JP2991363B2 - 自動車用内装部品の製造方法ならびに成形用金型 - Google Patents

自動車用内装部品の製造方法ならびに成形用金型

Info

Publication number
JP2991363B2
JP2991363B2 JP27461793A JP27461793A JP2991363B2 JP 2991363 B2 JP2991363 B2 JP 2991363B2 JP 27461793 A JP27461793 A JP 27461793A JP 27461793 A JP27461793 A JP 27461793A JP 2991363 B2 JP2991363 B2 JP 2991363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
opening
press molding
resin core
core material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27461793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07124973A (ja
Inventor
哲行 大田
正彦 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP27461793A priority Critical patent/JP2991363B2/ja
Publication of JPH07124973A publication Critical patent/JPH07124973A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2991363B2 publication Critical patent/JP2991363B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ドアトリム
等の自動車用内装部品の製造方法ならびに製造方法に使
用されるモールドプレス成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、自動車用内装部品の1つである
自動車用ドアトリムを示す断面図であり、自動車用ドア
トリム1は、所望の曲面形状に成形され、保形性ならび
に車体パネルへの取付剛性を備えた樹脂芯材2の表面
に、装飾性ならびにクッション性を付与する表皮材3を
一体貼着して構成されている。
【0003】なお、通常、ドアトリム1には、スピーカ
グリル4を取付けるための開口4aや、図示はしない
が、インサイドハンドル取付用の開口が開設される。
【0004】ところで、最近では、樹脂芯材2の成形工
法として、モールドプレス成形工法が多用される傾向に
ある。
【0005】このモールドプレス成形工法は、モールド
プレス成形用上下型内に溶融状態の樹脂材料を分配供給
して、上下型の型締めにより、材料ロスの少ない成形性
の優れた内装部品を得ることが可能である。
【0006】図9に示すドアトリム1の製造工程につい
て、図10,図11を基に簡単に説明すると、まず、図
10に示すように、モールドプレス成形用上下型5a,
5b内で、樹脂芯材2をモールドプレス成形すると同時
に、樹脂芯材2の表面側に表皮材3を一体貼着する。
【0007】なお、樹脂芯材2の供給機構としては、下
型5aに接続されている射出成形機6を通じて行なわれ
る。
【0008】次いで、図11に示すように、ピアス用下
型7a上にセットしたドアトリム1に対して、ピアス用
上型7bを下降させて、ピアス用上型7bに付設したカ
ット刃8により開口4aを打ち抜き加工している。
【0009】その後、この開口4aにスピーカグリル4
等の別部品を取付けて、図9に示す自動車用ドアトリム
1が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のモ
ールドプレス成形工法において、樹脂芯材2と表皮材3
とを一体成形する際、モールドプレス成形時に開口4a
を同時に形成することができず、別途ピアス加工工程に
て樹脂芯材2と表皮材3とを同時に打ち抜いているのが
実状である。
【0011】したがって、工程数が多大になるととも
に、ピアス加工用の型設備も必要になるなど、製作コス
トを大幅に引き上げるという欠点が指摘されている。
【0012】さらに、従来工法の場合、例えばスピーカ
グリル4を取付けるための開口4aを例にとり説明する
と、この開口4aは、ピアス金型7a,7bにより行な
われるため、樹脂芯材2と表皮材3が同時にカット刃8
によりカットされるため、開口4a周縁の切断木口が外
部に見えるため、スピーカグリル4の周縁フランジによ
りこの切断木口を隠す必要があり、スピーカグリル4の
造形上大きな制約を受けるとともに、スピーカグリル4
の周縁フランジにより開口4a周縁の表皮材3を適切な
押圧力で保持しなければ、開口4a周縁部の表皮材3に
捲れ,剥がれ等の不具合が生じるおそれもある。
【0013】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、スピーカグリル等の別部品を取付けるため
の開口を備えた自動車用内装部品の製造方法ならびに製
造方法に使用する成形用金型において、製造工程の短縮
化ならびに設備の簡素化を図るとともに、開口周縁の見
栄えを良好に保つことを可能にした自動車用内装部品の
製造方法ならびにモールドプレス成形用金型を提供する
ことを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、樹脂芯材表面に表皮材が一体貼着される
とともに、所定部位に開設された開口に別部品を装着し
てなる自動車用内装部品の製造方法において、表皮材を
セットしたモールドプレス成形用上型を下降させて、所
定箇所にスペーサブロックを付設してなるモールドプレ
ス成形用下型と係合させ、下型の型面上に分配供給され
た溶融樹脂をモールドプレス成形して、スペーサブロッ
ク相当箇所に開口を開設した樹脂芯材を成形するととも
に、この樹脂芯材表面に表皮材を貼着一体化するモール
ドプレス成形工程と、樹脂芯材の開口に位置する表皮材
にスリットあるいは開口より一回り小さめの開口を形成
し、表皮材における開口周縁を樹脂芯材裏面側に巻き込
み固着する表皮材の開口端末処理工程と、表皮材の端末
が処理された開口内に別部品を嵌め込み固定する別部品
の取付工程と、からなることを特徴とする。
【0015】さらに、本発明方法に使用するモールドプ
レス成形用金型は、モールドプレス成形用上下型からな
り、モールドプレス成形用下型には上下動自在なスペー
サブロックが付設されており、このスペーサブロック
は、スプリングあるいはシリンダにより常時上方に付勢
されているとともに、上型の下降動作により、上型と当
接し、溶融樹脂の供給後は、スペーサブロックが上型の
下降動作に従動して降下し、スペーサブロックの断面積
に等しい開口を樹脂芯材に開設することを特徴とする。
【0016】
【作用】以上の構成から明らかなように、表皮材を予め
セットしたモールドプレス成形用上型を所定ストローク
下降動作させて、モールドプレス成形用上型に溶融樹脂
を供給する段階では、下型に設置したスペーサブロック
と上型との間で表皮材がシールされる。
【0017】そして、さらに上型が下死点まで降下する
に従い、スペーサブロックもそれに呼応してスプリング
のバネ力に抗して、あるいはシリンダの下降動作により
下型内に後退し、スペーサブロックの断面積に等しい開
口を繰り抜いたキャビティ形状が形成され、樹脂芯材を
所要形状にモールドプレス成形するとともに、樹脂芯材
と表皮材とを一体貼着するのに加えて、所定箇所に樹脂
芯材のみに開口を形成することになる。
【0018】次いで、型から脱型した積層成形品におい
て、樹脂芯材の開口に対応する表皮材部分にスリットあ
るいは小さめの開口を切断し、開口縁部の樹脂芯材裏面
側に巻き込み固着すれば、開口の切断木口が外部に露出
することがなく、かつ表皮材の開口周縁部の剥がれ,捲
れ等の不具合もない。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る自動車用内装部品の製造
方法の実施例について、添付図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0020】図1は本発明方法を使用して製作した自動
車用ドアトリムを示す正面図、図2は同自動車用ドアト
リムの構成を示す断面図、図3は本発明方法に使用する
モールドプレス成形用金型の構成を示す断面図、図4な
いし図7は本発明方法の各工程を示す断面図、図8は本
発明方法に使用するモールドプレス成形用金型の別実施
例を示す断面図である。
【0021】まず、図1,図2に基づき、本発明方法に
より製作された自動車用ドアトリム10の構成について
簡単に説明する。
【0022】自動車用ドアトリム10は、所望の曲面形
状に成形された樹脂芯材11と、その表面にプレス一体
化された表皮材12とから構成されており、樹脂芯材1
1としては、ポリプロピレン樹脂にフィラーとしてタル
クを混入したポリプロピレン複合樹脂材料を使用してお
り、表皮材12としては、PVCシート裏面にポリエチ
レンフォームを裏打ちしたクッション性の良好なものを
使用している。
【0023】さらに、自動車用ドアトリム10に付設さ
れるスピーカグリル13,インサイドハンドル14を取
付けるための開口15,16が開設されている。
【0024】そして、この開口15,16の周縁は、表
皮材12端末が樹脂芯材11裏面側に巻き込み固着さ
れ、開口15,16の周縁は表皮材12の美麗な端末処
理が施されている。
【0025】したがって、この開口15,16に取付け
られるスピーカグリル13やインサイドハンドル14
は、従来のように開口周縁の切断木口を隠すための造形
上の試みが廃止できる。
【0026】次いで、上記自動車用ドアトリム10の製
造方法について説明する前に、図3において、本発明方
法に使用する成形用金型20の構成について説明する。
【0027】この成形用金型20は、所望の型面形状を
備えたモールドプレス成形用下型30と、このモールド
プレス成形用下型30と係合圧締めできる昇降可能なモ
ールドプレス成形用上型40と、モールドプレス成形用
下型30の型面上に樹脂芯材11の素材である溶融樹脂
を供給する射出成形機50と、下型30に設置され、樹
脂芯材11に開口13を開設するスペーサブロック60
とから大略構成されている。
【0028】さらに詳しくは、下型30には、射出成形
機50のノズル51から供給される溶融樹脂Mを下型3
0の型面上の所定位置に供給するための供給通路とし
て、ホットランナ31,ホットランナ31から分岐する
複数のゲート32が開設されている。
【0029】また、スペーサブロック60は、下型30
に穿設された収容空間33内を上下方向に摺動可能に収
容され、本実施例では、スプリング61によりスペーサ
ブロック60は常時上方向に付勢されており、上型40
の下降動作時、この上型40の型面とスペーサブロック
60の上端面60aとが当接し、下型40に押圧され、
スペーサブロック60が収容空間33内に後退する動き
をし、上型40の上昇時には、スプリング61のバネ力
によりスペーサブロック60は上昇する。
【0030】さらに、モールドプレス成形用上型40の
外周には、所定間隔をおいて表皮材12を保持するため
のセットピン41が設置されている。
【0031】次いで、図4ないし図7に基づいて、自動
車用ドアトリム10の製造工程について順を追って説明
する。
【0032】まず、図4に示すように、表皮材12を上
型40にセットするが、このとき、上型40は最上方位
置に位置している。
【0033】同様に、スペーサブロック60も、スプリ
ング61のバネ力により、最上方位置に上昇している。
【0034】そして、表皮材12のセットが完了すれ
ば、図示しない昇降装置が駆動して、モールドプレス成
形用上型40が所定ストローク下降動作して、上下型3
0,40のクリアランスが10〜20mmの段階で停止す
る。
【0035】このとき、上型40の下降動作により、上
型40の型面(実際には表皮材12が中間に介在してい
る)とスペーサブロック60の上端面60aとが当接し
て、スペーサブロック60がスプリング61のバネ力に
抗して、下方向に押し下げられる。
【0036】この段階で、射出成形機50のノズル51
を通じてホットランナ31,ゲート32を通じて、溶融
樹脂Mが下型30の所定箇所に分配供給される。
【0037】その後、図6に示すように、上型40が再
度下降を始め、上下型30,40の係合圧締めにより溶
融樹脂Mを賦形し、所望の曲面形状の樹脂芯材11を成
形するとともに、樹脂芯材11の表面側に表皮材12を
一体化する。
【0038】このとき、溶融樹脂Mは上下型30,40
間に形成されるキャビティ内を行きわたるが、スペーサ
ブロック60を回避するため、樹脂芯材11には、スペ
ーサブロック60の断面積に等しい開口15が形成され
ることになる。
【0039】なお、図示はしないが、インサイドハンド
ル14取付用の開口16に相当する箇所に、同様のスペ
ーサブロック60が設置されている。
【0040】このように、モールドプレス成形された樹
脂芯材11と表皮材12については、樹脂芯材11側に
開口15が形成されているだけであり、図7に示すよう
に、樹脂芯材11の開口15に対応する表皮材12にス
リット17を開設し、このスリット17を基に表皮材1
2の開口15周縁に沿って巻き込み固着したのち、スピ
ーカグリル13をこの開口15に取付ければ、図1,図
2に示す自動車用ドアトリム10の製作が完了する。
【0041】このように、本発明方法によれば、モール
ドプレス成形用下型30に上下動可能なスペーサブロッ
ク60を付設することにより、樹脂芯材11と表皮材1
2とのモールドプレス成形時、樹脂芯材11のみに開口
15を形成するというものであるから、従来のように、
モールドプレス成形後、別途ピアス金型によりピアス加
工を行なう必要がなく、製造工程の短縮化,型設備の簡
素化を図ることができる。
【0042】さらに、本発明方法により樹脂芯材11に
のみ開口15を形成し、表皮材12にスリット17ある
いは開口15より少し小さめの開口を形成して、表皮材
12の開口周縁端末を樹脂芯材11側に巻き込み接着す
れば、開口15の切断木口が従来のように露出すること
がないため、スピーカグリル13の造形自由度を大幅に
緩和することができるとともに、表皮材12が開口周縁
部から剥がれる等の従来不具合を有効に解決できる。
【0043】次いで、図8は本発明方法に使用する成形
用金型20の別実施例を示すもので、本実施例において
は、上述実施例のスプリング61に代えて、油圧シリン
ダ62あるいはエアシリンダ等のシリンダを使用した実
施例である。
【0044】本実施例によれば、スペーサブロック60
の上昇動作ならびに下降動作は、シリンダ62の駆動に
より行なうため、スプリング61の劣化という問題がな
く、長期使用によってもスペーサブロック60の円滑な
昇降動作が得られるという利点がある。
【0045】さらに、本発明においては、このスペーサ
ブロック60の上昇動作をエジェクト機能に利用するこ
とができるため、エジェクトピンの設置ポイントを削減
することができるという付随的な効果もある。
【0046】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、以
下に記載する格別の作用効果を有する。
【0047】(1)本発明方法によれば、モールドプレ
ス成形用下型に上下動可能なスペーサブロックを設置す
ることにより、樹脂芯材のモールドプレス成形時、樹脂
芯材に所定の開口を形成できるため、従来のように、モ
ールドプレス成形後ピアス型装置によりピアス加工を施
すことがなく、工程の短縮化ならびに型設備の削減を図
ることができ、大幅なコストダウンを招来するという効
果を有する。
【0048】(2)本発明方法によれば、樹脂芯材のモ
ールドプレス成形時、樹脂芯材のみに開口を開設し、従
来のように、樹脂芯材と表皮材とを同時に開口を形成す
るという構成ではないため、樹脂芯材の開口周縁に沿っ
て表皮材の端末を樹脂芯材裏面側に巻き込み固着できる
ため、開口周縁に切断木口が露出しないため、スピーカ
グリル等の別部品に造形上の制約が加わることがなく、
別部品の造形自由度を大幅に向上させることができると
いう効果を有する。
【0049】(3)本発明方法によれば、樹脂芯材に開
口を形成するスペーサブロックは、常時上方に付勢され
ているため、モールドプレス成形後の型開き時、成形品
がこのスペーサブロックにより突き上げられるため、エ
ジェクト効果により、エジェクトピンの設定箇所を低減
させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を使用して製作した自動車用ドアト
リムを示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明方法に使用するモールドプレス成形装置
の構成を示す断面図。
【図4】本発明方法の一工程を示すもので、表皮材のセ
ット工程を示す断面図。
【図5】本発明方法の一工程を示すもので、溶融樹脂の
供給工程を示す断面図。
【図6】本発明方法の一工程を示すもので、モールドプ
レス成形工程を示す断面図。
【図7】本発明方法の一工程を示すもので、表皮材の開
口周縁処理工程を示す説明図。
【図8】本発明方法に使用するモールドプレス成形装置
の変形例を示す断面図。
【図9】従来の自動車用ドアトリムの概略構成を示す断
面図。
【図10】従来の自動車用ドアトリムのモールドプレス
成形工程を示す断面図。
【図11】従来の自動車用ドアトリムのピアス加工工程
を示す断面図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 樹脂芯材 12 表皮材 13 スピーカグリル 15,16 開口 20 モールドプレス成形用金型 30 モールドプレス成形用下型 32 ゲート 33 収容空間 40 モールドプレス成形用上型 41 セットピン 50 射出成形機 60 スペーサブロック 61 スプリング 62 シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 33/00 - 33/76 B29C 43/00 - 43/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂芯材(11)表面に表皮材(12)
    が一体貼着されるとともに、所定部位に開設された開口
    (15)に別部品(13)を装着してなる自動車用内装
    部品の製造方法において、 表皮材(12)をセットしたモールドプレス成形用上型
    (40)を下降させて、所定箇所にスペーサブロック
    (60)を付設してなるモールドプレス成形用下型(3
    0)と係合させ、下型(30)の型面上に分配供給され
    た溶融樹脂(M)をモールドプレス成形して、スペーサ
    ブロック(60)相当箇所に開口(15)を開設した樹
    脂芯材(11)を成形するとともに、この樹脂芯材(1
    1)表面に表皮材(12)を貼着一体化するモールドプ
    レス成形工程と、 樹脂芯材(11)の開口(15)に位置する表皮材(1
    2)にスリット(17)あるいは開口(15)より一回
    り小さめの開口を形成し、表皮材(12)における開口
    周縁を樹脂芯材(11)裏面側に巻き込み固着する表皮
    材の開口端末処理工程と、 表皮材の端末が処理された開口(15)内に別部品(1
    3)を嵌め込み固定する別部品の取付工程と、 からなることを特徴とする自動車用内装部品の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 モールドプレス成形用下型(30)の型
    面上に供給される溶融樹脂(M)をモールドプレス成形
    用上下型(30,40)によりモールドプレス成形して
    樹脂芯材(11)を所要形状に成形するとともに、この
    樹脂芯材(11)の表面側に表皮材(12)を一体貼着
    してなる自動車用内装部品を成形するモールドプレス成
    形用金型において、 モールドプレス成形用下型(30)には上下動自在なス
    ペーサブロック(60)が付設されており、このスペー
    サブロック(60)は、スプリング(61)あるいはシ
    リンダ(62)により常時上方に付勢されているととも
    に、上型(40)の下降動作により、上型(40)と当
    接し、溶融樹脂(M)の供給後は、スペーサブロック
    (60)が上型(40)の下降動作に従動して降下し、
    スペーサブロック(60)の断面積に等しい開口(1
    5)を樹脂芯材(11)に開設することを特徴とするモ
    ールドプレス成形用金型。
JP27461793A 1993-11-02 1993-11-02 自動車用内装部品の製造方法ならびに成形用金型 Expired - Fee Related JP2991363B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27461793A JP2991363B2 (ja) 1993-11-02 1993-11-02 自動車用内装部品の製造方法ならびに成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27461793A JP2991363B2 (ja) 1993-11-02 1993-11-02 自動車用内装部品の製造方法ならびに成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07124973A JPH07124973A (ja) 1995-05-16
JP2991363B2 true JP2991363B2 (ja) 1999-12-20

Family

ID=17544228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27461793A Expired - Fee Related JP2991363B2 (ja) 1993-11-02 1993-11-02 自動車用内装部品の製造方法ならびに成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2991363B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8277708B2 (en) 2009-11-05 2012-10-02 Honda Motor Co., Ltd. Compression molding thickness regulator

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07124973A (ja) 1995-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2901051B2 (ja) 積層成形体の成形方法
JP3050366B2 (ja) 積層成形体の成形方法並びに成形型装置
JP3904204B2 (ja) 自動車用内装部品及びその端末処理方法
EP0773098B1 (en) Method and a device for integrally molding a thermoplastic laminated assembly
JP2991363B2 (ja) 自動車用内装部品の製造方法ならびに成形用金型
JP3181661B2 (ja) インストルメントパネルとその製造方法
JP3419684B2 (ja) スピーカーグリル一体型ドアトリムの製造方法
JP2940654B2 (ja) 自動車用内装部品の製造方法とその装置
JP2503494Y2 (ja) 自動車用内装部品における装飾シ―トの圧着装置
JP2922377B2 (ja) 圧着装置
JP2922410B2 (ja) 自動車用内装部品の製造方法
KR20040100733A (ko) 차량의 내장 판넬용 금형장치 및 이를 이용한 내장 판넬의제조방법
JP3019290B2 (ja) 内装部品の孔処理方法
JPH0857981A (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JP3255013B2 (ja) 表皮一体成形方法及び表皮一体成形金型
JPH03281317A (ja) インモールド成形方法
WO2002038352A2 (en) Method of integrating grain pattern in fabric
JP3891472B2 (ja) 2色成形品の製造方法
JP2833638B2 (ja) 圧着装置
JP2858716B2 (ja) 自動車用内装部品における表皮材の端末処理方法およびその装置
JPH0857955A (ja) 表皮材の貼着方法およびその装置
KR20230020684A (ko) 리얼우드 시트를 포함하는 차량용 크래쉬 패드 프레스 장치 및 그 장치를 이용한 차량용 크래쉬 패드 제조 방법
JPH06238695A (ja) 積層成形体の成形装置
KR20010046960A (ko) 자동차 내장재 제조방법 및 그 장치
JPH06270365A (ja) 自動車用内装材の成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991001

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees