JP2503494Y2 - 自動車用内装部品における装飾シ―トの圧着装置 - Google Patents
自動車用内装部品における装飾シ―トの圧着装置Info
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- JP2503494Y2 JP2503494Y2 JP6712991U JP6712991U JP2503494Y2 JP 2503494 Y2 JP2503494 Y2 JP 2503494Y2 JP 6712991 U JP6712991 U JP 6712991U JP 6712991 U JP6712991 U JP 6712991U JP 2503494 Y2 JP2503494 Y2 JP 2503494Y2
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- crimping
- decorative sheet
- trim
- automobile interior
- crimping device
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車用ドアトリム
等の自動車用内装部品における装飾シートの圧着装置に
関する。
等の自動車用内装部品における装飾シートの圧着装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車室内の居住性を高めるため
に、自動車用ドアトリム等の自動車用内装部品の材質を
グレードアップさせるか、あるいは、クロス等の装飾シ
ートをドアトリム表面の適宜箇所に装着する方法が試み
られている。
に、自動車用ドアトリム等の自動車用内装部品の材質を
グレードアップさせるか、あるいは、クロス等の装飾シ
ートをドアトリム表面の適宜箇所に装着する方法が試み
られている。
【0003】図10は、自動車用ドアトリムの構成の概
要を示すもので、図面において、自動車用ドアトリム1
は、所要形状に成形された芯材2の表面に表皮材3を貼
着一体化して形成したドアトリム本体4と、このドアト
リム本体4の表面適宜箇所に装飾性をさらに付与するた
めに装着されるクロス等の装飾シート5とから構成され
ている。
要を示すもので、図面において、自動車用ドアトリム1
は、所要形状に成形された芯材2の表面に表皮材3を貼
着一体化して形成したドアトリム本体4と、このドアト
リム本体4の表面適宜箇所に装飾性をさらに付与するた
めに装着されるクロス等の装飾シート5とから構成され
ている。
【0004】そして、ドアトリム本体4に対して、装飾
シート5を装着する方法は、図11に示すように、圧着
用上型6にドアトリム本体4をセットするとともに、圧
着用下型7に原反状態の装飾シート5をクランプ装置8
によりその周縁を保持した状態で位置決めする。
シート5を装着する方法は、図11に示すように、圧着
用上型6にドアトリム本体4をセットするとともに、圧
着用下型7に原反状態の装飾シート5をクランプ装置8
によりその周縁を保持した状態で位置決めする。
【0005】そして、圧着用上型を下降させて、圧着用
上下型6,7によりドアトリム本体4に対して装飾シー
ト5を圧着するとともに、圧着用下型7の周囲に設置さ
れた熱刃7aが上昇して、装飾シート5のトリムカット
加工を行ない、熱刃7aが下降した後、次いで木目込み
用バー7bが上昇してドアトリム本体4に形成された木
目込み用溝部4a内に装飾シート5の切断端末を木目込
むというものである。
上下型6,7によりドアトリム本体4に対して装飾シー
ト5を圧着するとともに、圧着用下型7の周囲に設置さ
れた熱刃7aが上昇して、装飾シート5のトリムカット
加工を行ない、熱刃7aが下降した後、次いで木目込み
用バー7bが上昇してドアトリム本体4に形成された木
目込み用溝部4a内に装飾シート5の切断端末を木目込
むというものである。
【0006】さらに、ドアトリム本体4に対する装飾シ
ート5の圧着方法の別の従来例としては、図12に示す
ように、圧着用上型6にドアトリム本体4をセットする
のは前述従来例と同一であるが、圧着用下型7には、所
要形状にプレカットされている装飾シート5がセットさ
れる。
ート5の圧着方法の別の従来例としては、図12に示す
ように、圧着用上型6にドアトリム本体4をセットする
のは前述従来例と同一であるが、圧着用下型7には、所
要形状にプレカットされている装飾シート5がセットさ
れる。
【0007】このとき、装飾シート5は圧着用下型7の
周囲に設置されているガイド部材7cにより適切位置に
位置決めされる。
周囲に設置されているガイド部材7cにより適切位置に
位置決めされる。
【0008】そして、圧着用上型6が下降して、圧着用
上下型6,7によりドアトリム本体4と装飾シート5と
の圧着が行なわれた後、さらに圧着用上下型6,7が下
降動作を行ない、木目込み用バー7bが相対的に上昇し
て、装飾シート5の端末をドアトリム本体4の木目込み
用溝部4a内に木目込み操作を行なうというものであ
る。尚、ガイド部材7cは圧着用上型6の下降に連繋し
て下降動作を行う。
上下型6,7によりドアトリム本体4と装飾シート5と
の圧着が行なわれた後、さらに圧着用上下型6,7が下
降動作を行ない、木目込み用バー7bが相対的に上昇し
て、装飾シート5の端末をドアトリム本体4の木目込み
用溝部4a内に木目込み操作を行なうというものであ
る。尚、ガイド部材7cは圧着用上型6の下降に連繋し
て下降動作を行う。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】このように、従来、ド
アトリム本体4に対して装飾シート5を圧着する方法に
おいては、例えば、図11に示す熱刃方式の場合では、
装飾シート5の周縁部分をクランプ装置8により保持し
た状態で熱刃7aによるトリムカットを行なうため、ク
ランプ代を含めて装飾シート5の寸法を大きめにブラン
クしなければならず、端材が多く生成され、材料ロスに
伴なうコストアップを招来するという欠点があった。更
に、ドアトリム本体4の形状によっては、熱刃7aが表
皮材3に損傷を与える場合があり、ドアトリムの造形上
の制約を受けるという欠点もあった。
アトリム本体4に対して装飾シート5を圧着する方法に
おいては、例えば、図11に示す熱刃方式の場合では、
装飾シート5の周縁部分をクランプ装置8により保持し
た状態で熱刃7aによるトリムカットを行なうため、ク
ランプ代を含めて装飾シート5の寸法を大きめにブラン
クしなければならず、端材が多く生成され、材料ロスに
伴なうコストアップを招来するという欠点があった。更
に、ドアトリム本体4の形状によっては、熱刃7aが表
皮材3に損傷を与える場合があり、ドアトリムの造形上
の制約を受けるという欠点もあった。
【0010】また、図12に示す装飾シート5のプレカ
ット方式によれば、材料ロスはなくなるものの、装飾シ
ート5の圧着箇所がほぼフラット面でしか適用できず、
曲面形状の場合にはシワや位置ずれが生じるために、造
形自由度に大きな制約を受けるという欠点があった。
ット方式によれば、材料ロスはなくなるものの、装飾シ
ート5の圧着箇所がほぼフラット面でしか適用できず、
曲面形状の場合にはシワや位置ずれが生じるために、造
形自由度に大きな制約を受けるという欠点があった。
【0011】この考案は、上述の事情に鑑みてなされた
もので本考案は、熱刃方式、プレカット方式双方の長所
を活かし、装飾シートの材料ロスを少なくして、製品コ
ストを引き下げるとともに、トリム本体の曲面部分にも
装飾シートの圧着を可能として、造形自由度を高めるよ
うにした自動車用内装部品における装飾シートの圧着装
置を提供することを目的とする。
もので本考案は、熱刃方式、プレカット方式双方の長所
を活かし、装飾シートの材料ロスを少なくして、製品コ
ストを引き下げるとともに、トリム本体の曲面部分にも
装飾シートの圧着を可能として、造形自由度を高めるよ
うにした自動車用内装部品における装飾シートの圧着装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、トリム本体の表面側所定箇所に装飾シー
トを圧着するとともに、装飾シートの周縁端末をトリム
本体に設けた木目込み用溝部内に圧入する自動車用内装
部品における装飾シートの圧着装置において、この圧着
装置は、トリム本体をセットする昇降可能な圧着用上型
と、圧着用上型と係合して、装飾シートをトリム本体に
圧着する圧着用下型と、上記圧着用下型の周囲に設置さ
れる木目込み用バーと、下型の周囲の対向する2辺に設
置されるガイド部材と、下型の周囲の残る対向する2辺
に設置される熱刃と、クランプ装置とからなることを特
徴とする。
に、本考案は、トリム本体の表面側所定箇所に装飾シー
トを圧着するとともに、装飾シートの周縁端末をトリム
本体に設けた木目込み用溝部内に圧入する自動車用内装
部品における装飾シートの圧着装置において、この圧着
装置は、トリム本体をセットする昇降可能な圧着用上型
と、圧着用上型と係合して、装飾シートをトリム本体に
圧着する圧着用下型と、上記圧着用下型の周囲に設置さ
れる木目込み用バーと、下型の周囲の対向する2辺に設
置されるガイド部材と、下型の周囲の残る対向する2辺
に設置される熱刃と、クランプ装置とからなることを特
徴とする。
【0013】
【作用】以上の構成から明らかなように、装飾シートの
周囲4辺のうち対向する2辺はプレカットされ、残る2
辺がクランプ装置によりテンションを加えつつ熱刃カッ
トされるという構成であるため、装飾シートの周囲4辺
のうち2辺は端材が形成されず、材料ロスが少なくて済
む。
周囲4辺のうち対向する2辺はプレカットされ、残る2
辺がクランプ装置によりテンションを加えつつ熱刃カッ
トされるという構成であるため、装飾シートの周囲4辺
のうち2辺は端材が形成されず、材料ロスが少なくて済
む。
【0014】さらに、装飾シートの4辺のうち2辺がク
ランプ装置により保持され、テンションがかけられて圧
着されるため、トリム本体側が複雑な面形状であって
も、シワが発生することなく良好に圧着できる。
ランプ装置により保持され、テンションがかけられて圧
着されるため、トリム本体側が複雑な面形状であって
も、シワが発生することなく良好に圧着できる。
【0015】
【実施例】以下、本考案による自動車用内装部品におけ
る装飾シートの圧着装置の実施例について、添付図面を
参照しながら詳細に説明する。
る装飾シートの圧着装置の実施例について、添付図面を
参照しながら詳細に説明する。
【0016】図1ないし図3は自動車用ドアトリムにお
ける装飾シートの圧着に本考案による圧着装置を適用し
たもので、図1は自動車用ドアトリムを示す正面図、図
2ないし図3は同自動車用ドアトリムの構成を示す各断
面図である。
ける装飾シートの圧着に本考案による圧着装置を適用し
たもので、図1は自動車用ドアトリムを示す正面図、図
2ないし図3は同自動車用ドアトリムの構成を示す各断
面図である。
【0017】次いで、図4ないし図5は本考案による圧
着装置の一実施例を示すもので、図4は圧着装置の構成
を示す断面図、図5は圧着装置のうち圧着用下型の構成
を示す斜視図、図6ないし図9は本考案による圧着装置
を使用してトリム本体に装飾シートを圧着する工程を示
す説明図である。
着装置の一実施例を示すもので、図4は圧着装置の構成
を示す断面図、図5は圧着装置のうち圧着用下型の構成
を示す斜視図、図6ないし図9は本考案による圧着装置
を使用してトリム本体に装飾シートを圧着する工程を示
す説明図である。
【0018】図1ないし図3において、自動車用ドアト
リム10は、アッパーメンバー20とロアメンバー30
との分割体を接合固定することにより構成されており、
アッパーメンバー20は、トリム本体21と、このトリ
ム本体21の表面中央部に装着される装飾シート22と
から構成されており、トリム本体21は、プレス成形,
モールドプレス成形あるいは、射出成形により所要形状
に成形される芯材23と、この芯材23の表面に真空成
形等により一体貼着された表皮材24とから構成され、
芯材23はポリプロピレン樹脂に木粉,あるいはタルク
等のフィラーを混入した複合樹脂材料を使用し、表皮材
24としては、発泡塩ビシート,塩ビシート裏面にポリ
エチレンフォーム等の発泡層をラミネートしたものが好
適である。
リム10は、アッパーメンバー20とロアメンバー30
との分割体を接合固定することにより構成されており、
アッパーメンバー20は、トリム本体21と、このトリ
ム本体21の表面中央部に装着される装飾シート22と
から構成されており、トリム本体21は、プレス成形,
モールドプレス成形あるいは、射出成形により所要形状
に成形される芯材23と、この芯材23の表面に真空成
形等により一体貼着された表皮材24とから構成され、
芯材23はポリプロピレン樹脂に木粉,あるいはタルク
等のフィラーを混入した複合樹脂材料を使用し、表皮材
24としては、発泡塩ビシート,塩ビシート裏面にポリ
エチレンフォーム等の発泡層をラミネートしたものが好
適である。
【0019】また、装飾シート20にはトリム本体21
の表皮材24と風合い,色彩の異なるクロスが使用され
ている。
の表皮材24と風合い,色彩の異なるクロスが使用され
ている。
【0020】なお、トリム本体21には装飾シート22
の周縁端末に沿った木目込み用溝部25が凹設されてお
り、この木目込み用溝部25内に装飾シート22の周縁
端末22aが圧入されて、装飾シート22の端末処理が
行なわれる。
の周縁端末に沿った木目込み用溝部25が凹設されてお
り、この木目込み用溝部25内に装飾シート22の周縁
端末22aが圧入されて、装飾シート22の端末処理が
行なわれる。
【0021】ところで、本考案の特徴は、装飾シート2
2をトリム本体21に圧着する圧着装置の構成にあり、
この圧着装置を適用する装飾シート22の造形形状は、
上下方向に沿ってほぼフラットであり、左右方向に沿っ
て起伏の多い複雑な曲面形状に設定されている。
2をトリム本体21に圧着する圧着装置の構成にあり、
この圧着装置を適用する装飾シート22の造形形状は、
上下方向に沿ってほぼフラットであり、左右方向に沿っ
て起伏の多い複雑な曲面形状に設定されている。
【0022】次いで、図4,図5に基づいて本考案によ
る圧着装置の構成について説明する。
る圧着装置の構成について説明する。
【0023】本考案の圧着装置は、装飾シート22をセ
ットする圧着用下型40と、この圧着用下型40の上方
に位置し、トリム本体21をセットする圧着用上型50
とからなり、図5に示すように、圧着用下型40が下側
テーブル41上に取付けられており、圧着用下型40の
周囲には装飾シート22の端末部分をトリム本体21の
木目込み用溝部25内に圧入する木目込み用バー42が
周設されている。
ットする圧着用下型40と、この圧着用下型40の上方
に位置し、トリム本体21をセットする圧着用上型50
とからなり、図5に示すように、圧着用下型40が下側
テーブル41上に取付けられており、圧着用下型40の
周囲には装飾シート22の端末部分をトリム本体21の
木目込み用溝部25内に圧入する木目込み用バー42が
周設されている。
【0024】なお、本実施例の場合には、装飾シート2
2の周囲4辺のうち上縁および左右側側縁が木目込み処
理され、下縁部分は木目込み処理されないため、木目込
み用バー42は周囲3辺に設置されている。
2の周囲4辺のうち上縁および左右側側縁が木目込み処
理され、下縁部分は木目込み処理されないため、木目込
み用バー42は周囲3辺に設置されている。
【0025】さらに、圧着用下型40の周囲4辺のう
ち、対向する2辺にはガイド部材43が設置されてお
り、このガイド部材43に沿って、装飾シート22のプ
レカットされた側縁部分が位置決めされる。
ち、対向する2辺にはガイド部材43が設置されてお
り、このガイド部材43に沿って、装飾シート22のプ
レカットされた側縁部分が位置決めされる。
【0026】一方、残る2辺には、熱刃44とその外側
にクランプ装置45が設置されている。
にクランプ装置45が設置されている。
【0027】次いで、図6ないし図9に基づいて、トリ
ム本体21に対して装飾シート22を圧着してアッパー
メンバー22を製作する各工程について説明する。
ム本体21に対して装飾シート22を圧着してアッパー
メンバー22を製作する各工程について説明する。
【0028】まず、図6に示すように、圧着用上型50
の型面にトリム本体21をセットするととともに、圧着
用下型40上に周囲4辺のうち対向する2辺のみをプレ
カットした装飾シート22を位置決めする。この装飾シ
ート22は、残る2辺がクランプ装置45により保持さ
れている。
の型面にトリム本体21をセットするととともに、圧着
用下型40上に周囲4辺のうち対向する2辺のみをプレ
カットした装飾シート22を位置決めする。この装飾シ
ート22は、残る2辺がクランプ装置45により保持さ
れている。
【0029】次いで、図7に示すように圧着用上型50
を下降させて、圧着用上下型40,50の係合作用によ
りトリム本体21に対して装飾シート22を圧着する。
を下降させて、圧着用上下型40,50の係合作用によ
りトリム本体21に対して装飾シート22を圧着する。
【0030】そして、圧着すると同時にガイド部材43
が下降する。
が下降する。
【0031】このとき、装飾シート22の周囲4辺のう
ち、プレカットされた2辺に沿うガイド部材43が下降
して、トリム本体21と装飾シート22の圧着工程に支
障を与えることがないとともに、残る辺はクランプ装置
45により保持され、適度のテンションが加わっている
ため、トリム本体21の曲面形状に追随して装飾シート
22にシワが発生することなく美麗に圧着できる。
ち、プレカットされた2辺に沿うガイド部材43が下降
して、トリム本体21と装飾シート22の圧着工程に支
障を与えることがないとともに、残る辺はクランプ装置
45により保持され、適度のテンションが加わっている
ため、トリム本体21の曲面形状に追随して装飾シート
22にシワが発生することなく美麗に圧着できる。
【0032】その後、図8に示すように、熱刃44が上
昇して、装飾シート22の左右側端末にトリムカット加
工を行ない、熱刃44がトリムカット加工後下降する。
昇して、装飾シート22の左右側端末にトリムカット加
工を行ない、熱刃44がトリムカット加工後下降する。
【0033】最後に、図9に示すように、木目込み用バ
ー42が上昇して、装飾シート22の上縁端末部分およ
び熱刃44によりトリムカットされた左右側縁部を木目
込み用溝部25内に圧入して木目込み処理を行なう。
ー42が上昇して、装飾シート22の上縁端末部分およ
び熱刃44によりトリムカットされた左右側縁部を木目
込み用溝部25内に圧入して木目込み処理を行なう。
【0034】このように本考案による圧着装置は、熱刃
方式とプレカット方式を併用した構成であるため、装飾
シート22の端材を少なくして、材料ロスを少なくする
とともに、装飾シート22を圧着するトリム本体21が
複雑な面形状であっても、シワの発生がない見栄え上好
ましい圧着が可能となる。
方式とプレカット方式を併用した構成であるため、装飾
シート22の端材を少なくして、材料ロスを少なくする
とともに、装飾シート22を圧着するトリム本体21が
複雑な面形状であっても、シワの発生がない見栄え上好
ましい圧着が可能となる。
【0035】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案による自動車
用内装部品における装飾シートの圧着装置によれば、以
下に記載する格別の作用効果を有する。
用内装部品における装飾シートの圧着装置によれば、以
下に記載する格別の作用効果を有する。
【0036】(1)本考案による圧着装置は、プレカッ
ト方式、熱刃方式を併用したものであるから、装飾シー
トの全周をクランプ保持して熱刃によるトリムカットを
行なう熱刃方式のものに比べ、装飾シートの周囲4辺の
うち2辺はプレカットされているため、切断代,クラン
プ代が設定されておらず、材料ロスが少なくて済み、材
料費の低減に伴なうコストダウンを招来するという効果
を有する。
ト方式、熱刃方式を併用したものであるから、装飾シー
トの全周をクランプ保持して熱刃によるトリムカットを
行なう熱刃方式のものに比べ、装飾シートの周囲4辺の
うち2辺はプレカットされているため、切断代,クラン
プ代が設定されておらず、材料ロスが少なくて済み、材
料費の低減に伴なうコストダウンを招来するという効果
を有する。
【0037】(2)本考案による圧着装置は、熱刃方
式、プレカット方式を併用したものであるから、従来平
滑面でしか適用できなかったプレカット方式を曲面部分
に適用することを可能としたものであるから、製品の造
形自由度を飛躍的に拡大させるという効果を有する。
式、プレカット方式を併用したものであるから、従来平
滑面でしか適用できなかったプレカット方式を曲面部分
に適用することを可能としたものであるから、製品の造
形自由度を飛躍的に拡大させるという効果を有する。
【図1】本考案による圧着装置を使用して製作した自動
車用ドアトリムを示す正面図。
車用ドアトリムを示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】図1中III −III 線断面図。
【図4】本考案による圧着装置の一実施例を示す断面
図。
図。
【図5】図4に示す圧着装置のうち圧着用下型の構成を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図6】装飾シートの圧着方法の一工程である素材のセ
ット工程を示す断面図。
ット工程を示す断面図。
【図7】装飾シートの圧着方法の一工程である装飾シー
トの圧着工程を示す断面図。
トの圧着工程を示す断面図。
【図8】装飾シートの圧着方法の一工程である装飾シー
トのトリムカット工程を示す断面図。
トのトリムカット工程を示す断面図。
【図9】装飾シートの圧着方法の一工程である装飾シー
トの木目込み工程を示す断面図。
トの木目込み工程を示す断面図。
【図10】従来の自動車用ドアトリムの構成を示す断面
図。
図。
【図11】装飾シートの圧着方法の従来例を示す断面
図。
図。
【図12】装飾シートの圧着方法の従来例を示す断面
図。
図。
10 自動車用ドアトリム 20 アッパーメンバー 21 トリム本体 22 装飾シート 25 木目込み用溝部 30 ロアメンバー 40 圧着用下型 42 木目込み用バー 43 ガイド部材 44 熱刃 45 クランプ装置 50 圧着用上型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 B29L 31:58
Claims (1)
- 【請求項1】トリム本体(21)の表面側所定箇所に装
飾シート(22)を圧着するとともに、装飾シート(2
2)の周縁端末をトリム本体(21)に設けた木目込み
用溝部(25)内に圧入する自動車用内装部品における
装飾シートの圧着装置において、 この圧着装置は、トリム本体(21)をセットする昇降
可能な圧着用上型(50)と、圧着用上型(50)と係
合して、装飾シート(22)をトリム本体(21)に圧
着する圧着用下型(40)と、上記圧着用下型(40)
の周囲に設置される木目込み用バー(42)と、下型
(40)の周囲の対向する2辺に設置されるガイド部材
(43)と、下型(40)の周囲の残る対向する2辺に
設置される熱刃(44)と、クランプ装置(45)とか
らなることを特徴とする自動車用内装部品における装飾
シートの圧着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6712991U JP2503494Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 自動車用内装部品における装飾シ―トの圧着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6712991U JP2503494Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 自動車用内装部品における装飾シ―トの圧着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516279U JPH0516279U (ja) | 1993-03-02 |
JP2503494Y2 true JP2503494Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=13335984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6712991U Expired - Lifetime JP2503494Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 自動車用内装部品における装飾シ―トの圧着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503494Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020030846A (ko) * | 2000-10-18 | 2002-04-26 | 박용길 | 자동차 내장재 성형 및 외곽 절단 프레스 금형구조 |
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1991
- 1991-08-23 JP JP6712991U patent/JP2503494Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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