JP4316037B2 - 展示用商品見本 - Google Patents

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JP4316037B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば清涼飲料水、炭酸飲料水、酒類、コーヒ、お茶等の飲み物が封入された商品(例えば樹脂製、金属製、ガラス製の容器)を販売する自動販売機に於いて、その商品を選択するために陳列される展示用商品見本に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のような商品見本としては、例えば、図13に示すように、フレーム本体41を構成するフレーム42,42を上下分離して、そのフレーム42,42の間にシート状の表示ラベル43を嵌込むと共に、表示ラベル43の上下縁部を、フレーム42の周縁部に形成したリブ42aの内側に係止し、表示ラベル43の両側縁部を、フレーム42の後側内壁面に形成したストッパ42bに係止する商品見本40(特開平10−55479号公報)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した商品見本40は、フレーム本体41を構成するフレーム42,42を分離して、そのフレーム42,42の間に表示ラベル43を嵌込むだけの構造であるので、商品の種類に対応して、商品見本40のサイズ及び表示内容を変更する場合、自動販売機の展示部に陳列された古い商品見本40を、新しい商品見本40とに交換しなければならず、その作業に手間及び時間が掛かる。
【0004】
また、変更する商品のサイズに対応して、複数の商品見本40を製作したり、予め準備したりしなければならず、商品見本40の保管及び取扱いが煩わしくなるだけでなく、一つの商品見本40に要する単価が高くなり、見本毎に複数の金型が必要となるため、製作コストが高くなるという問題点を有している。
【0005】
この発明は上記問題に鑑み、商品見本を構成するダミー本体を、商品と対応するサイズに可変調節してダミーラベルのみを交換するので、商品見本のサイズ及び表示内容を変更する作業が容易に行え、交換時の作業性が向上し、製作費及び金型費の低減を図ることができる展示用商品見本の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ダミー本体の前面側に、商品と対応する形状に湾曲したダミーラベルを保持する展示用商品見本であって、上記ダミー本体を、上記商品の上部と対応する形状に形成された上部枠体と、該商品の下部と対応する形状に形成された下部枠体とに分割し、上記上部枠体の上端部に、上記ダミーラベルの上縁部を所定の曲率半径に保持する保持部を形成し、上記下部枠体の下端部に、上記ダミーラベルの下縁部を所定の曲率半径に保持可能する保持部を形成し、上記上部枠体の保持部の後側縁部の下方に向けて形成された壁部の内周面と、上記下部枠体の保持部の後側縁部の上方に向けて形成された壁部の外周面との対向面に、互いに係合される突起と溝部とを形成し、上記溝部の上端部より下方の上端側対向縁部と、該溝部の下端部より上方の下端側対向縁部とを、上記溝部に挿入される突起の軸部より幅狭に形成し、上記一方の壁部に形成された突起を、他方の壁部に形成された縦長の溝部に係合して、該溝部の上端部及び下端部に対して係合保持される位置に上下移動可能に設けることにより、上記ダミー本体の全長を、上記商品と対応するサイズに可変調節可能に設け、上記各保持部の前側縁部に、上記各枠体の後方からダミーラベルの差込み及び抜取りが可能で、該ダミーラベルの上縁部又は下縁部が係止される半円形状の溝部を形成し、上記上部枠体の壁部の後側外周面に、上記ダミーラベルの両側縁部が係止される一対の係止爪を所定間隔に隔てて形成した展示用商品見本であることを特徴とする。
【0007】
【作用】
請求項1記載の展示用商品見本は、ダミー本体を構成する上部枠体と下部枠体とを上下方向に相対移動して、一方の壁部に形成された突起を、他方の壁部に形成された縦長の溝部に沿って上下移動させ、該突起を溝部の上端部及び下端部に対して係合保持する。また、ダミー本体を、ダミーラベルが保持される長さに伸縮調整した後、ダミーラベルの上縁部を、上部枠体の保持部に形成された溝部に沿って後方から差込み、ダミーラベルの下縁部を、下部枠体の保持部に形成された溝部に沿って後方から差込んだ後、ダミーラベルの両側縁部を、上部枠体の壁部に形成された一対の係止部に係止して、商品と対応する曲率半径に湾曲した状態に矯正及び保持する。
【0008】
これにより、ダミー本体の全長を、販売される商品と対応するサイズにスライド調節することができる。また、ダミーラベルを、商品の側部周面と対応する曲率半径に湾曲してダミー本体の前面側に保持するので、商品見本全体を交換する必要が無く、商品見本のサイズ及び表示内容のみを変更することができる。また、上下枠体を分離したり、組付けたりする手間及び作業が省け、商品見本のサイズ及び表示内容を変更する作業が容易に行える。
【0009】
また、ダミーラベルの上縁部を、上部枠体の保持部に形成された溝部に沿って後方から差込み、ダミーラベルの下縁部を、下部枠体の保持部に形成された溝部に沿って後方から差込んだ後、ダミーラベルの両側縁部を、上部枠体の壁部に形成された一対の係止部に係止して、商品と対応する曲率半径に湾曲した状態に矯正及び保持する。これにより、ダミーラベルを所定の曲率半径に矯正及び保持することができ、ダミーラベルの差込み及び抜取りをダミー本体の後方から行うことができる。
【0010】
【発明の効果】
この発明の展示用商品見本は、ダミー本体を、商品と対応するサイズに伸縮調節してダミーラベルのみを交換するので、従来例のように商品見本全体を交換するような手間及び作業が省けると共に、商品見本のサイズ及び表示内容を変更したり、ダミーラベルを交換したりする作業が簡単且つ容易に行え、交換作業に要する時間が短くなり、作業性が向上する。
【0011】
しかも、ダミーラベルのみを交換し、ダミー本体を共通して使用するので、複数の商品見本を製作及び準備したりする必要が無く、商品見本の保管及び取扱いが容易に行える。且つ、商品の種類及びサイズに対応したダミーラベルを複数製作するだけで済み、一つの商品見本に要する製作費及び金型費の低減を図ることができる。
【0012】
さらに、ダミー本体を構成する上下枠体を相対移動して、商品と対応するサイズに可変調節するので、上下枠体を分離したり、組付けたりする手間及び作業が省け、商品見本のサイズ及び表示内容を変更する作業が容易に行える。
【0013】
さらにまた、上下枠体の対接面に形成した突起を溝部に沿って上下移動するので、ダミー本体を、商品と対応するサイズにスライド調節することができる。また、任意の突起又は孔部と、特定の孔部又は突起とを互いに係合して、ダミー本体の全長を段階的に可変調節することにより、予め設定したサイズに可変調節することができる。
【0014】
さらにまた、ダミーラベルの両側縁部を、ダミー本体に形成した係止部に係止して、商品と対応する曲率半径に保持するので、ダミーラベルを湾曲した状態又は巻付けた状態に保持することができ、ダミーラベルの装着及び交換が容易に行える。
【0015】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は販売される商品のサイズ及び種類に略対応して、サイズ及び表示内容を変更するときに用いられる展示用商品見本を示し、図1に於いて、この展示用商品見本7(以下単に商品見本と略記する)は、自動販売機1の前面側に設けた展示部2に、販売商品(例えば飲み物が封入されたアルミ缶、スチール缶)の種類に略対応して複数陳列される。なお、商品見本7を、任意の展示部(例えば机、棚、陳列ケース等)に単独で陳列してもよい。
【0016】
展示部2の展示面3には、図9にも示すように、展示面3に陳列される商品見本7の種類に略対応して、略丸形状の開口部4を水平方向に対して所定間隔に隔てて複数形成している。
【0017】
その展示部2の内部には、展示面3に形成した開口部4と対向して、例えば蛍光灯、白熱灯、照光ランプ、発光素子又はその他の照光機能を備えた機器等の光源5を配設している。
【0018】
光源5は、商品見本7が立体的に発光され、ダミーラベルに印刷した意匠(例えば商標、文字、模様、図柄等)を明瞭に表示するのに必要な光量を投光する。
【0019】
商品見本7は、図2、図3に示すように、展示部2の展示面3に形成した開口部4に対して起立状態に嵌込み固定されるダミー本体8と、その前面側に保持されるフィルム状又はシート状に形成したダミーラベル9とで構成され、ダミー本体8とダミーラベル9とを、例えばプラスチック、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリカーボネード、アクリル等の合成樹脂により形成している。
【0020】
ダミー本体8は、図4、図5、図6にも示すように、その全体又は一部を、上述した合成樹脂により半透明又は不透明(或いは透明)に形成され、ダミー本体8を構成する上部枠体8aと下部枠体8bとを上下移動可能に分割形成して、商品と略対応するサイズにスライド調節可能に設けている。
【0021】
ダミーラベル9は、その全体又は一部を、上述した透光性を有する合成樹脂により透明又は半透明に形成され、商品の外周面と略対応する曲率半径に湾曲可能な厚みに形成し、その表示面に、商品と略同一の色彩、模様、文字等の意匠を印刷又は形成している。
【0022】
ダミー本体8の枠体8aは、商品の上部(プルトップ側)と略対応する形状に形成され、その枠体8a上部には、ダミーラベル9の上縁部を所定の曲率半径に保持する保持部10を形成している。
【0023】
保持部10の後側縁部には、図7にも示すように、商品の後側周面と略対応する略円弧状の壁部11を下方に向けて形成すると共に、壁部11の後側外周面に、ダミーラベル9の両側縁部が係止される係止爪12を所定間隔に隔てて形成し、その係止爪12,12の間と対応する後側中央面に、後述する溝部19に対して上下移動可能に係止される突起18を所定間隔に隔てて形成している。
【0024】
枠体8bは、商品の下部(底部側)と略対応する形状に形成され、その枠体8b下部には、ダミーラベル9の下縁部を所定の曲率半径に保持可能する保持部13を形成している。
【0025】
保持部13の後側縁部には、上述した壁部11の内周面側に対して重合される略円弧状の壁部14を上方に向けて形成すると共に、壁部14の後側中央面に、上述した突起18が係止される溝部19を上下方向に平行して形成している。保持部13の下面側中央部には、上述した開口部4に対して連通(光源5から投光される光が導光可能)される開口部15を形成している。
【0026】
保持部10,13の前側縁部には、後方から差込み可能及び抜取り可能であって、ダミーラベル9の縁部(上縁部又は下縁部)が係止される略半円形状の溝部16を形成している。溝部16の外周側及び内周側に形成した規制壁17は、ダミーラベル9の縁部を、商品と外周面と略対応する曲面形状(シリンドリカル状)に矯正及び保持する。
【0027】
上述した突起18は、側面から見て略T字状に形成され、縦長に形成した溝部19に対して上下移動可能に係合している。枠体8a,8bを長さ方向に相対移動して、突起18を、溝部19の上端側に移動したとき、その上端側対向縁部が突起18の軸部よりも幅狭に形成されているので、突起18が溝部19の上端部に対して係合保持され、ダミー本体8の全長を、所定サイズ(例えば250ml)の商品と略対応する長さに調節することができる。
【0028】
一方、突起18を、溝部19の下端側に移動したとき、上述と同様に、その下端側対向縁部が突起18の軸部よりも幅狭に形成されているので、突起18が溝部19の下端部に対して係合保持され、ダミー本体8の全長を、所定サイズ(例えば190ml)の商品と略対応する長さに可変調節することができる。
【0029】
なお、上述の突起18を、壁部14に形成し、溝部19を、壁部11に形成してもよく、また、壁部11,14を、例えばアリ溝により上下移動可能に係合してもよい。
【0030】
前述した保持部13の下面側後縁部には、図6、図9にも示すように、略L字状の係止爪24を、円周方向に対して所定間隔に隔てて形成しており、展示面3に形成した開口部4の後側縁部に対して内方から外方への操作で係止される。
【0031】
一方、下面側前縁部の略中央部に形成した略鉤形状の係止爪25は、開口部4の前側縁部に対して上方から下方への押下操作で係止される。
【0032】
加えて、係止爪25の両側部であって、開口部15の内周縁部に沿って形成した略円弧形状の突起26は、展示面3に形成した開口部4の内周縁部に対して係止され商品見本7を起立状態に保持する。
【0033】
係止爪24,25の略中間部に垂設した凸部27は、開口部4の両側縁部に形成した凹溝30に係止され、相互の当接により、商品見本7を回止めする。
【0034】
なお、係止爪24は、保持部13の下面側後縁部に形成した支持片29の下面側に垂設され、支持片29は、開口部15と連通して、下面側後縁部に形成した切欠き部28の開放側縁部に連設され、支持片29を樹脂自体の弾性により内方に向けて変位可能に設けている。
【0035】
商品見本7を、展示面3の開口部4に固定する場合、ダミーラベル9が保持されたダミー本体8を、後方側に傾斜(図中仮想線で示す)して、枠体8bに形成した係止爪24,24を、展示面3に形成した開口部4の後側縁部に係止する。
【0036】
この後、係止爪24を支点として、ダミー本体8の前部側を下方に回動させ、枠体8bに形成した係止爪25を、開口部4の前側縁部に係止するので、商品見本7が展示面3の開口部4に対して起立状態に嵌込み固定され、展示面3に形成した開口部4と、枠体8bに形成した開口部15とが連通される。且つ、枠体8bに形成した凸部27と、開口部4の両側縁部に形成した凹溝30とが係止され、商品見本7が回り止めされる。
【0037】
図示実施例は上記の如く構成するものとして、以下、展示用商品見本7のサイズ及び表示内容を変更する方法を説明する。
【0038】
先ず、自動販売機1を構成する展示部2の展示面3から特定の商品見本7を取り外した後、図2に示すように、ダミー本体8を構成する枠体8a,8bの間からダミーラベル9を抜取った後、商品と略対応するサイズにダミー本体8をスライド調節する。
【0039】
つまり、図4、図5に示すように、枠体8a,8bを長さ方向にスライド移動(牽引)して、枠体8aに形成した突起18を、溝部19の上端部又は下端部から離脱すると共に、その溝部19に沿って上下方向に移動させ、商品と略対応するサイズに可変調節する。
【0040】
容量の小さい商品(小径の缶)と略対応するサイズ(例えば190ml)に変更する場合、突起18を、溝部19の下端部に係合して、ダミー本体8の全長を、短尺の商品と略対応する長さに可変調節(図中仮想線で示す)した後、図2、図3に示すように、商品と対応するサイズのダミーラベル9を湾曲して、枠体8a,8bの間に対して差込みセットする。
【0041】
且つ、図7に示すように、ダミーラベル9の上下縁部を保持部10,13に形成した溝部16に対して後方から差込み、ダミーラベル9の両側縁部を壁部11に形成した係止爪12,12に係止して、所定の曲率半径に矯正及び保持する。
【0042】
また、図8に示すように、壁部11の後側両縁部に形成した略球形状又は先細形状の突起20を、ダミーラベル9の両側縁部に形成した孔部21に差込み、ダミーラベル9を湾曲した状態又は巻付けた状態に保持してもよく、孔部21の縁部には切れ目を複数形成しているので、相互の差込み及び抜取りが容易に行える。或いは、ダミーラベル9の両側縁部を、後述する固定手段(接着及び溶着を除く)により着脱可能に保持してもよい。
【0043】
容量の大きい商品と略対応するサイズ(例えば250ml)に変更する場合、突起18を、溝部19の上端部に係合して、ダミー本体8の全長を、長尺の商品と略対応する長さに可変調節(図中実線で示す)した後、商品と対応するサイズのダミーラベル9を湾曲して、枠体8a,8bの間に対して差込みセットする。
【0044】
以下、上述と同様にして、ダミーラベル9の上下縁部を、保持部10,13に形成した溝部16に差込み、ダミーラベル9の両側縁部を、壁部11に形成した係止爪12,12に係止するので、商品見本7のサイズ及び表示内容を変更する作業が容易に行える。
【0045】
次に、図1、図9に示すように、サイズ変更した商品見本7を、展示部2の展示面3に対して起立した状態に嵌込み固定して陳列するので、開口部4,15を介して、光源5から投光される光が商品見本7内に導光されると、商品見本7が立体的に発光し、実物の商品を照光したときと略同等のティスプレー効果が得られる。
【0046】
なお、商品見本7を構成するダミー本体8を、展示部2の展示面3に取付けた状態のまま商品と略対応するサイズに可変調節したり、ダミーラベル9を交換したりしてもよい。
【0047】
以上のように、商品見本7を構成するダミー本体8を、商品と略対応するサイズに伸縮調節してダミーラベル9のみを交換するので、従来例のように商品見本40全体を交換するような手間及び作業が省けると共に、商品見本7のサイズ及び表示内容を変更したり、ダミーラベル9を交換したりする作業が簡単且つ容易に行え、交換作業に要する時間が短くなり、作業性が向上する。
【0048】
しかも、ダミーラベル9のみを交換し、ダミー本体8を共通して使用するので、商品の種類に対応して、複数の商品見本7を製作及び準備したりする必要が無く、商品見本7の保管及び取扱いが容易に行える。且つ、商品の種類及びサイズに対応したダミーラベル9を複数製作するだけで済み、一つの商品見本7に要する製作費及び金型費の低減を図ることができる。
【0049】
さらに、枠体8aに形成した突起18を、枠体8bに形成した溝部19に沿って上下移動させ、ダミー本体8を、商品に略対応して任意サイズにスライド調節するので、枠体8a,8bを分離したり、組付けたりする手間及び作業が省け、商品見本7のサイズ及び表示内容を変更する作業が容易に行える。
【0050】
さらにまた、ダミーラベル9の両側縁部を、枠体8aに形成した係止爪12,12に係止して、商品と略対応する曲率半径に矯正及び保持するので、ダミーラベル9を湾曲した状態又は巻付けた状態に保持することができ、ダミーラベル9の装着及び交換が容易に行える。
【0051】
図10、図11は、展示用商品見本7を構成するダミー本体8の他の調節構造を示し、枠体8a,8bの対向面に形成した突起22と孔部23とを互いに係合して、ダミー本体8を、商品と略対応するサイズに可変調節する。
【0052】
先ず、容量の小さい商品と略対応するサイズに変更する場合、枠体8aの壁部11に形成した突起22を、枠体8bの壁部14に形成した孔部23から抜取り、枠体8a,8bを分離する。
【0053】
この後、壁部11に形成した下段側の突起22を、壁部14に形成した孔部23に係合して、ダミー本体8の全長を、商品と略対応する長さに可変調節(図中仮想線で示す)した後、ダミーラベル9を、枠体8a,8bの間に差込みセットする。なお、孔部23の縁部には切れ目を複数形成しているので、相互の差込み及び抜取りが容易に行える。
【0054】
次に、容量の大きい商品と略対応するサイズに変更する場合、枠体8a,8bを分離した後、壁部11に形成した下段側の突起22を、壁部14に形成した切欠き部14aに挿入し、上段側の突起22を孔部23に係合して、ダミー本体8の全長を、商品と略対応する長さに可変調節(図中実線で示す)した後、ダミーラベル9を、枠体8a,8bの間に差込みセットするので、商品見本7の全長を、予め設定したサイズに段階的に可変調節することができ、上述した実施例と略同等の作用効果を奏することができる。
【0055】
また、図12に示すように、枠体8aの壁部11に形成した一つの突起22を、枠体8bの壁部14に形成した上段側又は下段側の孔部23に係合して、ダミー本体8の全長を、商品と略対応する長さに可変調節してもよい。
【0056】
なお、上述した突起18,22を、壁部14側に形成し、溝部19と、孔部23とを、壁部11側に形成してもよい。
【0057】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の調節手段は、実施例の突起18,22と、溝部19と、孔部23と、後述するネジと、ナットと、その他の固定手段とに対応し、
係止部は、係止爪12と、突起20と、孔部21とに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0058】
上述した実施例の調節機構は、容量の大きい商品(大径の缶)と酷似する形状に形成した商品見本7を、任意サイズ(例えば280ml、350ml)に可変調節するときにも用いることができる。
【0059】
上述した突起18,22と、溝部19と、孔部23とに代わる他の調節手段として、壁部11,14を、例えばネジと、ナットとでスライド調節可能に固定してもよく、また、面ファスナー、マグネット、粘着テープ等の固定手段により調節可能に固定してもよい。
【0060】
さらに、壁部11,14の対向面に、例えば歯部と、爪部とを係止するノッチ式の調節機構を設けて、ダミー本体8を任意サイズに可変調節してもよい。
【0061】
さらにまた、展示用商品見本7のダミー本体8を、例えばネジ、接着剤又は上述した固定手段により展示部2の展示面3に対して固定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 大小の商品見本を展示部に陳列した自動販売機を示す正面図。
【図2】 ダミー本体とダミーラベルとの取付け状態を示す正面側斜視図。
【図3】 ダミー本体とダミーラベルとの取付け状態を示す底面側斜視図。
【図4】 上下枠体の取付け状態を示す縦断側面図。
【図5】 上下枠体の取付け状態を示す縦断正面図。
【図6】 下部枠体の嵌込み構造を示す底面図。
【図7】 ダミーラベルの取付け状態を示す背面図。
【図8】 ダミーラベルの他の取付け状態を示す背面図。
【図9】 商品見本を展示部の展示面に取付けた状態を示す縦断側面図。
【図10】 上下枠体の他の取付け状態を示す縦断側面図。
【図11】 上下枠体の取付け状態を示す縦断正面図。
【図12】 上下枠体のその他の取付け状態を示す縦断側面図。
【図13】 従来例の商品見本を示す正面から見た斜視図。
【符号の説明】
1…自動販売機
2…展示部
3…展示面
4…開口部
7…展示用商品見本
8…ダミー本体
8a,8b…枠体
9…ダミーラベル
10,13…保持部
11,14…壁部
12…係止爪
16,19…溝部
18,20,22…突起
21,23…孔部
24,25…係止爪

Claims (1)

  1. ダミー本体の前面側に、商品と対応する形状に湾曲したダミーラベルを保持する展示用商品見本であって、
    上記ダミー本体を、上記商品の上部と対応する形状に形成された上部枠体と、該商品の下部と対応する形状に形成された下部枠体とに分割し、
    上記上部枠体の上端部に、上記ダミーラベルの上縁部を所定の曲率半径に保持する保持部を形成し、
    上記下部枠体の下端部に、上記ダミーラベルの下縁部を所定の曲率半径に保持可能する保持部を形成し、
    上記上部枠体の保持部の後側縁部の下方に向けて形成された壁部の内周面と、上記下部枠体の保持部の後側縁部の上方に向けて形成された壁部の外周面との対向面に、互いに係合される突起と溝部とを形成し、
    上記溝部の上端部より下方の上端側対向縁部と、該溝部の下端部より上方の下端側対向縁部とを、上記溝部に挿入される突起の軸部より幅狭に形成し、
    上記一方の壁部に形成された突起を、他方の壁部に形成された縦長の溝部に係合して、該溝部の上端部及び下端部に対して係合保持される位置に上下移動可能に設けることにより、上記ダミー本体の全長を、上記商品と対応するサイズに可変調節可能に設け、
    上記各保持部の前側縁部に、上記各枠体の後方からダミーラベルの差込み及び抜取りが可能で、該ダミーラベルの上縁部又は下縁部が係止される半円形状の溝部を形成し、
    上記上部枠体の壁部の後側外周面に、上記ダミーラベルの両側縁部が係止される一対の係止爪を所定間隔に隔てて形成した
    展示用商品見本。
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