JPH0585122U - 水晶発振器のサポート構造 - Google Patents

水晶発振器のサポート構造

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JPH0585122U
JPH0585122U JP3386492U JP3386492U JPH0585122U JP H0585122 U JPH0585122 U JP H0585122U JP 3386492 U JP3386492 U JP 3386492U JP 3386492 U JP3386492 U JP 3386492U JP H0585122 U JPH0585122 U JP H0585122U
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JP
Japan
Prior art keywords
support
mounting surface
crystal blank
substrate
crystal
Prior art date
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Pending
Application number
JP3386492U
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English (en)
Inventor
幸一 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daishinku Corp
Original Assignee
Daishinku Corp
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付精度を向上させ、耐衝撃性、電気特性の
点において信頼性の高いサポートを得ることを目的とす
る。 【構成】 ベース1の上面に回路パターンを形成した基
板3があり、基板上にICチップ5、電極形成された水
晶ブランクを搭載した水晶発振器において、金属薄板か
ら成るサポートは、断面コの字形状とし、さらに、基板
搭載面と水晶ブランク搭載面における長手方向先端部分
を内方側に折り曲げて形成し、基板搭載面と水晶ブラン
ク搭載面に切り込み41a、41b,42a、42bを
設け、側面に孔部41c,42cを設けた。また、サポ
ート41,42に搭載する水晶ブランク6の形状を短冊
型にし、切り込みにより形成されたサポートの水晶ブラ
ンク搭載面両端部分に水晶ブランクを搭載した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は水晶発振器に搭載する水晶ブランクのサポートの構造に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5が示すように、リード端子21、22及びアース端子23を有する ベース1の上部に回路パターンを形成された基板3を搭載し、基板3の上部には ICチップ5とサポート4、4が電気的接続がなされて搭載する。そして電極7 を形成した水晶ブランク6をサポート4、4の上部に搭載して導電性接合材等で 接合し、図示していないがキャップで気密封止した。以上の構成でなる水晶発振 器に搭載する水晶ブランク6を支持するサポート4、4は金属からなる薄板を折 り曲げて、基板搭載面と水晶ブランク搭載面および側面を形成し、断面コの字形 状を成し、さらに、基板搭載面と水晶ブランク搭載面における長手方向先端部分 を内方側に折り曲げて形成していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、サポートを基板に導電性接合材で固着する場合、サポートの基板搭 載面に導電性接合材の逃げる構造を有していないため、サポートの廻りを導電性 接合材がはい上がる形となり導電性接合材の浮力でサポートが浮き上がった状態 となるためサポートを固着する際の位置が安定しなかった。また、サポートする 支持金具として、薄板を折り曲げて少なくとも断面コの字形状を成していること から、基板の長手方向に対しては柔軟性があるが、基板の短手方向に対しては衝 撃を緩和する構造がなく、落下等の衝撃を受けた際、サポートと基板を固着した 部分がもげたりすることがあった。また、水晶ブランクの形状が短冊型(矩形状 )の厚み滑り系である場合、水晶ブランクの短辺側は両側部分より中心部分の方 が機械的振動エネルギーが強く、水晶ブランクの短辺側中心部分を固定すると、 CI値が上がったり、周波数が変化しやすい等の電気的に不安定であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本考案の水晶発振器のサポート構造は、電気的 に独立して設けられた複数のリード端子を有するベースが有り、前記ベースの上 部には回路パターンを形成した基板が有り、基板上に回路部品、電極形成された 水晶ブランクを搭載し、キャップで気密封止した水晶発振器において、前記水晶 ブランクを支持するサポートは金属からなる薄板を折り曲げて、基板搭載面と水 晶ブランク搭載面および側面を形成し、断面コの字形状を成し、さらに、基板搭 載面と水晶ブランク搭載面における長手方向先端部分を内方側に折り曲げて形成 し、前記サポートの基板搭載面と水晶ブランク搭載面に切り込みを設け、前記サ ポートの側面に孔部を設けた。
【0005】 また、電気的に独立して設けられた複数のリード端子を有するベースが有り、 前記ベースの上部には回路パターンを形成した基板が有り、基板上に回路部品、 電極形成された水晶ブランクを搭載し、キャップで気密封止した水晶発振器にお いて、前記水晶ブランクを支持するサポートは金属からなる薄板を折り曲げて、 基板搭載面と水晶ブランク搭載面および側面を形成し、断面コの字形状を成し、 さらに、基板搭載面と水晶ブランク搭載面における長手方向先端部分を内方側に 折り曲げて形成し、前記サポートの基板搭載面と水晶ブランク搭載面に切り込み を設け、前記サポートの側面に孔部を設けた。 そして、前記サポートに搭載する水晶ブランクの形状を短冊型(矩形状)にし、 前記サポートの水晶ブランク搭載面において、切り込みにより形成されたサポー トの水晶ブランク搭載面両端部分に水晶ブランクを搭載した。
【0006】
【作用】
サポートの基板搭載面と水晶ブランク搭載面に切り込みを設けることにより、 サポートの基板搭載面と水晶ブランク搭載面の切り込みの部分に導電性接合材が 入り込むため、サポートの廻りを導電性接合材がはい上がる形となり導電性接合 材の浮力でサポートが浮き上がった状態となることがなくなった。 また、前記サポートの側面に孔を設けることにより、基板の長手方向に対しての 柔軟性だけでなく、基板の短手方向に対しても衝撃を緩和する構造となった。
【0007】 そして、サポートに搭載する水晶ブランクの形状を短冊型(矩形状)の厚み滑 り系にした場合、水晶ブランクの短辺側は両側部分より中心部分の方が機械的振 動エネルギーが強く、中心部分を固定するより両側を固定することにより水晶が 電気的に安定する。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の水晶発振器を図面を参照にして説明する。図1は本考案の実施 例を示す分解斜視図である。図2は本考案のサポートの斜視図である。図3は本 考案のサポートの展開図である。図4は本考案のサポートを基板に搭載して導電 性接合材で固着した状態の正面図である。 図1よりベース1は、金属からなる。ベース1にはガラス8を介してリード端 子21、22気密かつ絶縁して封着されている。そしてベース1とアース端子2 3が接続されている ベース1の上面には基板3が設けられ、前記基板表面には外部回路を構成する ICチップ5等の電子部品並びに水晶ブランク6を支持しリン青銅等の金属から なるサポート41、42を搭載し、必要な接続がなされている。以下、同様のサ ポート41、42のうちサポート41について説明する。 図2、図3よりサポート41はリン青銅からなる薄板9にプレス打ち抜きによ り切り込み41a、41b、孔部41cを設ける。そして、薄板9の折り曲げ部 91、92に沿って曲げてコの字形状を成して基板搭載面と水晶ブランク搭載面 を形成し、さらに、折り曲げ部93、94に沿って内方側に折り曲げることによ って形成されている。そこで、切り込み41aは少なくとも折り曲げ部92、9 4にまたがって設けられ、切り込み41bは少なくとも折り曲げ部91、93に またがって設けられいる。 また、サポート41、42は上下が対称に構成されていることもあり基板搭載 面と水晶ブランク搭載面が逆向きに取り付けられてもよく、サポート搭載工程が 簡易化できる。そして、図4が示すように、切り込みを設けることにより基板3 にサポートを搭載して、導電性接合材10で固着しても、導電性接合材10が切 り込みを介してサポート内部に逃がれるため導電性接合材10がサポートの内外 から固着するためより一層強固に固着することができる。 以上のように構成されたサポート41、42の上部には電極71を形成した水 晶ブランク6が搭載され、導電性接合材10によって電気的、機械的接合がなさ れている。そして、図示していないが、ベース1と金属からなるキャップを気密 封止する。
【0009】 また、水晶ブランクの形状をATカットの短冊型(矩形状)にした場合、短冊 型の振動子の短辺側は中心部分を固定するより両側を固定する方が水晶が電気的 に安定する性質があるが、サポート41、42の水晶ブランク搭載面には切り込 み41a、42aが有るため、サポート41、42の切り込みを除いた両端部分 で水晶ブランク6を保持することができる。そして水晶ブランク6を導電性接合 材10でサポート41、42に固着する。
【0010】
【考案の効果】
サポートを基板に導電性接合材で固着する場合、導電性接合材がサポートの 基板搭載面の切り込みを介してサポート内部に逃がれるため、導電性接合材がサ ポートの内外から固着するためより一層強固に固着することができ、またサポー トの廻りを導電性接合材がはい上がる形となり導電性接合材の浮力でサポートが 浮き上がった状態となることがなくサポートを固着する際の位置精度が向上する 。そして、本考案のサポートは上下が対称に構成されていることもあり基板搭載 面と水晶ブランク搭載面が逆向きに取り付けられてもよく、サポート搭載工程が 簡易化できる。 また、サポートする支持金具として、薄板を折り曲げて少なくとも断面コの字 形状を成し、前記サポートの側面に孔を設けることにより、基板の長手方向に対 しての柔軟性だけでなく、基板の短手方向に対しても衝撃を緩和する構造となり 、耐衝撃性が向上する。 また、水晶ブランクの形状が短冊型(矩形状)である場合、水晶ブランクの短 辺側は両側部分より中心部分の方が機械的振動エネルギーが強く、水晶ブランク の短辺側中心部分を固定すると、CI値が上がったり、周波数が変化しやすい等 の電気的に不安定であったが、本考案のサポートの水晶ブランク搭載面には切り 込みが有るため、サポート切り込みを除いた両端部分で水晶ブランクを保持する ため、前記問題点を解決できる。 以上のように本考案のサポート構造を用いることにより、製造工程、耐衝撃性 、電気特性の三点において信頼性の高いサポートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本考案のサポートの斜視図である。
【図3】本考案のサポートの展開図である。
【図4】本考案のサポートを基板にとうさいして導電性
接合材で固着した状態の正面図である。
【図5】従来の実施例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース 21、22 リード端子 23 アース端子 3 基板 4、41、42 サポート 41a、41b、42a、42b 切り込み 41c、42c 孔部 5 ICチップ 6 水晶ブランク 7、71 電極 8 ガラス 9 薄板 91、92、93、94 折り曲げ部 10 導電性接合材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に独立して設けられた複数のリー
    ド端子を有するベースが有り、前記ベースの上部には回
    路パターンを形成した基板が有り、基板上に回路部品、
    電極形成された水晶ブランクを搭載し、キャップで気密
    封止した水晶発振器において、前記水晶ブランクを支持
    するサポートは金属からなる薄板を折り曲げて、基板搭
    載面と水晶ブランク搭載面および側面を形成し、断面コ
    の字形状を成し、さらに、基板搭載面と水晶ブランク搭
    載面における長手方向先端部分を内方側に折り曲げて形
    成する構造であって、前記サポートの基板搭載面と水晶
    ブランク搭載面に切り込みを設ける構造と、前記サポー
    トの側面に孔部を設ける構造とを含むことを特徴とする
    水晶発振器のサポート構造。
  2. 【請求項2】 前記サポートに搭載する水晶ブランクの
    形状が短冊型(矩形状)であること特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第一項記載の水晶発振器のサポート構
    造。
JP3386492U 1992-04-21 1992-04-21 水晶発振器のサポート構造 Pending JPH0585122U (ja)

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JP3386492U JPH0585122U (ja) 1992-04-21 1992-04-21 水晶発振器のサポート構造

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JP3386492U JPH0585122U (ja) 1992-04-21 1992-04-21 水晶発振器のサポート構造

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JPH0585122U true JPH0585122U (ja) 1993-11-16

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