JP3037489U - 自動販売機用のダミー体およびその取付構造 - Google Patents

自動販売機用のダミー体およびその取付構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダミー体をステージに確実に固定できると
共に、コスト安で安定しており、かつ作業性の良好な自
動販売機用のダミー体およびその取付構造を提供する。 【解決手段】 自動販売機1に設けられた商品展示用ス
テージ6の取付孔7に取付けられるダミー体2におい
て、このダミー体2の胴部3の下部から下方に小径の短
円筒状フランジ8を一体的に突設し、この短円筒状フラ
ンジ8の外周に少なくとも3条の雄ねじ部分11を形成
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ジュースやコーヒー、ビールなどの缶入りや壜入りの飲料、あるい は、煙草、乾電池等を無人販売するための自動販売機用のダミー体およびその取 付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、缶入りの各種飲料の自動販売機においては、その前面部に、販売対象 とする実物の商品の代わりに円筒状のダミー体が展示されている。
【0003】 図6には、自動販売機1のダミー体2およびその取付機構が示されている(実 公平4−9663号公報参照)。図6において、ダミー体2は上方開口3aおよ び下方開口3bを有する円筒状の胴部3、上蓋4および胴部3の下端に固定され る円筒状の嵌め込み部材5とからなるものである。ダミー体2は、鉄板等のステ ージ6に開口させた取付孔7に嵌め込み部材5を介して取付けられるものであり 、このステージ6の下方には蛍光灯等の照射光源Kが配置されている。
【0004】 前記嵌め込み部材5の下端面には短円筒状をした挿抜筒5aが一体に突設され ている。この挿抜筒5aは、先端外周縁に外方に向けて一対の止め片5b,5b が突設されているとともに、その挿抜筒5aの胴部には一対の板ばね状の弾性を 有する節度片5c,5cが同一円周上に形成されている。各節度片5cにはその 外側面に節度用凸部5dが一体に形成されている。
【0005】 一方、ステージ6に開口された取付孔7は、挿抜筒5aが嵌まり合うように全 体を円形に成形されており、挿抜筒5aの止め片5b,5bに対応する位置に止 め片挿抜切欠7a,7aを有するとともに、節度用凸部挿入切欠7b,7bおよ びこれらに隣り合う節度用凹部7c,7cを有する。
【0006】 なお、前記嵌め込み部材5の上端面には胴部3の下方開口3bが嵌まり合う段 部5eが形成され、その段部5eから上方に突設して、胴部3の下端内周面に形 成された爪挿入溝3cに係止される複数の係止爪5fが形成されている。つまり 、嵌め込み部材5が胴部3の下端に固定されるように構成されている。
【0007】 そして、前記嵌め込み部材5は、ポリカーボネート等の耐熱、耐候性を有する 不透明な白色(照明光源Kによる照明光を遮光させるため)の合成樹脂材料の射 出成形によって形成されている。また、胴部3は耐熱、耐候性を有する透明な無 色の合成樹脂材料の射出成形を用いて形成される。
【0008】 前記嵌め込み部材5をステージ6に固定するときは、嵌め込み部材5を胴部3 の下端に係合させた後、取付孔7の片挿抜切欠7a,7aに嵌め込み部材5の止 め片5bを整合させた状態で挿抜筒5aを取付孔7に挿入する。このとき、止め 片5bがステージ6の裏面側に挿入されると共に節度用凸部5dが切欠7b,7 bに嵌まる。その後、嵌め込み部材5を旋回させると、止め片5bはステージ6 の裏面側で切欠7aから外れた位置に移動して、嵌め込み部材5を抜き取り不能 にすると共に、挿抜筒5aの節度用凸部5dが切欠7b,7bから隣り合う節度 用凹部7c,7cに嵌合することにより、嵌め込み部材5の回り止めをする。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記構成によれば、嵌め込み部材5をステージ6に確実に固定する ことはできるものの、嵌め込み部材5のみならず胴部3も、ブロー成形よりコス ト高な射出成形を用いて形成する必要がある。この問題は、ダミー体2を確実に 抜き取り不能にしたり、回り止めをするための止め片5b,5b、節度片5c, 5cおよび節度用凸部5d,5dおよび係止爪5f等の形状が複雑でかつ精度を 必要とすることから生じている。加えて、ダミー体2の荷詰めを行う前に、胴部 3を嵌め込み部材5に固定する組付け作業を予め製造元で施す必要があるなど、 作業性にも問題があった。
【0010】 本考案は、上記の点を考慮してなされたものであって、その目的とするところ は、ダミー体をステージに確実に固定できると共に、コスト安で安定しており、 かつ作業性の良好な自動販売機用のダミー体およびその取付構造を提供すること にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案のダミー体は、その胴部の下部から下方 に小径の短円筒状フランジを一体的に突設し、この短円筒状フランジの外周に少 なくとも3条の雄ねじ部分を形成している。したがって、商品展示用のステージ に対するダミー体の取付構造を極めて簡素化できるので、本考案で用いる胴部を 、射出成形よりもコスト安なブロー成形で一体的に形成することが可能である。 また、ダミー体をねじ込みによって固定できるようにすることにより、ダミー体 の設置時に無理な力をかけることがなく、かつ確実に固定できる。そして、ダミ ー体は少なくとも3点のねじ部分によって固定されているので、その安定性を増 すことができる。
【0012】 また、この胴部が、ポリカーボネート等の耐熱、耐候性を有する半透明あるい は透明な無色または有色の合成樹脂材料のブロー成形によって形成された場合に は、照明などの熱がステージに伝達されてもこれに直接接続されるダミー体の変 形を防止できる。
【0013】 上記ダミー体を取付ける前記ステージの取付孔は、前記雄ねじ部分に対応する 部分に少なくとも3箇所の切欠き部分を設けることにより、前記ダミー体を容易 に固定でき、ステージに対するダミー体の固定をより確実に行えると共に、ステ ージの取付孔に対する切欠き部分の成形を容易に行うことができる。
【0014】 さらに、前記短円筒状フランジの外周に、前記切欠き部分の端部に当接してダ ミー体のねじ込み回動を定位置において阻止する凸部を設けた場合には、前記凸 部が切欠き部分に当接するまでダミー体のねじ込み操作を行うことにより、ダミ ー体を真正面に向かせることができ、ダミー体の設置作業が容易になるとともに 、設置後のダミー体の見栄えがよくなる。
【0015】 また、前記取付孔に切り込みを形成すると共に、前記短円筒状フランジの外周 に前記切り込みに係合してダミー体の回動を定位置において抑制する突起部を形 成した場合には、ダミー体が真正面になった状態で、ダミー体のねじ込み操作が 抑制されるので、ダミー体が真正面に向かせやすくなると共に、ダミー体の外れ 防止にも寄与できる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は自動販売機1を 示す。1aは商品補充のために開閉自在に設けられた前面扉であり、その上部に は、複数個の円筒状のダミー体(細缶タイプ,太缶タイプ,瓶タイプ)2を展示 するための展示室1bが上下二段に設けられており、各ダミー体2に関連づけて 商品選択用の押しボタン1cが配設されている。また、前面扉1aの下部側には 商品取り出し口1dが設けられており、前面扉1aの右側中央部分には、金銭投 入口1e、釣銭口1f、金銭返却用の操作レバー1gが設けられている。
【0017】 前記展示室1bの内部にはダミー体2の取付け面となる市販のステージ(例え ば鉄板)6が設けられており、ステージ6にはダミー体2の取付け位置に取付孔 7が形成されている。そして、このステージ6の裏側にはダミー体2をその下方 から照明するための照明光源Kが配置されている。
【0018】 図2〜図4は本考案のダミー体(太缶タイプ)2の好ましい第1の形態を示す 。これらの図において、図6と同一の符号が付された部材は同一または同等の部 材であるので、その詳細な説明を省略する。ダミー体2は、上方開口3aおよび 下方開口3bを有する胴部3と短円筒状フランジ8とがポリカーボネート等の耐 熱、耐候性を有する透明な無色の合成樹脂材料のブロー成形を用いて一体成形さ れているダミー体本体2aと、このダミー体本体2aの上部に取り付けられる上 蓋4とからなっている。
【0019】 そして、ダミー体2の前面側の胴部3の表面には、販売対象商品を表示するフ ィルム状またはシート状の商品表示ラベル(以下ラベルという)9が付されて保 持されている。このラベル9は例えばプラスチックのフィルムまたはシートであ り、印刷を施して実物の半円形分に相当する表示体を形成する。そして、ダミー 体2の裏面側には前記ラベル9のラベル両端部9aを挿入することで、ラベル9 を胴部3に挟持するスリットSを胴部3との間に形成するためのラベル保持部材 10を取り付けている。
【0020】 なお、前記ラベル保持部材10が当接する胴部3の表面には、多数のイボ状突 起部10aが形成されており、この突起部10aによって前記ラベル9をさらに 効果的に挟持できる。このラベル保持部材10は、高温となるステージ6に直接 接触しないので、ポリプロピレンやポリエチエレンテレフタレートなどの樹脂を 用いて形成することが可能である。
【0021】 また、前記ダミー体本体2aの前記胴部3の下部には外径が胴部3の外径より 大きいリング部材13が嵌入されており、このリング部材13によって前記ラベ ル9のズレを防止すると共に、前記取付孔7に対するダミー体2の接続部から照 明用の光がリークしないようにしている。
【0022】 ダミー体本体2aに対するリング部材13の取付けは、図3に拡大して示すよ うに、リング部材13の内径に形成された小径部分13aがダミー体本体2aの 胴部3の下端に形成されたリング係合部3dに係合することによって行われる。 また、リング部材13はポリカーボネート等の耐熱、耐候性を有する半透明な白 色の合成樹脂材料の射出成形によって形成されている。
【0023】 また、ダミー体本体2aの胴部3の下部に一体成形された短筒状フランジ8は 、胴部3よりも小径の円筒状である。そして、このフランジ8の外周には雄ねじ 部分11を3条突出成形しているので、ステージ6の取付孔7には、この雄ねじ 部分11に対応する位置にそれぞれ切欠き部分12を3ヵ所形成している。
【0024】 以下、各雄ねじ部分11と切欠き部分12の構成について、主に図4を用いて 詳細に説明する。図4は短円筒状フランジ8の部分をステージ6と面一の面で切 断すると共にステージ6を透視して示している平面図である。図4に示すように 前記雄ねじ部分11はそれぞれ形が異なる形をした3条ねじ(雄ねじ部分11) を形成している。以下の説明ではこれらを区別するために、雄ねじ部分11a, 11b,11cと表わす。同様に切欠き12についても切欠き部分12a,12 b,12cと表わして、各雄ねじ部分11および切欠き部分12を区別する。
【0025】 まず、雄ねじ部分11aおよび11cはその一方の角部が切削されている。こ れは、ダミー体本体2aをブロー成形する段階で、図に示すA−A線上で二つに 割れる外枠を型枠として使用しており、この外枠を取り外しやすくするためのも のである。従って、この型枠の形状およびダミー体本体2aの成形方法を変更し て、雄ねじ部分11を全て同じ形状にしてもよい。
【0026】 一方、切欠き部分12bの形状は他の切欠き部分12a,12cの形状と異な っている。すなわち、他の切欠き部分12a,12cの両端部が矩形状に切り込 まれているのに対し、切欠き部分12bは切欠き部分12cに近い方の端部が連 続的に切削されている。(以下、この部分のことを連続的切削部分12dという 。)これは、雄ねじ部分11bの直上に設けた突起部14を切欠き部分12b側 から取付孔7内に挿入した後に、ダミー体2をねじ込み(時計回りに)回動した ときに、短円筒状フランジ8に形成された前記突起部14が連続的切削部分12 dによって徐々に内側に弾性変形されて、切欠き部分12bと切欠き部分12c との間に設けた切り込み15内に係合できるようにするためである。
【0027】 また、前記雄ねじ部分11bと雄ねじ部分11cとの間の短円筒状フランジ8 には凸部16が突設されている。この凸部16は、切欠き部分12c内に挿入さ れ、切欠き部分12cの切欠き部分12aに近いほうの端部に当接することによ り、短円筒状フランジ8のねじ込み回動を定位置で阻止できる。
【0028】 すなわち、上記構成のダミー体2をステージ6に装着する場合には、雄ねじ部 分11a,11b,11cをそれぞれ切欠き部分12a,12b,12cに対応 させた状態で短円筒状フランジ8を取付孔7に挿入した後に、このダミー体2を 時計回りに回動させるだけでよい。このとき、前記凸部16が切欠き部分12c の端部に当接して、このねじ込み回動を定位置で阻止すると共に、突起部14が 切り込み15内に係合することで、このねじ込みが容易に解除されることがない ようにしている。この結果、ダミー体2をステージ6に装着する作業が極めて容 易になるだけでなく、ダミー体2が常に真正面になる位置で確実に固定すること ができる。
【0029】 また、本考案の自動販売機用のダミー体の取付構造では、ダミー体2の固定を 雄ねじ部分11のねじ込みによって行っているので、嵌め込み係合による固定に 比べて雄ねじ部分11を大きく弾性変形する必要がなくなる。したがって、雄ね じ部分11をより大きく突出させることができ、ダミー体2の固定を確実に行う ことができると共に、係合片(本例では雄ねじ部分11)の変形による破損の心 配がなくなり、その成形にさほどの精度が必要とされないので、射出成形をする 必要もなく、コスト安のブロー成形で十分製造できる。
【0030】 さらに、短円筒状フランジ8の外周に略環状の1条の雄ねじを形成するのでは なく、3条の雄ねじ部分11を形成しているので、短円筒状フランジ8の幅を可 及的に狭くでき、他方では雌ねじに相当する部分がステージ6の薄い鉄板に切欠 き部分12を切欠くことで形成できる。加えて、製造コストを可及的に抑えられ ると共に、取付孔7および短円筒状フランジ8の構成をより単純化している。
【0031】 なお、上述の例では、ステージ6に形成された取付孔7の形状を短円筒状フラ ンジ8および雄ねじ部分11に合わせた特別な形状とすることにより、雄ねじ部 分11を確実に係合する例を示しているが、本考案はこれに限られるものではな い。すなわち、ステージ6に形成された取付孔7の形状は従来通りとして、この 取付孔7に対して係合できるように短円筒状フランジ8の適宜の位置に雄ねじ部 分11を形成してもよい。
【0032】 また、前記リング部材13を設けることにより、取付孔7とダミー体本体2a との間から光がリークすることを防止すると共に、ラベル9のズレを防止してい るが、ラベル9のズレが問題にならない場合や、取付孔7とダミー体本体2aと の間に隙間がない場合はこのリング部材13を省略してもよい。この場合には、 リング部材13を射出形成することや、このリング部材13をダミー体本体2a に嵌合させる手間を省略できて、さらにコストを下げることがきる。このように リング部材13を省略する場合には、胴部3の下端部にラベル9のズレ防止用の フランジを一体成形すればよい。
【0033】 以上の好ましい形態では、太缶タイプのダミー体2について説明したが、この ダミー体2は、太缶タイプに限られるものではなく、細缶タイプや後述する瓶タ イプのダミー体2にも適用できることは言うまでもない。また、太缶タイプ,細 缶タイプ,瓶タイプに関係なく取付孔7の大きさおよび形状を共通にすることに より、自動販売機1の内容物の変更をその種類に関係なく行っても、ダミー体2 の取換えを容易に行うことができる。
【0034】 図5は本考案の別の実施形態であるダミー体2を示している。この図において 、図1〜4と同一の符号が付された部材は同一または同等の部材であるので、そ の詳細な説明を省略する。ダミー体本体2aは瓶タイプの形状をしており、例え ば透明なポリカーボネートのブロー成形によって形成されている。そして、図に 示すように、このダミー体本体2aの一部に、内容物である飲用水の色に着色さ れた着色部分2bと、ラベル9を貼着する非着色部分2cが形成されている。
【0035】 また、このダミー体本体2aの背面にはちょうど真後ろになる位置にマーク1 7が突出されている。したがって、作業者はこのマーク17によって、ダミー体 2の回動状態を確実に認識でき、マーク17を切欠き部分12bに合わせるよう にダミー体2の短円筒状フランジ8を取付孔7に挿入し、これを時計回りに回動 することにより、確実に定まった位置にセットすることができる。
【0036】 また、上述した例は、細缶タイプのダミー体2よりもさらに細い瓶の形状のダ ミー体2を構成する場合を示しているので、このダミー体2の短円筒状フランジ 8の径よりも太缶タイプ,細缶タイプのダミー体2の短円筒状フランジ8の径を 大きくすることにより、太缶タイプ,細缶タイプのダミー体をより確実に固定す ると共に、取付孔7を介して照射される光の光量を増している。なお、この短円 筒状フランジ8の径の大きさを1つに揃えて、共通の取付孔7に異なるダミー体 をセットできるようにしてもよい。
【0037】 上記各実施形態において用いられるリング部材13および胴部2は、ポリカー ボネート等の耐熱、耐候性を有する合成樹脂材料からなり、リング部材13は半 透明あるいは不透明な白色又は有色の合成樹脂材料によって形成され、胴部2は 半透明あるいは透明な無色または有色の合成樹脂材料によって形成されている。 一方、ラベル保持部材10および上蓋4は、ポリプロピレン等の半透明あるいは 透明な無色または有色の合成樹脂材料によって形成されている。
【0038】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、商品展示用のステージに対するダミー体の取付 構造を極めて簡素化できるので、胴部を射出成形よりもコスト安なブロー成形で 一体的に形成することが可能である。また、ダミー体はねじ込みによって固定さ れるので、ダミー体の設置時に無理な力をかけることなく、確実に固定できる。 そして、雄ねじ部分は少なくとも3条であるので、安定性が向上すると共に、1 条ねじよりも、取付のための回動角が小さくてすむと共に、構成が簡潔であり、 雄ねじ部分を形成する円筒状フランジを短くすることができ、ダミー体の原材料 を可及的に少なくすることができる。
【0039】 また、胴部がポリカーボネート等の耐熱、耐候性を有する半透明あるいは透明 な無色または有色の合成樹脂材料のブロー成形によって形成された場合には、熱 がステージに伝達されてもダミー体の変形を防止できる。
【0040】 上記ダミー体を取付ける前記ステージの取付孔は、前記雄ねじ部分に対応する 部分に少なくとも3箇所の切欠き部分を設けているので、前記ダミー体を容易に 固定することができ、ステージに対するダミー体の固定をより確実にすることが できると共に、ステージの取付孔に対する切欠き部分の成形を容易に行える。
【0041】 さらに、前記短円筒状フランジの外周に、前記切欠き部分の端部に当接してダ ミー体のねじ込み回動を定位置において阻止する凸部を設けた場合には、前記凸 部が切欠き部分に当接するまでダミー体のねじ込み操作を行うことにより、ダミ ー体を真正面に向かせることができる。また、取付孔に切り込みを形成すると共 に、前記短円筒状フランジの外周に前記切り込みに係合してダミー体の回動を定 位置において抑制する突起部を形成した場合には、ダミー体が真正面になった状 態で、ダミー体のねじ込み操作が抑制されるので、ダミー体が真正面に向かせや すくなると共に、ダミー体の外れ防止にも寄与でき、見栄えがよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部を取り出して分解図示した自動販売機の斜
視図である。
【図2】本考案の実施形態のダミー体の分解斜視図であ
る。
【図3】前記ダミー体の一部縦断正面図である。
【図4】上記ダミー体の短円筒状フランジの水平断面図
である。
【図5】本考案の別の実施形態を示す一部切欠正面図で
ある。
【図6】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…自動販売機、2…ダミー体、3…胴部、4…上蓋、
6…ステージ、7…取付孔、8…短円筒状フランジ、1
1…雄ねじ部分、12…切欠き部分、14…突起部、1
5…切り込み、16…凸部。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機に設けられた商品展示用ステ
    ージの取付孔に取付けられるダミー体において、このダ
    ミー体の胴部の下部から下方に小径の短円筒状フランジ
    を一体的に突設し、この短円筒状フランジの外周に少な
    くとも3条の雄ねじ部分を形成したことを特徴とする自
    動販売機用のダミー体。
  2. 【請求項2】 前記胴部が、ポリカーボネート等の耐
    熱、耐候性を有する半透明あるいは透明な無色または有
    色の合成樹脂材料のブロー成形によって形成されている
    請求項1に記載の自動販売機用のダミー体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のダミー体を取
    付ける前記ステージの取付孔において、前記雄ねじ部分
    に対応する部分に少なくとも3箇所の切欠き部分を設け
    たことを特徴とする自動販売機用のダミー体の取付構
    造。
  4. 【請求項4】 前記短円筒状フランジの外周に、前記切
    欠き部分の端部に当接してダミー体のねじ込み回動を定
    位置において阻止する凸部を設けた請求項3に記載の自
    動販売機用のダミー体の取付構造。
  5. 【請求項5】 前記取付孔に切り込みを形成すると共
    に、前記短円筒状フランジの外周に前記切り込みに係合
    してダミー体の回動を定位置において抑制する突起部を
    形成した請求項3または4に記載の自動販売機用のダミ
    ー体の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004345344A (ja) * 2003-04-28 2004-12-09 Teijin Chem Ltd 帯電防止シート製品

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