、フレーム131の内部に配置され、フ レーム131の両側板間に挿通されたピン135によって回転運動可能に支持さ れた複数のパレットフック133と、フレーム131の開放上面に設置された蓋 板137とからなる。
【0015】 フレーム131は、第1のガイドレール120のレールフレーム115のU字 溝空間内に充分に収容可能な大きさの断面構造を有し、所定の長さ寸法(例えば 第1のガイドレール120の全長の半分程度)を持ち、パレットフック133に は所定の高さが設定されている。
【0016】 前側車輪132と後側車輪134とは、前側上り傾斜連絡面122が前側低位 置レール面121に接続する点と、後側上り傾斜連絡面125が後側低位置レー ル面124に接続する点との間の前後離間ピッチとほぼ同じピッチ間隔をもって 搬送台車130に取り付けられている。またこの実施例において、前側車輪13 2および後側車輪134は、それぞれが片側2個ずつ合計4個取り付けられてい るが片側1個ずつ合計2個取り付けられていてもよい。
【0017】 以上説明した前側および後側の低位置レール面121、124と、前側および 後側の高位置レール面123、126と、前側および後側の上り傾斜連絡面12 2、125と、前側および後側の車輪132、134とにより昇降手段が構成さ れ、搬送台車130が貨物入出端102側へ向けて前進するとき、搬送台車13 0またはパレットフック133を水平状態に保ったまま上昇させて、パレットフ ック133を一対のレール111上の貨物144を載せたパレット141の底部 に接触係合させ、また搬送台車130が奧側端103へ向けて後退するとき、搬 送台車130またはパレットフック133を水平状態に保ったまま下降させて、 パレットフック133をパレット141の底部から係合離脱させる。
【0018】 パレットフック133は、側板部分が台形に成形されたU字形構造部材から構 成され、図4に示すように、その台形の上底(短い方の底辺)が前側、下底(長 い方の底辺)が後側になるようにフレーム131の中に納められるとともに、台 形側面の中心よりも上方へ偏位した位置にピン135が通されてフレーム131 に枢着されている。そしてパレットフック133をフレーム131に枢着した状 態において、台形側面の下側の斜辺がフレーム131の底面にほぼ線接触する形 で当接するように設定されている。このため、パレットフック133の上端近く に、図4中矢印S方向に外力が加わった場合、このパレットフック133は、ピ ン135による枢着点を中心に時計回り方向に回転しようとするが、台形側面の 下側の斜辺がフレーム131の底面に当接していることにより回転が拘束される 。他方、パレットフック133の上端近くに、図4中矢印Sとは反対の方向に外 力が加わった場合、このパレットフック133は、ピン135による枢着点を中 心に反時計回り方向に回転しようとするが、この場合は回転を妨げるものは何も ないので、パレットフック133は反時計回り方向に回転することができる。こ のパレットフック133は、フレーム131の比較的高い位置にピン結合されて いるから、その上端部分はフレーム131の上縁よりも上方へ突出している。こ のため、図5に示すように、蓋板137には開口138が形成され、この開口1 38からパレットフック133が上方へ突出するようになっている。なお、蓋板 137はフレーム131の上端のフランジに溶接またはビス止めにより結合され ている。このパレットフック133は、搬送台車130の長手方向に一定の間隔 を置いて複数個設けられている。
【0019】 そして、搬送台車130の高さ寸法は、搬送台車130が第1のガイドレール 120上の前側および後側の低位置レール面121、124上に在るときは、各 パレットフック133が一対のレール111上のパレット141の底部まで到達 せず、しかも搬送台車130と前側および後側の高位置レール面123、126 との高さ寸法は、搬送台車130が第1のガイドレール120上の前側および後 側の高位置レール面123、126上に在るときは、各パレットフック133が 一対のレール111上のパレット141の底部よりも上方へ突出してパレット1 41に接触係合するような寸法に設定されている。すなわち、前側低位置レール 面121および後側低位置レール面124は、搬送台車130に各パレットフッ ク133が一対のレール111上のパレット141に対し下方へ離間する引込位 置をとらせ、しかも前側高位置レール面123および後側高位置レール面126 は、搬送台車130のパレットフック133がパレット141に対し接触係合可 能となる前進位置をとらせる。したがって、図1および図4は搬送台車130が 前側および後側の低位置レール面121、124上に引き込まれて各パレットフ ック133が、一対のレール111上のパレット141に対し下方へ離間する引 込位置をとっている状態を示している。一方、図7および図9は搬送台車130 が、前側および後側の高位置レール面123、126上に乗り上げられて、各パ レットフック133が一対のレール111上のパレット141に対し接触係合可 能となる前進位置をとっている状態を示している。
【0020】 一方、図6に示すように、一対の第2のガイドレール140は、それぞれ断面 くの字形でその突出部を互いに内側に向けた2本のレールフレームからなり、各 くの字形レールフレーム140は、一対のレール111の内側に沿ってラックベ ース100上の貨物入出端102側の一定の範囲に敷設されている。また駆動台 車150は、頂板と底板をつなぐ前面を作動面154としたフレーム151と、 このフレーム151の両側にそれぞれ設けられて、第2のガイドレール140の くの字形断面に適合する鼓形のガイドローラ152とからなる。各ガイドローラ 152は、図示されない上下の軸受けを介して固定軸153に固定され、固定軸 153はフレーム151の頂板と底板とに固定されている。フレーム151の頂 板は、一対のレール111上のパレット141の下方に位置設定されている。な お、ガイドローラ152の形状は、ガイドレール140のくの字形断面に一致す る必要は必ずしもなく、要はガイドローラの上半分のテーパ部分で駆動台車15 0の荷重を受け、鼓形の谷の部分で駆動台車150の少なくとも水平方向の移動 規制を行えればよい。またガイドローラ152は、適当な距離をおいて片側2個 ずつ合計4個設けられているが、片側1個ずつ合計2個でもよい。
【0021】 図1および図2に戻って、搬送台車130とラックベース100との間には、 搬送台車130を第1のガイドレール120上の奥側に後退させる引込付勢手段 としてのばね160が介装され、搬送台車130は、ばね160の付勢力により 常態として前側および後側の低位置レール面121、124の上(すなわち、引 き込み位置)に引き込まれており、駆動台車150は、一対の第2のガイドレー ル140上の貨物入出端102側に配置されている。搬送台車130と駆動台車 150とは、一端が搬送台車130に連結され、他端が駆動台車150に連結さ れ、中間部分がラックベース100の貨物入出端102側に設置された折り返し 中継部材としてのプーリ170にUターン状に捲回して係合された動力伝達部材 、すなわち駆動ワイヤ180により連結されている。搬送台車130と駆動台車 150とをこのように連結することにより、駆動台車150を第2のガイドレー ル140上において奧側方向へ押進させると、搬送台車130を貨物入出端10 2側へ向けて前進させることができる。
【0022】 なお、折り返し中継部材としては、上記プーリ170の他にスプロケットを用 いることができ、また動力伝達部材としては、上記駆動ワイヤ180の他にチェ ーンを用いることができる。また、引込付勢手段としては、上記ばね160の他 にカウンタウェイトを用いることができる。
【0023】 次に、この第1の実施例における搬送台車130と駆動台車150とによるパ レット搬送機構の動作に基づく貨物の搬入、搬出について説明する。常態におい て、搬送台車130がばね160の付勢力により第1のガイドレール120の奥 側に牽引され、前側および後側の車輪132、134がそれぞれ前側および後側 の低位置レール面121、124の上にあって待機停止されるとともに、この搬 送台車130の駆動ワイヤ180の手繰り込みにより駆動台車150は第2のガ イドレール140上貨物入出端102に停止されている。
【0024】 このパレットラックへ貨物144を搬入する場合、まず、フォークリフトの貨 物載置用のフォーク145で貨物を載せたパレット141を持ち上げてから、こ れを貨物入出端102からラックベース100両側の一対のレール111上に乗 せる。すなわち、パレット141底部の左側の前後各車輪と、右側の前後各車輪 を各レール111上に合わせ、乗り入れさせる。次いで、フォークで貨物を押し 、パレット141を各車輪141Rにより一対のレール111上で走行させなが ら奥側へ押し込む。このとき、搬送台車130は、第1のガイドレール120の 前側および後側の低位置レール面121、124上に停止しているから、各パレ ットフック133は、一対のレール111上のパレット141の底面に対して下 方へ離間しており、パレット141に干渉しない。そして、必要に応じて同様な 搬入動作が繰り返し行なわれ、各パレット141が相互に手前側のパレット14 1により押されて順次奥側に押し込まれていく。
【0025】 次に、このパレットラックから貨物を搬出する場合、まず、フォークリフトの 貨物載置用の一対のフォーク145で貨物入出端102から駆動台車150の作 動面154を押して駆動台車150を第2のガイドレール140上の奥方向に前 進駆動させていく。このとき、駆動台車150は、両側のガイドローラ152が 第2のガイドレール140に案内されているので、左右方向へ傾くことなく移動 する。また仮に傾こうとしても、駆動台車150に設けた鼓形のガイドローラ1 52が、くの字形断面の第2のガイドレール140に案内されるため軌道修正が 行なわれ、円滑に真直ぐに進む。これにより、この駆動台車150に駆動ワイヤ 180を介して連結されている搬送台車130が、第1のガイドレール120の 前側および後側の低位置レール面121、124から貨物入出端102に向けて 前進駆動され(図1、図4および図5の状態)、且つ搬送台車130の前側およ び後側の車輪132、134のそれぞれがほぼ同時に前側および後側の上り傾斜 連絡面122、125に到達して搬送台車130全体を水平に保ちつつ登坂し、 前側および後側の高位置レール面123、126に乗り上げる(図7、図8およ び図9の状態)。
【0026】 この乗り上げたところで、搬送台車130の上面の各パレットフック133が パレット141の底部に接触係合する。なお、一対のレール111上のパレット 141の位置によって、パレットフック133は、パレット141の底部後縁に 突き当たる場合と、パレット141の底部の隙間143内に入ってこの隙間14 3を画成する前側の板材142の後縁につき当たる場合がある。
【0027】 また、パレット141の底部に接触係合したパレットフック133には、既に 図4を用いて説明したように同図中矢印S方向の外力が加わるが、フレーム13 1の底面に当接した台形斜辺がパレットフック133の時計回り方向の回転を拘 束するので、搬送台車130の前進運動は直接パレット141へ伝達される。し たがって、この状態から引き続き両方のフォーク145で駆動台車150を押し 込んでいくと、搬送台車130がさらに前後側の高位置レール面123、126 上を前進し、当該搬送台車130のパレットフック133に押進されて、パレッ ト141が一対のレール111上を前進して貨物144を貨物入出端102側に 移動される。
【0028】 そして、パレット141が手前に送り出されたところで一旦フォーク145を 駆動台車150から外すと、フォーク145の駆動台車150に対する押圧が解 除され、搬送台車130はばね160の牽引により第1のガイドレール120上 を先とは逆向きに前側および後側の高位置レール面123、126を後退する。 この搬送台車130の後退運動の最中、先の前進運動中においてパレット141 の底部の隙間143内に入ったパレットフック133がもしあれば、このパレッ トフック133は、搬送台車130の後退運動によって隙間143の中を奧側へ 移動し、その上端後部は、パレット141の底部の隙間143の後側の板材14 2の前縁につき当たる。これにより、パレットフック133には、図4中矢印S とは反対方向の外力が加わるが、この場合はパレットフック133の反時計回り 方向の回転運動を拘束するものは何もないので、パレットフック133は、反時 計回り方向へ回転して前方に倒れてパレット141の底部に係合することなく後 退する。そして、前側および後側の車輪132、134が、それぞれ前側および 後側の上り傾斜連絡面122、125に差しかかると、搬送台車130は、水平 な姿勢を保ちつつ下降し、元の引込位置である前側および後側の低位置レール面 121、124まで後退駆動される。また同時に、この搬送台車130に対する 駆動ワイヤ180の手繰り込みにより駆動台車150が第2のガイドレール14 0上を元の貨物入出端102まで後退駆動される。最後に、前記手前に送り出さ れたパレット141と貨物144をフォークリフトで運び出す。そして、必要に 応じてこのような動作を繰り返すことにより、後続のパレットを同様に貨物入出 端側に送り出し、フォークリフトにより運び出すことができる。
【0029】 このように、上記第1の実施例によれば、前後左右に合計4輪の車輪141R を有する台車方式のパレット141を用い、一端を貨物入出端102、他端を奥 側端103として設定された細長いラックベース100の両側にその長手方向に 沿って、パレット141を走行可能に支持する一対のレール111を敷設するこ とによりラック部110を構成するとともに、その一対のレール111間にパレ ット搬送機構を設置して、パレット141側の車輪141Rによりパレット14 1を一対のレール111上で走行移動させているので、パレット141の搬送性 能を維持しながら、ラック部110を簡単な構造に変更することができる。
【0030】 なお、上記第1の実施例において、駆動台車150の操作をフォークリフトに よって行なう作動例を挙げて説明したが、格納される貨物144の大きさや重さ によって運び出しが楽に行なえるものである場合は、作業者が手作業により直接 駆動台車150を押進しても、充分にパレット141および貨物144の搬出を 行なうことができる。また、作業者の直接の手作業では少し無理な場合は、パレ ットラックの貨物入出端102に駆動台車150を操作する、或いは搬送台車1 30を直接操作するレバー機構、或いはハンドル機構といった手動操作装置を備 え付け、作業者がレバー操作、或いはハンドル操作などをすることによりパレッ ト141を搬出できるようにすることもできる。もちろんスイッチ操作によって 作動する駆動モータを取り付けることも可能である。このような態様は、とりわ けフォークリフト等の運搬車を自由に使うことのできる倉庫とは異なった比較狭 い物品収納空間、例えば図書館の書庫、各種公共施設の物品格納庫、金融機関の 金庫、或いは家庭の物置など各種の物品格納庫に適用することができる。
【0031】 図10、図11は本考案を適用したパレットラックの第2の実施例の構成を示 している。なお、上記第1の実施例と同様な各部、各部材には同じ符号を付して ある。この実施例では、パレット141をラック部110の一端から送り入れて 、他端から取り出す先入れ先出し方式のパレットラックになっている。ここでは 、ラック部110の一端(第1の実施例の貨物入出端102に相当する。)を貨 物取り出し端102T、他端(第1の実施例の奥側端103に相当する。)を貨 物送り入れ端103Pとして区別する。全体として、概ね上記第1の実施例の構 成と同様であるが、異なるのは、第1のガイドレール120Sのレール面が高低 差のない水平面状に形成されている点にある。すなわち、上面を開放された断面 略U字形の細長いレールフレームからなり、ラックベース100上に一定の高さ の中空の台120Dを介して設置されている。その内側面においては、貨物送り 入れ端103P側から貨物取り出し端102Tまで、同じ高さのレール面123 Lが形成されている。なお、ここでは、第1のガイドレール120Sが台120 D上に設置されて、レール面123Lは第1の実施例の高位置レール面123、 126と略同じ高さが設定されている。
【0032】 この先入れ先出し方式では、次のようなパレット搬送機構の動作に基づいて貨 物の搬入、搬出が行なわれる。常態のとき、搬送台車130がばね160の付勢 力により第1のガイドレール120の貨物送り入れ端103P側に牽引されて、 待機停止されるとともに、この搬送台車130の駆動ワイヤ180の手繰り込み により駆動台車150は第2のガイドレール140上、貨物取り出し端102T に停止されている。なお、搬送台車130上面の各パレットフック133は常に パレット141の底部に係合可能に一対のレール111上に突出されている。
【0033】 このパレットラックへ貨物を搬入する場合、まず、フォークリフトの貨物載置 用のフォークで貨物を載せたパレット141を持ち上げてから、これを貨物送り 入れ端103Pからラックベース100両側の一対のレール111上に乗せる。 すなわち、パレット141底部の左側の前後各車輪141Rと、右側の前後各車 輪141Rを各レール111上に合わせ、乗り入れさせる。このとき、パレット 141が貨物送り入れ端103P側に待機中の搬送台車130の各パレットフッ ク133に突き当たるが、図11中矢印Sとは反対の方向に外力が加わった場合 、このパレットフック133は、ピン135による枢着点を中心に反時計回り方 向に回転しようとするが、この場合は回転を妨げるものは何もないので、パレッ トフック133は反時計回り方向に回転することができる。したがって、パレッ ト141がパレットフック133を貨物取り出し端102T側へ押し倒しながら 送り入れられる。次いで、フォークで貨物を押し、パレット141が各車輪14 1Rにより一対のレール111上を走行されながら奥側へ押し込まれる。そして 、必要に応じて同様な搬入動作が繰り返し行なわれ、各パレット141が相互に 手前側のパレット141により押されて順次奥側に押し込まれていく。
【0034】 これに対し、このパレットラックから貨物を搬出する場合は、まず、フォーク リフトの貨物載置用の一対のフォーク145で貨物取り出し端102Tから駆動 台車150の作動面154を押して駆動台車150を第2のガイドレール140 上の貨物送り入れ端103P方向に前進駆動させていく。これにより、この駆動 台車150に駆動ワイヤ180を介して連結されている搬送台車130が、第1 のガイドレール120Sの同じ高さのレール面123L上を貨物取り出し端10 2Tに向けて前進駆動される。
【0035】 この搬送台車130の前進駆動により、上面の各パレットフック133がパレ ット141の底部に接触係合する。パレット141の底部に接触係合したパレッ トフック133には、図11中、矢印S方向の外力が加わるが、フレーム131 の底面に当接した台形斜辺がパレットフック133の時計回り方向の回転を拘束 するので、搬送台車130の前進運動は直接パレット141へ伝達される。した がって、この状態から引き続き両方のフォークで駆動台車150を押し込んでい くと、搬送台車130がさらに第1のガイドレール120S上を前進し、当該搬 送台車130のパレットフック133に押進されて、パレット141が一対のレ ール111上を前進して貨物が貨物取り出し端102T側に移動される。
【0036】 そして、手前まで送り出された貨物を積んだパレット141をフォークリフト で運び出す。必要に応じてこのような動作を繰り返すことにより、後続のパレッ トを同様に貨物取り出し端102T側に送り出し、フォークリフトにより運び出 すことができる。
【0037】 このように、上記第2の実施例の先入れ先出し方式のパレットラックにおいて もまた、上記第1の実施例と同様に、パレット141の搬送性能を維持しながら 、ラック部110を簡単な構造に変更することができるうえ、第1のガイドレー ル120Sに高低差のないレール面123Lを設定できるので、さらに第1のガ イドレール120Sの構造や、このレール120Sを走行する搬送台車の寸法設 計などを簡単にすることができるという利点がある。
【0038】 なお、この実施例においてもまた、格納される貨物の大きさや重さによって運 び出しが楽に行なえるものである場合は、作業者が手作業により直接駆動台車1 50を押進しても、充分にパレット141および貨物の搬出を行なうことができ る。また、作業者の直接の手作業では少し無理な場合は、パレットラックの貨物 取り出し端102Tに駆動台車150を操作する、或いは搬送台車130を直接 操作するレバー機構、或いはハンドル機構といった手動操作装置を備え付け、作 業者がレバー操作、或いはハンドル操作などをすることによりパレット141を 搬出できるようにすることもできる。もちろんスイッチ操作によって作動する駆 動モータを取り付けることも可能である。
【0039】 図12、図13は本考案を適用したパレットラックの第3の実施例の構成を示 している。ここでは、第1、第2の実施例において用いるパレット搬送機構のう ち、第2のガイドレール140および搬送台車駆動用の駆動台車150、さらに プーリ170、駆動ワイヤ180、ばね160に代えて、搬送台車130を前進 後退する別の駆動装置を例示している。なお、上記第1、第2の実施例と同様な 各部、各部材には同じ符号を付してある。
【0040】 搬送台車130用の第1のガイドレール120(120S)は、既に述べてい るように、上面を開放された断面U字形の細長いレールフレーム115からなり 、ラックベース100上に一定の高さの中空の台120Dを介して設置されてい る。このガイドレール120(120S)の底面と台120Dの上面とに、長手 方向に向けて相互に連通するスリット190U、190Dを複数箇所にわたって 穿設している。ここで、スリット190U、190Dには、所定の長さおよび幅 寸法が設定されている。台120Dの内部にはスリット190Dの直下直線ライ ン上で、各スリット190Dの直下に対して外れた位置にそれぞれシリンダ20 0が設置されている。各シリンダ200の進退駆動部200Pが各スリット19 0Dの直下において進退運動する構造になっている。シリンダ200の進退駆動 部200Pと、第1のガイドレール120(120S)上の搬送台車130とを 各スリット190Dを通じ、連結部材201を介して連結されている。なお、こ れらシリンダ200の操作部はパレットラックの貨物入出端または貨物取り出し 端側に設置する。
【0041】 このようにして、各シリンダ200の進退駆動部200Pの後退動作により、 搬送台車130は第1のガイドレール120または120S上を奥側端または貨 物送り入れ端側に後退され、待機される。また、各シリンダ200の進退駆動部 200Pの前進動作により、搬送台車130は第1のガイドレール120または 120S上を貨物入出端または貨物取り出し端へ前進され、各パレットフック1 33が一対のレール111上のパレット141に対し接触係合して搬送する。
【0042】 このように、上記第3の実施例のパレット搬送機構によれば、搬送台車130 全体を複数のシリンダ200で駆動するので、ラック部110を長くしたり、さ らにパレットラック全体を大型化したり、あるいは大きな荷重の貨物を収容した りする場合に、搬送台車130の動作性に優れ、貨物の搬送能力を向上すること ができる。
【0043】 図14、図15に本考案の第4の実施例の構成を示している。この実施例では パレットラックのラック部110を3層構造で、横方向に4基、並列に並べて一 体化している。その形式は第1の実施例の先入れ後出し方式、第2の実施例の先 入れ先出し方式のいずれの構造も採用できる。さらに第3の実施例のパレット搬 送機構に代えることもできる。このようにして、4基のパレットラックを並べた ことから、支柱が左右の最両側のみに設けられる。これにより物品収納空間の有 効利用が図れるとともに全体的には支柱の数量を減らしてコストの低減を図るこ とができる。
【0044】
【考案の効果】
本考案は、上記実施例から明らかなように、車輪を有する台車方式の複数の貨 物積載用パレットを用い、一端を貨物入出端、他端を奥側端として設定された細 長いラックベース上の両側にその長手方向に沿って、各貨物積載用パレットを走 行可能に支持する一対のレールを設置することによりラック部を構成するととも に、一対のレール間にパレット搬送機構を備えることにより、パレット側の車輪 によりパレットを一対のレール上で走行させるようにしているので、パレットの 搬送機能を損ねることなしに、ラック部を部品点数の少ない簡単な構造に変更し て、大幅なコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例における物品収納棚とし
てのパレットラックの構成を示す側面断面図であり、搬
送台車が引込位置に復帰しているときの状態を示す。
【図2】上記実施例のパレットラックの構成を示す平面
図である。
【図3】同パレットラックに用いるパレットの拡大正面
図である。
【図4】上記実施例において、図1に示すような搬送台
車が引込位置に復帰しているときの状態を拡大して示す
部分側面断面図である。
【図5】上記実施例において、図1に示すような搬送台
車が引込位置に復帰しているときの状態を示す図4中X
−X線に沿う正面断面図である。
【図6】上記実施例において、第2のガイドレールおよ
びその上を走行する駆動台車を拡大して示す一部破断平
面図(a)とその断面正面図(b)である。
【図7】上記実施例において、搬送台車がパレット送り
出し位置まで前進しているときの状態を拡大して示す部
分側面断面図である。
【図8】上記実施例において、搬送台車がパレット送り
出し位置まで前進しているときの状態を示す図7中Y−
Y線における正面断面図である。
【図9】上記実施例において、搬送台車がパレット送り
出し位置まで前進しているときの状態を示す側面断面図
である。
【図10】本考案の第2の実施例におけるパレットラッ
クの構成を示す側面断面図である。
【図11】上記実施例の部分拡大側面図である。
【図12】本考案の第3の実施例におけるパレットラッ
クの部分拡大正面断面図である。
【図13】上記実施例の側面断面図である。
【図14】本考案の第4の実施例におけるパレットラッ
クの構成を示し、(a)はその正面図であり、(b)は
その側面図である。
【図15】上記実施例において、パレットラックの構成
を示す一部省略平面図である。
【符号の説明】
100 ラックベース 101 ベースフレーム 102 貨物入出端 102T 貨物取り出し端 103 奥側端 103P 貨物送り入れ端 104 支柱 110 ラック部 111 一対のレール 115 レールフレーム 120、120S 第1のガイドレール 120D 台 121、124 低位置レール面 122、125 上り傾斜の連絡面 123、126 高位置レール面 123L 同じ高さのレール面 130 搬送台車 131 フレーム 132、134 車輪 133 パレットフック 135 ピン 136 車軸 137 蓋 138 開口 140 第2のガイドレール 141 パレット 141P パレット本体 142 板材 143 隙間 141F 車輪用の支持フレーム 141R 車輪 144 貨物 145 フォーク 150 駆動台車 151 フレーム 152 ガイドローラ 153 固定軸 154 作動面 160 ばね 170 プーリ 180 駆動ワイヤ 190U、190D スリット 200 シリンダ 200P 進退駆動部 201 連結部材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を有する台車方式の複数の貨物積載
    用パレットを備え、 一端を貨物入出端、他端を奥側端として設定された細長
    いラックベース上の両側にその長手方向に沿って、各貨
    物積載用パレットを走行可能に支持する一対のレールを
    設置することによりラック部を設けるとともに、 一対のレールの間に、パレットの底部よりも下がった位
    置に敷設されたガイドレールと、 ガイドレール上に走行可能に配置され、上面にパレット
    に接触係合可能な複数のパレットフックを長手方向に所
    定の間隔を開けて突設されたパレット搬送用の搬送台車
    と、 搬送台車が貨物入出端側へ向けて前進させられるとき、
    搬送台車またはパレットフックを水平状態に保ったまま
    上昇させてパレットフックをパレットの底部に接触係合
    させ、搬送台車が奥側へ向けて後退させられるとき、搬
    送台車またはパレットフックを水平状態に保ったまま下
    降させてパレットフックをパレットの底部から係合離脱
    させる昇降装置と、 搬送台車を貨物入出端に向けて前進させ、奥側端に向け
    て後退させる搬送台車駆動装置とによりパレット搬送機
    構を構成している物品収納棚。
  2. 【請求項2】 車輪を有する台車方式の複数の貨物積載
    用パレットを備え、 一端を貨物取り出し端、他端を貨物送り入れ端として設
    定された細長いラックベース上の両側にその長手方向に
    沿って、各貨物積載用パレットを走行可能に支持する一
    対のレールを設置することによりラック部を設けるとと
    もに、 一対のレールの間に、パレットの底部よりも下がった位
    置に敷設されたガイドレールと、 ガイドレール上に走行可能に配置され、上面にパレット
    に接触係合可能に突出されて貨物取り出し端方向に傾動
    可能な複数のパレットフックを長手方向に所定の間隔を
    開けて配設されたパレット搬送用の搬送台車と、 搬送台車を貨物取り出し端に向けて前進させ、貨物送り
    入れ端に向けて後退させる搬送台車駆動装置とによりパ
    レット搬送機構を構成している物品収納棚。
  3. 【請求項3】 搬送台車駆動装置が、常態のとき搬送台
    車をガイドレール上の奥側端または貨物送り入れ端に後
    退させる引込付勢手段と、一対のレール間、貨物入出端
    または貨物取り出し端側で、パレットの底部よりも下が
    った位置に敷設された第2のガイドレール上を走行可能
    に配置され、この第2のガイドレール上を貨物入出端ま
    たは貨物取り出し端を始点として奥側端方向または貨物
    送り入れ端方向へ向けて走行する搬送台車駆動用の駆動
    台車と、一端が搬送台車に、他端が駆動台車に連結さ
    れ、中間部分がラックベースの貨物入出端側または貨物
    取り出し端側に設置された折り返し中継部材に係合され
    ることにより、駆動台車の奥側端方向または貨物送り入
    れ端方向への移動にともない、搬送台車を貨物入出端ま
    たは貨物取り出し端側へ向けて前進させる動力伝達部材
    とから構成されている請求項1または2記載の物品収納
    棚。
  4. 【請求項4】 搬送台車駆動装置が、搬送台車に連結さ
    れ、搬送台車を直接貨物入出端または貨物取り出し端側
    へ向けて前進させ、奥側端または貨物送り入れ端側へ向
    けて後退させるシリンダにより構成されている請求項1
    または2記載の物品収納棚。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9908550B2 (en) 2014-09-12 2018-03-06 Michael Della Polla Transport dollies

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