JP3005274B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3005274B2
JP3005274B2 JP2273689A JP27368990A JP3005274B2 JP 3005274 B2 JP3005274 B2 JP 3005274B2 JP 2273689 A JP2273689 A JP 2273689A JP 27368990 A JP27368990 A JP 27368990A JP 3005274 B2 JP3005274 B2 JP 3005274B2
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詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
この発明は、特別装置内に形成された特別通過領域を
打玉が通過したことによって複数の表示結果を表示する
ことが可能な可変表示装置が予め定めた表示結果を表示
した場合に特定遊技状態となって可変入賞球装置を遊技
者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な
第1の状態に変化させる弾球遊技機に関するものであ
る。
【従来の技術】
従来、この種の弾球遊技機として、例えば、特別通過
領域への通過によって可変表示装置が予め定めた表示結
果となったときに、特定遊技状態の一種である権利発生
遊技状態となり、その権利発生遊技状態中に打玉が始動
入賞口に入賞したことに基づいて可変入賞球装置を一定
期間、例えば、一定時間が経過するまで、あるいは一定
個数の入賞玉が発生するまで開放し、そのような開放状
態を権利発生遊技状態が継続していることを条件とし
て、始動入賞口への入賞毎に所定回数繰り返すものが提
案されていた。そして、この種の弾球遊技機において
は、可変表示装置に表示される表示結果だけで権利発生
遊技状態となったことを遊技者に報知していた。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、可変表示装置は、打玉が特別通過領域を通過
する毎に表示結果を表示するものであるため、仮に打玉
が特別通過領域を連続して通過したときであって、先の
打玉によって予め定められた表示結果が表示されても、
その表示結果が微小時間表示された後、後続の打玉に基
づく可変表示動作が開始されるため、遊技者が可変表示
装置に注意を向けていない場合には、権利発生遊技状態
となったことを看過する場合があった。この場合は、上
記した不都合に鑑みなされたもので、その目的とすると
ころは、遊技者にとって有利な特定遊技状態となったこ
とを可変表示装置の表示結果以外のもので確実に報知す
ることができる弾球遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この発明において
は、 特別装置内に形成された特別通過領域に設けられる検
出手段を打玉が通過したことによって複数の表示結果を
表示することが可能な可変表示装置が予め定めた表示結
果を表示した場合に特定遊技状態となって可変入賞球装
置を遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとっ
て有利な第1の状態に変化させる弾球遊技機において、 前記特別装置は、 前記可変表示装置が表示結果を表示するまで前記特別
通過領域を通過する打玉を前記検出手段によって検出さ
れたままの状態で停止する停止手段と、 前記可変表示装置が、予め定めた表示結果を表示した
ときに前記停止手段で停止されている打玉を特定入賞領
域に誘導し、予め定めた表示結果以外の表示結果を導出
したときに前記停止手段で停止されている打玉を特定入
賞領域以外の領域に誘導する誘導手段と、を含み、 前記誘導手段を正逆回転が可能な回転体から構成する
と共に、該回転体の一側側方に前記特定入賞領域を配置
し、前記回転体の他側側方に前記特定入賞領域以外の領
域を配置し、前記回転体の一方向への回転によって打玉
を特定入賞領域に誘導する一方、回転体の他方向への回
転によって打玉を特定入賞領域以外の領域に誘導するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【作用】
打玉が特別通過領域を通過しても停止手段によって打
玉が検出手段によって検出されたままの状態で停止され
た状態となる。その後、上記特別通過領域への打玉の通
過に基づいて可変表示装置が表示結果を表示するが、そ
の表示経過が予め定められた表示結果であるときには、
停止手段での停止が解除されて誘導手段によって打玉が
特定入賞領域に誘導される。一方、可変表示装置の表示
結果が予め定められた表示結果以外の表示結果であると
きには、停止手段での停止が解除されて誘導手段によっ
て打玉が特定入賞領域以外の領域に誘導される。つま
り、遊技者は、可変入賞球装置を遊技者にとって有利な
状態に変化する特定遊技状態となったか否かの判断を可
変表示装置の表示結果と、その表示結果の表示後の停止
されていた打玉が特定入賞領域へ誘導されたこととの2
つの現象によって判断でき、このため、特定遊技状態と
なったか否かを確実に理解することができる。また、特
定入賞領域、特定入賞領域以外の領域、及び誘導手段と
しての回転体を横方向に並設したので、特別装置全体と
しての縦寸法を小さくすることができ、特別装置の盤面
上での配置自由度が向上する。また、停止手段で停止さ
れている玉を僅かな回転で特定入賞領域又はそれ以外の
領域に導くことができるので、次の停止手段で停止され
ている玉の処理を早く行うことができる。
【実施例】
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。まず、第1図ないし第4C図を参照して、第1実
施例について説明する。第1図は、第1実施例に係る弾
球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤の拡大
正面図である。図において、遊技盤1の表面の誘導レー
ル2に囲まれる遊技領域3のほぼ中央には、本実施例の
要部を構成する特別装置30が配置されている。この特別
装置30の下方には、特定遊技状態の一種である権利発生
遊技状態となったときで後述する始動通過領域としての
始動入賞口12に打玉が入賞したことに基づいて作動され
る可変入賞球装置4が設けられている。 可変入賞球装置4は、前記遊技盤1に取り付けられる
取付基板5に設けられており、その取付基板5に開設さ
れた長方形状の入賞領域6を開閉する開閉扉7(アタッ
カーと表現する場合もある)によって構成されている。
開閉扉7は、遊技盤1の裏面に設けられるアタッカーソ
レノイド8によって開閉駆動される。具体的には、アタ
ッカーソレノイド8が励磁されたときには、遊技者にと
って有利なように開閉扉7が開成して打玉を受け入れ易
い第1の状態となり、アタッカーソレノイド8が消磁さ
れたときには、遊技者にとって不利なように開閉扉7が
閉成して打玉が入賞しない第2の状態となる。また、開
閉扉7に受け止められて入賞領域6に受け入れられた入
賞玉は、遊技盤1の裏面に配置される入賞個数検出器9
によって検出される。入賞個数検出器9で検出された入
賞玉数は、入賞領域6の後面壁に設けられる入賞個数表
示器10に表示されるようになっている。そして、この実
施例では、アタッカーソレノイド8が励磁される期間
は、一定時間(例えば、10秒)が経過するまで又はその
一定時間が経過する前であって一定個数(例えば、10
個)の入賞玉が検出されたときまでである。 なお、アタッカーソレノイドの励磁期間を一定時間だ
け又は一定個数だけ制御しても良い。また、可変入賞球
装置が遊技者にとって不利な第2の状態となったとき
に、全く打玉が入賞しない構造ではなく、入賞し難い構
造の可変入賞球装置であってもよい。 また、開閉扉7の前面中央には、打玉が通過可能な間
隔をおいて一対の案内突片11が突設されている。この案
内突片11は、開閉扉7の下方の取付基板5に設けられる
始動入賞口12と対応するように形成されている。すなわ
ち、開閉扉7が閉成した状態では、案内突片11と始動入
賞口12との間には、所定の間隔が形成されており、この
ため、始動入賞口12の斜め左右及び左右側方から飛来す
る打玉が始動入賞口12に入賞することができる。もちろ
ん、始動入賞口12の上方から飛来する打玉であって案内
突片11を通過した打玉も始動入賞口12に入賞することが
できる。ところが、開閉扉7が開成した状態では、案内
突片11と始動入賞口12との間の間隔が打玉が通過し得な
い状態となっており、このため、始動入賞口12の左右側
方から飛来する打玉が始動入賞口12に入賞することがで
きない。また、この場合、始動入賞口12の上方から飛来
する打玉は、すべて開閉扉7によって受け止められるた
め、始動入賞口12に入賞しないものである。なお、図示
の実施例では、開閉扉7の左右両側に入賞口15a,15bが
突設されているため、開閉扉7が開成した状態では、始
動入賞口12の下方を除く上部と両側部が打玉が侵入しな
いように閉塞されるものであるため、必ずしも案内突片
11を設ける必要がない。また、案内突片11がなくても開
閉扉7と始動入賞口12との距離が短ければ、開閉扉7の
開成中に打玉が始動入賞口12に入賞することもない。 また、始動入賞口12は、入賞した打玉を検出する始動
入賞玉検出器13を内蔵している。この始動入賞玉検出器
13の出力は、権利発生遊技状態中であることを条件とし
て開閉扉7のアタッカーソレノイド8を前記一定期間開
成するための信号として処理されるものである。なお、
始動入賞口12は、打玉を入賞玉として取込む入賞口とし
て形成されているが、単に打玉を通過させる通過口とし
て構成しても良い。 上記したように、本実施例では、開閉扉7の開成中に
打玉が始動入賞口12に入賞しないようにし、開閉扉7が
閉じているときだけ打玉が始動入賞口12に入賞するよう
にしている。これは、以下の理由による。すなわち、こ
の形式のパチンコ遊技機が後述するように権利発生遊技
状態中であっても打玉が始動入賞口12に所定個数(16
個)入賞してしまうと開閉扉7の開成回数がその所定回
数に達しなくてもその時点で権利発生遊技状態が終了し
てしまう。例えば、開閉扉7の5回目の開成中に始動入
賞口12に16個目の打玉が入賞したときには、その5回目
の開成を終了した時点(打玉が始動入賞口12に入賞した
時点でもよい)で権利発生遊技状態が終了してしまう。
したがって、このような状況となったときに遊技者に不
満が生ずるが、上記した実施例では、開閉扉7の開成中
は、打玉が始動入賞口12に入賞しないので、開閉扉7の
開成状態と始動入賞口12への打玉の入賞が交互に行わ
れ、始動入賞口12への打玉の入賞個数と開閉扉7の開成
回数とが対応しながら遊技を進行することができる。 一方、この実施例と逆に始動入賞口12への打玉の入賞
を開成中の開閉扉7が邪魔しないように構成しても良
い。例えば、始動入賞口12(その数は、1個でなくても
よい)を遊技盤1上の任意の位置に配置して開閉扉7の
開閉に関係なく打玉が入賞するようにした場合には、権
利発生遊技状態中、遊技者は、開閉扉7を許容された最
高回数まで開成すべく開閉扉7が開成中においては始動
入賞口12に打玉が入賞しないように打玉の弾発力を調整
し、開閉扉7が閉じているときには始動入賞口12に打玉
が入賞するようにその弾発力を調整する必要があり、遊
技中自己の技能を楽しみながらあるいはスリルを楽しみ
ながら遊技を行うことができるパチンコ遊技機とするこ
とができる。 始動入賞口12の一側下部の取付基板5には、権利発生
遊技状態中に始動入賞口12に入賞した打玉の数を表示す
る始動入賞個数表示器14が設けられている。始動入賞個
数表示器14は、2つの7セグメントLEDで構成され、2
桁の数字を表示することができる。なお、始動入賞個数
表示器14に代えて、あるいは加えて開閉扉7の開成回数
を表示する表示器を設けてもよい。 特別装置30の上部の左側には、チューリップ始動通過
口16が配置されている。このチューリップ始動通過口16
は、始動通過玉検出器17を内蔵しており、チューリップ
始動通過口16を通過する打玉を検出するようになってい
る。しかして、チューリップ始動通過口16を通過する打
玉によって始動通過玉検出器17が作動したときには、特
別装置30の上部に設けられる後述する入賞球装置32が開
成されるようになっている。なお、チューリップ始動通
過口16を図示のように打玉を取込む入賞口として構成し
ても良いし、通過した打玉を再び盤面に戻すように構成
しても良い。 更に、遊技領域3には、前記特別装置30の上部及び右
側方に入賞口18a,18bが設けられ、特別装置30の下部両
側方に入賞口19a,19bが設けられている。このうち、入
賞口19a,19bは、その前面下部にランプを内蔵するもの
であり、権利発生遊技状態となったときに点灯、あるい
は点滅してその旨を遊技者に報知するものである。 また、遊技領域3には、落下する打玉の流下速度や方
向を変化せしめる風車20や多数の障害釘(後述する障害
釘23を含む)が設けられるとともに、前記権利発生遊技
状態となったときに点灯又は点滅して遊技者にその旨を
報知する遊技効果ランプ21a,21bが設けられている。こ
の遊技効果ランプ21a,21bと同じ効果を奏するものとし
て前記入賞口19a,19bに設けられるランプ等もある。こ
れらのランプ類は、権利発生遊技状態時だけでなく、後
述する可変表示装置53a,53bの可変動作中や始動入賞の
あったときや前記開閉扉7が開成中等にも異なる態様で
点灯、あるいは点滅して遊技の雰囲気を盛り上げるよう
になっている。更に、遊技領域2の最下方には、上記し
たいずれの入賞領域にも入賞しなかった打玉が遊技盤1
の後方に導かれるアウト口22が設けられている。 ところで、上記した特別装置30は、第1図に示すよう
に、前記遊技盤1の表面に取付けられる取付基板31を有
し、その取付基板31の上部に入賞球装置32が取付けられ
ている。入賞球装置32は、一対の開閉翼片33a,33bが開
閉するもので、いゆるチューリップ式入賞口とされてい
る。ただし、通常の打玉の入賞によって機械的に開閉駆
動されるチューリップ式入賞口と異なり、遊技盤1の裏
面に設けられるチューリップソレノイド34によって開閉
制御されるものである。具体的には、前記チューリップ
始動通過口16に打玉が通過したときにチューリップソレ
ノイド34を励磁して開閉翼片33a,33bを開成して打玉が
入賞し易い状態する。そして、開成中の開閉翼片33a,33
bによって受け入れられた打玉がガイド壁35に沿って流
下する際にその途中に設けられる入賞玉検出器36を通過
したときにチューリップソレノイド34が消磁されて開閉
翼片33a,33bを閉じる。また、チューリップソレノイド3
4が消磁されたときには、開閉翼片33a,33bが起立して打
玉が入賞し難い状態となる。なお、チューリップソレノ
イド34の励磁時間を打玉の入賞に関係なく一定時間(例
えば、6秒)としてもよい。 ところで、開閉翼片33a,33bが起立した状態では、第
1図に示すように、その植立位置が正三角形状となる障
害釘23によって打玉が入賞し難いようになっている。こ
のような三角釘の釘調整は、一般的に難しく起立した開
閉翼片33a,33bへの打玉の入賞率を所望の値に調整する
ことが非常に煩わしい。しかし、開閉翼片33a,33bが開
成した状態では、障害釘23の外側を通る打玉も開閉翼片
33a,33bに受け止められるので、特に障害釘23の微妙な
釘調整を行う必要はない。そして、この場合、開閉翼片
33a,33bが起立した状態では、ほとんど障害釘23に邪魔
されて打玉が入賞球装置32に入賞しないように調整して
おけば良い。なお、入賞球装置32は、通常時打玉が全く
入賞しないようなものでも良い。 入賞球装置32の下方には、ガイド壁35が形成され、該
ガイド壁35の途中に前記入賞玉検出器36が設けられてい
る。また、ガイド壁35の下方には、特別通過領域37が配
置されている。この特別通過領域37は、打玉が通過し得
るように上下方向に貫通しており、その内部に図柄停止
検出器38を内蔵している。しかして、打玉が図柄停止検
出器38を作動させると、通常時可変表示している可変表
示装置53a,53bの表示動作が停止し、表示結果を表示す
る。そして、その表示結果が予め定めた表示結果、例え
ば、可変表示装置53a,53bに表示される図柄が共に数字
の「7」であるとき権利発生疑似状態となり、それ以外
の表示結果であるときには、遊技状態に変化がない。 また、特別通過領域37の下方には、ほぼ円盤状の流路
切換部材39が配置されている。この流路切換部材39は、
遊技盤1の裏面に配置される切換モータ43の正逆回転駆
動により、所定の角度範囲内で揺動動作するものであ
る。また、流路切換部材39は、その中央上部が停止部40
として構成され、その停止部40と前記特別通過領域37と
で打玉が当接した状態で停止している。 更に、流路切換部材39には、前記停止部40の左右から
円弧状に切り欠けられた転動部41a,41bが形成されてお
り、流路切換部材39が揺動したときに前記停止部40で停
止された打玉を側方に形成された通常入賞口49又は特定
入賞口50に誘導するようになっている。また、流路切換
部材39には、前記転動部41a,41bの前面を覆うようにカ
バー板が斜め上方に延設され、該カバー板の上端に後方
に向って係止突片42a,42bが突設されている。この係止
突片42a,42bは、第2図に示すように、流路切換部材39
が揺動したときに前記特別通過領域37の上部に侵入して
特別通過領域37に入ろうとする次位の打玉P2を特別通過
領域37に入らないように停止させるものである。 ところで、流路切換部材39は、上記したように切換モ
ータ43によって左右方向に揺動するものであるが、その
揺動範囲を規制するために、第2図に示すように切換モ
ータ43のモータ軸に複数の切欠部45〜47が形成された遮
光板44と、切欠部45〜47に対応する位置に設けられる投
受光方式の傾動位置検出器48とが設けられている。 これについて説明すると、通常の状態では、傾動位置
検出器38が中央の切欠部45に対応してONとなっている。
この状態では、停止部40によって打玉P1が停止された状
態である。しかして、可変表示装置53a,53bが予め定め
た表示結果を表示したときには、切換モータ43が図示右
回転方向に駆動を開始し(以下、正転という)、傾動位
置検出器48が右側の位置する切欠部46を検出したとき
(即ち、OFFからONの変化を検出)にその回転を停止す
る。切換モータ43が回転を停止したとき(本実施例で
は、約1秒停止)には、特別通過領域37と停止部40とで
停止していた打玉P1は、停止部40による停止状態が解除
されて転動部41aに落ち込みそれに沿って流下する。こ
のとき、打玉P1の上部に次位の打玉P2があっても前記し
たように係止突片43aで停止されて特別通過領域37に入
らないようになっている。 一方、可変表示装置53a,53bが予め定めた表示結果以
外の表示結果を表示したときには、切換モータ43が図示
左回転方向に駆動を開始し(以下、逆転という)、傾動
位置検出器48が左側の位置する切欠部47を検出したとき
(即ち、OFFからONの変化を検出)にその回転を停止す
る。切換モータ43が回転を停止したとき(本実施例で
は、約1秒停止)には、特別通過領域37と停止部40とで
停止されていた打玉P1は、停止部40による停止状態が解
除されて転動部41bに落ち込みそれに沿って流下する。
このときも、打玉P1の上部に次位の打玉P2があっても前
記したように係止突片42bで停止されて特別通過領域37
に入らないようになっている。 前記した一方の転動路41bを転動した打玉は、特別装
置30の下部一側に形成された通常入賞口49に誘導されて
通常の入賞玉として処理される。一方、他方の転動路41
aを転動した打玉は、特別装置30の下部他側に形成され
た特定入賞口50に誘導され、遊技盤1の裏側に設けられ
る特定入賞玉検出器51をONさせた後、通常の入賞玉とし
て処理される。しかして、特定入賞玉検出器51がONする
と、特定入賞口50の上部に設けられる特定入賞口表示ラ
ンプ52を点灯させると共に、権利発生遊技状態を発生さ
せる。そして、この権利発生遊技状態中においては、前
記したように、始動入賞口12に打玉が入賞する毎に可変
入賞球装置4の開閉扉7が一定期間開成されるようにな
っている。なお、権利発生遊技状態は、権利発生遊技状
態中に再度可変表示装置53a,53bの表示結果が予め定め
た表示結果となって流路切換部材39によって打玉が特定
入賞口50に誘導され特定入賞玉検出器51をONさせたこと
又は始動入賞口12に所定個数(例えば、16個)の打玉が
入賞したことによって消滅するようになっている。 前記した権利発生疑似状態を発生させる可変表示装置
53a,53bは、前記ガイド壁35の外側に配置されるが、こ
の可変表示装置53a,53bは、7セグメントLEDで構成さ
れ、「0」〜「9」の数字を図柄として表示可能となっ
ている。しかして、可変表示装置53a,53bは、通常時遊
技者に視認できない速度で可変表示しており、打玉が前
記特別通過領域37の図柄停止検出器38をONさせたときに
その可変表示が停止される。なお、停止操作ボタンを設
けて、一定時間内に停止操作ボタンを操作することによ
り可変表示を停止させるようにしてもよい。 そして、停止時の表示結果が予め定めた表示結果と一
致したとき、具体的には、左右の可変表示装置53a,53b
で表示される数字が共に「7」であるときには、前記し
たように流路切換部材39を正転させて権利発生遊技状態
の発生又は消滅と関連させ、左右の可変表示装置53a,53
bで表示される数字が共に「7」以外の数字であるとき
には、外れと判断されて流路切換部材39を逆転させて権
利発生遊技状態の発生又は消滅と関連させないようにな
っている。なお、可変表示装置53a,53bに「7」を表示
するする確率は、予め設定されており、当り外れの選択
も打玉が前記図柄停止検出器38をONさせたときに選択さ
れるようになっている。このように本実施例に係る特別
装置30は、権利発生遊技状態となったか否かの判断を可
変表示装置53a,53bの表示結果と、その表示結果の表示
後の停止されていた打玉が特定入賞口50へ誘導されたこ
ととの2つ現象によって判断できるように構成されてい
るため、権利発生遊技状態となったか否かを確実に理解
することができる。 以上、遊技盤1の構成について説明したが、パチンコ
遊技機には、上記した権利発生遊技状態時や可変表示時
等において遊技の雰囲気を盛り上げるための効果音を発
生するスピーカ24等が設けられている。 上記した特別装置30や可変入賞球装置4等は、遊技盤
1の裏面側に取付けられる制御基板ボックス(図示しな
い)によって駆動制御されるが、この制御基板ボックス
には、第3図に示すマイクロコンピュータ60からなる遊
技制御回路によって制御される。第3図は、遊技制御回
路をブロック構成で示した回路図である。図において、
制御回路は、制御中枢としてのマイクロコンピュータ60
を含み、このマイクロコンピュータ60には、制御動作を
所定の手順で実行することのできるMPU61と、MPU61の動
作プログラムデータを格納するROM62と、必要なデータ
の書き込み及び読出しができるRAM63と、入出力回路64
とを含んでいる。入出力回路64には、検出回路65〜70を
介して、始動入賞玉検出器13、始動通過玉検出器17、特
定入賞玉検出器51、図柄停止検出器38、入賞玉検出器3
6、9、傾動位置検出器48がそれぞれ接続され、また、
駆動回路71を介してチューリップソレノイド34及びアタ
ッカーソレノイド8が接続され、駆動回路72を介して切
換モータ43が接続され、制御回路73を介して可変表示装
置53a,53b、始動入賞個数表示器14、及び入賞個数表示
器10が接続され、制御回路74を介して特定入賞口表示ラ
ンプ52、及び遊技効果ランプ21a,21b等のランプが接続
され、駆動回路75を介してスピーカ24が接続されてい
る。更に、上記した遊技制御回路には、電源回路から各
種の電圧が供給されている。 以上、説明した遊技制御回路の具体的な動作の一例を
第4A図乃至第4C図に示すフロー図を参照して説明する。 第4A図は、実施例の動作の全体を示すメインルーチン
が表わされている。まず、電源が投入されると、マイク
ロコンピュータ60は、RAM63内にエラーが生じているか
否かを判別し(ステップS1)、RAMエラーがあると判別
した場合には、初期データをセットする(ステップS
2)。なお、ステップS1の処理は、常に行われているの
で、マイクロコンピュータ60のプログラム暴走時にもエ
ラー判定がなされ、ステップS2の初期データがセットさ
れる。 上記ステップS1においてエラー判定されなかった場合
や、ステップS2で初期データがセットされた場合には、
各種のサブルーチンコントロール処理が行われる。ま
ず、最初に各種の検出器の作動状態をチェックするスイ
ッチチェック処理が実行される(ステップS3)、次い
で、同じスイッチチェック処理が繰り返し実行される
(ステップS4)。これは、各検出器の検出ミスを無くす
ためにメインルーチンの中で繰り返し同じ処理を実行さ
せているものである。その後順次、遊技の進行に応じて
発生する音やランプ、LEDの駆動を制御する音・ランプ
・LEDコントロール処理(ステップS5),開閉扉7の動
作を制御するアタッカーソレノイドコントロール処理
(ステップS6)、入賞球装置32の動作を制御するチュー
リップソレノイドコントロール処理(ステップS7)、可
変表示装置53a,53bの7セグメントLEDに表示される図柄
LEDコントロール処理(ステップS8)、流路切換部材39
を駆動する切換モータコントロール処理(ステップS9)
がそれぞれ実行され、上記各サブルーチンで処理された
データが出力される(ステップS10)。その後、当り外
れ決定用カウンタの値に「1」が加算される(ステップ
S11)。この当り外れ決定用カウンタの値は、後述する
ステップS25で判別されるように流路切換部材39を正逆
転いずれに駆動するかを決定するために用いられるもの
である。 当り外れ決定用カウンタの値に「1」が加算された後
は、当り外れ決定用カウンタの値が「30」であるか否か
が判別され(ステップS12)、「30」である場合には当
り外れ決定用カウンタの値をクリアし(ステップS1
3)、その後、ステップS14に進む。また、当り外れ決定
用カウンタの値が「30」でない場合には、直接ステップ
S14に進む。 ステップS14〜ステップS18においては、可変表示装置
53a,53bに表示される図柄を決定するための処理が行わ
れる。すなわち、停止図柄決定用カウンタ1桁目(右図
柄に対応)の値に「3」が加算され(ステップS14)、
その後、1桁目の値が「10」以上か否かが判別され(ス
テップS15)、「10」以上であれば、1桁目の値から「1
0」を減算すると共に、2桁目(左図柄に対応)の値に
「1」を加算する(ステップS16)。次いで2桁目の値
が「10」であるか否かが判別され(ステップS17)、「1
0」であれば、2桁目の値から「10」を減算して(ステ
ップS18)、その後前記ステップS14に戻ってステップS1
4〜ステップS18の処理を繰り返す。また、前記ステップ
S15及びステップS17で「NO」と判別された場合にもステ
ップS14に戻って、ステップS14〜ステップS18の処理を
繰り返す。つまり、ステップS14〜ステップS18によって
処理される図柄決定用カウンタの値は、1桁目が「・・
・−3−6−9−2−5−8−1−4−7−0−3−・
・・」の値を循環し、2桁目が「・・・−1−2−3−
4−5−6−7−8−9−0−1−・・・」の値を循環
する。すなわち、可変表示装置53a,53bに「0、0」
「9、9」までの100通りの数字を表示できるようにし
ている。なお、上記したステップS14〜ステップS18の繰
り返しは、定期リセット信号が導出されたときに終了
し、定期リセット信号が導出される毎に、メインルーチ
ンが繰り返し実行される。 上記したメインルーチンは、パルス分周回路(図示省
略)から発生する定期リセット信号がある毎に1回行わ
れるが、この実施例においては、4msec毎に1回のリセ
ット信号が発生されるので、メインルーチンは、4msec
に1回行われることになる。また、上記したメインルー
チンに含まれるサブルーチンのうち、本実施例のパチン
コ遊技機1の重要な遊技内容に関係するステップS3及び
ステップS4のスイッチチェック処理については、第4B図
にその詳細を示し、ステップS9の切換モータコントロー
ル処理については、第4C図にその詳細を示すが、他のサ
ブルーチンについては、その詳細な説明を省略する。 そこで、まず、ステップS3及びS4のスイッチチェック
処理について第4B図を参照して説明すると、スイッチチ
ェック処理は、各検出器毎にチェック処理サブルーチン
が行われる。すなわち、開閉扉7内に入賞した打玉を検
出する入賞個数検出器9及び特別装置30に設けられる入
賞玉検出器36のチェック処理を行うカウントSWチェック
処理が実行され(ステップS19)、可変表示装置53a,53b
の停止を判定する図柄停止検出器38のチェック処理を行
う図柄停止SWチェック処理が実行され(ステップS2
0)、権利の発生及び消滅を判定する特定入賞玉検出器5
1のチェック処理を行う権利発生/消滅SWチェック処理
が実行され(ステップS21)、始動入賞口12に入賞した
打玉を検出する始動入賞玉検出器13のチェック処理を行
う始動入賞SWチェック処理が実行され(ステップS2
2)、チューリップ始動通過口16を通過した打玉を検出
する始動通過玉検出器17のチェック処理を行う始動通過
SWチェック処理が実行されて(ステップS23)、スイッ
チチェック処理サブルーチンを終了する。なお、上記ス
テップS20における図柄停止SWチェック処理において、
図柄停止検出器38がONしたとき(スイッチチェックカウ
ンタの値が2のとき)の当り外れ決定用カウンタの値が
0〜8のいずれかである場合に大当りと判定されて当り
フラグがセットされ、停止図柄として「7、7」がセッ
トされる。また、当り外れ決定用カウンタの値が9〜29
の場合に外れと判定されて、そのときの停止図柄決定用
カウンタの値に対応する図柄が停止図柄としてセットさ
れる。ただし、そのときの停止図柄決定用カウンタの値
が「7、7」であった場合には、1桁目に1を加算して
「7、8」をセットする。 次に、ステップS9の切換モータコントロール処理につ
いて第4C図を参照して説明する。 (1)通常時 通常時、すなわち、打玉が特別通過領域37を通過して
いない状態では、ステップS24における切換モータ43が
正転又が逆転している又はしたことを示すモータフラグ
1又は2がセットされているか否かが判定が「No」とさ
れ、ステップS25における可変表示装置53a,53bの可変表
示が停止されて図柄の判定を行ってよいか否かの判定が
「No」とされるので、ステップS24、S25、RTSの処理を
繰り返す。 (2)予め定めた表示結果を表示したとき 当初、ステップS24で「No」と判定されるが、ステッ
プS25で「Yes」と判定され、その後、ステップS26で停
止図柄が「7、7」となっているか否かの判定が「Ye
s」とされてステップS27において、モータフラグを1に
設定すると共に切換モータ43を正転する。その後、ステ
ップS30で傾動位置検出器48がOFFからONに変化するまで
は、ステップS24、S29、S30、RTSの処理を繰り返す。 そして、ステップS30で傾動位置検出器48がOFFからON
に変化したと判定された場合には、ステップS31で切換
モータ43を停止させ、その後、ステップS32で切換フラ
グがセットされていないと判断されてステップS33に移
行する。ステップS33では、流路切換部材39が傾動した
位置から元の位置に戻るまでセットされる切換フラグを
セットすると共に、傾動した位置で所定時間(打玉が特
定入賞口50又は通常入賞口49に誘導されるのに十分な時
間;例えば、1秒)保持するためのタイマがセットされ
る。そして、このタイマが終了するまでは、ステップS2
4、S29、S34、S35、RTSの処理を繰り返す。 上記ステップS35でタイマのタイマカウンタの値が
「1」を減算して終了すると判断された場合は、ステッ
プS36でモータフラグが1か否かが判別される。権利発
生遊技状態においては、前記ステップS27でモータフラ
グが1にセットされているので、ステップS36において
「Yes」と判定されてステップS28に移行する。ステップ
S28においては、モータフラグを2に設定すると共に切
換モータ43を逆転させる。これにより特定入賞口50方向
に傾動していた流路切換部材39の元の位置に戻す動作が
開始される。 そして、流路切換部材39が元の位置に戻るまでは、ス
テップS24、S29、S30、RTSの処理を繰り返す。 また、流路切換部材39が元の状態に戻ったとき、即ち
ステップS30で傾動位置検出器48がOFFからONに変化した
と判断された場合には、ステップS32で「Yes」と判断さ
れ且つステップS34でも「Yes」と判断されてステップS3
7に移行する。ステップS37では、切換モータ43が元の状
態に戻ったことを意味するモータフラグに0を設定する
と共に切換フラグをクリアしてサブルーチンを終了す
る。 上記したように権利発生遊技状態時における切換モー
タ43の動作は、最初打玉を特定入賞口50に導くために正
転し、完全に傾動した位置で所定時間停止し、再度元の
位置に戻るため逆転するように制御される。 (3)予め定めた表示結果以外の表示結果を表示したと
き この場合には、上記と逆に打玉を通常入賞口49に導く
ために逆転し、完全に傾動した位置で所定時間停止し、
再度元の位置に戻るため正転するように切換モータ43が
制御される。したがって、当初は、ステップS24、S25、
S26、S28、RTSと処理されて切換モータ43が逆転を開始
し、逆転中は、ステップS24、S29、S30、RTSと処理さ
れ、完全に傾動したときには、ステップS24、S29、S3
0、S31、S32、S33、RTSと処理される。そして、傾動し
た位置での所定時間の停止中は、ステップS24、S29、S3
5、S35、RTSと処理され、所定時間が経過すると流路切
換部材39を元の位置に戻すべくステップS24、S29、S3
4、S35、S36、S27、RTSと処理されて切換モータ43の正
転を開始する。この正転中は、ステップS24、S29、S3
0、RTSの処理を繰り返し、元の位置に戻ったときには、
ステップS24、S29、S30、S31、S32、S34、S37、RTSと処
理される。 以上、第1図乃至第4C図を参照して第1実施例につい
て説明したが、この第1実施例においては、可変表示装
置53a,53bの表示結果が表示された後、停止部40での停
止が解除されて流路切換部材39のいずれかの転動部41a,
41bによって打玉が特定入賞口50又は通常入賞口49に誘
導されるように構成されているので、遊技者は、権利発
生遊技状態となったか否かの判断を可変表示装置53a,53
bの表示結果と、その表示結果の表示後の停止されてい
た打玉が特定入賞口50へ誘導されたか否かということの
2つ視覚的な現象によって判断でき、このため、権利発
生遊技状態となったか否かを確実に理解することができ
る。 なお、上記した第1実施例では、チューリップ始動通
過口16を遊技領域3の左側だけに設けたものを示した
が、遊技領域3の右側、あるいは上部に変更して又は追
加して設けてもよい。また、チューリップ始動通過口16
に打玉が通過したときに直ちに入賞球装置32を開成する
ように構成したが、通過したことにより可変表示動作を
行う可変表示装置を設け、該可変表示装置の表示結果が
所定の表示となったときに入賞球装置32を開成するよう
にしてもよい。また。入賞球装置32を所定期間開成させ
る代りに、所定回数開閉させるようにしてもよい。 また、特別装置30の上部に入賞球装置32を設けたが、
特別装置30の上部を通常の入賞口としてもよい。入賞球
装置32を閉じるための入賞玉検出器36を省略して図柄停
止検出器38で兼用しても良い。また、可変表示装置53a,
53bを常時変動表示させるものを示したが、図柄停止検
出器38の検出信号により可変開始し、一定時間後に停止
する構成のものでもよい。更に、可変表示装置53a,53b
が予め定めた表示結果を表示しただけで権利発生遊技状
態としてもよく、この場合には、特定入賞玉検出器51
は、必要ない。 また、始動入賞口12の位置も開閉扉7の下方ではな
く、遊技領域3のいずれの位置であってもよく、その構
造も電動チューリップ形式の始動入賞口12であってもよ
い。 以上説明した第1実施例は、弾球遊技機として、入賞
玉を発生させ、その発生した入賞玉によって所定個数の
景品玉を排出する形式のパチンコ遊技機を示したが、第
5図に示す第2実施例のように、弾球遊技機として1ゲ
ームに所定個数の打玉を発射し、その発射された打玉が
通過した通過口の組合せによって得点を獲得し、その獲
得した得点に対応する景品玉又はメダルを排出する、い
わゆるアレンジ式パチンコ遊技機でもよい。 これについて説明すると、第5図において、第1実施
例と同様に、遊技盤80の誘導レール81に囲まれた遊技領
域82には、その中央に特別装置83が配置されている。こ
の特別装置83は、第1実施例の特別装置30と比較して入
賞球装置32とチューリップソレノイド34と入賞玉検出器
36を備えていないだけで後の構成は、ほぼ同じである。
すなわち、特別装置83は、特別通過領域84、図柄停止検
出器85、停止部87と転動部88a,88bと係止突片89a,89bと
を含む流路切換部材86、切換モータ90、通常入賞口91、
特定入賞口92、特定入賞口表示ランプ95、及び可変表示
装置96a,96bを含んでいる。そして、特定入賞口92に打
玉が導かれると遊技盤80の裏面に設けられる特定入賞玉
検出器94がONして権利発生遊技状態となることは、第1
実施例と同じである。ただし、通常入賞口91に打玉が導
かれた場合にも遊技盤80の裏面に設けられる通常入賞玉
検出器93によって検出される。上記特定入賞玉検出器90
がONすると後述する通過口103m(13に対応)に打玉が通
過したと見なされ、通常入賞玉検出器93がONすると通過
口103o(15に対応)に打玉が通過したと見なされる。な
お、特別装置83による権利発生遊技状態の発生・消滅メ
カニズムは、第1実施例と全く同じであるため、その説
明を省略する。 上記した特別装置83の左右側方には、始動通過玉検出
器98a,98bを内蔵する始動通過口97a,97bが配置され、特
別装置83の下方にアタッカーソレノイド100によって開
成される開閉扉99(アタッカーと表現する場合もある)
が配置されている。しかして、権利発生遊技状態中に打
玉が始動通過玉検出器98a,98bを通過したときには、ア
タッカーソレノイド100が励磁されて開閉扉99が開成さ
れる。開成された開閉扉99に打玉が入賞すると、遊技盤
80の裏面に配置される入賞玉検出器101がONする。入賞
玉検出器101がONすると、後述する通過口103f,103j,103
k,103m(6、9、11、13に対応)に打玉が通過したもの
と見なされる。なお、開閉扉99は、打玉が1個入賞する
と閉じるようになっているが、所定期間開成していても
よい。また、ゲーム中に打玉が開閉扉99に入賞しないと
きには、そのような入賞しないゲーム数が「3」となっ
たときに強制的に開閉扉99が閉じられるようになってい
る。 上記した権利発生遊技状態は、権利発生中に再度可変
表示装置96a,96bの表示結果が予め定めた表示結果とな
って流路切換部材86によって打玉が特定入賞口92に誘導
され特定入賞玉検出器94をONさせたこと又は16個発射の
ゲームを14ゲーム行ったことによって消滅するようにな
っている。したがって、始動通過口97a,97bに打玉が連
続して14個入賞しても権利消滅しない。もちろん、この
場合、14ゲーム以内に打玉が始動通過口97a,97bに14個
入賞したときに権利消滅としてもよい。なお、権利発生
遊技状態中には、遊技領域82の中央両側に設けられる遊
技効果ランプ102a,102bが駆動されている。 遊技領域82の下方部には、複数(16個)の通過口103a
〜103pが横方向に並設され、1〜16の番号が付与されて
いる。そして、通過口103a〜103pには、図示しないが通
過検出器が内蔵され、打玉の通過を検出すると通過口10
3a〜103pに対応して設けられる通過表示ランプ104a〜10
4pが点灯するようになっている。そして、隣り合う4つ
の通過表示ランプが点灯した場合に、得点「1」が与え
られ、連続する数が1増加するごとに1点が加算され
る。ただし、中央に配置される通過口103g〜103j(7、
8、9、10に対応)に対応する通過表示ランプ104g〜10
4jが点灯したときには、3点となるように設定されてい
る。また、上記した通過口103a〜103pのうち、通過口10
3d,103f,103i,103k,103m(4、6、9、11、13に対応)
に打玉が通過し難いように障害釘110が植立されている
ので、通常時においては、4つ連続して通過表示ランプ
が点灯する可能性、すなわち得点が成立する可能性が低
い。しかし、権利発生遊技状態となったときには、容易
に開閉扉99が開放して上記通過し難い通過口の大部分に
打玉が通過したと見なされて得点が成立する可能性が高
まる。 また、打玉の狙い易い遊技領域82の上部には、2倍入
賞玉検出器106を内蔵する2倍入賞口105が設けられ、こ
れに打玉が入賞すると、獲得した得点が2倍となると共
に、通過口103l(12に対応)に打玉が通過したと見なさ
れる。ただし、最終的な得点が10点を越す場合には、最
高点が10点に抑えられる。したがって、権利発生遊技状
態中においては、下方に位置する通過口の組合せによっ
て容易に5点前後の得点を成立させることができると共
に、狙い易い2倍入賞口105に打玉を入れることもでき
るので、最高得点若しくはそれに近い得点を得ることが
でき、しかもそのようなゲームを連続して14回行うこと
ができるため、多量の景品玉(通常1点に対して16個の
景品玉が排出される)を獲得することができる。なお、
第5図においては、権利発生遊技状態中におけるゲーム
数を表示する遊技数表示器107、1ゲームで獲得した得
点を表示する得点表示器108、及び前記2倍入賞口105に
打玉が入賞したことを報知する2倍表示器109が描かれ
ている。 以上説明した第2実施例においても、可変表示装置96
a,96bの表示結果が表示された後、停止部87での停止が
解除されて流路切換部材86のいずれかの転動部88a,88b
によって打玉が特定入賞口92又は通常入賞口91に誘導さ
れるように構成されているので、遊技者は、権利発生遊
技状態となったか否かの判断を可変表示装置96a,96bの
表示結果と、その表示結果の表示後の停止されていた打
玉が特定入賞口92へ誘導されたか否かということの2つ
の視覚的な現象によって判断でき、このため、権利発生
遊技状態となったか否かを確実に理解することができ
る。 なお、第2実施例においても第1実施例と同様な変形
例にして実際の遊技に供することができる。また、上記
した実施例では、景品玉を払出すパチンコ遊技機を例に
あげて説明したが、本発明は、カード等の記録媒体を用
いて遊技を行ない、入賞あるいは組合せ成立により得点
を付与するカード式遊技機にも適用できる。
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明に係
る弾球遊技機においては、可変表示装置の表示結果が表
示された後、停止手段での停止が解除されて誘導手段に
よって打玉が特定入賞領域又は該特定入賞領域以外の領
域に誘導されるように構成されているので、遊技者は、
特定遊技状態となったか否かの判断を可変表示装置の表
示結果と、その表示結果の表示後の停止されていた打玉
が特定入賞領域へ誘導されたことの2つの視覚的な現象
によって判断でき、このため、特定遊技状態となったか
否かを確実に理解することができる。また、特定入賞領
域、特定入賞領域以外の領域、及び誘導手段としての回
転体を横方向に並設したので、特別装置全体としての縦
寸法を小さくすることができ、特別装置の盤面上での配
置自由度が向上する。また、停止手段で停止されている
玉を僅かな回転で特定入賞領域又はそれ以外の領域に導
くことができるので、次の停止手段で停止されている玉
の処理を早く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3C図は、第1実施例を示し、第1図は、弾
球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤の拡大
正面図、第2図は、特別装置内に設けられる流路切換部
材の動作を示す正面概略図、第3図は、遊技動作を制御
する制御回路のブロック図、第4A図乃至第4C図は、第3
図に示す制御回路によって制御される一部の動作を示す
フロー図である。 第5図は、第2実施例を示し、弾球遊技機の一例として
のアレンジ式パチンコ遊技機の遊技盤の拡大正面図であ
る。 4……可変入賞球装置 12……始動入賞口(始動口) 30、83……特別装置 37、84……特別通過領域 39、86……流路切換部材 40、87……停止部(停止手段) 41a,41b、88a,88b……転動部(誘導手段の一部) 49、91……通常入賞口(通常入賞領域) 50、92……特定入賞口(特定入賞領域) 53a,53b、96a,96b……可変表示装置 97a,97b……始動通過口(始動口) 99……開閉扉(可変入賞球装置)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特別装置内に形成された特別通過領域に設
    けられる検出手段を打玉が通過したことによって複数の
    表示結果を表示することが可能な可変表示装置が予め定
    めた表示結果を表示した場合に特定遊技状態となって可
    変入賞球装置を遊技者にとって不利な第2の状態から遊
    技者にとって有利な第1の状態に変化させる弾球遊技機
    において、 前記特別装置は、 前記可変表示装置が表示結果を表示するまで前記特別通
    過領域を通過する打玉を前記検出手段によって検出され
    たままの状態で停止する停止手段と、 前記可変表示装置が、予め定めた表示結果を表示したと
    きに前記停止手段で停止されている打玉を特定入賞領域
    に誘導し、予め定めた表示結果以外の表示結果を導出し
    たときに前記停止手段で停止されている打玉を特定入賞
    領域以外の領域に誘導する誘導手段と、を含み、 前記誘導手段を正逆回転が可能な回転体から構成すると
    共に、該回転体の一側側方に前記特定入賞領域を配置
    し、前記回転体の他側側方に前記特定入賞領域以外の領
    域を配置し、前記回転体の一方向への回転によって打玉
    を特定入賞領域に誘導する一方、回転体の他方向への回
    転によって打玉を特定入賞領域以外の領域に誘導するよ
    うにしたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記特定遊技状態は、当該遊技状態の継続
    中に打玉が始動入賞口に入賞したことに基づいて前記可
    変入賞球装置を第2の状態から第1の状態に変化させる
    ことが可能な権利発生遊技状態であることを特徴とする
    請求項1記載の弾球遊技機。
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