JPS6031725B2 - 貯蔵棚装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、台車のごとき可動性貯蔵ユニットに物品を積
載してそのまま状態で物品を貯蔵しあるいは運搬装置に
移し変えて搬送し得るようにした棚式の貯蔵棚装置に関
する。

従来、棚から可動性貯蔵ユニットを動かすには、例えば
、棚の間の通路を通って巡回するフオークリフトトラツ
クが運搬車両として使用され、それのリフティングフオ
ークが要求される各棚にあてがわれて可動性貯蔵ユニッ
トを移動させる。

特上げ装置は、フオークリフト上に取付けられている特
上げ装置の横方向への置換性のために、パレットは棚の
並びを横断して揺動すべきフオークリフトトラックを使
用せずに棚から移動させることができ、これには棚の並
びの極めて狭いデザイン、恐らく運搬車両の幅より数セ
ンチメートルを越す幅に、順次可能にする。個々のコン
バートメントは、煩斜しかつその上を貯蔵ユニットが走
るレールを備えているので、レールの端部の移動し過ぎ
およびその結果として棚コンパ−トメントからの可動性
貯蔵ユニットの落下を確実に防止するストップ装置が棚
コンパ−トメントの端部に設けられなければならない。

この端部にストッパがフック方式で形成されているので
、ストッパに対する移動によりもたらされるストッパの
可能な飛過ぎを有するローリングパレットの飛びは防げ
られる。しかきながら、一方、このようなフック状のス
トッパは棚コンバート〆ントからのローリングパレット
の移動を実質的により困難にすることが容易にみられ、
特に貯蔵ユニットの途中から揺動しないようにストツパ
を設計することが好ましい。ついで、ストッパからのロ
ーリングパレットを解放し、かつこれをこれら後者の上
に上げる解錠手段を設ける以外なすことはできない。解
錠のためには、ストツパの区域内の棚のレールに配列さ
れ、かつ普通のシャフト上を自由に回転しうるようにレ
ールに対して平行に平面内に配列され、二つのシャフト
の端部はローラの同時特上げをするシャフトの平行移動
を可能にする側面のスロット状ガイドを受けている２個
のローラの使用がすでに提案されている。

しかしながら、この解決法では、運搬車両上に取付けら
れ、かっこの運搬車両に連結されたス。ット状がガイド
内のシャフトの平行移動を意図される流体圧で駆動され
るプランジャーなしには操作できない。構造が僅かによ
り簡単であるこのタイプの改良された装置は、ストッパ
からローリング貯蔵手段を解放し、かつ安全フック上に
これを特上げる解錠手段を有してなる。

この解錠手段は、棚の閉口部に向かって回転する取付装
置の端部に取付けられ、かつ持上装置の移動の方向に垂
直であるシャフト上を自由に回転しうるように取付けら
れ、その端部はシャフトがローラより突出し、棚の開口
部の区域内にあるガイドウェィで共勤するガイドボルト
を形成しているローラを有している。このシステムは全
く良好な結果を与えているとはいえ、メンテナンスを要
しかつ適正な操作の欠く多数の運動部品が備えられてい
るという欠点も有している。本発明の目的は、前記タイ
プの改良された貯蔵棚装置を提供することにあり、これ
は前記欠点をもはや含まず、かつ棚上にもまた特上げ装
置上にもいかなる運動部品をも追加することはなく棚か
ら可動性貯蔵ユニットを取出しうるようになっている。

斯かる目的を達成するため、本発明の貯蔵棚装置は、貯
蔵ないし運搬しようとする物品を積載して物品と共に運
搬しない貯蔵される可動性貯蔵ユニットの出し入れを図
る取出し端側へ向けて下り勾配となった傾斜走行面を有
すトラックウェィブ部材を各棚部に備え前記可動性貯蔵
ユニットを運ねて収容可能とした貯蔵棚と前記貯蔵棚の
取出し端側のトラックウェィブ部材間に差し込まれ可動
性貯蔵ユニットの移動時には上昇して前記可動性貯蔵ユ
ニットを特上げ可動性貯蔵ユニットを搬出ないし搬入す
るも移教完了後には降下して可動性貯蔵ユニットから離
れる特上げ装置と、前記トラックゥェィブ部材の取出し
端側において前記可動性貯蔵ユニットの落下を阻止する
ストッパ手段と、前記ストッパ手段と係合するクロス部
材を車軸の外の前後端部に設けた可動性貯蔵ユニットと
、更に前記トラックウヱィブ部材の取出し端において前
記可動性貯蔵ユニットの後方の前記クロス部材を前記ス
トッパ手段よりも高い位置に特上げるこふく状なして凸
状の突起とから成り、かつ前記突起のピーク位置とスト
ッパ手段との間の距離が少なくとも可動性貯蔵ユニット
の後部クロス部材と車髄との間の距離に相当するかそれ
以下であることを特徴にしている。

つぎに、図面を参照しつつ本発明の実施例を以下に説明
する。

貯蔵棚の基本構造はすでに公知である。

したがって、本発明に関係ある部分だけを以下に詳細に
説明する。長方形スタンド形式の貯蔵棚は第１図に示さ
れている。

この貯蔵棚は、物品１を積載したパレット２上の貯蔵お
よび運搬ユニット（本明細書においては可動性貯蔵ユニ
ットと称する）３を収容する。スタンドは多数の垂直部
材を有し、これらは水平に伸びたトラバース部材４を通
して互いに連結されている。縦長のトラックゥェィブ部
材５，５′は、トラバース部材４の上に載遺されている
。トラックウェィブ部材５，５′は、好ましくバーとし
て構成され、かつ水平に対して矢印Ｐの方向、すなわち
棚の取出し端に向けて下り勾配に僅かに傾斜する走行面
を有している。このトラックウェィブ部材５の端部外側
面にはストッパ機構１０が設けられ、このストツパ機構
１０１こより可動性貯蔵ユニット３がトラックゥェィブ
部材５，５′の端部を通過するのを防止する。可動性運
搬車両８（第１図）は、棚の前面に公知方法で設けられ
る。

この車両８は、棚の積荷および降荷用の運搬機構９を備
えている。第２図を参照すると、トラックウェイ５の一
部、すなわち、棚の取出端に導く端部の一部が詳細に示
されている。

各棚内には水平に配置されたトラバース部材４上に敦暦
された各棚内の２本のトラックウェイ部材５，５′があ
り、該部材４は第１図に示すように棚構造の一部を形成
している。トラックウェイ５の端部の区域では、通常１
０で表わされ、各トラックウェィ５，５′の外側面に固
定されているストッパ機構１０が設けられている。この
ストッパ機構１０は、上方に突起したストツパ部材１１
を有し、これらはトラックウェイ部材５の頂部郎ちレー
ル面より上に突き出している。該ストッパ部村１１は、
実質的にトラック部材５，５′に対して平行に緑出す水
平に伸びたキャリャ部材１２に固定されている。キャリ
ヤ部材１２はトラックウェイ部材５，５′に固く固定さ
れているスリーブ１３で受けられており、ストッパ機構
１０の一部であるストッパ部材１１を押圧する可動性貯
蔵ユニット３により起る打撃を緩衝させるためにスリー
ブ１３に関してキャリャ１２の麓・性的な緩衝移動を行
なわせる手段が設けられている。第２図から明らかなよ
うに、トラックウェイ部材５，５′の端部とストッパ機
構１０との間にはある距離があり、その目的は、後述の
とおりである。

トラックウェイ部材５の端部区域、すなわち、ストッパ
機構１０と部材５，５′の端部の間には、トラックウェ
イ部村５の頂部則ち走行上にこぶ状のないし凸状の突起
１４が設けられており、その目的は後述のとおりである
。第３〜第７図参照すると、棚および棚の前部に配置さ
れた特上げ装置９の取出し端部におけるトラックウェイ
部材５の一部の概略図が示されている。

トラックウェイ５上には、物品１が荷積みされた多数の
可動性ユニット３がある。本例では、各ユニット３はプ
ラットホーム３′の四隅の部分に配置された４個のホイ
ールまたはローラー５を備えた荷重受容プラツトトフオ
ーム所謂台車３′よりなる。ユニット前部３においてお
よび後部において、下方に伸びたクロス部材１６が設け
られ、かつストツパ部材１１と係合するようになってい
る。ローラ１５の回転軸は該クロス部村１６の内側にあ
り、前端側においてローラ１５の後にク。ス部材１６が
存在し、後端側においてはクロス部材１６の後にローラ
１５が存在するように配置されている。かくして荷積さ
れた貯蔵ユニット３はずれの方向へ向けてもトラックウ
ェイ５，５′に確実に載せ得る。特上げ装置９は、棚に
向って移動でき、かつ、棚から引込みうる概略的に画か
れたフレーム構造１７からなる。

簡単のため、図では持上装置９の最も本質的な部分、す
なわちエンドレスチェーンまたはベルト１８のみが示さ
れている。第３図に示すように、棚と特上げげ装置９の
そのベルト１８を有する可動部分９とに丁度ドックした
運搬車両８は棚に向って移動し、棚から移し変えようと
している可動性貯蔵ユニット３の前部下方であってかつ
トラックウェィ５，５′の間にある。

貯蔵ユニット３はストツパ部材１１に対してその前部ク
ロス部材１６が当俵し、棚則ちトラックウェイ５，５′
から落下しないようになっている。そこで、第４図にみ
らられるように、特上げ装置９全体が、幾分特上げられ
、エンドレスベルト１８はスイッチオンされ、可動性貯
蔵ユニット３を引出す方向（反時計回転方向）に回転す
る。その結果としてユニット３のクロス部村１６ひいて
はユニット３の全部が特上げられ、ストッパ部材１１上
を通過できる。後部ローラー５はトラックウェイ５，５
′上を回転し、一方、ベルト１８はさらに駆動される、
そしてユニット３は棚から引出され始める。後部クロス
部材１６がストッパ部材１１に近づき、さらにユニット
３が引出されるのを防止することが明らかに認められる
。これを克服するために、こぶ状突起１４がトラックウ
ェイ５，５′の端部に設けられている。後部クロス部材
１６がストッパ部材１１に達する直前に、後部ローラ１
５は突起１４に達し、かつその上に乗りり上げてユニッ
ト３の後部を押し上げる。それに伴ない後部のクロス部
材１６は上方に移動する。この状態は、、第６図に示さ
れている。後部ローラー５は、突起１４の頂部に達し、
その結果として後部クロス部材１６はストッパ部部材１
１を乗り越える。今やユニット３は更に前方へ引き出さ
れて後部クロス部材１６もエンドレスベルト１８の上に
置かれる。第２の貯蔵ユニット３は棚の取り出し端部則
ち運搬機構に向けて下り勾配に額斜したトラックウェイ
５，５′のためにその前部クロス部材１６がストッパー
１と当接するまで前方へ自然に進み始める。

この第２のユニット３も特上げることが望まれる場合に
は、持上装置９が下げられ、かつ再び上げられて第２の
ユニット３の前端部分を特上げ、さらにベルト１８が駆
動される前記全工程が繰返される。所望とする１個また
はそれ以上のユニット３が運搬車両の持上装置９に荷積
されるや否や、ベルト１８を含む可動部分は引込み（第
７図）、ユニット３は所望のいかなる目的地へも輸送で
きる。

突起１４がストッパ部材１１の有効高さよりも少なくと
も僅かに高くトラックウェイ５，５′の走行面を特上げ
ることが重要である。さらに、スト・ッパ部材１１と突
起１４の頂部との間の距離は、クロス部材１６とローラ
ー５の回転軸との間の距離に相当するかあるいはそれ以
下でなければならない。実際には、突起１４の頂部とス
トツパ部材１１との間の距離は、クロス部材１６がスト
ッパ部材１１に接触するのを避けるためにクロス部材１
６とローラー５の軸との間の距離よりも僅かに小さくす
るべきである。前記のような構造を有するので、荷積さ
れた貯蔵ユニットを棚から運搬車両へ移敷するための極
めて簡単で、確実かつ安価な解決が与えられる。

さらに、可動部分は、棚上にも、またさらに付加的な注
意またはメンテナンスを要しかつ付加的な高いコストを
含む持上装置にも不要である。

【図面の簡単な説明】

第１図は貯蔵棚装置の部分を形成する２個の貯蔵棚の一
部および運搬装置の一部を示す斜視図、第２図は棚の一
つに配置されたトラックウェイの部分斜視図であり、ま
た、第３〜第７図は荷積みされた可動性貯蔵ユニットの
取出しの種々の状態を説明する棚の取出端部と持上装置
との側面図である。 １…・・・物品、３……可動性貯蔵ユニット、５，５′
……トラックウェイ部材、８…・・・運搬車両、９・・
・・・・運搬機構、１０・…・・ストッパ機構、１１・
・・・・・ストツパ部材、１４・・・・・・突起、１６
・・・・・・クロス部材。 第２図 図 球 図 の 舵 図 寸 船 図 山 船 図 船 図 ト 球

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 貯蔵しない運搬しようとする物品を積載して物品と
   共に運搬ないし貯蔵される可動性貯蔵ユニツトの出し入
   れを図る取出し端側へ向けて下り勾配となつた傾斜走行
   面を有すトラツクウエイブ部材を各棚部に備え前記可動
   性貯蔵ユニツトを連ねて収容可能とした貯蔵棚と、この
   貯蔵棚の取出し端側のトラツクウエイブ部材間に差し込
   まれ前記可動性貯蔵ユニツトの移動時には上昇して可動
   性貯蔵ユニツトを持上げ可動性貯蔵ユニツトを搬出ない
   し搬入するも移載完了後には降下して可動性貯蔵ユニツ
   トから離れる持上げ装置と、前記トラツクウエイブ部材
   の取出し端側において前記可動性貯蔵ユニツトの落下を
   阻止するストツパ手段と、前記ストツパ手段と係合する
   クロス部材を車軸の外の前後端部に設けた可動性貯蔵ユ
   ニツトと、更に前記トラツクウエイブ部材の取出し端に
   おいて前記可動性貯蔵ユニツトの後方の前記クロス部材
   を前記ストツパ手段よりも高い位置に持上げるこぶ状な
   いし凸状の突起とから成り、かつ前記突起のピーク位置
   とストツパ手段との間の距離が少なくとも可動性貯蔵ユ
   ニツトの後部クロス部材と車軸との間の距離に相当する
   かそれ以下であることを特徴とする貯蔵棚装置。