JP4919201B2 - 見本体の取付け構造及び取付け方法並びに自動販売機及び見本体 - Google Patents

見本体の取付け構造及び取付け方法並びに自動販売機及び見本体 Download PDF

Info

Publication number
JP4919201B2
JP4919201B2 JP2003404048A JP2003404048A JP4919201B2 JP 4919201 B2 JP4919201 B2 JP 4919201B2 JP 2003404048 A JP2003404048 A JP 2003404048A JP 2003404048 A JP2003404048 A JP 2003404048A JP 4919201 B2 JP4919201 B2 JP 4919201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
opening
viewing
shape
vending machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003404048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004139617A5 (ja
JP2004139617A (ja
Inventor
栄正 岡崎
Original Assignee
株式会社エヌアンドエス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エヌアンドエス filed Critical 株式会社エヌアンドエス
Priority to JP2003404048A priority Critical patent/JP4919201B2/ja
Publication of JP2004139617A publication Critical patent/JP2004139617A/ja
Publication of JP2004139617A5 publication Critical patent/JP2004139617A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4919201B2 publication Critical patent/JP4919201B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

本発明は、自動販売機内に取り付けられる見本体の取付け構造及び取付け方法並びに自動販売機及び見本体に関する。
ジュース、コーヒー、ビールなどの飲物や、たばこ、カメラおよびカメラのフィルムなどの商品を販売するための自動販売機には、それらの商品の見本体を展示するための展示部が設けられている。そして、たとえば円筒を縦に半分に割った形状の見本体9(いわゆるハーフ体)は、図13に示すように、見本体9の背面に見本体9よりも上下左右の幅が大きい取り付け板10を固定し、この取り付け板10の背面に係止部11、11を設けて、展示部3の背面部3bに形成された開口12に前記係止部11、11を係止させることで、見本体9を展示部3に取り付けるようにしていた。
また、円筒状の通常の見本体においては、図14に示すように、見本体16の底面に挿抜筒17が一体に突設されている。この挿抜筒17は、先端外周縁に外方に向けて一対の止め片18,18が突設されているとともに、その挿抜筒17の胴部17aには一対の板ばね状の弾性を有する節度片19,19が同一円周上に形成されている。各節度片19には、その外側面に節度用凸部20が一体に形成されていた。
一方、ステージ21には、挿抜筒17が嵌まり合うように全体を円形に成形したダミー体取付孔22が開口されている。この取付孔22は、挿抜筒17の止め片18,18に対応する位置に止め片挿抜切欠23,23を有するとともに、節度用凸部挿入切欠24,24およびこの切欠24,24に隣り合う節度用凹部25,25を有していた。
そこで、見本体16をステージ21に固定するには、取付孔22の止め片挿抜切欠23,23に見本体16の止め片18,18を整合させて挿抜筒17を取付孔22に挿入すると、ステージ21の裏面側に止め片18,18が挿入され、同時に挿抜筒17の節度用凸部20,20が取付孔22の節度用凸部挿入切欠24,24に嵌まる。
続いて、見本体16を回転させると、止め片18,18はステージ21の裏面側で止め片挿抜切欠23,23から外れた位置に移動して、見本体16を抜き取り不能にできる。同時に、挿抜筒17の節度用凸部20,20が切欠24,24から隣り合う節度用凹部25,25に嵌まり合い見本体16の回り止めを可能としていた。
しかし、図13に示した構成からなる見本体では、取り付け板10を用いていたことから、その分の材料を節約することができずコストが高くなり、また、見本体9よりも上下左右の幅が一回り大きい取り付け板10に見本体9を固定していたことから、見本体9のみを取り付ける場合に比べて一回り大きなスペースを必要とし、さらに、正面から見ると、前記取り付け板10が見本体9の上下左右からはみ出ているため、消費者などに洗練された印象を与えず、商品の売り上げに悪影響を及ぼすおそれがあるという問題があった。
図14に示した構成からなる見本体では、構造が非常に複雑であり、底部の形状、寸法に高い精度が要求される。このため射出成形を用いて成形する必要があり、コストが高くなるとともに、生産スピードが上がらないという問題があった。
また、近年、容器の形状が複雑になり、缶も単純な円筒形から上部を絞ったネックイン缶が増えている。さらに、ペットボトルが普及し、形状はますます複雑かつ多様になってきている。
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、複雑な形状の容器にも対応でき、コストを低くすることができるとともに、見本体を強い力でかつ確実に展示部に固定し、安定した状態で設置できる見本体の取付け構造及び取付け方法並びに自動販売機及び見本体を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の見本体の取付け構造は、自動販売機の展示部の架台部に取り付けられる見本体が、販売する商品を包装し蓋を備えた容器の形状を有する部材を軸心を通る面で縦に割った形状の本体と、この本体の下部に連設され、かつ前記架台部に設けられたほぼ円形状の開口に係止させる挿入部とからなり、この挿入部には、上側から順に、横断面視ほぼC字形状の小径部分と、この小径部分の外周面よりも外側へ突出し前記開口に係止させることが可能な突条となる係止部と、底面とが形成されており、前記本体の左右側面を内側へ付勢して変形させることによって、前記見本体が前記開口に対して着脱自在となるように構成してある見本体の取付け構造であって、さらに、前記見本体の左右両側全域に後方に向かって延びる延長部分を形成してあり、前記挿入部が前記開口に係止する状態において、内側への変形が残った前記延長部分の下部が復元力によって左右方向に開こうとし、かつ、前記小径部分が前記開口の周縁部に当接するように構成してある(請求項1)。
また、本発明の自動販売機は、請求項1に記載の見本体の取付け構造を備えている(請求項2)。
さらに、本発明の見本体の取付け方法は、自動販売機の展示部の架台部に取り付けられる見本体が、販売する商品を包装し蓋を備えた容器の形状を有する部材を軸心を通る面で縦に割った形状の本体と、この本体の下部に連設され、かつ前記架台部に設けられたほぼ円形状の開口に係止させる挿入部とからなり、この挿入部には、上側から順に、横断面視ほぼC字形状の小径部分と、この小径部分の外周面よりも外側へ突出し前記開口に係止させることが可能な突条となる係止部と、底面とを形成し、前記本体の左右側面を内側へ付勢して変形させることによって、前記見本体を前記開口に対して着脱自在に取り付ける見本体の取付け方法であって、さらに、前記見本体の左右両側全域に後方に向かって延びる延長部分を形成し、前記挿入部が前記開口に係止する状態において、内側への変形が残った前記延長部分の下部が復元力によって左右方向に開こうとし、かつ、前記小径部分が前記開口の周縁部に当接するように構成する(請求項3)。
また、本発明の見本体は、販売する商品を包装し蓋を備えた容器の形状を有する部材を軸心を通る面で縦に割った形状の本体と、この本体の下部に連設され、かつ自動販売機の展示部の架台部に設けられたほぼ円形状の開口に係止させる挿入部とからなり、この挿入部には、上側から順に、横断面視ほぼC字形状の小径部分と、この小径部分の外周面よりも外側へ突出し、前記架台部に設けられたほぼ円形状の開口に係止させることが可能な突条となる係止部と、底面とが形成されており、前記本体の左右側面を内側へ付勢して変形させることによって、前記開口に対して着脱自在となるように構成してある見本体であって、さらに、その左右両側全域に後方に向かって延びる延長部分が形成されているとともに、前記小径部分の外径を前記開口の内径よりも大きくしてあり、前記挿入部が前記開口に係止する状態において、内側への変形が残った前記延長部分の下部が復元力によって左右方向に開こうとし、かつ、前記小径部分が前記開口の周縁部に当接するように構成してある(請求項4)。
上記の構成により、複雑な形状の容器にも対応でき、コストを低くすることができるとともに見本体を強い力でかつ確実に展示部に固定し、安定した状態で設置できる見本体の取付け構造及び取付け方法並びに自動販売機及び見本体を提供することが可能となる。
以下、参考例及び実施例について、図を参照しながら説明する。
図1は、第一参考例に係る見本体Dが取り付けられる自動販売機1の構成を概略的に示す斜視図であり、図2および図3は、見本体Dの構成を概略的に示す斜視図および縦断面図である。
自動販売機1は、商品補充のために開閉自在に設けられた扉2を前面に有している。この扉2の上部には、見本体D,D…を展示するための展示部3が設けられている。見本体D,D…の表面には、商品を示す図柄が印刷されているか、または図柄を印刷したラベルが貼付などの手段により保持されている(図示せず)。各展示部3の下部には、各見本体Dに関連付けて商品選択用の押しボタン2a,2a…が配置され、また、前記自動販売機1の前面下部には、商品取り出し口2bが設けられている。なお、2cは硬貨投入口、2dは紙幣投入口、2eは釣り銭口、2fは釣り銭返却用の操作レバーである。
前記展示部3には、見本体Dを支えるための架台部3aと、この架台部3aに連設された背面部3bと、前記架台部3aの下方に配置された光源4とが設けられており、前記架台部3aには、見本体Dの挿入部5が挿入される平面視が前記挿入部5とほぼ同じ形状である開口3’が、適宜の間隔をおいて複数設けられている。また、前記光源4は、たとえば蛍光灯であり、光源4からの光は、前記開口3’を経て、前記見本体Dの本体6に照射され、この照射により、本体6がライトアップされることになる。
見本体Dは、たとえばポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂で形成されており、壜タイプの飲料容器に対応する形状をしている。
そして、前記見本体Dは、蓋(上壁部)および底(下壁部)を有する壜タイプの容器に対応する形状の部材を縦に割った形状をしている本体6と、この本体6の下側に連設され、かつ前記展示部3内に設けられた開口3’に挿入される挿入部5とからなり、この挿入部5の外周には、自動販売機1内に設けられた展示部3の開口3’に係止させることが可能な係止部7が形成されており、本体6下部の左右側面を内側へ付勢して変形させることによって、自動販売機1の展示部3に対して着脱自在となるように構成されている。
前記本体6の表面には、商品を示す図柄が印刷されているか、または図柄を印刷したラベルが貼付などの手段により保持されている(図示せず)。
前記係止部7は、図3に示すように、挿入部5の外周面よりも外側へ突出した形状で横断面視ほぼC字形状となっている。
図4は、見本体Dの構成を概略的に示す部分拡大斜視図である。
上記の構成からなる見本体Dを自動販売機1の展示部3内に取り付けるには、まず、見本体Dの本体6下部の左右両側を内側へ付勢して変形させる。このとき、挿入部5は、上下に長く、かつ左右の幅が細くなった状態となり、開口3’に対して簡単に挿入することができる。そして、挿入部5および係止部7を開口3’に挿入した後、前記付勢をやめると、変形していた本体6下部および挿入部5がその弾性によってほぼ元の形状に復元することから、前記係止部7が開口3’に係止され、見本体Dが展示部3に取り付けられることになる。
なお、図5に示すように、前記本体6と前記係止部7との間に形成される小径部分13の外径d1 が、展示部3の開口3’の内径d2 とほぼ同じか、または、内径d2 よりも若干小さい場合には、前記小径部分13を完全に元の形状に復元させた状態で開口3’内に挿入しておくことができ、このときには、小径部分13の上側にある本体6の側面および上部を完全に復元した状態で見本体Dを展示部3に取り付けることができる。ここで、前記外径d1 は、見本体Dを形成する前(切り落とし前)の筒形状(円筒形状)の部材の小径部分13に相当する部分の外径のことを指す。
また、前記外径d1 が、前記内径d2 よりも大きい場合には、前記小径部分13は、左右の幅が細くなる若干の変形を残した状態でなければ開口3’内に留まっておくことができない。このため、開口3’内に挿入された小径部分13は、常に元の形状に復元しようとし、この小径部分13の復元力によって、開口3’の周縁部に対する小径部分13の当接はより強くなり、展示部3に対する見本体Dの固定がより強い力でかつ確実に行われるようになる。
ここで、開口3’内に挿入された状態の小径部分13の変形が本体6の側面および上部の形状に影響を与えうる場合には、小径部分13の外径d1 の大きさを、例えば前記開口3’の内径d2 よりもほんの少しだけ大きくなるようにするなど、適宜に設定して、本体6の側面および上部の形状に支障が出ないようにすることもできる。
そして、自動販売機1の展示部3内に取り付けられた見本体Dを取り外すには、見本体Dに対して上記と同様の付勢を加えて変形させ、開口3’から挿入部5および係止部7を引き抜くだけでよい。
上記の構成からなる見本体Dでは、自動販売機1に対する取り付けおよび取り外しが非常に簡単になる。
また、上記の構成からなる見本体Dでは、本体6の下側に設けられた挿入部5の係止部7より上の部分が、開口3’の周縁部に当接することによって、見本体Dが前後左右に動くことが防止され、また、開口3’の上側に本体6を位置させ、かつ開口3’の下側に係止部7を位置させて、開口3’を本体6および係止部7で挟む構成としていることから、見本体Dが上下に動くことが防止される。
さらに、上記の構成からなる見本体Dでは、材料が少なくてすむため、コストを低くすることができ、さらに、シンプルな構成であることから、取り付け・取り外しの作業が非常に簡単になり、取り付けのためのスペースを少なくすることが可能であり、かつ消費者などに良いイメージを与え、商品の売り上げに寄与することができる。
なお、上記の構成からなる見本体Dは、壜タイプの容器に対応する形状の部材を、その軸心(中央)よりも後側の位置で縦に割り、後側の部分を切り落とした形状としてあるが、このような構成に限るものではなく、たとえば、壜タイプの容器に対応する形状の部材を、その軸心(中央)よりも前側よりの位置で縦に割り、後側の部分を切り落とした形状とすることで形成されているとしてもよく、壜タイプの容器に対応する形状の部材を、その軸心(中央)を通る位置で縦に割り、後側の部分を切り落とした形状とすることで形成されているとしてもよい。
また、前記開口3’が、前記挿入部5の平面視とほぼ同じ形状(例えば、ほぼ半円形状)および大きさとなっているのではなく、図6(A)に示すように、見本体Dを壜タイプの容器に対応する形状に形成した場合の挿入部5に相当する部分の平面視とほぼ同じ形状(例えば、ほぼ円形状)および大きさとなっていてもよく、また、見本体Dの挿入部5を挿入でき、かつ前記挿入部5のその後面部分以外の部分のみをほぼ密着させることができる形状および大きさとなっていてもよい。この場合には、見本体Dの挿入部5が開口3’の前側に寄るように取り付ければよく、このように取り付けることによって、見本体Dと背面部3bとの間に隙間が形成されても、見本体Dの見栄えなどに不具合が生じることはほとんどない。
このように、前記見本体Dの挿入部5を挿入する開口3’の大きさおよび形状は、広い範囲から選択・設定することが可能であるとともに、見本体Dを設置可能とする自動販売機1は、見本体Dの挿入部5を挿入するための見本体D専用の開口3’が設けられたものに限られず、筒形状や筒部材を縦に半分に割った形状をした従来の見本体が設置されている一般的な自動販売機などでも構わないのであり、これにより、見本体Dの汎用性が高まり、見本体D専用の開口3’を有しない多くの自動販売機に設置可能となるとともに、見本体D専用の開口3’を設けなくとも設置可能となるケースが増えることから、見本体D専用の開口3’を設ける手間とコストを節約することができ、簡単かつ低コストで見本体Dを設置することが可能となる。
図7は、第二参考例に係る見本体D2 の構成を概略的に示す部分拡大斜視図である。なお、上記第一参考例に示したものと同一構造の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略する。
見本体D2 は、上記第一参考例の見本体Dと比べて、壜タイプの飲物容器に対応した形状ではなく、円筒形状の缶タイプの飲物容器に対応した形状をしている点と、底を有していない点とで異なっている。また、見本体D2 が有する効果は、上記第一参考例の見本体Dが有する効果とほとんど同じであるため、その説明を省略する。
図8は、第三参考例に係る見本体D3 の構成を概略的に示す部分拡大斜視図である。なお、上記二つの参考例に示したものと同一構造の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略する。
見本体D3 は、上記第一参考例の見本体Dと比べて、壜タイプの飲物容器に対応した形状ではなく、インスタントカメラ・ワンウェイカメラやタバコケースに対応した形状をしている点で異なる。
見本体D3 は、蓋(上壁部)および底(下壁部)を有するほぼ角筒形状の部材をほぼ縦半分に割った形状をしており、上記第一参考例の見本体Dと同様に、本体6と、この本体6の下側に連設された挿入部5とを有している。なお、見本体Dの本体6および挿入部5と、見本体D3 の本体6および挿入部5とは、形状が異なるのみであり、その他の構成、機能および効果などは同じであるので、その説明は省略する。また、自動販売機1の開口3’の形状も、見本体D3 の挿入部5に対応していることはいうまでもない。さらに、前記ほぼ角筒形状の部材は、その外面に、例えば、突起部分や溝部分などが形成されていてもよい。
なお、前記開口3’は、前記挿入部5の平面視とほぼ同じ形状(例えば、ほぼ長方形状)および大きさに限るものではない。図6(B)に示すように、見本体D3 をほぼ筒形状(角筒形状)として形成した場合の挿入部5に相当する部分の平面視とほぼ同じ形状(例えば、ほぼ正方形状)および大きさとなっていてもよく、また、見本体D3 の挿入部5を挿入でき、かつ前記挿入部5のその後面部分以外の部分またはその前側部分のみをほぼ密着させることができる形状および大きさとなっていてもよい。この場合には、見本体D3 の挿入部5が開口3’の前側に寄るように取り付ければよく、このように取り付けることによって、見本体D3 と背面部3bとの間に隙間が形成されても、見本体D3 の見栄えなどに不具合が生じることはほとんどない。
このように、前記見本体D3 の挿入部5を挿入する開口3’の大きさおよび形状は、広い範囲から選択・設定することが可能であるとともに、見本体D3 を設置可能とする自動販売機1は、見本体D3 の挿入部5を挿入するための見本体D3 専用の開口3’が設けられたものに限られず、筒形状や筒部材を縦に半分に割った形状をした従来の見本体が設置されている一般的な自動販売機などでも構わないのであり、これにより、見本体Dの汎用性が高まり、見本体D3 専用の開口3’を有しない多くの自動販売機に設置可能となるとともに、見本体D3 専用の開口3’を設けなくとも設置可能となるケースが増えることから、見本体D3 専用の開口3’を設ける手間とコストを節約することができ、簡単かつ低コストで見本体D3 を設置することが可能となる。
見本体D3 が有するその他の効果は、前記第一参考例の見本体Dが有する効果とほとんど同じであるため、その説明を省略する。
図9は、第四参考例に係る見本体D4 の構成を概略的に示す部分拡大斜視図である。なお、上記全ての参考例に示したものと同一構造の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略する。
見本体D4 は、押出中空成形法によって成形されたものであり、上記第一参考例の見本体Dと比べて、成形後に残ったピンチオフの跡8を補強リブとして利用している点で異なる。前記ピンチオフの跡8が残った部分は、肉圧が大きくなることから、その部分の強度が必然的に大きくなることになる。このような構成から、見本体D4 は、上記第一参考例の見本体Dが有する効果に加えて、強度をより大きくすることができるという効果を得ることができる。
また、前記ピンチオフの跡8を、見本体D4 の左右方向に長くなるように形成することにより、見本体D4 は、左右方向に細くする付勢を受けたときに、より強い力で元の形状に戻ろうとするようになる。従って、前記挿入部5を開口3’の下方に挿入して見本体D4 を展示部3に取り付けたときに、開口3’に対して係止部7をより強い力で係止させることができるようになる。また、前記小径部分13の外径d1 を、開口3’の内径d2 よりも大きくした場合には、開口3’の周縁部に対する小径部分13の当接がより強い力で行われることになる。
図10は、第五参考例に係る見本体D5 の構成を概略的に示す部分拡大斜視図である。なお、上記全ての参考例に示したものと同一構造の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略する。
見本体D5 は、上記第一参考例の見本体Dと比べて、下面に補強リブ8’が設けられている点で異なる。
なお、図10には、前記補強リブ8’の数が二つのものを示しているが、このような構成に限るものではなく、前記補強リブ8’を一つとしてもよいし、三つとしてもよい。もちろん、前記補強リブ8’を四つ以上としてもよいが、補強リブ8’の数は、1〜3のいずれかとすることが望ましい。また、補強リブ8’の断面形状は、図10の部分拡大図に示すように、ほぼ半円形状や、山形状に限られず、例えば、先端側が細くなる三角形状や台形状、矩形状などでもよい。
上記の構成からなる見本体D5 では、前記補強リブ8’によって、見本体D5 の下部の強度が必然的に大きくなることになる。このような構成から、見本体D5 によれば、上記第一参考例の見本体Dが有する効果に加えて、強度をより大きくすることができるという効果を得ることができる。
また、前記補強リブ8’を、見本体D5 の左右方向に長くなるように形成することにより、見本体D5 は、左右方向に細くする付勢を受けたときに、より強い力で元の形状に戻ろうとするようになる。従って、見本体D5 の挿入部5を開口3’の下方に挿入して見本体D5 を展示部3に取り付けたときに、開口3’に対して係止部7をより強い力で係止させることができるようになる。また、前記小径部分13の外径d1 を、開口3’の内径d2 よりも大きくした場合には、開口3’の周縁部に対する小径部分13の当接がより強い力で行われることになる。
見本体D5 の左右方向に長くなるように設けられた補強リブ8’を複数設ける場合には、複数の補強リブ8’,8’…を、例えば、見本体D5 の前後方向に適宜の間隔をあけて設ければよい。
図11(A)および(B)は、本発明の実施例に係る見本体D6 の構成を概略的に示す説明図である。なお、上記全ての参考例に示したものと同一構造の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略する。
見本体D6 は、上記第一参考例の見本体Dと比べて、左右両側に後方へ向かって延びる延長部分14,14が形成されている点で異なる。
より詳しくは、見本体D6 は、壜タイプの容器に対応する形状の部材を、その軸心(中央)を通る面で縦に割り、後側の部分を切り落とした形状とした第一参考例の見本体Dに、その左右両側から後方へ向けて延長部分14,14を連設したものである。
軸心(中央)を通る面で縦に割る前の状態にある壜タイプの容器に対応する形状の部材の横断面として形成される直径dなる円Cを、角度3分の1(=120°)で左右対称にカットする線A−Aと、前記円Cに対して接し、かつ前後方向に延びる二つの接線14s,14sとの交点14t,14tを、前記延長部分14の先端として決定するのが最適である。
上記の構成からなる見本体D6 は、真空成形または圧空成形によって成形することができ、トムソン法により打ち抜きが可能であるので、壜タイプの容器のような複雑な形状の見本体でも簡単に、かつ能率良く成形することができる。
上記の構成からなる見本体D6 は、その左右方向の幅を細くするように変形させた後、前記挿入部5を開口3’内に挿入することで展示部3に設置できるが、このとき、前記延長部分14,14の下部には、内側への変形が残ることから、見本体D6 が設置状態にあるときは、常に、延長部分14,14は元の形状へ復元しようとする。そして、この延長部分14,14の復元力によって見本体D6 はより強い力でかつ確実に展示部3に固定され、また、延長部分14,14がそれぞれ左右方向に開こうとすることによって、見本体D6 は常に前側に付勢され、前記開口3’の形状が図6(A)に示すようなものであっても、見本体D6 は安定した状態で設置されることになる。
なお、前記見本体D6 は、壜タイプの容器に対応する形状の部材を、その軸心(中央)を通る面で縦に割り、後側の部分を切り落とした形状とすることで形成した第一実施例の見本体Dに、その左右両側から後方へ向けて延長される延長部分14,14を連設したものに限るものではなく、壜タイプの容器に対応する形状の部材を、その軸心(中央)よりも前側よりの面で縦に割り、後側の部分を切り落とした形状とした第一実施例の見本体Dに、その左右両側から後方へ向けて延長部分14,14を連設したものであってもよい。
図12(A)および(B)は、第六参考例に係る見本体D7 の構成を概略的に示す斜視図および横断面図である。なお、上記全ての参考例に示したものと同一構造の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略する。
見本体D7 は、上記第一参考例の見本体Dと比べて、後側が開放されておらず、閉塞されている点で異なる。
すなわち、前記見本体D7 は、蓋(上壁部)および底(下壁部)を有する上記第一参考例の見本体Dの背面に閉塞部15を設けてなり、この閉塞部15によって見本体Dの後側の開放が閉塞されている。
上記の構成からなる見本体D7 は、押出ブロー成形法によって成形することが可能であり、複雑な形状の見本体であっても効率良く生産することができる。
第一参考例に係る見本体が取り付けられる自動販売機の構成を概略的に示す斜視図である。 上記参考例の構成を概略的に示す斜視図である。 上記参考例の構成を概略的に示す縦断面図である。 上記参考例の構成を概略的に示す部分拡大斜視図である。 上記参考例における小径部分の外径と開口の内径との相関関係を概略的に示す説明図である。 (A)は、上記参考例における開口の他の例を概略的に示す斜視図であり、(B)は、第三参考例における開口の他の例を概略的に示す斜視図である。 第二参考例に係る見本体の構成を概略的に示す部分拡大斜視図である。 第三参考例に係る見本体の構成を概略的に示す部分拡大斜視図である。 第四参考例に係る見本体の構成を概略的に示す部分拡大斜視図である。 第五参考例に係る見本体の構成を概略的に示す部分拡大斜視図である。 (A)および(B)は、本発明の実施例に係る見本体の構成を概略的に示す説明図である。 (A)および(B)は、第六参考例に係る見本体の構成を概略的に示す斜視図および横断面図である。 従来の見本体の構成を概略的に示す縦断面図である。 従来の見本体の他の例の構成を概略的に示す斜視図である。
1 自動販売機
3 展示部
3’ 開口
3a 架台部
5 挿入部
6 本体
7 係止部
D 見本体

Claims (4)

  1. 自動販売機の展示部の架台部に取り付けられる見本体が、販売する商品を包装し蓋を備えた容器の形状を有する部材を軸心を通る面で縦に割った形状の本体と、この本体の下部に連設され、かつ前記架台部に設けられたほぼ円形状の開口に係止させる挿入部とからなり、この挿入部には、上側から順に、横断面視ほぼC字形状の小径部分と、この小径部分の外周面よりも外側へ突出し前記開口に係止させることが可能な突条となる係止部と、底面とが形成されており、前記本体の左右側面を内側へ付勢して変形させることによって、前記見本体が前記開口に対して着脱自在となるように構成してある見本体の取付け構造であって、さらに、前記見本体の左右両側全域に後方に向かって延びる延長部分を形成してあり、前記挿入部が前記開口に係止する状態において、内側への変形が残った前記延長部分の下部が復元力によって左右方向に開こうとし、かつ、前記小径部分が前記開口の周縁部に当接するように構成してあることを特徴とする見本体の取付け構造。
  2. 請求項1に記載の見本体の取付け構造を備えた自動販売機。
  3. 自動販売機の展示部の架台部に取り付けられる見本体が、販売する商品を包装し蓋を備えた容器の形状を有する部材を軸心を通る面で縦に割った形状の本体と、この本体の下部に連設され、かつ前記架台部に設けられたほぼ円形状の開口に係止させる挿入部とからなり、この挿入部には、上側から順に、横断面視ほぼC字形状の小径部分と、この小径部分の外周面よりも外側へ突出し前記開口に係止させることが可能な突条となる係止部と、底面とを形成し、前記本体の左右側面を内側へ付勢して変形させることによって、前記見本体を前記開口に対して着脱自在に取り付ける見本体の取付け方法であって、さらに、前記見本体の左右両側全域に後方に向かって延びる延長部分を形成し、前記挿入部が前記開口に係止する状態において、内側への変形が残った前記延長部分の下部が復元力によって左右方向に開こうとし、かつ、前記小径部分が前記開口の周縁部に当接するように構成することを特徴とする見本体の取付け方法。
  4. 販売する商品を包装し蓋を備えた容器の形状を有する部材を軸心を通る面で縦に割った形状の本体と、この本体の下部に連設され、かつ自動販売機の展示部の架台部に設けられたほぼ円形状の開口に係止させる挿入部とからなり、この挿入部には、上側から順に、横断面視ほぼC字形状の小径部分と、この小径部分の外周面よりも外側へ突出し、前記架台部に設けられたほぼ円形状の開口に係止させることが可能な突条となる係止部と、底面とが形成されており、前記本体の左右側面を内側へ付勢して変形させることによって、前記開口に対して着脱自在となるように構成してある見本体であって、さらに、その左右両側全域に後方に向かって延びる延長部分が形成されているとともに、前記小径部分の外径を前記開口の内径よりも大きくしてあり、前記挿入部が前記開口に係止する状態において、内側への変形が残った前記延長部分の下部が復元力によって左右方向に開こうとし、かつ、前記小径部分が前記開口の周縁部に当接するように構成してあることを特徴とする見本体。
JP2003404048A 1999-12-10 2003-12-03 見本体の取付け構造及び取付け方法並びに自動販売機及び見本体 Expired - Lifetime JP4919201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003404048A JP4919201B2 (ja) 1999-12-10 2003-12-03 見本体の取付け構造及び取付け方法並びに自動販売機及び見本体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35167299 1999-12-10
JP1999351672 1999-12-10
JP2003404048A JP4919201B2 (ja) 1999-12-10 2003-12-03 見本体の取付け構造及び取付け方法並びに自動販売機及び見本体

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000219216A Division JP3607171B2 (ja) 1999-12-10 2000-07-19 見本体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004139617A JP2004139617A (ja) 2004-05-13
JP2004139617A5 JP2004139617A5 (ja) 2009-06-25
JP4919201B2 true JP4919201B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=32472368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003404048A Expired - Lifetime JP4919201B2 (ja) 1999-12-10 2003-12-03 見本体の取付け構造及び取付け方法並びに自動販売機及び見本体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4919201B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0344662U (ja) * 1989-09-07 1991-04-25
JPH0359824U (ja) * 1989-10-18 1991-06-12
JPH07210736A (ja) * 1994-01-11 1995-08-11 Shigeo Chino 自動販売機用ダミー缶の展示取付構造
JPH08305939A (ja) * 1995-05-02 1996-11-22 Koshin Sangyo Kk 自動販売機用商品見本及び自動販売機用商品見本の取付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004139617A (ja) 2004-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4919201B2 (ja) 見本体の取付け構造及び取付け方法並びに自動販売機及び見本体
JP3607171B2 (ja) 見本体
JP2004139617A5 (ja)
JP3077670U (ja) 見本体の取り付け構造
JP4659719B2 (ja) ディスプレー用ダミーの取り付け構造。
JP3091976U (ja) 自動販売機用のダミー体および自動販売機
JP3099772U (ja) 自動販売機用のダミー体
JP2001175938A (ja) 見本体の取り付け構造
JP3352855B2 (ja) 自動販売機用のダミー体
JP3114928U (ja) 自動販売機用のダミー体
CN112509218B (zh) 自动售货机的商品样品展示装置
JP2004086309A (ja) 自動販売機用のダミー体
JP2001319269A (ja) 自動販売機におけるディスプレー用ダミーの取り付け構造
JP3107660U (ja) 自動販売機用の見本体
JP3037489U (ja) 自動販売機用のダミー体およびその取付構造
JP3041012U (ja) 自動販売機用サンプル缶及びその陳列棚
JP3051550U (ja) 商品見本の展示構造
JP3115784U (ja) 自動販売機用のダミー体
JP3010672U (ja) 自動販売機の商品見本展示構造、およびこれに用いる支持台
JPH10101103A (ja) キャップ、このキャップを使用したダミー缶および自動販売機
JP3046534U (ja) 自動販売機のダミー体
JP2002304659A (ja) ダミー体のホルダー装置
JP3036039U (ja) 容器入り飲料の自動販売機におけるダミー容器の取付け装置
JP4629885B2 (ja) ダミー体
JP3086532U (ja) 自動販売機用のダミー体およびその取付構造。

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091211

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4919201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term