JP3023366U - 表面実装型の水晶振動子 - Google Patents

表面実装型の水晶振動子

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JP3023366U
JP3023366U JP1995011324U JP1132495U JP3023366U JP 3023366 U JP3023366 U JP 3023366U JP 1995011324 U JP1995011324 U JP 1995011324U JP 1132495 U JP1132495 U JP 1132495U JP 3023366 U JP3023366 U JP 3023366U
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JP
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crystal
pair
crystal unit
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JP1995011324U
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瀬 祐 一 川
竹 浩 実 大
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Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [課題] 円筒形の金属容器に収納して、その一端から
一対の端子を導出したシリンダ型の水晶振動子を簡単な
構成によって表面実装型とすることができ、しかも良好
な耐衝撃性を得る。 [解決手段] 基体2の収納部2aにシリンダ状の水晶
振動子1を収納するとともにシリンダの一端から延出し
た一対のリード端子1bを基体の底面に形成した表面実
装用の実装電極2eに接続したものにおいて、基体2の
一端に収納部2aに連通し上記一対のリード端子1bを
縦方向に位置する状態でのみ貫装することを許容する縦
長の透孔2cを設け、この透孔2cの両側に実装電極2
eにそれぞれ導通して上記リード端子1bを接続して電
気的な導通を図るとともに機械的に保持する保持電極2
dを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シリンダ型の水晶振動子を基体に収納して表面実装型とした表面実 装型の水晶振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、種々の電子機器では時間あるいは周波数の基準として水晶振動子を基準 周波数として用いた水晶発振器が多用されている。 一方、このような水晶振動子を用いる電子機器では、形状の小型化、組立の自 動化等が要求されている。このため使用する電子部品についても形状が小型で、 表面実装の可能な、いわゆるチップ型のものが望まれている。
【0003】 従来の水晶振動子は、不活性ガス、真空雰囲気等に封止するようにしているの で確実な気密性を得ることのできるように、一般に金属製の容器に収納すること が行われ、ハーメチック端子等を介して電極を外部へ導出するようにしていた。 このため容器の外周は導電性の金属からなるために、単に端子を容器に沿って 折り曲げると端子は容器の外側に接触して導通してしまうために、このような構 造でチップ部品のように表面実装を行うことはできなかった。
【0004】 また板状の絶縁材の底面側に表面実装を行うための実装電極を形成し、この実 装電極に導通して表面側に保持電極を設け、ここにシリンダ容器に収納した水晶 振動子のリード端子を接続することも考えられている。 しかしながらこのようなものでは、保持電極にリード端子を最短距離で接続す ると、リード端子は絶縁材の板面に平行、すなわち水平に配列した状態で実装す ることになる。したがってシリンダ容器内にリード端子の配列方向に平行に保持 された水晶片は、絶縁材の板面に平行に保持されることになり、この板面に垂直 方向に作用する応力によって大きな損傷を受ける問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、円筒形の金属容器に収納して、 その一端から一対の端子を導出したシリンダ型の水晶振動子を簡単な構成によっ て表面実装型とすることができ、しかも良好な耐衝撃性を得ることのできる表面 実装型の水晶振動子を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、基体の収納空間にシリンダ状の水晶振動子を収納するとともにシリ ンダの一端から延出した一対のリード端子を基体の底面に形成した表面実装用の 実装電極に接続したものにおいて、基体の一端に収納空間に連通し上記一対のリ ード端子を縦方向に位置する状態でのみ貫装することを許容する縦長の透孔を設 け、この透孔の両側に実装電極にそれぞれ導通して上記リード端子を接続して電 気的な導通を図るとともに機械的に保持する保持電極を設けたことを特徴とする ものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1に示す斜視図を参照して詳細に説明する。 図中1は金属製のシリンダ容器1aに収納した水晶振動子である。この水晶振 動子1はシリンダ容器1aの一端部から一対のリード端子1bを導出している。 そしてシリンダ容器1a内には短冊状の水晶片1cを収納し、この水晶片1c の長手方向の端部を上記リード端子1bの先端部に導電性接着剤等で固着してい る。
【0008】 そして、水晶片1cの板面をリード端子1bの配列方向に平行に保持し、かつ 水晶片1cの板面に形成した励振電極を導出するようにしている。 そして2はモールド材を成形した基体で、概略直方体の外形形状を有し、長手 方向に沿って、その一端から上記水晶振動子1を収納するための有底筒状の収納 部2aを形成している。
【0009】 そして基体2の他端部に、水平方向に高さ寸法の略中心を通って凹所2bを形 成し、この凹所2bの中央部に上記収納部2aに連通する縦長の透孔2cを穿設 し、上記水晶振動子1の一対のリード端子1bを基体2の底面に対して垂直に、 縦方向に位置した状態でのみ上記透孔2cを貫通することを許容するようにして いる。
【0010】 そして、基体2の収納部2aに水晶振動子1をリード端子1b側から差し込ん で収納する。そして透孔2cを貫通したリード端子1bはそれぞれ外側へ略直角 に折り曲げて、基体2の他端面の透孔2cの両側にそれぞれ形成した保持電極2 dに、たとえば導電性接着剤で固着して電気的に接続するとともに機械的に保持 するようにしている。 なお保持電極2dは、基体2の底面に形成した表面実装を行うための実装電極 2eに電気的に導通させるようにしている。
【0011】 このような構成であれば、水晶振動子1の実装電極2eを、プリント基板の導 電パターンに半田付けすることによって表面実装を行うことができる。 この場合、水晶振動子1の水晶片1cはリード端子1bの配列方向に平行に保 持するようにしているので、水晶片1cはプリント基板の板面に垂直に保持され ることになる。
【0012】 しかして、このようなシリンダ型の容器に収納した水晶振動子1の場合は、水 晶片1cの長手方向の端部をリード端子1bの先端部で保持する構造としている 。 このため水晶片1cの板面に垂直方向に作用する外力は、水晶片1cとリード 端子1bとの接着面に対して垂直方向に作用するために接着面及び水晶片1cに 大きな損傷を与える。 一方、プリント基板は、その材質に係わらず板面に垂直な方向に変位・変形を 生じ易く、実装された電子部品に対しても板面に垂直な方向に大きな応力が作用 する。
【0013】 このため水晶振動子1をプリント基板に表面実装した場合、その水晶片1cを プリント基板の板面に水平に位置するように保持している場合、外部からの振動 、衝撃等による応力は主に水晶片1cの板面に垂直方向に作用することになり大 きな応力が作用して損傷し易い。 たとえば、プリント基板を実装した電子機器に、3000G、0.3msの衝 撃を与えるとする。
【0014】 この場合プリント基板の板面に平行には3000G、0.3msの衝撃が作用 するだけである。 これに対して、プリント基板の板面に垂直な方向の応力は基板の撓みによって 最大値2000G程度の振幅で振動して1ms程度の時間をかけて減衰するため に力積としては大きな応力が作用する。 たとえば、上記実施例のような構造で水晶片を実装面に垂直に保持したものと 、水晶片を実装面に平行に保持したものとを製作してそれぞれプリント基板に実 装したサンプルを製作する。
【0015】 これらのサンプルを用いて落下試験を行うと、前者の実装面に対して水晶片を 垂直に保持したものでは170cmの高さまで破損を生じることはないが、後者 の実装面に対して水晶片を平行に保持したものでは75cmの高さで破損してし まう。 したがって水晶片1cをプリント基板の板面に垂直に保持した場合は、水平に 保持したものとを比較すると、圧倒的に良好な耐振・耐衝撃性を得ることができ る。
【0016】 しかして上記実施例によれば、水晶振動子の水晶片は基体の底面、すなわち実 装面に対して垂直に保持される。したがって、この水晶振動子をプリント基板に 実装すれば、水晶片はプリント基板の板面に対して垂直に保持することができ良 好な耐振・耐衝撃性を得ることができる。
【0017】 また、基体2の収納部に収納した水晶振動子のリード端子を外側へ折り曲げて 保持電極に固着する簡単な工程でシリンダ容器に収納した水晶振動子を表面実装 型とすることができ組立も容易でコストも低廉である。 またシリンダ型の水晶振動子は、形状が小型であり、しかもリード端子を植設 した丸台形のベースをシリンダ型のカバーの開口に嵌着して封止することができ 容易に良好な気密性を得ることができ高信頼性を得られる利点がある。
【0018】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、組立が容易でしかも良好な耐振、耐衝 撃性を得ることができる表面実装型の水晶振動子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である
【図2】図1に示す実施例の水晶振動子の基体の他端側
から見た正面図である。
【符号の説明】
1 ・・ 水晶振動子 1a ・・ シリンダ容器 1b ・・ リード端子 1c ・・ 水晶片 2 ・・ 基体 2a ・・ 収納部 2b ・・ 凹所 2c ・・ 透孔 2d ・・ 保持電極 2e ・・ 実装電極

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製のシリンダ容器の一端から一対のリ
    ード端子を導出して容器内に収納した水晶片の長手方向
    の端部をリード端子に接続して板面に形成した電極を導
    出するとともに水晶片の板面をリード端子の配列方向に
    平行に保持した水晶振動子と、 直方体の外形形状を有し長手方向に沿ってその一端部か
    ら上記水晶振動子を収納する有底筒状の収納部を形成し
    た基体と、 この基体の収納部に連通して長手方向の他端部に形成さ
    れ上記収納部に収納した水晶振動子の一対のリード端子
    の配列方向を基体の底面に垂直な方向でのみリード端子
    が貫通することを許容する縦長の透孔と、 上記基体の他端部の上記透孔の両側に形成され上記一対
    のリード端子をそれぞれ接続して保持するとともに上記
    基体の底面に形成した表面実装用の実装電極に導通した
    保持電極と、 を具備することを特徴とする表面実装型の水晶振動子。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、基体はモ
    ールド材を成形してなることを特徴とする表面実装型の
    水晶振動子。
JP1995011324U 1995-09-29 1995-09-29 表面実装型の水晶振動子 Expired - Lifetime JP3023366U (ja)

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