JP6088812B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
特許文献1には、所謂大当り遊技の可否に係る抽選の契機となる始動入賞部品を盤面中央部と右側部にそれぞれ離間して設けたパチンコ機が開示されている。この種のパチンコ機においては、遊技者にとって不利な状態(第1の状態)である場合には、右側部に設けられた始動部品(第2始動部品)への入賞が開閉体の閉鎖等により不可能又は困難とされていることから、遊技球を盤面中央部に配設された始動部品(第1始動部品)に入賞させるべく遊技球を盤面左側部方向に打ち出す所謂「左打ち」を行い、一方で遊技者にとって有利な状態((第2の状態)例えば「確変、かつ時短状態」)である場合には、開閉体の開放動作により第2始動入賞部品への入賞が促進されることから、遊技球を当該第2始動入賞部品に入賞させるべく遊技球を盤面右側部方向に打ち出す所謂「右打ち」を行うのが一般的である。
そして、第2の状態においては、第2始動入賞部品への入賞が促進されることから、当該第2始動入賞部品への入賞に対して払い出される賞球数も通常状態である場合と比べて増加し、遊技者は持ち球をほとんど減らすことなく、或いは僅かに増加させながら遊技を行うことが可能となる。
ベースB=([{セーフ球−(特別遊技回数×特別遊技中セーフ球)}/{アウト球−(特別遊技回数×特別遊技中アウト球)}]×100)
セーフ球=総賞球数 アウト球=発射総数
また、他の構成として遊技領域の右側部に設けられた通過ゲートを更に備え、主制御装置は、遊技球が前記通過ゲートを通過したことに基づいて第2始動入賞部品に設けられた開閉体の開放動作の可否に関する抽選を実行し、当該抽選が当りである場合に開閉体を開放動作させ、振分装置外からの経路で第2始動入賞部品への入賞を許容する構成とした。
また、他の構成として第1始動入賞部品、第2始動入賞部品、特別一般入賞部品のうち、第2始動入賞部品を最も右側に配置し、主制御装置は、第1始動入賞部品又は第2始動入賞部品への遊技球の入賞を契機として遊技盤に配設された特別入賞装置を開放動作させる特別遊技の可否に関する抽選を実行するとともに、特別遊技終了後の遊技状態を低確率状態、又は当該低確率状態よりも開閉体の開放動作頻度が向上する高確率状態に設定し、当該高確率状態において遊技領域の右側部を流下する遊技球の第2始動入賞部品への入賞頻度を向上させた構成とした。
また、他の構成として振分装置の下方、かつ、特別一般入賞部品の上方に通過ゲートを更に設けた構成や、特別一般入賞部品に替えて第3始動入賞部品を設け、主制御装置が第3始動入賞部品への入賞を契機として遊技盤に配設された特別入賞装置を開放動作させる特別遊技の可否に関する抽選を実行する構成とした。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
センター飾り装置40は、矩形状の表示画面250Aの周囲を取り囲むように延在する枠状部材であって、当該センター飾り装置40の前面よりも前方から遊技球が流下することはできない。つまり、センター飾り装置40の上方に到達した遊技球は、への字状に形成されたセンター飾り装置40の上部において左右方向に振分けられながらセンター飾り装置40の右側部又は左側部の領域を流下することとなる。また、遊技球の流下方向の調整はハンドル8の回動量によって可能であり、例えばハンドル8を右方向の限度位置まで回動した場合、遊技球のほぼ全てがセンター飾り装置40の右側部を流下することとなり、ハンドル8を限度位置から徐々に左方向に緩めることにより、遊技球の流下方向をセンター飾り装置40の左側部とすることができる。
また、第2始動入賞部品70内に取り込まれた遊技球は、内部に配設された第2始動口検知センサーSW2によって検知された後に遊技盤20の背後に形成された排出流路を経て機外に排出される。
主制御装置100は、センサーSW1〜SW5からの入力に基づいて、賞球数に係る情報(賞球数情報)を含んだ払出コマンドを生成し、当該生成した払出コマンドを払出制御装置300に対して送信する。ここで、遊技者に払出される賞球数はセンサーの種別(各入賞部品の種別)ごとに予め設定されている。具体的には、主制御装置100は、第1始動入賞部品60及び一般入賞部品85にそれぞれ対応するセンサーSW1;SW5からの入力に対しては、3個の賞球が払い出されるように賞球数情報を含んだ払出コマンドを生成する。
主制御装置100は、第2始動入賞部品70に対応するセンサーSW2からの入力に対しては、1個の賞球が払い出されるように賞球数情報を含んだ払出コマンドを生成する。また、主制御装置100は、特別一般入賞部品65に対応するセンサーSW3からの入力に対しては、10個の賞球が払い出されるように賞球数情報を含んだ払出コマンドを生成する。また、主制御装置100は、大入賞装置80に対応するセンサーSW4からの入力に対しては、15個の賞球が払い出されるように賞球数情報を含んだ払出コマンドを生成する。
主制御装置100は、第1始動入賞部品60に対応するセンサーSW1又は、第2始動入賞部品65に対応するセンサーSW2からの入力に基づいて、特図当否抽選処理、特図種類決定処理、及び特図変動時間決定処理(以下、3つを総称して「特図遊技処理」という場合がある。)等の処理を実行する。以下、上記主要な処理について概説する。
主制御装置100は、読み出した特図当否抽選用乱数と、特図当否抽選用テーブルとを参照し、読み出した特図当否抽選用乱数に対応する当否結果(「当り」又は「外れ」)を抽出する。特図当否抽選用テーブルには、0〜65535までの値と、それぞれの値に対応する当否結果が対応付けられて規定されており、主制御装置100は当該特図当否抽選用テーブルを参照することにより、特図当否抽選用乱数に対応する当否結果を抽出する。
また、特図当否抽選用テーブルは、低確率用特図当否抽選用テーブルと、高確率用特図当否抽選用テーブルとから構成されており、低確率用特図当否抽選用テーブルは、遊技状態が後述の低確率状態(通常状態)である場合に参照され、高確率用特図当否抽選用テーブルは遊技状態が高確率状態(本例では確変(確率変動状態)、かつ、時短(時間短縮)状態)である場合に参照される。高確率用特図当否抽選用テーブルが参照された場合に当否結果が「当り」となる確率は、低確率用特図当否抽選用テーブルが参照された場合よりも例えば10倍高く設定されている。
主制御装置100は、前述の当否結果が「当り」であることを条件として、読み出した特図種類決定用乱数と、特図種類決定用テーブルとを参照し、読み出した特図種類決定用乱数に対応する特図種類(本例では「特別図柄A」〜「特別図柄F」)を抽出する。特図種類決定用テーブルには、0〜99までの値と、それぞれの値に対応する特図種類が規定されており、主制御装置100は当該特図種類決定用テーブルを参照することにより特図種類決定用乱数に対応する特図種類を抽出する。また、特図種類決定用テーブルは、第1特図種類決定用テーブルと、第2特図種類決定用テーブルとから構成されており、第1特図種類決定用テーブルは、特図種類決定用乱数がSW1からの入力(第1始動入賞部品60への入賞)を契機として取得された場合に参照され、第2特図種類決定用テーブルは、特図種類決定用乱数がSW2からの入力(第2始動入賞部品70への入賞)を契機として取得された場合に参照される。また、例えば第2特図種類決定用テーブルが参照された場合に特図種類が「特別図柄D」〜「特別図柄F」として抽出される割合は、第1特図種類決定用テーブルが参照された場合に特別図柄が「特別図柄D」〜「特別図柄F」として抽出される割合よりも高く設定されている。
主制御装置100は、読み出した特図変動時間決定用乱数と、特図変動時間決定用テーブルとを参照し、読み出した特図変動時間決定用乱数に対応する変動時間(例えば「2秒」,「4秒」,「11秒」,「15秒」,「30秒」,「45秒」)を抽出する。特図変動時間決定用テーブルには、0〜99までの値と、それぞれの値に対応する上記「2秒」〜「45秒」までの変動時間が規定されており、主制御装置100は、当該特図変動時間決定用テーブルを参照することにより特図変動時間決定用乱数に対応する変動時間を抽出する。
また、特図変動時間決定用テーブルは、後述する複数の遊技状態及び当否結果に応じて、抽出される特図変動時間の割合が異なるように設定されたテーブルに細分化されており、例えば遊技状態が「低確率状態」かつ当否結果が「外れ」である場合には「2秒」,「4秒」の変動時間を除き、「11秒」,「15秒」が抽出される割合が高く設定されたテーブルが参照され、遊技状態が「高確率状態」かつ当否結果が「外れ」である場合には、「2秒」,「4秒」が抽出される割合が高く設定されたテーブルが参照される。
よって、遊技状態が「高確率状態」である場合には、特別図柄の一回当たりの変動時間が大幅に短縮される。また、遊技状態が「低確率状態」かつ当否結果が「当り」、又は「高確率状態」かつ当否結果が「当り」である場合には、「2秒」,「4秒」の変動時間を除き、「30秒」,「45秒」が抽出される割合が高く設定されたテーブルが参照される。つまり、主制御装置100は、遊技状態及び当否結果に応じて、細分化された特図変動時間決定用テーブルを参照することにより、特別図柄の変動時間を抽出する。
主制御装置100は、上述の特図遊技処理によって抽出された情報に基づいて、特別図柄、及び演出図柄Sの変動処理を実行する。具体的には、主制御装置100は、遊技盤20の右下部に配置された第1特別図柄表示器35A又は第2特別図柄表示器35Bの変動表示を開始させ、特図変動時間経過後に当否結果を示す態様で停止表示させる。第1特別図柄表示器35A及び第2特別図柄表示器35Bは、ともに7セグメントランプが並列に配置された表示器であって、例えば前述の当否結果が「当り」である場合には主制御装置100の制御によって所定の変動時間経過後に「7」・「7」,「3」・「3」等の同一数字が停止表示され、「外れ」である場合には「−」・「−」等の記号が停止表示される。
つまり、特別図柄及び演出図柄Sはともにほぼ同期して変動を開始するとともに、ほぼ同期して停止表示され、その停止表示の態様によって前述の特図当否抽選の結果を遊技者に報知する図柄である。
主制御装置100は、特別図柄及び演出図柄Sの停止表示の態様が「当り」を示す態様であることに基づいて、遊技者にとって最も有利な特別遊技(大当り遊技)を開始する。特別遊技は、前述の特別入賞装置80の大入賞口開閉体80Bを開放動作させることにより行われる。遊技者が特別入賞装置80の開放動作中に遊技球を遊技領域30の右側部側に発射すれば、大入賞口80A内に多量の遊技球が取り込まれるため、特別遊技中において多量の賞球を獲得することが可能となる。また、大入賞口開閉体80Bの開放動作の態様(特別遊技の態様)は、前述の特図種類に応じて予め設定されている。
例えば特図種類が「特別図柄A」である場合、10R(ラウンド)の特別遊技が実行され、「特別図柄B」の場合は8R、「特別図柄C」の場合は4R、「特別図柄D」の場合は16R、「特別図柄E」の場合は10R、「特別図柄F」の場合は4Rの特別遊技が実行される。ここで、「1R」は、大入賞口開閉体80Bが開放してから、所定の開放時間が経過するか、或いは予め設定された個数の遊技球(例えば10個)がセンサーSW4によって検知されるかのうち、いずれかの条件が成立するまで継続し、当該「1R」が特図種類に応じて複数回繰り返される。また、各ラウンド間における大入賞口開閉体80Bの閉鎖時間は例えば2秒に設定されている。このように、特別遊技においては、主制御装置100によるソレノイドSOL2の駆動制御により大入賞口開閉体80Bが繰り返し開放動作され、大入賞口80Aへの遊技球の入賞が許容されるため、遊技者は短時間で多量の賞球を獲得することが可能となる。
主制御装置100は、特別図柄及び演出図柄Sの停止表示の態様が「当り」を示す態様であることに基づいて、遊技状態を「特別遊技状態」に切り替えるとともに、特別遊技状態中において実行される前述の特別遊技終了後、特図種類に応じて特別遊技状態を「低確率状態」又は「高確率状態」に切り替える処理を実行する。
ここで、本実施形態に係るパチンコ機1の遊技状態の例としては、「低確率状態(通常状態)」、「高確率状態(確変、かつ時短状態)」、及び「特別遊技状態」が存在する。
低確率状態は、前述の特図当否抽選処理において低確率用当否抽選用デーブルを参照して当否結果を抽出するとともに、当否結果が「外れ」である場合に、「2秒」,「4秒」の変動時間を除き、「11秒」,「15秒」が抽出される割合が高く設定された変動時間決定用テーブルを参照して特図変動時間を抽出する遊技状態である。
一方、高確率状態は、前述の特図当否抽選処理において高確率用当否抽選用テーブルを参照して当否結果を抽出するとともに、当否結果が「外れ」である場合に、「2秒」,「4秒」が抽出される割合が高く設定された変動時間決定用テーブルを参照して特図変動時間を抽出する遊技状態である。よって、遊技者にとっては、高確率状態の方が、低確率状態よりも特別遊技を短時間に効率よく獲得できる有利な遊技状態である。また、特別遊技状態から低確率状態及び高確率状態のいずれの遊技状態に移行するかは、前述の特図種類に応じて決定される。
主制御装置100は、通過ゲート87に対応するセンサーSW6からの入力を契機として同時に取得される普図当否抽選用乱数及び普図変動時間決定用乱数に基づいて、普図当否抽選処理、及び普図変動時間決定処理を実行する。普図当否抽選用乱数は、例えば0〜99までの範囲の値を取り得るハードウェアカウンタより取得される乱数であり、当該乱数は記憶手段としてのRAMに設けられた記憶領域内に格納される。普図変動時間決定用乱数は、例えば0〜99までの範囲の値を取り得るソフトウェアカウンタより取得される乱数であり、当該各乱数は前記同様にRAMに設けられた記憶領域内に格納される。なお、上記同時に取得される普図当否抽選用乱数及び普図変動時間決定用乱数の上限記憶数は、センサーSW6の入力に対して4つまでとされている。主制御装置100は、所定の始動条件が成立したことに基づいて上記記憶された普図当否抽選用乱及び普図変動時間決定用乱数を読み出し、普図当否抽選処理、及び普図変動時間決定処理を実行する。なお、所定の始動条件とは、後述の普通図柄表示器41によって変動表示される普通図柄が変動中でないことである。
主制御装置100は、始動条件の成立により読み出した普図当否抽選用乱数と、普図当否抽選用テーブルとを参照し、読み出した普図当否抽選用乱数に対応する当否結果(「当り」又は「外れ」)を抽出する。普図当否抽選用テーブルには、0〜99までの値と、それぞれの値に対応する当否結果が対応付けられて規定されており、主制御装置100は、当該普図当否抽選用テーブルを参照することにより、普図当否抽選用乱数に対応する当否結果を抽出する。なお、普図当否抽選用テーブルは、低確率用普図当否抽選用テーブルと、高確率用普図当否抽選用テーブルとから構成されており、低確率用普図当否抽選用テーブルは遊技状態が前述の「低確率状態」である場合に参照され、高確率用普図当否抽選用テーブルは遊技状態が「高確率状態」である場合に参照される。また、高確率用普図当否抽選用テーブルが参照された場合に当否結果が「当り」となる確率は、低確率用普図当否抽選用テーブルが参照された場合よりも例えば10倍高く設定されている。
主制御装置100は、読み出した普図変動時間決定用乱数と、普図変動時間決定用テーブルとを参照し、読み出した普図変動時間決定用乱数に対応する変動時間(「2秒」,「35秒」を抽出する。普図変動時間決定用テーブルには、0〜99までの値と、それぞれの値に対応する上記「2秒」又は「35秒」までの変動時間が規定されており、主制御装置100は、当該普図変動時間決定用テーブルを参照することにより普図変動時間決定用乱数に対応する変動時間を抽出する。
また、普図変動時間決定用テーブルは、遊技状態が低確率状態である場合に参照されるテーブルと、高確率状態である場合に参照されるテーブルに細分化されており、遊技状態が低確率状態である場合に参照されるテーブルには「35秒」の変動時間のみが規定され、遊技状態が高確率状態である場合に参照されるテーブルには「2秒」の変動時間のみが規定されている。よって、遊技状態が高確率状態である場合には、普通図柄の一回当たりの変動時間が大幅に短縮(「35秒」→「2秒」)される。
主制御装置100は、上述の普図当否抽選処理、及び普図変動時間決定処理によって抽出された情報に基づいて、普通図柄の変動処理を実行する。具体的には、主制御装置100は、遊技盤20の右下部に配置された普通図柄表示器41の変動表示を開始させ、普図変動時間経過後に当否結果を示す態様で停止表示させる。普通図柄表示器41は、前述の第1特別図柄表示器35A,第2特別図柄表示器35Bの下方に設けられた複数のLEDランプによって構成され、例えば前述の当否結果が「当り」である場合には主制御装置100の制御によって所定の変動時間経過後に全てのLEDランプが点灯状態で停止表示され、「外れ」である場合にはいずれかのLEDランプのみが点灯状態で停止表示される。
主制御装置100は、普通図柄の停止表示の態様が「当り」を示す態様であることに基づいて、前述の開閉体75を開閉動作させるソレノイドSOL1に駆動信号を出力し、開閉体75を所定の態様により開放動作させる。ここで、開閉体75の開放動作は遊技状態に応じて予め設定されており、遊技状態が低確率状態である場合には、開閉体75が例えば0.7秒間1回だけ開放動作するようにSOL1を制御する。一方、遊技状態が高確率状態である場合には、開閉体75を例えば1.5秒間開放させるサイクルを計3回繰り返すようにSOL1を制御する。つまり、遊技状態が「高確率状態」である場合には、前述の特別図柄及び演出図柄Sの変動時間が大幅に短縮されるのみならず、普通図柄の変動時間も短縮され、さらに開閉体75の開放頻度が低確率状態の場合よりも高い頻度で、かつ長時間繰り返し実行されることとなる。
よって、遊技者は、「高確率状態」において遊技球を遊技領域30の右側部に打ち出して遊技球を通過ゲート87内通過させながら遊技を実行することにより、打ち出された遊技球を高い確率で第2始動入賞部品70内に取り込ませることが可能となり、平均獲得賞球数が優遇された第2始動入賞部品70への入賞を契機とする特図遊技処理を効率よく受けることが可能となる。また、本実施形態に係る遊技盤20の構成は、遊技領域30の右側部に打ち出された遊技球についても前述の振分装置50内に進入可能な構成であり、当該構成は特に高確率状態中におけるベースの低下を抑制する効果をもたらす。
なお、本例においては「高確率状態」を「確変、かつ時短状態」と定義して説明したが、高確率状態の態様は、これに限られるものではなく、低確率状態の場合と比べて開閉体75の開閉頻度が高くなる状態であれば確変の有無は問わない。よって、例えば「確変」を搭載せずに「時短」のみが搭載された遊技機や、「確変」を搭載するものの、「時短」のみの遊技状態を有する遊技機についても当該状態において開閉体75の開閉頻度が高くなれば、本発明における「高確率状態」含まれる。
即ち、本実施形態に係る振分装置50は、進入口52Aより内部に進入した遊技球の進路を下流側において少なくとも3方向の進路に振分け、各導出口51A〜51Cより下方に排出する。
一方で、上述のように遊技球を第1流路L1乃至第3流路L3にほぼ均等に振り分けるようにすれば、導出口51A乃至51Cより落下する遊技球が下方に位置する第1始動入賞部品60,特別一般入賞部品65及び第2始動入賞部品70に対してほぼ均等に入賞することから、賞球数の偏りが生じ難くなり、遊技全体(「特別遊技状態」を除いた「低確率状態」及び「高確率状態」)におけるベースを安定させることが可能となる。
つまり、「通常状態」においては、振分装置50内に進入した遊技球のうち、ほぼ3分の1が他の入賞部品(第1始動入賞部品,第2始動入賞部品)のうち、最も賞球数が多く設定(本例では10個)された特別一般入賞部品65に入賞することとなるため、このような特別一般入賞部品65を有さない従来のパチンコ機と比較して通常状態におけるベースを向上させることができる。
なお、振分装置50の直下に配設され、当該振分装置50より落下した遊技球が極めて高い確率で入賞する特別一般入賞部品65を設けずとも、他の一般入賞部品85の賞球数を多く設定すればよいとも考えられるが、このような設定とした場合、一般入賞部品85周辺の遊技釘の調整等により恣意的にベースを低下させる措置をとられ易くなり得策ではない。
これに対して、特別一般入賞部品65を含んで第1始動入賞部品60及び第2始動入賞部品70への共通の経路となる振分装置50を設ければ、進入口52A周辺の遊技釘の調整によりベースを低下させる措置がとられ難くなる。
即ち、ベースを低下させるために進入口52A周辺の遊技釘を調整すると、必然的に第1始動入賞部品60又は第2始動入賞部品70への入賞を契機とする特別遊技抽選の機会が減少することとなり、遊技釘を調整する側の心理として稼働率の低下を誘引する釘調整を行うことを控えるものと考えられる。また、稼働率の低下を誘引する釘調整を控えたとしても、より具体的には進入口52A周辺の遊技釘を拡大する調整を行ったとしても、振分装置50に進入した遊技球の3分の1は、「特図遊技処理」の契機とならない特別一般入賞部品65に入賞することになり、「特図遊技処理」の効率が向上することはないため、遊技機設置店側にとっては遊技球が振分装置50内に進入し易いことによる稼働率の向上、遊技者にとってはベースの低下に起因する不利益を避けることが可能となるというメリットを享受することができる。
そして、このような構成としたことにより、低確率状態はもとより高確率状態におけるベースの低下を抑制することが可能となり、結果として遊技全体のベースの低下を抑制することができ、ベースの低下に起因する遊技者が受ける不利益を避けることが可能となる。
以下、上述の実施形態とは異なる他の実施形態について説明する。
このような構成とすれば、上記実施形態から生じる効果に加え、例えば通過ゲート87Aを左側部に独立して配設した場合と比べ、釘調整によって通過ゲート87Aの通過率を低減させ難くなるため、低確率状態における前述の普図抽選処理の頻度が低下することを防止できる。
つまり、本実施形態におけるパチンコ機1は、前述の特別一般入賞部品65に換えて、賞球数を維持したまま、入賞によって特図遊技処理の契機となる第3始動入賞部品90を配設した構成である。このような構成とすれば、上記実施形態から生じる効果に加え、遊技球が振分装置50内に進入した時点で、特図遊技処理が実行されることがほぼ確定し、遊技を効率よく行わせることが可能となる。なお、本例においては通過ゲート87Aの構成を維持したが、これを排除し、導出口51Bの直下に第3始動入賞部品90のみを単独で配設する構成としてもよい。
なお、開閉体120Bの動作については、遊技者の任意によることなく、例えば所定の時間経過ごとに開閉体120Bを後方に移動させ、遊技球を下方に排出する構成としてもよい。
40 センター飾り装置,50 振分装置,51A〜51C 導出口,
52A 進入口,55 振分機構,60 第1始動入賞部品,65 特別一般入賞部品,
70 第2始動入賞部品,75 開閉体,80 特別入賞装置,85 一般入賞部品,
90 第3始動入賞部品,100 主制御装置,120 保留装置,
200 副制御装置,250 演出表示装置,300 払出制御装置。
Claims (5)
- 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技盤に配置され、前記遊技領域内で開口する進入口より進入した遊技球を下流側において少なくとも3つの導出口から排出する振分装置と、
前記振分装置の下方、かつ、前記複数の導出口とそれぞれ対応して配置され、各導出口から排出された遊技球を取り込み可能な第1始動入賞部品、第2始動入賞部品、特別一般入賞部品と、
前記第1始動入賞部品、前記第2始動入賞部品、前記特別一般入賞部品それぞれへの遊技球の入賞に対して予め設定された個数の賞球を払い出す主制御装置と、
を備え、
前記特別一般入賞部品への入賞に対して設定された賞球の個数が、前記第2始動入賞部品への入賞に対して設定された賞球の個数よりも多いことを特徴とする遊技機。 - 前記遊技領域の右側部に設けられた通過ゲートを更に備え、
前記主制御装置は、遊技球が前記通過ゲートを通過したことに基づいて前記第2始動入賞部品に設けられた開閉体の開放動作の可否に関する抽選を実行し、当該抽選が当りである場合に前記開閉体を開放動作させ、前記振分装置外からの経路で前記第2始動入賞部品への入賞を許容することを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記第1始動入賞部品、前記第2始動入賞部品、前記特別一般入賞部品のうち、前記第2始動入賞部品を最も右側に配置し、
前記主制御装置は、前記第1始動入賞部品又は前記第2始動入賞部品への遊技球の入賞を契機として前記遊技盤に配設された特別入賞装置を開放動作させる特別遊技の可否に関する抽選を実行するとともに、前記特別遊技終了後の遊技状態を低確率状態、又は当該低確率状態よりも前記開閉体の開放動作頻度が向上する高確率状態に設定し、当該高確率状態において前記遊技領域の右側部を流下する遊技球の前記第2始動入賞部品への入賞頻度を向上させたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 前記振分装置の下方、かつ、前記特別一般入賞部品の上方に通過ゲートを更に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の遊技機。
- 前記特別一般入賞部品に替えて第3始動入賞部品を設け、
前記主制御装置は、前記第3始動入賞部品への入賞を契機として前記遊技盤に配設された特別入賞装置を開放動作させる特別遊技の可否に関する抽選を実行することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の遊技機。
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